JP2623684B2 - トナー - Google Patents
トナーInfo
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- JP2623684B2 JP2623684B2 JP63115436A JP11543688A JP2623684B2 JP 2623684 B2 JP2623684 B2 JP 2623684B2 JP 63115436 A JP63115436 A JP 63115436A JP 11543688 A JP11543688 A JP 11543688A JP 2623684 B2 JP2623684 B2 JP 2623684B2
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- Japan
- Prior art keywords
- toner
- charge control
- weight
- parts
- resin
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08702—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08726—Polymers of unsaturated acids or derivatives thereof
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09733—Organic compounds
- G03G9/09775—Organic compounds containing atoms other than carbon, hydrogen or oxygen
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子写真用トナーに関する。
従来技術およびその課題 近年電子写真複写機では一段と高速化が進んでいる。
1分間にA−4サイズで50枚以上のものについては、光
感度の面から、一般にセレニウム系或いはアモルファス
シリコン系等の光導電性材料からなる感光体が用いられ
る。また、電子写真法を用いた高速プリンター(レーザ
ービームプリンターなど)には積層型の有機感光体が用
いられる。それらの感光体上に作像された静電潜像を静
電吸引力により顕像化する現像剤としては高性能の負荷
電性トナーが望まれている。
1分間にA−4サイズで50枚以上のものについては、光
感度の面から、一般にセレニウム系或いはアモルファス
シリコン系等の光導電性材料からなる感光体が用いられ
る。また、電子写真法を用いた高速プリンター(レーザ
ービームプリンターなど)には積層型の有機感光体が用
いられる。それらの感光体上に作像された静電潜像を静
電吸引力により顕像化する現像剤としては高性能の負荷
電性トナーが望まれている。
従来一般に負電荷トナーは、トナーのバインダー樹脂
中に負荷電性の良好な荷電制御剤及び着色剤を分散させ
ている。トナーをシステム速度が中・低速用の現像剤と
して用いる場合には、従来の負荷電性荷電制御剤は樹脂
との相溶性あるいは分散性に問題はあるものの、その添
加はそれなりに意味のあるものであった。
中に負荷電性の良好な荷電制御剤及び着色剤を分散させ
ている。トナーをシステム速度が中・低速用の現像剤と
して用いる場合には、従来の負荷電性荷電制御剤は樹脂
との相溶性あるいは分散性に問題はあるものの、その添
加はそれなりに意味のあるものであった。
しかし、システム速度が30cm/sec以上、特に40cm/sec
以上にもなる高速複写機では、現像器も高速で駆動し、
現像器の攪拌や、現像スリーヴの回転などが高速になる
為、従来の低〜中速トナーからなる現像剤をそのまま用
いることはできない。
以上にもなる高速複写機では、現像器も高速で駆動し、
現像器の攪拌や、現像スリーヴの回転などが高速になる
為、従来の低〜中速トナーからなる現像剤をそのまま用
いることはできない。
たとえば、現像スリーブの回転速度が早いので、遠心
力などによりキャリアからトナーが飛散し、これが現像
器回りを汚染し、さらにその汚染トナーがコピー上にト
ナーのボタ落ちなどになって現われたり、飛散したトナ
ーが感光体上にカブリとなって現像されたりして画像品
質が低下する。
力などによりキャリアからトナーが飛散し、これが現像
器回りを汚染し、さらにその汚染トナーがコピー上にト
ナーのボタ落ちなどになって現われたり、飛散したトナ
ーが感光体上にカブリとなって現像されたりして画像品
質が低下する。
間欠コピー時には、次第にトナー帯電量が上昇し、そ
の結果画像濃度(ID)が低下するという問題を生ずる。
の結果画像濃度(ID)が低下するという問題を生ずる。
なお、本明細書においてシステム速度とは、感光体の
周速をいう。
周速をいう。
解決しようとする課題 本発明は上記したような問題点を解決し、高速複写に
も適した負帯電性トナーを提供し、かつ高速複写をおこ
なっても帯電の立ち上がりとその安定性に優れ、飛散等
が生じず、カブリ等のない良好な画像を形成できるトナ
ーを提供することを目的とする。
も適した負帯電性トナーを提供し、かつ高速複写をおこ
なっても帯電の立ち上がりとその安定性に優れ、飛散等
が生じず、カブリ等のない良好な画像を形成できるトナ
ーを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は少なくとも熱可塑性樹脂、着色剤および荷電
制御剤からなる負帯電性トナーにおいて、荷電制御剤と
して荷電制御樹脂(CCR)を含んでなり、該荷電制御樹
脂(CCR)が、下記一般式[I] [式中R1は水素原子あるいはメチル基、R2あるいはR3は
水素原子あるいは炭素数10以下のアルキル基、mは1〜
10の整数を表わす。] を有するスルホン酸基含有アクリルアミド系モノマーと
スチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
およびそれらの混合物からなるグループから選択される
ビニル系モノマーとを、スルホン酸基含有アクリルアミ
ド系モノマーがモノマー全量の1〜20wt.%の混合割合
で共重合されたものであり、該荷電制御樹脂が熱可塑性
樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部含有されており、
荷電制御樹脂以外の荷電制御剤(CCA)が熱可塑性樹脂1
00重量部に対して0.1〜10重量部含有されていることを
特徴とする負帯電性トナーに関する。
制御剤からなる負帯電性トナーにおいて、荷電制御剤と
して荷電制御樹脂(CCR)を含んでなり、該荷電制御樹
脂(CCR)が、下記一般式[I] [式中R1は水素原子あるいはメチル基、R2あるいはR3は
水素原子あるいは炭素数10以下のアルキル基、mは1〜
10の整数を表わす。] を有するスルホン酸基含有アクリルアミド系モノマーと
スチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
およびそれらの混合物からなるグループから選択される
ビニル系モノマーとを、スルホン酸基含有アクリルアミ
ド系モノマーがモノマー全量の1〜20wt.%の混合割合
で共重合されたものであり、該荷電制御樹脂が熱可塑性
樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部含有されており、
荷電制御樹脂以外の荷電制御剤(CCA)が熱可塑性樹脂1
00重量部に対して0.1〜10重量部含有されていることを
特徴とする負帯電性トナーに関する。
本発明の負帯電性トナーは少なくとも熱可塑性樹脂、
着色剤および荷電制御樹脂とからなり、本発明トナーは
特に一般式[I]で表せるスルホン酸基含有アクリルア
ミド系モノマーとビニル系モノマーとの共重合物を荷電
制御樹脂(以下CCRという)として含有することを特徴
とする。
着色剤および荷電制御樹脂とからなり、本発明トナーは
特に一般式[I]で表せるスルホン酸基含有アクリルア
ミド系モノマーとビニル系モノマーとの共重合物を荷電
制御樹脂(以下CCRという)として含有することを特徴
とする。
一般式[I]で表わされるスルホン酸基含有アクリル
アミド系モノマーの好ましい例は、2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸(以下、AMPSとい
う)、2−メタクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸等が好ましく、特にAMPSが好ましい。
アミド系モノマーの好ましい例は、2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸(以下、AMPSとい
う)、2−メタクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸等が好ましく、特にAMPSが好ましい。
一般式[I]で表わされるスルホン酸基含有アクリル
アミド系モノマーと共重合するビニル系モノマーとして
は芳香族ビニル単量体としてスチレンなどが、また不飽
和カルボン酸やそのエステルとしてアクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、マレイン酸エステル、アク
リルアミドなど、およびそれらの混合物が例示できる
が、不飽和結合を持つものであれば何でもよく、特に制
限されることはない。特に、好ましい組み合わせとして
AMPSとスチレンとの共重合物、またはAMPSとスチレン、
(メタ)アクリルエステルとの組み合わせが好ましい。
アミド系モノマーと共重合するビニル系モノマーとして
は芳香族ビニル単量体としてスチレンなどが、また不飽
和カルボン酸やそのエステルとしてアクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、マレイン酸エステル、アク
リルアミドなど、およびそれらの混合物が例示できる
が、不飽和結合を持つものであれば何でもよく、特に制
限されることはない。特に、好ましい組み合わせとして
AMPSとスチレンとの共重合物、またはAMPSとスチレン、
(メタ)アクリルエステルとの組み合わせが好ましい。
本発明に荷電制御剤として使用する共重合物は、上記
した一般式[I]で表わされるスルホン酸基含有アクリ
ルアミド系モノマーとビニル系モノマーとを重合開始触
媒の存在下ラジカル共重合することにより得られる。
した一般式[I]で表わされるスルホン酸基含有アクリ
ルアミド系モノマーとビニル系モノマーとを重合開始触
媒の存在下ラジカル共重合することにより得られる。
重合方法については、特に制限はなく公知のラジカル
重合方法を適用すればよいが、例えばAMPSと共重合する
場合は、それが水溶性であることから、溶液重合が適し
ている。
重合方法を適用すればよいが、例えばAMPSと共重合する
場合は、それが水溶性であることから、溶液重合が適し
ている。
重合開始触媒としてはアゾ系の触媒が良く、アゾビス
イソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリ
ル、アゾビスジメチルメトキシバレロニトリルなどが挙
げられる。
イソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリ
ル、アゾビスジメチルメトキシバレロニトリルなどが挙
げられる。
両モノマーの混合割合は一般式[I]で表わされるス
ルホン酸基含有アクリルアミド系モノマーが1wt%〜20w
t%、好ましくは2〜19wt%、より好ましくは5〜19wt
%となるようにする。20wt%より多いとトナーの電気抵
抗が低くなり、帯電量変化の経時変化が大きくなり、1w
t%より少ないとトナー飛散が多く、耐刷後のカブリが
多く使用に耐えない。
ルホン酸基含有アクリルアミド系モノマーが1wt%〜20w
t%、好ましくは2〜19wt%、より好ましくは5〜19wt
%となるようにする。20wt%より多いとトナーの電気抵
抗が低くなり、帯電量変化の経時変化が大きくなり、1w
t%より少ないとトナー飛散が多く、耐刷後のカブリが
多く使用に耐えない。
本発明のCCRの使用量は、熱可塑性樹脂100重量部対し
て0.1〜10重量部である。0.1重量部より少ないとトナー
帯電の立ち上がりが悪く、トナー飛散が多く、トナーの
ボタ落ちなどが起こる。10重量部より多いとトナーの吸
湿性が強くなり、帯電量の経時変化および減衰率が大き
くなる。
て0.1〜10重量部である。0.1重量部より少ないとトナー
帯電の立ち上がりが悪く、トナー飛散が多く、トナーの
ボタ落ちなどが起こる。10重量部より多いとトナーの吸
湿性が強くなり、帯電量の経時変化および減衰率が大き
くなる。
本発明に用いられる熱可塑性樹脂は、特に制限はない
が通常定着に充分な軟化点を有し、且つまた、保存安定
性に充分なガラス転移点を持つものであれば何でも良
い。本発明に適する熱可塑性樹脂の軟化点は本発明の効
果を損なわない限りは、現像スピード、システムの機構
上、低い軟化点を有する熱可塑性樹脂がよく、たとえば
ポリスチレンやスチレンとアクリルエステルまたはメタ
クリルエステルとの共重合樹脂、ビスフェノール型ジオ
ール、ロジン型ジオール及びグリコールからなる群から
選ばれた少なくとも1つのジオール成分と、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、などの芳香族ジカルボン
酸、及びフタル酸、マレイン酸、アジピン酸などの脂肪
族ジカルボン酸からなる群から選ばれた少なくとも一種
のジカルボン酸と、トリメリット酸から合成されるポリ
エステル樹脂などがあげられる。定着温度は選定した熱
可塑性の軟化点を考慮して適宜選定すればよいが、高速
定着性を達成するために、特に数平均分子量(Mn)は、
2000〜10000、さらに好ましくは2500〜7000が好まし
い。
が通常定着に充分な軟化点を有し、且つまた、保存安定
性に充分なガラス転移点を持つものであれば何でも良
い。本発明に適する熱可塑性樹脂の軟化点は本発明の効
果を損なわない限りは、現像スピード、システムの機構
上、低い軟化点を有する熱可塑性樹脂がよく、たとえば
ポリスチレンやスチレンとアクリルエステルまたはメタ
クリルエステルとの共重合樹脂、ビスフェノール型ジオ
ール、ロジン型ジオール及びグリコールからなる群から
選ばれた少なくとも1つのジオール成分と、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、などの芳香族ジカルボン
酸、及びフタル酸、マレイン酸、アジピン酸などの脂肪
族ジカルボン酸からなる群から選ばれた少なくとも一種
