JP2630564B2 - 複数の開封手段を有するたばこのパッケージ - Google Patents
複数の開封手段を有するたばこのパッケージInfo
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- JP2630564B2 JP2630564B2 JP17485394A JP17485394A JP2630564B2 JP 2630564 B2 JP2630564 B2 JP 2630564B2 JP 17485394 A JP17485394 A JP 17485394A JP 17485394 A JP17485394 A JP 17485394A JP 2630564 B2 JP2630564 B2 JP 2630564B2
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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- B65D85/07—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for compressible or flexible articles
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- B65D85/1018—Container formed by a flexible material, i.e. soft-packages
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W90/00—Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02W90/10—Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S229/94—Container material with specified grain direction
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Cartons (AREA)
- Packages (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
- Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ単一のシート
又は単一のラベルから形成されると共に少なくとも二つ
の開封手段を有してその使用形態の多様化を図った、た
ばこ産業の製品用のパッケージ、特にたばこのパッケー
ジ、及び該パッケージを形成するラベルに関する。
又は単一のラベルから形成されると共に少なくとも二つ
の開封手段を有してその使用形態の多様化を図った、た
ばこ産業の製品用のパッケージ、特にたばこのパッケー
ジ、及び該パッケージを形成するラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係るたばこのパッケージに
は、一般に2つのタイプがある。第一のタイプのパッケ
ージは、硬質パッケージ即ち「箱」であり、その主要部
分は、薄いボール紙から切り抜かれたラベルから形成さ
れている。この種のパッケージは一般に、底部と蓋部を
有する。蓋部は、底部に対して回動し、パッケージを開
いたり再び閉じたりできるようになっている。この種の
パッケージは、比較的堅いので、収容するたばこの保護
に優れるという利点を有する。パッケージの第二のタイ
プは、「軟質」パッケージであり、その主要部分は、薄
い紙から切り抜かれたラベルから形成されている。この
種のパッケージは、たばこを取り出すことができるよう
に、一般にパッケージの一部を破って引き剥がすための
開封舌状部を有するが、一般にこのパッケージを再び閉
じることはできない。このパッケージは、ボール紙の代
わりに紙を使用しているので、硬質のパッケージより原
材料の消費が少なくて済むが、剛性に欠けるため収容し
たたばこの保護という点では劣る。これら二つのタイプ
のパッケージは、従来技術では、更に、別の材料から成
る複数の層を備えている。先ず第一に、表面をアルミナ
化した薄い複合シートでたばこを包んだ後、この包みを
上述したように硬質又は軟質のパッケージに挿入する。
次に、このパッケージを、一般にアセテート、セロファ
ン、ポリプロピレン等から成る透明のシートで覆ってい
る。これら3種の有形の層は、それぞれ固有の機能を有
する。即ち、アルミナ化シートは、不透明であってたば
こを光線から保護し、紙又は薄いボール紙の層は、パッ
ケージを維持すると共にその外表面に商標その他の表示
のマークを付され、最後の透明層は、パッケージの流体
密性を確保し且つ湿気やたばこの芳香を保持するため
に、封止されている。
は、一般に2つのタイプがある。第一のタイプのパッケ
ージは、硬質パッケージ即ち「箱」であり、その主要部
分は、薄いボール紙から切り抜かれたラベルから形成さ
れている。この種のパッケージは一般に、底部と蓋部を
有する。蓋部は、底部に対して回動し、パッケージを開
いたり再び閉じたりできるようになっている。この種の
パッケージは、比較的堅いので、収容するたばこの保護
に優れるという利点を有する。パッケージの第二のタイ
プは、「軟質」パッケージであり、その主要部分は、薄
い紙から切り抜かれたラベルから形成されている。この
種のパッケージは、たばこを取り出すことができるよう
に、一般にパッケージの一部を破って引き剥がすための
開封舌状部を有するが、一般にこのパッケージを再び閉
じることはできない。このパッケージは、ボール紙の代
わりに紙を使用しているので、硬質のパッケージより原
材料の消費が少なくて済むが、剛性に欠けるため収容し
たたばこの保護という点では劣る。これら二つのタイプ
のパッケージは、従来技術では、更に、別の材料から成
る複数の層を備えている。先ず第一に、表面をアルミナ
化した薄い複合シートでたばこを包んだ後、この包みを
上述したように硬質又は軟質のパッケージに挿入する。
次に、このパッケージを、一般にアセテート、セロファ
ン、ポリプロピレン等から成る透明のシートで覆ってい
る。これら3種の有形の層は、それぞれ固有の機能を有
する。即ち、アルミナ化シートは、不透明であってたば
こを光線から保護し、紙又は薄いボール紙の層は、パッ
ケージを維持すると共にその外表面に商標その他の表示
のマークを付され、最後の透明層は、パッケージの流体
密性を確保し且つ湿気やたばこの芳香を保持するため
に、封止されている。
【0003】しかしながら、上述した従来技術に係るパ
ッケージは、一連の欠点を有する。先ず第一に、パッケ
ージの製造に際して、異なる材料から成る幾つかの層を
連続的に重ね合わせるためには複雑な機械を必要とし、
その後も、ユーザはたばこを取り出すために、3枚の層
を破いたり、開いたり、切り離したりしなければならな
い。更に、これらの多様な層から成るパッケージは、製
造に際しての原材料費が高くつき、また、同じルートで
廃棄することができない幾つかの材料、即ち再生利用も
できず場合によっては生物分解性でもない材料を組み合
わせたものから成るので、その廃棄に際しても費用が高
くつく。
ッケージは、一連の欠点を有する。先ず第一に、パッケ
ージの製造に際して、異なる材料から成る幾つかの層を
連続的に重ね合わせるためには複雑な機械を必要とし、
その後も、ユーザはたばこを取り出すために、3枚の層
を破いたり、開いたり、切り離したりしなければならな
い。更に、これらの多様な層から成るパッケージは、製
造に際しての原材料費が高くつき、また、同じルートで
廃棄することができない幾つかの材料、即ち再生利用も
できず場合によっては生物分解性でもない材料を組み合
わせたものから成るので、その廃棄に際しても費用が高
くつく。
【0004】従来技術のパッケージの別の欠点は、それ
らが、一般に上述したような当該パッケージのタイプに
より決定される開封手段を、ただ一つだけ有する点にあ
る。開封手段はユーザの好みに応じて選択できるほうが
便利である。これにより、フィルタ頂部に触れることな
くたばこを取り出すこともできるし、例えば適当な詰め
替えケースを所有している場合は、このケースと組み合
わせて使用することができるようにパッケージを開封す
ることができる。
らが、一般に上述したような当該パッケージのタイプに
より決定される開封手段を、ただ一つだけ有する点にあ
る。開封手段はユーザの好みに応じて選択できるほうが
便利である。これにより、フィルタ頂部に触れることな
くたばこを取り出すこともできるし、例えば適当な詰め
替えケースを所有している場合は、このケースと組み合
わせて使用することができるようにパッケージを開封す
ることができる。
【0005】フランス国特許公開第2130640号に
開示されたパッケージは、上述した従来のタイプであ
り、上端面の一部に単一の開封手段を有するだけであ
る。フランス国特許公開第1033267号の実施例の
一つは、上端面の二つの反対側の端部に二つの同一の開
封手段を備えているが、ユーザにとってはなんら益する
所はない。ドイツ国実用新案第1883769号に開示
されたパッケージは、相反する方向にパッケージを開封
できるように、二つの同一の開封手段を配設している
が、このようなパッケージは、上述した問題のうちの一
つに対する解決策でしかない。米国特許第2,026,
477号に係るパッケージの概念は、先ず第一のたばこ
群を取り出し、次にパッケージ内に残っているたばこ群
を取り出すために、同一の開封手段により、パッケージ
を2段階に開封することができるという点で、これまで
説明してきたものとは異なる。米国特許第5,139,
140号に係るパッケージは、従来通り複数のシートを
重ね合わせて成り、二つの異なるタイプの開封手段を有
する「箱」型パッケージであるが、「箱」形の硬質パッ
ケージが本発明におけるような「軟質」型のパッケージ
とは全く異なって考えられていることは当業者には周知
