JP2625656B2 - 幕収納装置 - Google Patents

幕収納装置

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JP2625656B2
JP2625656B2 JP15056495A JP15056495A JP2625656B2 JP 2625656 B2 JP2625656 B2 JP 2625656B2 JP 15056495 A JP15056495 A JP 15056495A JP 15056495 A JP15056495 A JP 15056495A JP 2625656 B2 JP2625656 B2 JP 2625656B2
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武 坂根
哲雄 郷田
正剛 中村
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小川テント株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、幕例えばエアードー
ム天井から吊り下げた仕切り幕を、収納するための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンサート、イベント、運動競技
或はそのほかの種々の用途に対応できる建造物として、
エアードームが注目されている。エアードームの内部空
間は、その用途目的に応じて、天井から吊り下げた幕で
仕切られる。
【0003】幕を吊下げ或は収納する手段としては、幕
ドラムを上昇或は下降させながら、幕を、幕ドラムから
巻き戻して吊り下げ或は幕ドラムに巻き取って収納する
ものがある。また別の手段としては、幕ドラムを床に置
いた状態で、幕を、幕ドラムから巻き戻しながら上昇さ
せて吊り下げ、或は、幕を、下降させながら幕ドラムに
巻き取るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら吊り下げ
た幕の長さは30〜50Mと長尺になるので、幕を巻き
戻し或は巻き取りながら、幕ドラムを上昇或は下降させ
るには大きな動力が必要となる。また長尺な幕を、下降
させながら床上の幕ドラムに巻き取る場合には、幕が床
とすれないように幕の弛みをなくしつつ、幕を巻き取る
ので、巻取作業に時間を要する。
【0005】この発明は、より小さな動力でより迅速に
幕の収納を行なえる幕収納装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、第一の水平方向に延在させて幕
の収納スペース上方に設けたハンガーと、第一の水平方
向と交差する第二の水平方向において左寄りの位置でハ
ンガー上方に設けた第一のガイドと、第二の水平方向に
おいて右寄りの位置でハンガー上方に設けた第二のガイ
ドと、第二の水平方向における第一及び第二のガイドの
位置移動を制御するガイド移動機構とを備え、ガイド移
動機構は、第一及び第二のガイドを、第二の水平方向に
おいて左側から右側に向けて移動させて、第一及び第二
のガイドの間に垂下させた幕を、第一のガイドで支持
し、幕が第二の水平方向においてハンガーよりも右側の
収納スペースに落下する位置で、第一のガイドを停止さ
せると共に、幕の落下を妨げない位置に、第二のガイド
を退避停止させる第一動作と、第一及び第二のガイド
を、第二の水平方向において右側から左側に向けて移動
させて、第一及び第二のガイドの間に垂下させた幕を、
第二のガイドで支持し、幕が第二の水平方向においてハ
ンガーよりも左側の収納スペースに落下する位置で、第
二のガイドを停止させると共に、幕の落下を妨げない位
置に、第一のガイドを退避停止させる第二動作とを、交
互に、行なう機構であることを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成によれば、ガイド移動機構は、
第一動作及び第二動作を交互に行う。第一動作にあって
は、第一及び第二のガイドの間に垂下せしめた幕を、第
一のガイドで支持して、第二の方向において右側へと振
って、幕をハンガーよりも右側の収納スペースに落下さ
せる。第二動作にあっては、第一及び第二のガイドの間
に垂下せしめた幕を、第二のガイドで支持して、第二の
方向において左側へと振って、幕をハンガーよりも左側
の収納スペースに落下させる。
【0008】従って第一及び第二動作を交互に繰り返す
ことにより、幕は左右に振られるのでつづら折り状に折
り重なってハンガー上に積層してゆく。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を概略的に
示す要部断面図である。同図においては、第二の水平方
向Yに沿って取った断面であって後述する図2のI−I
線に沿って取った断面に対応する断面を示す。
【0010】同図に示す幕収納装置10は、第一の水平
方向Xに延在させて幕の収納スペース12上方に設けた
ハンガー14と、第一の水平方向Xと交差する第二の水
平方向Yにおいて左寄りの位置でハンガー14上方に設
けた第一のガイド16と、第二の水平方向Yにおいて右
寄りの位置でハンガー14上方に設けた第二のガイド1
8と、第二の水平方向Yにおける第一及び第二のガイド
16及び18の位置移動を制御するガイド移動機構20
とを備える。ここでは、第二の水平方向Yを第一の水平
方向Xと直交する方向とし、図1にあっては、図の紙面
に垂直な方向を第一の水平方向Xとして示した。
【0011】ガイド移動機構20は、以下に述べる第一
動作と第二動作とを、交互に、行なう機構である。
【0012】第一の動作では、第一及び第二のガイド1
6及び18を、第二の水平方向Yにおいて左側から右側
に向けて移動させて、第一及び第二のガイド16及び1
8の間に垂下させた幕を、第一のガイド16で支持し、
幕が第二の水平方向Yにおいてハンガー14よりも右側
の収納スペース12Rに落下する位置(幕落とし位置R
1)で、第一のガイド16を停止させると共に、この幕
の落下を妨げない位置(退避位置R2)に、第二のガイ
ド18を退避停止させる。
【0013】図中の位置に限定されるものではないが、
幕落とし位置R1に停止させた第一のガイド16の例
と、退避位置R2に停止させた第二のガイド18の例と
を、点線丸で示す。
【0014】また第二の動作では、第一及び第二のガイ
ド16及び18を、第二の水平方向Yにおいて右側から
左側に向けて移動させて、第一及び第二のガイド16及
び18の間に垂下させた幕を、第二のガイド18で支持
し、幕が第二の水平方向Yにおいてハンガー14よりも
左側の収納スペース12Lに落下する位置(幕落とし位
置L1)で、第二のガイド18を停止させると共に、こ
の幕の落下を妨げない位置(退避位置L2)に、第一の
ガイド16を退避停止させる。
【0015】図中の位置に限定されるものではないが、
幕落とし位置L1に停止させた第二のガイド18の例
と、退避位置L2に停止させた第一のガイド16の例と
を、点線丸で示す。
【0016】ここでは、ガイド移動機構20は揺動機構
であって、第一の水平方向Xを軸線方向として収納スペ
ース12下側に配置した回転軸22と、回転軸22を正
転及び逆転させる駆動装置24と、第一のガイド16を
回転軸22に連結する第一の揺動アーム26と、第二の
ガイド18を回転軸22に連結する第二の揺動アーム2
8とを有する。
【0017】そして第一の揺動アーム26の一方の端部
を回転軸22に取り付けると共に、第一の揺動アーム2
6の他方の端部を第一のガイド16に取り付ける。さら
に第二の揺動アーム28の一方の端部を回転軸22に取
り付けると共に第二の揺動アーム28の他方の端部を第
二のガイド18に取り付け、これら第一及び第二の揺動
アーム26及び28を、第二の水平方向Yにおいて収納
スペース12を挟んで、対向配置する。
【0018】さらに第一の揺動アーム26を、回転軸2
2及び第一のガイド16の間で、第二の水平方向Yにお
いて左側に凸となるように湾曲させると共に、第二の揺
動アーム28を、回転軸22及び第二のガイド18の間
で、第二の水平方向Yにおいて右側に凸となるように湾
曲させ、この湾曲により、第一及び第二の揺動アーム2
6及び28が、収納スペース12への幕の収納を、妨げ
るのを防止する。
【0019】さらにこの実施例の幕収納装置10は、ハ
ンガー14、第一のガイド16、第二のガイド18及び
ガイド移動機構20が取り付けられる台車30を備え
る。台車30は、キャスター32とキャスター32上に
設けられた台枠34とを有する。
【0020】図2及び図3はこの発明の一実施例の装置
構成を概略的に示す要部斜視図である。図2には第一の
水平方向Xにおける一方の端部の側及び中央部の部分の
装置要部の構成を、図3には第一の水平方向Xにおける
他方の端部の側の部分の装置要部の構成を示す。
【0021】ここでは、図1〜図3にも示すように、第
一の水平方向Xに延在させた第一の枠部材34aと、第
二の水平方向Yに延在させた第二の枠部材34bとを任
意好適に組み合わせ結合して、第一の水平方向Xに長尺
な台枠34を構成する。
【0022】この台枠34とハンガー14との間に収納
スペース12を置いて、台枠34上方に、ハンガー14
を配置する。そしてハンガー14を、第一の水平方向X
に延在させ、支持脚36を介し台枠34に位置決め固定
する。
