JP2626937B2 - 携帯用通信システムメツセージ受信装置 - Google Patents

携帯用通信システムメツセージ受信装置

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JP2626937B2
JP2626937B2 JP3311476A JP31147691A JP2626937B2 JP 2626937 B2 JP2626937 B2 JP 2626937B2 JP 3311476 A JP3311476 A JP 3311476A JP 31147691 A JP31147691 A JP 31147691A JP 2626937 B2 JP2626937 B2 JP 2626937B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には携帯用ペー
ジングシステム(装置)の分野に関するもので、特に、
信号処理がデコーダによりリアルタイムに動作して実行
され、多重構成のデコーデイングルーチン及びエネルギ
ー節約ルーチンを与える携帯用通信システムメツセージ
受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ページヤは、一般的に使用者個人がポケ
ツト中に又はベルトにクリツプして運ぶように設計され
た小型,携帯用のバツテリ動作無線受信機である。ペー
ジング装置に使用される技術は、特定の受信機用に意図
された送信がその受信機においてのみ応答を与える選択
呼出と呼ばれる。選択呼出し能力は、符号化され、搬送
波を変調した1個又はそれ以上の独特のアドレスコード
をページヤごとに割当ることによつて達成される。各ペ
ージヤは、その割当てられたアドレスコードにのみ応答
を与えるように設計された復号化(デコーデイング)部
分を具える。割当てられたアドレスコードの1つが検出
される場合、ページヤは、付勢されて対応する警報信号
を発生する。即ち、通信システムの他のページヤは、そ
のシステムが群(グループ)呼出し動作をもつのでなけ
れば、その送信によつて付勢されるものはない。
【0003】ページヤ通信システムは、技術的に周知で
あり、単一又は複数トーン信号,トーン信号と音声(voi
ce) 信号とデジタル符号化信号の選択した組合せを含む
多くの種類の符号化構成により動作する。典型的には、
大都市とその周辺部を通して送信可能な広範囲のページ
ングサービス,及び多くの小さいサービス領域例えば特
定の建物の集団又は他の設備間を送信する局内(local)
ページングサービスが存在する。種々のシステムの動作
範囲は、一般的に使用する送信機の電力により決定され
る。
【0004】個別のトーンだけの復号化システム,トー
ンと音声信号の復号化システムが存在するが、かような
情報の復号化は、一般的に困難ではないか、又はデジタ
ル的に符号化した信号を使用するシステムを復号する如
く要求される。かようなデジタルシステムは、個々のペ
ージング装置をアドレスするために送信可能なより速い
情報速度のために、単位時間当り送信される高い通信量
を可能としている。
【0005】デジタル通信システムにおいて送り出され
るデジタル情報は、通常、第1レベルから第2レベルま
でレベル変換を含む2進信号列から成る。これらのレベ
ルは、2進数0と2進数1との区別を示す。また、ビツ
ト間隔に対応する特定の時間間隔が必要である。一般的
に使用されるノンリターンツゼロ(NRZ)2進符号化
システムは、ビツト間隔を記述していない。従つて、情
報ビツトが何時開始し、何時終了するかを確認し、これ
を同期システム及び非同期システムに何時適用するかを
確認する必要がある。NRZ直列2進パルス列の情報の
性質の可変性のために、個別ビツト間隔は、信号レベル
変換の発生なしで通過してしまう。かくして、一般的に
は、受信機において受信した情報からビツト間隔が何時
開始し、何時終了したかを正確に知ることは全く自明で
はない。
【0006】デジタルシステムには、2つの一般形があ
り、送信機と受信機の時間関係によりそれらを区別する
ことは可能である。同期システムにおいて、ビツトアド
レスシーケンスとフレーム記述情報語(ワード)とが正
しく復号されるように、送信機と受信機とは同期しなけ
ればならない。これに反し、非同期システムは、通常、
アドレスの一部を構成する序文の(preliminary) 情報語
(ワード)を復号し、一致している場合には、個々のペ
ージング装置のアドレスの残余部分に関連したデジタル
情報の連続検出に先んじてタイムウインドーを設定させ
る。
【0007】ページングシステム用の信号デコーダに対
する重要な要件は、情報が失われるまで復号がおくれな
いように、リアルタイムにて信号を処理しなければなら
ないことである。リアルタイム処理の概念は、技術的に
周知であり、物理的事象が発生する間実時間と関連して
いる。デコーダにより処理するリアルタイム信号に関
し、デコーダにより実行される検出及びデコーデイング
プロセスに関係ある動作は、情報の損失なしでデバイス
を制御する場合に得られる結果が有用であるように充分
高速にしなければならない。かくして、デジタル信号処
理を実行する多重システムデコーダの演算速度は、ペー
ジヤ通信システムが動作する情報速度と直接関係があ
る。デジタル情報送信速度は、システムから別のシステ
ムまで変化するであろうし、所定の単位時間に全システ
ムによつてより多くの情報が処理されるからより速い速
度が好ましいことは明らかである。情報速度が速くなれ
ばなるほど、デコーダの処理速度要求が益々大きくなる
ことは明らかである。
【0008】リアルタイムにて信号処理を実行する多重
システムデコーダ用の高クロツク速度は、システムに必
要な電圧及び消費される電力を増大し、したがつてペー
ジヤの動作経済性に不利に影響を与え、デバイスの大き
さ及び重量に影響する。別個の異なるページヤを持ち歩
く欠点は、まさに大きな又は極めて重い電力源を運びペ
ージング装置の作動用電力を与えるのと等価な欠点とな
る。一般に、電力消費が大きくなればなるほど、動作を
与えるために運ばなければならないバツテリの質量は益
々大きくなる。実際、電力消費が大きくなれば、数時間
動作ごとに新しい一次電池が必要となる。これは、連続
動作を確立するためにページヤを使用する個人により動
作用のバツテリ,別個の新しい電池(セル)を運ぶ状態
をつくり出す。ページヤは、個々のポータブル動作用の
ものであるから、バツテリのエネルギーが信号復号(デ
コーデイング)用の有用な動作寿命を与えるように保全
されることは避けられない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の1つは
単一の信号表示フオーマツトのみを復号化する復号シス
テム(デコーダ)を有する通信用受信機において作動可
能な、固有の電力保全手段を具えた、携帯用通信システ
ムメツセージ受信装置を提供することである。
【0010】本発明の他の目的の1つは単一の信号表示
フオーマツトのみを復号化することのできるデコーデイ
ングシステム(復号器,デコーダ)を有する通信用受信
機において作動可能な、固有のDC−DC電力変換器及
びデユアルモードデコーダ(復号器)を有する携帯用通
信システムメツセージ受信装置を提供することである。
【0011】
【発明の概要】バツテリによつて電力を与えられた携帯
用通信システムメツセージ受信装置であり、検出された
符号化信号をリアルタイムにて処理することのできるデ
コーダと、バツテリのエネルギーを節約するように作動
する、検出された信号を独立に動作させるエネルギー保
全手段とを更に含んでいる。デコーダ(復号器)は等価
的にマイクロコンピユータによつて実現される。上記装
置はまた、バツテリとデコーダとの間に結合され、デコ
ーダの2つの動作モードの内の第1の動作モードを維持
するための電力レベルを設定するDC−DC電力変換器
を含んでいる。第1の動作モードはバツテリからの対応
する電力消費を完全に復号処理を行なう能力に関係し、
第2の動作モードはバツテリからの対応する減少化され
た電力消費に伴なう減少化された復号化処理を行なう能
力に関係する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、携帯用通信シ
ステムメツセージ受信装置を包含し、携帯用装置は、通
信チヤンネルを通じて送信される符号化信号を検出する
バツテリ作動通信用受信機,及びバツテリに結合され、
検出した符号化信号にリアルタイムにて応答し、内部ク
ロツク設定用タイミング信号を具えるデコーダ,を具備
する。また、デコーダのタイミング信号に応答し、通信
通報装置の選択機能を一時的に動作不能(disabling) に
することによりバツテリの電力消費を減少させる電力保
全手段(conservation means)が含まれる。符号メモリ
は、デコーダに対して結合されかつデコーダによつてア
クセスされ、前もつて指定された情報を含み、その受信
は、個々のデコーダが信号通報に応動させるであろう。
デコーダは、マイクロコンピユータから成る等価な実施
例を有する。
【0013】本発明の他の局面は、携帯用通信システム
メツセージ受信装置を包含し、この装置は、通信チヤン
ネルを通じて送信される符号化信号を検出するための限
られた容量のバツテリ作動通信用受信機と、バツテリに
結合されかつ検出された符号化信号に対してリアルタイ
ムに応答するデコーダとを含む。該デコーダは2つの動
作モードを有する。第1の動作モードはバツテリからの
対応する電力消費に伴なつて、リアルタイムに完全復号
化処理(full decoding capability)を行なう能力に関係
し、第2の動作モードはバツテリからの対応する減少化
された電力消費に伴なう減少化された復号化処理を行な
う能力に関係する。バツテリとデコーダ(復号器)との
間に結合され、デコーダの第1の動作モードを維持する
電力レベルを設定するDC−DC電力変換器もまたこの
装置には含まれている。符号メモリはデコーダに対して
結合されかつデコーダによつてアクセスされ、予め指定
された情報を含んでいる。この予め指定された情報の受
信によつて、個々のデコーダは信号表示を行なうことに
よつて応答する。デコーダ(復号器)はマイクロコンピ
ユータを含む等価的な実施例を有している。
【0014】
【発明の構成】本発明の主要な構成は下記に示す通りで
ある。即ち、本発明は、通信チヤンネル上に伝送された
符号化信号を検出する通信用受信機と、 制限された容量
のバツテリと、 所定のシーケンスの信号を含む符号メモ
リと、 前記バツテリに結合され、前記通信用受信機から
検出された符号化信号に応答して前記符号化信号をリア
ルタイムに処理するデコーダとを具備し、 前記デコーダ
は、前記バツテリからの供給電力に応じてリアルタイム
に完全復号化処理能力を発揮する第1の動作モードと、
前記リアルタイムに完全復号化処理能力を発揮する第1
の動作モードが不必要な場合には前記バツテリから減少
化された供給電力に応じて限定的な処理能力を発揮する
第2の動作モードとからなる、2つの動作モードを有
し、 更に、前記デコーダは前記符号メモリに結合された
比較器を含み、前記検出された符号化信号が前記所定の
シーケンスの信号と相関する時を決定し、かつ前記比較
器は前記検出された符号化信号が前記所定のシーケンス
の信号と相関する時 には制御信号を発生することを特徴
とし、 更に、前記バツテリと前記デコーダとの間に結合
され、前記デコーダに応答して前記デコーダの前記第1
の動作モードを維持する第1の電力レベルを設定し、か
つ前記デコーダの前記第2の動作モードを維持し、前記
第1の電力レベルよりも低いレベルの第2の電力レベル
を設定するDC−DC電力変換器と、及び 前記比較器に
結合されかつ前記制御信号に応答してメツセージの受信
をユーザに信号表示する表示器とを具備する携帯用通信
システムメツセージ受信装置としての構成を有する。
【0015】或いはまた、本発明は、通信チヤンネル上
に伝送された符号化信号を検出する通信用受信機と、
限された容量のバツテリと、 所定のシーケンスの信号を
含む符号メモリと、 前記バツテリに結合され、固定メモ
リと相互接続されて復号化ルーチンを含むマイクロプロ
セツサを具え、前記通信用受信機から検出された符号化
信号に応答して前記符号化信号をリアルタイムに処理す
るマイクロコンピユータとを具備し、 前記マイクロコン
ピユータは、前記バツテリからの供給電力に応じてリア
ルタイムに完全復号化処理能力を発揮する第1の動作モ
ードと、前記リアルタイムに完全復号化処理能力を発揮
する第1の動作モードが不必要な場合には前記バツテリ
からの減少化された供給電力に応じて限定的な処理能力
を発揮する第2の動作モードとからなる、2つの動作モ
ードを有し、 更に、前記マイクロコンピユータは比較器
手段を含み、前記検出され処理された符号化信号が前記
所定のシーケンスの信号と相関する時を決定し、かつ前
記比較器手段は前記検出され処理された符号化信号が前
記所定のシーケンスの信号と相関する時には制御信号を
発生することを特徴とし、 更に、前記バツテリと前記マ
イクロコンピユータとの間に結合され、前記マイクロコ
ンピユータに応答して前記マイクロコンピユータの前記
第1の動作モードを維持する第1の電力レベルを設定
し、かつ更に前記マイクロコンピユータの前 記第2の動
作モードを維持し、前記第1の電力レベルよりも低いレ
ベルの第2の電力レベルを設定するDC−DC電力変換
器と、及び 前記マイクロコンピユータに結合され、前記
制御信号に応答してメツセージの受信をユーザに信号表
示する表示器とを具備する携帯用通信システムメツセー
ジ受信装置としての構成を有する。
【0016】 新規と考えられる発明の特徴は、添付の請
求の範囲に特定的に述べられる。然し、本発明自身は、
更に他の目的及びその利点と共に、添付図面に関連して
説明されている次の記述を参照することにより最もよく
理解されるであろう。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の第1,第2実施例の両者に
適用可能な機能ブロツク図を示す。通信用受信機20
は、適合信号デコーダ22に接続される。デコーダ22
は、1個以上のデコーデイング構成を復号する情報を含
むことを指示する役目を果すデコーデイング構成と呼ば
れる領域を含む。バツテリ24は、通信用受信機20及
びデコーダ22に接続されて示される。デコーダ22
は、破線にて囲まれて示される符号メモリ26に別個に
接続される。符号メモリ26は、更に、機能選択及びペ
ージヤIDと呼ばれる領域を含む。破線にて囲まれた符
号メモリ26は、取外し可能であり従つてシステムの残
部と別個につくり得る可能性を示す。また、エネルギー
保全手段(装置)28は、デコーダ22と相互接続され
る。復号化選択手段(装置)30、信号デコーダ22の
デコーデイング構成領域に結合される。信号デコーダ2
2の出力は、表示変換器(annunciation transducer) 3
2に結合される。
【0018】 マイクロコンピユータ34は、破線にて適
合信号デコーダ22と相互接続されて示される。この相
互接続は、適合信号デコーダ22がマイクロコンピユー
タ34により完全に置き換えられることを示している。
マイクロコンピユータ34は、更にマイクロプロセツサ
と固定メモリとから構成されることを示し、固定メモリ
部分は、デコーデイング構成と呼ばれる部分を具えてい
る。マイクロコンピユータ34は、デコーダ22と同様
に同一の相互接続を有する。マイクロコンピユータ34
による適合信号デコーダ22の置換は、また、正確に同
一のデコーデイング機能を与え、その結果のシステム機
能は、ページヤの使用者にとつて区別し難いものとな
る。かくして、2個の別個の実施例の機能は、デバイス
内で区別できない。
【0019】 図1に図示したシステムの動作は、通信用
受信機が別個の通信(メツセージ)形式にあるメツセー
ジを受信可能にしている。適合信号デコーダ22は、受
信した信号に応動して別個のデコーデイング構成のうち
のデータ選択信号を解析し、通信用受信機20により受
信された入力情報を適当に復号化する。すべてのページ
ング装置におけると同様に、その結果生ずる復号化信号
は、符号メモリ26に含まれる指定のページヤアドレス
と比較して試験される。受信し復号化した信号と符号メ
モリ26のアドレスとの間の対応を検出することによ
り、通信(メツセージ)が受信されたことをページヤ搬
送波に対して指示して出力信号が発生される。特に、デ
コーダ22からの出力信号は、表示変換器32に供給さ
れ、メツセージの受信を示す信号を発生する。
【0020】 高速度,リアルタイムにて適合信号を復号
化する要求,ページング装置に含まれるバツテリの有効
寿命を保全し延長する要求のために、エネルギー保全装
置28は、適合信号デコーダ22と協同してバツテリ2
4を保全するように機能する。復号化選択手段30は、
ページヤの操作者(オペレータ)に対して外部セレクタ
を与え、ある可能な復号化構成のみを指定する。この選
択機能は、また符号メモリ26により供給されるか又は
符号メモリとは独立した工場プリセツトとなるであろ
う。符号メモリ26は、幾つかのアドレスを含み、各ア
ドレスは、受信機20により受信される信号に応答して
デコーダ22により決定される適当に選択した復号化構
成に対応することが理解されるであろう。
【0021】 更に、符号メモリ26は、ページヤデバイ
スの種々の特徴を選択するのに利用される機能選択領域
を包含する。すべての機能に対して回路形式にて構成
し、次いでページヤのアドレスを識別する情報を符号メ
モリ26に与え、システム(装置)の可能なる機能及び
表示特徴の種々の組合せを指定することが有利である。
【0022】 マイクロプロセツサ,及び固定メモリ(R
OM)領域内に含まれるデコーデイング構成とを包含す
るマイクロコンピユータ34により適合信号デコーダ2
2を置換することは、ブロツク22を取り除いてその全
部をブロツク34により置き換えた同一図面にて示され
る。その差異は、マイクロコンピユータの内部機能にあ
る。即ち受信した通信信号に応動するハードウエアの適
合信号デコーダの代りに、同一の所定のサーチルーチン
により、マイクロコンピユータは受信した信号をリアル
タイムにて処理するマイクロプロセツサを使用する。同
一のプロセスにより識別した後、マイクロプロセツサ
は、固定メモリの復号化構成領域をアクセスし復号化構
成を処理するためそのメモリ内に含まれる正しい命令を
決定する。マイクロプロセツサは、適合信号デコーダが
アクセスすると全く同様に符号メモリをアクセスし、外
部復号化選択装置に応動するであろう。
【0023】 再言すると、エネルギー保全装置は、マイ
クロプロセツサ及びROMと相互作用し、システム(装
置)のバツテリを保全する。マイクロプロセツサが符号
メモリに含まれるページヤ識別に対応する信号受信を検
出した場合、マイクロコンピユータ34は、表示変換器
32に接続され、メツセージが1個の可能な復号化構成
において受信されたことをページヤ携帯者が知り得るよ
うな信号を発生する。デコーダ又はマイクロコンピユー
タの何れかにとつて、ページヤ携帯者に与えられる信号
通報のパターンの形式は、種々の復号化構成のうち検出
された機能となるであろう。復号化構成は、表示変換器
に供給される信号に対応して緊急呼出し、非緊急呼出し
の両方を与え、従つてページヤ携帯者は識別信号を受信
し、直ちに応答できる。
【0024】 図2は、本発明の実施例の更に詳細なブロ
ツク図を示す。アンテナ36は、無線周波数増幅器及び
選択度(selectivity) 装置38に接続され、更にそれは
第1混合器(ミクサ)40に接続される。第1発振器4
1は、また、第1混合器40に接続される。第1混合器
40の出力は、フイルタ42を介して第2混合器44に
接続される。第2発振器46は、また第2混合器44に
接続される。第2混合器44の出力は、中間周波(I
F)利得装置48を介して検波器50に接続される。図
2の第1部分は、通信用受信機20の更に詳細な説明を
含む。
【0025】 検波器50の出力は、適合信号デコーダ2
2に接続される。適合信号デコーダ22は、第1発振器
41に接続される。図1におけると同様に、適合信号デ
コーダ22の出力は、表示変換器32に接続される。検
波器50は、トーン,音声ページングシステム用の正常
接続である表示変換器32に接続されて図示される。バ
ツテリ24は、電力を通信用受信機に与えるように図示
され、また、DC−DC変換器52に接続される。DC
−DC変換器52は、また、適合信号デコーダ22及び
符号メモリ26と相互接続される。符号メモリ26は、
前述の如く、デコーダ22と相互接続される。
【0026】 図2は、適合信号デコーダ22を対応する
マイクロコンピユータ34及び周辺装置と完全に置換し
た態様を点線(phantom line)にて示す。特に、マイクロ
コンピユータ34は、固定メモリ56と多重的に相互接
続されるマイクロプロセツサ54から成るように図示さ
れている。固定メモリ56は、DC−DC変換器52及
び符号メモリ26と相互接続される。符号メモリ26及
びDC−DC変換器52は、また、相互接続される。マ
イクロプロセツサ54は、また、デツドマン(deadman)
タイマ58と相互接続される。3個の周辺装置即ちDC
−DC変換器52,符号メモリ26及びデツドマンタイ
マ58は、破線にて囲まれて示され、支持(support) モ
ジユール60と呼ばれる。マイクロコンピユータ34が
デコーダ(マイクロプロセツサ)54を置換した場合を
図示していないが、第1発振器41はマイクロプロセツ
サ54に接続される。検波器50は、トーン音声ページ
システムにとつて慣例になつているように表示変換器3
2と点線(phantom) にて接続され図示される。バツテリ
24は、前述したようにDC−DC変換器52と接続さ
れ、電力を通信用受信機部分に供給するように図示され
る。
【0027】 無線受信機において通例であるように、ア
ンテナは、適当に増幅され選択される無線周波数信号を
受信する。スーパーヘテロダイン技術を使用して第1発
振器41は、混合器40において入力信号周波数とビー
トをとり、その出力は、フイルタ42に供給される。フ
イルタ42の出力は、第2混合器44に供給され、そこ
では、そのフイルタ42の出力信号は、第2発振器46
の出力と混合され、その出力は、中間周波利得回路48
に供給される。利得回路48の出力は、検波器50に供
給され、検波器は、変調IF出力からの符号化信号を再
生する。特殊のスーパーヘテロダイン無線システムが説
明されたが、多くの他の通信用受信機が利用されること
は当業技術者にとつて明らかである。
【0028】 検波器出力は、多重構成復号化を含む適合
信号デコーダに供給される。適合信号デコーダは、別個
の可能な構成が復号化に適用されるべきであることを識
別する動作において、それが種々の特性測定を入力信号