である。更に、上述したパッケージはいずれも、特に原
材料の浪費に帰結しこれらのパッケージの屑の廃棄を困
難にする、層の重ね合わせの必要数を減少させる課題を
解決しようとするものではない。
開示されたパッケージは、上述した従来のタイプであ
り、上端面の一部に単一の開封手段を有するだけであ
る。フランス国特許公開第1033267号の実施例の
一つは、上端面の二つの反対側の端部に二つの同一の開
封手段を備えているが、ユーザにとってはなんら益する
所はない。ドイツ国実用新案第1883769号に開示
されたパッケージは、相反する方向にパッケージを開封
できるように、二つの同一の開封手段を配設している
が、このようなパッケージは、上述した問題のうちの一
つに対する解決策でしかない。米国特許第2,026,
477号に係るパッケージの概念は、先ず第一のたばこ
群を取り出し、次にパッケージ内に残っているたばこ群
を取り出すために、同一の開封手段により、パッケージ
を2段階に開封することができるという点で、これまで
説明してきたものとは異なる。米国特許第5,139,
140号に係るパッケージは、従来通り複数のシートを
重ね合わせて成り、二つの異なるタイプの開封手段を有
する「箱」型パッケージであるが、「箱」形の硬質パッ
ケージが本発明におけるような「軟質」型のパッケージ
とは全く異なって考えられていることは当業者には周知
である。更に、上述したパッケージはいずれも、特に原
材料の浪費に帰結しこれらのパッケージの屑の廃棄を困
難にする、層の重ね合わせの必要数を減少させる課題を
解決しようとするものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、従来技術のパッケージの上記欠点を解消し、好まし
くは再生利用可能且つ/又は生物分解性の単一のパッケ
ージシートから形成されているにも拘わらず、光の不透
過性、パッケージの形状の維持、内側の湿気やたばこの
芳香の保持等の諸要求を満たす、たばこ又はたばこ産業
の他の製品用のパッケージを提供することである。
は、従来技術のパッケージの上記欠点を解消し、好まし
くは再生利用可能且つ/又は生物分解性の単一のパッケ
ージシートから形成されているにも拘わらず、光の不透
過性、パッケージの形状の維持、内側の湿気やたばこの
芳香の保持等の諸要求を満たす、たばこ又はたばこ産業
の他の製品用のパッケージを提供することである。
【0007】本発明の第二の目的は、ユーザがパッケー
ジの利用形態を選択できるように、複数の開封手段を備
えたパッケージを提供することである。
ジの利用形態を選択できるように、複数の開封手段を備
えたパッケージを提供することである。
【0008】本発明のもう一つの目的は、製造中及び使
用中に生じる屑を最小にすると共に、その製造に使用す
る材料も最小にし得る、パッケージを提供することであ
る。
用中に生じる屑を最小にすると共に、その製造に使用す
る材料も最小にし得る、パッケージを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】これらの目的は、請求項
4乃至18にかかるラベルから成り、請求項1乃至3に
記載した特徴を含むパッケージにより達成される。ま
た、このパッケージの特定の実施例の使用法は、請求項
19に記載されている。
4乃至18にかかるラベルから成り、請求項1乃至3に
記載した特徴を含むパッケージにより達成される。ま
た、このパッケージの特定の実施例の使用法は、請求項
19に記載されている。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明を詳細に
説明する。図1のたばこのパッケージ1は、単一のパッ
ケージ用シート即ちラベル10から形成されており、こ
こでは、それは完成して閉じた状態で示されている。パ
ッケージ1を開封する際に利用される開封手段2は、こ
こでは、後述するように形成した一本又は二本の開封線
により画定されてパッケージの前面及び側面に配設され
た周縁引張ストリップ20Aを引き剥がし或いは引っ張
ってその上側部分13と下側部分14とを分離するため
の第一の舌状部20と、パッケージの上端面11の部分
11Aを引き剥がすための第二の舌状部21と、これと
同様に且つ対称に配設されて別の開封線によりパッケー
ジ1の下端面12の部分12Aを引き剥がすための第三
の舌状部とから成っている。たばこの完成したパッケー
ジには、通常、保証ラベルである保証ストリップ11B
を付している。
説明する。図1のたばこのパッケージ1は、単一のパッ
ケージ用シート即ちラベル10から形成されており、こ
こでは、それは完成して閉じた状態で示されている。パ
ッケージ1を開封する際に利用される開封手段2は、こ
こでは、後述するように形成した一本又は二本の開封線
により画定されてパッケージの前面及び側面に配設され
た周縁引張ストリップ20Aを引き剥がし或いは引っ張
ってその上側部分13と下側部分14とを分離するため
の第一の舌状部20と、パッケージの上端面11の部分
11Aを引き剥がすための第二の舌状部21と、これと
同様に且つ対称に配設されて別の開封線によりパッケー
ジ1の下端面12の部分12Aを引き剥がすための第三
の舌状部とから成っている。たばこの完成したパッケー
ジには、通常、保証ラベルである保証ストリップ11B
を付している。
【0011】以下、複式開封手段2を設けたことによる
ユーザにとっての有用性について、図2、図3,図4を
参照して説明する。図2のパッケージ1は、舌状部21
にパッケージの上端面11の部分11Aを引き剥がすよ
うに作用することにより、開封されている。この開封方
式は、一般に、通常の軟質パッケージで使用されるもの
に対応する。部分11Aの周縁部上には、開封線に沿っ
て開封導入部11Cが形成されており、舌状部21を引
っ張ることにより部分11Aを容易に開口し得るように
している。このように、パッケージが単一のラベル10
から形成されていることから、他の包装層の他の部分を
開口することなく直接たばこに触れることができる。フ
ィルタ付きたばこの場合は、フィルタがパッケージの頂
部に向くようにしてパッケージ1内に配設されるので、
建設現場で働いていたり機械を操作していて指が汚れて
いる喫煙者は、舌状部21の代わりに舌状部22を引っ
張って、パッケージの下端面12の部分12Aを引き剥
がすことができる。これにより、フィルタと反対側の端
部でたばこを把持することにより、次に口にくわえるこ
とになるたばこの部分を汚すことがない。この第二の開
封方式により開封されたパッケージは、直接に図示はさ
れていないが、図2に描いたパッケージ1を単に逆にし
たものとして容易に理解されよう。
ユーザにとっての有用性について、図2、図3,図4を
参照して説明する。図2のパッケージ1は、舌状部21
にパッケージの上端面11の部分11Aを引き剥がすよ
うに作用することにより、開封されている。この開封方
式は、一般に、通常の軟質パッケージで使用されるもの
に対応する。部分11Aの周縁部上には、開封線に沿っ
て開封導入部11Cが形成されており、舌状部21を引
っ張ることにより部分11Aを容易に開口し得るように
している。このように、パッケージが単一のラベル10
から形成されていることから、他の包装層の他の部分を
開口することなく直接たばこに触れることができる。フ
ィルタ付きたばこの場合は、フィルタがパッケージの頂
部に向くようにしてパッケージ1内に配設されるので、
建設現場で働いていたり機械を操作していて指が汚れて
いる喫煙者は、舌状部21の代わりに舌状部22を引っ
張って、パッケージの下端面12の部分12Aを引き剥
がすことができる。これにより、フィルタと反対側の端
部でたばこを把持することにより、次に口にくわえるこ
とになるたばこの部分を汚すことがない。この第二の開
封方式により開封されたパッケージは、直接に図示はさ
れていないが、図2に描いたパッケージ1を単に逆にし
たものとして容易に理解されよう。
【0012】舌状部20を使用したパッケージの開封
は、図3及び図4に示されている。舌状部20を引っ張
ることにより、ユーザは、パッケージ1の周縁部に沿っ
た引張ストリップ20Aを引き剥がすことができ、パッ
ケージ1を上側部分13とたばこの入った下側部分14
とに分離することができる。引張ストリップ20Aと同
様、上側部分13も廃棄することができる。開封された
パッケージは、図3のように、そのまま使用してもよい
が、例えば符号15Aで示した囲いを構成する外側ケー
ス15内に詰め替え品として挿入し、たばこをより良く
保護することが好ましい。外側ケース15は再使用可能
であることが好ましく、例えば、厚紙、合成材料、金
属、その他の任意の適当な材料から形成してもよい。こ
れにより、軟質パッケージ入りたばこを購入したユーザ
は、原材料を浪費することなく硬質パッケージの長所を
生かすことができる。外側ケース15には、たばこのブ
ランド表示やその他全く別の装飾を施してもよい。
は、図3及び図4に示されている。舌状部20を引っ張
ることにより、ユーザは、パッケージ1の周縁部に沿っ
た引張ストリップ20Aを引き剥がすことができ、パッ
ケージ1を上側部分13とたばこの入った下側部分14
とに分離することができる。引張ストリップ20Aと同
様、上側部分13も廃棄することができる。開封された
パッケージは、図3のように、そのまま使用してもよい
が、例えば符号15Aで示した囲いを構成する外側ケー
ス15内に詰め替え品として挿入し、たばこをより良く
保護することが好ましい。外側ケース15は再使用可能
であることが好ましく、例えば、厚紙、合成材料、金
属、その他の任意の適当な材料から形成してもよい。こ
れにより、軟質パッケージ入りたばこを購入したユーザ
は、原材料を浪費することなく硬質パッケージの長所を
生かすことができる。外側ケース15には、たばこのブ
ランド表示やその他全く別の装飾を施してもよい。
【0013】たばこのパッケージは、上述した三つの開
封手段を有することが好ましいが、それらのうちの二つ
