JPH0533770Y2 - - Google Patents

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JPH0533770Y2
JPH0533770Y2 JP1637888U JP1637888U JPH0533770Y2 JP H0533770 Y2 JPH0533770 Y2 JP H0533770Y2 JP 1637888 U JP1637888 U JP 1637888U JP 1637888 U JP1637888 U JP 1637888U JP H0533770 Y2 JPH0533770 Y2 JP H0533770Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ネジ孔を埋めるために使用される閉
塞用クリツプであつて、特に電柱に足場としてネ
ジ付けられる足場用ボルトを抜き取つたあとのネ
ジ孔を閉ざすのに有効な閉塞用クリツプに関する
ものである。
[従来の技術] 電柱には作業員の足場となる足場用ボルトが植
設されているが、不断そのまゝ足場として残して
おくと作業員以外の者が電柱に登る危険があるの
で地面に近い部分にはボルトを植設しなかつた
り、作業後取外しているが、ボルトを植設しない
場合にはその都度梯子等を用意しなければならな
いのでコンクリート製電柱ではボルトを植設する
ナツトを予じめ埋設しておき、このナツトを利用
してボルトを植設する方法が採られている。
しかし、それでも不使用の都度ボルトを取外す
のは厄介であることから、埋設するナツトを電柱
の表面から中心部の中空部分に抜ける長さの筒形
に形成してその外側の開口部内周面に大径な雌ネ
ジ部を、内側の開口部内周面に小径な雌ネジ部を
それぞれ形成し、他方、ボルトには挿入側の先端
部に上記小径な雌ネジ部に適合した小雄ネジ部
を、後端部には大径な雌ネジ部に適合した大雄ネ
ジ部を各形成して使用時には小雄ネジ部をナツト
の内側開口部の雌ネジ部に螺合させてボルトの後
端部を電柱の表面から突き出させ、足場とする一
方、不使用時にはこのボルトをネジ込むようにし
て先端部の小雄ネジ部を小径な雌ネジ部の内側に
貫き通し電柱の中空部に突き入れ、これに代えて
ボルト後端部の大雄ネジ部を大径な雌ネジ部に螺
合させてボルトの全体を電柱内部にしまい込む構
造のものが開発され使用されている。
この出し入れ自由にしたボルトは実際の作業面
で便利であるが、長時間使用しない場合、或は作
業員以外のものが登る危険がある場合にはなお安
全管理の面からボルトを抜き取つておくことが多
い。しかし、単にボルトを取り外したまゝにして
おくとこのナツトのネジ孔に足場となる棒などを
差し込んで使用する危険がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、この様なナツトのネジ孔を不正に使
用される危険に鑑みこれを回避する目的で考案さ
れたもので、その主たる目的は露出するナツトの
ネジ孔に対して圧入するという簡便な方法で確実
に閉塞できるようにしたネジ孔閉塞用クリツプを
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案のネジ孔閉塞用クリツプは手による押込
み、或はハンマー等適当な工具によつて叩打する
ことで簡単にネジ孔を閉塞できるもので、その特
徴とするところは頭部の下面中央部から板状の脚
を垂設し、該脚の基端部に近い両面部と脚先端部
の両面部からそれぞれ頭部側に向けて折り返す如
く一対の弾性係合片を延設し、これら両弾性係合
片のうち基端部の弾性係合片を脚先端部の弾性係
合片により広く開脚せしめると共に、各弾性係合
片の先端部に外方に向けて係止爪を設けたことを
特徴とするネジ孔閉塞用クリツプにある。
特に本考案のクリツプは脚の基端部近くに設け
る一対の弾性係合片と脚先端部に設ける一対の弾
性係合片のそれぞれを電柱に埋設するナツトの両
開口部内周面に形成する大小両雌ネジ部に各係合
させることによつてより堅固に装着せしめる一
方、脚上端の頭部によつてナツトの開口部を閉塞
し、棒など一切の差し込みを阻止するようにした
ことにある。
以下、この考案を図示する実施例につき説明
し、その特徴とするところを明らかにする。
図面第1図は本考案に係る閉塞用クリツプの斜
視図で、第2図は正面図、第3図は側面図、第4
図は底面図であり、図面中の符号1は頭部、2は
脚、3,4は弾性係合片である。
頭部2は円盤形に形成してあり、この下面中央
部から脚2を垂設している。
脚2は所要の肉厚をもつた縦長長方形の板状に
して脚先端部の両隅角を切取りテーパー面5に形
成してある。そして、この実施例では長さの略中
間位置にV字形の切欠き部6を向い合せに設け、
この両切欠き部6を繋ぐように目印線7を設けて
脚先端部を切り離す切断部を設けている。
2つの弾性係合片のうち、一方の弾性係合片3
は頭部1に近い脚の基端部の両面部から頭部下面
に向けて折り返す如く延設し、略V字形をなすよ
うに設けられ、他方の弾性係合片4は脚の先端部
から同じくV字形をなすよう延設されている。
この両弾性係合片3,4は、基端部の弾性係合
片3がその先端間の幅を広く、脚先端部の弾性係
合片4の先端間の幅が狭く形成してあり、ここで
は更に基端部側の両弾性係合片3が脚先端側の係
合片4より付根部を肉厚にし、且つ横幅を広くし
て弾性反発力を強いものにしてある。
そして、この実施例では上記両弾性係合片3,
4の略中間に当る切断部に近接した両面部から弾
性係合片4と同一の補助弾性係合片8を延設して
いる。
これら各弾性係合片3,4及び8は後述する電
