JP2622084B2 - 船外機の連結構造 - Google Patents

船外機の連結構造

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JP2622084B2
JP2622084B2 JP6095210A JP9521094A JP2622084B2 JP 2622084 B2 JP2622084 B2 JP 2622084B2 JP 6095210 A JP6095210 A JP 6095210A JP 9521094 A JP9521094 A JP 9521094A JP 2622084 B2 JP2622084 B2 JP 2622084B2
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elastic
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和之 塩見
彰久 斎藤
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば船外機を船体に連
結する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から船外機と船体とを連結する部分
には特開昭56−116597号、米国特許第2,91
6,007号、米国特許第3,002,489号或いは
米国特許第3,599,594号に示されるように、ゴ
ム等を用いた弾性マウントを介した構造のものが知られ
ている。
【0003】特開昭56−116597号及び米国特許
第2,916,007号に開示される構造はインナカラ
ーとアウタカラーとの間にゴムを介在し、インナカラー
を連結される一方の部材に、アウタカラーを他方の部材
に連結するようにしたものであり、米国特許第3,00
2,489号に開示される構造は互いに連結される部材
間の上下部夫々に3個のゴム片を介在せしめたものであ
り、米国特許第3,599,594号に開示される構造
は他方の部材を貫通して一方の部材にその両端が固着さ
れるクロスバーの周囲に筒状ゴムを巻回形成するととも
に一方の部材の一部に帯状ゴムを介在せしめたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、船体と船外
機との間の連結構造にあっては推進時には船外機の推力
を無駄なく有効に船体に伝達し、推力の作用方向と直交
する方向、つまり上下及び左右方向については船外機に
発生する振動を船体に伝えにくくするよう緩衝する構造
とすべきであり、上下方向については船外機の自重を支
える一方で振動の緩衝が望まれる場合においてそれが成
立出来るものが望ましい。
【0005】このためには推力の作用方向において弾性
体が剛の特性を有し、振動の作用方向において弾性体が
柔の特性を有することが好ましく、前記した従来例にあ
ってもその一部において上記の如き変形をなさしめるよ
うにしている。
【0006】しかしながら、推力の伝達及び振動の緩衝
の点から従来構造は十分でなく、推力の作用方向につい
ては更に高い剛性で、振動の作用方向については柔らか
い特性を発揮する連結構造が望まれていた。また、イン
ナカラー等を中心に、断面円形の円筒状の弾性体にあっ
ては推力に直交する各方向における特性が複雑に作用し
合い、これらの特性の調整が容易でなく、設計上も容易
なものが望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、船体のブラケットと船外機本体を弾性マウント
を介して連結した構造において、弾性マウントを、船体
のブラケット側に連結され且つ推進軸方向に延出する内
側部材と、船外機本体側のケーシング内に収納され且つ
内側部材の外側に一体に形成されるゴム等からなる略矩
形状の単一の弾性体部から構成した。
【0008】そして、弾性体部の側面部の中程には、内
側部材の延出方向に沿ってほぼ全長に亘る範囲に逃げ部
を形成し、この逃げ部の上下に当接部を形成した。
【0009】また、弾性体部の側面部には、内側部材の
延出方向と略直交する方向に沿ってほぼ上下に亘る範囲
に逃げ部を形成し、この逃げ部の前後に当接部を形成
し、これによって側面部の四隅に各々当接部を設けた格
好にした。
【0010】更に、弾性体部の上面部の中程には、内側
部材の延出方向に沿ってほぼ全長に亘る範囲に逃げ部を
形成し、この逃げ部の左右に当接部を形成した。
【0011】また、弾性体部の上面部には、内側部材の
延出方向と略直交する方向に沿ってほぼ全幅に亘る範囲
で逃げ部を形成し、この逃げ部の前後に当接部を形成
し、これによって上面部の四隅に各々当接部を設けた格
好にした。
【0012】
【作用】弾性体部の側面部に形成した逃げ部によって左
右方向に柔らかい特性を発揮させ、また上面部に形成し
た逃げ部及び当接部によって自重を支えつつも上下方向
にも従来のものより柔らかい特性を発揮させる。また、
当接部が左右方向と上下方向とに分れて設けられている
ので、各特性の調整が容易に達成出来、推力の作用方向
に直交する上下、左右方向の振動を有効に吸収すること
が出来る。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明に係る連結構造を適用した船体
後部を示す図、図2は本発明の弾性マウントの斜視図で
ある。
【0014】船体1の後部背面にはトランザムの一部を
なすスターンブラケット2を固設し、このスターンブラ
ケット2の上端部にスイベルブラケット3を軸4にて上
下回動自在に枢支し、このスイベルブラケット3に設け
たスイベルシャフト5の上下に連結部6、7を介して船
外機本体8を取付けている。
【0015】連結部6、7は略同様の構造をなしている
ため、下方の連結部7について説明する。
【0016】連結部7はスイベルシャフト5にハウジン