だけ、例えば、二つの舌状部21と22、或いは、舌状
部21又は22の一方と舌状部20から構成してもよ
い。この場合、ユーザが可能な開封の態様は、それに応
じて限定されることになる。
封手段を有することが好ましいが、それらのうちの二つ
だけ、例えば、二つの舌状部21と22、或いは、舌状
部21又は22の一方と舌状部20から構成してもよ
い。この場合、ユーザが可能な開封の態様は、それに応
じて限定されることになる。
【0014】図5は、上述した本発明のたばこ用パッケ
ージを平折りにより製造することができる、本発明に係
るラベル3の第一の実施例を示す。ラベル3は、好まし
くは薄手の紙等の単一のシートから形成されるが、別の
材料、例えば、薄い合成材料或いは複合構造体から形成
してもよい。使用材料は、廃棄が容易で、再生利用可能
なものか生物分解性のものが好ましい。また、ラベルの
片面或いは両面に薄い紙を貼り合わせ且つ/又はラッカ
を塗布したものも使用可能であり、これらの貼り合わせ
及び/又はラッカ塗布作業は、後述するように、ラベル
の型抜き及び開封線と折り曲げリブの形成の前か後に行
うことができる。かくして、軟質のパッケージが得られ
るが、これは、ラベル3を比較的硬質のシートから形成
して硬質パッケージに類似のパッケージを製造するのを
妨げるものではない。ラベル3は、大寸法のシートか
ら、或いは幅をラベルの幅又は長さに対応させたウェブ
から、切り抜かれる。パッケージが単一の層から成るこ
とから、アルミ箔層を設けることなくたばこを光から保
護するためには、ラベル3は光に対して十分に不透過性
を有する必要がある。ラベル3は、周知のように、パッ
ケージの各面を形成する複数のパネル、即ち、それぞれ
前後の正面を形成する正面パネル30A及び30Bと、
それぞれ前後の側面を形成する側面パネル30C及び3
0Dと、それぞれ頂部と底部の覆い面を形成するカバー
パネル30E及び30Fとから成る。ラベルは、組み立
て後にパッケージを閉じるために必要な糊付け部32を
構成する糊付けパネル31、31A、31B、及び31
Cを設けることにより完成する。なお、本実施例のラベ
ル3においては、上下の右手角部を構成するパネルは除
去されている。これにより、空パッケージの重量は低減
するものの、他方では、より複雑な切断工具が必要とな
るので、後述する実施例と同様にこれらの角部を維持す
ることを妨げるものではない。折り曲げ線33は、ラベ
ル3の型抜き時に、周知の工具により、パッケージの組
み立て時に異なるパネル間の折り目の形成を容易にする
モールディングとして形成される。これらの折り曲げ線
33は、上述した個々のパネルを画定するが、以下に示
すように切れ目により分離するものではない。切れ目3
4、34Aは、カバーパネルを糊付けパネルから分離す
ると共に糊付けパネルを互いに分離して、前記パネルの
平折りとパッケージの組み立てを可能にしている。糊付
けパネル31Aと31Bとを分離して頂部カバーパネル
30Eの下に位置決めされる切れ目34Aは、糊付けパ
ネル31Aと隣接して図1及び図2の引張舌状部21に
対応する第一の突出部を形成するために糊付けパネル3
1Bと一部重なるので、特定の形状を有している。反対
側の糊付けパネル31Cの側縁部の一部から切り抜かれ
た、前方側面パネル30Cの縁部上のもう一つの突出部
は、図1及び図2の引張舌状部20に対応する。第一の
開封線35Aは、引張舌状部21に対応する第一の突出
部に対向して設けられている。この開封線35Aは、糊
付けパネル31Bと31Cを分離し、次にパネル30A
と31Aとを分離する折り曲げ線33の一部の上に、更
には、糊付けパネル31Aを横切るように延びている。
糊付けパネル31Bには、パネル31Aをパネル31B
上に折り曲げると開封線35Aの前述したパネル31A
を横切る部分に並置される、もう一つの開封線35Bを
設けてもよい。パネル30Eをパネル31Aに重ね合わ
せた時に開封線35Aと対応するように、パネル30E
の反対側部分にもう一つの開封線35Cを設けている。
上述した開封線13A、35B、35Cは、図2に示し
たように、完成したパッケージの開封導入部11Cに対
応する。
ージを平折りにより製造することができる、本発明に係
るラベル3の第一の実施例を示す。ラベル3は、好まし
くは薄手の紙等の単一のシートから形成されるが、別の
材料、例えば、薄い合成材料或いは複合構造体から形成
してもよい。使用材料は、廃棄が容易で、再生利用可能
なものか生物分解性のものが好ましい。また、ラベルの
片面或いは両面に薄い紙を貼り合わせ且つ/又はラッカ
を塗布したものも使用可能であり、これらの貼り合わせ
及び/又はラッカ塗布作業は、後述するように、ラベル
の型抜き及び開封線と折り曲げリブの形成の前か後に行
うことができる。かくして、軟質のパッケージが得られ
るが、これは、ラベル3を比較的硬質のシートから形成
して硬質パッケージに類似のパッケージを製造するのを
妨げるものではない。ラベル3は、大寸法のシートか
ら、或いは幅をラベルの幅又は長さに対応させたウェブ
から、切り抜かれる。パッケージが単一の層から成るこ
とから、アルミ箔層を設けることなくたばこを光から保
護するためには、ラベル3は光に対して十分に不透過性
を有する必要がある。ラベル3は、周知のように、パッ
ケージの各面を形成する複数のパネル、即ち、それぞれ
前後の正面を形成する正面パネル30A及び30Bと、
それぞれ前後の側面を形成する側面パネル30C及び3
0Dと、それぞれ頂部と底部の覆い面を形成するカバー
パネル30E及び30Fとから成る。ラベルは、組み立
て後にパッケージを閉じるために必要な糊付け部32を
構成する糊付けパネル31、31A、31B、及び31
Cを設けることにより完成する。なお、本実施例のラベ
ル3においては、上下の右手角部を構成するパネルは除
去されている。これにより、空パッケージの重量は低減
するものの、他方では、より複雑な切断工具が必要とな
るので、後述する実施例と同様にこれらの角部を維持す
ることを妨げるものではない。折り曲げ線33は、ラベ
ル3の型抜き時に、周知の工具により、パッケージの組
み立て時に異なるパネル間の折り目の形成を容易にする
モールディングとして形成される。これらの折り曲げ線
33は、上述した個々のパネルを画定するが、以下に示
すように切れ目により分離するものではない。切れ目3
4、34Aは、カバーパネルを糊付けパネルから分離す
ると共に糊付けパネルを互いに分離して、前記パネルの
平折りとパッケージの組み立てを可能にしている。糊付
けパネル31Aと31Bとを分離して頂部カバーパネル
30Eの下に位置決めされる切れ目34Aは、糊付けパ
ネル31Aと隣接して図1及び図2の引張舌状部21に
対応する第一の突出部を形成するために糊付けパネル3
1Bと一部重なるので、特定の形状を有している。反対
側の糊付けパネル31Cの側縁部の一部から切り抜かれ
た、前方側面パネル30Cの縁部上のもう一つの突出部
は、図1及び図2の引張舌状部20に対応する。第一の
開封線35Aは、引張舌状部21に対応する第一の突出
部に対向して設けられている。この開封線35Aは、糊
付けパネル31Bと31Cを分離し、次にパネル30A
と31Aとを分離する折り曲げ線33の一部の上に、更
には、糊付けパネル31Aを横切るように延びている。
糊付けパネル31Bには、パネル31Aをパネル31B
上に折り曲げると開封線35Aの前述したパネル31A
を横切る部分に並置される、もう一つの開封線35Bを
設けてもよい。パネル30Eをパネル31Aに重ね合わ
せた時に開封線35Aと対応するように、パネル30E
の反対側部分にもう一つの開封線35Cを設けている。
上述した開封線13A、35B、35Cは、図2に示し
たように、完成したパッケージの開封導入部11Cに対
応する。
【0015】ここでは僅かに間隔を置いて平行な二本の
線から成るもう一つの開封線36は、突出部20から、
たばこのパッケージの正面と側面とを構成するパネル3
0C、30B、30D、30A、31Cを横切って延
び、図3の引張ストリップ20Aの開封線に対応する。
変形例として、開封線36をパッケージの上側部分13
の下縁部として機能する単一の線から形成し、舌状部2
0をユーザが引っ張ると引き離されるようにしてもよ
い。折り曲げ線を中心に各パネルを折り曲げ、糊付け部
を介して糊付けを行うことにより周知の態様で組み立て
ると、たばこのパッケージ1は図1に示したように構成
される。ただ、上述したラベル3の例では、引張舌状部
を形成する突出部を設けていないが、頂部カバーパネル
で説明したのと同様にして底部カバーパネルにこの舌状
部23を設けることは極めて容易である。
線から成るもう一つの開封線36は、突出部20から、
たばこのパッケージの正面と側面とを構成するパネル3
0C、30B、30D、30A、31Cを横切って延
び、図3の引張ストリップ20Aの開封線に対応する。
変形例として、開封線36をパッケージの上側部分13
の下縁部として機能する単一の線から形成し、舌状部2
0をユーザが引っ張ると引き離されるようにしてもよ
い。折り曲げ線を中心に各パネルを折り曲げ、糊付け部
を介して糊付けを行うことにより周知の態様で組み立て
ると、たばこのパッケージ1は図1に示したように構成
される。ただ、上述したラベル3の例では、引張舌状部
を形成する突出部を設けていないが、頂部カバーパネル
で説明したのと同様にして底部カバーパネルにこの舌状
部23を設けることは極めて容易である。
【0016】前述したように、たばこのパッケージが流
体密であること、及び該パッケージが単一の薄いシート
から形成されていることに鑑みて、ここに示したラベル
3の実施例の場合、切れ目の接合点が折り曲げ線上に位
置するパッケージの角部の形成に際しては、特定の予防
処置を講ずる必要がある。このように形成されたパッケ
ージの角部は、一般には絶対的に流体密であるとは言い
難い。これを改善するために、図5の切れ目34を特
に、図6乃至図9に示した方法のいずれかにより形成す
ることができる。例えば、頂部パネル31と31Eとを
分離する切れ目34を考えると、図6の実施例に係る切
れ目34は図5に示したように折り曲げ線33まで届か
ずに当該折り曲げ線の手前で終端しており、残りの部分
は、側面パネル30D及び30Bを分離する折り曲げ線
に連続して、折り曲げ線導入部33Aとなっている。図
6に示した切れ目34の実施例においては、該切れ目3
4は、事実上、パネル31及び31Eに食い込んだ二本
の平行な切れ目からなり、該切れ目は、折り曲げ線導入
部33Aの端部で互いに交わっている。切れ目34を、
折り曲げ線導入部33Aと整列させた単一の切れ目から
構成することも可能である。図7は、図6の切れ目34
の変形例を示す。この場合、切れ目34は、二つの前記
パネルを分離する仮想線に平行な線に沿って、パネルの
一方のみ、ここではパネル30Eのみに形成されてい
る。この切れ目34は、折り曲げ線33の交点に至る4
5°の折り曲げ線導入部33Bに連なっている。図8及
び図9の実施例に係る切れ目34は、二つのパネル30
B及び30Dを分離する折り曲げ線に連続して形成され
てパネル31及び30Eの幅方向の一部のみに延びてお
り、90°の若しくは丸められた切れ目を成して終端し
ている。この90°の若しくは丸められた切れ目の端部
から、折り曲げ線33の交点に至る45°の折り曲げ線
導入部33Bが延びている。これらの変形例のいずれか
一つに係る切れ目を有するラベルから形成されたパッケ
ージの組み立て時に、折り曲げ線導入部33A又は33
B上には、それぞれダイヤモンド形の折り目が形成さ
れ、パッケージの当該角部の流体密性を確保している。
上述した例は、パネル30B、30D、30E及び31
により構成される角部について説明してきたが、パッケ
ージの全体的な流体密性を確保するために、パッケージ
の他の角部もこれらの実施例のいずれか一つに基づいて
切り抜くことが好ましい。
体密であること、及び該パッケージが単一の薄いシート
から形成されていることに鑑みて、ここに示したラベル
3の実施例の場合、切れ目の接合点が折り曲げ線上に位
置するパッケージの角部の形成に際しては、特定の予防
処置を講ずる必要がある。このように形成されたパッケ
ージの角部は、一般には絶対的に流体密であるとは言い
難い。これを改善するために、図5の切れ目34を特
に、図6乃至図9に示した方法のいずれかにより形成す
ることができる。例えば、頂部パネル31と31Eとを
分離する切れ目34を考えると、図6の実施例に係る切
れ目34は図5に示したように折り曲げ線33まで届か
ずに当該折り曲げ線の手前で終端しており、残りの部分
は、側面パネル30D及び30Bを分離する折り曲げ線
に連続して、折り曲げ線導入部33Aとなっている。図
6に示した切れ目34の実施例においては、該切れ目3
4は、事実上、パネル31及び31Eに食い込んだ二本
の平行な切れ目からなり、該切れ目は、折り曲げ線導入
部33Aの端部で互いに交わっている。切れ目34を、
折り曲げ線導入部33Aと整列させた単一の切れ目から
構成することも可能である。図7は、図6の切れ目34
の変形例を示す。この場合、切れ目34は、二つの前記
パネルを分離する仮想線に平行な線に沿って、パネルの
一方のみ、ここではパネル30Eのみに形成されてい
る。この切れ目34は、折り曲げ線33の交点に至る4
5°の折り曲げ線導入部33Bに連なっている。図8及
び図9の実施例に係る切れ目34は、二つのパネル30
B及び30Dを分離する折り曲げ線に連続して形成され
てパネル31及び30Eの幅方向の一部のみに延びてお
り、90°の若しくは丸められた切れ目を成して終端し
ている。この90°の若しくは丸められた切れ目の端部
から、折り曲げ線33の交点に至る45°の折り曲げ線
導入部33Bが延びている。これらの変形例のいずれか
一つに係る切れ目を有するラベルから形成されたパッケ
ージの組み立て時に、折り曲げ線導入部33A又は33
B上には、それぞれダイヤモンド形の折り目が形成さ
れ、パッケージの当該角部の流体密性を確保している。
上述した例は、パネル30B、30D、30E及び31
により構成される角部について説明してきたが、パッケ
ージの全体的な流体密性を確保するために、パッケージ
の他の角部もこれらの実施例のいずれか一つに基づいて
切り抜くことが好ましい。
【0017】上述したようにラベル3から組み立てられ
ると、パッケージ1は、該パッケージ1を上方から見た
図10から明らかなように、完全なパネル即ちそれぞれ
パネル30E及び30Fから成る上端面11及び下端面
12を有する。図示実施例によれば、パネル30Eは、
パッケージの開封を容易にするために舌状部21を取り
付けたパネル31Aを覆っているが、パネル31Aがパ
ネル31Eを覆うようにしても一向に差し支えない。同
じパッケージの下面図も全く同様である。
ると、パッケージ1は、該パッケージ1を上方から見た
図10から明らかなように、完全なパネル即ちそれぞれ
パネル30E及び30Fから成る上端面11及び下端面
12を有する。図示実施例によれば、パネル30Eは、
パッケージの開封を容易にするために舌状部21を取り
付けたパネル31Aを覆っているが、パネル31Aがパ
ネル31Eを覆うようにしても一向に差し支えない。同
じパッケージの下面図も全く同様である。
【0018】先に触れた液密性の理由の故に、パッケー
ジの開封時に引き離されるパッケージの部分を構成する
開封線35A、35B、35C及び36の形成に際して
は、特定の予防処置を講ずるべきである。ラベル3を構
成するシートの厚さが薄いことを考えると、シートの厚
さの一部のみを切り取って開封線を形成することは一般
に困難である。開封線の第一の実施例によれば、開封線
は、それぞれ非切り取り帯域を伴う点状の切れ目から成
る。この場合、パッケージの液密性を確保するために、
点状の切れ目の形成後、切れ目を液密コーティングで覆
う必要がある。このため、点状の切れ目の上に或いはラ
ベル3全体の上に薄いカバーシートを重ね合わせると
か、点状の切れ目をワックスの薄い層で覆うとかしてい
る。或いは、パッケージの外面に印刷されるたばこのブ
ランドの図柄や記名を良好な被覆性を有するインクで構
成して、例えば図5の開封線36の一部に対して符号A
で示したように、完全に点状の切れ目を覆うようにして
もよい。実際には、組み立て中に重ね合わせられるパネ
ル部分において形成された全ての開封線を流体密とする
必要は全くなく、前記各層の一つの上に形成された開封
線が流体密であれば十分である。
ジの開封時に引き離されるパッケージの部分を構成する
開封線35A、35B、35C及び36の形成に際して
は、特定の予防処置を講ずるべきである。ラベル3を構
成するシートの厚さが薄いことを考えると、シートの厚
さの一部のみを切り取って開封線を形成することは一般
に困難である。開封線の第一の実施例によれば、開封線
は、それぞれ非切り取り帯域を伴う点状の切れ目から成
る。この場合、パッケージの液密性を確保するために、
点状の切れ目の形成後、切れ目を液密コーティングで覆
う必要がある。このため、点状の切れ目の上に或いはラ
ベル3全体の上に薄いカバーシートを重ね合わせると
か、点状の切れ目をワックスの薄い層で覆うとかしてい
る。或いは、パッケージの外面に印刷されるたばこのブ
ランドの図柄や記名を良好な被覆性を有するインクで構
成して、例えば図5の開封線36の一部に対して符号A
で示したように、完全に点状の切れ目を覆うようにして
もよい。実際には、組み立て中に重ね合わせられるパネ
ル部分において形成された全ての開封線を流体密とする
必要は全くなく、前記各層の一つの上に形成された開封
線が流体密であれば十分である。
【0019】開封線のもう一つの実施例によれば、ラベ
ル3を構成する紙の繊維の方向に開封線を方向決めし
て、該開封線を除去している。繊維の全て或いは大部分
が水平方向即ち図5の符号Bとして示された方向に向い
ている場合、開封線35B及び36と予め形成された切
れ目35A、35Cの水平部分は、ユーザが引張舌状部
のいずれかを引っ張ったとき紙はこの方向に剥ぎ取られ
ることに対して殆ど抵抗を示さずに、除去され得る。繊
維の方向に対して垂直に配設された開封線35A及び3
5Cの部分については、引き剥がしが容易になるよう
に、これらの開封線の部分の代わりに折り曲げ線を設け
てもよい。また、ラベル3の厚さ方向に形成した開封線
を大きく拡大して示した図11に示すように、開封線を
折り曲げリブと同様に形成してもよい。ラベル3の厚さ
に部分的な刻み37Aを形成する刻み工具を通過させた
後、一つ又は二つの回転ナイフを通過させてラベルの厚
さを更に薄くした部分37Bを少なくとも一つ形成する
ことにより、引き剥がしが容易な低抵抗の一本又は二本
の開封線が得られる。また、回転ナイフが刻み工具の一
部を成してもよいが、その場合、開封線は一度の操作で
形成される。最後に説明した二通りの方法の一方に従っ
て形成された開封線は、ミシン目がラベル3を貫通しな
いことから、流体密を確保するための予防処置を特に必
要としない。
ル3を構成する紙の繊維の方向に開封線を方向決めし
て、該開封線を除去している。繊維の全て或いは大部分
が水平方向即ち図5の符号Bとして示された方向に向い
ている場合、開封線35B及び36と予め形成された切
れ目35A、35Cの水平部分は、ユーザが引張舌状部
のいずれかを引っ張ったとき紙はこの方向に剥ぎ取られ
ることに対して殆ど抵抗を示さずに、除去され得る。繊
維の方向に対して垂直に配設された開封線35A及び3
5Cの部分については、引き剥がしが容易になるよう
に、これらの開封線の部分の代わりに折り曲げ線を設け
てもよい。また、ラベル3の厚さ方向に形成した開封線
を大きく拡大して示した図11に示すように、開封線を
折り曲げリブと同様に形成してもよい。ラベル3の厚さ
に部分的な刻み37Aを形成する刻み工具を通過させた
後、一つ又は二つの回転ナイフを通過させてラベルの厚
さを更に薄くした部分37Bを少なくとも一つ形成する
ことにより、引き剥がしが容易な低抵抗の一本又は二本
の開封線が得られる。また、回転ナイフが刻み工具の一
