JP2624908B2 - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機Info
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- JP2624908B2 JP2624908B2 JP3127297A JP12729791A JP2624908B2 JP 2624908 B2 JP2624908 B2 JP 2624908B2 JP 3127297 A JP3127297 A JP 3127297A JP 12729791 A JP12729791 A JP 12729791A JP 2624908 B2 JP2624908 B2 JP 2624908B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- transport
- initialization
- standby position
- stopped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、販売指令に基づいて払
い出された商品を受け止める商品受け止め部と、前記商
品受け止め部に受け止められた商品を搬送体で商品取り
出し位置に向けて搬送する商品搬送装置と、前記商品搬
送装置の作動を制御する作動制御機構とが設けられ、前
記搬送体が無端回動体に連結されて、前記商品受け止め
部に受け止められた商品を搬送するべく当該商品受け止
め部よりも搬送方向上手側で待機する待機位置と搬送商
品を前記商品取り出し位置に向けて排出する排出位置と
を経由する一連の周回経路に沿って周回移動される自動
販売機に関する。
い出された商品を受け止める商品受け止め部と、前記商
品受け止め部に受け止められた商品を搬送体で商品取り
出し位置に向けて搬送する商品搬送装置と、前記商品搬
送装置の作動を制御する作動制御機構とが設けられ、前
記搬送体が無端回動体に連結されて、前記商品受け止め
部に受け止められた商品を搬送するべく当該商品受け止
め部よりも搬送方向上手側で待機する待機位置と搬送商
品を前記商品取り出し位置に向けて排出する排出位置と
を経由する一連の周回経路に沿って周回移動される自動
販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】冒記自動販売機は、搬送体を一連の周回
経路に沿って周回移動させて、搬送体の移動方向を前後
に変更することなく、商品受け止め部に受け止められた
商品を能率良く商品取り出し位置に向けて搬送でき、し
かも、予め商品受け止め部よりも搬送方向上手側の待機
位置に搬送体を待機させて、限られた数の搬送体で効率
良く商品を搬送できる利点があるが、停電等を原因とし
て、搬送体が待機位置に待機していない状態で商品搬送
装置に対する作動制御が不測に中止されてしまうと、そ
の後、商品搬送装置に対する作動制御を正常に再開でき
ないから、商品搬送装置に対する作動制御が中止されて
しまった場合には、作動制御機構による商品搬送装置に
対する作動制御再開に先立って、搬送体を待機位置に強
制的に移動させて初期化することが行われている。
経路に沿って周回移動させて、搬送体の移動方向を前後
に変更することなく、商品受け止め部に受け止められた
商品を能率良く商品取り出し位置に向けて搬送でき、し
かも、予め商品受け止め部よりも搬送方向上手側の待機
位置に搬送体を待機させて、限られた数の搬送体で効率
良く商品を搬送できる利点があるが、停電等を原因とし
て、搬送体が待機位置に待機していない状態で商品搬送
装置に対する作動制御が不測に中止されてしまうと、そ
の後、商品搬送装置に対する作動制御を正常に再開でき
ないから、商品搬送装置に対する作動制御が中止されて
しまった場合には、作動制御機構による商品搬送装置に
対する作動制御再開に先立って、搬送体を待機位置に強
制的に移動させて初期化することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、冒記自動販売
機は、販売指令に基づいて払い出された商品を搬送体で
直接受け止めて商品取り出し位置に向けて搬送するので
はなく、販売指令に基づいて払い出された商品を一旦商
品受け止め部に受け止めてから、その受け止められてい
る商品を待機位置に待機していた搬送体で商品取り出し
位置に向けて搬送するから、前記従来の初期化動作によ
れば、商品搬送装置に対する作動制御が中止される直前
に商品が払い出されて商品受け止め部に受け止められた
場合、その商品が商品取り出し位置に排出されず、商品
受け止め部に残留したままで商品搬送装置に対する作動
制御が再開されるおそれがあり、この場合、その残留商
品を入手するには新たに貨幣等を投入して別の商品につ
いての販売動作を開始させ、その別の商品に対する商品
搬送装置の作動に便乗させて残留商品を商品取り出し位
置に向けて排出させる必要があるから、利用者に不利不
便を強いる欠点があるとともに、搬送体が一個の商品を
搬送することを前提に設けられたものであるときは、商
品搬送装置が正常に作動しないおそれもある。本発明は
上記実情に鑑みてなされたものであって、搬送体を待機
位置に強制的に移動させて初期化する初期化手段を工夫
することにより、残留商品を初期化動作時に商品取り出
し位置に排出できる自動販売機を提供することを目的と
する。
機は、販売指令に基づいて払い出された商品を搬送体で
直接受け止めて商品取り出し位置に向けて搬送するので
はなく、販売指令に基づいて払い出された商品を一旦商
品受け止め部に受け止めてから、その受け止められてい
る商品を待機位置に待機していた搬送体で商品取り出し
位置に向けて搬送するから、前記従来の初期化動作によ
れば、商品搬送装置に対する作動制御が中止される直前
に商品が払い出されて商品受け止め部に受け止められた
場合、その商品が商品取り出し位置に排出されず、商品
受け止め部に残留したままで商品搬送装置に対する作動
制御が再開されるおそれがあり、この場合、その残留商
品を入手するには新たに貨幣等を投入して別の商品につ
いての販売動作を開始させ、その別の商品に対する商品
搬送装置の作動に便乗させて残留商品を商品取り出し位
置に向けて排出させる必要があるから、利用者に不利不
便を強いる欠点があるとともに、搬送体が一個の商品を
搬送することを前提に設けられたものであるときは、商
品搬送装置が正常に作動しないおそれもある。本発明は
上記実情に鑑みてなされたものであって、搬送体を待機
位置に強制的に移動させて初期化する初期化手段を工夫
することにより、残留商品を初期化動作時に商品取り出
し位置に排出できる自動販売機を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、 A.販売指令に基づいて払い出された商品を受け止める
商品受け止め部と、前記商品受け止め部に受け止められ
た商品を搬送体で商品取り出し位置に向けて搬送する商
品搬送装置と、前記商品搬送装置の作動を制御する作動
制御機構とが設けられ、 B.前記搬送体が無端回動体に連結されて、前記商品受
け止め部に受け止められた商品を搬送するべく当該商品
受け止め部よりも搬送方向上手側で待機する待機位置と
搬送商品を前記商品取り出し位置に向けて排出する排出
位置とを経由する一連の周回経路に沿って周回移動され
る自動販売機であって、 C.前記作動制御機構による作動制御開始に先立って待
機位置後方に停止している搬送体を当該待機位置に強制
移動させて初期化する初期化手段が設けられているとと
もに、 D.前記初期化手段が、搬送体を唯一回だけ前記待機位
置に強制移動させるべく初期化する第1初期化手段と、
搬送体を複数回に亘って前記待機位置に強制移動させる
べく初期化する第2初期化手段とを備えて構成され、 E.当該初期化手段による初期化開始時に搬送体が前記
待機位置に停止しているときは前記第1初期化手段によ
り初期化され、当該初期化手段による初期化開始時に搬
送体が前記待機位置に停止していないときは前記第2初
期化手段により初期化されること上記A乃至Eの構成に
あり、かかる構成から次の作用効果を奏する。
の本発明の特徴構成は、 A.販売指令に基づいて払い出された商品を受け止める
商品受け止め部と、前記商品受け止め部に受け止められ
た商品を搬送体で商品取り出し位置に向けて搬送する商
品搬送装置と、前記商品搬送装置の作動を制御する作動
制御機構とが設けられ、 B.前記搬送体が無端回動体に連結されて、前記商品受
け止め部に受け止められた商品を搬送するべく当該商品
受け止め部よりも搬送方向上手側で待機する待機位置と
搬送商品を前記商品取り出し位置に向けて排出する排出
位置とを経由する一連の周回経路に沿って周回移動され
る自動販売機であって、 C.前記作動制御機構による作動制御開始に先立って待
機位置後方に停止している搬送体を当該待機位置に強制
移動させて初期化する初期化手段が設けられているとと
もに、 D.前記初期化手段が、搬送体を唯一回だけ前記待機位
置に強制移動させるべく初期化する第1初期化手段と、
搬送体を複数回に亘って前記待機位置に強制移動させる
べく初期化する第2初期化手段とを備えて構成され、 E.当該初期化手段による初期化開始時に搬送体が前記
待機位置に停止しているときは前記第1初期化手段によ
り初期化され、当該初期化手段による初期化開始時に搬
送体が前記待機位置に停止していないときは前記第2初
期化手段により初期化されること上記A乃至Eの構成に
あり、かかる構成から次の作用効果を奏する。
【0005】
【作用】a.前記A,Bの構成により、搬送体を一連の
周回経路に沿って周回移動させて、搬送体の移動方向を
前後に変更することなく、商品受け止め部に受け止めら
れた商品が能率良く商品取り出し位置に向けて搬送さ
れ、搬送作業が終わると商品受け止め部よりも搬送方向
上手側の待機位置に搬送体が待機する。 b.前記Cの構成により、搬送体を待機位置に強制的に
移動させて、作動制御機構による商品搬送装置に対する
作動制御を正常に再開できる。 c.前記D.Eの構成により、商品搬送装置に対する作
動制御が中止される前に払い出された商品が商品取り出
し位置に排出されず、商品受け止め部に残留したままで
あっても、その残留商品は、商品搬送装置に対する作動
制御が再開される前に、搬送体で搬送されて確実に商品
取り出し位置に排出される。つまり、初期化開始時に搬
送体が待機位置に停止しているときは、その待機位置に
停止している搬送体よりも搬送方向上手側には残留商品
が存在し得ないから、搬送体を唯一回だけ待機位置に強
制移動させる初期化動作で、商品受け止め部に残留して
いた残留商品は待機位置に停止していた搬送体で搬送さ
れて商品取り出し位置に排出される。又、初期化開始時
に搬送体が待機位置に停止していないときは、待機位置
と排出位置との間の位置に搬送体が停止している場合と
待機位置と排出位置との間以外の位置に搬送体が停止し
ている場合とがあり、待機位置と排出位置との間の位置
に搬送体が停止している場合、搬送体を待機位置に強制
移動させる一回目の初期化動作で、待機位置と排出位置
との間の位置に停止している搬送体の搬送方向下手側に
残留していた残留商品がその搬送体で搬送されて商品取
り出し位置に排出され、二回目の初期化動作で、その搬
送体の搬送方向上手側に残留していた残留商品が一回目
の初期化動作で待機位置に強制移動された搬送体で搬送
されて商品取り出し位置に排出される。待機位置と排出
位置との間以外の位置に搬送体が停止している場合、二
回目の初期化動作で、待機位置と排出位置との間に残留
していた残留商品が一回目の初期化動作で待機位置に強
制移動された搬送体で搬送されて商品取り出し位置に排
出される。
周回経路に沿って周回移動させて、搬送体の移動方向を
前後に変更することなく、商品受け止め部に受け止めら
れた商品が能率良く商品取り出し位置に向けて搬送さ
れ、搬送作業が終わると商品受け止め部よりも搬送方向
上手側の待機位置に搬送体が待機する。 b.前記Cの構成により、搬送体を待機位置に強制的に
移動させて、作動制御機構による商品搬送装置に対する
作動制御を正常に再開できる。 c.前記D.Eの構成により、商品搬送装置に対する作
動制御が中止される前に払い出された商品が商品取り出
し位置に排出されず、商品受け止め部に残留したままで
あっても、その残留商品は、商品搬送装置に対する作動
制御が再開される前に、搬送体で搬送されて確実に商品
取り出し位置に排出される。つまり、初期化開始時に搬
送体が待機位置に停止しているときは、その待機位置に
停止している搬送体よりも搬送方向上手側には残留商品
が存在し得ないから、搬送体を唯一回だけ待機位置に強
制移動させる初期化動作で、商品受け止め部に残留して
いた残留商品は待機位置に停止していた搬送体で搬送さ
れて商品取り出し位置に排出される。又、初期化開始時
に搬送体が待機位置に停止していないときは、待機位置
と排出位置との間の位置に搬送体が停止している場合と
待機位置と排出位置との間以外の位置に搬送体が停止し
ている場合とがあり、待機位置と排出位置との間の位置
に搬送体が停止している場合、搬送体を待機位置に強制
移動させる一回目の初期化動作で、待機位置と排出位置
との間の位置に停止している搬送体の搬送方向下手側に
残留していた残留商品がその搬送体で搬送されて商品取
り出し位置に排出され、二回目の初期化動作で、その搬
送体の搬送方向上手側に残留していた残留商品が一回目
の初期化動作で待機位置に強制移動された搬送体で搬送
されて商品取り出し位置に排出される。待機位置と排出
位置との間以外の位置に搬送体が停止している場合、二
回目の初期化動作で、待機位置と排出位置との間に残留
していた残留商品が一回目の初期化動作で待機位置に強
制移動された搬送体で搬送されて商品取り出し位置に排
出される。
【0006】
【発明の効果】前記aの作用により、限られた数の搬送
体で商品を能率良く商品取り出し位置に向けて搬送で
き、しかも前記bの作用により、作動制御機構による商
品搬送装置に対する作動制御が不測に中止されても、そ
の作動制御を正常に再開できるのであるが、殊に前記c
の作用により、商品受け止め部に商品が残留している場
合、その残留商品を初期化動作時に確実に商品取り出し
位置に排出できる。
体で商品を能率良く商品取り出し位置に向けて搬送で
き、しかも前記bの作用により、作動制御機構による商
品搬送装置に対する作動制御が不測に中止されても、そ
の作動制御を正常に再開できるのであるが、殊に前記c
の作用により、商品受け止め部に商品が残留している場
合、その残留商品を初期化動作時に確実に商品取り出し
位置に排出できる。
【0007】
【実施例】図12は、三個のサーペンタイン式商品貯蔵
部1が横方向に並設されている本体Aに、扉体Bが揺動
開閉可能に枢支されてなる自動販売機を示す。前記商品
貯蔵部1の各々は、販売指令に基づいて商品貯蔵部1の
一つから排出された缶入り或いは瓶入り飲料等の商品C
を払い出す商品払出し口1bを備え、これらの商品払出
し口1bは横方向に沿って異る位置に配置されている。
図11に示すように、前記扉体Bに、各商品払出し口1
bから払出された商品Cを受け止める商品受け止め部と
しての商品受け面2が商品払出し口1b配設方向に沿っ
て一連に形成されているとともに、いずれの商品払出し
口1bから払出された商品Cかを問わず、商品受け面2
で受け止められた商品Cを各商品払出し口1bよりも搬
送方向上手側の待機位置Hで待機している搬送体3a,
3bで掬い上げて、その商品払出し口1bよりも高位置
の商品取り出し位置としての商品取出箱4に向けて搬送
する商品搬送装置Dが設けられている。前記商品搬送装
置Dは、搬送体3a,3bを商品受け面2に沿って横方
向に駆動移動させて、商品受け面2で受け止められた商
品Cを搬送体3a,3bで押し出しながら搬送する横搬
送経路Eと、搬送体3を上方向に駆動移動させて、横搬
送経路Eに沿って搬送されてきた商品Cを搬送体3a,
3bの下向きに湾曲した搬送面で持ち上げ搬送する縦搬
送経路Fとが連続するL字状搬送経路を備え、このL字
状搬送経路は、上下スプロケットG1,G2 と5個の案内
スプロケットG3とに亘って無端回動体としての無端チ
ェーン5をL字状に巻掛けるとともに、この無端チェー
ン5側にに二個の搬送体3a,3bをほぼ等間隔で連結
して構成されている。前記搬送体3a,3bの各々は無
端チェーン5側に対して上下揺動自在に連結されている
とともに、下側のスプロケットG2 にチェーン連動され
た駆動モータMが駆動されると、搬送体3a,3bの各
々が、無端チェーン5の巻掛け経路に沿って設けたガイ
ドレール6で案内されて、各商品払出し口1bよりも搬
送方向上手側の横搬送経路Eでいずれかの商品払出し口
1bから商品受け面2に払い出された商品Cを搬送する
べく待機する待機位置Hと、持ち上げ搬送した商品Cを
商品取出箱4のシュート4aに滑降排出させる排出位置
Jとを順に通過しながら一連のL字状周回経路に沿って
周回移動されるよう構成され、搬送体3a,3bが待機
位置Hから排出位置Jまで移動する搬送移動距離L1
を、一方の搬送体3a,3bが排出位置Jに到着してか
らの他方の搬送体3a,3bが待機位置Hに移動するま
での待機移動距離L2よりも長くしてある。前記商品受
け面2は、商品Cの外径よりも幅広で、かつ幅方向中央
部ほど低くなるよう屈曲する樋状に形成され、商品払出
し口1bから払い出された商品Cがその長手方向を搬送
方向に向けて幅方向中央部に受け止められるよう構成さ
れているるとともに、幅方向中央部に沿ってスリット状
の隙間が形成され、この隙間から搬送体3a,3bを引
っ張って横搬送経路Eに沿って駆動移動させるよう構成
されている。前記搬送体3a,3bの移動姿勢は、横搬
送経路Eでは搬送面を搬送方向に対して後傾させる押し
出し姿勢に案内され、縦搬送経路Fでは搬送面を上方に
向けた持ち上げ姿勢に案内されて、横搬送経路Eに沿っ
て搬送体3a,3bに押されながら移動する商品Cは、
搬送体3a,3bが押し出し姿勢から持ち上げ姿勢に姿
勢変更されるにともなって搬送面で掬い上げられて当該
搬送面に載置されるよう構成している。
部1が横方向に並設されている本体Aに、扉体Bが揺動
開閉可能に枢支されてなる自動販売機を示す。前記商品
貯蔵部1の各々は、販売指令に基づいて商品貯蔵部1の
一つから排出された缶入り或いは瓶入り飲料等の商品C
を払い出す商品払出し口1bを備え、これらの商品払出
し口1bは横方向に沿って異る位置に配置されている。
図11に示すように、前記扉体Bに、各商品払出し口1
bから払出された商品Cを受け止める商品受け止め部と
しての商品受け面2が商品払出し口1b配設方向に沿っ
て一連に形成されているとともに、いずれの商品払出し
口1bから払出された商品Cかを問わず、商品受け面2
で受け止められた商品Cを各商品払出し口1bよりも搬
送方向上手側の待機位置Hで待機している搬送体3a,
3bで掬い上げて、その商品払出し口1bよりも高位置
の商品取り出し位置としての商品取出箱4に向けて搬送
する商品搬送装置Dが設けられている。前記商品搬送装
置Dは、搬送体3a,3bを商品受け面2に沿って横方
向に駆動移動させて、商品受け面2で受け止められた商
品Cを搬送体3a,3bで押し出しながら搬送する横搬
送経路Eと、搬送体3を上方向に駆動移動させて、横搬
送経路Eに沿って搬送されてきた商品Cを搬送体3a,
3bの下向きに湾曲した搬送面で持ち上げ搬送する縦搬
送経路Fとが連続するL字状搬送経路を備え、このL字
状搬送経路は、上下スプロケットG1,G2 と5個の案内
スプロケットG3とに亘って無端回動体としての無端チ
ェーン5をL字状に巻掛けるとともに、この無端チェー
ン5側にに二個の搬送体3a,3bをほぼ等間隔で連結
して構成されている。前記搬送体3a,3bの各々は無
端チェーン5側に対して上下揺動自在に連結されている
とともに、下側のスプロケットG2 にチェーン連動され
た駆動モータMが駆動されると、搬送体3a,3bの各
々が、無端チェーン5の巻掛け経路に沿って設けたガイ
ドレール6で案内されて、各商品払出し口1bよりも搬
送方向上手側の横搬送経路Eでいずれかの商品払出し口
1bから商品受け面2に払い出された商品Cを搬送する
べく待機する待機位置Hと、持ち上げ搬送した商品Cを
商品取出箱4のシュート4aに滑降排出させる排出位置
Jとを順に通過しながら一連のL字状周回経路に沿って
周回移動されるよう構成され、搬送体3a,3bが待機
位置Hから排出位置Jまで移動する搬送移動距離L1
を、一方の搬送体3a,3bが排出位置Jに到着してか
らの他方の搬送体3a,3bが待機位置Hに移動するま
での待機移動距離L2よりも長くしてある。前記商品受
け面2は、商品Cの外径よりも幅広で、かつ幅方向中央
部ほど低くなるよう屈曲する樋状に形成され、商品払出
し口1bから払い出された商品Cがその長手方向を搬送
方向に向けて幅方向中央部に受け止められるよう構成さ
れているるとともに、幅方向中央部に沿ってスリット状
の隙間が形成され、この隙間から搬送体3a,3bを引
っ張って横搬送経路Eに沿って駆動移動させるよう構成
されている。前記搬送体3a,3bの移動姿勢は、横搬
送経路Eでは搬送面を搬送方向に対して後傾させる押し
出し姿勢に案内され、縦搬送経路Fでは搬送面を上方に
向けた持ち上げ姿勢に案内されて、横搬送経路Eに沿っ
て搬送体3a,3bに押されながら移動する商品Cは、
搬送体3a,3bが押し出し姿勢から持ち上げ姿勢に姿
勢変更されるにともなって搬送面で掬い上げられて当該
搬送面に載置されるよう構成している。
【0008】図1に示すように、前記商品搬送装置D
に、これら二個の搬送体3a,3bを待機位置Hと排出
位置Jとに順に停止させる停止手段と、停電等を原因と
して、商品搬送装置Dに対する作動制御が不測に中止さ
れてしまった場合に、商品搬送装置Dに対する作動制御
再開に先立って駆動モータMを駆動させ、搬送体3a,
3bの一つを待機位置Hに強制的に移動させて初期化す
るための初期化制御手段12とが設けられている。前記
停止手段は、図4乃至図6に示すように、各搬送体3
a,3bに対応させて無端チェーン5側に連設したドグ
7a,7bと、これらのドグ7a,7bのいずれかに蹴
られて商品搬送装置Dの作動を制御する作動制御機構1
1に信号を出力する二個の近接スイッチ8,9とを設け
て構成され、作動制御機構11はこれらの近接スイッチ
8,9から出力される信号に基づいて駆動モータMの駆
動を停止させるよう構成されている。そして、図4に示
すように、搬送体3a,3bの移動中に横搬送経路E脇
に設けた第1近接スイッチ8がドグ7aに蹴られて信号
を出力すると、その第1近接スイッチ8を蹴ったドグ7
aに対応する搬送体3aが待機位置Hに到着していると
判断して搬送体3a,3bの移動を停止させ、販売指令
に基づいて払い出された商品Cが商品受け面2に受け止
められると駆動モータMが駆動され、待機位置Hに停止
していた搬送体3aが移動して商品Cの搬送を開始し、