により実行すると云う意味で適合できる。適当な構成配
列が識別される場合、データは、その書式により復号化
され、符号メモリは、ページング装置がアドレスされた
かどうか知るために質問される。ページング装置が実際
にアドレスされた場合に、前述したように表示変換器3
2は、検出信号をページヤ携帯者に発生する。
【0029】 種々の復号化構成配列が同一通信チヤンネ
ル上ですべて機能することが暗黙に仮定されてきた。適
合信号デコーダ22の多重構成復号化は、同一周波数に
て動作しないページングメツセージ構成を検索し検波す
ることを包含する。デコーダ22から第1発振器41ま
での制御線の機能は、デコーダ22が、復号化信号を受
ける周波数を、周知の周波数合成法により制御可能にす
ることを示すことである。実施例の等価な機能と両立す
る如く、同一の制御機能がマイクロコンピユータ34に
より実行されることができる。かくして、多重構成配列
の復号化は、異なる周波数で動作する複数の異なる復号
化構成を包含する。
【0030】 バツテリ24は、電力を適合信号デコーダ
22に供給するDC−DC変換器52を介して相互接続
される。DC−DC変換器は、また、適合信号デコーダ
22に応動し、エネルギー保全装置を具える。適合信号
が復号化構成を識別する場合に、それは、また、ページ
ヤがアドレスされたかどうかを決定するために全電力を
必要としない期間を特定する。かような時間間隔は、メ
ツセージ構成の送信形式の機構により設定される。更
に、DC−DC変換器は、高速リアルタイム動作を支持
する高電圧レベルにおいて適合信号デコーダを動作させ
るのに必要な余分の(付加的)電圧を与えることができ
る。
【0031】 図1におけると同様に、図2の第2実施例
については、適合信号デコーダ22は、マイクロコンピ
ユータ34及び相互接続周辺装置と全く置換された。D
C−DC変換器52は、電力を固定メモリ56に供給
し、マイクロプロセツサ54に応動する。再言すると、
検波した符号形式のメツセージを構成する適当な種々の
時間に決定した符号構成により、DC−DC変換器52
は、システムに供給される電力を減少し、それによりバ
ツテリエネルギーを保全することができる。デツドマン
タイマ58は、自走実行状態が存在しないことを保証す
るように機能する。特に、マイクロプロセツサ54は、
正規間隔で信号をデツドマンタイマ58に与えるように
設計される。デツドマンタイマがこれらの信号を正規間
隔にて受信しない場合、探索の初期設定が受信される復
号化構成を識別させるようにマイクロプロセツサ54の
プログラムルーチンの再初期設定を強制する。
【0032】 検出した信号は、また、検出された復号化
構成及び符号メモリ26に含まれるページヤアドレス情
報と比較されたその結果の情報に従つて処理される。ペ
ージヤ携帯者の観点から装置がマイクロコンピユータを
含むか適合信号デコーダを含むかを信号検出装置の機能
から判断することは完全に区別し難い。
【0033】 図3は、適合信号デコーダ22及びマイク
ロコンピユータ34の共通機能の下部構造を強調する図
1に対応するブロツク図を示す。この図は、2つの実施
例のハードウエア適合信号デコーダシステム及びフアー
ムウエアマイクロコンピユータシステムの両者に等しく
適用可能である。入力と記号を付した図2の検波器50
からの信号は、データサンプリング記憶回路62に印加
される。データサンプリング記憶回路62の出力は、デ
ータシーケンスウインドー比較器64に供給される。デ
ータサンプリング回路は、多相クロツクタイミング信号
を供給できるクロツク66からのタイミング信号を受信
する。クロツク66は、また、符号化システム検索検波
回路68にタイミング信号を供給する。データサンプリ
ング記憶回路62は、符号化システム検索検波回路68
と相互接続される。符号化システム検索検波回路68の
出力は、複数の信号であり、その信号の各々は、別個の
可能な復号化システムの1つが検波されたことを識別す
る。これらの信号は、データシーケンスウインドー比較
器64に接続され、適当な復号化が実行される。データ
シーケンスウインドー比較器64は、また、クロツク6
6に接続される。クロツク66は、また、符号化システ
ム検索検波回路68と相互接続される。エネルギー保全
装置28は、クロツク66と相互接続され、減少した電
力消費の期間を与える。
【0034】 データシーケンスウインドー比較器64
は、通常符号メモリ26内に含まれるページヤアドレス
回路70に接続される。データシーケンスウインドー比
較器64の出力は、ページヤアドレス回路70に応動す
るように接続される。警報パターン回路72の出力は、
前述した表示変換器32に対応する表示器装置74に接
続される。
【0035】 通信用受信機に含まれる検波器50(図
2)は、データサンプリング記憶回路62に入力を与
え、クロツク66は、後で詳細に図示,説明されるよう
に、正規パターンにてデータのサンプリングを与える。
データが受信されると同時に、復号化システムの探索ル
ーチンが開始されて検出した符号の特性に基づき別個の
可能な復号化構成がデータを復号化するのに利用される
べきであることを決定する。これは、可能なシステムの
各々に対応し、特性を識別するデータを試験する検出シ
ステムに種々のパラメータを印加することにより達成さ
れる。ひとたび復号化システムが識別されると、適当な
制限がデータシーケンスウインドー比較器64に印加さ
れ、サンプルし記憶したデータは、情報を復号化するよ
うに適当に処理される。データをサンプルし記憶する技
術の利点は、ページヤがアドレスされたかどうかを決定
する場合に高信頼度が維持されるようにサンプルされた
データが構成配列処理中に失われることが殆んどないと
いうことである。更に、このプロセスはリアルタイムに
て発生し、従つて受信したデータのすべては、受信した
復号化システムを確認し、復号化システムに検出した信
号を印加するのに利用され、ページヤがアドレスされた
かどうかを確かめる。データシーケンスウインドー比較
器64の出力は、データサンプリング記憶回路に帰還さ
れ、追加のサンプルを取り出すことを開始させるか、又
は検出した符号化システムの構成に従つてサンプリング
技術を継続させる。
【0036】 データシーケンスウインドー比較器64と
データサンプリング記憶回路62との間の相互接続機能
は、選択した構成配列に従つて必要とするサンプリング
を継続させることである。これは、2個又はそれ以上の
順次アドレスワード(語)であろうし、又は、一組の符
号化メツセージ内で信号位置に従つて処理されなければ
ならない追加の符号化信号群となるであろう。単一のア
ドレスワード(語)システムにとつて相互接続は利用さ
れないであろう。
【0037】 図4は、適合信号デコーダ又はマイクロコ
ンピユータを包含し、図1に図示の復号化選択装置30
と同様な外部セレクタの相互接続を具える何れかのシス
テムに対する更に詳細な図を示す。検波器50の出力で
ある入力信号は、データサンプリング順序回路76に印
加される。データサンプリング順序回路76は、サンプ
ル記憶回路78に印加される。データサンプリング順序
回路76及びサンプル記憶回路78は、図3に図示のデ
ータサンプリング記憶ブロツク62から成る。サンプル
記憶回路78の出力は、データシーケンス比較器80に
供給され、それは、また比較器誤差ウインドー制限装置
82に接続される。データシーケンス比較器80及び比
較器誤差ウインドー制限装置82は、図3のデータシー
ケンスウインドー比較器64から成る。図3のクロツク
66に対応する多相クロツク84は、データサンプリン
グ順序装置76及びデータシーケンス比較器80にタイ
ミング信号を供給する。多相クロツク84は、また、エ
ネルギー保全装置28と相互接続され、システムの減少
動作期間中にバツテリエネルギーを保全することを可能
にする。
【0038】 多相クロツク84は、また、符号化システ
ム探索制御回路86と相互接続され、それは、また、外
部システムサブセツトセレクタ88に応答するように接
続される。符号化システム探索制御(以下回路を省略)
86は、データサンプリング順序装置78に接続され
る。符号化システム探索制御86の追加の出力は、シス
テム特性検出器90に接続され、それは、またサンプル
記憶装置78に接続される。システム特性検出器90の
出力は、別個の可能な復号化システムのうちの1個の検
出及び識別を示す一連の線となる。システム1,システ
ム2乃至システムNを示すN個の線が示される。システ
ム特性検出器90の出力の各々は、優先制御装置92を
介して符号化システム探索制御86に入力信号を与える
ように接続される。システム特性検出器90の出力は、
また、比較器誤差ウインドー制限装置82,データシー
ケンス比較器80,ページヤアドレスメモリ94の入力
に供給される。比較器誤差ウインドー制限装置82の出
力は、警報パターン回路72に接続され、それは表示器
74に接続される。警報パターン回路72は、ページヤ
アドレスメモリ94に応動するように接続される。ペー
ジヤアドレスメモリ94は、符号化システム探索制御8
6に点線にて相互接続されるように示される。信号Next
Word と記号付けされる比較器誤差ウインドー制限回路
82の追加出力は、データサンプリング順序装置76に
供給される。
【0039】 ページヤ復号化システムが駆動される場
合、可能な符号化システムの1個に対する種々のパラメ
ータが種々のレジスタ,カウンタに押入され、検波器5
0からデータサンプリング順序装置76への入力信号
は、対応する所定のタイムシーケンスによりサンプルさ
れる。サンプルは、データシーケンス比較器80により
処理され、符号化システム探索制御86により解析され
るように記憶される。符号化システム探索制御86の機
能は、システム特性検出器90により処理される一時記
憶データを編成し、受信したデータを復号するのに使用
される別個の可能な復号化構成配列のうち選択された情
報を受信情報から決定することである。悪い選択がなさ
れた場合には、次の符号システムの新しいパラメータが
入力され、他の復号化システムが試験される。
【0040】 システム特性検出器90は、システムが検
出されたことを示す出力線のうちの1つを付勢し、優先
制御回路92が符号化システム探索制御86の正常な探
索動作を中止(disrupt) させ、ページング装置をアドレ
スしてメツセージが受信される時間まで、又は、そのシ
ステムにおいて情報がこれ以上受信されないことが決定
されるまで、検出した復号化システムをロツクさせるこ
とである。かように続いて起る時間に、符号化システム
探索制御86は、探索動作を再開し、可能な復号化シス
テムの何れにおいても通信放送の発生に伴う入力信号を
走査する。
【0041】 システム特性検出器90の出力は、また、
比較器誤差ウインドー制限装置82に供給され、種々の
復号化システムに対する受入れ可能な誤差制限を変更
し、更にページヤアドレスメモリに供給される。データ
シーケンス比較器80のデータは、検出した符号化シス
テムに対応する正しいページヤアドレスにより比較器8
2におけるウインドー制限に対して試験される。比較器
誤差ウインドー制限装置82は、出力信号を警報パター
ン回路72に与え、メツセージが受信されたことをペー
ジヤ携帯者に通報するために表示器を駆動させる。ペー
ジヤアドレスメモリ94からの信号は、通報パターンが
警報パターン回路72により表示器74に供給されるこ
とを決定する。
【0042】 幾つかのシステムは、逐次ワード符号化様
式(format)又は、多重バツチ符号化様式を具えているか
ら、比較器誤差ウインドー制限装置82からデータサン
プリング順序装置76まで戻る出力が存在する。この信
号は、Next Word (次のワード)と記号付けされ、次の
直列ワードを復号化するか又は所定システム内で次のメ
ツセージ群に対して追加サンプリングを与える。
【0043】 外部システムのサブセツトセレクタ88の
機能は、あらゆる可能な符号化システムを介して探索を
除去し、特定の領域内で受信可能であるシステムのみ、
又は、ページヤ操作者が所定の時間に応答することを選
択したシステムのみに探索を制限することである。この
制限は、符号メモリ26により支えられるか又は製造時
に独立にハード配線(hard-wired)しうることは明らかで
ある。このことは、ページヤがN個の可能な復号化シス
テムを復号し、ページヤ携帯者が可能な復号化システム
の最大数を拒絶するか、選択されたシステムにのみ彼の
応答を集中させるか、充分な柔軟性を可能にする。
【0044】 各目的に接続して示される符号メモリ26
は、符号化システムが探索制御86によりアクセス可能
である一定の制限を符号メモリ自身が具えているので符
号化システム探索制御に影響を与えることは理解でき
る。ページヤの種々の機能を可能にすることと組合され
て、これは、製造ラインに完全な融通性を与える。ペー
ジヤアドレスメモリ94は、符号化システム探索制御8
6に点線にて相互接続して示される。この線は、符号化
システム探索制御86が可能な符号化システムの各々の
内部で個々のページヤのアドレスワードをアクセス可能
であることを示す。
【0045】 ページヤが製造される時、又は、フアーム
ウエアが設定される時に、種々のシステム内のページヤ
アドレスが通常同一ではなく、独自性を維持するために
各ページユニツトは、異なるアドレスを具えなければな
らないことは明確である。従つて、種々の可能な復号化
システムに対応する幾つかのページヤアドレスを指定す
ることが有利である。更に、一定のメツセージシステム
が多重アドレスを使用し、信号通報機能の異なる種類が
それらのページング装置の携帯者に供給されることにな
る。一例は、2つの異なるアドレスを有するページヤで
あり、その第1は、対応する警報通報パターンを具えた
緊急通信を指定し、第2は、実質的に異なる警報通報パ
ターンを具えた非緊急通信を表示する。
【0046】 この種の動作と両立して、本発明の2つの
実施例は、幾つかの可能な復号化システムの各々の内部
に幾つかの指定されたアドレスを持たせることを全く可
能にしている。更に、説明されている如く、符号メモリ
又は工場セツテイングがシステム探索ルーチンの機能の
利用性が制限し、ページング装置の携帯者に利用できる
復号可能なシステム数を減少するであろう。
【0047】 図5は、図1乃至図4の1実施例として示
されるエネルギー保全装置を有する多重構成の復号化ペ
ージヤの機能ブロツク図のフアームウエア実行を具える
のに適している種類のマイクロコンピユータの機能的,
構成的ブロツク図の組合せを示す。マイクロコンピユー
タの実施例は、制限されていないが、マイクロコンピユ
ータは、モトローラ社の型番146805であることが
望ましい。駆動用のタイマ信号は、プリスケーラ,タイ
マ,カウンタを含むタイマ制御ユニツト100に供給さ
れる。結晶(水晶)102は、発振器回路104に結合
され、タイマ制御回路100にて接続される。
【0048】 発振器104は、また、中央処理ユニツト
(CPU)106に接続され、そのCPU106は、中
央処理ユニツト制御回路,ALUと呼ばれる演算論理ユ
ニツト,累算器,インデツクスレジスタ,状態コードレ
ジスタ,スタツクポインタ,プログラムカウンタ高(hig
h)モジユール,プログラムカウンタ低(low) モジユール
を包含する。また、複数の入出力線を有するデータ方向
性入出力レジスタ108,110が中央処理ユニツトに
接続される。特に、8本の線が2個の入出力部分の各々
に示されている。固定メモリ(ROM)112及び等速
呼び出しメモリ(RAM)114は、また、中央処理ユ
ニツトとインターフエイスする。モトローラ14680
5フアミリーの特性としてオンチツプRAMは、外部の
RAMメモリなしでマイクロコンピユータを動作させる
ことができる。並列の入力/出力能力は、それが入力と
なるか又は出力となるかを示すプログラム可能なピンを
具えている。タイマ/カウンタは、通常プログラム可能
なプリスケーラを具えた8ビツトカウンタであり、事象
(event) カウンタとして使用され、一定のソフトウエア
選択事象の割込み信号を発生させるか、又はタイミング
を保持するのに使用可能である。モトローラ社CMOS
化したMC146805の場合、このタイマは、ソフト
ウエア駆動命令によりマイクロプロセツサを起させるよ
うにセツトし、電力節約ウエイトモードを設定できる。
【0049】 図5は、また、ROMに記憶された主フア
ームウエア及びモジユールが開始させる対応アドレスの
配置を示す。このモジユールの選択及び配置は、本発明
の1実施例の特定プログラムの機能である。主プログラ
ムモジユール及びそれらのアドレス原点を説明すれば充
分であり、別の実施例に対して動作するソフトウエアプ
ログラムのコアダンプ(core dump) により、種々のサブ
ルーチンを開始させる場所を探知できるようにする。
【0050】 RAM114の使用は、主としてプログラ
ム中,スクラツチパツドメモリ(scratch pad storage)
としてアクセスされる変数を入れることである。モトロ
ーラMC146805の使用は、別の実施例に対して必
要な要件ではなく、便利であるからである。続いて開示
される符号化(coding)のすべては、MC146805符
号化様式と両立できるように書き込まれる。
【0051】 本発明のマイクロコンピユータ実施例は、
ハードウエア実施例と同一の方法で機能する。図5は、
マイクロコンピユータ実施例に対する特定の実行を示
す。図示はしないが、検波器50からの信号は、符号メ
モリ,警報パターン装置がある入力/出力部分の1つに
結合される。
【0052】 本発明は、ページヤ符号化構成及びメツセ
ージ様式の任意数に適用されるが、好ましい実施例を説
明する目的で、2つの異なつた複雑なシステムが選択さ
れた。符号化システム探索制御及び後で詳細に説明され
る符号化システム特性検出器を使用して追付システムを
結合する方法は当業技術者に明らかである。固定した長
さ及び伝送速度の直列アドレスワードを非同期検出して
2値ページングシステムとするのも1つである。他方で
は、固定した持続時間のバツチ(batch) にシステム的に
配置され、異なる速度で伝送される固定長短縮のアドレ
スワードの同期伝送を使用する2値システムである。簡
単のために、両システムは、2進符号を使用し、その差
異をより困難にしているが実施例は容易に理解される。
信号トーン,トーン音声又はデジタル信号の混合は、結
合され得ることが明らかである。
【0053】 英国郵政省の国有のページングシステム用
の標準メツセージ符号化様式は、通常POCSAGとし
て知られ、次の如き符号化様式をもつている。各伝送
は、1秒当り512ビツトのビツト速度であり、プリア
ンブル部に続いて1個又はそれ以上の選択的に配置され
るコード(符号)ワードのバツチ(batch) から成る。図
6に示されるように、プリアンブルは、一連の反転論理
状態1−0等であり、それは、少なくとも576ビツト
の所要時間である。符号ワードは32ビツトデータシー
ケンスであり、それは、同期用の情報又は個々のページ
ヤをアドレス指定する情報の何れかを含む。バツチ(bat
ch) は、1個の同期符号ワード及び16個のアドレス符
号ワードを具え、2個のアドレス符号ワードを含むごと
に8個の別個のフレームに再分割される。メツセージ伝
送中の連続するバツチ(batch) は、同一様式の32ビツ
ト同期ワードを含み、それが8フレーム続き、その各々
は、1バツチ内に全体として16アドレス符号ワードご
とに2個のアドレス符号ワードを含む。
【0054】 アドレス符号ワードは、8個のフレーム数
0〜7にグループ分けされる。全ページヤアドレス人口
は、同様に8個の可能なグループに分けられる。各ペー
ジヤアドレスは、その21ビツト符号ワードの同一性の
うち3個の下位ビツトにより対応する8フレームの1つ
に割当てられる。かくして、000にて終了するアドレ
スを具えるすべてのページヤは、フレーム0に位置さ
れ、同様に111にて終了するアドレス符号ワードを有
するすべてのページヤはフレーム7に位置されよう。
【0055】 32ビツト構成及びアドレス符号ワードの
うちビツト1を有するアドレス符号ワードは、図7に示
されるように常に0である(メツセージフラグ0)。ビ
ツト2〜19は、個々のページヤに割当てられた21ビ
ツト同一性シーケンスのうち18個の上位ビツトに対応
するアドレスビツトとなる。3個の下位ビツトは、アド
レス符号ワードが送信され、従つてバツチ(batch) 中の
フレーム位置から誘導可能であるフレームをそれらが単
に規定するのみであるから、送信されない。ビツト20
及び21は、ページヤに割当てられる4個の可能なアド
レスから必要なアドレスを選択するのに使用される2個
の機能ビツトである。ビツト22乃至31は、パリテイ
チエツクビツトであり、最後のビツト32は、偶数パリ
テイを与えるのに選択される。復号化システムは、割当
てられたフレーム中のアドレス符号ワードを単に検査す
るのみで、従つて各ページヤのアドレス符号ワードは、
その符号ワード様式に割当てられるフレーム中で単に伝
送されるのみである。以下の説明において、アドレス符
号ワードを、単にアドレスワードと略称することもある
ことに注意されたい。
【0056】 各符号ワードは、それが同期符号ワードで
あるか又は、アドレス符号ワードであるかどうかによ
り、最上位ビツトが最初に伝送される同一の32ビツト
様式に従う。同期符号ワードは、図8においてビツト位
置(BIT POS)1中の最上位ビツト、ビツト位置
32中の最下位ビツトを具えて示される。
【0057】 かくして、この符号化システムにおいてペ
ージヤの識別に対する21ビツト2進シーケンスは、ペ
ージヤ用の可能なアドレスの200万以上の組合せを割
当てる。2つの機能ビツトの付加は、バツチ信号通報機
能及びページヤアドレスから成る総計800万のメツセ
ージの組合せを与える。
【0058】 モトローラ社により開発された2進メツセ
ージページングシステムは、通常ECHOとして知られ
ており、1秒当り300ビツトの情報を伝送し、各ペー
ジヤアドレスに対して2つの順次2進ワードを使用す
る。このシステム用の語(ワード)は、一連の23の2
進ビツトである。このシステムに使用される論理規約(c
onvention)は、2進論理1が最も正電圧に対応し、2進
論理0が最も負電圧に対応すると云うことである。EC
HOシステムにおける各ページングアドレスは、図9に
示す如く、1/2ビツト間隔だけ離れた2つの23ビツ
ト2進ワードとそれに続く14ビツトのコンマとから成
る。2つの23ビツトページングアドレスワードは、ペ
ージヤのアドレスを構成するように互に直列に続き、特
定の持続時間のコンマ又はポーズ間隔は、23ビツトア
ドレスの各対間で伝送され、アドレス間隔(interaddres
s gap)を構成する。全アドレス指定データ長は、60.
5ビツトとなる。
【0059】 この2重アドレスシステムの各ワードは、
情報の12ビツトからつくられる。情報とパリテイビツ
トとの和は、23ビツトワードレングス(語長)を具え
る。パリテイビツトは、情報ビツトに加えられるデータ
ビツトであり、誤差(error)の発生を許し、それでもな
お、人間が他のワードを誤らないように保証している。
このシステムでは、順次アドレスワード間の1/2ビツ
ト間隔の論理レベルは、常に2ワードアドレス系列の第
2ワードのうち第1ビツトの論理レベルと反対であるこ
とが慣例である。かくして、第2ワードの第1ビツトが
1レベルにある場合、1/2ビツト間隔は0レベルとな
る。
【0060】 図10は、コンマ又はページ間隔が、繰返
し1−0パターンから成り、それは、14個の300秒
ビツトに等しい持続時間に正常なメツセージ伝送のビツ
ト速度の2倍のビツト速度で発生する。コンマのスター
ト論理レベルは、また次のワードの第1ビツトと同一の
論理レベルでなければならない。
【0061】 ページヤのアドレスを指定する12の2進
ビツトの使用は、4096の独自の組合せを可能にし、
アドレスを付加的に特定するため第2ワードに追加すれ
ば、通常殆んど1700万の独特のページヤアドレスを
つくり出すであろう。然し、ECHOのメツセージシス
テムを復号化する通常の方法は、各シーケンス(系列)
の第1ワード(first word)を非同期的に動作させる。こ
の通常の復号化装置は、ページヤアドレスの正しくない
識別を発生する第1ワードにおいて可能な擬似検出(fal
se detection) を生ずるアドレスパターンの周期的な変
化に敏感である。主として復号化するハードウエアに帰
せられるべきこの問題を除くためには、周期的に関係し
ている2つの直列アドレスワードは、このことが、アド
レスワード1の擬似検出の確率を強くしているので、2
つの23ビツトワードアドレスシステムの第1ワードと
して使用されない。各周期的変化の任意の1つが、少な
くとも7個の2進ビツトにより178の2進ワードの任
意の他の変化とは異なる場合、178の異なる23ビツ
ト2進ワードを与えることは可能である。正常なECH
O復号化装置用のフレーム同期精度は、12又はそれ以
上の周期的転換を有するそれらの第1アドレスワードを
利用するだけで改善されることは付加的に観察されてき
た。これは、更に、第1アドレスワードにおいて利用で
きる符号化置換(coding permutation)の数を118に制
限する。かくして、4095の可能な第2アドレスワー
ドと組合される第1アドレスワードは、ECHOシステ
ムにとつて480,000アドレス以上になる。前述の
説明における第1ワードは、以下、単にワード1と略称
する場合もあり、第2ワードは、単にワード2と略称す
る場合もある。
【0062】 図11は、好ましい実施例の更に詳細な構
造図を示し、それは、適合信号デコーダかマイクロコン
ピユータ実行と等価な機能か2つに1つを具える。便宜
的にのみ、種々のモジユール間に1本の相互接続線が示
される。然し、かような1本の線は、8本の2進入力線
と同数を表わすものと理解すべきである。調節可能な多
相クロツク120は、アンドゲート122の第1入力に
接続される。エネルギー保全装置28からのパワーアツ
プ信号は、アンドゲート122の第2入力に接続され
る。アンド122の出力は、5分周カウンタ124に接
続され、それは更に4分周カウンタ126に接続され
る。アンド122,5分周カウンタ124及び4分周カ
ウンタ126の出力は、後で更に詳細に説明されるよう
なタイミング信号を種々に定義する。更に、カウンタ1
26の出力は、RE1,RE2,RE3及びRE4と呼
ばれる4個の出力信号を有する多重分離器(demultiplex
er) 128に接続される。アンド122,カウンタ12
4及び126,及び多重分離器128は、破線にて囲ま
れて示され図4に図示のデータサンプリング順序装置7
6との比較を増大する。カウンタ124の出力は、多重
ビツト直列シフトレジスタ130,132,134及び
136のクロツク入力の各々に直接結合される。レジス
タ可能信号RE1,RE2,RE3及びRE4は、夫
々、レジスタ130,132,134及び136の可能
端子に接続される。入力と呼ばれる通信用受信機20の
出力は、レジスタ130,132,134及び136の
各々のデータ端子に接続される。
【0063】 レジスタ130,132,134及び13
6の各々は、マルチプレクサ138に多重に接続され
る。4本線は、各レジスタとマルチプレクサ138との
相互接続を示す。これらの4本の相互接続線は、直列シ
フトレジスタが後で詳細に説明されるように4個の8ビ
ツト直列シフトレジスタの直列配置から構成されるのが
好ましいから、8本の別個の線を示す。直列シフトレジ
スタ及びマルチプレクサ138は、破線にて囲まれて示
され、図4のデータ記憶装置78を具えた比較を増大す
る。
【0064】 マルチプレクサ138の出力は、8個の装
置を含む排他的論理和アレイ(EXOR ARRAY)
140に接続される。符号メモリ26は、排他的論理和
140の第2入力に接続される。排他的論理和140
は、誤差(error) 固定メモリ(ROM)142に接続さ
れる。誤差ROM142は、誤差加算器−累算器144
に接続される。排他的論理和アレイ140,誤差ROM
142及び累算器144は、破線に囲まれて示され、デ
ータシーケンス比較器80を具えた比較を増大する。
【0065】 誤差累算器144の出力は、比較器14
6,148に接続される。比較器146は、下方誤差制
限回路150に接続され、比較器148は、上方誤差制
限回路152に接続される。誤差制限回路150及び1
52は、各々、後で詳細に説明されるS1,S2システ
ム選択信号を受信する。比較器146,148は、ワー
ド1(第1ワード)検出メモリ154に接続される。ワ
ード1検出メモリ154は、符号メモリ26に戻つて接
続され、またウインドータイマ156に接続される。ウ
インドータイマ156は、また後で説明される信号S
1,S2を受けとる。ウインドータイマ156は、ま
た、符号メモリ26からの信号を受信する。比較器14
6,148及びウインドータイマ156は、警報検出ラ
ツチ回路158に接続される。警報検出ラツチ158
は、表示器74に接続される警報パターン回路72に接
続される。警報パターン回路72は、また、符号メモリ
26に応動するように接続される。比較器146,14
8、下方誤差制限150、上方誤差制限152、ワード
1検出メモリ154、ウインドータイマ156は、破線
にて囲んで示され、比較器誤差ウインドー制限回路82
の比較を増大する。
【0066】 マルチプレクサ138の付加出力端子は、
マルチプレクサ164に接続される。マルチプレクサ1
64は、加算器/累算器168に接続されるビツト速度
ROM166に接続される。マルチプレクサ164,ビ
ツト速度ROM166及び加算器/累算器168は、破
線にて囲んで示され、システム特性検出器90を具えた
比較を増大する。累算器168は、また、比較器170
に接続される。比較器170は、ビツト速度誤差制限装
置172に応動するように接続される。ビツト速度誤差
制限172は、システム選択信号S1,S2に応答する
パス(Pass)及びフエイル(Fail)と呼ばれる比較器170
の出力は、夫々フエイルカウンタ174のリセツト端
子,カウント端子に接続される。フエイルカウンタ17
4は構成(scheme)カウンタ176のカウント端子に接続
される。Rへの信号と呼ばれるフエイルカウンタ174
の出力は、直列シフトレジスタ130,132,13
4,136のリセツト端子の各々に接続される。比較器
170,ビツト速度誤差制限172,フエイルカウンタ
174,構成カウンタ176は、破線にて囲んで示され
符号化システム探索制御86を具えた比較を増大する。
【0067】 中央端子178をB+に接続させた3個の
位置スイツチは、構成カウンタ176のS端子に接続さ
れる“1”と呼ばれる第1端子と共に示され、“2”と
呼ばれる第2端子は、構成カウンタ176のリセツト端
子に接続され、“both”と呼ばれる第3端子は接続され
ない。その関連端子を有するスイツチは、破線にて囲ん
で示され、各部サブセツトセレクタ88を有する比較を
増大する。構成カウンタ176の出力は、S1及びS2
と呼ばれ、調節可能多相クロツク120,符号メモリ2
6,ウインドータイマ156及び誤差ビツト速度制限回
路172に接続される。
【0068】 適合信号デコーダ又はマイクロコンピユー
タ実行を含む復号化システムに対して、カウンタ176
が開始されると、調節可能クロツクに供給される1出力
を付勢し、ビツト速度検出進行用のタイミング動作を設
定する。これは、2つの可能な復号化構成のうちの1つ
を選択し、正しいメツセージビツト速度が受信されるか
どうかを決定するのと等価である。エネルギー保全装置
28により適当に決定される時間に、調節可能クロツク
120からの信号は、レジスタ130,132,134
及び136を直列動作可能に与えられる。特に、カウン
タ124の出力は、レジスタの各々の入力線においてデ
ータのシフテイング又は前進を発生させる。カウンタ1
24からの各サンプルクロツクパルスの出力中に、通信
用受信機20からの情報の1サンプルは、可能とされた
1つの直列シフトレジスタに印加される。多重分離器1
28は、シフトレジスタを直列に動作可能にし、従つて
誘導された入力ビツトパターンの第1サンプルはレジス
タ130に記憶され、第2サンプルはレジスタ132
に、第3サンプルはレジスタ134に、第4サンプルは
レジスタ136に記憶されるようにする。調節可能なク
ロツク120は、予期されるビツト速度の20倍の速度
で動作されるのが好ましく、従つてカウンタ124の出
力は、所望サンプリング速度にあるビツト速度を正確に
4倍になるようにする。
【0069】 システムが駆動される時間に、フエイルカ
ウンタは直列シフトレジスタをリセツトし、残つている
情報のすべてをクリアする。更に、構成カウンタ176
は、符号メモリ26から選択された復号化構成及びウイ
ンドータイム156に対する正しい制限に対応するアド
レス情報を選択し、充分なサンプリングデータが排他的
論理和アレイ140に供給された場合に、特定のページ
ヤのアドレスが検出されたかどうかを確認する方法が継
続される。
【0070】 ECHO及びPOCSAGシステム用の符
号化様式を検討することにより思い出されるように、種
々のシステムのワード長(word length) は、夫々23ビ
ツト,32ビツトである。図11の動作例として、便宜
上ECHOシステムが、所望のワード長を23ビツトと
するように選択されるものと仮定する。入力ビツトの各
サンプリングは、順次直列シフトレジスタに印加され、
92サンプルを取得するのと等しい時間間隔において、
直列シフトレジスタ130,132,134及び136
はECHOに要求されるデータでみたされるようにす
る。この情報は、それが認識されるマルチプレクサ16
4を介して供給され、ビツト速度ROM166に送られ
る。このビツト速度ROMは、シフトレジスタにおける
個々のビツトパターンを比較して照合度(degree of cor
respondence)を決定し、入力信号のビツト速度が確認さ
れたかどうかを確認する。シフトレジスタのデータに対
する照合度決定は、1つのサンプル位置を対応するサン
プル位置の比較によりマークし、位置パターンの種々の
ビツト値に対応する誤差表を具えるビツト速度ROMを
使用することにより達成される。各サンプルに対し、ま
た任意のレジスタの各々を動作可能にすることにより、
累算器168は、認識されたデータに対して全誤差を決
定する。この情報は、ビツト速度誤差制限回路172か
ら選択された構成に対する適当な制限と比較するために
比較器170に供給される。比較器170の出力は、パ
ス(Pass)及びフエイル(Fail)と呼ばれる2信号である。
ビツト速度が正しく決定され、情報がECHOシステム
において受信される場合に、カウンタ174はリセツト
される。このリセツト動作は、フエイルカウンタ174
が次の構成を選択するために構成カウンタ176を前進
させることが不可能であることを確実にすることにより
探索ルーチンを優先させる。誤差が最大制限を超える場
合、比較器170の出力は、フエイル信号を付勢する。
システムが、4つの連続サンプルの試みでも検出されな
い場合、フエイルカウンタ174は、構成カウンタ17
6の前進を発生させ、調節可能多相クロツク120に対
して新しいタイミング周期を設定させ、シフトレジスタ
のすべてをクリアする。
【0071】 POCSAG構成に対してデータサンプル
累算は128サンプルであり、それは、マルチプレクサ
138を介して仮定されたビツト速度が累算器168に
おいて受入れ可能な誤差を発生するかどうかに関して比
較するためのマルチプレクサ164に供給される。再言
すると、累算器168の出力は、比較器170に供給さ
れ、比較器170は、POCSAGシステムに対応して
新しい誤差制限を具えることになる。POCSAGシス
テムが再び正しく識別された場合に、フエイルカウンタ
174は、リセツトを優先し、復号化を構成配列中にロ
ツクするであろう。
【0072】 マルチプレクサ138に結合される別個の
マルチプレクサ164を具える場合の利点は、ビツト速
度決定手順がデータを注意深く再編成することにより達
成されることが可能で、ひとたび構成配列が正しく識別
されると、直列シフトレジスタ130,132,134
及び136に含まれる同一情報は、個々のページヤがア
ドレスされたかどうかを識別するのに使用されると云う
ことである。
【0073】 種々のタイミング信号により示されるよう
に適当な時間に、排他的論理和アレイが、符号メモリ2
6における情報と比較するために各直列シフトレジスタ
の各部分から適当な8ビツトを受信する。POCSAG
システムにとつてすべての32ビツトは比較用に処理さ
れ、直列シフトレジスタ130,132,134及び1
36に含まれる情報のすべては、排他的論理和アレイの
8ビツトを介して同時に処理される。排他的論理和アレ
イの出力は、誤差ROM142に接続される。前述の通
り、このROMは、高速処理を可能にする利点を有し、
メモリを簡単にアドレスすることにより誤差数を決定
し、2つのパターンにおける誤差数の差異に対応する数
をその記憶場所に記憶する。この誤差の差は、試験され
る8サンプルの各々に対して誤差累算器144に供給さ
れる。サンプル毎の原理に従い、誤差累算器144の出
力は、比較器146,148に送られ、誤差数が下方の
受入れ可能な制限より小さいか又は、上方の受入れ可能
な制限より大きいかどうかを試験する。比較器146,
148の出力は、ワード1検出メモリに送られる。EC
HOシステムは、2つの直列に関連した23ビツトワー
ドを使用し、他方、POCSAGシステムは、バツチ通
信様式にて所定位置に単一の32ビツトワードを使用す
ることが思い出されるであろう。然し、各POCSAG
バツチは、同期ワードを含み、POCSAG構成復号化
が検出構成のワード1をこの同期ワードに対応させるこ
とが有利であることが見出された。ひとたびワード1が
検出されると、ECHOシステムの第2ワードの非同期
検出に要求されるウインドータイマが設定され、しか
も、また、ウインドータイマは正しいページヤアドレス
ワードが見出されている間フレーム期間の開始と終了を
設定できるからPOCSAGシステムにとつて有利であ
る。若し、アドレスワードが見出されない場合に、ビツ
ト速度の仮定が誤りであることを示すように、動作を継
続しているビツト速度検出器の時間がフエイル信号の充
分な数を具えるまで、そのシステムはサンプルを継続す
る。これは、システム又は、他のシステムで置き換えた
システム放送の終了を示すであろう。
【0074】 他方、アドレスの第1ワードが何れかのシ
ステムに対して正しく識別されたと仮定すれば、正常な
探索ルーチンは、ワード1比較器の誤差識別と同一であ
るアドレスの第2ワードに対して設定され、そのアドレ
スワードが正しく検出された場合、警報検出ラツチ回路
が駆動され、従つて警報パターンが表示器に送られ、ペ
ージヤ携帯者に対してメツセージの受信を指示する。
【0075】 図12は、データサンプリング順序回路7
6及びサンプル記憶回路78用の電気的構成を示す。従
つて、それは、適合復号器及びマイクロコンピユータ実
施例の両者に適用可能である。図11について説明した
ように、調節可能クロツク120は、パワーアツプ信号
により動作可能となるアンド122を通して接続され
る。アンド122の出力は、ゲートされたクロツク信号
であり、カウンタ124のクロツク入力端子に送られ
る。カウンタ124の20 端子において信号BA,21
端子においてBBと呼ばれる信号となる。カウンタ12
4の22 端子は、カウンタ126のクロツク(CK)端
子に接続され、更にインバータ125を介してそれ自身
(124)のRリセツト端子に接続される。5分周カウ
ンタ124の22 端子は、また、アンドゲート200,
202,204及び206の第1入力に接続される。
【0076】 カウンタ126の20 端子においてRAと
指定した信号となり、それは、また、4個の復号器/多
重分離器128の2進数の1つのA入力に接続される。
カウンタ126の21 の端子においてRBと指定される
信号となり、それは、また多重分離器128のB入力端
子に接続される。多重分離器128の4端子出力におい
てRE1,RE2,RE3及びRE4と呼ばれる信号と
なる。信号RE1は、アンド200の第2入力に接続さ
れ、RE2は、アンド202の第2入力に、RE3は、
アンド204の第2入力に、RE4は、アンド206の
第2入力に接続される。
【0077】 入力と指定される入力用受信機20からの
信号は、シフトレジスタ208,210,212及び2
14のデータ入力端子に供給される。レジスタ208,
210,212及び214の各々は、夫々付加的な英字
記号A,D,G,Kを有する。アンド200の出力は、
シフトレジスタ208のクロツク端子、レジスタ21
6,218及び200のクロツク端子に接続される。レ
ジスタ208の8出力端子は、A1〜A8と指定され
る。レジスタ208のA8端子は、レジスタ216のデ
ータ入力端子に接続される。レジスタ216は、付加的
な英字記号Bを有し、レジスタ216の8出力端子は、
B1〜B8と指定される。レジスタ216のB8端子
は、レジスタ218のデータ入力端子に接続される。レ
ジスタ218は、付加的な英字記号Cを有し、その8出
力端子は、C1〜C8と呼ばれる。レジスタ218のC
8出力端子は、レジスタ220のデータ入力端子に接続
される。レジスタ220は、付加的な英字記号Nを有
し、その8出力端子は、N1〜N8と呼ばれる。構成カ
ウンタ176からのS1と呼ばれる信号は、オア(O
R)ゲート221の第1入力に印加される。ORゲート
221の出力は、レジスタ220のリセツト端子に供給
される。フエイルカウンタ174からのサンプリングリ
セツト信号は、OR221の第2入力に供給される。サ
ンプリングリセツト信号は、また、レジスタ208,2
16,及び218のリセツト端子に供給される。
【0078】 アンド202の出力は、レジスタ210,
222,224及び226のクロツク端子に印加され
る。レジスタ210の8出力端子は、D1〜D8と呼ば
れる。レジスタ210のD8端子は、レジスタ222の
データ入力端子に接続される。レジスタ222は、付加
的名称Eを有し、8出力端子は、E1乃至E8と記号付
けされる。レジスタ222のE8出力端子は、レジスタ
224のデータ入力端子に接続される。レジスタ224
は、付加的英字記号Fを有し、8出力端子はF1〜F8
と呼ばれる。レジスタ224のF8出力端子は、レジス
タ226のデータ入力端子に接続される。レジスタ22
6は、付加的英字記号Oを有し、その8出力端子は、O
1〜O8と呼ばれる。OR221の出力は、レジスタ2
26のリセツト端子に接続される。フエイルカウンタ1
74からのサンプリングリセツト信号は、レジスタ21
0,222,及び224の各々のリセツト端子に供給さ
れる。
【0079】 アンド204の出力は、レジスタ212,
228,230及び232のクロツク端子に接続され
る。レジスタ212は、また、英字記号Gを有し、その
8出力端子は、G1〜G8と呼ばれる。レジスタ212
のG8出力端子は、レジスタ228のデータ入力端子に
接続される。レジスタ228は、付加的英字記号Hを有
し、その8出力端子は、H1〜H8と呼ばれる。レジス
タ228のH8出力端子は、レジスタ230のデータ入
力端子に接続される。レジスタ230は、付加的英字記
号Jを有し、その8出力端子はJ1〜J8と指定され
る。レジスタ230のJ8出力端子は、レジスタ232
のデータ入力端子に接続される。レジスタ232は、付
加的英字記号Pを有し、その8出力端子は、P1〜P8
と指定される。OR221の出力は、レジスタ232の
リセツト端子に接続される。フエイルカウンタ174か
らのサンプリングリセツト信号は、レジスタ212,2
28及び230のリセツト端子の各々に供給される。
【0080】 アンド206の出力は、シフトレジスタ2
14,234,236及び238のクロツク端子に接続
される。レジスタ215は、また、英字記号Kを有し、
その8出力端子は、K1〜K8と指定される。シフトレ
ジスタ214のK8出力端子は、レジスタ234のデー
タ入力端子に接続される。レジスタ234は、付加的英
字記号Lを有し、その8出力端子はL1〜L8と指定さ
れる。レジスタ234のL8出力端子は、レジスタ23
6のデータ入力端子に接続される。レジスタ236は、
付加的英字記号Mを有し、その8出力端子は、M1〜M
8と指定される。レジスタ236のM8出力端子は、レ
ジスタ238のデータ入力端子に接続される。レジスタ
238は、付加的英字記号Qを有し、その8出力端子
