JP2622773B2 - 電子部品の樹脂封止成形方法 - Google Patents

電子部品の樹脂封止成形方法

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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、リードフレーム等に装着した、例えば、
IC・ダイオード・コンデンサー等の電子部品を樹脂材料
による封止成形するための方法の改良に係り、特に、そ
の樹脂封止成形体(モールドパッケージ)の内外にボイ
ド等が形成されるのを防止するものに関する。
〔従来の技術〕
電子部品を樹脂材料にて封止成形するための樹脂封止
成形装置としては、例えば、次のような構成を備えたも
のが知られている。
即ち、上下に対設した上型及び下側と、該両型面に対
設した樹脂成形用のキャビティと、該下型に配置した樹
脂材料供給用のポットと、該ポットに嵌合した樹脂材料
加圧用のプランジャーと、該ポットとキャビティとの間
を連通させる溶融樹脂移送用の樹脂通路等から構成され
ている。
また、この装置による電子部品の樹脂封止成形は次の
ようにして行なわれる。まず、型開きした下側面に電子
部品を装着したリードフレームをセットすると共に、ポ
ット内に樹脂タブレットを供給する。次に、上下両型を
型締めしてポット内の樹脂タブレットを該両型に設けた
ヒータによって加熱溶融化すると共に、この樹脂タブレ
ットの加熱溶融化作用と同時的に該樹脂タブレットをプ
ランジャーにて加圧する。
従って、同時的に行なうこの樹脂タブレットの加熱溶
融化作用と加圧作用によってその溶融樹脂材料を樹脂通
路を通してキャビティ内に注入することができるので上
下両キャビティ内の電子部品は該注入樹脂材料にて封止
されることになる。
なお、所要のキュアタイム後に該両型を再び型開きし
て上下両キャビティ内及び樹脂通路内の樹脂封止成形体
及び硬化樹脂を離型させればよい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、このような従来の樹脂封止成形方法によれ
ば、ポット内において樹脂タブレットの加熱溶融化作用
と加圧作用とを同時的に行なうために、次のような弊害
が見られる。
即ち、上記樹脂タブレットは樹脂パウダーを所定形状
に押し固めたものであるから、その内部には多量のエア
が含まれており、また、樹脂封止成形作業時等において
大気中の水分を吸湿することが多い。
従って、樹脂タブレットの加熱溶融化作用と加圧作用
とを同時的に行なうと、内部のエア及び水分が上記した
溶融樹脂材料中に混入した状態でキャビティ内に注入さ
れることになるため、このエアや水分が樹脂封止成形体
の内部ボイド或はその外表面の欠損部等として形成され
てこの種製品の耐湿性を損なう等の重大な問題があっ
た。
上記したような技術的観点から、本発明の発明者は、
ポット内における樹脂タブレットの加熱溶融化作用と加
圧作用とを同時的に行なわずに、先ず、その略完全な加
熱溶融化作用を行ない、その後に、該溶融樹脂材料をキ
ャビティ側へ加圧移送する作用を行なうことにより、該
樹脂タブレット内部のエア及び水分が溶融樹脂材料中に
混入するのを防止できるかについての実験を試みたが、
この種の樹脂材料には熱硬化性のものが用いられるのが
通例であることとも相俟って、樹脂タブレットの予備的
な加熱段階から既に樹脂の硬化反応が始まっているの
で、上記実験においては樹脂の硬化によりその流動性が
悪くなって樹脂の加圧移送作用が阻害され、その結果、
本来の樹脂成形を行なうことができないと云う樹脂成形
上の弊害が見られた。
また、金型に一個の大型ポットを配置する形式の装置
においては、該ポットに供給される樹脂タブレットも大
形となり、該樹脂タブレット内部に含まれるエア及び水
分の量も多くなり、上記したような弊害は更に大きかっ
た。
従って、これらの問題を全て解決するためには、熱硬
化性樹脂材料を用いることと、ポット内に供給する樹脂
量の多少と、ポット内における樹脂材料の予備的な加熱
時間と、全体的な樹脂材料の加熱溶融化時間若しくは樹
脂成形時間との関係を総合的に考慮する必要があること
を見いだしたものである。
そこで、本発明は、半導体リードフレーム上に装着し
た電子部品等を熱硬化性樹脂材料により封止成形する場
合において、熱硬化性樹脂タブレット内部のエアや水分
の存在に起因して樹脂封止成形体の内外にボイド等が形
成されるのを効率良く且つ確実に防止することができる
電子部品の樹脂封止成形方法を提供することを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した従来の問題点を解決するための本発明に係る
電子部品の樹脂封止成形方法は、金型に配設した複数個
のポット内に熱硬化性樹脂タブレットを夫々供給して加
熱溶融化すると共に、該溶融樹脂材料を樹脂通路を通し
て該各ポットの側方位置に配設した所要数のキャビティ
内に加圧注入して、該各キャビティ内にセットした電子
部品を樹脂封止成形するマルチプランジャー型の電子部
品の樹脂封止成形装置を用いた成形方法であって、上記
した各ポット内に予備加熱していない熱硬化性樹脂タブ
レットを夫々供給して金型の型締めを行ない、次に、該
樹脂タブレットを該各ポット内において予備的に加熱す
る予備加熱作用(ポット内における熱硬化性樹脂タブレ
ットの予備加熱工程)を行なうと共に、この予備加熱作
用に続けてその略完全な加熱溶融化作用(ポット内にお
ける熱硬化性樹脂タブレットの略完全な加熱溶融化工
程)を行ない、更に、上記した樹脂タブレットの予備加
熱作用及びその略完全な加熱溶融化作用を行ないなが
ら、該各ポット内部のエアを外部へ強制的に吸引除去す
る作用(ポット内部のエア吸引除去工程)を行なうこと
により、該熱硬化性樹脂タブレットの内部に含まれてい
るエア及び水分が溶融樹脂材料中に混入するのを防止す
ることを特徴とするものである。
また、本発明に係る電子部品の樹脂封止成形方法は、
上記した各ポット内において、熱硬化性樹脂タブレット
の予備的な加熱溶融化作用を行ないながら、該各ポット
内部のエアを外部へ強制的に吸引除去する作用を行な
い、次に、該樹脂タブレットを加熱且つ加圧しながら、
該各ポット内部のエアを外部へ強制的に吸引除去する作
用を行なうことを特徴とするものである。
また、本発明に係る電子部品の樹脂封止成形方法は、
上記した各ポット内に供給して熱硬化性樹脂タブレット
の予備加熱作用及びその略完全な加熱溶融化作用時にお
いて、該各ポット内と連通する樹脂通路内部及びキャビ
ティ内部のエアを同時的に外部へ強制的に吸引除去する
ことを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明方法によれば、マルチプランジャー型の電子部
品の樹脂封止成形装置を用いて、小形の熱硬化性樹脂タ
ブレットを各ポット内において予備的に加熱しながら該
各ポット内部のエアを外部へ強制的に吸引除去し該樹脂
タブレット内部に含まれているエア及び水分を除去する
作用を行ない、更に、この予備加熱した樹脂タブレット
を略完全に加熱溶融化しながら該各ポット内部のエアを
外部へ吸引除去して、該樹脂タブレット内部に含まれて
いるエア及び水分を除去する作用を連続的に、且つ、継
続的に行なうものであるから、該熱硬化性樹脂タブレッ
ト中のエア及び水分が溶融樹脂材料中に混入するのを効
率良く、且つ、確実に防止することができるものであ
る。
特に、本発明方法によれば、ポット内に予備加熱して
いない熱硬化性樹脂タブレットを供給して、該樹脂タブ
レットを該ポット内において予備的に加熱する予備加熱
作用を行なうことにより、該ポット内において樹脂タブ
レットを膨張させてその内外を通気可能な状態とするこ
とができるので、この予備加熱作用と同時的に該ポット
内部のエアを外部へ強制的に吸引除去する作用とも相俟
って、該熱硬化性樹脂タブレット中のエア及び水分を効
率良く且つ確実に外部に排出することができる。
また、本発明によれば、上記した各ポットと連通する
樹脂通路内部及びキャビティ内部のエアを同時的に外部
へ強制的に吸引除去することにより、樹脂タブレット内
部のエア及び水分が溶融樹脂材料中に混入するのを、よ
り確実に防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例図に基づいて説明する。
第1図乃至第3図はマルチプランジャー型の構成を採
用した電子部品の樹脂封止成形装置の要部を示してお
り、第1図はその上型1と下型2との型締状態を、第2
図は該上下両型(1・2)の型開状態を、第3図は該下
型2の型面を夫々示している。
また、該下型2側には、樹脂タブレット3を供給する
ためのポット4が所要複数個配設されると共に、該各ポ
ット内には樹脂タブレット3を加圧するためのプランジ
ャー5が常時嵌合状態に嵌装されている。
従って、樹脂タブレット3を供給するための実際のポ
ット部分は、上記ポット4の上端(先端)部とこれに嵌
装したプランジャーの上端部51とによって構成される上
部の空間部分である。
また、該プランジャー5の中間部にはポット4の下部
に密に嵌合させるための摺動部52が設けられており、更
に上記した上端部51と摺動部52との間には小径部53が設
けられている。
また、上記プランジャー5は油・空圧或いは電動モー
タ等の適宜な駆動機構(図示なし)により上下動するよ
うに設けられている。
また、上記プランジャーの小径部53が上下動する範囲
内におけるポット4の内部と、真空ポンプ等の真空源6
とは、適宜な吸気経路7を介して連通されており、従っ
て、真空源6を作動させると吸気経路7を通して各ポッ
ト4内のエアを強制的に外部へ吸引除去することができ
るように設けられている。
また、上記した各ポット4の位置と対応する上型1の
型面にはカル部8が設けられており、また、上下両型
(1・2)面には樹脂成形用のキャビティ9が対設され
ており、更に、該キャビティ9と上記カル部8とは所要
長さの通路10を介して連通されている。
従って、後述するように、上下両型(1・2)の型締
時において、ポット4及びカル部8において加熱溶融下
される樹脂タブレット3を上記プランジャー5にて加圧
すると、該溶融樹脂材料は上記カル部8及び通路10から
成る樹脂通路を通して上下両キャビティ9内に加圧注入
されるように設けられている。
なお、各ポット内のエアを外部へ強制的に吸引除去す
る手段としては、上記した手段に換えて、例えば、真空
源に連通された吸気経路を樹脂通路及び/又はキャビテ
ィ側に連通させる構成を採用してもよく、更に、この両
手段を併設する構成としても差支えない。
また、図中の符号11は上下両型(1・2)の通路10及
びキャビティ9位置に設けられたエジェクタービンであ
って、第1図に示す型締時においては該通路及びキャビ
ティの底面と略同じ位置にまで後退し、且つ、第2図に
示す型開時においては該両型面の方向へ前進して樹脂通
路(カル部8と通路10)内において硬化した樹脂12及び
キャビティ9内で成形された電子部品13の樹脂封止成形
体14を離型させることができるように設けられている。
また、同符号15は上下両型(1・2)に設けられた加
熱用のヒータ、同符号Sは適宜なシール部材である。
以下、上記した構成を備えた成形装置を用いて半導体
リードフレーム16上の電子部品13を樹脂封止成形する場
合について説明する。
まず、両型(1・2)を型開きして(第2図参照)そ
の下型面の所定位置に電子部品13を装着した半導体リー
ドフレーム16をセットすると共に、下型各ポット4内に
予備加熱していない熱硬化性樹脂タブレット3を供給す
る。
次に、該両型(1・2)を型締めする(第1図参照)
と共に、真空源6を作動させて各ポット4内のエアを吸
気経路7を通して外部へ強制的に吸引除去する。
このとき、各ポット4内の樹脂タブレット3は該両型
のヒータ15により加熱されて予備的に加熱されると共
に、この状態を所要時間(例えば、約10秒間)経過・継
続することによって、該予備加熱作用に続けてその略完
全な加熱溶融化作用を行なうことができる。
従って、上記熱硬化性樹脂タブレット3は各ポット4
内においてこの予備加熱作用(ポット内における熱硬化
性樹脂タブレットの予備加熱工程)と、これに続く略完
全な加熱溶融化作用(ポット内における熱硬化性樹脂タ
ブレットの略完全な加熱溶融化工程)とから成る樹脂タ
ブレット溶融化作用において、これと同時的に強制的な
エアの吸引除去作用(ポット内部のエア吸引除去工程)
を受けることになる。
このため、該樹脂タブレットは徐々に溶融化されると
共に、その内部に含まれていたエア及び加熱により蒸発
した水分等は外部へ順次に且つ強制的に排出されること
になる。
即ち、ポット内に予備加熱した熱硬化性樹脂タブレッ
トを供給した場合は、該樹脂タブレットはポットの外部
において既に硬化反応が生じてその表面に硬化被膜層若
しくは硬化部分が形成されていること、また、このよう
な樹脂タブレットをポット内において加熱すると更に硬
化が促進されること等とも相俟って、上記したポット内
部のエア吸引除去作用を行なっても、特に、その樹脂タ
ブレット中心部に残溜するエアや水分等を外部へ排出す
ることはきわめて困難となる。
従って、この場合は、残溜した樹脂タブレット中心部
のエアや水分等が溶融樹脂材料中に混入した状態でキャ
ビティ内に注入されると云った弊害を完全に解消するこ
とができない。
しかしながら、上記したように、各ポット4内に予備
加熱していない熱硬化性樹脂タブレット3を供給し該樹
脂タブレットを該各ポット4内において予備的に加熱す
る予備加熱作用を行なう場合は、該各ポット4内におい
て樹脂タブレット3を膨張させてその内外を通気可能な
状態とすることができるので、この予備加熱作用と同時
的に該各ポット4内部のエアを外部へ強制的に吸引除去
する作用とも相俟って、該熱硬化性樹脂タブレット3中
のエア及び水分を効率良く且つ確実に外部へ排出するこ
とができる。
なお、上記した各ポット4内の樹脂タブレット3はそ
の溶融化作用時に溶融化されながら徐々に硬化していく
ことになるが、上記した各ポット4は孔径が小さいマル
チプランジャー型のポット構成を採用しているので、こ
れに供給する樹脂タブレット3を小形化することができ
るため、実際の樹脂タブレット溶融化作用時間を短縮化
することができること、更に、上記樹脂タブレット3は
該各ポット4内において加熱溶融化作用を受けることか
ら、前者の場合に見られる溶融樹脂材料の流動性を阻害
するような硬化反応が生ずることはない。
しかも、各ポット4内における樹脂タブレット溶融化
作用と、該樹脂タブレット内部のエア及び水分の吸引除
去作用とを略同時的に或いは短時間で行なうことができ
るため、該エア及び水分が溶融樹脂材料中に混入するの
を効率良く且つ確実に防止できるものである。
次に、各ポット4内の樹脂タブレット3が略完全に加
熱溶融化される過程に合わせて、即ち、この過程と同時
的に、或いは、該樹脂タブレット3が略完全に加熱溶融
化された後に、該溶融樹脂材料をプランジャー5にて加
圧して、これを樹脂通路(8・10)を通して上下両キャ
ビティ9内に加圧注入する。
従って、該両キャビティ9内にセットした半導体リー
ドフレーム上の電子部品13は注入充填された溶融樹脂材
料によって封止成形されることになる。
次に、所要のキュアタイム後に該両型(1・2)を再
び型開きすると共に、上下のエジェクタービン11を前進
させて上下両キャビティ9内及び樹脂通路(8・10)内
の樹脂封止成形体14及び硬化樹脂12を夫々離型させれば
よい。
上記実施例においては、溶融樹脂材料中にエア及び水
分が混入しないので、樹脂封止成形体の内外にボイド等
が形成されるのを効率良く且つ確実に防止することがで
きるものである。
なお、上記実施例において、上記各ポット4内におけ
る樹脂タブレット3の加熱溶融化作用時に、該各ポット
4内と連通する樹脂通路(8・10)内部及びキャビティ
9内部のエアを同時的に外部へ強制的に吸引除去するよ
うにしてもよい。
また、各ポット4内において、樹脂タブレット3の予
備的な加熱溶融化(例えば、約100℃で予備的に加熱溶
融化)を行ないながら、該各ポット内部のエアを外部へ
強制的に吸引除去する作用を行ない、次に、該樹脂タブ
レット3を加熱且つ加圧しながら該各ポット内部のエア
を外部へ強制的に吸引除去する作用を行なうようにして
もよい。
〔発明の効果〕
ポット内に予備加熱した熱硬化性樹脂タブレットを供
給した場合は、熱硬化性樹脂材料を用いる場合に特有の
前述したような弊害が発生する。
しかしながら、本発明方法によれば、ポット内に予備
加熱していない熱硬化性樹脂タブレットを供給して該樹
脂タブレットを該ポット内において予備的に加熱する予
備加熱作用を行なうものであるから、該ポット内におい
て樹脂タブレットを膨張させてその内外を通気可能な状
態とすることができるので、この予備加熱作用と同時的
に該ポット内部のエアを外部へ強制的に吸引除去する作
用とも相俟って、該熱硬化性樹脂タブレット中のエア及
び水分を効率良く且つ確実に外部へ排出することができ
る。
従って、このような本発明方法によれば、熱硬化性樹
脂タブレット中のエアや水分を効率良く且つ確実に除去
して、樹脂封止成形体の内部及び外表面にボイド及び欠
損部が形成されるのを確実に防止することができるた
め、高品質性及び高信頼性を備えな電子部品の樹脂封止
成形品を生産することができると云った優れた実用的な
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はマルチプランジャー型の構成を採用
した電子部品の樹脂封止成形装置の要部を示しており、
第1図はその上型と下型との型締状態を示す一部切欠縦
断面図、第2図は該上下両型の型開状態を示す一部切欠
縦断面図、第3図は該下型における型面の要部を示す平
面図である。 〔符号の説明〕 1……上型 2……下型 3……樹脂タブレット 4……ポット 5……プランジャー 51……上端部 52……摺動部 53……小径部 6……真空源 7……吸気経路 8……カル部 9……キャビティ 10……通路 11……エジェクタービン 12……樹脂 13……電子部品 14……樹脂封止成形体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型に配設した複数個のポット内に熱硬化
    性樹脂タブレットを夫々供給して加熱溶融化すると共
    に、該溶融樹脂材料を樹脂通路を通して該各ポットの側
    方位置に配設した所要数のキャビティ内に加圧注入し
    て、該各キャビティ内にセットした電子部品を樹脂封止
    成形するマルチプランジャー型の電子部品の樹脂封止成
    形装置を用いた成形方法であって、上記した各ポット内
    に予備加熱していない熱硬化性樹脂タブレットを夫々供
    給して金型の型締めを行ない、次に、該樹脂タブレット
    を該各ポット内において予備的に加熱する予備加熱作用
    を行なうと共に、この予備加熱作用に続けてその略完全
    な加熱溶融化作用を行ない、更に、上記した樹脂タブレ
    ットの予備加熱作用及びその略完全な加熱溶融化作用を
    行ないながら、該各ポット内部のエアを外部へ強制的に
    吸引除去する作用を行なうことにより、該熱硬化性樹脂
    タブレットの内部に含まれているエア及び水分が溶融樹
    脂材料中に混入するのを防止することを特徴とする電子
    部品の樹脂封止成形方法。
  2. 【請求項2】各ポット内において、熱硬化性樹脂タブレ
    ットの予備的な加熱溶融化作用を行ないながら、該各ポ
    ット内部のエアを外部へ強制的に吸引除去する作用を行
    ない、次に、該樹脂タブレットを加熱且つ加圧しなが
    ら、該各ポット内部のエアを外部へ強制的に吸引除去す
    る作用を行なうことを特徴とする請求項(1)に記載の
    電子部品の樹脂封止成形方法。
  3. 【請求項3】各ポット内に供給した熱硬化性樹脂タブレ
    ットの予備加熱作用及びその略完全な加熱溶融化作用時
    において、該各ポット内と連通する樹脂通路内部及びキ
    ャビティ内部のエアを同時的に外部へ強制的に吸引除去
    することを特徴とする請求項(1)、又は、請求項
    (2)に記載の電子部品の樹脂封止成形方法。
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