【0023】またガイド移動機構20の回転軸22を、
第一の水平方向Xに延在させ、軸受け38を介し台枠3
4に位置決め固定する。回転軸22の軸線方向を第一の
水平方向Xに平行となして、回転軸22を、その軸線回
りの回転自在に、位置決め固定する。
【0024】ガイド移動機構20の駆動装置24は、電
動式シリンダ40及び連結部材42を有し、さらに電動
式シリンダ40はピストン40a及びシリンダ本体40
bを有する。ピストン40aの一端の側をシリンダ本体
40bから突出させるようにして、ピストン40aの他
端の側をシリンダ本体40bに嵌め込んであり、シリン
ダ本体40bに電力を供給すると、シリンダ本体40b
は、ピストン40aをピストン40aの軸線方向に往復
動させる。
【0025】そしてシリンダ本体40bを、ピストン4
0aの軸線が第一の水平方向Xに平行な軸46の軸回り
に回転自在となるように、台枠34に取り付ける。図示
例では、支持脚44を台枠34に突設し、シリンダ本体
40bを軸46を介し支持脚44に回転自在に取り付け
ている。さらに連結部材42の一端の側を回転軸22に
固定し、連結部材42の他端の側とピストン40aの突
出端部とを、第一の水平方向Xに平行な軸48の軸回り
に回転自在となるように、連結する。
【0026】このように台枠34と回転軸22との間
に、電動式シリンダ40及び連結部材42を取り付ける
ことによって、ピストン40aの往復動に応じて、回転
軸22を正転或は逆転させることができる。図示例で
は、ピストン40aがシリンダ本体40bから突出する
長さが長くなる方向に、ピストン40aをその軸線方向
に動かすことによって、回転軸22を正転させ、またピ
ストン40aがシリンダ本体40bから突出する長さが
短くなる方向に、ピストン40aをその軸線方向に動か
すことによって、回転軸22を逆転させる。尚、図2中
の符号Bは電動式シリンダ40bの動作を制御するため
のスイッチ類例えばON・OFFスイッチやピストンの
往復速度を調整するためのつまみ等を設けた操作箱、C
は電源コードを示す。
【0027】また第一及び第二の揺動アーム26及び2
8の一方の端部を、一体に結合して、これらアームの結
合部を回転軸22に固定する。そして第一及び第二のガ
イド16及び18を、第一及び第二の揺動アーム26及
び28の他方の端部に取り付け、従って第一及び第二の
ガイド16及び18をガイド移動機構20を介して台枠
34に取り付けている。
【0028】回転軸22を正転させることにより、第一
及び第二のガイド16及び18を幕落とし位置R1及び
退避位置R2に移動させ、また回転軸22を逆転させる
ことにより、第一及び第二のガイド16及び18を幕落
とし位置L1及び退避位置L2に移動させることができ
る。
【0029】さらにこの実施例では、幕受け50を、幕
の収納スペース12の下方に配置して、台車30に取り
付ける。ここでは幕受け50を、収納スペース12と台
枠34との間に配置し、支持脚52を介して台枠34に
固定する。
【0030】そして第一の水平方向Xにおいて、幕受け
50の左端部50a、右端部50bを台車30の左端部
30a、右端部30bから伸縮自在に延出させる。
【0031】幕受け50の左端部50aは、台車右端部
30bから台車左端部30aに向かう方向X1(方向X
1は第一の水平方向Xと平行な方向である)への伸長
と、台車左端部30aから台車右端部30bに向かう方
向X2(方向X2は第一の水平方向Xと平行である)へ
の縮退とが自在な構造となっている。幕受け左端部50
aを、X1方向へ伸長させることにより台車左端部30
aから突出する位置V1に位置決めし、またX2方向へ
縮退させることにより台車左端部30aとほぼ同じ面位
置V2若しくは台車左端部30aよりも引っ込んだ位置
V2に位置決めすることができる。
【0032】幕受け50の右端部50bは、台車左端部
30aから台車右端部30bに向かう方向X2への伸長
と、台車右端部30bから台車左端部30aに向かう方
向X1への縮退とが自在な構造となっている。幕受け右
端部50bを、X2方向へ伸長させることにより台車右
端部30bから突出する位置W1に位置決めし、またX
1方向へ縮退させることにより台車右端部30bとほぼ
同じ面位置W2若しくは台車右端部30bよりも引っ込
んだ位置W2に位置決めすることができる。
【0033】同様に、第一の水平方向Xにおいて、ハン
ガー14の左端部14a、右端部14bを台車30の左
端部30a、右端部30bから伸縮自在に延出させる。
【0034】ハンガー14の左端部14aは、台車右端
部30bから台車左端部30aに向かう方向X1への伸
長と、台車左端部30aから台車右端部30bに向かう