は、Q1〜Q8と指定される。OR221の出力は、レ
ジスタ238のリセツト端子に接続される。フエイルカ
ウンタ174からのサンプリングリセツト信号は、レジ
スタ214,234及び236のリセツト端子の各々に
供給される。
【0081】 動作する場合、調節可能クロツク120
は、予期されるビツト速度の20倍の速度で動作し、好
ましい実施例のうちの2つのサンプリングシステムの速
度が選択されるのに応じてこの速度が調節される。この
出力は、エネルギー保全装置28により決定される時間
に、アンドゲート122を介してカウンタ124に供給
される。カウンタ124のBA,BB信号出力に対する
タイミング図は、図13に示される。20倍のビツト速
度信号は、5分割され、サンプリング速度であるビツト
速度の4倍にて正規に発生するパルス信号を発生させ
る。このサンプリング速度は、カウンタ126に供給さ
れ、また、各サンプリング周期に対してアンドゲート2
00,202,204,及び206を可能ならしめるよ
うに供給される。
【0082】 カウンタ126の出力には信号RA,RB
があり、それらの信号は、図13において極めて詳細に
示され、マルチプレクサ128の入力端子に供給され
る。マルチプレクサ128は、16個のシフトレジスタ
の水平列が各直列サンプリング周期に対して可能になる
ように直列に選択する。4個のアンドゲート全部がサン
プリング信号により可能になるが、マルチプレクサ12
8からの可能化信号は、アンドゲートを介してシフトレ
ジスタの種々の列を選択的に使用可能にする。
【0083】 各列は、32の可能ビツトと同数だけ1サ
ンプリング周期に対応する。この容量は、最大ワード長
(ワードレングス)に対して選択されたものであり、好
ましい実施例の2つのシステムに対しては32ビツトで
ある。OR221を介して動作する構成カウンタからの
信号S1の機能は、システム1が選択されている間、す
べてのサンプリング期間に対してシフトレジスタ22
0,226,232及び238のリセツテイングを発生
させ、かくしてデータ記憶のうち最大24ビツトのみ可
能にすることが理解されよう。更に、フエイルカウンタ
174が構成カウンタ176のクロツキング(clocking)
を発生させ、同時にカウンタ176が新しい構成選択出
力を指定するように前進する時は必ず、OR221を介
してレジスタ220,226,236及び238を含む
すべてのシフトレジスタがリセツトされる。
【0084】 各サンプル期間中、データはシフトレジス
タ列の1つに進められ、それに対応して、シフトレジス
タは、そのデータを受け入れ記憶するようにクロツクさ
れる。サンプリング期間中、ECHOの場合に関して
は、92のかようなサンプル期間後、12のシフトレジ
スタA,B,C,D,E,F,G,H,J,K,L及び
Mは、殆んどデータでみたされ、シフトレジスタの十分
な位置が24ビツト語の可能性に対して割当てられてい
るので、シフトレジスタC,F,J及びMの最後の位置
だけが除外される。然し、排他的論理和アレイの動作に
ついて後で詳細に説明するように、情報の最初の23ビ
ツトだけが利用される。データサンプリング順序回路7
6の動作を更に充分理解するためには、図13を参照す
ることが都合がよい。
【0085】 図13は、波形A乃至Jと種々に区別され
た10個のタイミング図を示し、それは、データサンプ
リング順序回路の動作を更に完全に理解するのに有益で
ある。図13の波形Aは、調節可能クロツク120の出
力波形を示し、それは、予期されるビツト間隔の各々に
対して20パルスを発生させる周波数において動作する
矩形波である。信号BA,BBは、夫々図13の波形
B,Cにて示される。信号BAは、カウンタ124の2
0 出力において発生され、BBは、カウンタ124の2
1 端子において発生される。
【0086】 図13の波形Dは、カウンタ124の22
端子に発生される信号を示す。カウンタ124の22
力に発生される信号は、予期されるビツト周期の4倍に
て規則的に発生するパルス列である。これは、回路のサ
ンプリング信号である。カウンタ124の種々の出力に
ついてのサンプリング間隔に関する時間の相対的位置
は、図13の波形B,C,Dに示される。
【0087】 図13の波形E,Fは、夫々、カウンタ1
26の20 ,21 出力端子に発生される信号を示す。こ
れらは、RA,RBと指定される出力信号に対応する。
図13の波形G,H,I及びJは、マルチプレクサ12
8の出力であるレジスタ可能信号に対応する。特に、図
13の波形GはRE1を示し、図13の波形HはRE2
を示し、図13の波形IはRE3を示し、図13の波形
JはRE4を示す。
【0088】 データサンプリング順序回路76の動作
は、種々の制御信号のタイミングによつて説明される。
図13の波形Dにより指定される各サンプル信号間隔
中,RE1,RE2,RE3及びRE4のうち唯1個の
みが、適当なアンドゲートを可能にする正論理状態にあ
り、サンプリング信号が選択されたシフトレジスタのデ
ータ端子に印加される入力信号に含まれる情報の記録を
可能にする。連続するサンプル信号間隔の各々に対して
図13の波形G,H,I,及びJを図13の波形Dと比
較することにより理解できるように、RE1乃至RE4
の1つが正になり、シフトレジスタの次の列がサンプル
間隔中にそのデータ端子に入力信号を受入れることを可
能にする。サンプリング信号間隔とレジスタ可能化との
連続する各組合せにより、多数ビツトワードの各ビツト
に対して4個の大きさ(measurement)を構成するデータ
は、種々のレジスタにクロツクされる。レジスタA,
B,C及びNは、第1の4サンプルクロツク位相に対し
て直列情報を含み、レジスタD,E,F及びOは、第2
のクロツク位相サンプルのすべてを含み、レジスタG,
H,J及びPは、第3クロツク位相サンプルのすべてを
含み、レジスタK,L,M及びQは、第4クロツク位相
サンプルのすべてを含む。
【0089】 フエイルカウンタ174からのサンプリン
グリセツト信号及び構成カウンタ176からの構成選択
線S1は、OR221を介して動作させ、シフトレジス
タN,O,P及びQのリセツテイングを選択的に発生す
る。この動作の目的は、ECHOシステム用データの測
定中、32ビツト語長が必要ではなく従つてECHOシ
ステムが試験されているか又は復号されているかの時間
中、直列シフトレジスタN,O,P及びQが常に0にリ
セツトされ、その状態に保持されると云うことである。
【0090】 直列シフトレジスタのすべての出力端子に
おける情報は、適当に識別されマルチプレクサ138に
供給される。
【0091】 任意の多数の種々の装置は、図12に図示
の第1実施例を構成するのに使用されることができる
が、モトローラ社の14000系列のCMOS装置を使
用することが有利であることが見出されている。カウン
タ124は、非同期式プログラム可能な4ビツトカウン
タである型MC14163Bであることが望ましい。か
ような装置の選択は、クロツク端子とピン2,リセツト
R端子とピン1,の対応となり、20 ,21 及び22
子はピン14,13及び12と夫々対応する。かような
カウンタの使用は、装置(デバイス)に対するデータノ
ートにより指定されるように付加的な相互接続を必要と
することが当業技術者により理解される。4分周カウン
タ126は、また、対応するピン及び端子識別とを有す
るカウンタ124と同一の一般的型式である。多重分離
器(デマルチプレクサ)128は、型番MC14555
Bであることが望ましく、それは、4個のデコーダ多重
分離器の1つに対して2重(並列)2値(binary)であ
る。パツケージの2重装置の何れも、復号化に対して充
分である。特に、A端子はピン2と同一のものとなり、
端子はピン3と同一のものとなり、RE1〜RE4に対
する対応出力は、ピン4,5,6及び7と同一となる。
【0092】 英文字A,B,C,D,E,F,G,H,
J,K,L,M,N,O,P及びQと指定される16の
直列シフトレジスタは、すべて型番MC14015Bで
あることが望ましい。これらは、8ビツトシフトレジス
タを構成するように適当に相互接続される2重(デユア
ル)4ビツトスタテイツクシフトレジスタである。かよ
うな選択がなされると、データ端子はピン7に対応し、
クロツク端子は相互接続されそれらはピン9及び1とな
り、リセツト端子は相互接続され、それらはピン6と1
4に対応し、第1の4出力端子はピン5,4,3,10
に対応し、ピン10は、第2の4ビツト装置に対するデ
ータ入力端子であるピン15と相互接続される。8出力
端子の残余の4個は、ピン13,12,11及び2に対
応する。装置のこの選択により、図12において、1〜
8と指定される対応する出力(各16個の直列シフトレ
ジスタの出力)は、ピン5,4,3,10,13,1
2,11及び2の連続するシーケンスと同一となるであ
ろう。
【0093】 かような装置のすべての選択におけると同
様に、データシートを検討すれば、他のピン接続が電源
及び接地に対してなされなければならないことを当業技
術者に指示するであろう。
【0094】 図14及び図15は、図11のマルチプレ
クサ138の詳細な下部構造を示す。この図の記述にお
いて、直列シフトレジスタの端子は、図12においてこ
れらの端子の各々に与えた2文字英字記号により説明さ
れる。端子A1,B1,C1,N1は、夫々マルチプレ
クサ250の0〜3入力端子に接続される。端子D1,
E1,F1及びO1は、夫々マルチプレクサ252の0
〜3入力端子に接続される。端子G1,H1,J1及び
P1は、マルチプレクサ254の0〜3入力端子に接続
され、端子K1,L1,M1及びQ1は、夫々マルチプ
レクサ256の0〜3入力端子に接続される。マルチプ
レクサ250,252,254及び256の各々は、図
12に図示の5分周カウンタ124の指定された出力端
子からBA,BB選択入力信号を受信する。信号BA,
BBの各々は、対応する入力端子においてマルチプレク
サ250,252,254及び256に供給される。マ
ルチプレクサ250,252,254及び256の出力
端子は、夫々、マルチプレクサ258の0〜3入力端子
に接続される。マルチプレクサ250,252,254
及び256の出力端子には、夫々信号MT1,MT2,
MT3及びMT4がある。マルチプレクサ258は、ま
た、夫々A,Bと指定される入力端子において、カウン
タ126の指定された端子からの出力信号である信号R
A,RBを受信する。マルチプレクサ258の出力に
は、SM1と呼ばれる信号がある。
【0095】 端子A2,B2,C2及びN2は、夫々マ
ルチプレクサ260の0〜3入力端子に接続される。端
子D2,E2,F2及びO2は、夫々マルチプレクサ2
62の0〜3入力端子に接続される。端子G2,H2,
J2及びP2は、夫々マルチプレクサ264の0〜3入
力端子に接続され、端子K2,L2,M2及びQ2は、
夫々、マルチプレクサ266の0〜3入力端子に接続さ
れる。マルチプレクサ260,262,264及び26
6の各々は、対応する入力端子において信号BA,BB
を受信する。マルチプレクサ260,262,264及
び266の出力は、マルチプレクサ268の0〜3入力
端子に接続される。マルチプレクサ260,262,2
64及び266の出力には夫々信号MT5,MT6,M
T7及びMT8がある。マルチプレクサ268は、また
夫々の入力端子A,Bにおいて信号RA,RBを受信す
る。マルチプレクサ268の出力はSM2と呼ばれる信
号である。
【0096】 端子A3,B3,C3及びN3は、夫々マ
ルチプレクサ270の0〜3入力端子に接続される。信
号D3,E3,F3及びO3に、夫々、マルチプレクサ
272の0〜3入力端子に接続される。端子G3,H
3,J3及びP3は、夫々マルチプレクサ274の0〜
3入力端子に接続される。端子K3,L3,M3及びQ
3は、夫々マルチプレクサ276の0〜3入力端子を介
して接続される。マルチプレクサ270,272,27
4及び276の各々は、対応する入力端子において信号
BA,BBを受信する。マルチプレクサ270,27
2,274及び276の出力端子は、夫々マルチプレク
サ278の0〜3入力端子に接続される。マルチプレク
サ270,272,274及び276の出力端子には夫
々信号MT9,MT10,MT11及びMT12があ
る。信号RA及びRBは、夫々マルチプレクサ278の
A,B入力端子に接続される。マルチプレクサ278の
出力はSM3と呼ばれる信号である。
【0097】 端子A4,B4,C4及びN4は、夫々マ
ルチプレクサ280の0〜3入力端子に接続される。端
子D4,E4,F4及びO4は、夫々マルチプレクサ2
82の0〜3入力端子に接続される。端子G4,H4,
J4及びP4は、夫々マルチプレクサ284の0〜3入
力端子に接続される。端子K4,L4,M4及びQ4
は、夫々マルチプレクサ286の0〜3入力端子に接続
される。マルチプレクサ280,282,284及び2
86の各々は、対応する入力端子において信号BA,B
Bを受信する。マルチプレクサ280,282,284
及び286の出力は、夫々マルチプレクサ288の0〜
3入力端子に接続される。マルチプレクサ280,28
2,284及び286の出力端子には、夫々信号MT1
3,MT14,MT15及びMT16がある。信号R
A,RBは、夫々マルチプレクサ288のA,B入力端
子に印加される。マルチプレクサ288の出力は、SM
4と呼ばれる信号である。
【0098】 端子A5,B5,C5及びN5は、夫々マ
ルチプレクサ290の0〜3入力端子に接続される。端
子D5,E5,F5及びO5は、夫々マルチプレクサ2
92の0〜3入力端子に接続される。端子G5,H5,
J5及びP5は、夫々マルチプレクサ294の0〜3入
力端子に接続される。端子K5,L5,M5及びQ5
は、夫々マルチプレクサ296の0〜3入力端子に接続
される。マルチプレクサ290,292,294及び2
96の各々は、対応する入力端子において信号BA,B
Bを受信する。マルチプレクサ290,292,294
及び296の出力は、夫々マルチプレクサ298の0〜
3入力端子に接続される。マルチプレクサ290,29
2,294及び296の出力端子には夫々信号MT1
7,MT18,MT19及びMT20がある。マルチプ
レクサ298は、夫々A,Bと指定される入力において
信号RA,RBを受信する。マルチプレクサ298の出
力はSM5と呼ばれる信号である。
【0099】 端子A6,B6,C6及びN6は、夫々マ
ルチプレクサ300の0〜3入力端子に接続される。端
子D6,E6,F6及びQ6は、夫々マルチプレクサ3
02の0〜3入力端子に接続される。端子G6,H6,
J6及びP6は、マルチプレクサ304の0〜3入力端
子に接続される。マルチプレクサ300,302,30
4及び306は、対応する入力端子において信号BA,
BBを受信する。マルチプレクサ300,302,30
4及び306の出力は、夫々マルチプレクサ308の0
〜3入力端子に接続される。マルチプレクサ300,3
02,304及び306の出力端子には夫々信号MT2
1,MT22,MT23及びMT24がある。マルチプ
レクサ308は、夫々A,B入力端子において信号R
A,RBを受信する。マルチプレクサ308の出力はS
M6と呼ばれる信号である。
【0100】 端子A7,B7,C7及びN7は、夫々マ
ルチプレクサ310の0〜3入力端子に接続される。端
子D7,E7,F7及びO7は、夫々マルチプレクサ3
12の0〜3入力端子に接続される。端子G7,H7,
J7及びP7は、夫々マルチプレクサ314の0〜3入
力端子に接続される。端子K7,L7,M7及びQ7
は、夫々マルチプレクサ316の0〜3入力端子に接続
される。マルチプレクサ310,312,314及び3
16の各々は、対応する入力端子において信号BA,B
Bを受信する。マルチプレクサ310,312,314
及び316の出力は、夫々マルチプレクサ318の0〜
3入力端子に接続される。マルチプレクサ310,31
2,314及び316の出力端子には夫々信号MT2
5,MT26,MT27及びMT28がある。マルチプ
レクサ318は、夫々入力端子A,Bにおいて信号R
A,RBを受信する。マルチプレクサ318の出力はS
M7と呼ばれる信号である。
【0101】 端子A8,B8,C8及びN8は、夫々マ
ルチプレクサ320の0〜3入力端子に接続される。端
子D8,E8,F8及びO8は、夫々マルチプレクサ3
22の0〜3入力端子に接続される。端子G8,H8,
J8及びP8は、夫々マルチプレクサ324の0〜3入
力端子に接続される。端子K8,L8,M8及びQ8
は、夫々マルチプレクサ326の0〜3入力端子に接続
される。マルチプレクサ320,322,324及び3
26の各々は、対応する入力端子において信号BA,及
びBBを受信する。マルチプレクサ320,322,3
24及び326の出力は、夫々マルチプレクサ328の
0〜3入力端子に接続される。マルチプレクサ320,
322,324,及び326の出力端子には夫々信号M
T29,MT30,MT31及びMT32がある。マル
チプレクサ328は、夫々入力端子A,Bにおいて信号
RA,RBを受信する。マルチプレクサ328の出力は
SM8と呼ばれる信号である。
【0102】 マルチプレクサ138の下部構造の動作を
更に充分に理解するために、好ましい実施例の13個の
タイミング図を示す図16の波形A〜Mを参照するのが
有利である。図16の波形Aは、調節可能クロツク12
0の出力を示す。図16の波形Bは、予測されるビツト
間隔当り4個のサンプル間隔の割合(rate)で発生するサ
ンプリング信号を示す。図16の波形C,D,E及びF
は、マルチプレクサ138の下部構造において、マルチ
プレクサの第1列の対応する0〜3入力端子を駆動する
0バイト〜3バイト信号に対応する。特に図16の波形
C〜Fに図示の0バイト〜3バイト信号は、マルチプレ
クサ250の0〜3入力端子を駆動する。図16の波形
G〜Jは、より長い間隔を示し、その間隔は、マルチプ
レクサ128を介して印加されるRA,RB信号から抽
出されたRE1〜RE4信号である。図14において、
マルチプレクサ258は、マルチプレクサ128(図1
2)に対応し、マルチプレクサ258の0〜3入力端子
は、夫々RE1〜RE4の時間間隔中にそれぞれを付勢
する。
【0103】 例えば、SM1信号の発生を考えよう。サ
ンプリングクロツク信号中、直列シフトレジスタのすべ
ての出力端子は、効果的に切離されサンプリングクロツ
ク信号端子においてのみ接続状態となる。マルチプレク
サ250,252,254及び256は、すべて図16
の波形C,D,E及びFに図示の波形に応動し適当な時
間0〜3入力端子を付勢する。4個の完全なサンプリン
グ時間中、信号SM1上の情報は、次のシーケンス,A
1,B1,C1,N1,D1,E1,F1,O1,G
1,H1,J1,P1,K1,L1,M1,Q1とな
る。実際上、すべての16個のレジスタの第1ビツト
は、流れ出力形式にて直列に配置される。然し、マルチ
プレクサ138の出力を更に充分に理解するために、す
べての8個の出力SM1〜8を同時に検討する必要があ
る。次の説明は、RE1信号の1レベル中、即ち直列シ
フトレジスタの第1列をアクセスしている間、情報転送
に適用する。任意の所定の時間間隔の間、出力信号SM
1〜SM8信号は、直列シフトレジスタのうち第1列の
第1バイト(0バイト)と呼ばれるもののすべて8ビツ
トを構成する。即ち、直列シフトレジスタ208の出力
全部は、マルチプレクサ138を介して転送され、排他
的論理和アレイ140に供給される。第2バイトタイミ
ング間隔(バイト1)の間、SM1〜SM8信号は、第
2バイト又は第2レジスタ216に記憶される8個の2
進データビツトを構成する。図16の波形Eに図示の第
3間隔(バイト2)の間、レジスタ218に含まれる情
報全部は、対応するSM1〜SM8信号により転送され
る。システム1が選択されず、従つて直列シフトレジス
タ220はリセツトに保持されず、次いで図16の波形
Fに示される第4間隔(バイト3)の間、レジスタ22
0に含まれる情報全部はSM1〜8信号により排他的論
理和140に転送されるものと仮定する。
【0104】 かくして、マルチプレクサ138の機能
は、16個のシフトレジスタを取出し、列及び行により
それらを配列し、最初に列を選択し、次いですべての4
個の行又はレジスタを介して左から右への動作に順序付
けし、4個の行位置の各々に含まれる情報の8ビツト全
部を転送することにより情報を転送させることである。
最大ワード長を構成する4個のバイトの完了により、次
の列,即ちD,E,F及びOにて示されるレジスタであ
る次の列が選択される。再言すると、レジスタD,E,
F及びOの各々における情報の8個のデータビツトは、
排他的論理和アレイ140に転送される。次いで、レジ
スタG,H,J及びPの第3列が選択され、各バイト0
〜3間隔の間、レジスタG,H,J及びPに含まれる8
ビツトの情報全部が排他的論理和アレイ140に転送さ
れる。第4列の選択の間、レジスタK,L,M及びQに
含まれる8ビツトのデータ情報全部が排他的論理和アレ
イに転送される。かくして、データは、サイプルされ、
再編成され、基準パターンと適当に比較するため排他的
論理和アレイに供給される。
【0105】 任意の幾つかの可能なデータ再編成構成
は、同一種類(type)の比較を達成するように選択される
ことが理解される。然し、本構成に対しては、デユアル
4チヤンネルデータセレクタ/マルチプレクサである型
番MC14539Bのマルチプレクサ装置を選択するの
が有利であることが見出されている。かようなパツケー
ジ装置には2種類あるので、ピン対応は1個の装置のみ
に対してなされる。デユアルパツケージにおける第1装
置を選択する場合、A,B入力端子は夫々ピン14と2
に対応し、0〜3入力端子はピン6,5,4及び3に対
応し、出力端子はピン7に対応する。型番MC1453
9B装置の使用は、図14及び図15に図示の40個の
