JP2626558B2 - T型ゲート電極の作製方法 - Google Patents

T型ゲート電極の作製方法

Info

Publication number
JP2626558B2
JP2626558B2 JP6129981A JP12998194A JP2626558B2 JP 2626558 B2 JP2626558 B2 JP 2626558B2 JP 6129981 A JP6129981 A JP 6129981A JP 12998194 A JP12998194 A JP 12998194A JP 2626558 B2 JP2626558 B2 JP 2626558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
gate electrode
resist
opening
mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6129981A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07335671A (ja
Inventor
ウォルター コントラッタ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP6129981A priority Critical patent/JP2626558B2/ja
Publication of JPH07335671A publication Critical patent/JPH07335671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2626558B2 publication Critical patent/JP2626558B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波電界効果トラン
ジスタ(FET)に適用される、T型ゲート電極の作製
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】FETの製造方法は、半導体技術の分野
において周知である。これらのFETの使用は、高周波
RFへの応用において望ましい。
【0003】最大動作周波数はゲート下の電子移送時間
と直接に関係するので、短いゲート長が高周波RF応用
の点で特に望ましい。しかしながら、ゲート長が短くな
り、ゲート抵抗が大きくなると、電力増幅率を減少させ
る。ゲート抵抗を小さくする方法として、T型形状のゲ
ート電極が広く使用されている。というのは、T型ゲー
ト電極では、広い上部は断面積が大きいので抵抗が小さ
く、ゲート長は狭い下部により定まるからである。
【0004】T型ゲート電極の作製方法の例は、特開平
3−60113号公報「リフトオフ用レジストパターン
形成方法」に開示されている。
【0005】T型ゲート電極の従来の作製方法を、図2
により説明する。図2は、T型ゲート電極の従来の作製
方法を示す図であり、各工程でのFETの部分断面図で
ある。
【0006】まず最初に、図2(a)に示すように、半
導体基板22を、電子ビームレジスト21で被覆する。
【0007】次に、図2(b)に示すように、高エネル
ギー電子ビーム24でレジスト21のフットプリント
(footprint)部23を露光し、T型ゲート電
極の狭いフットプリントを作製する。
【0008】次に、図2(c)に示すように、低エネル
ギー電子ビーム25でレジスト21の上部26を露光
し、T型ゲート電極の広い上部を作製する。
【0009】最後に、図2(d)に示すように、レジス
ト21を現像し、開口を形成する。形成された開口の上
部は、真空堆積およびゲート金属のリフトオフに適した
アンダーカット形状を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】T型ゲート電極の従来
の作製方法は、多くの応用に適するが、達成可能な最小
のゲート幅を増大させる2つの欠点を有している。
【0011】第1の欠点は、上部からフットプリントへ
T型ゲートを作製できるように電子ビームレジストは十
分厚くなければならない(約1ミクロン)ことである。
従来技術では、電子ビームの広がりのために、微細な形
状を作製するには薄いレジストが好適であることが周知
である。
【0012】第2の欠点は、レジストを2回露光する、
すなわち1回目はフットプリント用に狭い領域を露光
し、2回目はゲート電極の上部の広い領域を露光するこ
とである。従来技術では、このような2重の露光は、コ
ントラストが小さくなる故に、達成可能な最小ゲート長
の寸法を増大させることは周知である。
【0013】従って、より薄いレジストを可能にし、レ
ジストの2重露光を避けることのできる、T型ゲート電
極の作製方法を実現することが望まれている。
【0014】本発明の目的は、このような要求に答える
T型ゲート電極の作製方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のT型ゲート電極
の作製方法は、 a)基板を設け、 b)前記基板上に第1の膜と第2の膜とからなるマスク
膜を堆積し、 c)前記第1の膜のエッチング速度が前記第2の膜のエ
ッチング速度より大きいエッチング液により前記マスク
膜をエッチングすることにより、前記マスク膜内にアン
ダーカットされた形状の第1の開口を形成して、前記基
板を露出し、 d)前記マスク膜の上部および前記基板の露出部上にレ
ジスト層を形成し、 e)前記第1の開口内にある第2の開口を、前記レジス
ト層内に形成し、 f)金属膜を真空堆積し、 g)前記第1の開口の外側の前記金属膜部分をリフトオ
フする、ことを特徴とする。
【0016】
【作用】レジスト膜がマスク膜内のアンダーカットされ
た第1の開口に沿って保持されるので、レジストの形状
は、真空堆積により設けられたゲート金属のリフトオフ
に適している。このように、ゲート金属の適切なリフト
オフのためには、第1の開口の縁部において、レジスト