方向X2への縮退とが自在な構造となっている。ハンガ
ー左端部14aを、X1方向へ伸長させることにより台
車左端部30aから突出する位置V1に位置決めし、ま
たX2方向へ縮退させることにより台車左端部30aと
ほぼ同じ面位置V2若しくは台車左端部30aよりも引
っ込んだ位置V2に位置決めすることができる。
【0035】ハンガー14の右端部14bは、台車左端
部30aから台車右端部30bに向かう方向X2への伸
長と、台車右端部30bから台車左端部30aに向かう
方向X1への縮退とが自在な構造となっている。ハンガ
ー右端部14bを、X2方向へ伸長させることにより台
車右端部30bから突出する位置W1に位置決めし、ま
たX1方向へ縮退させることにより台車右端部30bと
ほぼ同じ面位置W2若しくは台車右端部30bよりも引
っ込んだ位置W2に位置決めすることができる。
【0036】また第一の水平方向Xにおける台車30の
長さ(台車左端部30a、台車右端部30bの離間距
離)L1 は、収納スペース12に収納する幕の幅L2
りも短くし(後述する幕のオーバーラップ分ΔLを考慮
して、L1 ≦L2 −ΔLとする)、伸長させたときの位
置決め位置V1、W1の離間距離は、幕幅L2 と同程度
かそれよりも若干長くする。
【0037】ここで、複数の短冊状の幕を幕幅方向に並
列配置して天井から垂下させ、かつ、幕幅方向において
隣接する幕の端部を長さΔLずつオーバーラップさせる
場合を考える。この場合、複数の幕収納装置10を各幕
の配置位置に対応させて幕幅方向に並列配置し、これら
幕収納装置10に収納されている幕を天井へと吊り上
げ、或は、幕を天井から降下させて幕収納装置10に収
納することになる。
【0038】幕を天井へ吊り上げる作業や幕を天井から
降下させて収納する作業を行なうときは、ハンガー左端
部14a、ハンガー右端部14b、幕受け左端部50a
及び幕受け右端部50bをそれぞれ伸長させた状態で、
幕を幕幅方向全体にわたって、ハンガー14及び幕受け
50により支持して、幕の折れ曲がりを防止する。
【0039】幕を天井へ吊り上げる作業を終了したとき
は、ハンガー左端部14a、ハンガー右端部14b、幕
受け左端部50a及び幕受け右端部50bをそれぞれ縮
退させる。台車30の長さL1 をL1 ≦L2 −ΔLとし
ているので、隣接する台車端部が互いに緩衝することな
く台車30を幕の鉛直下方に整然と並べることができ美
観を損ねない。ハンガー左端部14a、ハンガー右端部
14b、幕受け左端部50a及び幕受け右端部50bを
伸長させた状態では、台車30を幕の鉛直下方からずら
して並べなければならず雑然としてしまう。
【0040】図4及び図5はこの実施例の動作の説明に
供する図である。図4にあっては第一及び第二のガイド
16及び18を幕落とし位置R1及び退避位置R2に停
止させた状態を、また図5にあっては第二及び第一のガ
イド18及び16を幕落とし位置L1及び退避位置L2
に停止させた状態を示してある。
【0041】幕54を収納する場合には、例えば、次の
ようにすれば良い。まず天井から垂下させた幕54の端
部54aを、第一及び第二のガイド16及び18の間に
挿通させてハンガー14の左側の収納スペース12Lに
落とし込む。
【0042】次に、ガイド移動機構20を動作させて、
回転軸22の正転及び逆転を交互に行う。回転軸22を
正転させて、第一及び第二のガイド16及び18を移動
させ、これらガイド16及び18が幕落とし位置R1及
び退避位置R2に達したら、これらガイド16及び18
の移動を停止する。このとき幕54は第一のガイド16
で支持され案内されてハンガー14の右側の収納スペー
ス12Rに落ちる。
【0043】幕54が右側の収納スペース12Rに適当
量落ちた時点で、ガイド移動機構20は、回転軸22を
逆転させ、第二及び第一のガイド18及び16を移動さ
せ、これらガイド18及び16が幕落とし位置L1及び
退避位置に達したら、これらガイドの移動を停止させ
る。このとき幕54は第二のガイドで支持され案内され
てハンガー14の左側の収納スペース12Lに落ちる。
幕54が左側の収納スペース12Lに適当量落ちた時点
で、ガイド移動機構20は、回転軸22を正転させ、以
後、幕の降下を継続的に行ないながら、回転軸22の逆
転及び正転を繰り返し行なって、幕54を収納スペース
12L及び12Rにつづら折り状に収納する。
【0044】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、請
求項1の発明によれば、第一及び第二のガイドの間に垂
下せしめた幕を、右側に振ってハンガー右側の収納スペ
ースに落下させる第一動作と、第一及び第二のガイドの