多重装置全部に適合する。列マルチプレクサ258,2
68,278,288,298,308,318及び3
28が対応するA,B入力端子において信号RA,RB
を受信し、行選択マルチプレクサの動作周波数の1/4
0の周波数において動作することを特に除外すれば、す
べてが同様な方法で接続される。図16は、また、3個
の付加的タイミング図、図16の波形K,L,Mを示
し、それらは後で極めて詳細に説明されよう。
【0106】 図17は排他的論理和(OR)アレイ14
0,誤差ROM142及び符号メモリ26の詳細な構造
を示す。SM1,SM2,SM3,SM4,SM5,S
M6,SM7及びSM8で示されているマルチプレクサ
258,268,278,288,298,308,3
18及び328の出力信号はそれぞさ排他的論理和35
0,352,354,356,358,360,362
及び364の第1入力端子に印加される。符号メモリ2
6は、構成選択信号S1及びS2及び第2ワード選択信
号を受信するため接続されている入力端子を有するもの
として示されている。更に、バイト選択入力に対応する
信号BB及びBAは符号メモリ26の入力端子に供給さ
れる。符号メモリ26の出力端子はCP1−CP8及び
CO1−CO8として示されている。直列シフトレジス
タにおける情報のバイト選択に対応するBA,BB信号
により決定される指示されたバイトに対しては、符号メ
モリに記憶されたページヤアドレス符号ワードの8ビツ
トバイトに対応する情報の8ビツトがCP1−CP8端
子に供給される。CP1−CP8端子はそれぞれ排他的
論理和350,352,354,356,358,36
0,362及び364の第2入力に接続されている。C
O1−CO8端子は後に詳述する種々の装置に接続され
ている。CO1−CO3端子はPOCSAGフレーム識
別ビツトとして用いられ、CO4−CO8はオプシヨン
可能化信号である。
【0107】 排他的論理和の動作に対し想起されるよう
に、信号が同一であれば、出力は0となり、信号が互に
異なれば出力は1となる。従つて、排他的論理和は、シ
フトレジスタの各バイトの8ビツトが符号プラグメモリ
26に記憶された符号ワードアドレスと一致するかどう
かを決定するための有利な論理ゲートと云えるかもしれ
ない。図14において説明したように、サンプルされた
2進符号ワードの各バイトに対応する8ビツト2進構成
は、信号SM1〜SM8によつて排他的論理和350−
364に転送される。8ビツトバイトの各々(好ましい
実施例では最高で4)に対応して、符号メモリ26に記
憶されたメモリアドレスの対応するバイトが排他的論理
和における比較のためアクセスされる。信号BA及びB
Bの各組合せに対するこれら排他的論理和の出力は、検
出された符号ワードの各8ビツトバイトと、符号メモリ
からの記憶された符号アドレスワードの対応するバイト
との比較に対応する。排他的論理和350,352,3
54,356,358,360,362及び364は、
論理積(AND)ゲート366,368,370,37
2,374,376,378及び380の第1入力に接
続される。
【0108】 バイト選択信号BAは否定論理積(ナン
ド,NAND)ゲート382の第1入力に供給され、イ
ンバータ383を介してナンドゲート384の第1入力
に供給される。バイト選択信号BBはナンドゲート38
2の第2入力およびナンドゲート384の第2入力に供
給される。構成選択カウンタ176のS1出力は、ナン
ドゲート382の第3入力およびナンドゲート384の
第3入力に供給される。ナンドゲート382の出力は論
理積ゲート366,368,370,372,374,
376,378および380の第2入力に接続される。
ナンドゲート384の出力は論理積ゲート380の第3
出力に接続される。論理積ゲート366,368,37
0,372,374,376,378および380の出
力はそれぞれ誤差ROM142のA0−A7アドレス入
力端子に接続される。誤差ROM142の入力端子はB
0,B1,B2およびB3として示されている。
【0109】 動作すると、排他的論理和アレイ140お
よび誤差ROM142が機能し、図12に示す直列シフ
トレジスタの種種の行に含まれる情報の8ビツトバイト
と、符号プラグメモリ26に含まれるアドレスワードの
対応するバイトとを比較する。上述したように、排他的
論理和はその入力が異なる場合には1論理レベル出力を
有し、入力レベルが同一である場合には0論理レベル出
力を有する。論理積ゲート366−380の可能化は、
ナンドゲート382および384によつて制御される。
【0110】 バイト選択信号BAおよびBBはS1構成
選択信号とともに、ナンドゲート382の入力に供給さ
れる。ナンドゲート382は、BA,BBおよびS1が
1論理レベルにあると0出力を有し、従つて論理積ゲー
ト366−380の全部を使用禁止(disable) にする。
図13を参照すると、1レベルにあるBAおよびBBに
よつて規定される第4バイト期間 (バイト3) 中には、
ナンドゲート382の出力は0にあり、従つて排他的論
理和アレイ140と誤差ROM142との間の相互接続
は使用禁止になる。この動作は、受信し復号された情報
の第4バイト部分の情報を誤差ROMに転送不能にする
ために行われる。信号S1が1レベルにあるシステム1
選択モードの期間中は、レジスタN, O, PおよびQは
リセツト状態に保持され、従つてデータを受け入れるこ
とができなかつたことが図12の説明から想起される。
設計上の冗長として、第4バイト可能化サイクルの期間
中は、論理積ゲート366−380の全部は使用禁止に
なり、従つて排他的論理和は誤差ROM142から切断
される。ECHO符号化システムにおいては、情報のう
ち23ビツトだけが使用され、これは23ビツトワード
に対応する。信号BA, 信号BBおよび構成選択信号S
1の反転信号はナンドゲート384の入力に供給され
る。全入力が1レベルにある場合にはナンドゲート38
4は0出力を有し、このことは第3バイト期間中にのみ
起きることが判るであろう。従つて、この第3バイト期
間 (バイト2) 中には可能性のある8ビツト中7ビツト
だけがROM142に転送されうる。従つて、23ワー
ドECHO符号化様式が誤差決定において維持される。
【0111】 コード (符号) プラグメモリ26の動作は
主として所定の、個々のページアドレスワードを記憶
し、正しいアドレスが検出されたかどうかを決定するた
めそれらのアドレスワードを排他的論理和アレイに供給
する。従つて、コード (符号)メモリ26は2つの領
域、即ちN×8アドレスメモリおよび8ビツトオプシヨ
ンワードメモリから成ることが好ましい。オプシヨンワ
ードは警報パターン回路72に与えられる4ビツトを含
む。従つて、指定されたコードアドレスに対して異なる
警報パターンが用いられ、従つて例えば非常呼出しと戻
つてくる普通呼出しとの区別がつく。
【0112】 コード (符号) メモリ26は構成選択信号
S1により、また第2ワード選択信号によりアクセスさ
れる。ECHOは第2アドレスを用い、POCSAGシ
ステムの非同期復号化の場合には、第2ワードは32ビ
ツトの個々のページヤアドレスワードである。多重化回
路の場合と同様に、適当な時間に8ビツトバイトの選択
が排他的論理和アレイ140に転送されるのを考慮し
て、信号BAおよびBBはコードプラグメモリ26に供
給される。
【0113】 上述したように、誤差ROM142は入力
における論理レベルを用い、排他的論理和アレイ140
により発生された入力アドレツシングパターンにおける
誤差数に対応する数が見出される特定の位置をアドレス
する。この誤差数は2進様式に符号化され、誤差ROM
142の出力端子において供給される。テーブル検索様
式で誤差を測定するプロセスは動作速度を高める。誤差
ROM142に含まれるデータを完全に理解するため、
ややより小型のシステム用の表が含まれている。誤差R
OM142の場合、8つのアドレツシング入力表がある
ので、それは256×4ビツトワード固定メモリ表であ
るが、説明のため表1は誤差ROM142に記憶される
種類の情報を示す16×4誤差表配列を示す。表1を参
照すると、最初の4カラムは16×4ビツト誤差ROM
への4・2進入力の対応する論理レベルを示し、第5カ
ラムは比較した信号間の誤差数である出力の10進等値
を示す。この誤差表の動作を完全に理解するためには、
アドレス入力をアクセスする線は排他的論理和デバイス
の出力からきていることを思い出さねばならない。残り
の4カラムは、排他的論理和アレイからの誤差数に対応
する10進値の2進等価を示す。従つて、当業者は誤差
ROM142に含まれる種類の情報を容易に複製する(d
uplicate) ことができる。
【0114】
【表1】
【0115】図17は本発明に対する適合信号デコーダ
実施例により適切に対応するが、それは、マイクロコン
ピユータの演算論理ユニツトが対応する集積回路デバイ
スとやや異なる方法で排他的論理和機能を与えるという
警告付のマイクロコンピユータ実施例を説明している。
【0116】 コード (符号) プラグメモリ26は、構成
選択信号, バイト選択信号BAおよびBBおよび第2ワ
ード選択信号が利用するための数本のアドレツシング選
択線を有する市販のニクロームPROMから組立てるこ
とができる。総2進ワード長はやや任意であり、選択さ
れたのは個々のページヤアドレスワードに対してはN×
8であり、指定オプシヨンに対しては8追加ビツトであ
る。
【0117】 多数の論理デバイスのうちのどのデバイス
を利用してもよいが、3入力ナンドゲート382および
384にはMC14023UB型を用いるのが便利であ
ることが判つている。2入力論理積ゲート366, 36
8, 370, 372, 374, 376および378には
MC14081Bが適しており、論理積380に対する
4入力論理積ゲートにはMC14082Bが適してい
る。更に、排他的論理和アレイ140には4進(quad)パ
ツケージ排他的論理和ゲートを与えるMC14070B
が適当である。実際には、デバイスは4進パツケージに
なつており、8個のそのような論理和ゲートが必要であ
るので、2個のそのようなICデバイスが必要となろ
う。論理ゲートの全部は多くても2つ乃至3つの入力と
1つの出力を有するので、ピン識別をする必要はなく、
当業者は誰でもデータシートを検討して容易にこれらの
デバイスを相互接続することができる。
【0118】 誤差ROM142にはMCM14524型
のデバイスの1部を用いるのが有利であることも判つて
いる。この1024ビツト固定メモリは、好ましい実施
例において要求される256×4表にとつて十分なスペ
ースを与える。この場合にも、当業者はデータシートを
検討することによつて、追加のピン接続がICへの電
源, 接地などに対して行われなければならないことを確
かめる。通常の相互接続では、A0−A7アドレス入力
端子はピン15, 14, 7, 9, 10, 11, 12およ
び13として示されている。対応する出力端子B0−B
3はピン3, 4,5および6に対応する。
【0119】 図18は最初に第8個に示した加算器/累
算器144の下部構造を示す。B0−B3として示され
ている誤差ROM142の出力端子は、2進4ビツト加
算器400の最初の4つの入力端子にそれぞれ接続され
ている。加算器400のキヤリイン (CIN) 端子は接
地され、キヤリアウト (CO) 端子は2進4ビツト加算
器402の桁上げ入力端子に接続されている。加算器4
00の4つの出力端子は4ビツトD型レジスタ404の
4つの入力端子に接続されている。レジスタ404の4
つの出力端子は加算器400の第2の4つの入力端子に
それぞれ接続されている。2進加算器402の第1の4
つの入力端子は接地されている。加算器402の出力端
子は4ビツトD型レジスタ406の4つの入力端子に接
続されている。出力レジスタ406の最初の2つの出力
端子は、加算器402の第5および第6入力端子に再び
接続されている。第7および第8入力端子は接地されて
いる。レジスタ404の4つの出力端子は、バツフアメ
モリ408のデータ入力端子にそれぞれ接続されてい
る。レジスタ406の最初の2つの出力端子は第2の4
×4多重ポートバツフアメモリ410の最初の2つのデ
ータ入力端子に接続されている。
【0120】 論理積122の出力からのゲートされたク
ロツク信号は、ノア (NOR) ゲート412の第1端子
に印加され、バツフアメモリ408のクロツク入力に印
加され、インバータ414を介して論理積ゲート416
の第1入力に印加され、論理積ゲート418の第1入力
に印加される。カウンタ124の22 端子の出力であり
図13の波形Dに波形が示されているサンプル信号は、
ノアゲート412の第2入力, 論理積ゲート416の第
2入力および論理積ゲート418の第2入力に供給され
る。ノアゲート412の出力は、4ビツトD型レジスタ
404および406のクロツク端子に接続される。ノア
ゲート412の出力はまたクロツクAで示されている信
号である。論理積ゲート416の出力は、レジスタ40
4および406のリセツト端子に接続される。ゲートさ
れたクロツク信号はまたバツフアメモリ408および4
10の端子のクロツク入力に接続される。
【0121】 バツフアメモリ408および410は、任
意の2ワードを独立して読出す一方で4ワードのうち任
意の1ワードを書込むことができる4×4多重ポートレ
ジスタであることが好ましい。その波形がそれぞれ図1
3の波形Bおよび図13の波形Cに示されている信号B
AおよびBBは、レジスタ408および410のR0A
およびR1A入力端子に供給される。その波形がそれぞ
れ図13の波形Eおよび図13の波形Fに示されている
信号RAおよびRBは、レジスタ408および410の
W0およびW1入力端子に供給される。論理積ゲート4
18の出力はレジスタ408および410のWE入力端
子に接続される。
【0122】 レジスタ408の4つの出力端子は、4ビ
ツト加算器420の第5〜第8入力端子に接続される。
レジスタ410の最初の2つの出力端子は、4ビツト加
算器422の最初の2つの入力端子に接続される。加算
器420のキヤリイン端子CINは接地され、加算器4
20のC0端子は加算器422のCIN端子に接続され
る。加算器420の4つの出力端子は、4ビツトD型レ
ジスタ424の4つの入力端子にそれぞれ接続される。
加算器422の4つの出力端子は、4ビツトD型レジス
タ426の4つの入力端子にそれぞれ接続される。論理
積ゲート416の出力はD型レジスタ424および42
6のR端子に接続され、否定和ゲート412の出力はレ
ジスタ424および426のCL端子に接続される。レ
ジスタ424の4つの出力端子は、加算器420の最初
の4入力にそれぞれ接続される。レジスタ426の4つ
の出力端子は、加算器422の第5〜第8入力端子にそ
れぞれ接続される。
【0123】 4ビツトD型レジスタ424の4つの出力
端子には、信号AC1, AC2, AC3, AC4があ
り、4ビツトD型レジスタ426の4つの出力端子には
それぞれ信号AC5, AC6, AC7, AC8がある。
これらの信号は累算器出力信号であつて、その後誤差比
較器に供給される。論理積ゲート416の出力には累算
器リセツト(reset) と示されている信号があり、論理積
418の出力には累算器読出し(Read)と示されている信
号がある。
【0124】 図18は図11の加算器/累算器部分14
4の詳細な構成を示す。その累算器144の下部構造の
動作を理解するためには、図16の波形K, 図16の波
形L, 図16の波形Mを参照するのが有利である。図1
6の波形KはD型レジスタ404および406のクロツ
キング端子に供給されるクロツクA波を示す。論理積ゲ
ート418の出力に設定される累算器読出し信号は図1
6の波形Lに示されており、論理積ゲート416の出力
に設定される累算器リセツト信号は図16の波形Mに示
されている。動作すると、累算144は誤差ROM14
2の出力端子B0−B3から信号情報を受けとる。4ビ
ツト2進加算器400および402は4ビツトD型レジ
スタ404および406と相互接続していて累算器を動
作させる。加算器だけはクロツクされたデバイスではな
く、従つて累算器として動作することはできない。D型
レジスタの加算はラツチング動作を与えるので、累算さ
れた合計がえられる。
【0125】 排他的論理和アレイ140の8ビツト比較
動作の各々に対しては、誤差ROM142からの対応す
る出力があり、この出力は4ビツト加算器400に供給
される。4ビツト加算器400および402は各レジス
タ比較の開始時にはすべて零にクリアされ、各バイト選
択パルスの中央(middle)の間には誤差ROM142の誤
差信号が読出されて加算器へ供給され、加算器の出力は
D型レジスタにラツチされる。D型レジスタのカウント
は加算器の入力に帰還され、誤差ROM142からくる
次の誤差値に加算される。この動作は誤差バイト0の
和, 誤差バイト0および1の和, バイト0, 1および2
の和, そして最後のバイト0, 1, 2および3の和を逐
次発生する。
【0126】 レジスタ408および410により形成さ
れる4×8メモリに供給される出力は、誤差ROM14
2からの4つの誤差カウントを加算して得られる最終的
な誤差合計である。更に詳しく後述するように、4×4
多重ポートレジスタ408および410は選択的に可能
化されるので、これらのレジスタは4つのバイト誤差値
の和を受けとる。
【0127】 加算器およびラツチングデバイスの動作を
理解するためには、図16の波形K, 図16の波形L,
図16の波形Mを参照すべきである。図16の波形K
は、4ビツトD型レジスタ404および406のクロツ
ク入力端子に印加されるクロツクA信号に対するタイミ
ングパルスを示す。この信号は、各バイト選択間隔の中
央における誤差カウント情報のクロツキングを可能にす
る。従つて、情報を直列シフトレジスタから排他的論理
和アレイに転送し、誤差ROM142から出力をえて、
加算器400および402の加算演算を介してそれを合
計するのに十分な時間が与えられる。誤差ROM142
出力が4つのレジスタバイトの各々に対してラツチ40
4および406に記憶された値に加算された後に、論理
積ゲート418から誘導された累算器読出し信号は最終
的な誤差カウントを408および410によつて形成さ
れるバツフアメモリに転送する。次に、論理積ゲート4
16から供給される累算器リセツト信号はD型レジスタ
404および406をリセツトする。リセツトは、サン
プリング時間の終了時における累算器読出しパルスの終
了時に発生する。従つて、次のバイト演算からの新たな
データの導入前に、ラツチングレジスタはクリアされて
おり、加算器は次の誤差バイト情報を取り入れそれを累
算器を介して処理する準備ができている。
【0128】 4×4多重ポートレジスタ408および4
10の動作はバツフアメモリのそれである。4バイトの
情報に対する累算された総誤差の出力は、多重ポートレ
ジスタ408および410のデータ入力端子に供給され
る。これらのレジスタは情報を選択的に記憶するので、
加算器400および402の通常の動作を中断すること
なく情報は4ビツト加算器420および422に供給さ
れる。レジスタ408および410により作られるバツ
フアメモリの機能は、サンプルレジスタの各行に対する
総誤差の8ビツトを累算することである。4ビツト加算
器420および422はこのバツフアメモリと相互接続
されて、バツフアメモリ中の4誤差和カウントの内容を
加算し、4サンプルレジスタと符号メモリ26のアドレ
スワードとを比較するため総誤差カウントを与える。4
ビツト加算器420および422の動作は400および
402のそれと同一であり、D型レジスタ424および
426のラツチング動作はラツチ404および406の
それと同様である。また、信号Aはクロツク端子に与え
られ、論理積ゲート416の出力からの加算器リセツト
信号は、ラツチとして用いられるD型レジスタのリセツ
ト端子に印加される。
【0129】 バツフアメモリは2個の多重ポートレジス
タ408および410からなる。これらのレジスタは任
意の2ワードの独立した読出しを可能にする一方で4ワ
ードのうちの任意の1ワードの書込みを可能にする。従
つて、適当な時間に論理積ゲート418の出力にあらわ
れる累算器読出し信号は、最後の4バイト比較のための
和をレジスタラツチ404および406の出力からバツ
フアメモリへロードするので、それらは4ビツト加算器
420および422により更に合計される。バツフアメ
モリに含まれる情報を完全に理解するためには、バツフ
アメモリはいかなる時間にもそのアドレス可能位置に、
ラツチングレジスタ404および406の出力において
発生するバイト加算の和に対する最後の4つの合計を記
憶していることを認識すべきである。
【0130】 従つて、4ビツト加算器400および40
2の第1組合せは直列シフトレジスタの任意の行に対す
る誤差の和を加算するか、第2セツトの加算器, 即ち加
算器420および422は、最後の4レジスタ比較に対
するワードにおける誤差総数を加算する。全加算器42
0および422が受けとる情報はバツフアメモリに含ま
れるので、クロツクA信号により表わされる同じタイミ
ングパルスの期間中に全体の16レジスタアレイに対す
る総誤差が合計され、その結果はラツチングレジスタ4
24および426の出力に現われる。各追加サンプルパ
ルスごとに総誤差は変化し、ラツチングレジスタ404
および406の出力により発生する新たに誘導されたバ
イト誤差の正味結果に対応する。従つて、ラツチングレ
ジスタ424および426の出力における信号は、図1
2に示す16個のレジスタ全部に対する総誤差に対する
任意時間における総和である。最終的な出力端子は信号
AC1−AC8を発生させ、これらの信号は、検出され
た2進信号パターンの比較から結果的にえられる正味総
誤差に対応する。
