JP6495605B2 - 物干し構造 - Google Patents

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Description

本発明は、洗面室内で洗濯物を干すための物干し構造の技術に関する。
従来、洗面室等の室内で洗濯物を干すための物干し構造の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、ワイヤーにより吊り下げられ、昇降自在とされた物干し竿を、天井面に設置される本体内部に収納可能な室内物干し装置が開示されている。物干し竿は、ワイヤーが引き出されることで天井面(本体内部)から下降される。下降された状態の物干し竿には洗濯物が取り付けられる。物干し竿は、乾燥した洗濯物が取り外された後で、ワイヤーが巻き上げられることで上昇されて本体の内部に収納される。
このような室内物干し装置を洗濯機の上方のような機器の設置スペースの上部に配置した場合には、洗濯物を物干し竿に取り付けるときに機器が妨げとなってしまい、洗濯物を干し難くなってしまう可能性ある。
特許第3529714号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、簡単に洗濯物を干すことができる物干し構造を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、洗面室内で洗濯物を干すための物干し部材と、前記物干し部材に前記洗濯物を取り付けるための取付位置と前記物干し部材に取り付けられた前記洗濯物を干すための物干し位置との間で、前記物干し部材を往復移動可能に支持する移動機構と、上下方向を軸方向として前記物干し部材を回動可能に支持する回動機構と、を具備し、前記物干し位置は、前記洗面室に設置された機器の設置スペースの上部に配置され、前記取付位置は、前記物干し位置に比べて前記設置スペース以外のスペースに近い位置に配置されるものである。
請求項2においては、前記取付位置は、前記洗面室の前記設置スペース以外のスペースに配置されるものである。
請求項3においては、前記機器には、洗濯機が含まれ、前記物干し部材は、前記物干し位置に移動された状態において、少なくとも一部が前記洗濯機の上方に配置されるものである。
請求項4においては、前記物干し部材を昇降可能に支持する昇降機構をさらに具備するものである。
請求項5においては、前記移動機構は、前記洗面室の天井に設けられ、前記取付位置から前記物干し位置に亘って形成されるガイド部と、前記ガイド部に沿って往復移動可能に前記物干し部材を支持する支持部材と、を具備するものである。
請求項6においては、前記移動機構は、前記支持部材に取り付けられると共に下端部が下方向に延びるように形成され、前記物干し部材を前記ガイド部に沿って往復移動させるための操作部材をさらに具備するものである。
請求項7においては、複数の前記物干し部材を具備するものである。
請求項8においては、前記設置スペースを換気するための換気手段をさらに具備するものである。
請求項9においては、洗面室内で洗濯物を干すための複数の物干し部材と、前記物干し部材に前記洗濯物を取り付けるための取付位置と前記物干し部材に取り付けられた前記洗濯物を干すための物干し位置との間で、前記物干し部材を往復移動可能に支持する移動機構と、を具備し、前記物干し位置は、前記洗面室に設置された機器の設置スペースの上部に配置され、前記取付位置は、前記物干し位置に比べて前記設置スペース以外のスペースに近い位置に配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、洗濯物を簡単に干すことができる。
請求項2においては、洗濯物をより簡単に干すことができる。
請求項3においては、洗濯機の上方のスペースを有効に活用することができる。
請求項4においては、洗濯物をより簡単に干すことができる。
請求項5においては、簡単な構成で物干し部材を往復移動させることができる。
請求項6においては、物干し部材を簡単に往復移動させることができる。
請求項7においては、多くの洗濯物を干すことができる。
請求項8においては、効率的に洗濯物を乾燥させることができる。
請求項9においては、洗濯物を簡単に干すことができる。また、多くの洗濯物を干すことができる。
本発明の一実施形態に係る物干し構造の平面図。 同じく、背面図。 取付位置に移動された物干し部材を示す平面図。 物干し位置に移動された物干し部材を示す平面図。 本発明の別実施形態に係る物干し構造の平面図。 同じく、背面図。 物干し部材を回動させた状態を示す拡大平面図。
