JP2623210B2 - 汚水処理方法及びその装置 - Google Patents
汚水処理方法及びその装置Info
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- JP2623210B2 JP2623210B2 JP5145495A JP14549593A JP2623210B2 JP 2623210 B2 JP2623210 B2 JP 2623210B2 JP 5145495 A JP5145495 A JP 5145495A JP 14549593 A JP14549593 A JP 14549593A JP 2623210 B2 JP2623210 B2 JP 2623210B2
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- oxygen
- sewage treatment
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、汚水処理方法及びその
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、汚水中に、連続的に空気又は酸素
等のガスを吹き込み、水中の溶存酸素を一定に保って微
生物の増殖を促し、バクテリアにより水中の不純物を処
理する所謂、活性汚泥法による汚水処理が広く実施され
ている。
等のガスを吹き込み、水中の溶存酸素を一定に保って微
生物の増殖を促し、バクテリアにより水中の不純物を処
理する所謂、活性汚泥法による汚水処理が広く実施され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる処理方
法は、水中の不純物が不安定の場合、溶存酸素のバラン
スが崩れ易く、溶存酸素の不足等のトラブルが発生しや
すかった。また、これを解消する為に、大量のガスを供
給すると、無駄な過剰ガスが発生して不経済であると共
に過剰ガスにより微生物の増殖が妨げられ、従って、安
定した処理の困難性を有していた。
法は、水中の不純物が不安定の場合、溶存酸素のバラン
スが崩れ易く、溶存酸素の不足等のトラブルが発生しや
すかった。また、これを解消する為に、大量のガスを供
給すると、無駄な過剰ガスが発生して不経済であると共
に過剰ガスにより微生物の増殖が妨げられ、従って、安
定した処理の困難性を有していた。
【０００４】本発明は、このようなことに着目し、これ
を解決すべく鋭意検討の結果、曝気ガスとして、酸素ガ
スを共振させると共にプラズマ反応を与えて製造される
活性化酸素含有ガスと空気との混合ガスを使用すればよ
いことを見い出し、本発明を完成したものである。
を解決すべく鋭意検討の結果、曝気ガスとして、酸素ガ
スを共振させると共にプラズマ反応を与えて製造される
活性化酸素含有ガスと空気との混合ガスを使用すればよ
いことを見い出し、本発明を完成したものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
汚水処理方法は、活性汚泥法による汚水処理方法におい
て、酸素ガスを共振させると共にプラズマ反応を与えて
製造される活性化酸素含有ガスと空気との混合ガスで曝
気することを特徴とするものであり、また、本発明に係
る汚水処理装置は、酸素ガスを共振させると共にプラズ
マ反応を与えて活性化酸素含有ガスを製造するイオン化
ガス発生装置を備え、かつ前記活性化酸素含有ガと空気
との混合ガスを、沈澱槽からの分離汚泥が供給される曝
気槽に供給し得るように構成したことを特徴とするもの
である。
汚水処理方法は、活性汚泥法による汚水処理方法におい
て、酸素ガスを共振させると共にプラズマ反応を与えて
製造される活性化酸素含有ガスと空気との混合ガスで曝
気することを特徴とするものであり、また、本発明に係
る汚水処理装置は、酸素ガスを共振させると共にプラズ
マ反応を与えて活性化酸素含有ガスを製造するイオン化
ガス発生装置を備え、かつ前記活性化酸素含有ガと空気
との混合ガスを、沈澱槽からの分離汚泥が供給される曝
気槽に供給し得るように構成したことを特徴とするもの
である。
【０００６】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について述べる
と、図１において汚水処理装置が示されているが、この
処理装置は、処理しようとする汚水が供給される曝気槽
１中に装着されている散気管２に、活性化酸素含有ガス
と空気との混合ガスを供給し得るように構成、すなわ