【0131】 加算器144には多数のICのうちのどれ
を用いてもよいが、適合信号デコーダ実施例では加算器
400, 402, 420および422にはMC1400
8型デバイスを利用することが有利であることが判つて
いる。この選択を用いた場合には、下記のピン対応が行
われる。キヤリインおよびキヤリアウト端子はピン9お
よび14に対応し、第1セツトの4つの入力端子はピン
7, 5, 3および1に対応し、第2セツトの4つの入力
端子はピン6, 4, 2および15に対応し、出力端子は
ピン10, 11, 12および13に対応する。MC14
076B型のデバイスはラツチ404, 406, 424
および426に適している。この選択の場合には下記の
対応が行われる。クロツクおよびリセツト端子はピン7
および15に対応し、4つの入力および4つの出力端子
はそれぞれピン14, 13, 12, 11, 3, 4, 5お
よび6に対応する。バツフアメモリは2個のCM145
80B型の4×4多重ポートレジスタから成る。この選
択の場合、下記の対応が行われる。W0, W1, R0A
およびR1Aはそれぞれピン8, 9, 13および14に
対応し、WE端子はピン15に対応し、クロツク端子は
ピン16に対応し、4つの入力端子および4つの出力端
子はそれぞれピン20, 19, 18, 17,4, 5, 6
および7に対応する。
【0132】 累算器144からの8つの出力信号はAC
1−AC8として示されている。これらの信号は、どの
サンプリング期間においても16個の直列シフトレジス
タにおける総誤差に対する。図19においてAC1−A
C4として示されている信号は4ビツトマグニチユード
(magnitude) 比較器450の4つの入力端子に供給さ
れ、信号AC5−AC8は4ビツトマグニチユード比較
器452の4つの入力端子に供給され、信号AC1−A
C4は4ビツトマグニチユード比較器454の4つの入
力端子に供給され、信号AC5−AC8は4ビツトマグ
ニチユード比較器456の4つの入力端子に供給され
る。比較器450はより大きい入力端子および等しい入
力端子にB+を供給させるが、他方より小さい入力端子
は接地されている。等しい出力端子およびより小さい出
力端子はそれぞれ比較器452の等しい入力端子および
より小さい出力端子に接続されている。
【0133】 LL1−LL4で示されている信号は比較
器450の第2セツトの入力端子に供給される。信号L
L5は比較器452の第2セツトの入力端子のうちの第
1の入力端子に供給され、その第2セツトの残りの3つ
の入力端子は接地される。信号LL1−LL5は、シス
テム選択信号S1およびS2をROMに結合させること
によつてハードウエアバージヨン(version) において選
択してもよい。このマイクロコンピユータ実施例におい
ては、この情報を述べるために別個のレジスタを用いて
もよい。そのような技術は技術上周知である。比較器の
等しい出力端子およびより小さい出力端子は論理和ゲー
ト458の入力に接続される。
【0134】 B+は比較器454のより大きい入力端子
および等しい入力端子に印加され、より小さい入力端子
は接地される。比較器454の等しい出力端子およびよ
り小さい出力端子は、比較器456の等しい入力端子お
よびより小さい入力端子にそれぞれ接続される。
【0135】 信号UL1−UL4は、4ビツト比較器4
54の第2セツトの入力端子にそれぞれ供給される。信
号UL5−UL8は比較器456の第2セツトの入力端
子に供給される。比較器456の等しい出力端子および
より大きい出力端子は、論理和ゲート460の入力に接
続される。
【0136】 論理和ゲート458の出力はフリツプフロ
ツプ462のD入力端子, 論理和 (OR) ゲート464
の第1入力およびマルチプレクサ466のB入力端子に
接続される。論理和ゲート460の出力はD型フリツプ
フロツプ468のD入力端子および論理和ゲート464
の第2入力に接続される。累算器読出し信号は論理積
(AND) ゲート469の第1入力に供給される。論理
積ゲート469の出力はデータフリツプフロツプ462
および468のクロツク入力端子に接続される。フリツ
プフロツプ468のQ出力端子は論理和ゲート470の
第1入力に接続される。データフリツプフロツプ462
のQ出力端子は論理和ゲート470の第2入力およびマ
ルチプレクサ466のA入力端子に接続される。論理和
ゲート470の出力はインバータ471を介してウイン
ドータイマ472のリセツト入力端子に接続され、論理
和ゲート470の出力は第2ワード選択と表示されてい
る信号である。インバータ471の出力は論理積ゲート
469の第2入力に接続される。ウインドータイマ47
2は、対応する12の出力端子を有する12段2進カウ
ンタである。
【0137】 タイミングウインドーの第1エツジおよび
タイミングウインドーのその後の第2エツジを設けるた
めの復号化ゲートは一般的に示してある。実際の時間は
後に詳述するが、この動作を達成するためにはどのタイ
マ接続をどのゲートに結合させるべきかは当業技術者に
は明らかなはずである。システム1選択線は論理積ゲー
ト474及び476の第1入力に供給される。論理積ゲ
ート474の残りの入力は、ウインドータイマ472の
種々の出力端子に接続される。実際の接続の選択は、ウ
インドータイマの開始に要する値によつて決まる。この
点については後にやや詳しく説明する。同様に、論理積
ゲート476の残りの入力は、ウインドーが閉じられる
時間に対してウインドータイマ472の適当な出力端子
に接続される。この場合にも、出力ゲートに対する実際
の接続は、タイミング動作の上限に対して選択された数
によつて決まる。
【0138】 同様に、システム2の場合にも、構成2の
信号S2は論理積ゲート478および480の第1入力
端子に供給される。論理積ゲート474の出力は論理和
ゲート482の第1入力に接続される。論理積ゲート4
78の出力は論理和ゲート482の第2入力に接続され
る。論理和ゲート482の出力はフリツプフロツプ49
0のセツト端子に接続される。論理積ゲート480の出
力は論理和ゲート492の第1入力に接続され、論理積
ゲート476の出力は論理和ゲート492の第2入力に
接続される。論理和ゲート492の出力はフリツプフロ
ツプ490のリセツト端子およびデータフリツプフロツ
プ462および468のリセツト端子に接続される。フ
リツプフロツプ490のQ出力端子はナンドゲート49
4の第1入力に接続される。ナンドゲート494の第2
入力は、図16の波形Lにその波形が示されている累算
器読出しとして示されている信号である。論理和ゲート
464の出力はナンドゲート494の第3入力に接続さ
れる。ナンドゲート494の出力はマルチプレクサ46
6の可能化入力およびD型ラツチングレジスタ496の
クロツク端子に接続される。
【0139】 マルチプレクサ466の4つの出力端子
は、論理積ゲート500, 502, 504および506
の第1入力端子にそれぞれ接続される。論理積ゲート5
00,502, 504および506の各々への第2入力
は、図17に示す符号プラグオプシヨンデータから誘導
される。論理積ゲート500, 502, 504および5
06の出力は、レジスタ496の4つのデータ入力端子
にそれぞれ接続される。表示器からくる警報リセツトと
して示されている信号は、レジスタ496のリセツト端
子に供給される。レジスタ496のQ0−Q3出力は、
警報パターン回路72に与えられる信号である。
【0140】 サンプルクロツク信号はプログラム可能遅
延カウンタ510のクロツク入力端子に供給される。図
17に示す符号アドレスメモリ26のオプシヨンメモリ
部分によつて与えられる信号C01, C02およびC0
3は、プログラム可能遅延カウンタ510の対応する入
力端子に供給される。サンプルクロツク信号もまた論理
積ゲート512および514の第1入力に供給される。
システム選択信号S1およびS2は、論理積ゲート51
2および514の第2入力端子にそれぞれ供給される。
プログラム可能遅延回路510の出力端子は、論理積ゲ
ート514の第3入力に持続される。論理積ゲート51
2および514の出力は論理和ゲート516の入力に接
続される。論理和ゲート516の出力はウインドータイ
マ472のクロツク入力端子に接続される。インバータ
471の出力はプログラム可能遅延カウンタ510のリ
セツト端子に接続され、ウインドータイマ472は、そ
こで第2ワード選択信号が発生する論理積ゲート470
の出力にインバータ471を介して接続される。
【0141】 動作すると、比較器からの出力は下限比較
器と上限比較器とに同時に供給され、コードプラグメモ
リに記憶された情報と通信用受信機から導出され復号さ
れた2進データとの比較により発生した誤差に対する最
善および最悪の比較を行う。比較器452の等しい端子
又はより小さい端子に出力がある場合には、論理和ゲー
ト458の出力は信号をフリツプフロツプ462のデー
タ端子およびマルチプレクサ466の端子Bに印加し、
誤差数がカウント下限より少いか、又はカウント下限に
等しかつたことを示す。論理和ゲート458の出力はま
た論理和ゲート464を介して動作し、ナンド (NAN
D) ゲート494に供給される検出信号を発生させ、も
しこれが第2ワードであればナンドゲート494は警報
可能化信号をマルチプレクサ466およびレジスタ49
6のクロツク端子に供給できるようにする。
【0142】 比較器456の等しい端子又はより大きい
端子に信号がある場合には、データフリツプフロツプ4
68のD入力端子に信号を供給する論理和ゲート460
の出力が、誤差数が最大限より多いことを示す。論理和
ゲート460の出力はまた論理和ゲート464を介して
動作し、ナンドゲート494の入力に検出信号を与え
る。この場合にも検出が第2ワードであれば、ナンド
(NAND) ゲート494は警報可能化信号をマルチプ
レクサ466およびレジスタ496のクロツク端子に供
給できるようにする。適当な時間に、累算器読出し信号
時間は、マルチプレクサ466の可能化入力およびD型
ラツチングレジスタ496のクロツク端子に警報可能化
パルスを与える。
【0143】 比較器452のいずれかの端子からの出力
の結果生じるワード検出、又は比較器456のいづれか
の出力端子における出力の結果であるワード反転検出の
場合には、データフリツプフロツプ462および468
は、検出に対応する情報が次の累算器読出し信号におい
てそれぞれのQ出力端子にクロツクされるように機能す
る。両方のQ出力端子は論理和ゲート470を介して結
合され、ウインドータイマを使用可能にし、第2ワード
選択信号を設定する。
【0144】 論理和470の出力は、インバータ471
によつてタイマに印加されていたリセツト信号を取り除
くことによつてウインドータイマ472を使用可能にす
る。更に、471の出力に応答する論理積ゲート469
の入力が働いて論理積ゲート469を使用禁止し、それ
以上の累算器読出しクロツク信号がフリツプフロツプ4
62および468に印加されないようにする。この後者
の動作は、ワード1(第1ワード)又はその反転が受け
とられたかどうかの確認(identity)を保持する。
【0145】 ECHOシステムが復号化されつつある
と、論理積(アンド)ゲート512へのS1入力が使用
可能となり、論理積ゲート512の第2入力におけるサ
ンプルクロツク信号は論理和ゲート516を介してウイ
ンドータイマ472のクロツク入力に供給される。その
結果、ウインドータイマはサンプルクロツク信号によつ
てカウントを開始し、カウント368におて論理積ゲー
ト474を使用可能にし、このゲートはフリツプフロツ
プ490をセツトして第2ワード検出時間ウインドーを
開く。第2ワードが検出される前にウインドータイマ4
72がカウント380に達すると、論理積ゲート476
への入力が使用可能になつて出力信号を発生させ、この
信号は論理和(オア)ゲート492を介してフリツプフ
ロツプ490をリセツトする。この信号はワード2検出
ウインドーを閉じ、検出フリツプフロツプ462および
468をリセツトする。
【0146】 POCSAGシステムが復号化されつつあ
る場合には、ウインドータイマ472へのクロツクはプ
ログラム可能遅延カウンタ510の動作によつて遅延す
る。特に、リセツト信号がウインドータイマ472から
取り除かれると、同様なリセツト信号がプログラム可能
信号510から取り除かれる。しかし、ウインドータイ
マ472へのサンプルクロツク信号パスは、プログラム
可能遅延カウンタ510がそのプログラムされたカウン
ト256×Nに達するまでは論理積ゲート514および
512に対する使用禁止条件によりしや断される。但
し、Nは図17の符号メモリからの入力C01, C0
2, およびC03が発生させるプログラム可能ナンバー
であり、POCSAG符号化様式に対する個々のページ
ヤアドレスに割当てられたアドレスフレームナンバーに
対応する。遅延カウンタ510がその限界カウントに達
すると、そのカウンタは出力信号を発生させ、その出力
信号はS2信号とともに論理積ゲート514を使用可能
にして、サンプルクロツクが論理和ゲート516を通つ
てウインドータイマ472のクロツク入力に達すること
ができるようにする。
【0147】 ウインドータイマ472がカウント124
に達すると、論理積ゲート478の入力は使用可能にな
つて出力信号を発生させ、この出力信号は論理和ゲート
482を介してフリツプフロツプ490のセツト入力に
結合される。従つて、論理積ゲート478における出力
信号は、適当なフレームのPOCSAGアドレスワード
を検出するため検出ウインドーを開くように働く。同様
に、ウインドータイマ472がカウント260に達する
と、論理積ゲート480の入力は使用可能になつて出力
信号を発生させ、この出力信号は論理和ゲートを介して
リセツトフリツプフロツプ490, 462および468
に結合し、その結果検出ウインドーは終了し、検出フリ
ツプフロツプはリセツトされる。
【0148】 従つて、POCSAGシステムの場合に
は、プログラム可能遅延カウンタの正味効果は、割当て
られたアドレスフレームにとつて適当な時間までアドレ
スワード検出ウインドーを開くのを遅らせる信号を発生
させることである。POCSAG符号は反転ワードアド
レス割当てを行わないので、1レベル信号全部を誤差上
限入力UL1〜UL8に印加することにより反転ワード
検出パスはシステム2に対しては使用禁止にされ、それ
により上限誤差比較テストに合格する入力誤差カウント
を発生することは不可能になる点に注目すべきである。
【0149】 下限カウント又は上限カウントによつてワ
ード1検出が行われ、構成1が選択されたとすると、フ
リツプフロツプ490がセツトされ、その結果フリツプ
フロツプ490のQ出力はナンドゲート494を使用可
能にし、第2ワードが検出されると正確な警報使用可能
信号を与える。次に、デマルチプレクサ (多重分離器)
466の出力は、検出された特定の第1および第2ワー
ドの組合せによつて決まり、適当な警報が発生する。
【0150】 特にECHOシステムにおいて下限, 上限
の両方を検出することの明らかな利点は、正確な比較が
行われた場合にはその誤差は何らかの所定の値より小さ
いという点にある。同様な方法により、もし誤差が非常
に大きい場合には、それは予期した符号アドレスを検出
したのではなく、システムがそのアドレスの2進反転を
検出したことを意味する。従つて、データの1回の分析
でこの符号化構成は符号ワード又はその2進反転の検出
を可能にする。ECHOシステムは、対応する警報信号
に対し異なる組合せを指定するためにこの検出方法を用
いている。従つて、ECHOシステム内のアドレスワー
ドを選んだ場合には、第1および第2ワードに対するア
ドレスワードおよびその2進反転ワードの適当な組合せ
により4つの異なるアドレスをうることができる。図1
9に示す復号化デバイスはこの種の動作を正確に行うこ
とができる。カウント下限とカウント上限の平行動作
は、符号メモリアドレス26におけるワード又はその2
進反転ワードの検出を可能にする。
【0151】 ECHOシステムにおける第1ワードの例
におけるように任意の第1ワードが検出されると、ウイ
ンドータイマ472は使用可能になり、何時次のワード
が検出されるかを決定するためカウンテイング期間が開
始される。適当な時間にウインドーが開かれるのでシス
テムは第2ワードの発生を予期できる。
【0152】 ウインドーが開くとナンドゲート494が
使用可能になるので、累算器読出し信号とともに論理和
ゲート464を介する検出信号が起動すると警報信号が
与えられて警報パターン回路72をして表示器を動作さ
せて警報を与えることができる。この種の復号化と矛盾
しないためには、システムは第1ワードが検出されたと
いうことだけでなく、第1ワード又はその2進反転が検
出されたことを思い出す必要がある。マルチプレクサ4
66の機能は、そのAおよびB入力端子における検出情
報から、復号された通報順序(signaling sequence)を正
確に復号し、適当な論理積ゲートが符号プラグオプシヨ
ンデータに応答できるようにし、レジスタ496に十分
な情報を供給してパターン検出器72に対する警報信号
を発生させ、信号を与えることにより表示器74を応動
させて使用者に警告を与えることである。
【0153】 大部分のシステムに共通にみられるよう
に、この場合にも警報は一定時間、又は手によつてリセ
ツトされるまで鳴りつづける。いづれの場合にも、警報
リセツト線はレジスタ496をクリアし、システムをリ
セツトして次の復号化動作を可能にする。
【0154】 図19に示すデバイスの場合には、比較器
450, 452, 454および456にはMC1458
5B型デバイスを用いるのが有利であることが判つてい
る。この選択を行つた場合には、下記のピン対応が行わ
れる。より大きい入力端子,等しい入力端子およびより
小さい入力端子はピン4, 6および5に対応し、より大
きい出力端子, 等しい出力端子およびより小さい出力端
子はピン13, 3および12に対応し、第1および第2
セツトの4ビツト入力端子はピン10, 7, 2, 15,
11, 9, 1および14に対応する。
【0155】 ウインドータイマ472はMC14040
B型のデバイスでもよい。このような選択をした場合に
は、クロツクおよびリセツト端子はピン10および11
に対応し、出力端子は最低段から最高段への順序でピン
9, 7, 6, 5, 3, 2, 4, 13, 12, 14, 15
および1に対応する。
【0156】 MC14555B型デバイスはデマルチプ
レクサ (多重分離器) 466に適しており、MC140
76型デバイスはD型レジスタ496に適している。こ
れら両方の型のデバイスについてはすでに述べた。
【0157】 遅延カウンタは技術上周知であり、遅延カ
ウンタ510の構造の正確な詳細を説明する必要はな
い。それは28(=256) 分周カウンタおよびプログラ
ム可能N分周カウンタを用いて実施できる。好ましい実
施例では、上述したMC14040B型のカウンタが2
56分周カウンタとして用いられており、MC1452
6Bプログラム可能N分周カウンタをN分周素子として
使用できる。
【0158】 図20においては、図14に示してあるマ
ルチプレクサの第一段(tier)の出力からの信号MT1,
MT2, MT3およびMT4は、ビツト速度ROM52
0の4つの入力端子に供給される。信号MT5〜MT8
はビツト速度ROM522の4つの入力端子に供給され
る。信号MT9〜MT12はビツト速度ROM524の
4つの入力端子に供給される。信号MT13−MT16
はビツト速度ROM526の4つの入力端子に供給され
る。
【0159】 図15からの信号MT17−MT20は、
ビツト速度ROM530の4つの入力端子に供給され
る。信号MT21−MT24はビツト速度ROM532
の入力端子に供給される。信号MT25−MT28はビ
ツト速度ROM534の4つの入力端子に供給される。
信号MT29−MT32はビツト速度ROM536の4
つの入力端子に供給される。
【0160】 ビツト速度ROM520および522の2
つの出力端子は4ビツト加算器540の対応する入力端
子に接続される。ビツトROM524および526の2
つの出力端子は、4ビツト加算器542の対応する入力
端子に接続される。ROM530および532の2つの
出力端子に接続される。ROM530および532の2
つの出力端子は、4ビツト加算器544の対応する入力
端子にそれぞれ接続される。ビツト速度ROM534の
2つの出力端子は、4ビツト加算器546の最初の2つ
の入力端子に接続される。ビツト速度ROM536の2
つの出力端子は、論理積ゲート548および550の第
1入力にそれぞれ接続される。論理積ゲート548およ
び550の出力は、4ビツト加算器546の第3および
第4入力端子にそれぞれ接続される。
【0161】 バイト選択信号BAはインバータ552を
介してナンドゲート554の第1入力端子に印加され
る。バイト選択信号BBはナンドゲート554の第2入
力に供給される。ナンドゲート554の出力は論理積ゲ
ート548および550の各々の第2入力に接続され
る。システム選択信号S1はナンドゲート554の第3
入力に供給される。ナンドゲート554の出力は図3の
ナンドゲート384の出力と同一であるが、それはここ
に図20の説明を簡単にするために含まれている。
【0162】 4ビツト加算器540の3つの出力端子
は、4ビツト加算器560の第1セツトの入力端子の最
初の3つにそれぞれ接続されている。4ビツト加算器5
42の3つの出力端子は、4ビツト加算器560の第2
セツトの入力端子の最初の3つにそれぞれ接続されてい
る。4ビツト加算器544の最初の3つの出力端子は、
4ビツト加算器562の第1セツトの入力端子の最初の
3つにそれぞれ接続されている。4ビツト加算器546
の最初の3つの出力端子は、4ビツト2進加算器562
