JP2023004233A - フラップラベル - Google Patents

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衣理奈 巽
Erina Tatsumi
敏博 出水
Toshihiro Izumi
善和 鹿倉
Yoshikazu Shikakura
来希 土井
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【課題】樹脂使用量を多くすることなく、中身の減少による容器の形状の不安定化を回避することができるフラップラベルを提供する。【解決手段】フラップラベル101は、天面23ならびに互いに対向する位置関係にある第1側面および第2側面を有する袋体20に対して貼り付けて用いるためのフラップラベルであって、天面23の少なくとも一部に貼り付けられる予定の天面部分40と、天面部分40から第1の側に延在し、前記第1側面の少なくとも一部を覆うための第1部分41と、天面部分40から前記第1の側とは反対の側である第2の側に延在し、前記第2側面の少なくとも一部を覆うための第2部分とを備える。天面部分40には開閉可能な蓋部6が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、フラップラベルに関するものである。
ウェットシート、フェイスマスクなどのようなシート状の物を蓋付きの容器に収納し、ユーザはこの容器から内容物を逐次取り出して使用するという状況がありうる。このような容器は、たとえば特開平8-198350号公報(特許文献1)に記載されている。
ユーザによる取り出しが繰り返されると、容器の中身が徐々に減少する。容器が軟らかい袋体である場合、中身が減少すると、容器の形状がつぶれるなどして不安定になり、その結果、中身を取り出しにくくなったり、蓋による封緘作業を行ないにくくなったりする。
中身の減少によって容器の形状が影響を受けないようにするためには、インジェクション成形で作られた容器またはシート成形で作られた容器を採用することが考えられる。
特開平8-198350号公報
インジェクション成形で作られた容器またはシート成形で作られた容器を採用した場合、中身の減少にかかわらず容器の形状をほぼ安定して維持することができるが、容器が高価となり、また、樹脂使用量が多くなってしまう。
そこで、本発明は、樹脂使用量を多くすることなく、中身の減少による容器の形状の不安定化を回避することができるフラップラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づくフラップラベルは、天面ならびに互いに対向する位置関係にある第1側面および第2側面を有する袋体に対して貼り付けて用いるためのフラップラベルであって、上記天面の少なくとも一部に貼り付けられる予定の天面部分と、上記天面部分から第1の側に延在し、上記第1側面の少なくとも一部を覆うための第1部分と、上記天面部分から上記第1の側とは反対の側である第2の側に延在し、上記第2側面の少なくとも一部を覆うための第2部分とを備え、上記天面部分には開閉可能な蓋部が設けられている。
本発明によれば、袋体の形状を安定させることができ、その結果、樹脂使用量を多くすることなく、中身の減少による容器の形状の不安定化を回避することができる。
本発明に基づく実施の形態1におけるフラップラベルの平面図である。 図1におけるII-II線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるフラップラベルを備える製品を第1の向きから見た斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるフラップラベルを備える製品を第2の向きから見た斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるフラップラベルを備える製品の蓋部を開けた状態の斜視図である。 図5に示したものからフラップラベルのみを取り出した状態の斜視図である。 図3に示したものからフラップラベルのみを取り出した状態での、フラップラベルの断面図である。 図5に示したものからフラップラベルのみを取り出した状態での、フラップラベルの断面図である。 本発明に基づく実施の形態2におけるフラップラベルの平面図である。 本発明に基づく実施の形態2におけるフラップラベルを備える製品の斜視図である。 図10に示したものからフラップラベルのみを取り出し、分かりやすく変形した状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態3におけるフラップラベルの平面図である。 本発明に基づく実施の形態3におけるフラップラベルが袋体に貼り付けられた状態の平面図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるフラップラベルの平面図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるフラップラベルの帯状部およびその近傍を拡大した説明図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるフラップラベルが袋体に貼り付けられたものにおいて帯状部を引き剥がした状態の部分斜視図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるフラップラベルが袋体に貼り付けられたものにおいて帯状部を利用する方法の説明図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるフラップラベルが袋体に貼り付けられたものにおいて帯状部を袋体の底面に貼り付けた状態の部分断面図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるフラップラベルが袋体に貼り付けられたものにおいて帯状部を袋体の底面に貼り付けた状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態5におけるフラップラベルの断面図である。 蓋部を開けた状態での、本発明に基づく実施の形態5におけるフラップラベルの断面図である。 本発明に基づく実施の形態6におけるフラップラベルを用いた製品の断面図である。 蓋部を開けた状態での、本発明に基づく実施の形態6におけるフラップラベルを用いた製品の断面図である。
(実施の形態1)
(構成)
図1~図8を参照して、本発明に基づく実施の形態1におけるフラップラベルについて説明する。本実施の形態におけるフラップラベル101の平面図を図1に示す。フラップラベル101は、たとえば樹脂シートなどを主に用いて作製されるものである。図1に示すように、フラップラベル101は、互いに表裏をなす第1面11および第2面12を有する。図1におけるII-II線に関する矢視断面図を図2に示す。
フラップラベル101が使用されている状態の一例を図3に示す。図3では、製品501が示されている。製品501は、袋体20と、フラップラベル101とを含む。図3に示した製品501は、未開封の状態である。図3に示した製品501を異なる向きから見たところを図4に示す。袋体20は、天面23と、前面24と、背面25とを有する。袋体20は、端部21,22を備える。端部21,22の各々は、ヒートシールされている。袋体20は、ガゼット付きの袋である。フラップラベル101は、袋体20の前面24と天面23と背面25とにまたがるように貼り付けられている。ここで例示する袋体20では、前面24および背面25においては、面の中間にヒートシール部はない。
図1~図4に示すように、フラップラベル101は、天面23ならびに互いに対向する位置関係にある第1側面および第2側面を有する袋体20に対して貼り付けて用いるためのフラップラベルであって、天面23の少なくとも一部に貼り付けられる予定の天面部分40と、天面部分40から第1の側91に延在し、前記第1側面の少なくとも一部を覆うための第1部分41と、天面部分40から第1の側91とは反対の側である第2の側92に延在し、前記第2側面の少なくとも一部を覆うための第2部分42とを備える。天面部分40には開閉可能な蓋部6が設けられている。本実施の形態では、袋体20の前面24が「第1側面」に相当し、袋体20の背面25が「第2側面」に相当する。
天面部分40と第1部分41との境界には折り目51が設けられている。天面部分40と第2部分42との境界には折り目52が設けられている。
図2に示すように、フラップラベル101は、上基材3と、下基材4と、第1粘着層61と、第2粘着層62とを含む。第1粘着層61は下基材4の裏面に配置されている。第2粘着層62は上基材3の裏面に配置されている。上基材3としては軟らかい基材を用い、下基材4としては上基材3よりも剛性がある基材を用いることが考えられる。主に下基材4によって保形性をもたせることが考えられる。下基材4の材料としては、上基材3の材料に比べて剛性のあるものを採用することが好ましい。下基材4の材料が上基材3の材料と同じであってもよいが、その場合には、上基材3に比べて下基材4を厚くすることが好ましい。上基材3の材料は、たとえばポリプロピレン(PP)またはポリエチレンテレフタレート(PET)であってよい。上基材3の厚みは、たとえば20μm以上50μm以下であってよい。下基材4の材料は、たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)であってよい。下基材4の厚みは、たとえば50μm以上100μm以下であってよい。ここで挙げた材料の種類および厚みは、あくまで例示であって、ここに挙げた以外のものであってもよい。
フラップラベル101の第1面11側の少なくとも一部に第1粘着層61が露出している。第2粘着層62は、上基材3を下基材4に接合している。開口部7として下基材4および第1粘着層61に切込みが入れられている。
フラップラベル101の蓋部6は、つまみ部1を備える。つまみ部1を規定するために、図2に示すように、上基材3および第2粘着層62に切込みが入れられている。折り目51,52では、折れやすいように、下基材4および第1粘着層61にミシン目が入れられている。ただし、折り目51,52においても、上基材3にはミシン目は入れられていない。
ここでは、上基材3が単層であるものとして図示して説明したが、上基材3は単層とは限らない。上基材3は、複数層を重ね合わせた構造のものであってもよい。下基材4についても同様である。特に、下基材4は保形性をもたせるためにある程度の剛性をもたせることが求められるが、薄いシートを2層以上の積層構造とすることによって下基材4に剛性をもたせることも考えられる。上基材3と下基材4とで、同じ厚みの同じ材料のシートを使用しつつ、上基材3と下基材4とで、そのシートの重ねる層数を違えることによって、下基材4に上基材3よりも高い剛性をもたせることも考えられる。
図3に示した製品501を開封して蓋部6を開けた状態を図5に示す。袋体20は開口部26を有する。開口部26は内容物10を取り出すための開口部である。図5では、開口部26を通じて内容物10が見えている。内容物10は、たとえばウェットシート、フェイスマスクなどである。フラップラベル101は開口部7を有する。フラップラベル101の開口部7は、袋体20の開口部26より大きい。開口部26は、開口部7を通じて見えている。フラップラベル101の一部である部分8は、蓋部6の裏面に貼り付いた状態で持ち上がっている。袋体20の一部であった部分27は、袋体20の天面23から分離して、蓋部6および部分8と共に持ち上がっている。部分27は部分8に付着している。
図5からフラップラベル101のみを取り出したところを図6に示す。袋体20に貼り付けられた状態のフラップラベル101のみを取り出したと想定して、フラップラベル101の断面図を図7に示す。図7は、図3に示した状態に相当する。フラップラベル101は、折り目51,52においてそれぞれほぼ直角に折り曲げられている。第1部分41および第2部分42は、いずれも下方に向かって延在している。図7の状態から蓋部6を開けたところを図8に示す。図8は、図6に示した状態に相当する。下基材4から部分8が抜けたことによって開口部7が開放されている。
(作用・効果)
本実施の形態におけるフラップラベル101は、天面部分40から延在して前記第1側面の少なくとも一部を覆うための第1部分41と、天面部分40から延在して前記第2側面の少なくとも一部を覆うための第2部分42とを備えるので、第1部分41および第2部分42によって袋体20が補強される形となって、袋体20の形状を安定させることができる。したがって、樹脂使用量を多くすることなく、中身の減少による容器の形状の不安定化を回避することができる。
フラップラベルとしては、厚い方が剛性が上がるので、保形性も向上するが、昨今の環境負荷の問題に配慮し、必要十分程度の保形性を確保しつつ、なるべく薄いものとすることが好ましい。
図3における第1部分41の上下方向の長さは、袋体20の前面24の上下方向の長さに等しくてもよいが、前面24の上下方向の長さに比べて小さくてもよい。たとえば第1部分41の上下方向の長さは、前面24の上下方向の長さの半分であってもよい。図4における第2部分42の上下方向の長さと、袋体20の背面25の上下方向の長さとの間でも、同様のことがいえる。第1部分41および第2部分42の上下方向の長さが、袋体20の前面24および背面25の上下方向の長さに比べて短い場合には、フラップラベルを貼り付けた状態で袋体20の下部がフラップラベルによって覆われずに露出することとなるが、そのような状態であっても一定の効果を得ることができる。なぜなら、内容物10が、袋体20の厚み方向の寸法の半分以上の厚みにわたって入っているような場合には、フラップラベルの第1部分41および第2部分42の剛性に頼らなくても、内容物10によって袋体20の形状がほぼ保持されるからである。内容物10の量が減ってきたときには、フラップラベルの剛性によって袋体20の形状を保持することが期待される。