ち、ブロワー３を介して空気を曝気槽１側へ送ると共に
ブロワー４を介して活性化酸素含有ガスを曝気槽１側へ
送り、ガス供給管路の分岐点５において両ガスを混合し
て曝気槽１の散気管２に供給し得るように構成されてい
る。
と、図１において汚水処理装置が示されているが、この
処理装置は、処理しようとする汚水が供給される曝気槽
１中に装着されている散気管２に、活性化酸素含有ガス
と空気との混合ガスを供給し得るように構成、すなわ
ち、ブロワー３を介して空気を曝気槽１側へ送ると共に
ブロワー４を介して活性化酸素含有ガスを曝気槽１側へ
送り、ガス供給管路の分岐点５において両ガスを混合し
て曝気槽１の散気管２に供給し得るように構成されてい
る。
【０００７】なお、その際、酸素発生器６が、空気から
窒素を除去して酸素濃度を高めたガス（以下、酸素ガス
という。）を製造し、そして、この酸素ガスがイオン化
ガス発生装置７に送られ、ここで、酸素ガスを共振させ
ると共にプラズマ反応（強電界）を与える。その為、か
かる共振により（Ｏ2 ）は、酸素原子が遊離化されて重
結合して（Ｏ3 ）が生成され、かつ、かかるプラズマ
（強電界）により酸素原子中の最も外側の電子殻に電子
が２個飛び込み、活性化酸素（Ｏ2 - ）が分解生成され
る。
窒素を除去して酸素濃度を高めたガス（以下、酸素ガス
という。）を製造し、そして、この酸素ガスがイオン化
ガス発生装置７に送られ、ここで、酸素ガスを共振させ
ると共にプラズマ反応（強電界）を与える。その為、か
かる共振により（Ｏ2 ）は、酸素原子が遊離化されて重
結合して（Ｏ3 ）が生成され、かつ、かかるプラズマ
（強電界）により酸素原子中の最も外側の電子殻に電子
が２個飛び込み、活性化酸素（Ｏ2 - ）が分解生成され
る。
【０００８】すなわち、イオン化ガス発生装置７より
［（Ｏ2 ）＋（Ｏ3 ）＋（Ｏ2 - ）］の活性化酸素含有
ガスとされ、このガスが、ブロワー３を介して送られて
来る空気と分岐点５において混合され、そして、この混
合ガスが散気管２で均一に分散されて曝気槽１内に供給
される。而して、［（空気）＋（Ｏ2 ）＋（Ｏ3 ）＋
（Ｏ2 - ）］の混合ガス中の（Ｏ2 - ）がバクテリアを
活発化させ、よって、効率良く処理することができる。
また、かかる混合ガス中の（Ｏ3 ）は不安定である為、
時間の経過と共に［（Ｏ2 ）＋（Ｏ2 - ）］に分解さ
れ、溶存酸素を増加させ、更に、活性化酸素（Ｏ2 - ）
が、マイナスイオンを帯電させている為、他の分子と結
合し易くバクテリアの繁殖に適した環境を作り出す。
［（Ｏ2 ）＋（Ｏ3 ）＋（Ｏ2 - ）］の活性化酸素含有
ガスとされ、このガスが、ブロワー３を介して送られて
来る空気と分岐点５において混合され、そして、この混
合ガスが散気管２で均一に分散されて曝気槽１内に供給
される。而して、［（空気）＋（Ｏ2 ）＋（Ｏ3 ）＋
（Ｏ2 - ）］の混合ガス中の（Ｏ2 - ）がバクテリアを
活発化させ、よって、効率良く処理することができる。
また、かかる混合ガス中の（Ｏ3 ）は不安定である為、
時間の経過と共に［（Ｏ2 ）＋（Ｏ2 - ）］に分解さ
れ、溶存酸素を増加させ、更に、活性化酸素（Ｏ2 - ）
が、マイナスイオンを帯電させている為、他の分子と結
合し易くバクテリアの繁殖に適した環境を作り出す。
【０００９】このようなことにより、従来の処理方法に
比して、一段と安定した処理を行うことができる。かか
るガス供給に際し、制御装置８により、流量計９、１０
等の関係機器が所定に制御され、混合ガスの活性化酸素
濃度が０．０１ｐｐｍ〜５ｐｐｍ、好ましくは０．０３
ｐｐｍに保たれる。これは、かかる濃度範囲において
は、ＣＯＤ値が安定（約１３ｐｐｍ〜約１９ｐｐｍ）し
ているのに対し、０．０１ｐｐｍ以下にすると、ＣＯＤ
値が著しく高くなり、また、５ｐｐｍ以上にすると、Ｃ
ＯＤ値が徐々に高くなって３０ｐｐｍ以上になると殺菌
効果により菌の活性化が阻害されて処理能力が悪化され
るからである。
比して、一段と安定した処理を行うことができる。かか
るガス供給に際し、制御装置８により、流量計９、１０
等の関係機器が所定に制御され、混合ガスの活性化酸素
濃度が０．０１ｐｐｍ〜５ｐｐｍ、好ましくは０．０３
ｐｐｍに保たれる。これは、かかる濃度範囲において
は、ＣＯＤ値が安定（約１３ｐｐｍ〜約１９ｐｐｍ）し
ているのに対し、０．０１ｐｐｍ以下にすると、ＣＯＤ
値が著しく高くなり、また、５ｐｐｍ以上にすると、Ｃ
ＯＤ値が徐々に高くなって３０ｐｐｍ以上になると殺菌