がアンダーカット形状を保つことが重要である。レジス
ト層にアンダーカット形状を与えるために、アンダーカ
ットされたマスク膜を使用することは、本発明の特徴で
ある。本発明によれば、従来技術におけるよりも薄いレ
ジスト層の使用を可能にし、レジストを2回露光する必
要性を排除できる。
【0017】
【実施例】本発明の好適な実施例を、図1に基づいて説
明する。図1は本発明のT型ゲート電極の作製方法を示
す図であり、各工程でのFETの部分断面図である。
【0018】まず最初に、図1(a)に示すように、5
00nm厚さの二酸化シリコンの下部マスク膜2を、2
90〜450℃の温度範囲で減圧化学気相成長(LPC
VD)により基板3上に堆積する。次に、100nm厚
さの窒化シリコンの上部マスク膜1を、260〜350
℃の温度範囲で減圧化学気相成長により基板3上に堆積
する。
【0019】次に、フォトレジスト・エッチングマスク
を、一般のフォトリソグラフィ技術を使用してSiN膜
の上部に形成し、緩衝沸酸でマスク膜1,2をエッチン
グして、図1(b)に示すように、アンダーカットされ
た第1の開口4を形成して、基板3を露出させる。次
に、フォトレジスト・エッチングマスクを除去する。二
酸化シリコンのエッチング速度が窒化シリコンのエッチ
ング速度より大きい、本実施例の場合約10倍大きいの
で、アンダーカットが形成される。アンダーカットは、
以下に説明するように、ゲート金属の適切なリフトオフ
に重要である。第1の開口4は、T型ゲート電極の広い
上部を作製する。
【0020】次に、図1(c)に示すように、100〜
150nm厚さの東京応化製OEBR1000電子ビー
ムレジストの層5を基板上に被覆し、電子ビーム6で露
光して、T型ゲート電極の狭いフットプリントを作製
る。このレジストの厚さは、T型ゲート電極の一部を形
成する狭いフットプリントの高さと等しい。ゲート金属
の適切なリフトオフのためには、第1の開口4の縁部に
おいて、レジストがアンダーカット形状を保つことが重
要である。レジストにアンダーカット形状を与えるため
に、アンダーカットされたマスク膜を使用することは、
本発明の特徴である。この技術は、従来技術におけるよ
りも薄いレジスト層の使用を可能にし、レジストを2回
露光する必要性を排除する。
【0021】次に、図1(d)に示すように、レジスト
5を現像し、狭いゲートのフットプリントを作製する第
2の開口7を形成する。次に5〜15nmのチタンおよ
び100〜300nmの金のゲート金属8を、真空蒸着
により堆積する。アンダーカットされたマスク層の開口
の外側にある真空蒸着された金属は、電子ビームレジス
ト層5を溶解することによりリフトオフされ、アンダー
カットされた開口内の真空蒸着された金属のみを残すこ
とができる。残された金属によりT型ゲート電極が形成
される。
【0022】本実施例では、LPCVDにより堆積され
た窒化シリコンおよび二酸化シリコンを有するマスク膜
を用いたが、他の膜(例えば、窒化チタン,酸化チタ
ン,窒化タングステン,および酸化アルミニウム)、お
よび他の堆積方法(例えば、蒸着,スパッタリング,化
学気相成長,光化学気相成長)を使用できる。エッチン
グは、本実施例では緩衝沸酸により行ったが、プラズマ
アシストエッチングのような他のエッチング方法も使用
できる。本実施例では、東京応化製OEBR1000電
子ビームレジスト5を使用したが、PMMAのような種
々のレジストを使用できる。また本実施例では、電子ビ
ームによりレジストを露光したが、フォーカス・イオン
ビーム露光を用いることもできる。また本実施例では、
ゲート電極はTi/Auにより形成したが、Ti/Pt
/AuまたはMo/Ti/Pt/Auのような他の金属
系により形成できる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、従来技術における2回の露光
および厚いレジスト層での電子ビームの広がりの問題を
回避している。従って、本発明によれば、0.150ミ
クロンよりも小さいゲート長のT型ゲート電極の作製が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のT型ゲート電極の作製方法を説明する
FETの部分断面図である。
【図2】従来技術によるT型ゲート電極の作製方法を説
明するFETの部分断面図である。
【符号の説明】
1 上部マスク膜 2 下部マスク膜 3,22 基板 4 第1の開口 5,21 レジスト 6,24,25 電子ビーム 7 第2の開口 8 ゲート電極 23 フットプリント部 26 上部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)基板を設け、 b)前記基板上に第1の膜と第2の膜とからなるマスク
    膜を堆積し、 c)前記第1の膜のエッチング速度が前記第2の膜のエ
    ッチング速度より大きいエッチング液により前記マスク
    膜をエッチングすることにより、前記マスク膜内にアン
    ダーカットされた形状の第1の開口を形成して、前記基
    板を露出し、 d)前記マスク膜の上部および前記基板の露出部上にレ
    ジスト層を形成し、 e)前記第1の開口内にある第2の開口を、前記レジス
    ト層内に形成し、 f)金属膜を真空堆積し、 g)前記第1の開口の外側の前記金属膜部分をリフトオ
    フする、 ことを特徴とするT型ゲート電極の作製方法。
  2. 【請求項2】前記第1の膜は、組成が主にシリコンと酸
    素である膜よりなり、前記第2の膜は、組成が主にシリ
    コンと窒素である膜よりなることを特徴とする請求項1
    記載のT型ゲート電極の作製方法。