のジカルボン酸と、トリメリット酸から合成されるポリ
エステル樹脂などがあげられる。定着温度は選定した熱
可塑性の軟化点を考慮して適宜選定すればよいが、高速
定着性を達成するために、特に数平均分子量(Mn)は、
2000〜10000、さらに好ましくは2500〜7000が好まし
い。
荷電制御樹脂以外の荷電制御剤としては、種々のもの
が使用可能であるが、例えば含金属錯塩油溶性染料が好
ましく、それはトナーに負荷電能を与える働きをし、ヒ
ドロキシ置換ナフトエ酸およびそのアルキル誘導体、ヒ
ドロキシ置換テトラハイドロナフトエ酸およびサリチル
酸のアルキル誘導体等の金属錯塩化合物;あるいは一般
式: (式中、Xは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表わし、nは1ま
たは2、mは1〜3の整数を表わし、Xは同じであって
も異なっていてもよく、Mはクロムまたはコバルト原子
を表わし、Aは水素、ナトリウム、カリウムまたはアン
モニウムイオンを表わす。) で表わされる金属錯塩化合物;式: で表わされる金属錯塩化合物;および一般式: (式中、X1およびX2は水素原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表わす。
X1とX2は同じであっても異なっていてもよい;mおよび
m′は1〜3の整数を表わす;R1およびR3はハロゲン原
子を表わし、R1とR3は同じであっても異なってもよい;n
およびn′は1〜3の整数を表わし、R2およびR4は水素
原子またはニトロ基を表わし、Mはクロムまたはコバル
ト原子を表わし、Kは水素ナトリウム、カリウムまたは
アンモニウムイオンを表わす。) で表わされる金属錯塩化合物を使用することができ、さ
らにサリチル酸やその誘導体と金属との錯塩なども使用
することができるが、ここに挙げた含金油溶性染料に限
られることはない。
が使用可能であるが、例えば含金属錯塩油溶性染料が好
ましく、それはトナーに負荷電能を与える働きをし、ヒ
ドロキシ置換ナフトエ酸およびそのアルキル誘導体、ヒ
ドロキシ置換テトラハイドロナフトエ酸およびサリチル
酸のアルキル誘導体等の金属錯塩化合物;あるいは一般
式: (式中、Xは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表わし、nは1ま
たは2、mは1〜3の整数を表わし、Xは同じであって
も異なっていてもよく、Mはクロムまたはコバルト原子
を表わし、Aは水素、ナトリウム、カリウムまたはアン
モニウムイオンを表わす。) で表わされる金属錯塩化合物;式: で表わされる金属錯塩化合物;および一般式: (式中、X1およびX2は水素原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表わす。
X1とX2は同じであっても異なっていてもよい;mおよび
m′は1〜3の整数を表わす;R1およびR3はハロゲン原
子を表わし、R1とR3は同じであっても異なってもよい;n
およびn′は1〜3の整数を表わし、R2およびR4は水素
原子またはニトロ基を表わし、Mはクロムまたはコバル
ト原子を表わし、Kは水素ナトリウム、カリウムまたは
アンモニウムイオンを表わす。) で表わされる金属錯塩化合物を使用することができ、さ
らにサリチル酸やその誘導体と金属との錯塩なども使用
することができるが、ここに挙げた含金油溶性染料に限
られることはない。
荷電制御樹脂以外の荷電制御剤は、熱可塑性樹脂100
重量部に対して0.1〜10重量部使用する。0.1重量部より
少なく用いると、トナーに充分な帯電量を与えることが
できない。10重量部より多く用いると、却って帯電量が
低くなり、またトナーから遊離した荷電制御剤が感光体
に付着し、フィルミング現象が生じる。
重量部に対して0.1〜10重量部使用する。0.1重量部より
少なく用いると、トナーに充分な帯電量を与えることが
できない。10重量部より多く用いると、却って帯電量が
低くなり、またトナーから遊離した荷電制御剤が感光体
に付着し、フィルミング現象が生じる。
本発明の負帯電性トナーにはさらに所望の色彩を呈す
る着色剤、さらに必要に応じて他の荷電制御剤を添加し
てもよい。
る着色剤、さらに必要に応じて他の荷電制御剤を添加し
てもよい。
本発明に使用しうる着色剤としては、具体的には、黒
色顔料としてはチャンネルブラック、ファーネスブラッ
ク等のカーボンブラック、アセチレンブラック、ランプ
ブラック、アニリンブラック等; 黄色顔料としては黄鉛、亜鉛黄、カドミウムエロー、
黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタ
ンエロー、ネーブルスエロー、ナフトールエローS、ハ
ンザーイエローG、ハンザーイエロー10G、ベンジジン
エローG、ベンジジンエローGR、キノリンエローレー
キ、パーマネントエロー、NCG、タートラジンレーキ
等; 橙色顔料としては赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パ
ーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカ
ンオレンジ、インダスレンブリリアントオレンジRK、ベ
ンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレ
ンジGK等; 赤色顔料としてはベンガラ、ガドミウムレッド、鉛
丹、硫化水銀カドミウム、パーマネントレッド4R、リソ
ールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、
カルシューム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミ
ン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリ
ンレーキ、ブリリアントカーミン3B等; 紫色顔料としてはマンガン紫、ファストバイオレット
B、メチルバイオレットレーキ等; 青色顔としては紺青、コバルトブルー、アルカリブル
ーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブ
ルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブ
ルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダク
レンブルーBC等; 緑色顔料としてはクロムグリーン、酸化クロム、ピグ
メントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファナ
ルイエローグリーンG等; 白色顔料でとしては亜鉛華、酸化チタン、アンチモン
白、硫化亜鉛等; 体質顔料としてはバライト粉、炭酸バリウム、クレ
ー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワ
イト等; 黄色着色剤としてはベンチジンイエロー、ハンザイエ
ロー、クロモフタールイエロー等; を挙げることができる。
色顔料としてはチャンネルブラック、ファーネスブラッ
ク等のカーボンブラック、アセチレンブラック、ランプ
ブラック、アニリンブラック等; 黄色顔料としては黄鉛、亜鉛黄、カドミウムエロー、
黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタ
ンエロー、ネーブルスエロー、ナフトールエローS、ハ
ンザーイエローG、ハンザーイエロー10G、ベンジジン
エローG、ベンジジンエローGR、キノリンエローレー
キ、パーマネントエロー、NCG、タートラジンレーキ
等; 橙色顔料としては赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パ
ーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカ
ンオレンジ、インダスレンブリリアントオレンジRK、ベ
ンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレ
ンジGK等; 赤色顔料としてはベンガラ、ガドミウムレッド、鉛
丹、硫化水銀カドミウム、パーマネントレッド4R、リソ
ールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、
カルシューム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミ
ン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリ
ンレーキ、ブリリアントカーミン3B等; 紫色顔料としてはマンガン紫、ファストバイオレット
B、メチルバイオレットレーキ等; 青色顔としては紺青、コバルトブルー、アルカリブル
ーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブ
ルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブ
ルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダク
レンブルーBC等; 緑色顔料としてはクロムグリーン、酸化クロム、ピグ
メントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファナ
ルイエローグリーンG等; 白色顔料でとしては亜鉛華、酸化チタン、アンチモン
白、硫化亜鉛等; 体質顔料としてはバライト粉、炭酸バリウム、クレ
ー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワ
イト等; 黄色着色剤としてはベンチジンイエロー、ハンザイエ
ロー、クロモフタールイエロー等; を挙げることができる。
これらの着色剤は1種または2種以上混合して使用し
てもよく、いずれも無公害で高い着色力があれば有機、
無機を問わず、これらに限定されるものではない。
てもよく、いずれも無公害で高い着色力があれば有機、
無機を問わず、これらに限定されるものではない。
本発明のトナーは、熱可塑性樹脂および上記種々の添
加剤を、本明細書に記載している場合はその割合で、記
載していない場合は公知の割合を参考に使用し、通常一
般に行われているいわゆる粉砕法、メイン樹脂以外の原
材料をモノマーに分散させ、該樹脂の重合時にトナー中
にこれらを取り込んで作るいわゆる懸濁重合法、またス
プレードライなどの装置を用いて作る造粒法などにより
製造できるが、これらの方法に特に制限されるわけでは
ない。なおトナーの平均粒子径は、5〜20μmの中から
任意に選ぶことができる。
加剤を、本明細書に記載している場合はその割合で、記
載していない場合は公知の割合を参考に使用し、通常一
般に行われているいわゆる粉砕法、メイン樹脂以外の原
材料をモノマーに分散させ、該樹脂の重合時にトナー中
にこれらを取り込んで作るいわゆる懸濁重合法、またス
プレードライなどの装置を用いて作る造粒法などにより
製造できるが、これらの方法に特に制限されるわけでは
ない。なおトナーの平均粒子径は、5〜20μmの中から
任意に選ぶことができる。
本発明のトナーには更に必要に応じて他の添加剤、例
えばワックス類等を添加してもよいし、また、定着性の
改善の為に、各種の熱可塑性樹脂を本発明の効果を減少
しない範囲内で用いてもよい。あるいは金属酸化物の超
微粉末でトナーの表面処理が施されてもよい。
えばワックス類等を添加してもよいし、また、定着性の
改善の為に、各種の熱可塑性樹脂を本発明の効果を減少
しない範囲内で用いてもよい。あるいは金属酸化物の超
微粉末でトナーの表面処理が施されてもよい。
本発明のトナーは、例えば適当なキャリアと配合して
2成分系現像剤とされ得る。キャリアとしては、カスケ
ード現像方式を実施する場合、樹脂コートしたガラスビ
ーズ、スチール球等が、磁気ブラシ現像方式を実施する
場合、フェライト、微粉鉄、あるいは、いわゆるバイン
ダ型キャリア等が用いられる。また、本発明のトナー自
体を絶縁性磁性トナーとして製造し、これを1成分系現
像剤として用いて磁気ブラシ現像方式を実施してもよ
い。
2成分系現像剤とされ得る。キャリアとしては、カスケ
ード現像方式を実施する場合、樹脂コートしたガラスビ
ーズ、スチール球等が、磁気ブラシ現像方式を実施する
場合、フェライト、微粉鉄、あるいは、いわゆるバイン
ダ型キャリア等が用いられる。また、本発明のトナー自
体を絶縁性磁性トナーとして製造し、これを1成分系現
像剤として用いて磁気ブラシ現像方式を実施してもよ
い。
さらに、インプレッション現像方式やタッチダウン現
像方式を実施する場合のトナーとして使用してもよい。
像方式を実施する場合のトナーとして使用してもよい。
以下に実施例を挙げ本発明をさらに詳しく説明する。
荷電制御樹脂の製造例(CCR1) ・スチレン 900g ・2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
(AMPS) 100g ・2−2′−アゾビスイソブチロニトリル 60g ・キシレン 1000g ・メタノール 50g 以上の材料を攪拌装置を備えた5の4つ口フラスコ
に入れ、窒素を導入した後、80℃に昇温し5時間反応を
進める。次に100℃に昇温し、反応を完了させた後、減
圧加熱炉に入れキシレンおよびメタノールを脱溶剤す
る。
(AMPS) 100g ・2−2′−アゾビスイソブチロニトリル 60g ・キシレン 1000g ・メタノール 50g 以上の材料を攪拌装置を備えた5の4つ口フラスコ
に入れ、窒素を導入した後、80℃に昇温し5時間反応を
進める。次に100℃に昇温し、反応を完了させた後、減
圧加熱炉に入れキシレンおよびメタノールを脱溶剤す
る。
得られたスチレン−AMPSの共重合のゲル・パーミエー
ション・クロマトグラフィー(GPC)による分子量は数
平均分子量(Mn):1,960、重量平均分子量(Mw):7,12
0、示差走査熱量計(DSC)によるガラス転移点(Tg):9
2℃であった。
ション・クロマトグラフィー(GPC)による分子量は数
平均分子量(Mn):1,960、重量平均分子量(Mw):7,12
0、示差走査熱量計(DSC)によるガラス転移点(Tg):9
2℃であった。
本製造例で得られた荷電制御樹脂をCCR1とする。
荷電制御樹脂の製造例(CCR2) ・スチレン 700g ・2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
(AMPS) 100g ・n−ブチルメタクリレート 200g ・2−2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル) 60g ・キシレン 1000g ・メタノール 50g 以上の材料をCCR1と同様の合成法によりAMPSの共重合
された荷電制御用の樹脂を得た。GPCによる分子量はMn:
2,890、Mw:9,240であり、DSCによるTgは82℃であった。
(AMPS) 100g ・n−ブチルメタクリレート 200g ・2−2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル) 60g ・キシレン 1000g ・メタノール 50g 以上の材料をCCR1と同様の合成法によりAMPSの共重合
された荷電制御用の樹脂を得た。GPCによる分子量はMn:
2,890、Mw:9,240であり、DSCによるTgは82℃であった。
本製造例で得られた荷電制御樹脂をCCR2とする。
荷電制御樹脂の製造例(CCR3) ・スチレン 800g ・AMPS 200g ・2−2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル) 60g ・キシレン 1000g ・メタノール 50g 以上の材料をCCR1と同様の合成法によりAMPSの共重合
された荷電制御用の樹脂を得た。GPCによる分子量はMn:
3,350、Mw:8,920であり、DSCによるTgは92℃であった。
ル) 60g ・キシレン 1000g ・メタノール 50g 以上の材料をCCR1と同様の合成法によりAMPSの共重合
された荷電制御用の樹脂を得た。GPCによる分子量はMn:
3,350、Mw:8,920であり、DSCによるTgは92℃であった。
本製造例で得られた荷電制御樹脂をCCR3とする。
荷電制御樹脂の製造例(CCR4) ・スチレン 750g ・AMPS 250g ・2−2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル) 60g ・キシレン 1000g ・メタノール 50g 以上の材料をCCR1と同様の合成法によりAMPSの共重合
された荷電制御用の樹脂を得た。GPCによる分子量はMn:
3,130、Mw:9,190であり、DSCによるTgは94℃であった。
ル) 60g ・キシレン 1000g ・メタノール 50g 以上の材料をCCR1と同様の合成法によりAMPSの共重合
された荷電制御用の樹脂を得た。GPCによる分子量はMn:
3,130、Mw:9,190であり、DSCによるTgは94℃であった。
本製造例で得られた荷電制御樹脂をCCR4とする。
トナー1の製造 ・熱可塑性スチレンアクリル系樹脂 100重量部 Mn:4,500 Mw:197,800 Tg:60.5℃ 軟化点:121℃ 酸価:24.3 ・カーボンブラック 7重量部 MA#100(三菱化成工業社製) ・オフセット防止用添加剤 4重量部 ビスコール660P(三洋化成工業社製・低分子量ポリプロ
ピレン) ・スピロンブラックTRH 2重量部 保土谷化学工業社製 Cr含金油溶性染料 ・荷電制御樹脂 CCR1 2重量部 以上の材料を10ヘンシュルミキサーに入れ、2000rp
mで2分間混合したあとPCM30(/d:32.5)で連続押出
混練をした。次に返却したあと、2mmメッシュのフェザ
ーミルで粗粉砕したあと、ジェット粉砕機で微粉砕し、
気流式分級機で粗粉・微粉のカットをして、平均径11.2
μmの粒子径を有すトナーを得た。このトナーの表面に
疎水性シリカ(R−974、日本アエロジル株式会社製)
を0.2%処理した。このようにして得られたトナーをト
ナー1とする。
ピレン) ・スピロンブラックTRH 2重量部 保土谷化学工業社製 Cr含金油溶性染料 ・荷電制御樹脂 CCR1 2重量部 以上の材料を10ヘンシュルミキサーに入れ、2000rp
mで2分間混合したあとPCM30(/d:32.5)で連続押出
混練をした。次に返却したあと、2mmメッシュのフェザ
ーミルで粗粉砕したあと、ジェット粉砕機で微粉砕し、
気流式分級機で粗粉・微粉のカットをして、平均径11.2
μmの粒子径を有すトナーを得た。このトナーの表面に
疎水性シリカ(R−974、日本アエロジル株式会社製)
を0.2%処理した。このようにして得られたトナーをト
ナー1とする。
トナー2の製造 ・熱可塑性ポリエステル樹脂 100重量部 Mn:5,200 Mw:202,500 酸価:17.8、 軟化点122℃ Tg:67℃ ・カーボンブラック 8重量部 MA#8(三菱化成工業社製) ・オフセット防止用添加剤 4重量部 ビスコールTS200(三洋化成工業社製・酸化型低分子量
ポリプロピレン) ・ボントロン S−34 3重量部 オリエント化学工業社製(Cr含金油溶性染料) ・荷電制御樹脂 CCR2 2重量部 以上の材料をトナー1の製造と同様の方法で平均径1
0.8μmの粒子径を有するトナーを得た。このようにし
て得られたトナーをトナー2とする。
ポリプロピレン) ・ボントロン S−34 3重量部 オリエント化学工業社製(Cr含金油溶性染料) ・荷電制御樹脂 CCR2 2重量部 以上の材料をトナー1の製造と同様の方法で平均径1
0.8μmの粒子径を有するトナーを得た。このようにし
て得られたトナーをトナー2とする。
なお、本トナーの製造に用いた熱可塑性ポリエステル
樹脂は以下のように製造した。
樹脂は以下のように製造した。
・ビスフェノールA・プロピレンオキサイド付加物 1100g ・テレフタル酸 410g ・無水トリメリット酸 45g ・キシレン 50g 以上の材料を3の4つ口フラスコに入れ窒素気流中
240℃で5時間反応させ、次に、270℃に昇温して、8時
間反応させた。副生成した水は留去した。
240℃で5時間反応させ、次に、270℃に昇温して、8時
間反応させた。副生成した水は留去した。
トナー3の製造 ・熱可塑性スチレン・アクリル系樹脂 100重量部 Mn:3,600 Mw:186,400 Tg:61.2℃ 軟化点124℃ ・銅−フタロシアニン顔料 5重量部 #4920(大田精化社製) ・オフセット防止用添加剤 4重量部 ビスコール550P(三洋化成工業社製) ・ボントロンE−84 3重量部 (オリエント化学工業社製、Cr含金染料) ・荷電制御樹脂 CCR1 2重量部 以上の材料をトナー1の製造と同様の方法で平均径1
1.6μmの粒子径を有するトナーを得た。このトナーの
表面に疎水性シリカ(H−2000)(日本ヘキスト社製)
を表面処理した。このようにして得られたトナーをトナ
ー3とする。
1.6μmの粒子径を有するトナーを得た。このトナーの
表面に疎水性シリカ(H−2000)(日本ヘキスト社製)
を表面処理した。このようにして得られたトナーをトナ
ー3とする。
トナー4〜6の製造(比較例) トナー1、2、3のうち荷電制御樹脂CCR1またはCCR2
を除いた原材料を用いて夫々トナーを得た。夫々の比較
例のトナーの表面処理は実施例と同じ処理を施した。粒
子径は次の通りであった。
を除いた原材料を用いて夫々トナーを得た。夫々の比較
例のトナーの表面処理は実施例と同じ処理を施した。粒
子径は次の通りであった。
比較例1 10.9μm……トナー4 比較例2 11.1μm……トナー5 比較例3 11.4μm……トナー6 トナー7および8の製造 トナー1の製造においてCCR1をCCR3、CCR4に夫々変え