の第2セツトの入力端子の最初の3つにそれぞれ接続さ
れている。加算器540, 542, 544および546
の使用されない入力端子は接地されている。4ビツト2
進加算器540, 542, 544および546の第4出
力端子は接続されていない。4ビツト2進加算器560
および562への第1および第2セツトの入力の第4入
力端子もまた接地されている。
【0163】 4ビツト2進加算器560および562の
4つの出力端子は、2進4ビツト加算器564の8つの
入力端子に接続されている。2進加算器564の4つの
出力端子は、2進加算器566の第2セツトの入力端子
のうちの4つにそれぞれ接続されている。加算器566
のCO端子は、2進加算器568のCIN端子に接続さ
れている。2つの2進加算器566および568は対応
するラツチングレジスタに接続されて、2進加算器56
4の出力を加算器/累算器に与える。加算器564のC
O出力端子は、4ビツト2進加算器568の第1セツト
の入力端子の第1入力端子に接続されている。2進加算
器566の4つの出力端子および2進加算器568の4
つの出力端子は、それぞれD型レジスタ570および5
72の4つの入力端子に接続されている。クロツクA信
号はD型レジスタ570および572のクロツク入力端
子に印加され、累算器リセツト信号は両方のD型レジス
タのリセツト端子に供給される。思い出されるように、
これらのD型レジスタはそれらの対応する加算器に相互
接続されてラツチング動作を与え、それらの入力におい
て与えられる情報を累算する。D型レジスタ570の4
つの入力は2進加算器566の4つの出力にそれぞれ接
続される。D型レジスタ572の4つの入力は2進加算
器568の出力端子にそれぞれ接続される。2進加算器
568の第1セツトの入力端子の残りの3つの入力端子
は接地されている。
【0164】 さて図21を参照すると、D型レジスタ5
70の4つの出力端子およびD型レジスタ572の4つ
の出力端子はそれぞれ4ビツトマグニチユード比較器5
74および576の4つの入力端子に接続されている。
マグニチユード比較器574の等しい出力端子およびよ
り小さい出力端子は、マグニチユード比較器576の等
しい入力端子およびより小さい入力端子にそれぞれ接続
されている。4ビツトマグニチユード比較器574の第
2セツトの入力端子はL0−L3で示されている信号を
受信し、4ビツトマグニチユード比較器576の対応す
る第2セツトの入力端子はL4−L7で示されている信
号を受信する。これらの信号は以前の限界値を発生させ
るのに用いた方法と同じ様な方法によつて発生し、それ
らの値はS1又はS2信号によつて制御され、対応する
システムのためのビツト速度を決定するために正確な比
較限界を与える。
【0165】 マグニチユード比較器576の等しい出力
およびより小さい出力はそれぞれ論理和ゲート580の
第1入力および第2入力に結合される。論理和ゲート5
80の出力は論理積ゲート582の第1入力に接続され
る。累算器読出し信号は論理積ゲート582の第2入力
に印加される。論理積ゲート582の出力は2段2進カ
ウンタ584のリセツト端子、ビツト速度検出ラツチ5
86として機能するフリツプフロツプのS端子および論
理和ゲート590の第1入力に接続される。論理和ゲー
ト590の出力はタイマ592のリセツト端子に接続さ
れ、このタイマはそのクロツク入力端子においてゲート
されたクロツク信号を受信する。タイマ592はその1
2段の各々によつて表わされる2つのうちの各々の電力
に対応する複数の出力を有する。想起されるように、図
19の説明では、タイマ592はその図に示されるウイ
ンドータイマに密接に対応する。また、図19のタイマ
472には一連の論理積ゲートが適当に取り付けられて
おり、これらのゲートは入りデータをテストするためウ
インドー限界の最終的選択および印加を制御する。図2
1のタイマ592に対するのと同様な方法で、システム
選択信号S1は、論理積ゲート594および論理積ゲー
ト596の第1入力に印加される。システム選択信号S
2は、論理積ゲート598および論理積ゲート600の
第1入力に印加される。論理積ゲート594, 596,
598および600への残りの入力はタイマ592の所
定の端子に接続される。
【0166】 適当と思われるどのタイミング限界に対し
ても適当に相互接続を行つてさしつかえない。特にシス
テム1の場合には 、出力がカウント92で1になるよ
うに論理積ゲートを接続するのが有利なことが判つてい
る。同様に、システム1の上限に対しては、論理積ゲー
ト596は限界カウント97で応動する。システム2選
択では、論理積ゲート598は値128の下限に対して
応動し、論理積ゲート600は値133の上限値に応動
する。
【0167】 論理積ゲート594および論理積ゲート5
98の出力はそれぞれ論理和ゲート602の入力に結合
される。論理和ゲート602の出力はフリツプフロツプ
604のセツト端子に結合される。論理積ゲート596
および論理積ゲート600の出力は論理和ゲート606
の入力に接続される。論理和ゲート606の出力はフリ
ツプフロツプ604のリセツト端子, 論理和ゲート59
0の第2入力, 論理積ゲート610の第1入力およびカ
ウンタ584のクロツク端子に接続される。フリツプフ
ロツプ604のQ出力は論理積ゲートの第3入力に供給
される。論理積ゲート610の出力はD型フリツプフロ
ツプ612のC端子に接続される。フリツプフロツプ6
12のQおよびQバー出力端子における信号はそれぞれ
システム信号S1およびS2に対応する。上述したよう
に、S1信号はナンドゲート554の第3入力に印加さ
れる。システムS2信号はフリツプフロツプ612のD
入力に印加される。
【0168】 カウンタ584の21 出力端子はフリツプ
フロツプ586のR端子に接続されている。フリツプフ
ロツプ586のQバー出力は論理積ゲート610の第2
入力に接続される。フリツプフロツプ586のQ出力
は、ビツト速度の正確な検出を示す信号である。
【0169】 動作すると、図20および図21のビツト
速度検出構成は図14および図15に示すマルチプレク
サの第1段(tier)から情報をとつてそれを一連のビツト
速度誤差ROMに印加し、種々のサンプルレジスタ内の
データの相対的対応を決定する。この情報分析手続の結
果、入力信号が正確なビツト速度をもつたデジタルビツ
ト流れかどうかが示される。
【0170】 入力信号が正確なビツト速度のデジタル波
形であることを確認するため、サンプルレジスタ内のデ
ータを検査して、4つのサンプルレジスタ内のビツトパ
ターンが同一であるか、又は無作為雑音により生じる誤
差の余裕をみてある誤差限界内でほぼ同一であるサンプ
ルクロツクの位相があるかどうかを測定する。即ち、も
しその入力が適当なビツト速度のデジタル信号であれ
ば、対応するビツトサンプルの全部又は殆んど全部が同
一の値をもつサンプル信号の何らかの位相があるはずで
ある。
【0171】 サンプルレジスタにおける相対的対応度を
決定するため、各レジスタ内の対応するビツト位置を一
連のビツト速度ROMに接続する。各ROMの入力にお
ける4つの入力信号は、16の異なる組合せのうちの任
意の1つをもつことができ、これらはROM内の種々の
位置をアドレスし、ビツトデータのうちの対応するデー
タに関連した値を有する数を発生させるのに用いられ
る。この対応速度は2進出力に変換され、一連の4ビツ
ト加算器に供給される。4ビツト加算器の第1段は対に
なつているビツト速度ROMからの出力を組合せ、加算
器の第2段は4つの加算器の第1段の対応する対からの
出力を組合せる。加算器の第3段は第2段における加算
器の第2対の出力を組合せる。このようにして加算器5
64に含まれた情報はビツト速度ROM520, 52
2, 524, 526, 530, 532, 534および5
36において発生したすべての対応動作に対する累積和
である。
【0172】 ビツト間の対応を決定する場合に含まれる
動作の種類(タイプ)を更によく理解するため、表2は
ビツト速度ROMの各々に含まれる種類の情報を示す。
表2はROMをアドレスするビツトを示す4つのカラム
を示す。この表2は入力の16の可能な2進組合せを示
す。第5カラムは対応の値に対する10進等値を示す。
対応はビツトの類似性又は非類似性の問題であつて、パ
ターンにおけるそれぞれのビツト位置の機能ではない。
第6および第7カラムは、入力情報間の対応に対する1
0進等値の2進復号化を示す。表2に示す情報を用いて
当業技術者は誰でも適当なビツト速度ROMを組立て、
加算器の3段に供給される対応情報を与えることができ
る。
【0173】
【表2】
【0174】図18の説明から思い出されるように、4
ビツト加算器はビツトの種々の組合せを加算するのに使
用できるが、累算はしない。従つて、加算器566およ
び568をD型レジスタ570および572とともに組
合せて累算器を作る必要がある。それはまさにこれら4
つのデバイスの機能であり、それらデバイスは、図18
の2つの累算器の機能の説明と非常によく似た方法で相
互接続されている。
【0175】 ラツチとして動作するD型レジスタ570
および572の8つの出力端子は、マグニチユード比較
器574および576に接続されている。マグニチユー
ド比較器574および576は、MT信号からの種々の
ビツトパターンの対応の累積合計の4ビツトの第1およ
び第2部分とを比較し、これとシステム選択信号S1又
はS2によつて選択された8ビツト数とを比較する。ビ
ツト検出動作を計時してビツト速度が正確に確認される
ようにすることも必要である。タイマ592はゲートさ
れたクロツクに結合され、タイミング限界を決めるため
複数の出力を与える。システム1およびシステム2信号
はこれら限界の適当な組合せを選択し、マグニチユード
比較器574および576によつて行われる比較動作か
ら受け入れることができる結果があるかどうかを確かめ
るため適当な時間に応動するウインドーを開けたり閉じ
たりする。特に、システム1に対する下限はタイマ59
2と論理積ゲート594との相互接続によつて決めら
れ、上限はタイマ592と論理積ゲート596との相互
接続によつて決められる。
【0176】 同様に、システム2選択の場合には、下限
は論理積598とタイマ592との相互接続によつて決
められ、上限は論理積ゲート600とタイマ592との
相互接続によつて決められる。論理和ゲート602の出
力は、選択されたシステムに対してウインドーが開いて
おり、適当な比較が行われるかもしれないことを示す。
論理和ゲート606の出力は、ウインドーが閉じてい
て、もし正確な比較が検出されないこと、その時間は比
較を続けるのに不適当であることを示す信号である。
【0177】 ECHOシステムの場合には、論理積ゲー
ト594をカウント92で使用可能にし、論理積ゲート
596をカウント96で使用可能にするのが適当であ
る。POCSAGシステムでは、論理積ゲート598を
カウント128で使用可能にし、論理積ゲート600を
カウント132で使用可能にするのが適当である。
【0178】 フリツプフロツプ604のQ出力は時間ウ
インドーが開いていることを示す信号であり、この信号
は印加されて論理積ゲート582を使用可能にする。図
18に詳述した累算器読出し信号もまた印加されて論理
積ゲート582を使用可能にし、論理和ゲート580を
介して動作する等しい出力又はより小さい出力とともに
ビツト速度検出信号を発生させる。論理積ゲート582
の出力は、ビツト速度が検出されたことを示す信号であ
る。この信号は、ビツト速度の追加テストか、ビツト速
度が正しいことを確認しつづけている間はラツチされた
検出および優先状態を維持するフリツプフロツプ586
からなるビツト速度検出ラツチに印加される。ウインド
ータイミング動作の期間中に比較が行われない場合に
は、論理和ゲート606の出力は、フリツプフロツプ6
04のリセツテイング、論理積ゲート582の使用禁
止,タイマ592のリセツテイングおよび論理積ゲート
610の使用禁止によりウインドーを閉じる。この出力
はまたカウンタ584にクロツクパルスを供給し、その
カウンタの状態を1だけ進ませる。
【0179】 ビツト速度が正確に検出されると、検出ビ
ツト速度信号がラツチされ、同じビツト速度が復号化の
経過期間中伝送されることを確認するために追加の測定
が行われる。ビツト速度を確認する試みが2回失敗する
と、カウンタ584の21 出力はフリツプフロツプ58
6のR端子に信号を発生させ、ラツチをはずして優先順
位決定動作を終了させ、適当なシステム特性の検出を確
認するためシステム選択動作を続行させ他のシステムを
探索させる。
【0180】 図20および図21のデコーダを実施する
ためには、多数のICのうちのどれを用いてもよいが、
下記の型が適当であり、それらはすべて上述してある。
即ち、ROM520, 522, 524, 526, 53
0, 532, 534および536にはMC14524型
デバイスが適当であり、加算器540, 542, 54
4, 546, 560, 562, 564, 566および5
68にはMC14008型デバイスが適当であり、カウ
ンタ又はタイマ592にはMC14040型デバイスが
適当であり、D型レジスタ570および572にはMC
14076型デバイスが適当であり、比較器574およ
び576にはMC14585型デバイスが適当であり、
カウンタ584にはMC14024型デバイスが適当で
ある。
【0181】 図21はまた適合信号デコーダ用エネルギ
ー保全装置 (手段) も示す。更に詳しく後述するよう
に、等価なマイクロプロセツサの実施は内部的にエネル
ギー節約機能を与えることができるので、デコーダは、
新たな復号化構成を選択する間の時間中に遅延およびパ
ワーダウンを行うことによりエネルギー保全を行うため
カウンテイングシステムを必要とする。
【0182】 カウンタ584の21 出力は3段2進カウ
ンタのクロツク入力に接続される。カウンタ620の2
2 出力端子はフリツプフロツプ622のセツト端子に接
続されている。フリツプフロツプ622のQ出力端子は
論理和ゲート623の第1入力に接続されている。論理
和ゲート623の出力はカウンタ620のリセツト端子
に接続される。フリツプフロツプ622のQバー出力端
子は多段2進カウンタ624のリセツト端子および論理
和ゲート625の第1入力に接続されている。論理和ゲ
ート626の第2入力は、ページヤ操作者 (オペレー
タ) がカウンタのエネルギー保全動作をオーバーライド
(override)し何時でもページヤ動作を再開できるように
する外部オーバーライド信号により供給される。論理和
ゲート625の出力はパワーアツプと示されている信号
で、この信号は図11および図12のデバイスに供給さ
れる。
【0183】 クロツク120はカウンタ624のクロツ
ク端子に接続される。カウンタ624はいくつかの段を
有するカウンタとして規定されており、その動作には以
前に用いた12段カウンタのうちのどれでも適してい
る。システム選択信号S1およびS2は論理積ゲート6
26および628の第1入力に供給される。論理積ゲー
ト626および628への第2および第3入力は図示さ
れていないが、所望する時間遅延動作に応じてカウンタ
624の種々の段の入力端子のいづれかに接続されるも
のとされている。論理積ゲート626および628の出
力は論理和ゲート630の入力に接続される。論理和ゲ
ート630の出力はフリツプフロツプ622のリセツト
端子に接続される。
【0184】 動作すると、エネルギー保全装置が働いて
ゲートされたクロツク信号を使用禁止にし、もしビツト
速度探索手続が数回の試みの後に適当なデジタル信号を
見出すのに失敗するとデコーダの大部分を使用禁止にす
る。デコーダはCMOS論理素子で実施されるので、こ
のクロツク信号の使用禁止は、デコーダにより電力を低
下させ、従つてバツテリのエネルギーを保全するように
動作する。
【0185】 特に、フエイルカウンタ(fail counter)5
84がその21 出力端子に出力信号を発生させ、現在の
システム選択に対して適当なビツト速度を発見するのに
失敗したことを示す度毎に、カウンタ620は1カウン
トだけ進む。4回連続して失敗すると、カウンタ620
はその22 出力端子に出力信号を発生させ、この信号は
フリツプフロツプ622をセツトする。フリツプフロツ
プ622がセツトされるとそのQバー出力は使用禁止に
なり、その結果もし外部オーバーライド信号も使用禁止
になると、論理和625の出力におけるパワーアツプ出
力信号は低レベルに切換えられる。低レベルのパワーア
ツプ信号はゲート122の出力におけるゲートされたク
ロツク信号を使用禁止にする。同時に、フリツプフロツ
プ622のQバー出力信号はカウンタ624からリセツ
ト状態を取り除き、カウンタ624はカウントし始め
る。システムの現在の状態の機能(function)とすること
ができる適当な時間に、選択フリツプフロツプ612,
論理積ゲート626又は628のうちの1方は使用可能
にされて、論理和ゲート630の出力に信号を発生さ
せ、この信号はフリツプフロツプ622をリセツトす
る。このリセツテイング動作はフリツプフロツプ622
のQバー出力に可能化信号レベルを発生させ、今度はこ
れが論理和ゲート625の出力に高レベルパワーアツプ
信号を発生させる。正しいビツト速度を見出すためにま
た4回連続して失敗するまでシステムは使用可能な状態
になつている。論理和ゲート623は動作して4回だけ
の連続失敗がデコーダをして電力節約モードに逆転する
ことを保証する。という訳は論理積ゲート582からの
いかなるビツト速度検出信号もカウンタ620をリセツ
トするからである。
【0186】 信号デコーダについては、カウンタ620
およびカウンタ624のいづれにもMC140402進
カウンタを用いることが望ましい。同様に、フリツプフ
ロツプ622にはMC140434進R−Sラツチを使
用できる。MC14040の接続は上述した通りであ
り、R−Sフリツプフロツプの正しい接続は当業技術者
には自明である。
【0187】 図22, 図23, 図24, 図25および図
26は、図1〜図4および図6〜図21に述べた適合信
号デコーダの動作と機能的に等価であるマイクロプロセ
ツサデバイスの動作を与えるプログラムのフローチヤー
トを示す。マイクロプロセツサの実施例については、再
び図5を参照すべきであり、この図5は、信号復号化デ
バイスの同一機能を行うためのマイクロプロセツサおよ
びフアームウエアのその関連補足図(complement)を示
す。図22は、システムタイミングブロツク652に結
合された初期状態設定ブロツク650を示す。ブロツク
652の出力は“時間切れを待て" のブロツク654に
結合される。後に更に詳しく説明するように、ブロツク
654は、バツテリからの電力ドレイン (消費) を減ら
すためのエネルギー保全装置の一部として機能する。待
機ブロツク654の出力は、“入力をサンプルし記憶せ
よ" の指示ブロツク656に接続され、その出力は、デ
ータサンプル数が固定限界に一致するかどうかを決定す
る判断ブロツク658に接続される。判断ブロツク65
8のノー (NO) 分岐は再び待機ブロツク654に結合
される。判断ブロツク658のイエス (YES) 分岐は
計算ブロツク660に結合される。サンプルレジスタが
データで満たされると、計算ブロツク660は、ビツト
速度比較動作におけるサンプルされたデータ間の相対的
差又は対応の計算を始める。計算ブロツク660の出力
は判断ブロツク662に結合される。判断ブロツク66
2のイエス分岐RCは図23の初期状態設定ブロツク6
70に結合される。判断ブロツク662のノー (NO)
分岐は、判断ブロツク664に結合される。判断ブロツ
ク664は更に4つのサンプルが得られたことを保証
し、ノー (NO) 分岐は再び“時間切れを待て" のブロ
ツク654に結合される。判断ブロツク664のイエス
(YES) 分岐は、次のシステムを選択するため選択ブ
ロツク666に接続される。“次のシステムを選択せ
よ" のブロツク666の出力は“システムタイミングを
セツトアツプせよ" のブロツク652に再び結合され
る。入口点RBは後に詳述するように“次のシステムを
選択せよ" ブロツク666に結合される。
【0188】 判断ブロツク662の肯定分岐に続いて、
図23はシステム初期状態設定ブロツク670を示す。
ブロツク670の出力は“符号プラグメモリを読出せ"
のブロツク672に結合される。ブロツク672の出力
は“タイマをセツトアツプせよ" のブロツク674(セ
ツトアツプタイマ例えば1ビツトタイマ)に結合され、
タイマブロツク674の出力は“時間切れを待て" のブ
ロツク676に結合される。ブロツク676は入口点R
Aを有し、これについては更に詳しく後述する。“時間
切れを待て" のブロツク676はまたデバイスに対する
エネルギー保全装置の一部をなしている。この待機ブロ
ツク676の出力は、“タイマを再び開始せよ" のブロ
ツク678に接続される。“タイマを再び開始せよ" の
ブロツク678の出力は判断ブロツク680に接続され
る。判断ブロツクは現在のワードが第2ワードかどうか
をテストする。判断ブロツク680からのイエス分岐は
判断ブロツク682に接続されている。ブロツク682
は検出ウインドーが終了したかどうかを決定する。判断
ブロツク682からのイエス分岐は、ワード1(第1ワ
ード)の再ロードを指示するブロツク684に接続され
ている。判断ブロツク680および682の否定(Negat
ive)分岐は、“ワード1(第1ワード)を基準レジスタ
1に再びロードせよ" のブロツク684の出力とともに
“入力をサンプルし記憶せよ" のブロツク686に接続
されている。ブロツク686は、個々のページングデバ
イスに対するアドレスワードを検出するのに用いられる
サンプリングおよび記憶動作を表わす。“入力をサンプ
ルし記憶せよ" のブロツク688の出力は、“サンプル
