JP2628120B2 - デッキプレート上への埋設物の止め具 - Google Patents

デッキプレート上への埋設物の止め具

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JP2628120B2 JP3335086A JP33508691A JP2628120B2 JP 2628120 B2 JP2628120 B2 JP 2628120B2 JP 3335086 A JP3335086 A JP 3335086A JP 33508691 A JP33508691 A JP 33508691A JP 2628120 B2 JP2628120 B2 JP 2628120B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の天井、壁等
に使用されるデッキプレート上に電線管端末保護具等の
埋設物を埋設するのに使用される止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば金属製のデッキプレート上
に電線管端末保護具等の埋設物を固定する場合、釘が使
用できず鉄製の埋設物を溶接固定することによりなされ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
鉄製の埋設物を天井等の高いところで溶接固定するのは
大変であった。とくにデッキプレートは強度をもたせる
構造上波形に形成されており、足場が不安定で溶接道具
等を持っての作業がしずらかった。
【0004】又、埋設物を固定するには何箇所か溶接し
なければならず面倒であり、さらに溶接自体にも時間が
かかるので、固定作業が大変手間のかかるものであっ
た。
【0005】したがって、埋設物をデッキプレート上に
固定し、コンクリートを打設して埋設するのに時間がか
かり、作業効率が悪かった。
【0006】又、溶接固定の場合、溶接時の火花によ
り、近辺の合成樹脂製の電線管等を溶かしてしまい、再
度、配管手直ししなければならないという事態が頻発し
ていた。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たものであり、デッキプレート上に埋設物を簡単に固定
することのできる止め具を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明に係
る止め具は、デッキプレートへの埋設物の取付側からの
操作により埋設物をデッキプレート上に固定するための
止め具であって、埋設物及びデッキプレートを貫通する
長さを有する棒状部を有し、その一端にはデッキプレー
トに設けられた孔に埋設物の取付側から挿入されて、棒
状部を前記デッキプレートの裏面において抜け止め状態
にひっかける係止片が形成され、他端には少なくとも埋
設物の上面に形成された孔から突出する部分に螺子溝が
形成され、螺子溝には埋設物及びデッキプレートを係止
片の上面とではさみつけるナットを螺合させて成ること
を特徴としている。
【0009】
【作用】前記止め具の作用について、図に示す実施例を
用いて説明すると、図5に示すように止め具1の棒状部
2を埋設物8の孔7に内側から挿通してセットし、孔7
から突出した棒状部2先端の螺子溝にナット5を螺合
した状態で、止め具1の係止片3をデッキプレート9に
設けた孔10に挿入し、次いで、図6に示すように止め
具1を回転させる等により、その係止片の位置を変え
てデッキプレート9の孔10に抜け止め状態にひっかけ
る。そして止め具1の棒状部2先端の螺子溝に螺合さ
せたナット5を締め付けることにより係止片3の上面
aとナット 5とで埋設物8及びデッキプレート9をはさ
みつけて、埋設物8をデッキプレート9上に固定する
とができるようになっている。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す実施例にしたがってこの発
明について具体的に説明する。まず、先に図1から図3
までを参照してこの発明に係る止め具について説明し、
次いでこの止め具を用いたデッキプレート上への埋設物
の埋設方法について説明する。
【0011】図1から図3において、止め具1は棒状部
2及び係止片3を備えている。棒状部2は図3に示すよ
うに埋設物(図は電線管端末保護具8を示す)とデッキ
プレート9を貫通するのに十分な長さを有している。止
め具1の棒状部2の一端の外周には螺子溝4が切られて
いる。この螺子溝4には図1から図3までに示すように
ナット5が螺合するようになっている。ナット5は止め
具1を埋設物及びデッキプレート9に貫通させた状態
で、その止め具1先端に螺合する。したがって螺子溝4
は、図1に示したように止め具1の棒状部2全体に設け
なくてもよく、少なくとも止め具1を埋設物及びデッキ
プレート9に貫通させた状態で、埋設物の上方に突出す
る部分に設けてあればよい。もちろん図以下に示した
ように止め具1の棒状部2全長にわたって螺子溝4を設
けてもよい。
【0012】係止片3は板状に形成されているが、棒状
であってもよく、その形状については限定されない。
又、その長さについても実施例に限るものではない。要
するに係止片3は、デッキプレート9に設けた孔10
(図4参照)へ挿入されて、棒状部2を抜け止め状態に
ひっかけるものであればよい。
【0013】さて、このような構成からなる止め具1に
より、埋設物はデッキプレート9上に次のように固定さ
れる。
【0014】まず、デッキプレート9には止め具1の係
止片3が通る範囲の孔10を設ける。実施例の場合には
図2及び図4に示すように埋設物の下面開口11に合わ
せた形状の孔10をデッキプレート9に設ければよい。
止め具1を斜めにして挿入できる場合には、孔10は係
止片3の略半分の長さがあればよい。
【0015】デッキプレート9に止め具1の係止片3が
通る孔10を設けたら、止め具1の係止片3をこの孔1
0に挿入し、図2に示すように止め具1を回転させる。
これにより、係止片3の両端から中央近傍にかけての上
3aは、デッキプレート9に当接し、デッキプレート
9より抜け止め状態にすることができる。
【0016】かかる状態で図3に示すように埋設物の上
方に突出する止め具1先端の螺子溝4にナット5を螺合
する。そしてこのナット5を締め付けることにより係止
片3の上面3aとで埋設物8及びデッキプレート9をは
さみつけて、埋設物をデッキプレート9上に固定する。
【0017】尚、埋設物には止め具1の棒状部2が貫通
する孔7が設けられる。この孔7は棒状部2の径と同じ
か、あるいは棒状部2の径よりも大きい径を有し、棒状
部2を遊嵌状態に貫通できるものがよい。なぜなら、止
め具1を埋設物の孔7に通した状態で前後左右に動か
せ、これによって係止片3をデッキプレート9にあけた
孔10に挿入しやすいように動かせるからである。
【0018】また止め具1の頂部には、図2に示すよう
に係止片3の突出方向に合わせて切溝6を設けておくと
よい。このように切溝6が設けてあると、止め具1を回
転させたときに、止め具1の頂部を見れば係止片3の向
いている位置がわかり、係止片3をデッキプレート9に
抜け止め状態にひっかけたことを目で確認できて作業が
しやすく、便利である。
【0019】次に図4から図8までを参照して、この発
明である埋設方法について具体的に説明する。
【0020】まず、図4に示すように埋設物を固定しよ
うとするデッキプレート9には、止め具1の係止片3が
通る孔10をあける。この孔10は、のちに埋設物内に
配線する電線を引き出せる開口の孔10となる。この孔
10の形状については特に限定されず、要は止め具1の
係止片3を挿入させることができ、かつ止め具1を回転
させ、係止片3をデッキプレート9に抜け止め状態にひ
っかけることが可能な形状の孔10であればよい。
【0021】次に図5に示すように止め具1及びナット
5を埋設物に装着し、止め具1を埋設物に貫通させた状
態にして、止め具1の係止片3をデッキプレート9の孔
10に挿入する。
【0022】このときナット5は埋設物に設けられた孔
7に当接させず、少し浮かせた状態で保持するのがよ
い。こうすれば、止め具1を自由に動かせるのでデッキ
プレート9の孔10に係止片3を挿入させやすい。
【0023】係止片3をデッキプレート9の孔10に挿
入させたならば、次に図6に示すように止め具1を回転
させ、止め具1がデッキプレート9から抜けない位置へ
係止片3をもってくる。このように止め具1の係止片3
をデッキプレート9にひっかけ抜け止め状態にしたなら
ば、次に、止め具1の螺子溝4上端をペンチ等でつかむ
か、あるいは前述の切溝6にマイナスのドライバーを挿
し込むことのより止め具1を固定させて、ナット5を締
め上げ、埋設物ががたつかないようにして、埋設物をデ
ッキプレート9上に固定する。
【0024】さて、このように埋設物をデッキプレート
9上に固定したならば、次に図7に示すように配管作業
を行ない、デッキプレート9上にコンクリートを打設す
る。
【0025】そしてコンクリートの養生後、図8に示す
ようにデッキプレート9の下に出ている係止片3を反螺
子方向に回転させる。そうすると止め具1が先端に螺合
させていたナット5から外れ、埋設物より取外される。
このように取外された止め具1は、次の埋設物の固定に
再使用することができる。
【0026】尚、前述の止め具1の係止片3をデッキプ
レート9に抜け止め状態にひっかけるについては、上記
実施例にあるように止め具1の回転に限定されるもので
はなく、要は係止片3がデッキプレート9から抜けない
ようにひっかけることができればよい。
【0027】上記実施例では埋設物として電線管端末保
護具8を例にあげてこれに使用する止め具1を説明した
が、止め具1はこれ以外に、図9に示すようにボックス
12に使用することができ、さらにインサートやその他
の埋設物に使用することもできる。
【0028】尚、この発明で説明されるデッキプレート
9は金属製だけでなく、合成樹脂製であってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は上記構
成を採ることにより、デッキプレートへの埋設物の取付
側からデッキプレート上に埋設物を簡単に固定すること
ができ、従来の溶接固定のような面倒さがいらず、建築
物の天井、壁等に使用されるデッキプレート上に電線管
端末保護具等の埋設物を埋設するに際し、作業効率の向
上を図ることができる。
【0030】また、この発明に係る止め具は、近時鉄製
にかわって多く使用される合成樹脂製の埋設物に適用す
ることも勿論可能である。さらに、電線管端末保護具や
ボックス等種々の埋設物に使用することができ、大変便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る止め具と埋設物である電線管
端末保護具との分離した状態での斜視図である。
【図2】 止め具を埋設物に装着した状態での平面図で
ある。
【図3】 同じく止め具を埋設物に装着した状態での側
面図である。
【図4】 デッキプレートに孔をあけた状態を示す平面
図である。
【図5】 デッキプレート上に埋設物を固定するときの
状態を示す断面図である。
【図6】 埋設物をデッキプレート上に固定した状態を
示す断面図である。
【図7】 コンクリートを打設した状態を示す断面図で
ある。
【図8】 止め具本体を取外した状態を示す断面図であ
る。
【図9】 止め具をボックスに適用した例を示す止め具
とボックスとの分離した状態での斜視図である。
【符号の説明】
1 止め具 2 棒状部 3 係止片 4 螺子溝 5 ナット 9 デッキプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02G 3/12 H02G 3/12 C

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキプレートへの埋設物の取付側から
    の操作により前記埋設物を前記デッキプレート上に固定
    するためのデッキプレート上への埋設物の止め具であっ
    て、前記 埋設物及び前記デッキプレートを貫通する長さを有
    する棒状部を有し、該棒状部の一端には前記デッキプレ
    ートに設けられた孔に前記埋設物の取付側から挿入され
    て、棒状部を前記デッキプレートの裏面において抜け
    止め状態にひっかける係止片が形成され、該棒状部の
    端には少なくとも前記埋設物の上面に形成された孔から
    突出する部分に螺子溝が形成され、前記棒状部の螺子溝
    には前記埋設物及び前記デッキプレートを前記係止片の
    上面とではさみつけるナットを螺合させて成ることを特
    徴とするデッキプレート上への埋設物の止め具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5872929U (ja) * 1981-11-09 1983-05-17 株式会社ブレスト工業研究所 埋込用配線ボツクス仮止支持金具

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