JP6129981A 1994-06-13 1994-06-13 T型ゲート電極の作製方法 Expired - Fee Related JP2626558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6129981A JP2626558B2 (ja) 1994-06-13 1994-06-13 T型ゲート電極の作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6129981A JP2626558B2 (ja) 1994-06-13 1994-06-13 T型ゲート電極の作製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07335671A JPH07335671A (ja) 1995-12-22
JP2626558B2 true JP2626558B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=15023215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6129981A Expired - Fee Related JP2626558B2 (ja) 1994-06-13 1994-06-13 T型ゲート電極の作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2626558B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100240880B1 (ko) * 1997-08-16 2000-01-15 윤종용 반도체 장치의 게이트 전극 형성 방법
CN113237932B (zh) * 2021-05-07 2023-09-19 中国工程物理研究院电子工程研究所 一种对电极型纳米电学传感器的制备方法
CN114496764B (zh) * 2022-04-01 2022-07-26 深圳市时代速信科技有限公司 一种半导体器件及其制备方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55105326A (en) * 1979-02-07 1980-08-12 Matsushita Electronics Corp Manufacturing method of electrode of semiconductor device
JPH0630361B2 (ja) * 1984-09-21 1994-04-20 富士通株式会社 パターン形成方法
JPH04368135A (ja) * 1991-06-14 1992-12-21 Mitsubishi Electric Corp T型パターン形成方法
JPH06120128A (ja) * 1992-10-07 1994-04-28 Sony Corp パターン形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07335671A (ja) 1995-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0818810B1 (en) Method of fabricating high beta HBT devices
US7915106B2 (en) Method of fabricating T-gate
JP2626558B2 (ja) T型ゲート電極の作製方法
JPH05206025A (ja) 微細加工方法
JPS6155969A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS61220375A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS63137481A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS63273363A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS625667A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0684950A (ja) 電界効果トランジスタの製造方法
JPH04360543A (ja) 化合物半導体装置の製造方法
JPS6390171A (ja) 電界効果トランジスタの製造方法
JP2503667B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH02191348A (ja) 半導体装置用電極の形成方法
JPS6146074A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2655497B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS62177973A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2803112B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS58209125A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6246577A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH01100974A (ja) 半導体装置の電極形成方法
JP2000243758A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH05211173A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0327536A (ja) 電界効果トランジスタの製造方法
JPS6353924A (ja) 粒子ビ−ム露光用位置合せマ−ク

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970218

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees