JP2623940B2 - 車両の挙動制御装置 - Google Patents
車両の挙動制御装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D6/00—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
- B62D6/04—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to forces disturbing the intended course of the vehicle, e.g. forces acting transversely to the direction of vehicle travel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/1755—Brake regulation specially adapted to control the stability of the vehicle, e.g. taking into account yaw rate or transverse acceleration in a curve
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
- B62D7/15—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
- B62D7/159—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels characterised by computing methods or stabilisation processes or systems, e.g. responding to yaw rate, lateral wind, load, road condition
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T2260/00—Interaction of vehicle brake system with other systems
- B60T2260/02—Active Steering, Steer-by-Wire
- B60T2260/022—Rear-wheel steering; Four-wheel steering
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両の挙動制御装置、特に制動時における挙
動を制御する装置に関するものである。
動を制御する装置に関するものである。
(従来の技術) 車両の挙動制御装置としては、例えば特開昭61−6766
5号公報に記載の如く、車速及び操舵角等から走行状態
を判別し、この走行状態から目標とする車両モデルに基
づき狙いとすべき目標ヨーレート(挙動目標値)を演算
し、ヨーレートをこの目標値となすのに必要な後輪補助
舵角を、車輪コーナリングパワーを含む車両諸元に基づ
き運動方程式により算出し、この算出舵角だけ後輪を補
助操舵して車両の挙動を上記車両モデルで狙った通りの
ものにするようになしたものがある。
5号公報に記載の如く、車速及び操舵角等から走行状態
を判別し、この走行状態から目標とする車両モデルに基
づき狙いとすべき目標ヨーレート(挙動目標値)を演算
し、ヨーレートをこの目標値となすのに必要な後輪補助
舵角を、車輪コーナリングパワーを含む車両諸元に基づ
き運動方程式により算出し、この算出舵角だけ後輪を補
助操舵して車両の挙動を上記車両モデルで狙った通りの
ものにするようになしたものがある。
又特開昭61−113562号公報には、非制動時上記車輪コ
ーナリングパワーが一定であるも、制動時この車輪コー
ナリングパワーが種々に変化することから、この変化を
加味しながら上記の後輪補助操舵を行う技術が示されて
いる。
ーナリングパワーが一定であるも、制動時この車輪コー
ナリングパワーが種々に変化することから、この変化を
加味しながら上記の後輪補助操舵を行う技術が示されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) これらの従来技術によれば、1種の車両挙動(ヨーレ
ート)については制動時も非制動時と同様に上記車両モ
デルで与えた通りの挙動制御が可能であり、制動時も非
制動時と同じヨーレート応答(過渡特性)及びヨーレー
トゲイン(定常特性)を達成することができる。
ート)については制動時も非制動時と同様に上記車両モ
デルで与えた通りの挙動制御が可能であり、制動時も非
制動時と同じヨーレート応答(過渡特性)及びヨーレー
トゲイン(定常特性)を達成することができる。
しかしてこの制御によっても、他の車両挙動(例えば
横速度)ついては、その過渡特性及び定常特性が同じ走
行条件(操舵角及び車速等)でも制動時と非制動時とで
異なってしまい、違和感をともなうのを禁じ得ない。
横速度)ついては、その過渡特性及び定常特性が同じ走
行条件(操舵角及び車速等)でも制動時と非制動時とで
異なってしまい、違和感をともなうのを禁じ得ない。
本発明は上記他の車両挙動についてもその特性が制動
時と非制動時とで同じになるようになし、これにより上
述の問題を解消することを目的とする。
時と非制動時とで同じになるようになし、これにより上
述の問題を解消することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的のための本発明は第1図に概念を示す如く、
ステアリングホイールによる主操舵時、主操舵量を含む
走行状態に応じた車両のヨーイング運動と横運動のうち
の一方とした第1挙動の目標値を第1挙動設定手段で演
算し、この第1挙動目標値を補助操舵手段による前輪及
び後輪の少なくとも一方の補助操舵により達成するよう
にした車両の挙動制御装置において、 車両の制動を検知する制動検知手段と、 この制動検知中、制動にともなう車輪コーナリングパ
ワーの変化に応じた補助舵角目標値の変更を前記補助操
舵手段に指令する補助舵角目標値変更手段と、 前記制動検知中、非制動時の前記補助操舵で生ずべき
車両のヨーイング運動と横運動のうちの他方とした第2
挙動を目標値とする第2挙動設定手段と、 車両の第2挙動がこの目標値となるよう車両の左右制
動力差を制御する左右制動力差制御手段とを設けて構成
したものである。
ステアリングホイールによる主操舵時、主操舵量を含む
走行状態に応じた車両のヨーイング運動と横運動のうち
の一方とした第1挙動の目標値を第1挙動設定手段で演
算し、この第1挙動目標値を補助操舵手段による前輪及
び後輪の少なくとも一方の補助操舵により達成するよう
にした車両の挙動制御装置において、 車両の制動を検知する制動検知手段と、 この制動検知中、制動にともなう車輪コーナリングパ
ワーの変化に応じた補助舵角目標値の変更を前記補助操
舵手段に指令する補助舵角目標値変更手段と、 前記制動検知中、非制動時の前記補助操舵で生ずべき
車両のヨーイング運動と横運動のうちの他方とした第2
挙動を目標値とする第2挙動設定手段と、 車両の第2挙動がこの目標値となるよう車両の左右制
動力差を制御する左右制動力差制御手段とを設けて構成
したものである。
(作 用) ステアリングホイールによる主操舵で車両を操縦する
時、第1挙動設定手段は主操舵量を含む走行状態に応じ
た車両の第1挙動の目標値を演算する。補助操舵手段は
前輪及び後輪の少なくとも一方の補助操舵により第1挙
動が上記の目標値となるよう挙動制御する。
時、第1挙動設定手段は主操舵量を含む走行状態に応じ
た車両の第1挙動の目標値を演算する。補助操舵手段は
前輪及び後輪の少なくとも一方の補助操舵により第1挙
動が上記の目標値となるよう挙動制御する。
ところで車両の制動中はこれを検知する制動検知手段
からの信号に応答し、補助舵角目標値変更手段が、制動
にともなう車輪コーナリングパワーの変化に応じた補助
舵角目標値の変更を補助操舵手段に指令する。この変更
により補助操舵手段は、制動にともなう車輪コーナリン
グパワーの変化があっても、第1挙動を第1挙動設定手
段で演算した目標値に保つような補助操舵を行うことが
でき、第1挙動を制動時も非制動時と同じ特性となるよ
う制御し得る。
からの信号に応答し、補助舵角目標値変更手段が、制動
にともなう車輪コーナリングパワーの変化に応じた補助
舵角目標値の変更を補助操舵手段に指令する。この変更
により補助操舵手段は、制動にともなう車輪コーナリン
グパワーの変化があっても、第1挙動を第1挙動設定手
段で演算した目標値に保つような補助操舵を行うことが
でき、第1挙動を制動時も非制動時と同じ特性となるよ
う制御し得る。
同時に制動検知中は第2挙動設定手段が、非制動時の
前記補助操舵で生ずべき車両の第2挙動を目標値とし、
左右制動力差制御手段は車両の第2挙動がこの目標値と
なるよう車両の左右制動力差を制御する。よって、第2
挙動についてもその特性を制動時と非制動とで同じに保
つことができ、第1挙動の特性を制動時と非制動時とで
同じに保っても、制動時の第2挙動特性が非制動時のそ
れからずれるといった問題を回避することが可能とな
る。
前記補助操舵で生ずべき車両の第2挙動を目標値とし、
左右制動力差制御手段は車両の第2挙動がこの目標値と
なるよう車両の左右制動力差を制御する。よって、第2
挙動についてもその特性を制動時と非制動とで同じに保
つことができ、第1挙動の特性を制動時と非制動時とで
同じに保っても、制動時の第2挙動特性が非制動時のそ
れからずれるといった問題を回避することが可能とな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
る。
第2図及び第3図は夫々本発明の挙動制御に用いる液
圧ブレーキシステム及び後輪補助操舵システムを例示す
る。
圧ブレーキシステム及び後輪補助操舵システムを例示す
る。
第2図のブレーキシステムを先ず説明するに、1L,1R
は夫々左右前輪ホイールシリンダ、2L,2Rは夫々左右後
輪ホイールシリンダで、ブレーキペダル3の踏込みによ
り作動されるマスターシリンダ4の両液圧出口ポートを
夫々前輪ホイールシリンダ1L,1Rに係る前輪ブレーキ液
圧系及び後輪ホイールシリンダ2L,2Rに係る後輪ブレー
キ液圧系に接続する。そして、これらブレーキ液圧系に
周知の3チャネルアンチスキッド制御装置にも用いる以
下のアクチュエータ5を挿入する。
は夫々左右前輪ホイールシリンダ、2L,2Rは夫々左右後
輪ホイールシリンダで、ブレーキペダル3の踏込みによ
り作動されるマスターシリンダ4の両液圧出口ポートを
夫々前輪ホイールシリンダ1L,1Rに係る前輪ブレーキ液
圧系及び後輪ホイールシリンダ2L,2Rに係る後輪ブレー
キ液圧系に接続する。そして、これらブレーキ液圧系に
周知の3チャネルアンチスキッド制御装置にも用いる以
下のアクチュエータ5を挿入する。
このアクチュエータ5は左右前輪のブレーキ液圧を個
別に制御し、左右後輪のブレーキ液圧を共通に制御する
もので、左右前輪用の圧力制御弁6a,6bと、後2輪用の
圧力制御弁6cとを具え、更に圧力制御弁6a,6bに共通な
リザーバ7a、アキュムレータ8a及び循環ポンプ9aと、圧
力制御弁6c用のリザーバ7b、アキュムレータ8b及び循環
ポンプ9bとを有し、これらを図示の如くに配管接続して
構成する。
別に制御し、左右後輪のブレーキ液圧を共通に制御する
もので、左右前輪用の圧力制御弁6a,6bと、後2輪用の
圧力制御弁6cとを具え、更に圧力制御弁6a,6bに共通な
リザーバ7a、アキュムレータ8a及び循環ポンプ9aと、圧
力制御弁6c用のリザーバ7b、アキュムレータ8b及び循環
ポンプ9bとを有し、これらを図示の如くに配管接続して
構成する。
アクチュエータ5(圧力制御弁6a,6b,6c及び循環ポン
プ9a,9b)はコントローラ10により制御し、このコント
ローラにはステアリングホイール操舵角θを検出する操
舵角センサ11からの信号と、ブレーキペダル3の踏込み
時ONするブレーキスイッチ12からの信号と、車速VXを検
出する車速センサ13からの信号と、マスターシリンダ4
からの圧力PMCを検出する圧力センサ14からの信号と、
左右前輪ホイールシリンダ1L,1Rへのブレーキ液圧PFL,P
FR及び後輪ブレーキ液圧PRRを検出する圧力センサ15a,1
5b,15cからの信号とを入力する。
プ9a,9b)はコントローラ10により制御し、このコント
ローラにはステアリングホイール操舵角θを検出する操
舵角センサ11からの信号と、ブレーキペダル3の踏込み
時ONするブレーキスイッチ12からの信号と、車速VXを検
出する車速センサ13からの信号と、マスターシリンダ4
からの圧力PMCを検出する圧力センサ14からの信号と、
左右前輪ホイールシリンダ1L,1Rへのブレーキ液圧PFL,P
FR及び後輪ブレーキ液圧PRRを検出する圧力センサ15a,1
5b,15cからの信号とを入力する。
コントローラ10はこれら入力情報をもとに、アクチュ
エータ5を介してアンチスキッド制御を行う他に、左右
前輪ホイールシリンダ1L,1Rのブレーキ液圧を個々に制
御して本発明が目的とする後述の左右制動力差制御を行
う。この左右制動力差制御の作用を説明するに、圧力制
御弁6a,6bをOFFして図示状態(増圧位置)にする時、マ
スターシリンダ4からの液圧PMCはこれら圧力制御弁を
素通りしてそのまま左右前輪ホイールシリンダ1L,1Rに
供給され、左右前輪ブレーキ液圧PFL,PFRを共にマスタ
ーシリンダ液圧PMCと同じ値にする。しかして、一方の
圧力制御弁6a(6b)をONにし、循環ポンプ9aをONする
と、圧力制御弁6a(6b)が電流値に応じ中央図示のポー
ト配置(保圧位置)又は下側図示のポート配置(減圧位
置)となり、減圧位置で対応する前輪ブレーキ液圧PFL
(PFR)を低下させ、保圧位置で対応する前輪ブレーキ
液圧PFL(PFR)をこの低下された値に保つ。よって、左
右前輪のブレーキ液圧間に差を設定することができ、車
両に後述の左右制動力差を与えることが可能である。
エータ5を介してアンチスキッド制御を行う他に、左右
前輪ホイールシリンダ1L,1Rのブレーキ液圧を個々に制
御して本発明が目的とする後述の左右制動力差制御を行
う。この左右制動力差制御の作用を説明するに、圧力制
御弁6a,6bをOFFして図示状態(増圧位置)にする時、マ
スターシリンダ4からの液圧PMCはこれら圧力制御弁を
素通りしてそのまま左右前輪ホイールシリンダ1L,1Rに
供給され、左右前輪ブレーキ液圧PFL,PFRを共にマスタ
ーシリンダ液圧PMCと同じ値にする。しかして、一方の
圧力制御弁6a(6b)をONにし、循環ポンプ9aをONする
と、圧力制御弁6a(6b)が電流値に応じ中央図示のポー
ト配置(保圧位置)又は下側図示のポート配置(減圧位
置)となり、減圧位置で対応する前輪ブレーキ液圧PFL
(PFR)を低下させ、保圧位置で対応する前輪ブレーキ
液圧PFL(PFR)をこの低下された値に保つ。よって、左
右前輪のブレーキ液圧間に差を設定することができ、車
両に後述の左右制動力差を与えることが可能である。
コントローラ10は上記左右制動力差制御の他に、第3
図の後輪補助操舵系の制御をも行う。第3図において21
L,21Rは夫々左右後輪を示し、これら後輪を油圧シリン
ダ22により転舵可能とする。シリンダ22の油圧源として
エンジン23により駆動されるオイルポンプ24を設ける。
このポンプはオイルリザーバ25の作動油を吸入して吐出
し、吐出油をアンロード弁26により調圧してアキュムレ
ータ27に蓄圧する。かかる圧力源の供給路28及びドレイ
ン路29と、油圧シリンダ22の室22L,22Rとの間に圧力サ
ーボ弁30を介装接続し、このサーボ弁は、シリンダ22の
ストローク、即ち後輪補助舵角δrを検出する補助舵角
センサ31からのフィードバック信号が後述の演算値(目
標後輪舵角)と一致するよう、コントローラ10により制
御する。
図の後輪補助操舵系の制御をも行う。第3図において21
L,21Rは夫々左右後輪を示し、これら後輪を油圧シリン
ダ22により転舵可能とする。シリンダ22の油圧源として
エンジン23により駆動されるオイルポンプ24を設ける。
このポンプはオイルリザーバ25の作動油を吸入して吐出
し、吐出油をアンロード弁26により調圧してアキュムレ
ータ27に蓄圧する。かかる圧力源の供給路28及びドレイ
ン路29と、油圧シリンダ22の室22L,22Rとの間に圧力サ
ーボ弁30を介装接続し、このサーボ弁は、シリンダ22の
ストローク、即ち後輪補助舵角δrを検出する補助舵角
センサ31からのフィードバック信号が後述の演算値(目
標後輪舵角)と一致するよう、コントローラ10により制
御する。
圧力制御弁30はOFF時図示のポート配置となり、シリ
ンダ室22L,22Rを供給路28及びドレン路29から遮断して
シリンダ22のストロークを禁じ、後輪舵角を保持する。
又圧力制御弁30は一方向の電流でONされる時、上側図示
のポート配置となり、供給路28の圧力をシリンダ室22L
に供給して後輪を左転舵し、他方向の電流でONされる
時、下側図示のポート配置となり、供給路28の圧力をシ
リンダ室22Rに供給して後輪を左転舵する。かかる転舵
により、センサ31で検出した後輪舵角が演算値に一致す
る時、コントローラ10はサーボ弁30をOFFして当該後輪
舵角を維持する。
ンダ室22L,22Rを供給路28及びドレン路29から遮断して
シリンダ22のストロークを禁じ、後輪舵角を保持する。
又圧力制御弁30は一方向の電流でONされる時、上側図示
のポート配置となり、供給路28の圧力をシリンダ室22L
に供給して後輪を左転舵し、他方向の電流でONされる
時、下側図示のポート配置となり、供給路28の圧力をシ
リンダ室22Rに供給して後輪を左転舵する。かかる転舵
により、センサ31で検出した後輪舵角が演算値に一致す
る時、コントローラ10はサーボ弁30をOFFして当該後輪
舵角を維持する。
コントローラ10は第4図及び第5図の制御プログラム
を実行して左右制動力差目標値及び後輪舵角目標値を演
算するが、その説明に先立ち第6図に示すヨーイング及
び横運動の2自由度モデル(図中41L,41Rは左右前輪)
につき車両の運動方程式を論ずる。
を実行して左右制動力差目標値及び後輪舵角目標値を演
算するが、その説明に先立ち第6図に示すヨーイング及
び横運動の2自由度モデル(図中41L,41Rは左右前輪)
につき車両の運動方程式を論ずる。
先ず、瞬時(t)のヨーイング及び横運動の運動方程
式は次式で表わされることが知られている。
式は次式で表わされることが知られている。
ただし、Cf,Crは各々前輪、後輪のコーナリングフォ
ースで、次の(3),(4)式で表わされ、 上式における各記号の意味は以下の通りである。
ースで、次の(3),(4)式で表わされ、 上式における各記号の意味は以下の通りである。
θ(t):操舵角 δr(t):後輪舵角 Vx(t):車両前後方向速度 Vy(t):車両横方向速度 BFL(t):左前輪制動力 BFR(t):右前輪制動力 IZ:車両ヨー慣性モーメント Lf:車両重心−前車軸間距離 Lr:車両重心−後車軸間距離 Tf:前輪トレッド M:車両重量 N:ステアリングギヤ比 Kf:前輪コーナリングパワー Kr:後輪コーナリングパワー (3),(4)式を(1),(2)式に代入し、 横速度Vy(t)に関する微分方程式と考えると、
(5),(6)式のように表現できる。
(5),(6)式のように表現できる。
ただし、 ΔBf(t)=BFL(t)−BFR(t) ……(7) a11=−2(Kf・Lf・Lf+Kr・Lr・Lr)/(Iz・Vx) ……(8) a12=−2(Kf・Lf−Kr・Lr)/(Iz・Vx) ……(9) a21=−2(Kf・Lf−Kr・Lr)/(M・Vx)−Vx ……(10) a22=−2(Kf+Kr)/(M・Vx) ……(11) bf1=2・Kf・Lf/(Iz・N) ……(12) bf2=2・Kf/(M・N) ……(13) br1=−2・Kr・Lr/(Iz・N) ……(14) br2=2・Kr/(M・N) ……(15) bp1=Tp/(2・Iz) 次に操舵角入力に対するヨーレート及び横速度の関係
について述べる。(5),(6)式により、操舵角入力
θ(t)に対する発生ヨーレート の関係は、微分演算子Sを用いると(16)式で表せる。
について述べる。(5),(6)式により、操舵角入力
θ(t)に対する発生ヨーレート の関係は、微分演算子Sを用いると(16)式で表せる。
同様に、操舵角入力θ(t)に対する発生横速度Vy1
(t)の関係は、微分演算子Sを用いて(17)式のよう
に表せる。
(t)の関係は、微分演算子Sを用いて(17)式のよう
に表せる。
(16),(17)式の伝達関数X(S)、Y(S)はい
ずれも(1次)/(2次)の形であり、Vxが大きくなる
ほど操舵角入力に対する発生ヨーレート 及び横速度Vy1(t)は高応答だが振動的になり、ハ
ンチングを生じて車両操縦性及び安定性が悪化すること
がわかる。そこで従来より車両の発生ヨーレートが運転
者にとって望ましい特性を持つ目標ヨーレート と一致するよう、後輪舵角を制御することが提案されて
いる。
ずれも(1次)/(2次)の形であり、Vxが大きくなる
ほど操舵角入力に対する発生ヨーレート 及び横速度Vy1(t)は高応答だが振動的になり、ハ
ンチングを生じて車両操縦性及び安定性が悪化すること
がわかる。そこで従来より車両の発生ヨーレートが運転
者にとって望ましい特性を持つ目標ヨーレート と一致するよう、後輪舵角を制御することが提案されて
いる。
例えば、目標ヨーレート を操舵角入力に対してオーバ/アンダシュートの無い1
次遅れ系とし、かつ定常値を非制動時のノーマルの車両
と等しく設定すれば、 は(18)式のように表せる。
次遅れ系とし、かつ定常値を非制動時のノーマルの車両
と等しく設定すれば、 は(18)式のように表せる。
ただしHoは非制動時の定常ヨーレートゲインで、(2
0)式定義されるスタビリティファクタAを用いて、(1
9)式により定義される。
0)式定義されるスタビリティファクタAを用いて、(1
9)式により定義される。
Ho=Vx/((1+A・Vx 2)・L・N) ……(19) A=−M(Lf・Kf−Lr・Kr)/(2・L2(Kf・Kr)) ……(20) 以下、後輪補助操舵により、(18)式の目標ヨーレー
トを実現する制御方法について述べる。(18)式を変形
すれば、目標ヨーレートの微分値 は(21)式にて求められる。
トを実現する制御方法について述べる。(18)式を変形
すれば、目標ヨーレートの微分値 は(21)式にて求められる。
操舵角入力θ(t)、後輪舵角入力δr(t)による
発生ヨーレート と一致すると仮定すれば、各々の微分値 も一致する。従って と仮定し、また前記仮定が成立する時のVy(t)をVyr
(t)と定義して、これらを(5),(6)式に代入す
れば(22),(23)式が得られる。
発生ヨーレート と一致すると仮定すれば、各々の微分値 も一致する。従って と仮定し、また前記仮定が成立する時のVy(t)をVyr
(t)と定義して、これらを(5),(6)式に代入す
れば(22),(23)式が得られる。
(22),(23)式より、δr(t)は(24)式で求め
られる。
られる。
よって、(24)式に示された後輪舵角制御を行うこと
により、Vxの如何にかかわらず車両の発生ヨーレートは
目標ヨーレートと一致し、かつ横速度の振動も無くすこ
とができ、前記の問題を非制動中回避し得る。
により、Vxの如何にかかわらず車両の発生ヨーレートは
目標ヨーレートと一致し、かつ横速度の振動も無くすこ
とができ、前記の問題を非制動中回避し得る。
しかしながら運転者が制動を行う場合には、タイヤ摩
擦力が制動力にも使われることとなり、その分非制動時
に対し前後輪のコーナリングパワーKf,Krが夫々変化す
るため、同じ車速でも、非制動時に対して制動時の発生
ヨーレート及び横速度の過渡特性及び定常ゲインが変化
してしまい、(24)式で求められる後輪補助操舵制御を
行っても、制動時は目標ヨーレートに発生ヨーレートが
一致しなくなる。
擦力が制動力にも使われることとなり、その分非制動時
に対し前後輪のコーナリングパワーKf,Krが夫々変化す
るため、同じ車速でも、非制動時に対して制動時の発生
ヨーレート及び横速度の過渡特性及び定常ゲインが変化
してしまい、(24)式で求められる後輪補助操舵制御を
行っても、制動時は目標ヨーレートに発生ヨーレートが
一致しなくなる。
この一致を可能にするためには以下の理論に基づきコ
ーナリングパワーを補正して目標ヨーレート達成用後輪
舵角目標値の演算に資する。一般に、前後輪の車輪コー
ナリングフォースCf,Crと制動力/駆動力は第7図に示
すような摩擦円の概念にて関係づけられる。以下前輪を
例にとり制動力Bfが加わる時の前輪コーナリングパワー
Kfの算出方法について述べる。前輪コーナリングフォー
スCfは車輪横滑り角βに比例すると仮定し、タイヤの出
し得る最大摩擦力(すなわち摩擦円半径)をF0,Cfが最
大値Cfmaxとなる時のβをβmax、制動力が加わらない時
のコーナリングパワーをKf0とすれば、(25)式の関係
が成り立つ。
ーナリングパワーを補正して目標ヨーレート達成用後輪
舵角目標値の演算に資する。一般に、前後輪の車輪コー
ナリングフォースCf,Crと制動力/駆動力は第7図に示
すような摩擦円の概念にて関係づけられる。以下前輪を
例にとり制動力Bfが加わる時の前輪コーナリングパワー
Kfの算出方法について述べる。前輪コーナリングフォー
スCfは車輪横滑り角βに比例すると仮定し、タイヤの出
し得る最大摩擦力(すなわち摩擦円半径)をF0,Cfが最
大値Cfmaxとなる時のβをβmax、制動力が加わらない時
のコーナリングパワーをKf0とすれば、(25)式の関係
が成り立つ。
Cfmax=F0=Kf0・βmax ……(25) (25)式が成り立つ時に制動力Bfが加わると、Cfmax
は(26)式のように変化する。
は(26)式のように変化する。
従って、制動力Bfが加わった時の前輪コーナリングパ
ワーKfは(27)式で求められる。
ワーKfは(27)式で求められる。
従って、左右輪の平均値をKfとすれば、前輪左右に制
動力BFL,BFRが加わった時のKfは(28)式で求められ
る。
動力BFL,BFRが加わった時のKfは(28)式で求められ
る。
同様に、後輪の出し得る最大摩擦力をF0′、制動力が
加わらない時のコーナリングパワーをKroとすれば、後
輪に制動力BRRが加わった時の後輪コーナリングパワーK
rは(29)式で求められる。
加わらない時のコーナリングパワーをKroとすれば、後
輪に制動力BRRが加わった時の後輪コーナリングパワーK
rは(29)式で求められる。
上記(28),(29)式により、制動時の前後輪コーナ
リングパワーKf,Krが求められ、(8)〜(15)式の各
パラメータの修正が可能となる。修正された(8)〜
(15)式の値を用いて(24)式で求められる後輪舵角と
なるよう第3図の後輪操舵システムにより後輪を舵角制
御することにより制動時にも非制動時と同様第9図に示
す如く目標ヨーレートと発生ヨーレートとを一致させる
ことが可能である。しかして、制動にともなうコーナリ
ングパワーの変化に応じ単一制御入力である後輪舵角を
変更すると、別の車両挙動である横速度Vyを第9図の如
く制動時に非制動時の特性と一致させることができな
い。
リングパワーKf,Krが求められ、(8)〜(15)式の各
パラメータの修正が可能となる。修正された(8)〜
(15)式の値を用いて(24)式で求められる後輪舵角と
なるよう第3図の後輪操舵システムにより後輪を舵角制
御することにより制動時にも非制動時と同様第9図に示
す如く目標ヨーレートと発生ヨーレートとを一致させる
ことが可能である。しかして、制動にともなうコーナリ
ングパワーの変化に応じ単一制御入力である後輪舵角を
変更すると、別の車両挙動である横速度Vyを第9図の如
く制動時に非制動時の特性と一致させることができな
い。
本発明は制動時、上記の後輪舵角補正を行うのに加
え、車両に左右制動力差を与えて横速度をも制動時と非
制動時とで一致させようとするもので、本例では第2図
の左右制動力差制御システムにより前輪左右のブレーキ
液圧を異ならせるようになす。例えば非制動時に(25)
式によって求められる後輪舵角を用いて制御を行った場
合の横速度を目標横速度Vyr(t)として、横速度がこ
の目標値となるよう左右制動力差制御を行えば、非制動
時/制動時の横速度の特性が変化せず、望ましい特性に
なるとの事実認識に基づいて本発明はなしたものであ
る。
え、車両に左右制動力差を与えて横速度をも制動時と非
制動時とで一致させようとするもので、本例では第2図
の左右制動力差制御システムにより前輪左右のブレーキ
液圧を異ならせるようになす。例えば非制動時に(25)
式によって求められる後輪舵角を用いて制御を行った場
合の横速度を目標横速度Vyr(t)として、横速度がこ
の目標値となるよう左右制動力差制御を行えば、非制動
時/制動時の横速度の特性が変化せず、望ましい特性に
なるとの事実認識に基づいて本発明はなしたものであ
る。
上記に基づく目標横速度Vyr(t)は(23)式に準じ
た下記(30)式にて算出できる。すなわち、 ただし、(24)式に準じて また、a11′,a12′,a21′,a22′,bf1′,bf2′,br1′,
br2′は制動力が加わらない場合の前後輪のコーナリン
グパワーKfo,Kroを用いて各々(8)〜(15)式で算出
した値である。
た下記(30)式にて算出できる。すなわち、 ただし、(24)式に準じて また、a11′,a12′,a21′,a22′,bf1′,bf2′,br1′,
br2′は制動力が加わらない場合の前後輪のコーナリン
グパワーKfo,Kroを用いて各々(8)〜(15)式で算出
した値である。
操舵角入力θ(t)、前輪左右制動力差入力ΔB
f(t)、後輪舵角入力δr(t)の3入力による発生
ヨーレート 及び横速度Vy(t)が、それぞれ Vyr(t)と一致すると仮定すれば、それぞれの微分値 y(t)とyr(t)も一致する。
f(t)、後輪舵角入力δr(t)の3入力による発生
ヨーレート 及び横速度Vy(t)が、それぞれ Vyr(t)と一致すると仮定すれば、それぞれの微分値 y(t)とyr(t)も一致する。
従って Vyr(t)=Vy(t)、yr(t)=y(t)と仮定
し、またこれらを(5),(6)に代入すれば(32),
(33)式が得られる。
し、またこれらを(5),(6)に代入すれば(32),
(33)式が得られる。
(32),(33)式より、ΔBf(t)、δr(t)はそ
れぞれ(34),(35)式で求められる。
れぞれ(34),(35)式で求められる。
(35)式で求められた前輪左右制動力差を発生させる
ためには、第2図のシステムを用いて左右前輪ホイール
シリンダ1L,1Rの圧力間に対応した差圧を生じさせれば
よい。ホイールシリンダ圧Pと制動力Bfの関係は、車輪
の慣性モーメントを無視すれば、(36)式にて求められ
る。
ためには、第2図のシステムを用いて左右前輪ホイール
シリンダ1L,1Rの圧力間に対応した差圧を生じさせれば
よい。ホイールシリンダ圧Pと制動力Bfの関係は、車輪
の慣性モーメントを無視すれば、(36)式にて求められ
る。
Bf=2・μp・Ap・rp・P/R=kp・P ……(36) ただしkp=2・μp・Ap・rp/R μp:ブレーキパッド及びディスクロータ間の摩擦係数 Ap:ホイールシリンダ面積 rp:ディスクロータ有効半径 R:タイヤ半径 従って、左右前輪ホイールシリンダ1L,1Rへの圧の目
標差圧ΔP(t)は、(37)式で表せる。
標差圧ΔP(t)は、(37)式で表せる。
ΔP(t)=ΔBf(t)/kp ……(37) (37)式で求められたΔP(t)とマスターシリンダ
圧PMC(t)より、ΔP(t)を生じさせるための左右
前輪の目標ホイールシリンダ圧PFL(t),PFR(t)を
(38),(39)式にて算出し、これらホイールシリンダ
圧を第2図の圧力制御弁6a,6bに指令する。
圧PMC(t)より、ΔP(t)を生じさせるための左右
前輪の目標ホイールシリンダ圧PFL(t),PFR(t)を
(38),(39)式にて算出し、これらホイールシリンダ
圧を第2図の圧力制御弁6a,6bに指令する。
上記の後輪舵角制御及び左右前輪ブレーキ液圧制御
は、第2図及び第3図におけるコントローラ10が第4図
及び第5図の制御プログラムを実行してこれらを行う。
は、第2図及び第3図におけるコントローラ10が第4図
及び第5図の制御プログラムを実行してこれらを行う。
第4図の制御プログラムは一定時間ΔT毎に繰り返さ
れ、ステップ51で各種の入力情報を読み込み、次のステ
ップ52で(28),(29)式の演算により制動時の前後輪
コーナリングパワーKf,Krを求める。又ステップ53,54で
(8)式〜(15)式により制動時のパラメータa11,a12,
a21,a22,bf1,bf2,br1,br2を演算し、ステップ55,56で
(8)〜(15)式に準じた式によりこれらパラメータの
非制動時における値a11′,a12′,a21′,a22′,bf1′,b
f2′,br1′,br2′を演算する。次にステップ57で(2
0),(19)式によりスタビリティファクタA及び定常
ヨーレートゲインHoを求めると共に、(21)式に相当す
る演算により目標ヨーレートの微分値 を求める。なお、この目標ヨーレート微分値の演算に当
たっては、以後の演算でもそうであるが、今迄の(t)
を付した連続系に代え、離散値系であることを示す
(n)を付した記号を用い、マイクロコンピュータでの
処理に対応させることとする。合わせて、 の積分により目標ヨーレート を求める(但しコンピュータは積分が不能故に の演算により求める)。
れ、ステップ51で各種の入力情報を読み込み、次のステ
ップ52で(28),(29)式の演算により制動時の前後輪
コーナリングパワーKf,Krを求める。又ステップ53,54で
(8)式〜(15)式により制動時のパラメータa11,a12,
a21,a22,bf1,bf2,br1,br2を演算し、ステップ55,56で
(8)〜(15)式に準じた式によりこれらパラメータの
非制動時における値a11′,a12′,a21′,a22′,bf1′,b
f2′,br1′,br2′を演算する。次にステップ57で(2
0),(19)式によりスタビリティファクタA及び定常
ヨーレートゲインHoを求めると共に、(21)式に相当す
る演算により目標ヨーレートの微分値 を求める。なお、この目標ヨーレート微分値の演算に当
たっては、以後の演算でもそうであるが、今迄の(t)
を付した連続系に代え、離散値系であることを示す
(n)を付した記号を用い、マイクロコンピュータでの
処理に対応させることとする。合わせて、 の積分により目標ヨーレート を求める(但しコンピュータは積分が不能故に の演算により求める)。
次のステップ58では(30),(31)式に相当する演算
により、非制動中後輪操舵を含む操舵で生ずる横加速度
yrを求めると共に、これを基に目標横速度Vyrを演算
し、更に、非制動中の目標後輪舵角δ′rを求める。こ
の目標後輪舵角δ′rは非制動中第3図の圧力サーボ弁
30に供給されて、非制動時の後輪舵角をこの演算値とな
し、これにより制動時のヨーレートを狙った通りのもの
となす。ステップ59では(35),(34)式に相当する演
算により制動時の目標後輪舵角δr(n)及び制動時の
横速度を非制動時と同じにするための目標制動力差ΔBf
(n)を求めると共に、(37)式に相当する演算により
この制動力差を得るための前輪左右ブレーキ液圧差ΔP
を求める。上記の目標後輪舵角δr(n)は制動時に第
3図の圧力サーボ弁30に供給されて、制動時の後輪舵角
をこの演算値となし、これにより制動時に車輪コーナリ
ングパワーが低下すると雖も、車両のヨーレート特性を
非制動時と同様のものにする。ステップ60〜62では、上
記ブレーキ液圧差ΔPの正負に応じ高圧にすべき側の前
輪ブレーキ液圧PFL(PFR)をマスターシリンダ液圧PMC
と同じに保ち、他方の前輪ブレーキ液圧PFR(PFL)をP
MCよりΔPcだけ低い値にするよう指令する。なお、指令
値には*印を付して示した。
により、非制動中後輪操舵を含む操舵で生ずる横加速度
yrを求めると共に、これを基に目標横速度Vyrを演算
し、更に、非制動中の目標後輪舵角δ′rを求める。こ
の目標後輪舵角δ′rは非制動中第3図の圧力サーボ弁
30に供給されて、非制動時の後輪舵角をこの演算値とな
し、これにより制動時のヨーレートを狙った通りのもの
となす。ステップ59では(35),(34)式に相当する演
算により制動時の目標後輪舵角δr(n)及び制動時の
横速度を非制動時と同じにするための目標制動力差ΔBf
(n)を求めると共に、(37)式に相当する演算により
この制動力差を得るための前輪左右ブレーキ液圧差ΔP
を求める。上記の目標後輪舵角δr(n)は制動時に第
3図の圧力サーボ弁30に供給されて、制動時の後輪舵角
をこの演算値となし、これにより制動時に車輪コーナリ
ングパワーが低下すると雖も、車両のヨーレート特性を
非制動時と同様のものにする。ステップ60〜62では、上
記ブレーキ液圧差ΔPの正負に応じ高圧にすべき側の前
輪ブレーキ液圧PFL(PFR)をマスターシリンダ液圧PMC
と同じに保ち、他方の前輪ブレーキ液圧PFR(PFL)をP
MCよりΔPcだけ低い値にするよう指令する。なお、指令
値には*印を付して示した。
第5図は上記した左右前輪ブレーキ液圧差ΔPを得る
ための左右前輪ブレーキ液圧指令(PFL *,PFR *)の出
力処理プログラムを左前輪ブレーキ液圧指令PFL *につ
き例示したもので、第4図と同様にΔT時間毎に繰り返
し実行する。なお、右前輪ブレーキ液圧指令PFR *の処
理については同様のものであるので省略する。
ための左右前輪ブレーキ液圧指令(PFL *,PFR *)の出
力処理プログラムを左前輪ブレーキ液圧指令PFL *につ
き例示したもので、第4図と同様にΔT時間毎に繰り返
し実行する。なお、右前輪ブレーキ液圧指令PFR *の処
理については同様のものであるので省略する。
先ず、ステップ71で第2図のブレーキスイッチ12がOF
Fか否かにより非制動中か制動中かをチェックし、左前
輪ブレーキ液圧指令PFL *がマスターシリンダ液圧PMCと
同じか否かをチェックする。制動中でPFL *≠PMCなら、
ステップ73,76,83によりカウンタmが設定値moを0にさ
れる度に、つまりmo×ΔT時間毎にステップ74,75の処
理を行う。ステップ74では左前輪ブレーキ液圧の指令値
PFL *と実測値PFLとの偏差Perrを求め、ステップ75では
1回当りのブレーキ液圧補正量Poに対する偏差Perrの
比、つまり何回の補正で偏差Perrがなくなる(PFL=PFL
*になる)かを示す補正回数要求値Tpを求める(但しIN
Tは四捨五入整数値をとることを意味する)。
Fか否かにより非制動中か制動中かをチェックし、左前
輪ブレーキ液圧指令PFL *がマスターシリンダ液圧PMCと
同じか否かをチェックする。制動中でPFL *≠PMCなら、
ステップ73,76,83によりカウンタmが設定値moを0にさ
れる度に、つまりmo×ΔT時間毎にステップ74,75の処
理を行う。ステップ74では左前輪ブレーキ液圧の指令値
PFL *と実測値PFLとの偏差Perrを求め、ステップ75では
1回当りのブレーキ液圧補正量Poに対する偏差Perrの
比、つまり何回の補正で偏差Perrがなくなる(PFL=PFL
*になる)かを示す補正回数要求値Tpを求める(但しIN
Tは四捨五入整数値をとることを意味する)。
ステップ77〜82ではTpによる管理のもと所定回数の増
減圧指令を第2図の圧力制御弁6aへ出力して左前輪ブレ
ーキ液圧PFLを指令値PFL *となし、その後保圧指令を弁
6aへ出力してPFL=PFL *を保つ。
減圧指令を第2図の圧力制御弁6aへ出力して左前輪ブレ
ーキ液圧PFLを指令値PFL *となし、その後保圧指令を弁
6aへ出力してPFL=PFL *を保つ。
右前輪ブレーキ液圧PFRも上記と同様にして調圧する
ことにより、指令値PFR *となすことで、左右前輪間に
前記演算通りの制動力差ΔBf(n)を与えることがで
き、制動時に横速度をも非制動時と同様の特性に保つこ
とができる。
ことにより、指令値PFR *となすことで、左右前輪間に
前記演算通りの制動力差ΔBf(n)を与えることがで
き、制動時に横速度をも非制動時と同様の特性に保つこ
とができる。
第5図中ステップ71,72で非制動中と判別したり、制
動中でもPFL *=PMCと判別する場合は、上記のブレーキ
液圧制御が不要であるから、ステップ84,85,77,78,80,8
3を経由するループにより、圧力制御弁6aを増圧位置に
保ち、左前輪ブレーキ液圧をマスターシリンダ液圧と同
じにし、ブレーキペダル3の操作にまかせる。
動中でもPFL *=PMCと判別する場合は、上記のブレーキ
液圧制御が不要であるから、ステップ84,85,77,78,80,8
3を経由するループにより、圧力制御弁6aを増圧位置に
保ち、左前輪ブレーキ液圧をマスターシリンダ液圧と同
じにし、ブレーキペダル3の操作にまかせる。
以上の後輪補助操舵及び左右制動力差制御によれば、
制動時に車輪コーナリングパワーが低下すると雖も、第
9図と同様の条件で行ったシミュレーションの結果を示
す第8図から明らかな如く、当該コーナリングパワーの
低下に応じた後輪舵角の修正がなされてヨーレート特性
を非制動時と同様のものに保つことができると共に、左
右制動力差(左右ブレーキ液圧差ΔP)の付与により横
速度Vyの特性も非制動時の特性と同じに保つことができ
る。
制動時に車輪コーナリングパワーが低下すると雖も、第
9図と同様の条件で行ったシミュレーションの結果を示
す第8図から明らかな如く、当該コーナリングパワーの
低下に応じた後輪舵角の修正がなされてヨーレート特性
を非制動時と同様のものに保つことができると共に、左
右制動力差(左右ブレーキ液圧差ΔP)の付与により横
速度Vyの特性も非制動時の特性と同じに保つことができ
る。
なお、図示例では補助操舵を後輪に対して行うことと
したが、前輪を補助操舵したり、前後輪を共に補助操舵
する場合も、本発明の着想は同様に適用し得ること勿論
である。又、左右制動力差を与える場合左右前輪間にブ
レーキ液圧差を与える代わりに、他の左右輪間にブレー
キ液圧差を与えてもよいことは言うまでもない。更に、
制動時のコーナリングパワーを算出するに当り、前輪へ
の荷重移動による影響を考慮して、ホイールシリンダ圧
に加え車両前後輪加速度を用いることもできる。
したが、前輪を補助操舵したり、前後輪を共に補助操舵
する場合も、本発明の着想は同様に適用し得ること勿論
である。又、左右制動力差を与える場合左右前輪間にブ
レーキ液圧差を与える代わりに、他の左右輪間にブレー
キ液圧差を与えてもよいことは言うまでもない。更に、
制動時のコーナリングパワーを算出するに当り、前輪へ
の荷重移動による影響を考慮して、ホイールシリンダ圧
に加え車両前後輪加速度を用いることもできる。
(発明の効果) かくして本発明の挙動制御装置は上述の如く制動時は
これにともなうコーナリングパワーの変化を加味して補
助操舵を行うことで第1挙動(図示例ではヨーレート)
特性を非制動時と同じに保ち、合わせて非制動時の補助
操舵で生ずべき第2挙動(図示例では横速度)特性が得
られるよう左右制動力差(図示例では左右前輪ブレーキ
液圧差)を与える構成としたから、 制動時に2種の挙動を非制動時と同じ特性に保つこと
ができ、制動時と非制動時との挙動が異なる違和感を良
好になくすことができる。
これにともなうコーナリングパワーの変化を加味して補
助操舵を行うことで第1挙動(図示例ではヨーレート)
特性を非制動時と同じに保ち、合わせて非制動時の補助
操舵で生ずべき第2挙動(図示例では横速度)特性が得
られるよう左右制動力差(図示例では左右前輪ブレーキ
液圧差)を与える構成としたから、 制動時に2種の挙動を非制動時と同じ特性に保つこと
ができ、制動時と非制動時との挙動が異なる違和感を良
好になくすことができる。
第1図は本発明挙動制御装置の概念図、 第2図及び第3図は夫々本発明装置の一実施例を示す左
右制動力差制御システム及び後輪操舵システムの系統
図、 第4図及び第5図は夫々同例におけるコントローラの制
御プログラムを示すフローチャート、 第6図は車両の運動方程式を導くに当たって用いた2自
由度モデル図、 第7図は制・駆動力とコーナリングフォースとの関係を
示す線図、 第8図は本発明装置の動作タイムチャート、 第9図は従来の挙動制御装置に係る動作タイムチャート
である。 1L,1R,2L,2R……ホイールシリンダ 3……ブレーキペダル、4……マスターシリンダ 5……ブレーキ液圧制御アクチュエータ 6a,6b,6c……圧力制御弁 9a,9b……循環ポンプ、10……コントローラ 11……操舵角センサ、12……ブレーキスイッチ 13……車速センサ 14,15a,15b,15c……圧力センサ 21L,21R……左右後輪 22……補助操舵油圧シリンダ 24……オイルポンプ、30……圧力サーボ弁 31……補助舵角センサ 41L,41R……左右前輪
右制動力差制御システム及び後輪操舵システムの系統
図、 第4図及び第5図は夫々同例におけるコントローラの制
御プログラムを示すフローチャート、 第6図は車両の運動方程式を導くに当たって用いた2自
由度モデル図、 第7図は制・駆動力とコーナリングフォースとの関係を
示す線図、 第8図は本発明装置の動作タイムチャート、 第9図は従来の挙動制御装置に係る動作タイムチャート
である。 1L,1R,2L,2R……ホイールシリンダ 3……ブレーキペダル、4……マスターシリンダ 5……ブレーキ液圧制御アクチュエータ 6a,6b,6c……圧力制御弁 9a,9b……循環ポンプ、10……コントローラ 11……操舵角センサ、12……ブレーキスイッチ 13……車速センサ 14,15a,15b,15c……圧力センサ 21L,21R……左右後輪 22……補助操舵油圧シリンダ 24……オイルポンプ、30……圧力サーボ弁 31……補助舵角センサ 41L,41R……左右前輪
Claims (5)
- 【請求項1】ステアリングホイールによる主操舵時、主
操舵量を含む走行状態に応じた車両のヨーイング運動と
横運動のうちの一方とした第1挙動の目標値を第1挙動
設定手段で演算し、この第1挙動目標値を補助操舵手段
による前輪及び後輪の少なくとも一方の補助操舵により
達成するようにした車両の挙動制御装置において、 車両の制動を検知する制動検知手段と、 この制動検知中、制動にともなう車輪コーナリングパワ
ーの変化に応じた補助舵角目標値の変更を前記補助操舵
手段に指令する補助舵角目標値変更手段と、 前記制動検知中、非制動時の前記補助操舵で生ずべき車
両のヨーイング運動と横運動のうちの他方とした第2挙
動を目標値とする第2挙動設定手段と、 車両の第2挙動がこの目標値となるよう車両の左右制動
力差を制御する左右制動力差制御手段とを具備してなる
ことを特徴とする車両の挙動制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記第1挙動をヨーレ
ートとし、前記第2挙動を横速度とした車両の制動制御
装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記第1挙動を横速度
とし、前記第2挙動をヨレートとした車両の挙動制御装
置。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記
第1挙動設定手段は非制動時における一定の車輪コーナ
リングパワーを基に第1挙動の目標値を演算し、前記補
助舵角目標値変更手段は制動時の車輪コーナリングパワ
ーを推定し、この推定値に応じ補助舵角目標値の変更指
令を発するように構成した車両の挙動制御装置。 - 【請求項5】請求項4において、補助舵角目標値変更手
段は各車輪のホイールシリンダ液圧、車体前後加速度に
応じ制動時の車輪コーナリングパワーを推定するよう構
成した車両の挙動制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2224243A JP2623940B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 車両の挙動制御装置 |
US07/750,563 US5341296A (en) | 1990-08-28 | 1991-08-27 | Vehicle dynamic characteristic control apparatus |
EP91114357A EP0473112B1 (en) | 1990-08-28 | 1991-08-27 | Method of controlling vehicle dynamic characteristics |
DE69108480T DE69108480T2 (de) | 1990-08-28 | 1991-08-27 | Verfahren zur Steuerung der dynamischen Eigenschaften eines Kraftfahrzeuges. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2224243A JP2623940B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 車両の挙動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108080A JPH04108080A (ja) | 1992-04-09 |
JP2623940B2 true JP2623940B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=16810736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2224243A Expired - Fee Related JP2623940B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 車両の挙動制御装置 |
Country Status (4)
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