部を成してもよいが、その場合、開封線は一度の操作で
形成される。最後に説明した二通りの方法の一方に従っ
て形成された開封線は、ミシン目がラベル3を貫通しな
いことから、流体密を確保するための予防処置を特に必
要としない。
【0020】図11に示すように形成した開封線は、パ
ッケージの内側に対応するラベル3の面上に設けてもよ
いし、パッケージの外側に対応する面上に設けてもよ
い。後者の場合、刻み付けにより生じた中空の線をコー
ティング38Aで充填することが好ましく、更に、ラベ
ルの表面上にラッカ層38Bを重ねてラベル表面を完全
に平らにすることが好ましい。
ッケージの内側に対応するラベル3の面上に設けてもよ
いし、パッケージの外側に対応する面上に設けてもよ
い。後者の場合、刻み付けにより生じた中空の線をコー
ティング38Aで充填することが好ましく、更に、ラベ
ルの表面上にラッカ層38Bを重ねてラベル表面を完全
に平らにすることが好ましい。
【0021】開封線の更に別の実施例を、引張ストリッ
プ例えば図1又は図3の引張ストリップ20Aの近傍の
ラベル3の一部断面図を示した図12に示す。パッケー
ジの内側を向いたラベル3の面上には、開封線に従うよ
うに接着ストリップ39Aを付着し、該接着ストリップ
39A上には、比較的高い破壊強さを有する材料から成
る引張ストリップ39Bを重ねている。引張ストリップ
39Bの端部は、舌状部20を形成している。この舌状
部を引っ張って引張ストリップを引っ張ることにより、
パッケージはこの引張ストリップに沿って完全に開封さ
れる。ラベル3には、前記接着ストリップに沿って一本
以上の切り取り線を設けてもよいし、設けなくてもよ
い。該接着ストリップは、パッケージの流体密性を確保
するためのものである。接着ストリップ39A及び引張
ストリップ39Bもまた、再生利用可能且つ/又は生物
分解性の材料から成ることが好ましい。上述した開封線
の各実施例は、互いに組み合わされてもよいし、それら
の幾つかをパッケージを開封するためのいずれかの手段
に適合させてもよいことは言うまでもない。
プ例えば図1又は図3の引張ストリップ20Aの近傍の
ラベル3の一部断面図を示した図12に示す。パッケー
ジの内側を向いたラベル3の面上には、開封線に従うよ
うに接着ストリップ39Aを付着し、該接着ストリップ
39A上には、比較的高い破壊強さを有する材料から成
る引張ストリップ39Bを重ねている。引張ストリップ
39Bの端部は、舌状部20を形成している。この舌状
部を引っ張って引張ストリップを引っ張ることにより、
パッケージはこの引張ストリップに沿って完全に開封さ
れる。ラベル3には、前記接着ストリップに沿って一本
以上の切り取り線を設けてもよいし、設けなくてもよ
い。該接着ストリップは、パッケージの流体密性を確保
するためのものである。接着ストリップ39A及び引張
ストリップ39Bもまた、再生利用可能且つ/又は生物
分解性の材料から成ることが好ましい。上述した開封線
の各実施例は、互いに組み合わされてもよいし、それら
の幾つかをパッケージを開封するためのいずれかの手段
に適合させてもよいことは言うまでもない。
【0022】図5に示した糊付け部32は、例示的なも
のに過ぎず、それらの形状、位置及び寸法は、ラベルの
実施例に応じて変更し得るものであり、組み立てたパッ
ケージを最良の品質とするためにはそれらをどのように
適合させるかは当業者には周知である。これらの糊付け
部は、以下のラベルの実施例においては図示されない
が、それぞれが係る糊付け部を有していることは理解さ
れたい。ラベル又はそれを覆うために使用した材料に応
じて、糊付け部の代わりに、温度及び/又は加えられる
圧力の影響下で封止するセルフシール部を設けることも
できる。
のに過ぎず、それらの形状、位置及び寸法は、ラベルの
実施例に応じて変更し得るものであり、組み立てたパッ
ケージを最良の品質とするためにはそれらをどのように
適合させるかは当業者には周知である。これらの糊付け
部は、以下のラベルの実施例においては図示されない
が、それぞれが係る糊付け部を有していることは理解さ
れたい。ラベル又はそれを覆うために使用した材料に応
じて、糊付け部の代わりに、温度及び/又は加えられる
圧力の影響下で封止するセルフシール部を設けることも
できる。
【0023】図13のラベル3は、上述したラベルのも
う一つの実施例であり、平折りとダイヤモンド形折り曲
げを組み合わせてパッケージを製造している。このラベ
ルは、全体として上述したラベルの実施例と同様のパネ
ルから成っているが、上方と下方の右手角部のパネル
は、図示されてはいるものの不可欠ではない。この実施
例は、更に、底部糊付けパネル31に隣接して、下側引
張舌状部22を形成するための第二の突出部を有する。
前記二つの実施例の主たる相違点は、頂部カバーパネル
30E又は底部カバーパネル30Fと、それらに隣接し
た糊付けパネル31又は31Aとの間にそれぞれ形成さ
れた切れ目の態様にある。まず第一に、パネル30Eと
30Fの両側に位置する切れ目34は、図7に係る実施
例に基づいて形成されており、切れ目の端部から折り曲
げ線33の交点へと延びる45°の折り曲げ線導入部3
3Bを有する。更に、正面パネル30A及び側面パネル
30Dに隣接した糊付けパネル31A又は31は、切れ
目により分離されておらずに、折り曲げ線33により接
続されたままで、先に説明した他の折り曲げ線とは逆方
向に折り曲げられるようになっている。これを補うため
に、パネル31A及び31の幅を横切る二本の別の45
°折り曲げ線33Cにより、これらの折り曲げ線が会合
する角部にダイヤモンド形折り曲げ部を構成し得るよう
にしている。かかるラベル実施例により、先の実施例に
よるラベルで形成したパッケージよりも流体密性におい
て優るパッケージを形成することができる。上方から見
ると、この第二の実施例に係るラベルから組み立てたパ
ッケージは、図14に示す外観を有する。上端面11を
形成するパネル30Eは、下側の折り曲げられた層を部
分的に示すために、パッケージ1の幅より小さい幅で示
されている。
う一つの実施例であり、平折りとダイヤモンド形折り曲
げを組み合わせてパッケージを製造している。このラベ
ルは、全体として上述したラベルの実施例と同様のパネ
ルから成っているが、上方と下方の右手角部のパネル
は、図示されてはいるものの不可欠ではない。この実施
例は、更に、底部糊付けパネル31に隣接して、下側引
張舌状部22を形成するための第二の突出部を有する。
前記二つの実施例の主たる相違点は、頂部カバーパネル
30E又は底部カバーパネル30Fと、それらに隣接し
た糊付けパネル31又は31Aとの間にそれぞれ形成さ
れた切れ目の態様にある。まず第一に、パネル30Eと
30Fの両側に位置する切れ目34は、図7に係る実施
例に基づいて形成されており、切れ目の端部から折り曲
げ線33の交点へと延びる45°の折り曲げ線導入部3
3Bを有する。更に、正面パネル30A及び側面パネル
30Dに隣接した糊付けパネル31A又は31は、切れ
目により分離されておらずに、折り曲げ線33により接
続されたままで、先に説明した他の折り曲げ線とは逆方
向に折り曲げられるようになっている。これを補うため
に、パネル31A及び31の幅を横切る二本の別の45
°折り曲げ線33Cにより、これらの折り曲げ線が会合
する角部にダイヤモンド形折り曲げ部を構成し得るよう
にしている。かかるラベル実施例により、先の実施例に
よるラベルで形成したパッケージよりも流体密性におい
て優るパッケージを形成することができる。上方から見
ると、この第二の実施例に係るラベルから組み立てたパ
ッケージは、図14に示す外観を有する。上端面11を
形成するパネル30Eは、下側の折り曲げられた層を部
分的に示すために、パッケージ1の幅より小さい幅で示
されている。
【0024】図15は、ラベル3の別の実施例を示す。
ここでは、図13の実施例と比較して、45°折り曲げ
線33Cが頂部カバーパネル30E及び底部カバーパネ
ル30F上に移動して、より多くのダイヤモンド形折り
目を形成するようにしている。この場合も、切れ目34
は糊付けパネル間に位置している。パッケージが完成す
ると、上方から見たパッケージは、図16に示したよう
な外観を呈する。本実施例に係るラベルの利点は、パッ
ケージの組み立て時にパッケージの上端面と下端面を形
成するために重なり合う層が少なく、糊付けや封止が容
易になることである。
ここでは、図13の実施例と比較して、45°折り曲げ
線33Cが頂部カバーパネル30E及び底部カバーパネ
ル30F上に移動して、より多くのダイヤモンド形折り
目を形成するようにしている。この場合も、切れ目34
は糊付けパネル間に位置している。パッケージが完成す
ると、上方から見たパッケージは、図16に示したよう
な外観を呈する。本実施例に係るラベルの利点は、パッ
ケージの組み立て時にパッケージの上端面と下端面を形
成するために重なり合う層が少なく、糊付けや封止が容
易になることである。
【0025】図17のラベル3は、開封舌状部21及び
22を構成する突出部を成す僅かに二つの切れ目34A
を有する点で、前述したものと異なる。更に、これらの
舌状部の形状もこれまで図示したものとは異なるが、こ
れは、当該舌状部が任意の適当な形状を採り得ることを
示す一変形例に過ぎない。その他の切れ目の除去に伴
い、ラベルの当該角部のそれぞれに45°の折り曲げ線
33Cが形成される。組み立て後、パッケージ1は、上
方から見て図18に示すような外観を呈するが、ダイヤ
モンド形に折り曲げられる角部の数が増加して、その流
体密性は前述のパッケージと比べて一層改善される。
22を構成する突出部を成す僅かに二つの切れ目34A
を有する点で、前述したものと異なる。更に、これらの
舌状部の形状もこれまで図示したものとは異なるが、こ
れは、当該舌状部が任意の適当な形状を採り得ることを
示す一変形例に過ぎない。その他の切れ目の除去に伴
い、ラベルの当該角部のそれぞれに45°の折り曲げ線
33Cが形成される。組み立て後、パッケージ1は、上
方から見て図18に示すような外観を呈するが、ダイヤ
モンド形に折り曲げられる角部の数が増加して、その流
体密性は前述のパッケージと比べて一層改善される。
【0026】図19は、ラベル3の更に別の実施例を示
す。ここでは、各パネルは、切れ目により分離されてお
らず、全て先の実施例のように折り曲げ線33Cにより
接続されている。この結果、通常の軟質パッケージと同
様に、上端面と下端面を形成するパネルの全体に亘りダ
イヤモンド形の折り目を形成している。この場合、半月
形の単一の切欠き34Bが、パネル30E上に、更には
場合によりパネル30F上に形成され、開封舌状部2
1、22を構成している。パッケージの角部のそれぞれ
に折り曲げ線33Cがあるために、各角部は完全に流体
密である。上方から見たその形状を図20に示す。
す。ここでは、各パネルは、切れ目により分離されてお
らず、全て先の実施例のように折り曲げ線33Cにより
接続されている。この結果、通常の軟質パッケージと同
様に、上端面と下端面を形成するパネルの全体に亘りダ
イヤモンド形の折り目を形成している。この場合、半月
形の単一の切欠き34Bが、パネル30E上に、更には
場合によりパネル30F上に形成され、開封舌状部2
1、22を構成している。パッケージの角部のそれぞれ
に折り曲げ線33Cがあるために、各角部は完全に流体
密である。上方から見たその形状を図20に示す。
【0027】図21は、ラベル3の更に別の実施例を示
す。これは、主に、完成したパッケージの側縁部に対応
する折り曲げ線33Dを形成する固有の態様に、その特
徴を有する。本実施例の場合、折り曲げ線33Dにも、
この位置でのラベルの剛性を低減するために、刻みを設
けている。刻みの幅は、たばこの周囲の長さの約1/4
に等しく、パッケージが組み立てられると、図22の上
方から見たパッケージ1の四つの側縁部は、たばこによ
り画定される内側の形状に従って丸まっている。側縁部
の刻み部にもまた、積層形成及び/又はラッカ塗布を行
ってよい。このように、ラベル3の長さを数ミリメート
ルだけ短くすることができるが、ラベルの製造が相当量
に及ぶことを考えると、原材料の相当な節約になり、材
料かすの減少にも寄与し得る。引張舌状部21も特有の
ものであり、切れ目34Aは、図示した他の切れ目34
のように、近接した折り曲げ線33Dの端部の方向に対
して45°を成す折り曲げ線導入部33Bで終端してい
る。折り曲げ線導入部33Bの延長上には、パネル31
Aに設けた開封線34Cが位置しているが、この開封線
34Cは、パネル31Aのこの部分がパッケージの組み
立て後はパネル30Eに重なるので、必ずしも流体密で
なくともよい。このラベルは、更に、別の開封線34E
を有し、該開封線3Eは、折り曲げ線33の一部に重な
った部分と、該折り曲げ線に垂直な二つの端部とから成
る。第一の端部は、開封線34Cに合流し、もう一方の
端部はパネル30Eの幅上の一部に設けられて、前記パ
ネルの幅の残りの部分の切れ目34Dで終端する。パッ
ケージ1を開封する際のこの手段の用途は、図1及び図
2と同種の保証ラベルである保証ストリップ11Bを付
したパッケージを上方から見た図22を参照して理解さ
れよう。舌状部21を把持して、先ず開封線34Cを破
ると、それに重なっているパネル30Eの部分が持ち上
がる。この持ち上げは、パネル30Eの切れ目34Dに
より容易となり、その後、引き剥がすべきパッケージ部
分の周縁部に設けた刻み付き開封線34Eを介して当該
パッケージ部分の引き剥がしが続行される。この開封手
段の更なる独創的な特徴は、舌状部21に隣接して引き
剥がされる部分の外側に位置するパネル31Aの部分を
直接除去する必要がないので、パッケージの開口部を小
さくすることができる点にある。図22から分かるよう
に、保証ストリップ11Bが開封線34Eの横方向部分
に沿うように位置決めされているので、その開封は一層
容易になる。従って、パネル30E及び31A上の開封
線34Eの端部の位置は、保証ストリップ11Bの位置
と寸法により決定される。また、パッケージの底部に上
述したような開封手段を設けることも可能である。この
ラベルの他の特徴としては、切れ目34が図8及び図9
を参照して説明したように形成されていること、パネル
30E及び30F上の折り曲げ線33Cが図15を参照
して説明したように形成されていること、及び引張舌状
部20は図11を参照して説明したように刻み付けによ
り形成された引張ストリップ20Aに対して作用するこ
と等が挙げられる。
す。これは、主に、完成したパッケージの側縁部に対応
する折り曲げ線33Dを形成する固有の態様に、その特
徴を有する。本実施例の場合、折り曲げ線33Dにも、
この位置でのラベルの剛性を低減するために、刻みを設
けている。刻みの幅は、たばこの周囲の長さの約1/4
に等しく、パッケージが組み立てられると、図22の上
方から見たパッケージ1の四つの側縁部は、たばこによ
り画定される内側の形状に従って丸まっている。側縁部
の刻み部にもまた、積層形成及び/又はラッカ塗布を行
ってよい。このように、ラベル3の長さを数ミリメート
ルだけ短くすることができるが、ラベルの製造が相当量
に及ぶことを考えると、原材料の相当な節約になり、材
料かすの減少にも寄与し得る。引張舌状部21も特有の
ものであり、切れ目34Aは、図示した他の切れ目34
のように、近接した折り曲げ線33Dの端部の方向に対
して45°を成す折り曲げ線導入部33Bで終端してい
る。折り曲げ線導入部33Bの延長上には、パネル31
Aに設けた開封線34Cが位置しているが、この開封線
34Cは、パネル31Aのこの部分がパッケージの組み
立て後はパネル30Eに重なるので、必ずしも流体密で
なくともよい。このラベルは、更に、別の開封線34E
を有し、該開封線3Eは、折り曲げ線33の一部に重な
った部分と、該折り曲げ線に垂直な二つの端部とから成
る。第一の端部は、開封線34Cに合流し、もう一方の
端部はパネル30Eの幅上の一部に設けられて、前記パ
ネルの幅の残りの部分の切れ目34Dで終端する。パッ
ケージ1を開封する際のこの手段の用途は、図1及び図
2と同種の保証ラベルである保証ストリップ11Bを付
したパッケージを上方から見た図22を参照して理解さ
れよう。舌状部21を把持して、先ず開封線34Cを破
ると、それに重なっているパネル30Eの部分が持ち上
がる。この持ち上げは、パネル30Eの切れ目34Dに
より容易となり、その後、引き剥がすべきパッケージ部
分の周縁部に設けた刻み付き開封線34Eを介して当該
パッケージ部分の引き剥がしが続行される。この開封手
段の更なる独創的な特徴は、舌状部21に隣接して引き
剥がされる部分の外側に位置するパネル31Aの部分を
直接除去する必要がないので、パッケージの開口部を小
さくすることができる点にある。図22から分かるよう
に、保証ストリップ11Bが開封線34Eの横方向部分
に沿うように位置決めされているので、その開封は一層
容易になる。従って、パネル30E及び31A上の開封
線34Eの端部の位置は、保証ストリップ11Bの位置
と寸法により決定される。また、パッケージの底部に上
述したような開封手段を設けることも可能である。この
ラベルの他の特徴としては、切れ目34が図8及び図9
を参照して説明したように形成されていること、パネル
30E及び30F上の折り曲げ線33Cが図15を参照
して説明したように形成されていること、及び引張舌状
部20は図11を参照して説明したように刻み付けによ
り形成された引張ストリップ20Aに対して作用するこ
と等が挙げられる。
【0028】図23、図24、及び図25は、図21で
既に示した刻み付き開封線34Eの幾つかの変形例を示
す。図23においては、パネル31A及び30E上に配
設した開封線は、前記各パネルを完全に横切っている。
図24においては、パネル30Dに沿って配設した開封
線は非線形形状で該パネル内に貫入している。また、図
25に示した刻み付き開封線は、二つの側部に関する限
りそれぞれ幅が広く、中央部も折り曲げ線33に対して
ずれている。これらの例は、たばこのパッケージの開封
を一層容易にするように上端面の開封手段及び下端面の
開封手段を適合させることが可能であることを示すため
のものである。なお、刻み付き線をエンボス線と呼ぶ当
業者もいる。
既に示した刻み付き開封線34Eの幾つかの変形例を示
す。図23においては、パネル31A及び30E上に配
設した開封線は、前記各パネルを完全に横切っている。
図24においては、パネル30Dに沿って配設した開封
線は非線形形状で該パネル内に貫入している。また、図
25に示した刻み付き開封線は、二つの側部に関する限
りそれぞれ幅が広く、中央部も折り曲げ線33に対して
ずれている。これらの例は、たばこのパッケージの開封
を一層容易にするように上端面の開封手段及び下端面の
開封手段を適合させることが可能であることを示すため
のものである。なお、刻み付き線をエンボス線と呼ぶ当
業者もいる。
【0029】図26は、ラベルの別の実施例を示す。こ
こでは、図23に係る変形例に対応する上端面の開封手
段が示されている。先に示したように、ラベルの厚さ方
向に形成した切れ目から成る開封線を流体密にするため
の手段の場合、ラベルはそのまま、即ち、たばこのパッ
ケージの上に通常表示される表示と共にたばこのブラン
ドのロゴタイプの印刷を既に受けた或いは後で受ける紙
として単に構成してもよいし、或いは、積層形成コーテ
ィング及び/又はラッカコーティングで被覆してもよ
い。先に説明したように、上述した各実施例のいずれか
に係るラベルは、製造中に切りくずを生じることなく形
成し得ることに留意されたい。
こでは、図23に係る変形例に対応する上端面の開封手
段が示されている。先に示したように、ラベルの厚さ方
向に形成した切れ目から成る開封線を流体密にするため
の手段の場合、ラベルはそのまま、即ち、たばこのパッ
ケージの上に通常表示される表示と共にたばこのブラン
ドのロゴタイプの印刷を既に受けた或いは後で受ける紙
として単に構成してもよいし、或いは、積層形成コーテ
ィング及び/又はラッカコーティングで被覆してもよ
い。先に説明したように、上述した各実施例のいずれか
に係るラベルは、製造中に切りくずを生じることなく形
成し得ることに留意されたい。
【0030】以上、本発明に係るラベルを、引張舌状
部、折り曲げ線、切れ目及び開封線の各種実施例又は変
形例に基づいて説明してきたが、これらの種々の実施例
又は変形例を単一の様式のパッケージにおいて、互いに
組み合わせることができることは明らかである。
部、折り曲げ線、切れ目及び開封線の各種実施例又は変
形例に基づいて説明してきたが、これらの種々の実施例
又は変形例を単一の様式のパッケージにおいて、互いに
組み合わせることができることは明らかである。
【0031】
【発明の効果】このように、上述した各実施例のいずれ
かに係るラベルの優れた構造により、公知のパッケージ
の欠点がなくしかも幾つかの重要な利点を備えた、たば
こ又はたばこ産業の他の製品のパッケージを得ることが
できる。この種のパッケージは、使用する原材料が最小
限でただ一種である限り、特に環境を損なわないもので
あり、パッケージを再生利用可能で生物分解性の材料か
ら形成した場合は特にそうであるが、使用後の廃棄が容
易となる。また、同時に、保存時の受光、湿気の移動、
香りの喪失に対しても、中身を効果的に保護している。
しかも、係るパッケージの製造コストは、一般に、公知
のパッケージのコストより小さい。この新規なパッケー
ジは、従来技術によるパッケージの利点を保持しつつ、
通常の軟質パッケージのように或いは硬質パッケージの
ように開封したり更にはフィルタに触れることなくたば
こを取り出すことができるように開封したり、たばこの
パッケージの開封の仕方を幾通りか選択できるので、ユ
ーザもまた係るパッケージを使用することにより利益を
受けることができる。
かに係るラベルの優れた構造により、公知のパッケージ
の欠点がなくしかも幾つかの重要な利点を備えた、たば
こ又はたばこ産業の他の製品のパッケージを得ることが
できる。この種のパッケージは、使用する原材料が最小
限でただ一種である限り、特に環境を損なわないもので
あり、パッケージを再生利用可能で生物分解性の材料か
ら形成した場合は特にそうであるが、使用後の廃棄が容
易となる。また、同時に、保存時の受光、湿気の移動、
香りの喪失に対しても、中身を効果的に保護している。
しかも、係るパッケージの製造コストは、一般に、公知
のパッケージのコストより小さい。この新規なパッケー
ジは、従来技術によるパッケージの利点を保持しつつ、
通常の軟質パッケージのように或いは硬質パッケージの
ように開封したり更にはフィルタに触れることなくたば
こを取り出すことができるように開封したり、たばこの
パッケージの開封の仕方を幾通りか選択できるので、ユ
ーザもまた係るパッケージを使用することにより利益を
受けることができる。
【図1】本発明に係るたばこのパッケージの好ましい実
施例を完成して閉じた状態で示した概略図。
施例を完成して閉じた状態で示した概略図。
【図2】開封手段の一つにより開封した同じたばこのパ
ッケージを示した図。
ッケージを示した図。
【図3】もう一つの開封手段により開封した同じたばこ
のパッケージを示した図。
のパッケージを示した図。
【図4】硬質の外側ケースに挿入した図3のたばこのパ
ッケージを示した図。
ッケージを示した図。
【図5】本発明に係るパッケージラベルの第一の実施例
を示した図。
を示した図。
【図6】パッケージラベルブランクの一実施例を示した
図。
図。
【図7】パッケージラベルブランクの一実施例を示した
図。
図。
【図8】パッケージラベルブランクの一実施例を示した
図。
図。
【図9】パッケージラベルブランクの一実施例を示した
図。
図。
【図10】図4の実施例に係るラベルから形成したたば
このパッケージの平面図。
このパッケージの平面図。
【図11】開封手段の一実施例を示した図。
【図12】開封手段のもう一つの実施例を示した図。
【図13】本発明に係るパッケージラベルのもう一つの
実施例を示した図。
実施例を示した図。
【図14】図9の実施例に係るラベルから形成したたば
このパッケージの平面図。
このパッケージの平面図。
【図15】本発明に係るパッケージラベルの別の実施例
を示した図。
を示した図。
【図16】図15の実施例に係るラベルから形成したた
ばこのパッケージの平面図。
ばこのパッケージの平面図。
【図17】本発明に係るパッケージラベルの別の実施例
を示した図。
を示した図。
【図18】図17の実施例に係るラベルから形成したた
ばこのパッケージの平面図。
ばこのパッケージの平面図。
【図19】本発明に係るパッケージラベルの更に別の実
施例を示した図。
施例を示した図。
【図20】図19の実施例に係るラベルから形成したた
ばこのパッケージの平面図。
ばこのパッケージの平面図。
【図21】本発明に係るパッケージラベルの更に別の実
施例を示した図。
施例を示した図。
【図22】図21の実施例に係るラベルから形成したた
ばこのパッケージの平面図。
ばこのパッケージの平面図。
【図23】パッケージの開封手段の一つの可能な変形例
を示した図。
を示した図。
【図24】パッケージの開封手段の一つの可能な変形例
を示した図。
を示した図。
【図25】パッケージの開封手段の一つの可能な変形例
を示した図。
を示した図。
【図26】本発明に係るパッケージラベルの更に別の実
施例を示した図。
施例を示した図。
【符号の説明】 1 パッケージ 3、10 ラベル 11 パッケージの上端面 11A 上側部分 11B 保証ストリップ 11C 開封導入部 12 下端面 12A 下側部分 13 上側部分 14 下側部分 15 外側ケース 20 第一の舌状部 20A 引張ストリップ 21 引張舌状部 22 下側引張舌状部 30A、30B 正面パネル 30C、30D 側面パネル 30E、30F カバーパネル 31、31A、31B、31C 糊付けパネル 32 糊付け部 33 折り曲げ線 33C 折り曲げ線 34、34A 切れ目 34B 切欠き 35A、35B、35C、36 開封線 38A コーティング 38B ラッカ層 20A 引張ストリップ 39A 接着ストリップ 39B 引張ストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−11674(JP,A) 実開 平3−8131(JP,U)
Claims (19)
- 【請求項1】 単一のラベル(3,10)から一般的に
成る軟質パッケージを形成するための、たばこ産業の一
群の製品特に一群のたばこ用のパッケージ(1)であっ
て、 前記ラベルが、該パッケージの正面(30A,30
B)、側面(30C,30D)、上端面(11;30
E)、下端面(12;30F)を形成する複数のパネル
並びに糊付けパネル(31,31A,31B,31C)
を有すると共に、前記パッケージの前記端面の一方の第
一の端面を形成するパネル(30E,31A;30F,
31)の切れ目部分(11A;12A)を引き剥がすた
めの舌状部(21;22)から成る第一の開封手段を有
し、 前記ラベルが、更に、少なくとももう一つの開封手段を
備え、 該開封手段が、 前記第一の端面と反対側の端面を形成するパネル(30
F,31;30E,31A)の切れ目部分(12A;1
1A)を引き剥がすための舌状部(22;21)、 又は/及び前記パッケージの正面(30A,30B)及
び側面(30C,30D,31C)を形成するパネル
の、厚さを予め減少させた部分を引き剥がすための舌状
部(20)から成ることを特徴とするパッケージ。 - 【請求項2】 前記パッケージの正面(30A,30
B)及び側面(30C,30D,31C)を形成するパ
ネルの、前記厚さを予め減少させた部分が、切れ目(3
6)であることを特徴とする請求項1に記載のパッケー
ジ。 - 【請求項3】 前記パッケージの角部の少なくとも一つ
が、ダイヤモンド形の折り目から成ることを特徴とする
前記請求項1または2に記載のパッケージ。 - 【請求項4】 前記請求項1〜3のいずれか一項に記載
のパッケージを形成するためのラベル(3)であって、 前記ラベルが、 前記パッケージの上端面(11)又は下端面(12)を
形成するパネル(30E,30F,31,31A,31
B)の一部(11A,12A)を引き剥がすための舌状
部(21、22)を形成するために、該ラベル本体に含
まれる突出部を構成する少なくとも一つの切れ目(34
A,34B)を有することを特徴とするラベル。 - 【請求項5】 前記ラベルが、 前記パッケージの正面(30A,30B)及び側面(3
0C,30D,31C)を形成するパネルの一部(1
3、20A)を引き剥がすための舌状部(20)を形成
するために、突出部を構成する側面パネル(30C)の
側縁部の切れ目を有することを特徴とする請求項4に記
載のラベル。 - 【請求項6】 前記ラベルが、 前記突出部のそれぞれに対して開封線(34C,34
E,35A,35B,35C,36)を有し、 前記開封線が、引き剥がすべきパネルの部分を取り囲ん
でいることを特徴とする請求項4又は5に記載のラベ
ル。 - 【請求項7】 少なくとも一本の開封線が、ミシン目か
ら成ることを特徴とする請求項6に記載のラベル。 - 【請求項8】 前記ミシン目の開封線の少なくとも一つ
が、前記パッケージの少なくとも一つの層上で、流体密
性コーティング(A)で覆われていることを特徴とする
請求項7に記載のラベル。 - 【請求項9】 前記ラベルを構成する材料の繊維の大部
分が、前記舌状部(20、21、22)の引き剥がし方
向(B)に平行な方向に向いていることを特徴とする請
求項4又は5に記載のラベル。 - 【請求項10】 少なくとも一本の開封線(34C,3
4E,35A,35B,35C,36)が、前記ラベル
の厚さを減少させて成ることを特徴とする請求項6に記
載のラベル。 - 【請求項11】 前記ラベルの厚さの減少が、刻み付け
作業により達成されることを特徴とする請求項10に記
載のラベル。 - 【請求項12】 引張ストリップ(39B)を備えた接
着ストリップ(39A)が、パッケージの引き剥がすべ
き少なくとも一つの部分の背面に配設されていることを
特徴とする請求項6乃至11のいずれか一項に記載のラ
ベル。 - 【請求項13】 上端面(30E)又は下端面(30
F)を形成するパネルと糊付けパネル(31)とを分離
する、或いは二つの隣接した糊付けパネル(31、31
A,31B)を分離する少なくとも一つの切れ目(3
4)が、前記二つのパネルを分離する線の一部の上のみ
に設けられ、 残りの線の部分が、折り曲げ線導入部(33A)から形
成され、 前記折り曲げ線導入部が前記切れ目より短いことを特徴
とする請求項4乃至12のいずれか一項に記載のラベ
ル。 - 【請求項14】 上端面(30E)又は下端面(30
F)を形成するパネルと糊付けパネル(31)とを分離
する、或いは二つの隣接した糊付けパネル(31、31
A,31B)を分離する少なくとも一つの切れ目(3
4)が、前記二つのパネルを分離する線に平行な線の一
部の上のみに設けられ、 45°の折り曲げ線導入部(33B)が、前記切れ目の
端部を、前記切れ目により分離されたパネルに隣接した
側面及び正面パネル(30A,30B,30C,30
D,31C)を分離する前記折り曲げ線(33)と、前
記切れ目により前記隣接したパネルから分離された前記
パネルを分離する前記折り曲げ線(33)との交点に接
続していることを特徴とする請求項4乃至13のいずれ
か一項に記載のラベル。 - 【請求項15】 上端面(30E)又は下端面(30
F)を形成するパネルと糊付けパネル(31)とを分離
する、或いは二つの隣接した糊付けパネル(31、31
A,31B)を分離する少なくとも一つの線が、第一の
折り曲げ線(33)から成り、 上端面(30E)又は下端面(30F)を形成する前記
パネル及び/又は側面パネル(30A,30B)に隣接
した糊付けパネル(31、31A)が、 前記第一の折り曲げ線(33)により分離されたパネル
に隣接した側面及び正面(30A,30B,30C,3
0D,31C)を分離する折り曲げ線(33C)と、前
記第一の折り曲げ線(33)により前記隣接したパネル
から分離された前記パネルを分離する折り曲げ線(3
3)との交点から延びる、少なくとも一本の別の45°
の折り曲げ線(33C)を有することを特徴とする請求
項4乃至14のいずれか一項に記載のラベル。 - 【請求項16】 前記側面及び正面(30A,30B,
30C,30D)のパネルを分離する4つの側縁部が、
刻み付けされていることを特徴とする請求項4乃至15
のいずれか一項に記載のラベル。 - 【請求項17】 前記ラベルが、積層コーティング及び
/又はラッカコーティングされていることを特徴とする
請求項4乃至16のいずれか一項に記載のラベル。 - 【請求項18】 前記ラベルが、再生利用可能且つ/又
は生物分解性材料から形成されていることを特徴とする
請求項4乃至17のいずれか一項に記載のラベル。 - 【請求項19】 パッケージの保護のために再使用が可
能な材料で形成された外側ケース(15)内に収納され
ていることを特徴とする請求項1に記載のパッケージの
使用法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH93810477-5 | 1993-07-06 | ||
EP19930810477 EP0633201B1 (fr) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | Emballage pour cigarettes comportant plus d'un moyen d'ouverture |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07156981A JPH07156981A (ja) | 1995-06-20 |
JP2630564B2 true JP2630564B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=8214996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17485394A Expired - Fee Related JP2630564B2 (ja) | 1993-07-06 | 1994-07-05 | 複数の開封手段を有するたばこのパッケージ |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5628452A (ja) |
EP (1) | EP0633201B1 (ja) |
JP (1) | JP2630564B2 (ja) |
AT (1) | ATE117267T1 (ja) |
CZ (1) | CZ284910B6 (ja) |
DE (2) | DE69300056T2 (ja) |
DK (1) | DK0633201T3 (ja) |
ES (1) | ES2069449T3 (ja) |
GR (1) | GR3015789T3 (ja) |
HU (1) | HU217572B (ja) |
PL (1) | PL174495B1 (ja) |
SK (1) | SK280236B6 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0693424B1 (fr) * | 1994-07-19 | 1996-03-27 | Fabriques De Tabac Reunies S.A. | Procédé et dispositif de préparation d'étiquettes |
EP0745540A1 (de) * | 1995-06-02 | 1996-12-04 | Fabriques De Tabac Reunies S.A. | Zuschnittbogen und daraus hergestellte Zigarettenpackung |
MY148957A (en) * | 1995-06-02 | 2013-06-14 | Tabac Reunis S A Fab | Cutting chart and cigarette packet produced therefrom |
ES2166137T3 (es) | 1998-05-26 | 2002-04-01 | Philip Morris Prod | Embalaje dotado de un cupon y procedimiento de obtencion de dicho embalaje. |
TR200100945T2 (tr) * | 1998-10-06 | 2001-12-21 | Focke & Co. (Gmbh & Co.) | Sigara paketi |
DE10127314A1 (de) * | 2001-06-06 | 2002-12-19 | Trespaphan Gmbh | Biologisch abbaubare biaxial verstreckte Folie mit kontrolliertem Weiterreißverhalten |
FR2832982B1 (fr) * | 2001-11-30 | 2004-01-23 | Aventis Pharma Sa | Boite polygonale, et planche predecoupee utile pour la fabriquer |
US20040217023A1 (en) * | 2003-05-02 | 2004-11-04 | Fagg Barry Smith | Cigarette package having at least one reclosable lid |
EP2072419A1 (en) * | 2007-12-17 | 2009-06-24 | Philip Morris Products S.A. | Container for smoking articles |
DE102011105695A1 (de) | 2011-05-05 | 2012-11-08 | Focke & Co. (Gmbh & Co. Kg) | Packung für Zigaretten sowie Zuschnitt, Materialbahn und Verfahren zum Herstellen derselben |
GB201119969D0 (en) * | 2011-11-18 | 2012-01-04 | British American Tobacco Co | A package for smoking articles |
WO2013179418A1 (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-05 | 日本たばこ産業株式会社 | ハード型パッケージ |
Family Cites Families (51)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA697686A (en) * | 1964-11-10 | E. Anderson Carl | Reclosing carton | |
US2187304A (en) * | 1940-01-16 | Fold able blank box | ||
CA670668A (en) * | 1963-09-17 | Reynolds Metals Company | Package for articles, such as cigarettes, and the like | |
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US1739529A (en) * | 1926-06-28 | 1929-12-17 | Skinner Mfg Company | Box |
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