図5に示すように、縦搬送経路F脇に設けた第2近接ス
イッチ9がドグ7aに蹴られて信号を出力すると、その
第2近接スイッチ9を蹴ったドグ7aに対応する搬送体
3aが排出位置Jに到着していると判断して搬送体3
a,3bの移動を停止させ、商品Cを搬送体3aから排
出させるに充分な所定時間が経過した後、駆動モータM
が駆動されて搬送体3a,3bが移動され、図6に示す
ように、後続する搬送体3bが待機位置Hに停止され
る。前記搬送体3a,3bの移動速度は、搬送体3a,
3bが待機位置Hから排出位置Jに至る経路を移動する
場合は、商品Cを迅速に搬送できるよう高速に設定さ
れ、排出位置Jに到着した搬送体3a,3bが商品Cを
排出した後、後続する他方の搬送体3a,3bを待機位
置Hに移動させる場合は、搬送体3a,3bの各々がス
プロケットG1,G2 の回りをゆっくりと旋回移動できる
よう低速に設定されている。前記初期化制御手段12
は、商品搬送装置Dに対する作動制御が中止される前に
払い出された商品C0 が商品取出箱4に排出されず、商
品受け面2に残留したままであっても、作動制御機構1
1による商品搬送装置Dに対する作動制御が再開される
前に、その残留商品C0 を搬送体3a,3bで搬送して
確実に商品取出箱4に排出されるよう、作動制御の中止
時に搬送体3a,3bが待機位置Hに停止しているか否
かを問わず、搬送体3a,3bの一つを待機位置Jに強
制的に移動させて初期化するもので、図4に示す状態の
ように、初期化開始時に搬送体3aが待機位置Hに停止
しているときには、図6に示す状態のように、その待機
位置Hに停止している搬送体3aに後続する他方の搬送
体3bを唯一回だけ待機位置Hに強制移動させて初期化
する第1初期化制御手段13と、図7乃至図9に示す状
態のように、初期化開始時に搬送体3a,3bが待機位
置Hに停止していないときには、待機位置H後方に停止
している搬送体3aを待機位置Hに強制移動させた後、
図6に示す状態のように、更にその待機位置Hに強制移
動させた搬送体3aに後続する搬送体3bを、待機位置
Hに強制移動させて初期化する第2初期化制御手段14
とを備えて構成されている。又、初期化開始時に搬送体
3a,3bが待機位置Hに停止していないときには、図
7に示すように、いずれかの搬送体3a,3bが排出位
置Jに停止している場合以外、どの位置に搬送体3a,
3bが停止しているのか判別できないから、第2初期化
制御手段14で初期化動作を開始する際は、いずれかの
搬送体3a,3bが最初に待機位置Hに到着して一回目
の初期化動作が終了するまでは低速で搬送体3a,3b
が移動するよう制御している。
に、これら二個の搬送体3a,3bを待機位置Hと排出
位置Jとに順に停止させる停止手段と、停電等を原因と
して、商品搬送装置Dに対する作動制御が不測に中止さ
れてしまった場合に、商品搬送装置Dに対する作動制御
再開に先立って駆動モータMを駆動させ、搬送体3a,
3bの一つを待機位置Hに強制的に移動させて初期化す
るための初期化制御手段12とが設けられている。前記
停止手段は、図4乃至図6に示すように、各搬送体3
a,3bに対応させて無端チェーン5側に連設したドグ
7a,7bと、これらのドグ7a,7bのいずれかに蹴
られて商品搬送装置Dの作動を制御する作動制御機構1
1に信号を出力する二個の近接スイッチ8,9とを設け
て構成され、作動制御機構11はこれらの近接スイッチ
8,9から出力される信号に基づいて駆動モータMの駆
動を停止させるよう構成されている。そして、図4に示
すように、搬送体3a,3bの移動中に横搬送経路E脇
に設けた第1近接スイッチ8がドグ7aに蹴られて信号
を出力すると、その第1近接スイッチ8を蹴ったドグ7
aに対応する搬送体3aが待機位置Hに到着していると
判断して搬送体3a,3bの移動を停止させ、販売指令
に基づいて払い出された商品Cが商品受け面2に受け止
められると駆動モータMが駆動され、待機位置Hに停止
していた搬送体3aが移動して商品Cの搬送を開始し、
図5に示すように、縦搬送経路F脇に設けた第2近接ス
イッチ9がドグ7aに蹴られて信号を出力すると、その
第2近接スイッチ9を蹴ったドグ7aに対応する搬送体
3aが排出位置Jに到着していると判断して搬送体3
a,3bの移動を停止させ、商品Cを搬送体3aから排
出させるに充分な所定時間が経過した後、駆動モータM
が駆動されて搬送体3a,3bが移動され、図6に示す
ように、後続する搬送体3bが待機位置Hに停止され
る。前記搬送体3a,3bの移動速度は、搬送体3a,
3bが待機位置Hから排出位置Jに至る経路を移動する
場合は、商品Cを迅速に搬送できるよう高速に設定さ
れ、排出位置Jに到着した搬送体3a,3bが商品Cを
排出した後、後続する他方の搬送体3a,3bを待機位
置Hに移動させる場合は、搬送体3a,3bの各々がス
プロケットG1,G2 の回りをゆっくりと旋回移動できる
よう低速に設定されている。前記初期化制御手段12
は、商品搬送装置Dに対する作動制御が中止される前に
払い出された商品C0 が商品取出箱4に排出されず、商
品受け面2に残留したままであっても、作動制御機構1
1による商品搬送装置Dに対する作動制御が再開される
前に、その残留商品C0 を搬送体3a,3bで搬送して
確実に商品取出箱4に排出されるよう、作動制御の中止
時に搬送体3a,3bが待機位置Hに停止しているか否
かを問わず、搬送体3a,3bの一つを待機位置Jに強
制的に移動させて初期化するもので、図4に示す状態の
ように、初期化開始時に搬送体3aが待機位置Hに停止
しているときには、図6に示す状態のように、その待機
位置Hに停止している搬送体3aに後続する他方の搬送
体3bを唯一回だけ待機位置Hに強制移動させて初期化
する第1初期化制御手段13と、図7乃至図9に示す状