レジスタと基準レジスタ1を比較せよ" のブロツク68
8に接続される。後に更に詳しく説明するように、この
点におけるレジスタ1はページヤアドレスワードを含
む。
【0189】 比較ブロツク688の出力は、図24にも
示されている英文字Aで示されている接続点に接続され
ている。
【0190】 図24は判断ブロツク690に接続されて
いる点Aを示す。判断ブロツク690からのワード検出
分岐は、これがワード2(第2ワード)かどうかを決め
る第2の判断ブロツク692に接続されている。判断ブ
ロツク692からの否定分岐は、ワード2(第2ワー
ド)のローデイングおよびタイマの再開始を命令するブ
ロツク694に接続されている。判断ブロツク692か
らのイエス分岐は、“警報フラグをセツトせよ" のブロ
ツク696に接続されている。“誤差をテストせよ" の
判断ブロツク690からのきわめて高いおよび低い限界
分岐、“ワード2(第2ワード)をロードしタイマを開
始せよ" のブロツク694、および、“警報フラグをセ
ツトせよ" のブロツク696の出力は判断ブロツク69
8に接続される。
【0191】 接続点Bで終了する次の一連のテストおよ
び指令ブロツクはECHOシステムだけに印加可能であ
る。このことはECHOシステムが2つの独立したシス
テムを有するこという事実からきている。判断ブロツク
698はこれが第2アドレスワードかどうかをテストす
る。S2POCSAGシステムの指定の期間中にとられ
る分岐である判断ブロツク698のノー (NO) 分岐
は、接続点Bに接続される。判断ブロツク698のイエ
ス (YES) 分岐は、サンプルレジスタと基準レジスタ
2の基準とを比較するブロツク700に接続される。比
較ブロツク700の出力は判断ブロツク702に接続さ
れる。判断ブロツク702は、ブロツク700により指
令される比較動作に対する誤差限界をテストする。判断
ブロツク702からのワード検出分岐は判断ブロツク7
04に接続される。判断ブロツク704はこれが第2ワ
ードであるかどうかをテストする。判断ブロツク704
からのノー (NO) 分岐は、第2ワードをロードしウイ
ンドータイマを再び開始させるブロツク706に接続さ
れる。判断ブロツク704のイエス分岐は“警報フラグ
をセツトせよ" のブロツク708に接続される。“誤差
をテストせよ" の判断ブロツク702からのきわめて高
い又は低い限界分岐、“第2ワードをロードしウインド
ータイマを開始せよ" のブロツク706の出力、および
“警報フラグをセツトせよ" のブロツク708の出力は
すべて出口点Bに接続される。
【0192】 図25は、判断ブロツク710に接続され
た点Bを示す。判断ブロツク710は警報フラグがセツ
トされたかどうかを決定する。判断ブロツク710から
のイエス (YES) 分岐は“符号メモリオプシヨンを検
査せよ" のブロツク712に接続される。ブロツク71
2の出力は割当てられた警報出力を開始せよ" のブロツ
ク714に接続される。ブロツク714の出力は判断ブ
ロツク716に接続される。ブロツク716はもし外部
リセツト信号が受信されたり、又は自動時間切れリセツ
トが発生すると警報出力をリセツトする。判断ブロツク
716の否定(Negative)分岐はその入力に戻されて接続
される。判断ブロツク716のイエス (YES) 分岐は
警報再生初期状態設定ブロツク718に接続される。警
報再生初期状態設定ブロツク718の出力は警報フラグ
セツト判断ブロツク710の否定分岐とともに判断ブロ
ツク720に接続される。判断ブロツク720はビツト
速度を再テストするのに適当な時間かどうかをテストす
る。判断ブロツク720からのイエス分岐は“サンプル
レジスタの相対的差を計算せよ" のブロツク722に接
続される。ブロツク722は上述したブロツク660と
同じであることが観察される。計算ブロツク722の出
力は判断ブロツク724に接続される。判断ブロツク7
24は上述した判断ブロツク662と同じであることが
観察される。判断ブロツク724のノー (NO) 分岐は
接続点Cに接続される。判断ブロツク720のノー分岐
および判断ブロツク724のイエス (YES) 分岐は出
口点RAに接続される。出口点RAは図23に指定した
入口点RAに対応するものであることが思い起されるで
あろう。
【0193】 図26は、第4サンプルがテストされたか
どうかを決定する判断ブロツク726に接続された点C
を示す。判断ブロツク726からのイエス分岐は、フエ
イルカウンタ(fail counter)がその限界にあるかどうか
を決定する判断ブロツク728に接続される。判断ブロ
ツク728からのイエス分岐は、現在の選択されたシス
テムがもはや検出されつつないことを示す情報ブロツク
730に接続される。情報ブロツク730は点線で(in
phantom)図示してあるブロツク732を介して出口点R
Bに接続される。出口点RBは、“次のシステムを選択
せよ" のブロツク666に接続されている図22の入口
点RBに対応するものであることが思い出されるであろ
う。判断ブロツク726からのノー (NO) 分岐および
判断ブロツク728からのノー (NO) 分岐は出口点R
Aに接続されており、これはまた図23のブロツク67
6への入口点である。ブロツク732は、任意選択パワ
ーダウンタイマであり、このタイマは上述した待機ブロ
ツク654および676とともに動作してこのシステム
におけるエネルギー保全を行う。ブロツク732の出力
は出口点RBに接続される。出口点RBは図22の入口
点RBに対応するものであることが思い出されるであろ
う。
【0194】 機能的には、フローチヤートで示したプロ
グラムは、マイクロコンピユータに対して適合信号復号
器 (デコーダ) ときわめてよく似た方法で機能するよう
に指示する。従つて、ブロツク650で開始する何らか
の初期状態設定ターンオン手続後に、プログラム順序
(シーケンス) は、入力信号がビツト速度ブロツク66
0に対し許容限界内にあるデジタルビツト流れかどうか
を決定するためサンプルデータがテストされる前に、サ
ンプルレジスタをデータサンプル (ECHOの場合には
L=92, POCSAGの場合にはL=128) で満た
すことを指示する。若しビツト速度が見出されたら、プ
ログラムブロツク662はプログラムに対してデータの
復号化開始を指示し、アドレス信号が伝送されつつある
かどうかを決定する。
【0195】 プログラムは、入力が適当な時間にサンプ
ルされ (ブロツク676〜686)、サンプルが適当な
基準レジスタ1に記憶される (ブロツク686) ように
指示する。次に、サンプルレジスタの内容が符号プラグ
メモリに含まれる1つ又はそれ以上のアドレスと比較さ
れる。ブロツク690, 692, 694および696に
示される段階では、サンプルは適合信号デコーダに用い
られる方法と同様な方法によりアドレスワードと比較さ
れる。しかし、ブロツク700, 702, 704, 70
6および708により示される段階では、サンプルレジ
スタは第2アドレスと比較され、これは適合信号デコー
ダが持つていない特徴である。このブロツクは、順次ワ
ードおよびそれらの反転の8つの可能な組合せが指示さ
れうるようにする。POCSAGシステムは2つの独立
したアドレス割当てを与えないので、プログラムのこの
部分はPOCSAGシステムが復号化されつつある時は
バイパスされる。
【0196】 復号化段階の各々において、もし割当てら
れたアドレス信号が受信されるとプログラムは警報信号
を発生させ、この警報信号又はフラグはブロツク71
0, 712, 714, 716および718により表わさ
れるプログラムの部分において復号化され、適当な警報
信号が発生する。適合信号デコーダにおける場合と同様
に、警報の形式は符号プラグに含まれる情報により決定
される。
【0197】 最後に、入力信号は周期的に再テストさ
れ、正しいビツト速度が尚受信されつつあるかどうかを
決定し、この機能はブロツク720, 722, 724,
726, 728および730によつて与えられる。もし
ビツト速度テストが適当なビツト速度が受信されていな
いことを示すと、フアームウエアシステムは適合信号デ
コーダと丁度同じように機能して、別のシステム復号化
構成を探索する。
【0198】 任意選択パワーダウンタイマブロツク73
2は、外部入力の制御の下で、適合信号デコーダに対す
る動作と正確に類似している方法で所定の時間の間デコ
ーダの動作を停止させる。この後者のモードはバツテリ
におけるエネルギー保全を行う。更に、別のエネルギー
保全手段が、適合信号デコーダにおける対応物(counter
-part)を有しないマイクロプロセツサ実施例のためのフ
アームウエアプログラミングに組みこまれている。即
ち、フアームウエアの組織化および排除の結果として、
マイクロプロセツサは典型的にプログラムループを実行
し、このループはサンプル間の時間より短い時間でサン
プルごとの復号化動作を指示する。次に、マイクロプロ
セツサは、次のデータサンプルを処理する時間までは、
自らの電力を低ドレインモードに下げる。この動作モー
ドは、フアームウエアプログラムと、マイクロプロセツ
サの内部回路の大部分からクロツク信号を取り除くこと
によつてそのマイクロプロセツサの電力ドレインを劇的
に減少させる146805CMOSマイクロプロセツサ
の独特な待機および停止命令との組合せによつて可能と
なる。
【0199】 本発明の等価なマイクロプロセツサ実施例
の詳細な説明を完全なものとするために、メモリに記録
された詳細な情報とともにプログラム表が含まれてい
る。表3はマイクロプロセツサに含まれている全フアー
ムウエアプログラムのメモリコアダンプである。このプ
ログラムの主な機能的動作は図22〜図26のフローチ
ヤートによつて説明されている。フローチヤートに指定
されている主なプログラムモジユールもまたROM12
に含まれているものとして図5に示されている。
【0200】
【表3】
【0201】本発明の特定の実施例を上記に示し説明し
たが、当業技術者は更に変更および改良を行うであろ
う。ここに開示し主張した基本的原理を保持しているす
べての変更は本発明の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】等価な好ましい実施例を図示した本発明の機能
ブロツク図である。
【図2】等価な好ましい実施例を図示した本発明の更に
詳細な機能ブロツク図である。
【図3】好ましい実施例の共通の下部構成を図示した機
能ブロツク図である。
【図4】好ましい実施例の共通の機能的下部構造の更に
詳細なブロツク図である。
【図5】本発明のマイクロコンピユータ実施例の機能
的, 概略図の組合せを示す。
【図6】本発明の好ましい実施例に対する1つの第1デ
ータ符号化システム用の説明図である。
【図7】本発明の好ましい実施例に対する1つの第1デ
ータ符号化システム用の説明図である。
【図8】本発明の好ましい実施例に対する1つの第1デ
ータ符号化システム用の説明図である。
【図9】本発明の好ましい実施例に対する第2データ符
号化システム用の説明図である。
【図10】本発明の好ましい実施例に対する第2データ
符号化システム用の説明図である。
【図11】好ましい実施例の共通の下部構造の詳細な機
能ブロツク図である。
【図12】好ましい実施例の等価なデータサンプリング
動作, シーケンス動作に対する電気的構成を示す。
【図13】波形A乃至Jは、図12の動作構成に対する
種々のタイミング図を示す。
【図14】図11の概要図の多重変換装置部分の詳細な
電気的構成を示す。
【図15】図11の概要図の多重変換装置部分の詳細な
電気的構成を示す。
【図16】波形A乃至Mは、図14, 図15の構成に対
する種々のタイミング図を示す。
【図17】図11の排他的論理和 (OR) アレイ部分の
詳細な電気的構成を示す。
【図18】図11の加算器/累算器部分の詳細な電気的
構成を示す。
【図19】図11の誤差(error) 比較器部分の詳細な電
気的構成を示す。
【図20】図11のビツト速度検出部分の詳細な構成を
示す。
【図21】図11のビツト速度検出部分の詳細な構成を
示す。
【図22】本発明の好ましい実施例のマイクロコンピユ
ータ実行の詳細なフローチヤートを示す。
【図23】本発明の好ましい実施例のマイクロコンピユ
ータ実行の詳細なフローチヤートを示す。
【図24】本発明の好ましい実施例のマイクロコンピユ
ータ実行の詳細なフローチヤートを示す。
【図25】本発明の好ましい実施例のマイクロコンピユ
ータ実行の詳細なフローチヤートを示す。
【図26】本発明の好ましい実施例のマイクロコンピユ
ータ実行の詳細なフローチヤートを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラフナサン,クプスワミイ アメリカ合衆国テキサス州78759,オー スチン,スクライブ・ドライブ,12311 番 (56)参考文献 特開 昭55−110441(JP,A)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信チヤンネル上に伝送された符号化信
    号を検出する通信用受信機と、 制限された容量のバツテリと、 所定のシーケンスの信号を含む符号メモリと、 前記バツテリに結合され、前記通信用受信機から検出さ
    れた符号化信号に応答して前記符号化信号をリアルタイ
    ムに処理するデコーダとを具備し、 前記デコーダは、前記バツテリからの供給電力に応じて
    リアルタイムに完全復号化処理能力を発揮する第1の動
    作モードと、前記リアルタイムに完全復号化処理能力を
    発揮する第1の動作モードが不必要な場合には前記バツ
    テリから減少化された供給電力に応じて限定的な処理能
    力を発揮する第2の動作モードとからなる、2つの動作
    モードを有し、 更に、前記デコーダは前記符号メモリに結合された比較
    器を含み、前記検出された符号化信号が前記所定のシー
    ケンスの信号と相関する時を決定し、かつ前記比較器は
    前記検出された符号化信号が前記所定のシーケンスの信
    号と相関する時には制御信号を発生することを特徴と
    し、 更に、前記バツテリと前記デコーダとの間に結合され、
    前記デコーダに応答して前記デコーダの前記第1の動作
    モードを維持する第1の電力レベルを設定し、かつ前記
    デコーダの前記第2の動作モードを維持し、前記第1の
    電力レベルよりも低いレベルの第2の電力レベルを設定
    するDC−DC電力変換器と、及び 前記比較器に結合さ
    れかつ前記制御信号に応答してメツセージの受信をユー
    ザに信号表示する表示器とを具備する携帯用通信システ
    ムメツセージ受信装置。
  2. 【請求項2】 前記デコーダは更に時間信号を設定する
    内部クロツクと、前記時間信号に応答して前記符号化信
    号を時間多重化サンプリングする手段と、及びサンプル
    を記憶して前記符号化信号内に含まれるデイジタル情報
    をリアルタイムに信号処理する手段とを具備することを
    特徴とする請求項1記載の携帯用通信システムメツセー
    ジ受信装置。
  3. 【請求項3】 前記内部クロツクからの前記時間信号の
    周波数を変更して、前記リアルタイムに完全復号化処理
    能力を発揮する必要がある時には、前記デコーダの前記
    第1の動作モードを設定し、前記リアルタイムに完全復
    号化処理能力 を発揮する必要がない時には前記デコーダ
    の前記第2の動作モードを設定する手段を更に含むこと
    を特徴とする請求項2記載の携帯用通信システムメツセ
    ージ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記デコーダは、更に、前記時間信号に
    応答して前記符号化信号の検出とは独立に、前記デコー
    ダ用の動作機能を制御する手段を含むことを特徴とする
    請求項3記載の携帯用通信システムメツセージ受信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記内部クロツクを外部通信システムク
    ロツクに同期させる手段を更に含むことを特徴とする請
    求項4記載の携帯用通信システムメツセージ受信装置。
  6. 【請求項6】 前記デコーダに応答して、前記携帯用通
    信システムメツセージ受信装置の予め選択された機能を
    一時的にデイスエーブルにすることによつて、前記バツ
    テリの消費電力を低減化する手段を更に含むことを特徴
    とする請求項5記載の携帯用通信システムメツセージ受
    信装置。
  7. 【請求項7】 前記表示器は、前記携帯用通信システム
    メツセージ受信装置に対するメツセージが受信された時
    に、信号表示を与える音響周波数表示器を具えることを
    特徴とする請求項6記載の携帯用通信システムメツセー
    ジ受信装置。
  8. 【請求項8】 前記符号メモリを含む置換可能な符号メ
    モリ手段を更に含むことを特徴とする請求項7記載の携
    帯用通信システムメツセージ受信装置。
  9. 【請求項9】 通信チヤンネル上に伝送された符号化信
    号を検出する通信用受信機と、 制限された容量のバツテリと、 所定のシーケンスの信号を含む符号メモリと、 前記バツテリに結合され、固定メモリと相互接続されて
    復号化ルーチンを含むマイクロプロセツサを具え、前記
    通信用受信機から検出された符号化信号に応答して前記
    符号化信号をリアルタイムに処理するマイクロコンピユ
    ータとを具備し、 前記マイクロコンピユータは、前記バツテリからの供給
    電力に応じてリアルタイムに完全復号化処理能力を発揮
    する第1の動作モードと、前記リアルタイムに完全復号
    化処理能力を発揮する第1の動作モードが不必要な場合
    には前記バツテ リからの減少化された供給電力に応じて
    限定的な処理能力を発揮する第2の動作モードとからな
    る、2つの動作モードを有し、 更に、前記マイクロコンピユータは比較器手段を含み、
    前記検出され処理された符号化信号が前記所定のシーケ
    ンスの信号と相関する時を決定し、かつ前記比較器手段
    は前記検出され処理された符号化信号が前記所定のシー
    ケンスの信号と相関する時には制御信号を発生すること
    を特徴とし、 更に、前記バツテリと前記マイクロコンピユータとの間
    に結合され、前記マイクロコンピユータに応答して前記
    マイクロコンピユータの前記第1の動作モードを維持す
    る第1の電力レベルを設定し、かつ更に前記マイクロコ
    ンピユータの前記第2の動作モードを維持し、前記第1
    の電力レベルよりも低いレベルの第2の電力レベルを設
    定するDC−DC電力変換器と、及び 前記マイクロコンピユータに結合され、前記制御信号に
    応答してメツセージの受信をユーザに信号表示する表示
    器とを具備する携帯用通信システムメツセージ受信装
    置。
  10. 【請求項10】 前記マイクロコンピユータは更に時間
    信号を設定する内部クロツクと、前記時間信号に応答し
    て前記符号化信号を時間多重化サンプリングする手段
    と、及びサンプルを記憶して前記符号化信号内に含まれ
    るデイジタル情報をリアルタイムに信号処理する手段と
    を具備することを特徴とする請求項9記載の携帯用通信
    システムメツセージ受信装置。
  11. 【請求項11】 前記内部クロツクからの前記時間信号
    の周波数を変更して、前記リアルタイムに完全復号化処
    理能力を発揮する必要がある時には前記マイクロコンピ
    ユータの前記第1の動作モードを設定し、前記リアルタ
    イムに完全復号化処理能力を発揮する必要がない時には
    前記マイクロコンピユータの前記第2の動作モードを設
    定する手段を更に含むことを特徴とする請求項10記載
    の携帯用通信システムメツセージ受信装置。
  12. 【請求項12】 前記マイクロコンピユータは、更に、
    前記内部クロツクに応答して前記符号化信号の検出とは
    独立に、前記携帯用通信システムメツセージ受信装置用
    の動作機能を制御する手段を含むことを特徴とする請求
    項11記載の携帯用通信システムメツセージ受信装置。
  13. 【請求項13】 前記内部クロツクを外部通信システム
    クロツクと同期させる手段を更に含むことを特徴とする
    請求項12記載の携帯用通信システムメツセージ受信装
    置。
  14. 【請求項14】 前記マイクロコンピユータに応答し
    て、前記携帯用通信システムメツセージ受信装置の予め
    選択された機能を一時的にデイスエーブルにすることに
    よつて、前記バツテリの消費電力を低減化する手段を更
    に含むことを特徴とする請求項13記載の携帯用通信シ
    ステムメツセージ受信装置。
  15. 【請求項15】 前記表示器は、個別の携帯用通信シス
    テムメツセージ受信装置に対する符号化信号が受信され
    た時に、信号表示を与える音響周波数表示器を具えるこ
    とを特徴とする請求項14記載の携帯用通信システムメ
    ツセージ受信装置。
  16. 【請求項16】 前記符号メモリは、前記固定メモリ内
    に完全に含まれ、かつ前記固定メモリの一部分であるこ
    とを特徴とする請求項15記載の携帯用通信システムメ
    ツセージ受信装置。
  17. 【請求項17】 前記符号メモリを含む置換可能な符号
    メモリ手段を更に具えることを特徴とする請求項16記
    載の携帯用通信システムメツセージ受信装置。
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