効果により菌の活性化が阻害されて処理能力が悪化され
るからである。
【００１０】なお、図示されていないが、曝気槽１から
沈澱槽に処理水が送られると共に前記沈澱槽から曝気槽
１に分離汚泥の一部が返送される。図２において、ＣＯ
Ｄが３００〜５００ｐｐｍの汚水の供給が３ｌ／分、活
性化酸素濃度が０．０３ｐｐｍの混合ガスの供給が５Ｎ
ｍ3 ／時で処理した場合の処理水のＣＯＤ値を実線で示
すと共に、同一汚水を同量に供給し、かつ空気だけを同
量に供給（活性化酸素含有ガスは供給しない）して処理
した場合のそれを破線で示し、更に、図３において、か
かる場合における溶存酸素濃度を示す。
沈澱槽に処理水が送られると共に前記沈澱槽から曝気槽
１に分離汚泥の一部が返送される。図２において、ＣＯ
Ｄが３００〜５００ｐｐｍの汚水の供給が３ｌ／分、活
性化酸素濃度が０．０３ｐｐｍの混合ガスの供給が５Ｎ
ｍ3 ／時で処理した場合の処理水のＣＯＤ値を実線で示
すと共に、同一汚水を同量に供給し、かつ空気だけを同
量に供給（活性化酸素含有ガスは供給しない）して処理
した場合のそれを破線で示し、更に、図３において、か
かる場合における溶存酸素濃度を示す。
【００１１】これからして明らかのように、空気だけを
供給して曝気処理する従来方法では、ＣＯＤ値が３０ｐ
ｐｍ付近から低下しなくなり、しかも、ばらつきが大き
いのに対し、本発明に係る処理方法においては、１５ｐ
ｐｍ±約２ｐｐｍというように低値で安定しており、従
って、一段と有利であることが判る。また、溶存酸素濃
度に関し、空気だけを供給して曝気処理する従来方法で
は、処理開始時は０．７ｐｐｍであったのが、翌日から
０．３〜０．４ｐｐｍに低下し、１０日目では０〜０．
１ｐｐｍになったのに対し、本発明に係る処理方法にお
いては、１．４〜２．１ｐｐｍというように高い値で安
定しており、このようなことからして、空気の供給量を
減らすことができるので、ブロワーの運転コストの低減
化に加えて曝気槽の小型化も図ることもできる。なお、
本発明においていう汚水の例として上水、工業用水、下
水、工場廃水、養殖場水、溜池水、河川水、湖水等が挙
げられる。
供給して曝気処理する従来方法では、ＣＯＤ値が３０ｐ
ｐｍ付近から低下しなくなり、しかも、ばらつきが大き
いのに対し、本発明に係る処理方法においては、１５ｐ
ｐｍ±約２ｐｐｍというように低値で安定しており、従
って、一段と有利であることが判る。また、溶存酸素濃
度に関し、空気だけを供給して曝気処理する従来方法で
は、処理開始時は０．７ｐｐｍであったのが、翌日から
０．３〜０．４ｐｐｍに低下し、１０日目では０〜０．
１ｐｐｍになったのに対し、本発明に係る処理方法にお
いては、１．４〜２．１ｐｐｍというように高い値で安
定しており、このようなことからして、空気の供給量を
減らすことができるので、ブロワーの運転コストの低減
化に加えて曝気槽の小型化も図ることもできる。なお、
本発明においていう汚水の例として上水、工業用水、下
水、工場廃水、養殖場水、溜池水、河川水、湖水等が挙
げられる。
【００１２】
【発明の効果】上述の如く、本発明によると、活性汚泥
法による汚水処理に際し、水中の不純物が不安定な場合
であっても、溶存酸素を一定に保って微生物の増殖を促
して安定した処理を行うことができ、しかも、ブロワー
の運転コストの低減化及び曝気槽の小型化を図ることが
できる汚水処理方法及び装置を得ることができる。
法による汚水処理に際し、水中の不純物が不安定な場合
であっても、溶存酸素を一定に保って微生物の増殖を促
して安定した処理を行うことができ、しかも、ブロワー
の運転コストの低減化及び曝気槽の小型化を図ることが
できる汚水処理方法及び装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】汚水処理装置の概略構成を示す図である。
【図２】従来の処理方法及び本発明に係る処理方法おけ
る処理水のＣＯＤを示す線図である。
る処理水のＣＯＤを示す線図である。
【図３】従来の処理方法及び本発明に係る処理方法おけ
る溶存酸素濃度を示す線図である。
る溶存酸素濃度を示す線図である。
１ 曝気槽 ２ 散気管 ３ ブロワー ４ ブロワー ６ 酸素発生器 ７ イオン化ガス発生装置 ８ 制御装置 ９ 流量計 １０ 流量計
Claims (3)
- 【請求項１】 活性汚泥法による汚水処理方法におい
て、酸素ガスを共振させると共にプラズマ反応を与えて
製造される活性化酸素含有ガスと空気との混合ガスで曝
気することを特徴とする汚水処理方法。 - 【請求項２】 混合ガスの活性化酸素濃度が０．０１ｐ
ｐｍ〜５ｐｐｍであることを特徴とする請求項１に記載
の汚水処理方法。 - 【請求項３】 酸素ガスを共振させると共にプラズマ反
応を与えて活性化酸素含有ガスを製造するイオン化ガス
発生装置を備え、かつ前記活性化酸素含有ガスと空気と
の混合ガスを、沈澱槽からの分離汚泥が供給される曝気
槽に供給し得るように構成したことを特徴とする汚水処
理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5145495A JP2623210B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 汚水処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5145495A JP2623210B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 汚水処理方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06328094A JPH06328094A (ja) | 1994-11-29 |
| JP2623210B2 true JP2623210B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=15386587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5145495A Expired - Fee Related JP2623210B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 汚水処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2623210B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100486058B1 (ko) * | 2001-09-25 | 2005-04-29 | 박성돈 | 이온화가스를 이용한 염색폐수의 색도 및 유기물 제거시스템 및 그 방법 |
| KR100429611B1 (ko) * | 2001-10-13 | 2004-05-03 | (주)에코 멤브레인 | 산소원자를 이용하여 오폐수를 처리하는 방법 및 시스템 |
| JP5778911B2 (ja) * | 2010-10-29 | 2015-09-16 | 東京エレクトロン株式会社 | 水滅菌装置及び水滅菌方法 |
| CN110577271A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-12-17 | 深圳市东信高科自动化设备有限公司 | 一种等离子体曝气污水处理装置及等离子体曝气污水处理方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5015354A (ja) * | 1973-06-14 | 1975-02-18 | ||
| DE3703824A1 (de) * | 1987-02-07 | 1988-08-18 | Thomae Gmbh Dr K | Verfahren zur simultanen chemischen und biologischen beseitigung fester und fluessiger organischer abfaelle und vorrichtungen zur durchfuehrung dieses verfahrens |
| JPH03213198A (ja) * | 1990-01-13 | 1991-09-18 | Kaiken:Kk | ゴルフ場池沼水浄化装置及び芝活性化方法 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP5145495A patent/JP2623210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06328094A (ja) | 1994-11-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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