グ10の中央部を回動自在に枢着し、このハウジング1
0の左右に一対の弾性マウント11、11を配置し、こ
れら弾性マウント11を介して船外機本体8を連結して
いる。
【0017】即ち、弾性マウント11は筒状をなす内側
部材12内に不図示のボルトを挿通し、不図示のナット
を締付けることでハウジング10側に固定され、内側部
材12の外側には略矩形状をなすゴム等からなる弾性体
部15を焼付け等によって一体的に形成し、この弾性体
部15を船外機本体8に設けたケーシング16内に収め
ることで船外機本体8を船体1に連結するようにしてい
る。
【0018】また、この内側部材12の中間部には推力
が作用する方向(図において左右方向)と直交する方向
に延びる不図示のフランジ部を設け、このフランジ部を
弾性体部15で包持するようにしている。
【0019】一方、弾性体部15の側面部の中程には、
内側部材12の延出方向に沿ってほぼ全長に亘る範囲、
及びこれと略直交する方向に沿ってほぼ上下一杯に亘る
範囲に逃げ部20が形成されている。
【0020】そして、この逃げ部20はケーシング16
内周面との間にクリアランスが形成されるべく凹部とし
て構成している。
【0021】そして、この逃げ部20以外の側面、すな
わち、内側部材12の延出方向に沿った方向の逃げ部2
0の上下の側面、及びこれに略直交する方向の逃げ部2
0の前後の側面には突部21、…を形成し、この突部2
1、…は側面部の四隅に形成される格好になって、ケー
シング16内周面に当接するようにしている。
【0022】尚、内側部材12の延出方向に略直交する
方向の逃げ部20は、前記不図示の内側部材12のフラ
ンジ部の位置に対応させて形成しており、また左右の側
面部は対称形にしている。
【0023】また、弾性体部15の上面部の中程には、
内側部材12の延出方向に沿ってほぼ全長に亘る範囲、
及びこれと略直交する方向に沿ってほぼ全幅に亘る範囲
に逃げ部20が形成されている。
【0024】そして、この逃げ部20以外の上面、すな
わち、内側部材12の延出方向に沿った方向の逃げ部2
0の左右の上面、及びこれと略直交する方向の逃げ部2
0の前後の上面には突部21、…を形成し、この突部2
1、…は上面部の四隅に形成される格好になって、ケー
シング16内周面に当接するようにしている。
【0025】そして、内側部材12の延出方向に交差す
る方向の逃げ部20は、前記不図示の内側部材12のフ
ランジ部の位置に対応させて形成するとともに、上下面
部の形状は対称形にしている。
【0026】また、図2に示すように、弾性体部15の
前面と後面は、前記内側部材12とその周囲の一部を除
いた箇所をケーシング16内面に当接させている。
【0027】以上のような連結構造において、推力の伝
達方向である前後方向には弾性体部15は剛の特性を発
揮し、これに直交する方向、すなわち上下、左右方向に
は柔らかい特性を発揮する。つまり、推力を有効に伝達
しながら振動を効果的に吸収することが出来る。
【0028】また、弾性体部15の形状が略矩形状で、
当接部が左右方向と上下方向に分れて設けられているの
で、各特性の調整が容易である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の船外機の連結構造
は、船体のブラケット側に連結される内側部材の外側に
ゴム等からなる単一の弾性体部を一体化し、この弾性体
部を、船外機本体側のケーシング内に収納するととも
に、この弾性体部の側面部と上面部に逃げ部と当接部を
設けるようにしたため、前後方向の推力を有効に伝達し
つつ、左右方向、上下方向の振動を効果的に吸収するこ
とが出来る。また、弾性体部の形状が略矩形状で、当接
部が左右方向と上下方向に分れて設けられているので、
各特性の調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連結構造を適用した船体後部を示
す図
【図2】弾性マウントの斜視図
【符号の説明】
1 船体 8 船外機本体 11 弾性マウント 12 内側部材 15 弾性体部 16 ケーシング 20 逃げ部 21 突部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体のブラケットと船外機本体を弾性マ
    ウントを介して連結した構造において、この弾性マウン
    トは、前記船体のブラケット側に連結され且つ推進軸方
    向に延出する内側部材と、前記船外機本体側のケーシン
    グ内に収納され且つ前記内側部材の外側に一体に形成さ
    れるゴム等からなる略矩形状の単一の弾性体部を備え、
    前記弾性体部の側面部の中程には、前記内側部材の延出
    方向に沿ってほぼ全長に亘る範囲に逃げ部が形成される
    とともに、この逃げ部の上下には当接部が形成され、ま
    た、前記弾性体部の側面部には、前記内側部材の延出方
    向と略直交する方向に沿ってほぼ上下に亘る範囲に逃げ
    部が形成されるとともに、この逃げ部の前後には当接部
    が形成され、これによって側面部の四隅に各々当接部が
    形成される格好となり、更に、前記弾性体部の上面部の
    中程には、前記内側部材の延出方向に沿ってほぼ全長に
    亘る範囲に逃げ部が形成されるとともに、この逃げ部の
    左右には当接部が形成され、また、前記弾性体部の上面
    部には、前記内側部材の延出方向と略直交する方向に沿
    ってほぼ全幅に亘る範囲に逃げ部が形成されるととも
    に、この逃げ部の前後には当接部が形成され、これによ
    って上面部の四隅に各々当接部が形成される格好となる
    ことを特徴とする船外機の連結構造。
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