間に垂下せしめた幕を左側に振ってハンガー左側の収納
スペースに落下させる第二動作とを、交互に、行なうの
で、幕をつづら折り状に折り重ねてハンガー上に堆積さ
せることができる。
【0045】幕を垂下させているので、幕を左右に振る
のに要する動力は小さくて済む。しかも幕を左右に振っ
て、ハンガーの左右の収納スペースに幕を収納するの
で、幕の収納を迅速に行なえる。
【0046】さらにつづら折りになった幕の左右の折り
返し部分には、これら折り返し部分の間をハンガーで支
えているので、荷重がほとんどかからず、従って折り返
し部分に折りしわが生ずるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の要部構成を概略的に示す
断面図である。
【図2】この発明の一実施例の要部構成を概略的に示す
斜視図である。
【図3】この発明の一実施例の要部構成を概略的に示す
斜視図である。
【図4】実施例の動作の説明に供する断面図である。
【図5】実施例の動作の説明に供する断面図である。
【符号の説明】
10:幕収納装置 12:収納スペース 12L:ハンガー左側の収納スペース 12R:ハンガー右側の収納スペース 14:ハンガー 16:第一のガイド 18:第二のガイド 20:ガイド移動機構

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の水平方向に延在させて幕の収納ス
    ペース上方に設けたハンガーと、前記第一の水平方向と
    交差する第二の水平方向において左寄りの位置で前記ハ
    ンガー上方に設けた第一のガイドと、前記第二の水平方
    向において右寄りの位置で前記ハンガー上方に設けた第
    二のガイドと、前記第二の水平方向における前記第一及
    び第二のガイドの位置移動を制御するガイド移動機構と
    を備え、 該ガイド移動機構は、 前記第一及び第二のガイドを、第二の水平方向において
    左側から右側に向けて移動させて、前記第一及び第二の
    ガイドの間に垂下させた幕を、第一のガイドで支持し、
    前記幕が第二の水平方向においてハンガーよりも右側の
    収納スペースに落下する位置で、前記第一のガイドを停
    止させると共に、該幕の落下を妨げない位置に、前記第
    二のガイドを退避停止させる第一動作と、 前記第一及び第二のガイドを、第二の水平方向において
    右側から左側に向けて移動させて、前記第一及び第二の
    ガイドの間に垂下させた幕を、第二のガイドで支持し、
    前記幕が第二の水平方向においてハンガーよりも左側の
    収納スペースに落下する位置で、前記第二のガイドを停
    止させると共に、該幕の落下を妨げない位置に、前記第
    一のガイドを退避停止させる第二動作とを、交互に、行
    なう機構であることを特徴とする幕収納装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の幕収納装置において、 ガイド移動機構は、第一の水平方向を軸線方向として収
    納スペース下側に配置した回転軸と、該回転軸を正転及
    び逆転させる駆動装置と、第一のガイドを前記回転軸に
    連結する第一の揺動アームと、第二のガイドを前記回転
    軸に連結する第二の揺動アームとを有し、 前記第一の揺動アームの一方の端部を前記回転軸に取り
    付けると共に前記第一の揺動アームの他方の端部を前記
    第一のガイドに取り付け、 前記第二の揺動アームの一方の端部を前記回転軸に取り
    付けると共に前記第二の揺動アームの他方の端部を前記
    第二のガイドに取り付け、 該第一及び第二の揺動アームを、第二の水平方向におい
    て収納スペースを挟んで、対向配置することを特徴とす
    る幕収納装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の幕収納装置において、 ハンガー、第一及び第二のガイド、及び、ガイド移動機
    構が取り付けられる台車を備えることを特徴とする幕収
    納装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の幕収納装置において、 幕の収納スペース下方に配置される幕受けと、ハンガ
    ー、第一及び第二のガイド、ガイド移動機構及び幕受け
    が取り付けられる台車とを備え、 第一の水平方向において、幕受け端部及びハンガー端部
    を台車から伸縮自在に延出させて成ることを特徴とする
    幕収納装置。
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