JP2623876B2 - 排気系接続装置 - Google Patents

排気系接続装置

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JP2623876B2
JP2623876B2 JP1325820A JP32582089A JP2623876B2 JP 2623876 B2 JP2623876 B2 JP 2623876B2 JP 1325820 A JP1325820 A JP 1325820A JP 32582089 A JP32582089 A JP 32582089A JP 2623876 B2 JP2623876 B2 JP 2623876B2
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邦彦 澤井
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は排気マニホルドに排気管を接続する排気系接
続装置に関するものである。
(従来の技術) 排気系接続装置としては従来、実開昭59−102929号公
報に示された排気管継手構造の如きものがある。
この装置は第6図に示す如く、接続すべき排気管31,3
2に夫々フランジ33,34を対向設置し、上流側排気管31の
フランジ33にリテーナ35を介してシールリング36を設
け、排気管32の球面フレア部37をシールリング36の外周
に球面接触させ、この球面接触状態を保つ弾性手段38を
設けた構成になるものである。
(発明が解決しようとする課題) しかして、シールリング36が接するリテーナ35の部分
35a,35bのうち、部分35aがフランジ33に接しているた
め、リテーナ35を、鋳物製で熱容量の大きな排気マニホ
ルドに取付け、この排気マニホルドに排気管を接続する
のに従来の継手構造を用いる場合、排気マニホルドの熱
が多量にリテーナ部分35aより直接シールリング36に伝
わることから、膨脹黒鉛等で造られるシールリング36の
耐久性が悪くなるのを避けられない。
本発明は、シールリングと接する部位が直接排気マニ
ホルドに接触することのない構成として上述の問題を解
消することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的のため本発明は、排気マニホルド及びこれに
接続すべき排気管の一方にリテーナを介してシールリン
グを取付け、他方に該シールリングの外周と球面接触す
るシール受けを設け、この球面接触状態を保つ弾性手段
を具えた排気系接続装置であって、 前記排気マニホルドに取付けたリテーナ又はシール受
けのシールリング接触部分を排気マニホルド端面より排
気マニホルドの軸方向に離間させた排気系接続装置にお
いて、 前記シールリング接触部分と排気マニホルドとの間に
隙間を設定する空間を設け、 前記リテーナ又はシール受けから排気マニホルドの内
周に侵入するよう延在して、前記空間に排気が侵入する
のを防止する排気流遮蔽手段を設けて排気系接続装置を
構成する。
(作 用) シールリングはその外周と球面接触するシール受けと
の共働により排気マニホルド及び排気管の間を気密に接
続し、排気の漏洩を防止する。
一方、熱容量の大きな排気マニホルドは排気により高
温にされるが、シールリングと接するリテーナ又はシー
ル受けの部位と排気マニホルドとの間に隙間を設定する
ため、高温の排気マニホルドからシールリングと接する
リテーナ又はシール受けの部位への熱伝導は直接行われ
ず、排気マニホルドと接するリテーナ又はシール受けの
部位を介して行われるのみとなり、シールリングが排気
マニホルドから多量の熱を伝達されるのを防止でき、シ
ールリングの耐久性が悪化するのを防止することができ
る。
又、上記隙間を設定する空間に排気が侵入するのを排
気流遮断手段によって阻止するから、排気の熱が直接上
記の部位に伝わって上記の作用効果が相殺されてしまう
事態を回避することができ、上記シールリングの耐久性
向上効果を確実なものにし得る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図は本発明装置の一実施例で、本例は第2図及び
第3図に示す如く車両用横置エンジン1の排気マニホル
ド2へ排気管3を接続する管継手4として構成した例を
示す。
第1図に明示するように、排気マニホルド2の排気管
接続面2aにボルト5を植設し、この植設に当りリテーナ
6を面2aに取付ける。リテーナ6は面2aと接する外周部
6aに近い側より順次、部分6bを排気流方向に延在させて
円筒部分となし、部分6cを排気流に直角な方向へ指向さ
せてフランジ部となし、部分6dを排気流方向へ延在させ
て円筒部分となすことにより、部分6c,6dと排気マニホ
ルド2との間に隙間を設定する空間7を画成する。
部分6c,6dに接触させてこれらにシールリング8を接
着し、部分6dの内周にはスリーブ9を溶接する。このス
リーブは排気マニホルド2のポート2b内に侵入させ、空
間7に排気が侵入するのを防止する排気流遮蔽手段とし
て機能させる。
シールリング8の外周8aを球面とし、これに球面接触
するシール受け10を排気管3に溶接する。シール受け10
に前記のボルト5を遊挿し、ボルト5のヘッド5a及びシ
ール受け10間にばね15を縮設する。ばね15はシール受け
10(排気管3)を排気マニホルド2に向け付勢し、シー
ル受け10とシールリング8との間の球面接触を保つ弾性
手段の用をなす。
上記実施例の作用を次に説明するに、エンジン1の各
気筒から出る排気はマニホルド2により1まとめにされ
て排気管3に至り、これより大気中へ排出される。排気
マニホルド2及び排気管3間の接続部はシールリング8
及びシール受け10の共働によりシールされ、排気が外部
へ漏れるのを防止する。
一方、排気により加熱された熱容量の大きな排気マニ
ホルド2からシールリング8への熱伝導は、シールリン
グ8と接するリテーナ部分6c,6dが空間7により排気マ
ニホルド2から離間されているため、リテーナ部分6aを
経由する僅かな熱量のみとなり、シールリング8と接す
るリテーナ部分6c,6dが直接排気マニホルド2から多量
の熱をシールリング8へ伝達することがない。従って、
シールリング8が熱容量の大きな排気マニホルド2から
の熱で耐久性を悪化されるのを防止し得る。又、スリー
ブ9は空間7へ高温排気が流入するのを阻止し、排気が
直接リテーナ部分6c,6dを加熱してシールリング8の耐
久性を悪化させるのを防止する。
なお、エンジン1の運転中における第3図中矢印方向
のこじりは、シールリング8及びシール受け10間の球面
接触部における摺接で吸収することができ、又当該こじ
り方向の振動はかかる球面接触部の摺動抵抗で減衰させ
ることができる。更に、エンジン1の運転中における上
下方向の振動はリテーナ部分6b,6c間の遷移遇角部で吸
収、減衰される。これらにより、排気管3の共振絶対レ
ベルが低下されることとなり、車体への不快な振動入力
レベルを第5図中点線で示すレベルから実線レベルへと
低下させることができる。
第4図は本発明の他の例を示し、本例ではシールリン
グ8を逆向きに配置し、リテーナ11を介し排気管3上に
取付ける。そして、シールリング8の外周と球面接触す
るシール受け12をボルト5で排気マニホルド2の排気管
接続面2aに取着する。シール受け12は面2aと接する外周
部12aに近い側より順次、部分12bを排気流方向に延在さ
せて円筒部分となし、部分12cをシールリング8の外周
球面に接する球面部となし、部分12dを排気マニホルド
のポート2b内に侵入する円筒部分となすことにより、シ
ールリング8と接するシール受け12の部分12cと排気マ
ニホルド2との間に隙間を設定する空間13を画成する。
なお、シール受け12b及び排気マニホルド2間にはア
ダプタ14を介在させ、これをシール受け12にスポット溶
接して一体化し、空間13内へ排気が流入するのを阻止す
る遮蔽手段として機能させるのが良い。
本例でも、シールリング8と接するシール受け12の部
分12cが空間13によって排気マニホルド2から離間され
ているため、排気により高温にされた熱容量の大きな排
気マニホルド2からシールリング8と接するシール受け
部分12cへの熱伝導は、シール受け部分12aを経由する僅
かな熱量のみとなり、シールリング8の耐久性が悪化す
るのを防止し得る。又、空間13内への排気流入がアダプ
タ14で阻止されているため、シール受け部分12cが排気
で直接加熱されて、シールリング8の耐久性を低下させ
ることもない。
(発明の効果) かくして本発明装置は上述の如く、排気マニホルドに
取り付けたリテーナ又はシール受けのシールリング接触
部分が排気マニホルドと直接接触しないよう空間を設け
たから、熱容量の大きな排気マニホルドから上記シール
リング接触部分に多量の熱が伝達されるのを防止するこ
とができ、シールリングの耐久性を向上させることがで
きる。
又、上記の空間に排気が侵入するのを排気流遮蔽手段
で阻止する構成にしたから、上記のシール接触部分が排
気で直接加熱されて上記の作用効果が相殺されるといっ
た事態を回避することができ、上記シールリングの耐久
性向上効果を確実なものにし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明排気系接続装置の一実施例を示す要図断
面図、 第2図及び第3図は同装置の適用箇所を示すエンジンの
斜視図及び側面図、 第4図は本発明の他の例を示す第1図と同様な要図断面
図、 第5図は本発明装置を用いた場合の加速度振幅レベルを
通常の場合と比較して示す線図、 第6図は従来装置の断面図である。 1……エンジン、2……排気マニホルド 3……排気管、6,11……リテーナ 7,13……空間、8……シールリング 9……スリーブ(排気流遮蔽手段) 10,12……シール受け 14……アダプタ(排気流遮蔽手段) 15……はね(弾性手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気マニホルド及びこれに接続すべき排気
    管の一方にリテーナを介してシールリングを取付け、他
    方に該シールリングの外周と球面接触するシール受けを
    設け、この球面接触状態を保つ弾性手段を具えた排気系
    接続装置であって、 前記排気マニホルドに取付けたリテーナ又はシール受け
    のシールリング接触部分を排気マニホルド端面より排気
    マニホルドの軸方向に離間させた排気系接続装置におい
    て、 前記シールリング接触部分と排気マニホルドとの間に隙
    間を設定する空間を設け、 前記リテーナ又はシール受けから排気マニホルドの内周
    に侵入するよう延在して、前記空間に排気が侵入するの
    を防止する排気流遮蔽手段を設けたことを特徴とする排
    気系接続装置。
JP1325820A 1989-12-18 1989-12-18 排気系接続装置 Expired - Lifetime JP2623876B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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DE102019131891A1 (de) * 2019-11-26 2021-05-27 Eberspächer Exhaust Technology GmbH Verbindungseinheit

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JPH0210249Y2 (ja) * 1984-10-09 1990-03-14

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