JP2625310B2 - シリコンウェハーの製造方法および装置 - Google Patents

シリコンウェハーの製造方法および装置

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JP2625310B2
JP2625310B2 JP4038844A JP3884492A JP2625310B2 JP 2625310 B2 JP2625310 B2 JP 2625310B2 JP 4038844 A JP4038844 A JP 4038844A JP 3884492 A JP3884492 A JP 3884492A JP 2625310 B2 JP2625310 B2 JP 2625310B2
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crucible
silicon wafer
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wafer
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    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
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    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B11/00Single-crystal growth by normal freezing or freezing under temperature gradient, e.g. Bridgman-Stockbarger method
    • C30B11/008Single-crystal growth by normal freezing or freezing under temperature gradient, e.g. Bridgman-Stockbarger method using centrifugal force to the charge

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造技術に係り、
特にシリコン半導体ウェハーを製造する方法及び装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日の半導体集積回路は、圧倒的にシリ
コン元素に基づいている。シリコン基装置は製造される
半導体装置のかなり多くの割合を占める。シリコン基集
積回路を製作する既知の技術は金属−酸化物−半導体
(MOS)技術と一般に言われているものを含む。MO
S技術の実施において、シリコンは基体として使用さ
れ、ドープされた区域が基体中に形成され、種々の層及
び線が基体の上に重なって形成され、集積回路チップを
製作する。
【0003】典型的な半導体集積回路製作方法では、装
置は作られたシリコンウェハー上へ構成される。これら
のウェハーは典型的には形状が平坦であり且つ円形であ
る。ウェハーの直径はおよそ101.6mm(4イン
チ)から203.2mm(8インチ)まで変化してい
る。二三挙げると、ドーピング、移植、蒸着、エッチン
グを含むことができる多数の種々の加工技術を利用する
ことによって、多数の完成されたチップがシリコンウェ
ハー上に形成される。その後、ウェハーは各独立のチッ
プに分離するように切断され、使用のために包装され
る。半導体技術は基体上に形成される各トランジスタの
寸法を減らすために発達し且つ発達し続けている。トラ
ンジスタ、並びにトランジスタを相互連結する線の幾何
形状の減少はシリコンウェハー上で単位面積当りより多
くの装置が製作されることを許している。更に、与えら
れたウェハー上で製作され得るチップの数を増すため
に、より大きなウェハーが製作されることを許す設備及
び方法が発達している。
【0004】シリコン半導体技術はその発端以来かなり
発達しているが、シリコンウェハーの製造技術自体は比
較的あまり発達していない。今日のシリコン半導体ウェ
ハーのほぼ全てはチョクラルスキー(CZ)技術と一般
に言われている既知の結晶成長技術によって製造されて
いる。1920年代位早期に発達したCZ技術は今日で
も依然として好適な技術である。CZ法は高純度多シリ
コン材料のチャンク(塊)が配置されるるつぼを有する
装置を利用する。液体形態のシリコンがるつぼ中に収容
れるように付属のヒーターがシリコン材料を溶融す
る。その後、種結晶を含む細長い軸がるつぼ中へ降下
される。典型的には、種(種材)は液状多シリコンから
単結晶シリコンを成長させるために使用される単結晶シ
リコン材料からなる。細かく制御された方法によって、
軸はゆっくり上昇される。軸がるつぼから引き上げられ
時、液状多シリコン軸に付着し、るつぼから引き上
られる。液状シリコンが冷却し且つ硬化すると、るつ
ぼから外方へ引き上げられた結晶シリコンが得られる。
単結晶シリコン種(種材としての単結晶シリコン)の存
在のため、シリコン材料がるつぼから引き上げられるに
つれて単結晶の結晶成長が起こる。結晶成長過程が終了
した時、単結晶のシリコンの固体円筒体が得られる。次
に、このシリコンの円筒体は切断されて多数の所与の直
径のシリコンウェハーになされる。CZ技術は従来技術
でよく知られており且つS・M・チェ、マグロウヒル、
1988年のVLSI技術で、特にC・W・ピァース著
「結晶成長及びウェハー調製」と題する第1章で詳細に
説明されている。
【0005】CZ技術はシリコンウェハーの生産のため
に充分な技術であるが、それはバッチ式である。更に、
それはこのCZ法をやや非能率的にする多くの不利を有
する。例えば、制御された雰囲気中でるつぼから外方へ
き上げられる軸上へ結晶を成長させるために、かなり
長い作業時間が必要である。典型的な作業時間は、1メ
ートルの長さ及び200mm以上の直径を有するシリコ
ンの円筒体を成長させるためにおよそ一日〜二日であ
る。シリコン円筒体のその後の切断は作業時間を追加す
る。このシリコン円筒体の切断は特殊の切断工具を必要
とし、典型的には材料の50パーセント以上が廃棄され
る結果となる
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、チョクラルス
キー法よりも改良されたシリコン製造技術が望まれるこ
とは理解される。本発明は従来技術のCZ技術の不利の
多くを克服し且つCZ技術の回分式製造方法の代わりに
単一のシリコンウェハーの鋳造物を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】単一のシリコンウェハー
の鋳造装置が説明される。スロット付開口を有する石英
のドラムが測定された量の粒状又は粉末状シリコンを石
英のるつぼ中へ注入するために回転する。るつぼの周り
に配置されたフラッシュヒーターが次に固体シリコンを
溶融し、るつぼ中に溶融シリコンのプールを提供する。
溶融シリコンが所定のレベルに達した時、小出し装置の
開口がその閉鎖位置へ回転される。制御されたガス圧力
を利用して、溶融シリコンは単一のシリコンウェハーを
形成するためにるつぼから回転するウェハーチャック上
に注出される。るつぼは底部にU字形状管を有し、そこ
で溶融シリコンの溜め部はるつぼの内部を室の周囲雰囲
気から絶縁するようにとどまる。
【0008】好適な実施例はウェハーチャックを利用
し、該ウェハーチャックはその上で中心に定在する単結
晶のシリコン種を有する。ウェハーは種から外方で形成
される。凝固後、ウェハーは種から単結晶の形態を再成
長させるように加熱される。好適な技術では、環状レー
ザビームが鋳造されたシリコンウェハーの環状体区域を
溶融するために使用される。
【0009】更に、単一のシリコンウェハーの鋳造及び
シリコン結晶の再成長装置が説明される。スロット付開
口を有する石英ドラムからなる単一シリコンウェハーの
鋳造装置は測定された量の粒状又は粉末状シリコンを石
英るつぼ中へ注入する。るつぼの周りに配置されたフラ
ッシュヒーターが次に固体シリコンを溶融し、溶融シリ
コンのプールをるつぼ中に提供する。溶融シリコンが所
定のレベルに達した時、小出し装置の開口がその閉鎖位
置へ回転される。制御されたガス圧力を利用して、溶融
シリコンは単一のシリコンウェハーを形成するためにる
つぼから回転するウェハーチャック上に注出される。る
つぼは底部にU字形状管を有し、そこで溶融シリコンの
溜め部はるつぼの内部を室の周囲雰囲気から絶縁するよ
うにとどまる。
【0010】或る技術では、ウェハーチャックが、その
上で中心に設定された単結晶シリコン種を有し、ウェハ
ーを鋳造するために使用される。溶融シリコンは圧力制
御されたガスによってるつぼから押出され、シリコンを
種から外方で鋳造チャック上に注出する。凝固後、ウェ
ハーは単結晶組織を種(種材)から再成長(再結晶化)
させるために加熱される。
【0011】好適な技術では、鋳造されたウェハーは再
成長を行うために特殊の石英チャック上に配置される。
種と鋳造されたウェハーの縁とはチャックの高くされた
部分の頂上に静止し且つこの第2のチャック上に真空に
よって保持される。ウェハーの下側の残りの部分はチャ
ックの上方表面上に配置された開口を通される加圧ガス
によってチャック表面から物理的に分離される。環状レ
ーザビームが次に種から外方へシリコンの輪を溶融する
ように使用され、材料を単結晶の形態に再成長させる。
圧力制御されたガスは溶融シリコンがウェハー面の下へ
沈降するのを妨げる。
【0012】
【実施例】半導体の製作で用いる単一のシリコンウェハ
ーを製造する装置及び方法が説明される。以下の説明で
は、本発明の完全な理解を提供するために、特別の形
状、材料、方法等のような多くの特別の細目が述べられ
る。しかしながら、本発明はこれらの特別の細目なしで
実施され得ることは当業者に明らかであろう。他の例で
は、よく知られた方法及び構造は本発明を不必要に不明
瞭にしないために詳細に説明されていない。
【0013】ウェハー鋳造 図1を参照すると、単一のウェハーを鋳造するために溶
融シリコンを注出するための本発明装置10が図示され
ている。装置10は基本的には回転小出し装置(ドラ
ム)11と、るつぼ12と、ヒーター13とからなる。
装置10の回転小出し装置11はその中に収容された粉
末状又は粒状シリコン14を小出しするために利用され
る円筒形状の石英ドラムである。ドラム11の目的は、
粉末状又は粒状シリコン14を貯蔵するため及びシリコ
ン14をるつぼ12中へ小出しするための容器を提供す
ることである。ドラム11のスロット開口15は、ドラ
ム11が回転され且つ開口15が露出された時に制御さ
れた量の粉末状シリコン14がるつぼ12中へ小出しさ
れること許容する。好適な実施例のドラム11は石英
ドラムであり、石英はシリコンの容器として用いるため
によく知られた材料である。ドラム11は平坦な端を有
する円筒状の形状であるが、小出し装置の実際の形状は
設計上の選択事項であることは注目されるべきである。
【0014】好適な実施例のるつぼ12は、その上方端
に拡張されたフランジ付開口20を有し且つその下方端
にU字形状管構造(U字管)21を有する垂直方向に細
長い容器である。このU字管21はるつぼ12の注ぎ口
端として開口25を提供する鋳造ノズルを有する。るつ
ぼ12の設計では、鋳造ノズル22の注ぎ口開口25
は、るつぼ12が垂直方向に立っている時にU字管21
の最下方部分よりも僅かに高い位置に配置される。本発
明のるつぼ12は石英から構成される。石英製品は、典
型的には溶融シリコンを収容する際に遭遇するより高い
温度に耐えると同時に溶融シリコンと相互作用せず且つ
溶融シリコンを汚染しない能力のために好適とされる。
【0015】ヒーター13は粉末状シリコン14を溶融
するために必要な熱エネルギを与えるためにるつぼ12
の垂直方向部分に沿って配置される。多様な加熱装置が
ヒーター13として利用されることができるが、好適な
実施例のヒーター13は、るつぼ12の垂直方向部分の
外側の周りに近接して細長い様態で配置された加熱要素
を有する電気フラッシュヒーターである。
【0016】組立ての際、石英ドラム小出し装置11
が、るつぼ12の上方フランジ付開口20上位置決め
される。摩擦ライニング16がフランジ付領域に沿っ
て設けられ、且つドラム11がライニング16上に密着
係合するように配置される。ドラム11は圧力嵌状態
が小出し装置11とるつぼ12との間に維持されるよう
にるつぼ12に対して密嵌状態で位置決めされる。ライ
ニング16は、石英ドラム11がるつぼ12に関して回
転されるために擦表面を提供する。好適な実施例で
は、テフロン(商標)(テフロンはE.I.デュポン・
ド・ネモアース・アンド・カンパニーの登録商標であ
る)のようなテトラフルオロエチレン重合体がライニン
グ16として使用される。圧力緊密シールを形成するた
めにドラム11をるつぼ12上へ結合する構造は図面に
示されていないが、種々の従来技術の結合装置がこの作
用を与えるために容易に採用され得ることに留意すべき
である。本発明の実施において、るつぼ12は室内で所
定の位置に機械的に保持され、ドラム11は回転軸によ
って所定の位置に機械的に保持される。更に、小出し装
置を回転する装置は、モータのような種々の従来技術の
装置が小出し装置11を回転するために容易に適合され
ることができるので図示されていない。好適な実施例で
は、ドラム11の一端に結合された中心の回転軸18は
ドラム11の回転運動を提供する。
【0017】フランジ付領域20に近接してるつぼ12
の上方部分にガスライン23が結合されており、該ガス
ラインはるつぼ12の内部への開口24を有する。ガス
ライン23の目的は選択されたガスをるつぼの内部領域
へ所定の時間に供給することである。
【0018】動作中、ドラム11は高純度シリコンの粉
末又は粒状体14で満たされる。本発明と共に用いるそ
のようなシリコン材料の1つの例は、ルイジアナ州バト
ンルージのエチル・コーポレーションによって商業的に
分配されているシリコン球状体である。
【0019】バルク・シリコンのドーピングがシリコン
粉末の製造時に行われることができ、又は代替的にドー
ピングがバルク・シリコンの製造後で装置10へのバル
ク・シリコン14の導入前に行われることは理解される
べきである。バルク・シリコン14が小出し装置11中
へ装填されると、装置10全体は選択されたガス周囲雰
囲気中に配置される。種々の不活性ガスが利用されるこ
とができるが、好適な実施例はアルゴンガス周囲雰囲気
を利用する。シリコン14の装填中、スロット付開口1
5は閉鎖位置にある。即ち、スロット15はるつぼの内
部に対面していない。次に、シリコン14が開口15通
してるつぼ12中へ重力で小出しされるように回転ドラ
ム11は回転される。与えられた寸法の開口15に対し
て、小出しされるシリコン14の量は開口15が開いて
維持される時間を制御することによって制御されること
ができる。開口15は開口15を静止した解放位置へ回
転することによって、ドラム11を連続的に回転するこ
とによって、又は前後運動によってシリコン14を小出
しするように作られることができることは注目されるべ
きである。
【0020】シリコン粒状体14がるつぼ12中へ小出
しされる時、ヒーター13はシリコン14を溶融するよ
うに付勢される。溶融シリコン17のプールがるつぼ1
2の底部に形成され始めると、それはその後のシリコン
粉末14を接触によって溶融させる。粒状シリコン14
は所定のレベル26に達するまでるつぼ12中へ小出し
される。この所定のレベル26は開口24より下に位置
決めされる。種々の従来技術の監視技術の1つが溶融シ
リコン17のレベル、特に上方レベル26及び下方閾値
レベル27を監視するために使用される。好適な実施例
は溶融シリコン17のレベルが上方レベル26に達する
時を検出するために光学センサを利用する。溶融シリコ
ン17が鋳造ノズル22の開口25を通して解放される
のを妨げるために、ガス供給部23からの圧力は、ノズ
ル22における外部ガス圧力がノズル22における溶融
シリコンによって加えられる内部圧力を平衡させるに充
分であるように減少される。
【0021】溶融シリコン17が上方レベル26に達す
ると、ドラム11は開口15を閉じるように回転され
る。即ち、開口15はシリコン15がるつぼ12中へ更
に小出しされることができないようにライニング16に
隣接して位置決めされる。レベル26における溶融シリ
コン17のレベル状態で、装置10はいまシリコンウェ
ハーの鋳造状態にある。ガス、好ましくは周囲と同じガ
スがガスライン23によって開口24を通してるつぼ1
2へ供給され、それにより溶融シリコン17のレベルよ
り上のるつぼの区域中の圧力を増加する。この圧力は溶
融シリコン17が開口25から流出する時に連続的に増
加され、そのレベルがレベル26より下に降下する時に
溶融物中の静水頭の損失を補償する。
【0022】数学的な表現では、シリコン粒状体14は
ヒーター13によって提供される熱エネルギの導入のた
めにT(周囲の温度)からT(溶融シリコン17の
温度)への温度変換を受ける。
【0023】Tは、T=T−xC°として確立さ
れ、式中Tはおよそ1412C°であるシリコンの溶
融点であり、xは任意の定数である。Tは、T=T
+yC°として規定され、式中yは任意の定数であ
る。Tはシリコン粒状体14を最小の熱エネルギ入力
で容易に溶融するために1000〜1100C°の温度
範囲に維持される。Tは溶融シリコン17が放出され
た時に迅速な冷却及び凝固を許すためにTよりも10
〜20C°高く維持される。
【0024】図2、図3を参照すると、シリコンウェハ
ーを鋳造するための基本的なチャック30が図示されて
いる。ウェハーチャック30は、いろいろな種類の半導
体加工のためにウェハーをその上に配置するために利用
される種々の従来技術のウェハーチャックと同様であ
る。チャック30は形状が円形である平坦な上方表面3
1を有する。軸32はチャック30の下側から延びてい
る。従来技術では、ウェハーチャックはウェハーのその
後の加工がその上に集積回路装置を製作するために製造
されたシリコンウェハーをその上に配置するために利用
される。本例の場合、チャック30は溶融シリコン17
を鋳造することによってシリコンウェハーをその上に形
成するために利用される。
【0025】図1、図2及び図3を参照すると、るつぼ
12から溶融シリコンを注出する際、鋳造ノズル22
チャック30の中心33の上に配置される。シリコンウ
ェハーを鋳造するために注出が開始される時にチャック
30が回転される。レベル26より上の圧力がるつぼ1
2内で増加される時、溶融シリコン17はノズル22の
開口25から制御可能に押出される。溶融シリコン17
がノズル22から流出すると、ノズル22の位置は図3
で矢線34によって示したようにチャック30の中心3
3から離れる方へ移動される。チャック30の外方周辺
の方へのノズルの相対的運動はチャックを静止したノズ
ルに対して移動することによって又は代替的に装置10
を静止した(しかし回転している)チャック30に対し
て移動することによって達成できることに留意すべきで
ある。チャック30の回転の正確な制御、中心33から
チャック30の周辺の方へのノズルの相対的運動34、
及びノズル22から溶融シリコン17の均一な流量によ
って、ほぼ平らな円形のシリコンウェハーがチャック3
0の上方表面31上に形成される。
【0026】装置10はチャック30上へ鋳造される溶
融シリコン17の一定の所定の量を提供するように設計
され、該量は所望のウェハーの寸法、直径及び厚さに依
存する。設計されたように、鋳造方法は溶融シリコンが
るつぼ中で下方レベル27に達する時に完了される。こ
の点において、溶融シリコン17より上のガス圧力は増
加するのを停止し、それによりシリコン17の流出を停
止する。下方レベル27は溶融シリコン17の障壁を維
持するためにU字管21の上方部分よりも上に維持され
ることは注目されるべきである。即ち、開口25におけ
る周囲のガスはるつぼ(おそらく丁度ノズル22におけ
る以外)へ入らず、それによりるつぼ12の内部を周囲
汚染がないように維持する。必ずしも必要とされない
が、好適な実施例はU字管21の周りに配置された補助
ヒーター19を使用し、残留シリコンを選択された温度
に維持し、それによりU字管中に溶融シリコン障壁
を維持すると同時にこのシリコンを溶融状態に次の鋳造
のための粒状シリコンのその後の小出しのために維持す
る。
【0027】更に、チャック30は溶融シリコンがチャ
ック上で鋳造された時に溶融シリコンを迅速に冷却する
ために若干の形態の冷却構造を設けている。ウェハーチ
ャックを冷却するために流体使用することは従来技術
でよく知られておりチャック30を冷却する上で好適
である。TがTに近いことはチャック30上に鋳造
された時に溶融シリコン17の迅速な凝固を許す。
【0028】図4を参照すると、単一ウェハーを形成す
る別の技術が図示されている。図3のチャック30の代
わりに、別のチャック40が利用される。チャック40
はチャック30と同等であるが、中心の管41は中心の
軸を貫通しており、チャック40の上方表面に開口42
を有する。鋳造加工に先立って、単結晶シリコン種(種
材としての単結晶シリコン)44がチャック40の中心
に配置され、開口42の上に重なる。管41内の真空圧
44をチャック40の表面上の所定の位置に保持さ
せる。次に、鋳造加工が開始する時、ノズル22は最初
に種44外縁45に位置決めされ、ノズル22はチャ
ック40の周辺の方へ外方へ相対的に移動されてほぼ平
坦な円形ウェハーを形成し、該ウェハーはその中心に埋
設された単結晶の種を有する。種の形状はウェハーの形
成に重要ではないが、好適な実施例は溶融シリコンが注
入された時に同心性を提供するために円形の種を用い
る。
【0029】図3のチャック30はウェハーを鋳造する
ために使用されることができるが、図4のチャック40
は本発明と共に使用するために好適である。おそらく、
注入されたシリコンは多シリコン結晶構造を有する。こ
れは商業的に入手可能なシリコン粉末が多シリコンの形
態であるのでそのとおりである。しかしながら、単結晶
のウェハーが基体材料として所望される故に、種44が
鋳造されたウェハーを単結晶の形態に再成長させるため
に使用されることができるように、ウェハーをチャック
40上に形成するために種44を使用することは好適と
される。この再成長を行うための1つの構造は別の見出
しのもとで後で説明される。
【0030】図5を参照すると、同図は室49中の装置
10及びチャック40を示しており、該室49中に周囲
雰囲気が限定される。溶融シリコンは上述した技術に従
って移動する装置10から回転するチャック40上へ鋳
造され、ウェハー50をチャック40上に形成する。
【0031】装置の設計は製造されるシリコンウェハー
の寸法並びに他の加工仕様に依存するが、1つの例の実
施例を以下で説明する。ドラム11は石英材料から製作
され且つ直径8〜10センチメートル(cm)及び幅約
2cmである。ドラム11は外側を精密研磨され、単一
の排出スロット15を有する。ドラム11の一端はドラ
ム11を回転する中心軸18へ結合されている。ドラム
11の他端はシリコン粉末14の補充のための中心供給
管へ結合されている。このようにして、測定された量の
シリコン粉末14が各別々の鋳造物のためにドラム11
を満たすためにドラム11中へ供給されることができ
る。別の構造では、中心供給管の代わりに、開口15が
るつぼの上方唇部の上方の位置へ回転され、そこでシリ
コン粒状体が漏斗形状の供給ホッパを通してこの露出さ
れた開口15中へ供給される。るつぼ12の上方端は直
径2〜3cm及び長さおよそ10cmである。るつぼ1
2は石英から製作され、るつぼ12の上方単とドラム1
1との間に嵌合するライニング16はテフロン(商標)
で作られている。
【0032】ヒーター13はるつぼ12全体をシリコン
の融点より上に保つように設計された電気ヒーターであ
り、およそ1キロワット(kW)のオーダーの電力定格
を有する。補助ヒーター19はU字形状区域中の液状シ
リコン溜め部を液体の形態で維持するためにるつぼ12
のU字形状区域21に隣接して配置されている。アルゴ
ン雰囲気は1気圧又はそれ以下に保たれる。チャック4
0は石英で形成され且つ液体冷却されている。溶融シリ
コン及びるつぼ12中の溶融シリコン17より上の制御
圧力は雰囲気圧力以下の範囲内に調整されている。
【0033】鋳造板30及び(又は)40は従来技術の
ウェハーチャックを作るように用いられた材料で製作さ
れることができるが、石英は好適な実施例では熱衝撃に
耐えるように且つ汚染を減らすように使用される。チャ
ック及び種44の典型的な寸法は200ミリメートル
(mm)のウェハー鋳造物に対してそれぞれ22cm及
び2cmである。
【0034】更に、図面に示されていないが、従来技術
でよく知られた電気光学的センサのような監視装置がる
つぼ12中の溶融シリコンの感知を提供するために容易
に適合されることができる。加えて、他の従来技術のセ
ンサが装置、チャック、及び図5に示したような室と関
連した温度及び圧力を測定するために容易に適合される
ことができる。
【0035】その後、鋳造されたウェハーを再加熱する
ことによって、単結晶構造が生じるようになされること
ができ、再成長が種から外方へ起こる。多様な技術が利
用されることができるが、1つの技術を以下で説明す
る。
【0036】単結晶シリコンの再成長 図6を参照すると、中央部に単結晶シリコン種を有す
るスピン鋳造された多結晶シリコンウェハー50が再成
長ウェハーチャック51の上に置かれた状態で示されて
いる。ウェハーチャック51は図5のウェハーが装置
10及びチャック40を用いて鋳造された後に使用され
る。チャック51は基本的にはチャック40と同様な
形状、構造を有するが、その目的に関しては全く異なる
チャックである。チャック51は石英作られるが、ス
テンレス鋼のような他の材料容易に使用でき。ま
た、チャック51の表面平坦でない。チャック51
の中央部53およびチャック51の周辺54はチャッ
ク51の残りの上表面56よりも僅かに高く隆起してい
る。図5の真空吸引管(真空ライン41と同等である
真空吸引管52は中央部の隆起部分53において開くよ
うにチャック40の軸を貫通している。真空吸引管52
は周辺54に位置して多数の開口を有する周辺通気
伸長している。
【0037】シリコンウェハー50チャック51上に
置くと、種(種材)44が、中央隆起部分53と、真空
吸引管52の真空吸引開口の上に位置する。シリコンウ
ェハー50の縁は隆起した周辺部54上へ配置され
て、周辺部分における真空吸引開口の上に位置する。こ
のため、真空吸引力が働くと、チャック51上の中央部
およびその周辺部でウェハーが保持される。ウェハー
チャック51上に置と、ウェハーのほぼ大部分がチャ
ック51の凹表面56の上に位置づけられる。ウェハー
50の下空間58不活性ガスを噴射するために
複数の開口57が凹表面56に沿って設けられている
【0038】ウェハー50がチャック51上で所定の場
所に保持されると、それは種から始まるようにシリコン
構造を単結晶の形態に再成長させるためにウェハー50
を溶融するように熱源の作用を受ける。再成長のために
多シリコンを溶融するために種々の熱源が利用さること
ができるが、好適な実施例は環状レーザビーム62を利
用する。環状ビーム62は種材領域60から開始し且つ
周辺の方へ半径方向外方向61へ広がる。レーザビーム
62の幅を制御することによって、ウェハー50の溶融
部分の幅が所定の寸法に制御されることができる。環状
レーザビームを利用する技術は従来技術でよく知られて
おり、1つのそのような技術は米国特許第3,865,
564号で説明されている。更に、種から単結晶材料を
成長させるために多結晶シリコンを溶融する技術は従来
技術でよく知られている。
【0039】この技術を教示する多数の刊行物が入手し
得るが、特にその1つは、域溶融、ウイリアム・G・
ファン著、ジョン・ウイリー・アンド・サンズ社、ニュ
ーヨーク、1958年及び1966年である。また、米
国特許第2,852,351号及び同第2,926,0
75号も関連しており、それらは連続域精錬を教示し
ており、更に、「種付け凝固による横方向エピタクシー
を用いるSiO上での大面積単一結晶Siの成長のた
めの改良された技術」、ツァウルほか著、アプライド・
フィジックス・レター、39巻7号、1981年10
月、561〜563頁、並びに「10μm厚多結晶シリ
コン膜の域溶融再結晶での不純物の役割」、メルテン
スほか著、ジャーナル・オブ・アプライド・フィジック
ス63(8)、1988年4月15日、2660〜26
68頁も関連している。
【0040】再結晶処理中、不活性ガスが溶融シリコン
に対する底部支持を提供するために凹んだ区域58中へ
押込まれる。液状シリコンを支持するために区域58中
にこのガス圧力がないと、溶融物質は凹んだ区域58中
へ流れ込むであろう。液状シリコンを支持するために且
つ溶融部分を上方へ泡だたせるように過大でなく緊密に
制御される。再成長処理は図4に示したチャックのよう
な平坦なチャックを用いて行われることができるが、チ
ャック51は液状シリコンと表面56との間に不活性ガ
ス障壁を維持するために好適とされることは理解され
る。チャック51の表面56への溶融シリコンの表面接
触を防止することによって、接触汚染及び結晶欠陥が抑
制され又は防止される。
【0041】再成長処理が完了すると、ウェハー50は
次にチャック51から取外されることができる。この単
一のウェハーは、それが従来技術のCZ法でシリコンブ
ールから切断された後の単一のウェハーと同等である。
CZ法によるように、その後の平面化及び(又は)研磨
は半導体製造のためにウェハーを調製するために必要と
されよう。更に、周辺においてチャック上に静止するシ
リコンの外方縁は所望により除去されることができ、又
はウェハーの取扱い縁部として使用されることができ
る。
【0042】
【発明の効果】従来技術より優れた本発明の利点の若干
を以下で検討する。本発明の1つの利点はCZ法よりも
高い純度を均一に有するシリコン粉末を使用することで
ある。ウェハーはフレッシュな(すなわち、再使用のな
い)シリコンを用いて鋳造されるのに対して、CZ法で
は未使用のシリコンが時には再使用されねばならない。
更に、シリコンの供給は、るつぼ中での保持時間が最小
に保たれるのでCZ法のシリコンよりもはるかに短い時
間の間溶融状態で保持される。CZ法は本質的に回分法
であるのに対して、本発明は単一ウェハー法であり、そ
れはウェハーをはるかに短い時間で製造する。開始から
終了までウェハー製造のこの短縮された時間の全ては汚
染の導入を減らす。加えて、薄切りが必要とされない故
に、本発明は切断のために廃棄されるシリコンを回避す
る。
【0043】このように、単一シリコンウェハーの鋳造
及び単結晶基体へのその再成長を説明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリコン粒状体をるつぼへ供給し且つその後る
つぼから溶融シリコンを注出するための本発明の装置を
示す図。
【図2】単一のシリコンウェハーを形成するために図1
の装置と共に用いられるウェハーチャックを示す図。
【図3】溶融シリコンの注入のために用いられる図2の
チャックの断面図。
【図4】単一のシリコンウエハーを鋳造するために単結
晶シリコン種と共に用いる本発明の真空吸引式チャッ
クを示す図。
【図5】ウェハー製造室中で利用される場合における、
図1に示した装置及び図4に示したウェハーチャック
断面線図。
【図6】図3のチャックを利用して鋳造された硬化した
シリコンウェハーが次にこのチャック上で加熱され、シ
リコンの結晶形態を単結晶種の結晶形態へ変える本発明
の別のウェハーチャックの断面線図。
【符号の説明】
10 鋳造装置 11 回転小出し装置(ドラム) 12 るつぼ 13 ヒーター 14 粉末状又は粒状シリコン 15,20,24,25,42,57 開口 16 ライニング 17 溶融シリコン 18,32軸 21 U字形状管 22,34 ノズル 23 ガスライン 30,40,51 チャック 31 チャックの平坦な上方表面 33,53 チャックの中心(中央部) 41 中心管 44 単結晶シリコン種(種材) 49 室 50 多シリコンウェハー 52 真空ライン 54 チャックの周辺 56 チャックの上表面(上方表面) 58 チャックの凹んだ空間部 60 種材領域 62 環状レーザビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/268 H01L 21/268 Z

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンウェハーを形成するために、回
    転する板体上に溶融シリコンを注出する装置であって、 前記溶融シリコンを保持するるつぼと、 シリコン粒状体を保有するとともに、測定された量の前
    記シリコン粒状体を前記るつぼ中へ小出しするために前
    記るつぼに接続された小出し装置と、 前記るつぼに熱エネルギを与えることにより前記るつぼ
    中の前記シリコン粒状体を溶融させて前記溶融シリコン
    を形成するために前記るつぼに結合されたヒーターとを
    含み、 前記るつぼが、前記シリコンウェハーを形成するために
    前記溶融シリコンを前記るつぼから注出する注出開口を
    有するとともに、前記回転する板体の中心近傍の出発位
    置から前記回転する板体の周囲に向かって外方に可動で
    ある溶融シリコン注出装置。
  2. 【請求項2】 前記るつぼは、前記小出し装置を一端に
    取付け、かつ前記注出開口を他端に配置している請求項
    1に記載された溶融シリコン注出装置。
  3. 【請求項3】 前記小出し装置が回転可能であり、かつ
    スロットを有し、該スロットは該スロットが前記るつぼ
    の内部に対面するように回転された時に前記シリコン粒
    状体を小出しする請求項2に記載された溶融シリコン注
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記小出し装置は、ドラム形状を有する
    請求項3に記載された溶融シリコン注出装置。
  5. 【請求項5】 前記小出し装置が回転する無摩擦表面を
    提供するように、前記るつぼと前記小出し装置との間に
    配置された無摩擦ライニングを更に含む請求項4に記載
    された溶融シリコン注出装置。
  6. 【請求項6】 前記るつぼが、前記小出し装置を有する
    前記端に近接して配置されたガス入口開口を有し、前記
    開口は前記溶融シリコンを前記注出開口から押出すため
    に圧力制御されたガスを前記るつぼ中へ噴射する請求項
    5に記載された溶融シリコン注出装置。
  7. 【請求項7】 前記るつぼおよび小出し装置が、石英で
    形成されている請求項6に記載された溶融シリコン注出
    装置。
  8. 【請求項8】 シリコンウェハーを鋳造するために溶融
    シリコンを回転する板体上に注出する装置において、 その上方端にフランジ付開口を有し且つその下方端に注
    ぎ口開口を有し、前記溶融シリコンを保持するためのる
    つぼと、 前記るつぼの前記下方端がU字形状に造形されており、
    それにより前記注ぎ口開口は前記U字形状の一端を形成
    し、前記るつぼの内部は前記U字形状の他端を形成し、
    更に前記るつぼの最下方部分によって連結され、前記る
    つぼの前記最下方部分中に残る溶融シリコンの溜め部は
    前記注ぎ口開口における周囲ガスが前記るつぼの内部へ
    侵入するのを防止する液体障壁を提供することと、 固体シリコン粒状体を貯蔵しかつ前記シリコン粒状体の
    測定された量を前記るつぼ中へ小出しする小出し装置で
    あって、前記るつぼの前記フランジ付開口に結合された
    小出し装置と、 前記シリコン粒状体が前記るつぼ中へ小出しされた時に
    前記シリコン粒状体を溶融するために前記るつぼの内部
    へ熱エネルギを提供するために前記るつぼに結合された
    ヒーターと、 前記るつぼが前記フランジ付開口に近接して配置された
    ガス入口開口を有し、前記溶融シリコンが前記るつぼ中
    で所定の上方レベルに達した時に前記溶融シリコンより
    上で前記るつぼ中へ圧力制御されたガスを噴射する前記
    開口は前記溶融シリコンを前記注ぎ口開口から押出し、
    それにより前記溶融シリコンは前記回転する板と接触
    する際に凝固して前記シリコンウェハーを形成すること
    とからなる溶融シリコン注出装置。
  9. 【請求項9】 前記小出し装置が回転可能であり且つス
    ロットを有し、該スロットは該スロットが前記るつぼの
    内部に対面するように回転された時に前記シリコン粒状
    体を小出しする請求項8に記載された溶融シリコン注出
    装置。
  10. 【請求項10】 前記小出し装置がドラムであり、かつ
    前記フランジ付開口内で回転する請求項9に記載された
    溶融シリコン注出装置。
  11. 【請求項11】 前記ドラムの回転を容易にするために
    前記フランジ付開口と前記ドラムとの間に配置された無
    摩擦ライニングを更に含む請求項10に記載された溶融
    シリコン注出装置。
  12. 【請求項12】 前記るつぼおよび小出し装置が石英で
    形成されている請求項11に記載された溶融シリコン注
    出装置。
  13. 【請求項13】 シリコンウェハーを鋳造するために溶
    融シリコンを回転する板体上に注出する方法であって、 固体シリコン粒状体を小出し装置からるつぼ中へ小出し
    する段階、 前記固体シリコン粒状体を溶融させるために前記るつぼ
    を加熱する段階、 前記シリコンウェハーを鋳造するために、前記回転する
    板体の中心近傍の出発位置から前記回転する板体の周囲
    に向かって外方に、前記るつぼを相対的に動かすことに
    よって、前記回転する板体上に前記溶融シリコンを注出
    する段階、 以上の各段階からなる溶融シリコン注出方法。
  14. 【請求項14】 シリコンウェハーを鋳造するために回
    転するチャック上に溶融シリコンを注出する方法であっ
    て、 固体シリコン粒状体を回転する小出し装置からるつぼ中
    へ小出しすること、 前記シリコン粒状体を溶融するために前記るつぼを加熱
    すること、 前記溶融シリコンを前記るつぼから押出すために前記溶
    融シリコンより上で前記るつぼ中へ加圧されたガスを噴
    射すること、 前記シリコンウェハーを鋳造するために前記溶融シリコ
    ンを前記チャック上に注出することの各段階からなる溶
    融シリコン注出方法。
  15. 【請求項15】 溶融シリコンが所定のレベルに達し、
    その点において前記シリコン粒状体がもはや小出しされ
    なくなるまで、小出し及び加熱段階がほぼ同時に起こる
    請求項14に記載された溶融シリコン注出方法。
  16. 【請求項16】 中央位置に種材としての単結晶シリコ
    ンを存在させたシリコンウェハーを再結晶化させる装置
    において、 前記シリコンウェハーを載せて支持するチャックと、 記チャック上で前記シリコンウェハーを保持する装置
    と、 前記種材から外方へ向かって前記シリコンウェハーを加
    熱することにより、前記種材の単結晶形態を前記シリコ
    ンウェハーの他の部分へ成長させるためのエネルギービ
    ーム発生装置と、 前記シリコンウェハーの一部が溶融せしめられた時に、
    溶融シリコンの重量に対抗してこれを支えるために前記
    シリコンウェハーの下側にガスを噴射する装置とを含む
    シリコンウェハーの再結晶化装置。
  17. 【請求項17】 前記ウェハー保持装置は、真空吸引力
    を利用して前記チャック上に前記シリコンウェハーを保
    持するようになっている請求項16に記載されたシリコ
    ンウェハーの再結晶化装置。
  18. 【請求項18】 前記エネルギビームがレーザビームで
    ある請求項17に記載されたシリコンウェハーの再結晶
    化装置。
  19. 【請求項19】 前記エネルギビームが環状レーザビー
    ムである請求項17に記載されたシリコンウェハーの再
    結晶化装置。
  20. 【請求項20】 中央位置に種材としての単結晶シリコ
    ンを存在させたシリコンウェハーを再結晶化させる装置
    であって、前記種材から外方へ向かって前記シリコンウ
    ェハーを加熱することにより、前記種材の単結晶形態を
    前記シリコンウェハーの他の部分へ成長させるためにビ
    ーム状エネルギ源が使用される装置において、 前記シリコンウェハーを載せて支持するチャックであっ
    て、局所的に隆起した部分である中央部分および周辺部
    分をその頂面に有し、該隆起した部分の表面上に前記シ
    リコンウェハーが載せられる該チャックと、 前記隆起した表面上に前記シリコンウェハーを保持する
    ために、前記チャック内に配設されて、前記チャックの
    前記隆起した表面に設けられた開口に結合された真空ラ
    インとを有し、 前記チャックが、その頂面における非隆起部分に複数の
    開口を有しており、前記シリコンウェハーの一部が溶融
    せしめられた時に、該溶融部分が前記非隆起部分に接触
    しないように、該開口を通じて前記シリコンウェハーの
    下側にガスが噴射されるようになされているシリコンウ
    ェハーの再結晶化装置。
  21. 【請求項21】 前記チャックは、形状が円形である請
    求項20に記載されたシリコンウェハーの再結晶化装
    置。
  22. 【請求項22】前記チャックが石英で形成されている請
    求項21に記載されたシリコンウェハーの再結晶化装
    置。
  23. 【請求項23】 中央位置に種材としての単結晶シリコ
    ンを存在させて形成したシリコンウェハーを再結晶化さ
    せる方法であって、ビーム状エネルギ源を使用して、前
    記種材から外方へ向かって前記シリコンウェハーを加熱
    することにより、前記種材の単結晶形態を前記シリコン
    ウェハーの他の部分へ広げる方法において、その上面中央部および周辺部に位置する隆起部分を有す
    チャック上に前記シリコンウェハーを配置して、前
    記種材部分を前記隆起部分で直接支持する段階、前記隆起部分に開口を有する真空ラインを通じて作用す
    る真空吸引力を利用して 前記シリコンウェハーを前記チ
    ャック上保持する段階、 前記シリコンウェハーを前記単結晶形態に成長させるた
    めに、前記シリコンウェハーに前記エネルギービーム処
    理を施す段階と、 前記シリコンウェハーに前記エネルギービーム処理を施
    す前および該処理を施している間を通じて、前記シリコ
    ンウェハーと、前記隆起部分以外の前記チャックの上面
    との接触を防ぐために前記シリコンウェハーをその下側
    からガスで支える段階とを含むシリコンウェハーの再
    結晶化方法。
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