態のように、初期化開始時に搬送体3a,3bが待機位
置Hに停止していないときには、待機位置H後方に停止
している搬送体3aを待機位置Hに強制移動させた後、
図6に示す状態のように、更にその待機位置Hに強制移
動させた搬送体3aに後続する搬送体3bを、待機位置
Hに強制移動させて初期化する第2初期化制御手段14
とを備えて構成されている。又、初期化開始時に搬送体
3a,3bが待機位置Hに停止していないときには、図
7に示すように、いずれかの搬送体3a,3bが排出位
置Jに停止している場合以外、どの位置に搬送体3a,
3bが停止しているのか判別できないから、第2初期化
制御手段14で初期化動作を開始する際は、いずれかの
搬送体3a,3bが最初に待機位置Hに到着して一回目
の初期化動作が終了するまでは低速で搬送体3a,3b
が移動するよう制御している。
【0009】次に、初期化制御手段12で初期化する際
の初期化制御を、図2、図3に示すフローチャートに基
づいて説明する。商品搬送装置Dに対する作動制御が中
止された後、電源が再投入されると初期化制御手段12
による初期化が開始され、搬送体3a,3bを待機位置
Hに強制移動させた回数を示す初期化カウンターKが初
期化されて(ステップS1)、第1近接スイッチ8から出
力される信号の有無で搬送体3a,3bの一つが待機位
置Hに停止しているか否かが判別され(ステップS2)、
図4に示す状態のように、搬送体3a,3bが待機位置
Hに停止していると判別されたときは、第1初期化制御
手段13で初期化され、図7乃至図10に示すように、
搬送体3a,3bが待機位置Hに停止していないと判別
されたときは、第2初期化制御手段14で初期化され
る。前記第1初期化制御手段13による初期化制御につ
いて説明すると、初期化カウンターKが加算されて(ス
テップS3)、搬送体3a,3bが高速で移動し(ステッ
プS4)、第2近接スイッチ9から出力される信号で搬送
体3aが排出位置Jに到着したと判別されると(ステッ
プS5)、図5に示す状態のように、搬送体3a,3bの
移動が停止する(ステップS6)。図4に示す状態のと
き、待機位置Hに停止している搬送体3aの搬送方向下
手側に残留商品C0 があると、この残留商品C0 は初期
化動作時に搬送体3aが排出位置Jに移動することで商
品取出箱4に排出される。そして、所定時間が経過した
後、搬送体3a,3bをスプロケットG1 ,G2の回り
で旋回移動させるべく起動信号が出力されると(ステッ
プS7)、搬送体3a,3bが低速で旋回移動し(ステッ
プS8)、第1近接スイッチ8から出力される信号で後続
する搬送体3bが待機位置Hに到着したことが判別され
ると(ステップS9)、初期化カウンターKが加算され
(ステップS10) 、初期化カウンターKが2になってい
ると搬送体3a,3bが停止して(ステップS11,ステ
ップS 12) 、第1初期化制御手段13による初期化制御
が終了する。次に、前記第2初期化手段14による初期
化制御について説明すると、図7に示すように、商品C
を商品取出箱4に排出している途中で作動制御が中止さ
れた結果、搬送体3bが排出位置J又はその近くに停止
している場合を考慮して、商品Cが商品取出箱4に排出
されるにともなって開放される安全扉4bが所定時間内
に開いたか否かが判別され(ステップS13,ステップS
14) 、安全扉4bが開いたと判別されたときは搬送体3
bが排出位置J又はその近くに停止していたと判断され
て、ステップS7 乃至ステップS10に進み、その搬送体
3aに後続する別の搬送体3bを待機位置Hまで低速で
強制移動させて,図6に示す状態のように、一回目の初
期化動作が終了し、更に待機位置Hに強制移動させた搬
送体3bに後続する搬送体3aを待機位置Hに強制移動
させる二回目の初期化動作が開始され、搬送体3a,3
bを低速で移動させ(ステップS15) 、ステップS5 乃
至ステップS12に進んで二回目の初期化動作が終わり、
第2初期化制御手段14による初期化制御が終了する。
この場合、残留商品C0 は、二回目の初期化動作時に、
一回目の初期化動作時に待機位置Hに強制移動させた搬
送体3aが排出位置Jに移動することで商品取出箱4に
排出される。安全扉4bが所定時間内に開かなかったと
きは、搬送体3a,3bが図8に示すように待機位置H
と排出位置Jとの間に停止していない状態、又は図9に
示すように縦搬送経路Fの途中に止まっている状態、又
は図10に示すように横搬送経路Eの途中に止まってい
る状態と判断され(ステップS13,ステップS14) 、一
回目の初期化動作を開始するべく搬送体3a,3bを低
速で移動させる(ステップS16) 。図8の場合のよう
に、搬送体3a,3bのうちの一つ3aが待機位置H又
は排出位置Jのうちの待機位置Hに先に到着するとき、
その搬送体3aが待機位置Hに到着したとき(ステップ
S17,ステップS18)一回目の初期化動作が終了し、初
期化カウンターKが加算された後(ステップS19) 、二
回目の初期化動作を開始するべく搬送体3a,3bが高
速で移動され(ステップS20) 、一回目の初期化動作で
待機位置Hに到着した搬送体3aがステップS5,ステッ
プS6 で排出位置Jに移動して、残留商品C0 が商品取
出箱4に排出される。そして、排出位置Jに移動した搬
送体3aに後続する別の搬送体3bを待機位置Hに強制
移動させるべくステップS7 乃至ステップS12に進んで
二回目の初期化動作が終わり、第2初期化制御手段14
による初期化制御が終了する。図9,図10の場合のよ
うに、一回目の初期化動作の開始にともなって、ステッ
プS17,ステップS18で搬送体3a,3bのうちの一つ
3bが排出位置Jに先に到着するとき、その排出位置J
に到着した搬送体3bで残留商品C0 が搬送されてきた
