JPH078705B2 - 可撓性ケーブルの貯留装置 - Google Patents

可撓性ケーブルの貯留装置

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JPH078705B2
JPH078705B2 JP31159786A JP31159786A JPH078705B2 JP H078705 B2 JPH078705 B2 JP H078705B2 JP 31159786 A JP31159786 A JP 31159786A JP 31159786 A JP31159786 A JP 31159786A JP H078705 B2 JPH078705 B2 JP H078705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
base
shape
storage device
floor
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP31159786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63160983A (ja
Inventor
修武 三木
康生 大築
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Kawasaki Jukogyo KK
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Publication date
Application filed by Kansai Electric Power Co Inc, Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kansai Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、電力を供給したり電気信号を伝送する可撓性
ケーブルを貯留するための装置に関する。
本件明細書中、用語「長手体」は、長尺体であつて、ケ
ーブルを意味する。
背景技術 このような可撓性長手体を、水平面内で8の字状に積み
重ねて貯留する装置は知られている。長手体を8の字状
に積み重ねることによつて、長手体の貯留、および引出
し供給を円滑に行なうことができ、また在来のリールに
巻付ける構造におけるブラシとスリツプリング、または
回転管継ぎ手などを必要としないという優れた利点が発
揮される。
発明が解決すべき問題点 このような長手体を8の字状に積み重ねる先行技術で
は、積み重ねられる長手体の8の字状の交差位置が、そ
の真上に順次的に重ねられる。したがつて多量の長手体
が貯留されたとき、その交差位置が盛上がつて他の部分
の2倍の高さになり、同じ高さのスペースに積み重ねら
れるケーブルの量が減じ、積み重ねられたケーブルの姿
勢が不安定となつて、崩れやすくなる。さらに8の字状
の交差位置でケーブルが連続して積み重ねられ、通電に
よる発熱が発散せずケーブルの被覆が劣化する。したが
つて、多量の長手体を貯留することができない。
本発明の目的は、多量の可撓性ケーブルを安定な姿勢で
貯留することができるようにし、しかもそのケーブルか
らの発熱が発散しやすくなるようにして貯留する可撓性
ケーブルの貯留装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明は、可撓性ケーブルの貯留場所の床の上方に配置
され、水平面内で予め定められた第1方向に移動する基
台と、 基台に設けられ、水平面内で前記第1方向に直交する第
2方向に移動する台車と、 台車に設けられ、ケーブルを一対のローラまたは無端状
ベルトで挟み、該ローラまたは無端状ベルトの少なくと
も一方を回転駆動することによつてケーブルを引張り込
む案内手段と、 基台と台車とを走行駆動してケーブルを貯留場所の床上
に8の字状となるように、また8の字状の上下の交差位
置が仮想上の偏平な無端円弧状ループ28を順次描くよう
に相互にずらして積み重ねて貯留する処理回路とを含む
ことを特徴とする可撓性ケーブルの貯留装置である。
作用 本発明に従えば、可撓性ケーブルを8の字状の積み重ね
る際に、その8の字状の交差位置を相互にずらすように
している。したがつて8の字状の交差位置において、可
撓性ケーブルが盛上がつてしまうことが防がれ、8の字
状の上下の交差位置が仮想上の偏平な無端円弧状ループ
28を順次描くように相互にずらすようにする。これによ
つてケーブルを安定な姿勢で、しかも発熱があつてもそ
れを発散して、ケーブルを多量に貯留することができる
ようになる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の斜視図である。貯留場所
1には、床上に下から上に順に8の字状に可撓性ケーブ
ルである長手体2が貯留される。貯留場所1の床の上方
には、4つの支柱3によつて、水平面内で矩形の枠体4
が支持される。枠体4は、一対の平行な支持部材5,6
と、それらの支持部材5,6に連結されるもう1組の対を
なす支持部材7,8とから成る。支持部材5,6には、レール
9,10が取付けられており、このレール9,10には、基台11
の車輪12,13が乗載し、これによつて基台11は、レール
9,10に沿つて、X方向14に移動可能である。このX方向
14の移動は、枠状の基台11に取付けられたモータ15によ
つて行なわれる。基台11には、台車16が乗載される。台
車16は、X方向14に垂直なY方向17に沿つて延びるレー
ル18,19上を車輪20,21が、案内されて走行することがで
きる。台車16に設けられたモータ22は、車輪20,21を駆
動し、これによつて台車16は、Y方向17に走行すること
が可能である。
この台車16上には、長手体2を引張り込み、または引張
り出すための案内手段23が設けられる。この案内手段23
は、長手体2を一対のローラまたは無端状ベルトで挾
み、そのローラまたはベルトの少なくとも一方を回転駆
動することによつて、長手体2をその長手方向に移動
し、これによつて参照符2aで示される部分の長手体を引
張り込んで、貯留場所1に積み重ねることができ、また
貯留場所1に積み重ねられている長手体2を引張り出し
て、供給することができる。
第2図は、第1図に示された実施例の電気的構成を構成
を示すブロツク図である。モータ15,22と案内手段23と
は、マイクロコンピユータなどによつて実現される処理
回路24に接続され、この処理回路24によつて駆動制御さ
れる。
第3図は、貯留場所1の床上に貯留された長手体2の上
方から見た平面図である。長手体2を積み重ねるに当た
つては、処理回路24は、第1図の参照符2aで示される長
手体の部分を、案内手段23によつて台車16の下方に引張
り込むとともに、モータ15,22をX方向14およびY方向1
7に相互に関連づけて駆動する。第3図の参照符2bで示
される位置にある長手体は、基台11と台車16との相互の
X方向14およびY方向17の移動によつて、参照符1,l
2,l3,l4で示されるように、8の字状に順次的に上方に
積み重ねられてゆき、8の字状の各部分1,l2,l3,l4の
交差位置P1,P2,P3,P4は、矢符26で示されるように、順
次的に間隔をあけてずらされる。その後、長手体2は、
8の字状の部分l5,l6,l7.l8を描くように、さらに上方
に順次的に積み重ねられてゆき、それらの交差位置P5,P
6,P7,P8は、矢符26とは逆方向27にずらされてゆく。こ
のようにして、交差位置P1〜P8がずらされて、ケーブル
2が8の字状に積み重ねられることによつて、それらの
交差位置P1〜P8において、長手体2が盛上がつてしまう
ことが防がれる。そのため、長手体の高さが全体にわた
つてほぼ平均した状態で、安定な姿勢となつて積み重ね
られることが可能となる。これらの交差位置P1〜P8は、
矢符26,27を交互に繰返して、仮想上の偏平な無端円弧
状ループを描くように相互にずらされて積み重ねられて
ゆく。
第4図は、本発明の他の実施例の可撓性ケーブルである
長手体2が積み重ねられた状態を示す簡略化した平面図
である。この実施例では、8の字状に積み重ねられる長
手体2の交差位置P1〜P8は、順次的に仮想上の無端円弧
状のループ28を描くようにして、第3回とは逆まわりで
相互にずらされて積み重ねられる。交差位置P8の次に形
成される8の字状の長手体2の部分の交差位置は、交差
位置P1に重なる。このようにして、8の字状に積み重ね
られる長手体の交差位置における高さが、盛上がつてし
まうことが防がれ、全体にわたつてほぼ均一な高さで、
安定に長手体を貯留することができる。
効果 以上のように本発明によれば、可撓性ケーブルを容易に
8の字状に、またその上下の交差位置が仮想上の偏平な
無端円弧状ループを順次描くように相互にずれて配置さ
れるので、長手体がその交差位置において、盛上がつて
高くならず、ほぼ均一の高さで平均に積み重ねられ、安
定な姿勢で、発熱があつてもその熱を発散させ長時間す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は第1図に
示された実施例の電気的構成を示すブロツク図、第3図
は貯留場所1に貯留される長手体2の上方から見た平面
図、第4図は本発明の他の実施例の長手体2の貯留状態
を示す平面図である。 1……貯留場所、2……長手体、11……基台、15,22…
…モータ、16……台車、1〜l8……8の字状の部分、
P1〜P8……交差位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大築 康生 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (56)参考文献 特開 昭61−226473(JP,A) 特開 昭59−117412(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性ケーブルの貯留場所の床の上方に配
    置され、水平面内で予め定められた第1方向に移動する
    基台と、 基台に設けられ、水平面内で前記第1方向に直交する第
    2方向に移動する台車と、 台車に設けられ、ケーブルを一対のローラまたは無端状
    ベルトで挟み、該ローラまたは無端状ベルトの少なくと
    も一方を回転駆動することによつてケーブルを引張り込
    む案内手段と、 基台と台車とを走行駆動してケーブルを貯留場所の床上
    に8の字状となるように、また8の字状の上下の交差位
    置が仮想上の偏平な無端円弧状ループ28を順次描くよう
    に相互にずらして積み重ねて貯留する処理回路とを含む
    ことを特徴とする可撓性ケーブルの貯留装置。
JP31159786A 1986-12-23 1986-12-23 可撓性ケーブルの貯留装置 Expired - Lifetime JPH078705B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31159786A JPH078705B2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23 可撓性ケーブルの貯留装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP31159786A JPH078705B2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23 可撓性ケーブルの貯留装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63160983A JPS63160983A (ja) 1988-07-04
JPH078705B2 true JPH078705B2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=18019158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31159786A Expired - Lifetime JPH078705B2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23 可撓性ケーブルの貯留装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022137660A1 (ja) 2020-12-24 2022-06-30 株式会社フジクラ 収容ユニット及び巻回体

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JP5378139B2 (ja) * 2009-10-07 2013-12-25 株式会社ケイエスエス 糸巻き装置

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JPH0635307B2 (ja) * 1985-03-30 1994-05-11 昭和電線電纜株式会社 ケ−ブル貯線方法

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