て他は全てトナー1の製造と同様の組成及び製法でトナ
ー7、8を得た。
て他は全てトナー1の製造と同様の組成及び製法でトナ
ー7、8を得た。
トナー7:11.2μm、トナー8:11.3μm トナー9〜17の製造 スピロンブラックTRH、荷電制御樹脂CCR1を下記の量
使用した以外は、トナー1の製造と同様にトナー9〜17
を製造した。
使用した以外は、トナー1の製造と同様にトナー9〜17
を製造した。
トナー18の製造(比較例) 荷電制御剤スピロンブラックTRHを除いた以外は、ト
ナー1の製造と総て同じ組成および製法でトナー18を得
た。
ナー1の製造と総て同じ組成および製法でトナー18を得
た。
得られたトナー18の平均径は11.3μmであった。
トナー19の製造 熱可塑性スチレン−アクリル系樹脂を次の物性値;Mn:
12,000、Mw:178,400、 Tg:62.3℃、軟化点:126、 酸価:26.2、 のものを使用した以外は、トナー1の製造と総て同じ組
成および製法でトナー19を得た。
12,000、Mw:178,400、 Tg:62.3℃、軟化点:126、 酸価:26.2、 のものを使用した以外は、トナー1の製造と総て同じ組
成および製法でトナー19を得た。
得られたトナー19の平均径10.9μmであった。
トナー20の製造 ・トナー1の製造に用いた熱可塑性系樹脂 100重量部 ・カーボンブラック 7重量部 MA#100(三菱化成工業社製) ・オフセット防止用添加剤 4重量部 ビスコール660P(三洋化成工業社製・低分子量ポリプロ
ピレン) ・ボントロンS−40 2重量部 オリエント化学工業社製 ・荷電制御樹脂 CCR1 10重量部 以上をトナー1と同様にしてトナー11を得た。得られ
たトナーの平均径は11.2μmであった。
ピレン) ・ボントロンS−40 2重量部 オリエント化学工業社製 ・荷電制御樹脂 CCR1 10重量部 以上をトナー1と同様にしてトナー11を得た。得られ
たトナーの平均径は11.2μmであった。
キャリアIの製造 ・スチレン−アクリル系樹脂 100重量部 (プライオライトACL;グッドイヤー社製) マピコブラックBL−500 200重量部 (四三酸化鉄;チタン工業社製) ・カーボンブラックMA#8 5重量部 (三菱化成工業社製) 以上の材料を三本ロールにて溶融、混練し、固化後粉
砕、分級して平均粒径35μmの磁性キャリアIを得た。
砕、分級して平均粒径35μmの磁性キャリアIを得た。
キャリアIIの調製 ・ポリエステル樹脂 100重量部 (トナー2の製造使用した樹脂) ・Zn系フェライト 500重量部 (σm:68Oe;Hc:135emu/g) (平均粒子径0.7μm) ・カーボンブラック MA#8 4重量部 以上を10ヘンシェルミキサーで混合した後押出機PC
H30(/d32.5)で溶融混練し、冷却固化後粉砕分級し
て平均55μmの磁性キャリアIIを得た。
H30(/d32.5)で溶融混練し、冷却固化後粉砕分級し
て平均55μmの磁性キャリアIIを得た。
トナーの評価 トナー1〜20、およびキャリアIまたはIIを組み合わ
せて現像剤を調製し、以下に記載した評価を行った。結
果は表1に示した。
せて現像剤を調製し、以下に記載した評価を行った。結
果は表1に示した。
帯電量測定 前記マイクロキャリアI、IIにトナー1〜20の計20サ
ンプルを10wt%のトナー濃度にして、100ccのポリ瓶に6
0gを入れ、毎分120rpmの架台に乗せ、3分、10分、30分
間の各々の帯電量(Qf)を求めた。
ンプルを10wt%のトナー濃度にして、100ccのポリ瓶に6
0gを入れ、毎分120rpmの架台に乗せ、3分、10分、30分
間の各々の帯電量(Qf)を求めた。
飛散量測定 またキャリアIIとトナー濃度を20wt%にし、3分混合
後の飛散量を、下記の装置を使用して求めた。
後の飛散量を、下記の装置を使用して求めた。
マグネットとその回りにスリーブを有するマグネット
ローラーの上に、上記のトナー濃度20wt%の現像剤を10
gセットし、マグネットを毎分1000rpm(高速現像のシス
テム速度45cm/sec)に回転したとき、飛散するトナーを
柴田化学社製デジタル粉塵計を用いて1分間計測した値
を表1中飛散量の欄に記した。また通常のシステム速
度20cm/secの飛散量を表1中の飛散量の欄に比較とし
て記した。
ローラーの上に、上記のトナー濃度20wt%の現像剤を10
gセットし、マグネットを毎分1000rpm(高速現像のシス
テム速度45cm/sec)に回転したとき、飛散するトナーを
柴田化学社製デジタル粉塵計を用いて1分間計測した値
を表1中飛散量の欄に記した。また通常のシステム速
度20cm/secの飛散量を表1中の飛散量の欄に比較とし
て記した。
500cpm以下の場合実用的に使用可能な飛散量で実用機
の中にあっても、飛散によるトラブルはほとんど見られ
ないが、500cpm以上、特に1000cpmを越えると、飛散が
ひどく、現像装置周辺を汚したり、カブリ発生のトラブ
ルの原因となる。
の中にあっても、飛散によるトラブルはほとんど見られ
ないが、500cpm以上、特に1000cpmを越えると、飛散が
ひどく、現像装置周辺を汚したり、カブリ発生のトラブ
ルの原因となる。
耐湿経時後の帯電量減衰量 帯電量を測定した(30分間混合攪拌した際の帯電量:Q
f(30分)、現像剤を35℃、85%の環境下に瓶の蓋を開
いて、3日間放置した後の帯電量(Qf(35℃−85%−3d
ays))を測定し、下記の式で減衰量を求めた。
f(30分)、現像剤を35℃、85%の環境下に瓶の蓋を開
いて、3日間放置した後の帯電量(Qf(35℃−85%−3d
ays))を測定し、下記の式で減衰量を求めた。
画像評価 キャリアIIとトナー1〜20を夫々7wt%のトナー濃度
になるように1のポリ瓶に入れ、ボールミル架台にの
せ10Hr、120rpmで現像剤を調製する。この現像剤をミノ
ルタカメラ社製EP870に入れ10K枚の耐刷テストをし、カ
ブリの有無を評価し、以下のようにランク付した。
になるように1のポリ瓶に入れ、ボールミル架台にの
せ10Hr、120rpmで現像剤を調製する。この現像剤をミノ
ルタカメラ社製EP870に入れ10K枚の耐刷テストをし、カ
ブリの有無を評価し、以下のようにランク付した。
5 カブリは全くなし。
4 カブリはわずかに認められる。
3 カブリ若干認められるが実用上問題なし。
2 カブリ多し。
1 カブリ非常に多し。
表1からわかるように、AMPSの添加量が20wt%を越え
るとトナー自身の電気抵抗が低くなるので帯電電荷のリ
ークが起こり、むしろ帯電量は攪拌時間を長くしても上
昇せず、低下する。また帯電量の経時変化も46%と大き
くなり、実用的でない。また、飛散量からも判るよう
に、通常のシステム速度ではほとんど差がでていない
が、高速現像システムでは飛散が大きくなりカブリが発
生して使用できなくなる。これはAMPSを用いたCCRを添
加することにより帯電量の立ち上がりが良くなり、分布
が狭くなった為であろうと考えられる。
るとトナー自身の電気抵抗が低くなるので帯電電荷のリ
ークが起こり、むしろ帯電量は攪拌時間を長くしても上
昇せず、低下する。また帯電量の経時変化も46%と大き
くなり、実用的でない。また、飛散量からも判るよう
に、通常のシステム速度ではほとんど差がでていない
が、高速現像システムでは飛散が大きくなりカブリが発
生して使用できなくなる。これはAMPSを用いたCCRを添
加することにより帯電量の立ち上がりが良くなり、分布
が狭くなった為であろうと考えられる。
発明の効果 本発明のトナーは帯電の立ち上がりおよびその安定性
に選れ、カブリおよび濃度に優れた良好な画像を提供で
き、特に高速現像システムにおいて、トナーの飛散等が
生じず、オフセット等のない良好な画像を提供できる。
に選れ、カブリおよび濃度に優れた良好な画像を提供で
き、特に高速現像システムにおいて、トナーの飛散等が
生じず、オフセット等のない良好な画像を提供できる。
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも熱可塑性樹脂、着色剤および荷
電制御剤からなる負帯電性トナーにおいて、荷電制御剤
として荷電制御樹脂(CCR)を含んでなり、該荷電制御
樹脂(CCR)が、下記一般式[I] [式中R1は水素原子あるいはメチル基、R2あるいはR3は
水素原子あるいは炭素数10以下のアルキル基、mは1〜
10の整数を表わす。] を有するスルホン酸基含有アクリルアミド系モノマーと
スチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
およびそれらの混合物からなるグループから選択される
ビニル系モノマーとを、スルホン酸基含有アクリルアミ
ド系モノマーがモノマー全量の1〜20wt.%の混合割合
で共重合されたものであり、該荷電制御樹脂が熱可塑性
樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部含有されており、
荷電制御樹脂以外の荷電制御剤(CCA)が熱可塑性樹脂1
00重量部に対して0.1〜10重量部含有されていることを
特徴とする負帯電性トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63115436A JP2623684B2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | トナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63115436A JP2623684B2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02167565A JPH02167565A (ja) | 1990-06-27 |
JP2623684B2 true JP2623684B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=14662515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63115436A Expired - Lifetime JP2623684B2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2623684B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6777153B2 (en) | 2001-03-27 | 2004-08-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Polyhydroxyalkanoate containing unit with thienyl structure in the side chain, process for its production, charge control agent, toner binder and toner which contain this polyhydroxyalkanoate, and image-forming method and image-forming apparatus which make use of the toner |
US6855472B2 (en) | 2001-04-27 | 2005-02-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Polyhydroxyalkanoate, producing method therefor, charge control agent containing such polyhydroxyalkanoate, toner containing such control agent and image forming method and image forming apparatus utilizing such toner |
US6908720B2 (en) | 2001-04-27 | 2005-06-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Polyhydroxyalkanoate, its production method, charge control agent containing the polyhydroxyalkanoate, toner binder and toner, and image forming method and image forming apparatus using the toner |
US7045321B2 (en) | 2001-03-01 | 2006-05-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Polyhydroxyalkanoate containing unit with phenylsulfanyl structure in the side chain, process for its production, charge control agent, toner binder and toner which contain novel polyhydroxyalkanoate, and image-forming method and image-forming apparatus which make use of the toner |
US7459517B2 (en) | 2002-10-24 | 2008-12-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Polyhydroxyalkanoate, process for preparing the same, and resin composition containing the polyhydroxyalkanoate |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2609358B2 (ja) * | 1990-11-28 | 1997-05-14 | 三田工業株式会社 | 負帯電用電子写真トナー |
JPH05119513A (ja) * | 1991-10-25 | 1993-05-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用乾式トナー |
WO1999052019A1 (fr) * | 1998-03-31 | 1999-10-14 | Nippon Zeon Co., Ltd. | Toner destine au developpement d'une image electrostatique, et procede de production associe |
JP3530058B2 (ja) * | 1999-03-05 | 2004-05-24 | 三洋化成工業株式会社 | 負帯電性乾式トナー |
JP2002365854A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-12-18 | Canon Inc | トナー,画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
JP3932932B2 (ja) * | 2002-02-28 | 2007-06-20 | 松下電器産業株式会社 | トナー |
US6846601B2 (en) | 2002-03-11 | 2005-01-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Negatively chargeable toner, image-forming method and process cartridge |
CN1965002B (zh) * | 2004-05-12 | 2010-05-05 | 佳能株式会社 | 具有磺酸基或磺酸酯基和酰胺基的聚合物和生产它的方法 |
JP4717678B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2011-07-06 | キヤノン株式会社 | 荷電制御樹脂及びトナー |
JP4732137B2 (ja) * | 2005-11-11 | 2011-07-27 | キヤノン株式会社 | トナー用荷電制御樹脂、トナー及びトナー粒子の製造方法 |
WO2011062289A1 (en) * | 2009-11-19 | 2011-05-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Resin for toners, and toner |
JP6459976B2 (ja) * | 2013-11-28 | 2019-01-30 | 日本ゼオン株式会社 | 負帯電性トナー及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-05-12 JP JP63115436A patent/JP2623684B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7045321B2 (en) | 2001-03-01 | 2006-05-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Polyhydroxyalkanoate containing unit with phenylsulfanyl structure in the side chain, process for its production, charge control agent, toner binder and toner which contain novel polyhydroxyalkanoate, and image-forming method and image-forming apparatus which make use of the toner |
US7408017B2 (en) | 2001-03-01 | 2008-08-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Polyhydroxyalkanoate containing unit with phenylsulfanyl structure in the side chain, process for its production, charge control agent, toner binder and toner which contain novel polyhydroxyalkanoate, and image forming method and image-forming apparatus which make use of the toner |
US6777153B2 (en) | 2001-03-27 | 2004-08-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Polyhydroxyalkanoate containing unit with thienyl structure in the side chain, process for its production, charge control agent, toner binder and toner which contain this polyhydroxyalkanoate, and image-forming method and image-forming apparatus which make use of the toner |
US6855472B2 (en) | 2001-04-27 | 2005-02-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Polyhydroxyalkanoate, producing method therefor, charge control agent containing such polyhydroxyalkanoate, toner containing such control agent and image forming method and image forming apparatus utilizing such toner |
US6908720B2 (en) | 2001-04-27 | 2005-06-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Polyhydroxyalkanoate, its production method, charge control agent containing the polyhydroxyalkanoate, toner binder and toner, and image forming method and image forming apparatus using the toner |
US7459517B2 (en) | 2002-10-24 | 2008-12-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Polyhydroxyalkanoate, process for preparing the same, and resin composition containing the polyhydroxyalkanoate |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02167565A (ja) | 1990-06-27 |
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