以下の説明においては、図中に記した矢印に従って、上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ定義する。
以下では、本発明の一実施形態に係る物干し構造について説明する。
まず、図1を参照して、物干し構造が採用された洗面脱衣室10の全体的な構成について説明する。
洗面脱衣室10は、図示せぬ浴室と隣接し、洗面室と脱衣室とが一体的に形成された部屋である。洗面脱衣室10の右方には、前記浴室が設けられる。洗面脱衣室10は、四方が複数の壁部(パネル)により囲まれ、平面視略矩形状に形成される。洗面脱衣室10は、前側に配置された前壁部12と、後側に配置された後壁部14と、左側に配置された左壁部16と、右側に配置された右壁部18とにより、前後方向及び左右方向を囲まれて形成される。左壁部16及び右壁部18の後端部には、それぞれ出入口16a・18aが設けられる。出入口16a・18aには図示せぬドアが設けられる。このような洗面脱衣室10には、洗面台22及び洗濯機24が設置される。
洗面台22は、洗面脱衣室10の利用者が顔等を洗うためのものである。洗面台22は、平面視略矩形状に形成される。洗面台22の上面には、洗面ボウルや水栓器具等が設けられる。洗面台22は、前壁部12及び左壁部16に沿うように設置されて洗面脱衣室10の左前部に配置される。洗面台22と後壁部14との間には、人が左右方向に移動可能なスペースが形成される。
洗濯機24は、平面視略矩形状に形成される。洗濯機24は、前壁部12及び右壁部18に沿うように設置されて洗面脱衣室10の右前部に配置される。洗濯機24は、洗面台22の右方に僅かに(利用者が前後方向に通ることができない程度に)スペースを空けて配置される。洗濯機24と後壁部14との間には、人が左右方向に移動可能なスペースが形成される。
このように、洗面脱衣室10の前部のスペースは、機器(洗面台22及び洗濯機24)を設置するためのスペースとして形成される。以下では、このようなスペースを「設置スペースS1」と称する。
また、設置スペースS1と隣接し、人が左右方向に移動可能な洗面脱衣室10の後部のスペースを「移動スペースS2」と称する。
なお、設置スペースS1及び移動スペースS2は、床部から天井20までのスペースである。
次に、図1及び図2を参照して、物干し構造について詳細に説明する。
物干し構造は、物干し部材30、移動機構40、昇降機構50、換気扇60及び窓70を具備する。
物干し部材30は、洗面脱衣室10内で洗濯物を干すためのものである。物干し部材30は、軸線方向を左右方向に向けて配置される略円柱状の部材である。物干し部材30の左右方向の長さは、洗濯機24の左右方向の長さよりも長くなるように形成される。物干し部材30は、洗面脱衣室10の右部に配置される。物干し部材30は、前後方向にスペースを空けて二つ配置される。図1に示す状態において、前側の物干し部材30は、洗濯機24の上方(設置スペースS1の上部)に配置されており、その左右端部が平面視において洗濯機24から左右方向に突出している。また、後側の物干し部材30は、移動スペースS2の上部に配置されている。
移動機構40は、物干し位置P1と取付位置P2との間で物干し部材30を往復移動させるためのものである。移動機構40は、一対のレール42、支持部材44及び操作レバー46を具備する。
なお、物干し位置P1は、物干し部材30に取り付けられた洗濯物を干すための位置であり、設置スペースS1の右上部に配置される(図4参照)。また、取付位置P2は、物干し部材30に洗濯物を取り付けるための位置であり、移動スペースS2の右上部に配置される(図3参照)。すなわち、取付位置P2は、物干し位置P1の後方に配置される。
一対のレール42は、それぞれ角パイプの下面を切り欠いたような形状に形成される。一対のレール42は、それぞれ長手方向を前後方向に向けると共に左右方向に間隔を空けて配置される。左側のレール42は、洗面脱衣室10の左右中途部に配置され、平面視において洗濯機24の左方に配置される。右側のレール42は、洗面脱衣室10の右端部に配置され、平面視において洗濯機24の右方に配置される。一対のレール42は、前端部が設置スペースS1の前後中途部に配置されると共に後端部が移動スペースS2の前後中途部に配置され、設置スペースS1と移動スペースS2とを跨ぐように洗面脱衣室10に設けられる。このような一対のレール42は、天井20に埋め込まれることで天井20に固定される。
支持部材44は、長手方向を左右方向に向けた略四角柱状に形成される。支持部材44は、物干し部材30の上方に配置される。支持部材44は、前後方向に間隔を空けて二つ配置され、後述する昇降機構50を介して前後の物干し部材30をそれぞれ支持する。支持部材44の左端部は、左側のレール42の下方に配置される。支持部材44の右端部は、右側のレール42の下方に配置される。支持部材44は、一対のローラ44aを有する。
一対のローラ44aは、支持部材44の上面の左端部及び右端部にそれぞれ取り付けられ、一対のレール42に沿って前後方向に往復移動可能に構成される。支持部材44は、一対のローラ44aと共に前後方向に往復移動する。一対のローラ44aには、それぞれ図示せぬブレーキ装置が設けられる。一対のローラ44aは、それぞれ前記ブレーキ装置が作動することで回転可能な状態と回転不能な状態とに切り替えられる。
なお、図1、図3、図4、図5及び図7においては、一対のローラ44aを見易くするためにローラ44aの記載を簡略化している。
操作レバー46は、支持部材44を介して物干し部材30をレール42に沿って往復移動させるためのものである。操作レバー46は、前後の支持部材44の右端部にそれぞれ取り付けられる。操作レバー46は、連結部46a及び操作部46bを有する。
なお、図1、図3、図4、図5及び図7においては、説明の便宜上、操作レバー46の記載を省略している。
連結部46aは、軸線方向を略上下方向に向けた略円柱状に形成される。連結部46aの上端部は、支持部材44に中心軸を回転軸として回動可能に取り付けられる。図2に示す状態において、連結部46aの下端部は、物干し部材30の下方に配置される。
操作部46bは、洗濯物を干す作業を行う者(以下、「作業者」と称する)が握って物干し部材30を操作する部分である。操作部46bは、軸線方向を略上下方向に向けた略円柱状に形成される。操作部46bの軸線方向の長さは、連結部46aの軸線方向の長さよりも短くなるように形成される。操作部46bの外径は、連結部46aの外径よりも大きくなるように形成される。操作部46bは、連結部46aの下端部に取り付けられる。操作部46bは、ある程度低い位置(例えば、洗濯機24の上方、かつ作業者が簡単に握れるような位置)に配置される。操作部46bは、連結部46a等を介して一対のローラ44aの前記ブレーキ装置に連結される。
作業者は、このように構成される操作レバー46の操作部46bを握って前後方向に往復移動させることで、支持部材44を前後方向に往復移動させる。これにより、作業者は、物干し位置P1と取付位置P2との間で前後の物干し部材30をそれぞれ往復移動させる。すなわち、移動機構40は、前後の物干し部材30を独立して往復移動可能な構成としている。
また、作業者は、操作レバー46を回動することで前記ブレーキ装置を作動させ、一対のローラ44aを回転可能な状態と回転不能な状態とに切り替える。これにより、作業者は、支持部材44を任意の位置で固定することができる。
昇降機構50は、前後の物干し部材30をそれぞれ昇降(独立して上下方向に移動)させるためのものである。昇降機構50は、前後方向に間隔を空けて二つ配置される。昇降機構50は、前後の支持部材44にそれぞれ設けられ、支持部材44と物干し部材30とを連結する。前後の昇降機構50は、それぞれ回転軸52、ワイヤー54及び操作紐56を具備する。
回転軸52は、軸線方向を左右方向に向けて配置される。回転軸52は、所定の連結部材を介して支持部材44の後側面に相対回転可能に取り付けられる。回転軸52には、三つのドラム52a・52b・52cが取り付けられる。三つのドラム52a・52b・52cは、回転軸52と共に回転するように回転軸52に取り付けられる。三つのドラム52a・52b・52cは、回転軸52の左端部、右端部近傍及び右端部に互いに間隔を空けて配置される。
一対のワイヤー54は、左端部及び右端部近傍のドラム52a・52bにそれぞれ巻き掛けられる。一対のワイヤー54の下端部は、左端部及び右端部近傍のドラム52a・52bから下方向に延びるように形成され、物干し部材30の左部及び右部にそれぞれ固定される。
操作紐56は、右端部のドラム52cに巻き掛けられる。操作紐56の下端部は、右端部のドラム52cから下方向に延びるように形成され、ある程度低い位置(例えば、洗濯機24の上方、かつ作業者が簡単に握れるような位置)に配置される。
作業者は、操作紐56を引っ張って右端部のドラム52cを回転させることによって、回転軸52を介して左端部及び右端部近傍のドラム52a・52bを回転させる。これにより、作業者は、一対のワイヤー54を巻き出して、物干し部材30を下降させる。また、作業者は、物干し部材30を下降させる場合とは反対の方向に操作紐56を引っ張って右端部のドラム52cを回転させることにより、一対のワイヤー54を巻き取って物干し部材30を上昇させる。
図1に示すように、換気扇60は、洗面脱衣室10の右前部に、一対のレール42と干渉しないように配置される。換気扇60は、洗面脱衣室10の天井20に取り付けられる。換気扇60は、作動することで洗面脱衣室10の空気を屋外に排出し、洗面脱衣室10の換気を促進することができるように構成される。
窓70は、正面視略矩形状に形成される。窓70は、前壁部12の右上部に配置される。なお、図2及び図6においては、説明の便宜上、窓70の記載を省略している。
次に、図2、図3及び図4を参照して洗面脱衣室10に洗濯物を干す作業(物干し作業)の手順について説明する。
なお、説明の便宜上、前後の物干し部材30は、物干し作業前の状態において、それぞれ物干し位置P1(設置スペースS1)に配置され、洗濯物が取り付けられていない状態であるものとする(図4参照)。
まず、図2及び図3に示すように、作業者は、操作レバー46の操作部46bを握って後方向に引っ張り、前後の物干し部材30を一対のレール42に沿ってそれぞれ後方向に移動させる。これにより、作業者は、前後の物干し部材30を物干し位置P1から取付位置P2に移動させる。
前後の物干し部材30を移動させた後で、作業者は、操作紐56を引っ張って一対のワイヤー54を巻き出し、前後の物干し部材30をそれぞれ下降させる。そして、作業者は、前後の物干し部材30にそれぞれ洗濯物を取り付ける。
これによれば、作業者は、洗濯機24が妨げにならない移動スペースS2(取付位置P2)で、前後の物干し部材30に洗濯物を取り付けることができる。このため、作業者は、簡単に前後の物干し部材30に洗濯物を取り付けることができる。
また、作業者は、前後の物干し部材30を昇降機構50によって洗濯物を干し易い高さまで下降させることができる。従って、作業者は、簡単に手が届く高さで前後の物干し部材30に洗濯物を取り付けることができる。
また、作業者は、平面視において洗濯機24と隣接する取付位置P2に前後の物干し部材30を移動させて洗濯物を取り付けることにより、洗濯機24から取り出した洗濯物を別の場所に移動させることなく(その場で)、前後の物干し部材30に取り付けることができる。このため、作業者は、効率的に洗濯物を干すことができる。
前後の物干し部材30に洗濯物を取り付けた後で、作業者は、操作紐56を引っ張って一対のワイヤー54を巻き上げ、前後の物干し部材30をそれぞれ上昇させる。そして、図2及び図4に示すように、作業者は、操作部46bを握って前後の物干し部材30を前方向にそれぞれ移動させる。こうして、作業者は、取付位置P2から物干し位置P1に前後の物干し部材30をそれぞれ移動させる。
その後、作業者は、操作レバー46の操作部46bを回動させて一対のローラ44aの前記ブレーキ装置を作動させ、一対のローラ44aを回転不能な状態に切り替える。これにより、作業者は、前後の物干し部材30の前後方向への移動をそれぞれ規制する。こうして、作業者は、前後の物干し部材30に取り付けられた洗濯物を干す。
これによれば、作業者は、物干し位置P1、すなわち、人が行き来不能な設置スペースS1で洗濯物を干すことができる。このため、前後の物干し部材30及び前後の物干し部材30に取り付けられた洗濯物が人の移動の妨げになることを防止することができる。
また、作業者は、洗濯機24の上方のスペースを物干しのためのスペースとして利用することができるため、洗濯機24の上方のスペースを有効に活用することができる。
また、作業者は、前後(複数)の物干し部材30に洗濯物を干すことでより多くの洗濯物を干すことができる。
前後の物干し部材30の移動を規制した後で、作業者は、天気等に応じて換気扇60を作動させたり窓70を開けたりする。これによれば、作業者は、洗面脱衣室10の湿った空気を外部に排出することができると共に、空気の流れを作ることができるため、洗濯物を短時間で乾燥させることができる。
以上により、作業者は、物干し作業を完了する。作業者は、洗濯物が乾いた後で、操作レバー46の操作部46bを回動させて、一対のローラ44aを回転可能な状態に切り替える。そして、作業者は、前後の物干し部材30を取付位置P2に移動させた後で下降させ、前後の物干し部材30から洗濯物を取り込む。その後、前後の物干し部材30をそれぞれ上昇させ、操作レバー46を握って前後の物干し部材30を物干し位置P1にそれぞれ移動させる。
このように、前後の物干し部材30の往復移動を操作レバー46によって操作することで、作業者は、前後の物干し部材30まで手を伸ばすことなく簡単に前後の物干し部材30を往復移動させることができる。
また、移動機構40は、一対のレール42及び支持部材44を具備することで、簡単な構成で物干し部材30を往復移動させることができる。
以上の如く、本実施形態に係る物干し構造は、洗面脱衣室10(洗面室)内で洗濯物を干すための物干し部材30と、前記物干し部材30に前記洗濯物を取り付けるための取付位置P2と前記物干し部材30に取り付けられた前記洗濯物を干すための物干し位置P1との間で、前記物干し部材30を往復移動可能に支持する移動機構40と、を具備し、前記物干し位置P1は、前記洗面脱衣室10に設置された洗面台22及び洗濯機24(機器)の設置スペースS1の上部に配置され、前記取付位置P2は、前記物干し位置P1に比べて移動スペースS2(前記設置スペースS1以外のスペース)に近い位置に配置されるものである。
このように構成することにより、設置スペースS1の上部のスペースを有効に活用することができる。また、洗濯物を簡単に干すことができる。
また、前記取付位置P2は、前記洗面脱衣室10の移動スペースS2に配置されるものである。
このように構成することにより、洗濯物をより簡単に干すことができる。
そして、前記機器には、洗濯機24が含まれ、前記物干し部材30は、前記物干し位置P1に移動された状態において、少なくとも一部が前記洗濯機24の上方に配置されるものである。
このように構成することにより、洗濯機24の上方(洗濯機24と天井20との間)のスペースを有効に活用することができる。
そして、物干し構造は、前記物干し部材30を昇降可能に支持する昇降機構50をさらに具備するものである。
このように構成することにより、洗濯物をより簡単に干すことができる。
そして、前記移動機構40は、前記洗面脱衣室10の天井20に設けられ、前記取付位置P2から前記物干し位置P1に亘って形成されるレール42(ガイド部)と、前記レール42に沿って往復移動可能に前記物干し部材30を支持する支持部材44と、を具備するものである。
このように構成することにより、簡単な構成で物干し部材30を往復移動させることができる。
そして、前記移動機構40は、前記支持部材44に取り付けられると共に下端部が下方向に延びるように形成され、前記物干し部材30を前記レール42に沿って往復移動させるための操作レバー46(操作部材)をさらに具備するものである。
このように構成することにより、物干し部材30を簡単に移動させることができる。
そして、物干し構造は、複数の前記物干し部材30を具備するものである。
このように構成することにより、多くの洗濯物を干すことができる。
そして、物干し構造は、前記設置スペースS1を換気するための換気扇60及び窓70(換気手段)をさらに具備するものである。
このように構成することにより、効率的に洗濯物を乾燥させることができる。
なお、本実施形態に係る洗面脱衣室10は、本発明に係る洗面室の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る洗面台22及び洗濯機24は、本発明に係る機器の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る移動スペースS2は、本発明に係る設置スペース以外のスペースの実施の一形態である。
また、本実施形態に係るレール42は、本発明に係るガイド部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るローラ44aは、本発明に係る移動体の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る操作レバー46は、本発明に係る操作部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る換気扇60及び窓70は、本発明に係る換気手段の実施の一形態である。
以上、本発明の実施形態及び別実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本発明に係る物干し構造においては、図5及び図6に示すように、物干し部材30を回動可能に支持する回動機構80を具備していても構わない。このような回動機構80を具備する物干し構造の構成としては、以下のような構成が考えられる。
移動機構40は、一つのレール42及びローラ44aが取り付けられる支持部材44を具備する。支持部材44の上面とローラ44aとの間には、回動機構80が設けられる。回動機構80は、軸線方向を上下方向に向けて配置されて支持部材44を回動可能に支持する軸部及び当該軸部の回動を規制する規制部等を具備する。図5及び図7に示すように、支持部材44は、回動機構80の前記軸部の回動と共に平面視において回動する。これにより、回動機構80は、前後の物干し部材30をそれぞれ回動させる。作業者は、操作レバー46の操作部46bを操作することで前記規制部を操作して、前記軸部の回動を規制した状態と前記軸部の回動規制を解除した状態とを切り替える。これにより、作業者は、支持部材44(物干し部材30)を任意の向きで固定することができる。
このような回動機構80を具備する物干し構造を用いて物干し作業を行う場合、作業者は、前後の物干し部材30を取付位置P2にそれぞれ移動させた後で(図3参照)前後の物干し部材30をそれぞれ下降させる。図7に示すように、作業者は、操作部46bを操作して前後の物干し部材30を回動可能な状態に切り替えて回動させ、前後の物干し部材30にそれぞれ洗濯物を取り付ける。そして、作業者は、軸線方向が左右方向を向くように前後の物干し部材30を回動させ、操作部46bを操作して回動不能な状態に切り替える。その後、作業者は、前後の物干し部材30を上昇させ、前後の物干し部材30を物干し位置P1までそれぞれ移動させる(図4参照)。
これによれば、作業者は、洗濯物を取り付け易い向きとなるように前後の物干し部材30を回動させることができる。従って、作業者は、簡単に洗濯物を取り付けることができる。
以上の如く、本実施形態に係る物干し構造は、上下方向を軸方向として前記物干し部材30を回動可能に支持する回動機構80をさらに具備するものである。
このように構成することにより、洗濯物をより簡単に干すことができる。
また、本発明に係る移動機構は、乾燥前後の洗濯物の重量差に応じて物干し部材を自動的に移動させるような構成であっても良い。この場合、本発明に係る移動機構は、物干し部材30を後方向に付勢するバネを具備する。前記バネは、洗濯物が乾燥する前の状態(重量が重い状態)である場合に物干し部材30を後方向に移動させることができず、かつ洗濯物が乾燥するにつれて(重量が軽くなるにつれて)物干し部材30を後方向に移動させることできるような、適宜のバネが用いられる。このような構成により、作業者は、物干し作業後に洗濯物が取付位置P2に移動していれば、洗濯物が乾燥していると把握することができる。こうして、作業者は、洗濯物の取り込みのタイミングを(例えば、洗濯物に触れることで乾燥状態を確認する作業を行うことなく)容易に認識することができる。
このような乾燥前後の洗濯物の重量差に応じて物干し部材を自動的に移動させるための構成は、バネに限らず、モータのような駆動源を用いても構わない。
また、本実施形態において、機器は、洗面台22及び洗濯機24であるものとしたが、本発明はこれに限定されるものでなく、収納であっても良い。
また、本実施形態において、物干し位置P1は、洗濯機24の上方に配置されるものとしたが、本発明はこれに限定されるものでなく、洗面台22の上方に配置されていても良い。
また、本実施形態において、取付位置P2は、移動スペースS2に配置されるものとしたが、本発明はこれに限定されるものでない。本発明に係る取付位置は、物干し位置P1よりも洗濯物を取り付け易い位置、すなわち物干し位置P1に比べて移動スペースS2に近い位置に配置されていれば良く、設置スペースS1の後端部に配置されていても良い。
また、本実施形態において物干し部材30は、略円柱状に形成されるものとしたが、本発明に係る物干し部材の形状はこれに限定されるものでなく、略四角柱状に形成されていても構わない。
また、本実施形態において物干し部材30は、洗濯機24の上方に配置されるものとしたが、本発明に係る物干し部材はこれに限定されるものでなく、一部が洗濯機24の上方に配置されると共に他部が洗面台22の上方に配置されていても良い。
また、本実施形態において、移動機構40は、ローラ44aがレール42に沿って往復移動するものとしたが、本発明に係るガイド部及び移動体の構成はこれに限定されるものでない。本発明に係る移動機構のガイド部は、天井20に溝を形成することで構成されていても良い。本発明に係る移動機構の移動体は、摩擦係数が低い板状の部材によって構成されていても良い。
また、本実施形態において、昇降機構50は、一対のワイヤー54を巻き取る又は巻き出すことで物干し部材30を昇降させる構成としたが、本発明に係る昇降機構の構成はこれに限定されるものでない。本発明に係る昇降機構は、パンタグラフによって物干し部材30を昇降させても良い。
また、本実施形態においては、前後の物干し部材30を独立して往復移動及び昇降させるものとしたが、本発明に係る移動機構及び昇降機構の構成はこれに限定されるものでなく、前後の物干し部材30を一体的に往復移動及び昇降させるものであっても良い。
また、本実施形態においては、二つの物干し部材30を具備する構成としたが、本発明はこれに限定されるものでなく、一つの物干し部材30を具備していても、三つ以上の物干し部材30を具備していても良い。
また、実施形態においては、設置スペースS1を換気するための換気扇60及び窓70を具備するものとしたが、本発明に係る換気手段はこれに限定されるものでなく、換気扇及び窓のいずれか一方だけを具備していても良い。
10 洗面脱衣室
24 洗濯機(機器)
30 物干し部材
40 移動機構
P1 物干し位置
P2 取付位置
S1 設置スペース
S2 移動スペース(設置スペース以外のスペース)

Claims (9)

  1. 洗面室内で洗濯物を干すための物干し部材と、
    前記物干し部材に前記洗濯物を取り付けるための取付位置と前記物干し部材に取り付けられた前記洗濯物を干すための物干し位置との間で、前記物干し部材を往復移動可能に支持する移動機構と、
    上下方向を軸方向として前記物干し部材を回動可能に支持する回動機構と、
    を具備し、
    前記物干し位置は、
    前記洗面室に設置された機器の設置スペースの上部に配置され、
    前記取付位置は、
    前記物干し位置に比べて前記設置スペース以外のスペースに近い位置に配置される、
    ことを特徴とする物干し構造。
  2. 前記取付位置は、
    前記洗面室の前記設置スペース以外のスペースに配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の物干し構造。
  3. 前記機器には、洗濯機が含まれ、
    前記物干し部材は、
    前記物干し位置に移動された状態において、少なくとも一部が前記洗濯機の上方に配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の物干し構造。
  4. 前記物干し部材を昇降可能に支持する昇降機構をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の物干し構造。
  5. 前記移動機構は、
    前記洗面室の天井に設けられ、前記取付位置から前記物干し位置に亘って形成されるガイド部と、
    前記ガイド部に沿って往復移動可能に前記物干し部材を支持する支持部材と、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の物干し構造。
  6. 前記移動機構は、
    前記支持部材に取り付けられると共に下端部が下方向に延びるように形成され、前記物干し部材を前記ガイド部に沿って往復移動させるための操作部材をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の物干し構造。
  7. 複数の前記物干し部材を具備する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の物干し構造。
  8. 前記設置スペースを換気するための換気手段をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の物干し構造。
  9. 洗面室内で洗濯物を干すための複数の物干し部材と、
    前記物干し部材に前記洗濯物を取り付けるための取付位置と前記物干し部材に取り付けられた前記洗濯物を干すための物干し位置との間で、前記物干し部材を往復移動可能に支持する移動機構と、
    を具備し、
    前記物干し位置は、
    前記洗面室に設置された機器の設置スペースの上部に配置され、
    前記取付位置は、
    前記物干し位置に比べて前記設置スペース以外のスペースに近い位置に配置される、
    干し構造。
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