可能性があるから残留商品C0 の排出動作が行われ(ス
テップS21) 、ステップS7 乃至ステップS10に進んで
一回目の初期化動作が終了する。更に、ステップS11,
ステップS15で二回目の初期化動作が開始され、ステッ
プS5 乃至ステップS12で二回目の初期化動作が終わっ
て第2初期化制御手段14による初期化制御が終了す
る。尚、図9,図10の場合は、一回目の初期化動作時
に排出位置Jに到着した搬送体3bよりも搬送方向上手
側にも残留商品C0 が存在している可能性があるから、
その残留商品C0 については二回目の初期化動作時に排
出される。
の初期化制御を、図2、図3に示すフローチャートに基
づいて説明する。商品搬送装置Dに対する作動制御が中
止された後、電源が再投入されると初期化制御手段12
による初期化が開始され、搬送体3a,3bを待機位置
Hに強制移動させた回数を示す初期化カウンターKが初
期化されて(ステップS1)、第1近接スイッチ8から出
力される信号の有無で搬送体3a,3bの一つが待機位
置Hに停止しているか否かが判別され(ステップS2)、
図4に示す状態のように、搬送体3a,3bが待機位置
Hに停止していると判別されたときは、第1初期化制御
手段13で初期化され、図7乃至図10に示すように、
搬送体3a,3bが待機位置Hに停止していないと判別
されたときは、第2初期化制御手段14で初期化され
る。前記第1初期化制御手段13による初期化制御につ
いて説明すると、初期化カウンターKが加算されて(ス
テップS3)、搬送体3a,3bが高速で移動し(ステッ
プS4)、第2近接スイッチ9から出力される信号で搬送
体3aが排出位置Jに到着したと判別されると(ステッ
プS5)、図5に示す状態のように、搬送体3a,3bの
移動が停止する(ステップS6)。図4に示す状態のと
き、待機位置Hに停止している搬送体3aの搬送方向下
手側に残留商品C0 があると、この残留商品C0 は初期
化動作時に搬送体3aが排出位置Jに移動することで商
品取出箱4に排出される。そして、所定時間が経過した
後、搬送体3a,3bをスプロケットG1 ,G2の回り
で旋回移動させるべく起動信号が出力されると(ステッ
プS7)、搬送体3a,3bが低速で旋回移動し(ステッ
プS8)、第1近接スイッチ8から出力される信号で後続
する搬送体3bが待機位置Hに到着したことが判別され
ると(ステップS9)、初期化カウンターKが加算され
(ステップS10) 、初期化カウンターKが2になってい
ると搬送体3a,3bが停止して(ステップS11,ステ
ップS 12) 、第1初期化制御手段13による初期化制御
が終了する。次に、前記第2初期化手段14による初期
化制御について説明すると、図7に示すように、商品C
を商品取出箱4に排出している途中で作動制御が中止さ
れた結果、搬送体3bが排出位置J又はその近くに停止
している場合を考慮して、商品Cが商品取出箱4に排出
されるにともなって開放される安全扉4bが所定時間内
に開いたか否かが判別され(ステップS13,ステップS
14) 、安全扉4bが開いたと判別されたときは搬送体3
bが排出位置J又はその近くに停止していたと判断され
て、ステップS7 乃至ステップS10に進み、その搬送体
3aに後続する別の搬送体3bを待機位置Hまで低速で
強制移動させて,図6に示す状態のように、一回目の初
期化動作が終了し、更に待機位置Hに強制移動させた搬
送体3bに後続する搬送体3aを待機位置Hに強制移動
させる二回目の初期化動作が開始され、搬送体3a,3
bを低速で移動させ(ステップS15) 、ステップS5 乃
至ステップS12に進んで二回目の初期化動作が終わり、
第2初期化制御手段14による初期化制御が終了する。
この場合、残留商品C0 は、二回目の初期化動作時に、
一回目の初期化動作時に待機位置Hに強制移動させた搬
送体3aが排出位置Jに移動することで商品取出箱4に
排出される。安全扉4bが所定時間内に開かなかったと
きは、搬送体3a,3bが図8に示すように待機位置H
と排出位置Jとの間に停止していない状態、又は図9に
示すように縦搬送経路Fの途中に止まっている状態、又
は図10に示すように横搬送経路Eの途中に止まってい
る状態と判断され(ステップS13,ステップS14) 、一
回目の初期化動作を開始するべく搬送体3a,3bを低
速で移動させる(ステップS16) 。図8の場合のよう
に、搬送体3a,3bのうちの一つ3aが待機位置H又
は排出位置Jのうちの待機位置Hに先に到着するとき、
その搬送体3aが待機位置Hに到着したとき(ステップ
S17,ステップS18)一回目の初期化動作が終了し、初
期化カウンターKが加算された後(ステップS19) 、二
回目の初期化動作を開始するべく搬送体3a,3bが高
速で移動され(ステップS20) 、一回目の初期化動作で
待機位置Hに到着した搬送体3aがステップS5,ステッ
プS6 で排出位置Jに移動して、残留商品C0 が商品取
出箱4に排出される。そして、排出位置Jに移動した搬
送体3aに後続する別の搬送体3bを待機位置Hに強制
移動させるべくステップS7 乃至ステップS12に進んで
二回目の初期化動作が終わり、第2初期化制御手段14
による初期化制御が終了する。図9,図10の場合のよ
うに、一回目の初期化動作の開始にともなって、ステッ
プS17,ステップS18で搬送体3a,3bのうちの一つ
3bが排出位置Jに先に到着するとき、その排出位置J
に到着した搬送体3bで残留商品C0 が搬送されてきた
可能性があるから残留商品C0 の排出動作が行われ(ス
テップS21) 、ステップS7 乃至ステップS10に進んで
一回目の初期化動作が終了する。更に、ステップS11,
ステップS15で二回目の初期化動作が開始され、ステッ