柱9に埋設するナツト10,11の雌ネジ部1
2,13に各係合されるもので、各係合片の先端
部の外面には外に向けて山形の係合爪14が設け
てある。
本考案クリツプは、上述の如く構成に係るもの
で、適度の弾性と剛性を有した熱可塑性の合成樹
脂を材料にして一体に成形される。次に、この考
案のクリツクの使用の実際を第5図によつて説明
する。
本考案クリツプはここでは前述した如く主とし
て電柱に埋設される足場用ボルト15のネジ付け
ナツト10(若くは11)のネジ孔を閉塞するた
めの閉塞用クリツプとして使用されるが、上記ナ
ツト10は熱硬化性の合成樹脂を材料に一体成形
され、電柱の製造時その内部に周壁を間通させて
埋設される。そして、このナツトは表面側の開口
部内周面を拡張させて、ここに大径な雌ネジ部1
2を、内側の開口部内周面に小径な雌ネジ部13
をそれぞれ設け、足場用ボルト15の先端部に設
ける雄ネジ部16を上記小径な雌ネジ部13に螺
合させたとき、ボルト15の後端部を電柱の外に
突き出し足場とする一方(図面参照)、この螺合
を解いてボルト後端部の雄ネジ部17を大径な雌
ネジ部12に螺合させたとき、この足場用ボルト
15をナツトの内側を通して電柱9内部に格納で
きるものとしてある。
さて、このナツトに対して本考案クリツプはボ
ルト15を取除いたのち使用されるもので、ボル
ト15を引き抜いて空胴となつたナツト10の表
側の開口部から脚先端を突き入れ、頭部1を利用
してそのまゝ直線的に押込むと、V字形に開脚し
た脚先端部の弾性係合片4が撓んでナツトの内部
に侵入し、続いて補助弾性係合片8が侵入する。
そして、更に押込むと、更開脚した茎端部の弾性
係合片3が侵入し、この開口部の内周面に形成し
た大径な雌ネジ部に入り、同時に先に侵入した弾
性係合片4の先端部が小径な雌ネジ部13に達
し、これら先端部に設けた係合爪14が各雌ネジ
部の各部に係合して引き抜きを不能の状態に係入
することになる。そして脚の押込みが完了するの
に合せて頭部1がナツトの表面側を被いてネジ孔
を閉塞することになる。
このクリツプの押込みに当つては手による押込
みの外、ハンマー等で叩打し手際よく作業するこ
とができるが、一層強い係合を得るため張り出し
た基端部の弾性係合片3を雌ネジ部12に係合さ
せるにはこの打による圧入が効率的であり作業性
に優れる。
以上の様に、本考案クリツプは脚の押込みによ
り、脚先端部と基端部に設けた弾性係合片3,4
がそれぞれ異る雌ネジ部に個別に係合し、強い係
合力を発揮するが、このクリツプは前記脚2の長
さの途中に設けた切断部を境に脚先端部を切断す
ることによつて長さを短縮することができ、この
短縮によつて第5図に示した様に袋ナツト形に形
成した短尺なナツト11にも使用が可能となつて
いる。
この短尺なナツトは一般に電柱の高さの途中か
ら上方に亘つて植設される足場用ボルトのナツト
として使用されるもので、量的に多く使用される
が、本考案クリツプは上述の様に切断部において
脚を切断し短尺なものとすることによつて異る二
種のナツトに兼用できるものとなつている。
[考案の効果] 以上説明の様に本考案クリツプはネジ孔に対し
て単に押込むだけの操作で弾性係合片のバネ力が
働き簡単に装着することができることから作業性
に優れると共に、各弾性係合片の係止爪がそれぞ
れの雌ネジ部に個別に係合し引き抜きを阻止する
ことから確実な閉塞を期待することができる。
また、本考案閉塞用クリツプは引き抜き自由な
足場用ボルトを螺装する筒形ナツトにおいて奥の
雌ネジ部がボルトにかゝる荷重等によつてネジ山
が崩れた場合、脚基端部の弾性係合片が表側の雌
ネジ部に係合しこれを補うことから常に強固な閉
塞を保障できる利点がある。
勿論、本考案クリツプは合成樹脂による一体成
形が可能であるので量産に適すると共に、脚の切
断によつて異る2種のネジ孔に共用できるものと
なつているので現場での取扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図は斜視図、第2図は正面図、第3図は側面図、
第4図は底面図であり、第5図は使用の実際を説
明する縦断面図である。 1……頭部、2……脚、3,4……弾性係合
片、14……係合片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 頭部の下面中央部から脚を垂設し、該脚の基端
    部に近い両面部と脚先端部の両面部からそれぞれ
    頭部側に向けて折り返す如く一対の弾性係合片を
    延設し、これら両弾性係合片のうち基端部の弾性
    係合片を脚先端部の弾性係合片より広く開脚せし
    めると共に、各弾性係合片の先端部には外方に向
    けて係止爪を設けたことを特徴とするネジ孔閉塞
    用クリツプ。
JP1637888U 1988-02-12 1988-02-12 Expired - Lifetime JPH0533770Y2 (ja)

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JP1637888U JPH0533770Y2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12

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JP1637888U JPH0533770Y2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12

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