また、本実施の形態では、フラップラベルが、袋体20の前面24、天面40および背面25にまたがるように貼り付けられるものとして説明したが、これはあくまで一例である。袋体20のいずれの側が前面となるかは、ここで例示したものに限らない。本実施の形態では、袋体20の前面24が「第1側面」に相当するものとしたが、いずれの面を「第1側面」としてもよい。ここで示したように、面の中間にヒートシール部がある側面を避け、面の中間にヒートシール部がない側面を選んで第1側面および第2側面とすることが好ましい。すなわち、フラップラベルが袋体の天面からまたがる側面は、面の中間にヒートシール部がない2つの側面であることが好ましい。面の中間にヒートシール部がない2つの側面とは、ここでは、前面24および背面25のことである。
本実施の形態では、つまみ部1を規定するために、図2に示すように、上基材3および第2粘着層62に切込みが入れられているものとしたが、さらにつまみ部1をつまみやすくするために、つまみ部1の下側において粘着性を下げた構成を採用してもよい。粘着性を下げた構成としては、たとえばつまみ部1の下側においてのみ粘着性62を無くしておいてもよい。あるいは、つまみ部1の下側においてのみ粘着層62の下側に粘着性を低減させる層を設けておいてもよい。これらの構成を採用することによって、つまみ部1をつまむことが容易となる。
本実施の形態においては、折り目51,52で折れやすいように、この位置で下基材4および第1粘着層61にミシン目が入れられているものとしたが、折り目51,52における折れやすさを実現するためには、他の方法を採用していてもよい。たとえばミシン目を入れる位置をここで示したのと異なる形にしてもよい。たとえばミシン目を入れる代わりに、折れ癖を有する他のシートがこの部分に貼り付けられていてもよい。
本実施の形態では、フラップラベル101の折り目51,52において、下基材4および第1粘着層61にミシン目が入れられ、上基材3にはミシン目が入れられていない構成を示したが、このように上基材3にはミシン目が入れられていない構成とすることによって、フラップラベルの破れを防止することができる。また、上基材3にはミシン目が入れられていなければ、フラップラベルを折り曲げたときの外側のエッジにミシン目の鋭利な角が露出することを避けることができ、外観をきれいにすることができる。
(実施の形態2)
(構成)
図9~図11を参照して、本発明に基づく実施の形態2におけるフラップラベルについて説明する。本実施の形態におけるフラップラベル102の平面図を図9に示す。
フラップラベル102は、実施の形態1で説明したフラップラベル101の構成を備え、さらに以下の構成を備える。本実施の形態では、袋体20は、前記第1側面および前記第2側面を結ぶ方向とは直交する方向において互いに対向する位置関係にある第3側面および第4側面を有する。フラップラベル102は、天面部分40から第1の側91とは90°異なる第3の側93に延在し、前記第3側面の少なくとも一部を覆うための第3部分43と、天面部分40から第3の側93とは反対の側である第4の側94に延在し、前記第4側面の少なくとも一部を覆うための第4部分44とを備える。すなわち、フラップラベル102は、全体として十字形状となっている。フラップラベル102に関するその他の詳細な構成は、実施の形態1で説明したのと同様であるので、説明を繰り返さない。
フラップラベル102が使用されている状態の一例を図10に示す。図10では、製品502が示されている。製品502は、袋体20と、フラップラベル102とを含む。図10に示した製品502は、未開封の状態である。ここで示す例では、袋体20の下部がわずかに見えている。第1部分41は、袋体20の前面24を覆っている。第3部分43は、袋体20の端部21を覆っている。袋体20の端部21がある側の面が「第3側面」に相当する。袋体20の端部22がある側の面が「第4側面」に相当する。ここでは、説明の便宜のために、端部21,22がわずかに見えているが、実際には、端部21,22は見えているとは限らない。端部21は第3部分43によって平らな形に押し込められている。端部22は第4部分44によって平らな形に押し込められている。第1部分41、第2部分42、第3部分43および第4部分44によって袋体20の4つの側面がそれぞれ覆われて、全体として直方体形状となっている。
図10からフラップラベル102のみを取り出したところを図11に示す。図11では、分かりやすくするために、第1部分41、第2部分42、第3部分43および第4部分44の下端を広げた状態を示している。
(作用・効果)
本実施の形態におけるフラップラベル102は、第1部分41および第2部分42に加えて、第3部分43および第4部分44を備えるので、袋体20の形状をさらに安定させることができる。したがって、樹脂使用量を多くすることなく、中身の減少による容器の形状の不安定化を回避することができる。
第1部分41、第2部分42、第3部分43および第4部分44の上下方向の長さは、袋体20の上下方向の長さに等しくてもよいが、袋体20の上下方向の長さに比べて小さくてもよく、たとえば袋体20の上下方向の長さの半分であってもよい。
(実施の形態3)
(構成)
図12~図13を参照して、本発明に基づく実施の形態3におけるフラップラベルについて説明する。本実施の形態におけるフラップラベル103の平面図を図12に示す。
フラップラベル103は、実施の形態2で説明したフラップラベル102の基本的な構成を備え、さらに以下の構成を備える。本実施の形態では、天面部分40は十字形状となっている。フラップラベル103が袋体20に貼り付けられた状態の平面図を図13に示す。天面部分40が十字形状であるので、袋体20の天面23の四隅の各々が、天面部分40によって覆われずに露出している。
フラップラベル103においては、蓋部6のつまみ部1は、折り目51に達している。蓋部6の形状は、あくまで一例として示すものであって、この通りとは限らない。
(作用・効果)
本実施の形態においても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
(構成)
図14を参照して、本発明に基づく実施の形態4におけるフラップラベルについて説明する。本実施の形態におけるフラップラベル104の平面図を図14に示す。
フラップラベル104は、実施の形態1で説明したフラップラベル101の基本的な構成を備え、さらに以下の構成を備える。本実施の形態では、第1部分41および第2部分42の各々は、天面部分40から遠ざかる向きに延在する帯状部30を含む。帯状部30は、先端30aおよび根元30bを備える。帯状部30は、帯状部第1部分31と、帯状部第2部分32とを有する。帯状部第1部分31は、根元30bより先端30aに近い位置に設けられている。帯状部第1部分31は、第1の粘着力を有して袋体20に対して着脱可能である。帯状部第2部分32は、帯状部第1部分31よりも根元30b側に設けられている。帯状部第2部分32は、前記第1の粘着力より弱い粘着力を有するかまたは粘着力を有していない。
本実施の形態では、帯状部30は、先端30aから近い位置に帯状部第3部分33を有する。帯状部第3部分33についての詳細は、後述する。
帯状部30およびその近傍を拡大したところを図15に示す。長方形CDGHによって囲まれた部分が帯状部第1部分31である。長方形DEFGによって囲まれた部分が帯状部第2部分32である。長方形ACHJによって囲まれた部分が帯状部第3部分33である。使用前の状態では、たとえば区間ABおよび区間IJにおいては、図2における上基材3と下基材4とを含む厚み方向の全体に切込みが形成されており、区間BEおよび区間FIにおいては、下基材4および第1粘着層61のみに切込みが形成されている。区間EFにおいては、切込みは全く形成されていない。
フラップラベル104が袋体20に貼り付けられた状態で、袋体20の中身がある程度以上減ったときには、ユーザは、帯状部30の先端30aを持って帯状部30を袋体20から引き剥がすことができる。引き剥がすことによって、区間BEおよび区間FIにおいて上基材3および第2粘着層62が引き裂かれる。ただし、このとき帯状部30の根元30bはつながった状態が維持される。帯状部30が引き剥がされた状態での、袋体20の前面24およびこれを覆う第1部分41を拡大したところを図16に示す。背面25および第2部分42においても同様に帯状部30を引き剥がすことができる。
区間BEおよび区間FIにおいては、上基材3に切込みがなくても下基材4と同様に引き裂くことができる。特に、上基材3としては、下基材4よりも引き裂きやすい材料を採用しておくことが好ましい。上基材3に大きな切込みを入れないことにより、フラップラベルを貼る作業が容易になる。また、上基材3に大きな切込みを入れないことにより、引き裂く前のフラップラベルの外観が美麗に保たれる。
なお、ここで示した切込みの入れ方は、あくまで一例であって、これ以外にも考えられる。たとえば点Bと点Cとが一致し、点Hと点Iとが一致していてもよい。
図16に示すように帯状部30を引き剥がした後は、ユーザは、図17に示すように作業を行なえばよい。すなわち、矢印95に示すように帯状部30を下方に引っ張りつつ、矢印96に示すように袋体20の底面29を押し上げる。図17では、前面24およびその近傍について図示しているが、背面25においても同様の作業を行なう。こうして、袋体20を圧縮して袋体20の上下方向の寸法を縮める。これにより袋体20の前面24は座屈する。袋体20の背面25も同様に座屈する。この際に内容物10は、図17に示されるように、袋体20の内部において、座屈によって生じた前面24および背面25の折れ目よりも上側に収まるようにする。さらに、図18に示すように、帯状部30の先端30aを底面29の下側に回り込ませる。帯状部第1部分31が有する粘着力を利用して、帯状部第1部分31を底面29に貼り付ける。こうして、図18に示す状態で固定される。図18では、前面24およびその近傍について図示しているが、背面25においても同様の作業を行なう。ここまでの作業を終えた状態での製品全体の斜視図を、図19に示す。帯状部30の帯状部第2部分32が手前に見えている。帯状部30の帯状部第2部分32においては、圧縮された袋体20が元の状態に戻ろうとする力によって張力が作用している。フラップラベル104の第1部分41および第2部分42は座屈した状態となっている。ただし、第2部分42は、図19では見えていない。
(作用・効果)
本実施の形態では、中身が減った状態の袋体20を上下方向に圧縮した状態で、帯状部30で固定することができるので、袋体20の形状を安定させることができる。したがって、樹脂使用量を多くすることなく、中身の減少による容器の形状の不安定化を回避することができる。また、袋体20の緩みがない状態にできるので、内容物10を取り出しやすくなる。袋体20は圧縮された状態で固定されるので、袋体とフラップラベルとを含む製品全体をコンパクトな状態にすることができる。
本実施の形態で示したように、帯状部30は、帯状部第1部分31よりさらに先端10a側に、前記第1の粘着力より弱い粘着力を有するかまたは粘着力を有していない帯状部第3部分33を有することが好ましい。帯状部第3部分33が有する粘着力の強さは、帯状部第2部分32が有する粘着力の強さと同じであってもよく、異なっていてもよい。この構成を採用することにより、ユーザが帯状部30を引き剥がす際には、ユーザは帯状部第3部分33を容易に把持することができるので、帯状部30を引き剥がす作業が行ないやすくなり、好ましい。
なお、帯状部30は、袋体20の各側面を覆う部分の中央に配置されているものとして説明したが、中央以外の位置に配置されていてもよい。帯状部30は、1つの側面に1つだけ配置されているものとして説明したが、1つの側面に2つ以上の帯状部30が配置されていてもよい。袋体20の各側面を覆う部分の全体が帯状部30の役割を果たしてもよい。
なお、図17および図18では、第1部分41が中間で座屈している様子を示したが、特定の箇所で座屈しやすいように、第1部分41の特定箇所にミシン目または何らかの折れやすい構造を設けておいてもよい。第2部分42においても同様である。これらの折れやすい部分を「線状の脆弱部」とすると、以下のように表現することもできる。フラップラベルは、下基材4と、粘着層を介して下基材4に重なるように配置された上基材3とを含む積層構造であり、第1部分41および第2部分42の各々においては、下基材4に1本以上の線状の脆弱部が設けられていることが好ましい。
また、フラップラベルに座屈促進のための折れやすい構造を設けておく代わりに、袋体20の該当箇所に座屈しやすい構造を設けておくことも考えられる。
本実施の形態では、袋体20の中身がある程度以上減って帯状部30を使用するときには、フラップラベル104の第1部分41および第2部分42が座屈するものとして説明したが、第1部分41および第2部分42の上下方向の長さを予め小さくしておいてもよい。たとえば、第1部分41および第2部分42の上下方向の長さは、内容物10を最大に収容した状態での袋体20の上下方向の長さの半分であってもよい。本実施の形態において、たとえば第1部分41の上下方向の長さは、前面24の上下方向の長さの半分であってもよく、第2部分42の上下方向の長さは、背面25の上下方向の長さの半分であってもよい。
(実施の形態5)
(構成)
図20~図21を参照して、本発明に基づく実施の形態5におけるフラップラベル105について説明する。袋体20に貼り付けられた状態のフラップラベル105のみを取り出したと想定して、フラップラベル105の断面図を図20に示す。フラップラベル105においては、上基材3および第2粘着層62は、下基材4および第1粘着層61に比べて面積が小さいものとなっている。上基材3および第2粘着層62は、フラップラベル105の天面部分40のうちの一部のみに延在している。第1部分41および第2部分42においては、下基材4が最外層として露出している。天面部分40のうちの上基材3が延在していない部分においても、下基材4が最外層として露出している。その他の構成については、実施の形態1で説明したフラップラベル101と同様である。
図20に示した状態から蓋部6を開けたところを図21に示す。図21では、下基材4から部分8が抜けたことによって開口部7が開放されている。
(作用・効果)
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。ここでは、上基材3および第2粘着層62が折り目51からも折り目52からも離隔している構成を例示したが、これはあくまで一例である。上基材3および第2粘着層62が折り目51,52のうちのいずれか一方に達していてもよい。上基材3および第2粘着層62が折り目51,52の両方に達していてもよい。
上基材3および第2粘着層62は、フラップラベル105の天面部分40のうちの一部のみに延在する代わりに、天面部分40および第2部分42にまたがってL字形に延在する構成であってもよい。この場合、上基材3および第2粘着層62は、天面部分40および第2部分42の全体に延在していなくてもよい。上基材3および第2粘着層62は、たとえば天面部分40の一部および第2部分42の一部にのみ延在していてもよい。
(実施の形態6)
(構成)
図22~図23を参照して、本発明に基づく実施の形態6におけるフラップラベル106について説明する。フラップラベル106を用いた製品の断面図を図22に示す。この製品は、内容物10を収容した袋体20と、袋体20に貼られたフラップラベル106とを含む。フラップラベル106においては、下基材4および第1粘着層61に開口部7が設けられている。上基材3は、開口部7の内部では第2粘着層62を介して袋体20の上面に貼り付いている。部分27は、袋体20の一部である。袋体20は開口部26を有しているが、この時点では、開口部26は部分27によって塞がれている。開口部7は開口部26より大きい。
図22に示した状態から蓋部6を開けたところを図23に示す。図23では、袋体20から部分27が抜けたことによって開口部26が開放されている。部分27は、第2粘着層62に付着して蓋部6と共に持ち上がっている。開口部26が開放されたことによって、ユーザにとっては内容物10が取出し可能な状態となっている。
(作用・効果)
本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態のうち複数を適宜組み合わせて採用してもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 つまみ部、3 上基材、4 下基材、6 蓋部、7 (フラップラベルの)開口部、8 部分、10 内容物、11 第1面、12 第2面、21,22 端部、20 袋体、23 天面、24 前面、25 背面、26 (袋体の)開口部、27 部分、29 底面、30 帯状部、30a 先端、30b 根元、31 帯状部第1部分、32 帯状部第2部分、33 帯状部第3部分、40 天面部分、41 第1部分、42 第2部分、43 第3部分、44 第4部分、51,52,53,54 折り目、61 第1粘着層、62 第2粘着層、91 第1の側、92 第2の側、93 第3の側、94 第4の側、95,96 矢印、101,102,103,104 フラップラベル、501,502 製品。

Claims (4)

  1. 天面ならびに互いに対向する位置関係にある第1側面および第2側面を有する袋体に対して貼り付けて用いるためのフラップラベルであって、
    前記天面の少なくとも一部に貼り付けられる予定の天面部分と、
    前記天面部分から第1の側に延在し、前記第1側面の少なくとも一部を覆うための第1部分と、
    前記天面部分から前記第1の側とは反対の側である第2の側に延在し、前記第2側面の少なくとも一部を覆うための第2部分とを備え、
    前記天面部分には開閉可能な蓋部が設けられている、フラップラベル。
  2. 前記袋体は、前記第1側面および前記第2側面を結ぶ方向とは直交する方向において互いに対向する位置関係にある第3側面および第4側面を有し、
    前記フラップラベルは、
    前記天面部分から前記第1の側とは90°異なる第3の側に延在し、前記第3側面の少なくとも一部を覆うための第3部分と、
    前記天面部分から前記第3の側とは反対の側である第4の側に延在し、前記第4側面の少なくとも一部を覆うための第4部分とを備える、請求項1に記載のフラップラベル。
  3. 前記第1部分および前記第2部分の各々は、前記天面部分から遠ざかる向きに延在する帯状部を含み、
    前記帯状部は、先端および根元を備え、
    前記帯状部は、前記根元より前記先端に近い位置に設けられて第1の粘着力を有して前記袋体に対して着脱可能な帯状部第1部分と、前記帯状部第1部分よりも前記根元側に設けられて前記第1の粘着力より弱い粘着力を有するかまたは粘着力を有していない帯状部第2部分とを有する、請求項1に記載のフラップラベル。
  4. 前記フラップラベルは、下基材と、粘着層を介して前記下基材に重なるように配置された上基材とを含む積層構造であり、前記第1部分および前記第2部分の各々においては、前記下基材に1本以上の線状の脆弱部が設けられている、請求項3に記載のフラップラベル。
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