プS5 乃至ステップS12で二回目の初期化動作が終わっ
て第2初期化制御手段14による初期化制御が終了す
る。尚、図9,図10の場合は、一回目の初期化動作時
に排出位置Jに到着した搬送体3bよりも搬送方向上手
側にも残留商品C0 が存在している可能性があるから、
その残留商品C0 については二回目の初期化動作時に排
出される。
【0010】〔別実施例〕 ア.一連の周回経路は、L字状の周回経路に限定され
ず、上下方向或いは左右方向に沿って周回する周回経路
であっても良い。 イ.商品搬送装置は、単一の搬送体を一連の周回経路に
沿って周回移動させて搬送するものであっても、三個以
上の搬送体を間隔を隔てて無端回動体を介して連結し
て、これらの搬送体を一連の周回経路に沿って周回移動
させて搬送するものであっても良い。 尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするた
めに符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
成に限定されるものではない。
ず、上下方向或いは左右方向に沿って周回する周回経路
であっても良い。 イ.商品搬送装置は、単一の搬送体を一連の周回経路に
沿って周回移動させて搬送するものであっても、三個以
上の搬送体を間隔を隔てて無端回動体を介して連結し
て、これらの搬送体を一連の周回経路に沿って周回移動
させて搬送するものであっても良い。 尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするた
めに符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
成に限定されるものではない。
【図1】初期化制御の為のブロック図
【図2】初期化制御のフローチャート
【図3】初期化制御のフローチャート
【図4】商品搬送装置の作動説明図
【図5】商品搬送装置の作動説明図
【図6】商品搬送装置の作動説明図
【図7】商品搬送装置の作動説明図
【図8】商品搬送装置の作動説明図
【図9】商品搬送装置の作動説明図
【図10】商品搬送装置の作動説明図
【図11】商品搬送装置を示す概略側面図
【図12】自動販売機の一部切欠正面図
2 商品受け止め部 3a 搬送体 3b 搬送体 4 商品取り出し位置 5 無端回動体 11 作動制御機構 12 初期化手段 13 第1初期化手段 14 第2初期化手段 C 商品 D 商品搬送装置 H 待機位置 J 排出位置
Claims (1)
- 【請求項1】 販売指令に基づいて払い出された商品
(C)を受け止める商品受け止め部(2)と、前記商品
受け止め部(2)に受け止められた商品(C)を搬送体
(3a,3b)で商品取り出し位置(4)に向けて搬送
する商品搬送装置(D)と、前記商品搬送装置(D)の
作動を制御する作動制御機構(11)とが設けられ、前
記搬送体(3a,3b)が無端回動体(5)に連結され
て、前記商品受け止め部(2)に受け止められた商品
(C)を搬送するべく当該商品受け止め部(2)よりも
搬送方向上手側で待機する待機位置(H)と搬送商品
(C)を前記商品取り出し位置(4)に向けて排出する
排出位置(J)とを経由する一連の周回経路に沿って周
回移動される自動販売機であって、前記作動制御機構
(11)による作動制御開始に先立って待機位置(H)
後方に停止している搬送体(3a,3b)を当該待機位
置(H)に強制移動させて初期化する初期化手段(1
2)が設けられているとともに、前記初期化手段(1
2)が、搬送体(3a,3b)を唯一回だけ前記待機位
置(H)に強制移動させるべく初期化する第1初期化手
段(13)と、搬送体(3a,3b)を複数回に亘って
前記待機位置(H)に強制移動させるべく初期化する第
2初期化手段(14)とを備えて構成され、当該初期化
手段(12)による初期化開始時に搬送体(3a,3
b)が前記待機位置(H)に停止しているときは前記第
1初期化手段(13)により初期化され、当該初期化手
段(12)による初期化開始時に搬送体(3a,3b)
が前記待機位置(H)に停止していないときは前記第2
初期化手段(14)により初期化されることを特徴とす
る自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3127297A JP2624908B2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3127297A JP2624908B2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05120540A JPH05120540A (ja) | 1993-05-18 |
JP2624908B2 true JP2624908B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=14956481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3127297A Expired - Lifetime JP2624908B2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2624908B2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP3127297A patent/JP2624908B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05120540A (ja) | 1993-05-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |