JP2621634B2 - ポリイミド樹脂多層配線基板の製造方法 - Google Patents

ポリイミド樹脂多層配線基板の製造方法

Info

Publication number
JP2621634B2
JP2621634B2 JP28635290A JP28635290A JP2621634B2 JP 2621634 B2 JP2621634 B2 JP 2621634B2 JP 28635290 A JP28635290 A JP 28635290A JP 28635290 A JP28635290 A JP 28635290A JP 2621634 B2 JP2621634 B2 JP 2621634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyimide resin
insulating layer
polyimide
resin insulating
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28635290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04162494A (ja
Inventor
真一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP28635290A priority Critical patent/JP2621634B2/ja
Publication of JPH04162494A publication Critical patent/JPH04162494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2621634B2 publication Critical patent/JP2621634B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はポリイミド樹脂多層配線基板の製造方法に関
し、特に電子機器で用いられる多層配線基板の製造方法
に関する。
従来技術 従来、ポリイミド樹脂多層配線基板を製造する場合、
セラミック多層配線基板21上に導体配線層22を形成し
[第3図(a)参照]、その上に非感光性ポリイミドワ
ニス23をコートしてプリベークした後に、フォトレジス
ト24をコートしてフォトリソグラフィによりフォトレジ
スト24にパターンを形成する[第3図(b),(c)参
照]。
そして、プリベーク状態のポリイミドをアルカリエッ
チャントによりエッチングしてヴィアホール25用の貫通
穴を形成し、その後にフォトレジスト24を剥離してから
ポリイミド23をキュアして絶縁層を形成する[第3図
(d)参照]。
さらに、キュアされたポリイミド23の上に導体配線層
26を形成し、同時にヴィアホール25を形成する[第3図
(e)参照]。
上記の工程を繰返し行うことにより多層配線基板を得
ていた。
また、感光性ポリイミドを使用した場合には、セラミ
ック多層配線基板31上に導体配線層32を形成し[第4図
(a)参照]、その上に感光性ポリイミドワニス33をコ
ートしてプリベークした後に、フォトリソグラフィによ
る露光光線34によりヴィアホール35用の貫通穴を形成し
[第4図(b)参照]、その後にポリイミド33をキュア
して絶縁層を形成する[第4図(c)参照]。
さらに、キュアされたポリイミド33の上に導体配線層
36を形成し、同時にヴィアホール35を形成していた[第
4図(d)参照]。
このような従来のポリイミド多層配線基板の製造方法
では、非感光性ポリイミドを使用した場合、ポリイミド
23をエッチングするときにプリベーク膜にダメージを与
え易いとともに、アルカリエッチャントによるウエット
エッチングのために等方性エッチングとなり、ヴィアホ
ール25が逆テーパになってしまうという問題がある。
また、感光性ポリイミドを使用した場合には、プリベ
ーク条件の違いによる露光感度の変動や露光条件、およ
びプリベーク条件や現像液温の違いによる現像時間のコ
ントロールなど、感光性ポリイミド33の形成条件のコン
トロールが難しいという問題がある。
さらに、最近発表されている低熱膨脹タイプのポリイ
ミド、すなわち熱膨張係数が0.2×10-5(1/℃)から0.3
×10-5(1/℃)のものの熱膨張係数が、感光性タイプに
すると0.8×10-5(1×℃)から1.5×10-5(1/℃)に落
ちてしまい、低熱膨脹の特性が失われてしまうという問
題がある。
発明の目的 本発明は上記のような従来のものの問題点を除去すべ
くなされたもので、ダメージを受けず、ヴィアホールが
逆テーパとなることなく、ポリイミドの形成条件を容易
にコントロールすることができ、低熱膨脹タイプのポリ
イミドでも低熱膨脹の特性が失われずにポリイミドの絶
縁層を形成することができるポリイミド樹脂多層配線基
板の製造方法の提供を目的とする。
発明の構成 本発明によるポリイミド樹脂多層配線基板の製造方法
は、キュアされたポリイミド樹脂絶縁層を基板上の導体
配線層の上に積層する工程と、該工程により積層された
前記ポリイミド樹脂絶縁層上にフォトレジスト層を形成
し、前記フォトレジスト層を選択的に除去する工程と、
該工程により形成された基板全体にレーザ光を照射し、
露出した前記ポリイミド樹脂絶縁層を除去する工程と、
前記ポリイミド樹脂絶縁層上から前記フォトレジスト層
を除去する工程とからなることを特徴とする。
本発明による他のポリイミド樹脂多層配線基板の製造
方法は、キュアされたポリイミド樹脂絶縁層を基板上の
導体配線層の上に積層する工程と、該工程により積層さ
れた前記ポリイミド樹脂絶縁層上にフォトレジスト層を
形成し、前記フォトレジスト層を選択的に除去する工程
と、該工程により形成された基板全体にレーザ光を照射
し、露出した前記ポリイミド樹脂絶縁層および前記フォ
トレジスト層を除去する工程とからなることを特徴とす
る。
実施例 次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例によるポリイミド多層配線
基板の製造工程を示す図である。この図を用いて本発明
の一実施例によるポリイミド多層配線基板の製造方法に
ついて以下説明する。
まず、セラミック(またはガラスセラミック)多層配
線基板1に厚さ10ミクロンで、線幅15ミクロンの銅また
は金などの導体配線層2をメッキ法などで形成する[第
1図(a)参照]。
次に、導体配線層2上に厚さ10ミクロンのポリイミド
樹脂絶縁層3をキュアして形成する[第1図(b)参
照]。
そのポリイミド樹脂絶縁層3の上に厚さ20ミクロンの
フォトレジスト4を形成してから[第1図(c)参
照]、フォトリソグラフィによりフォトレジスト4のパ
ターンニングを行う[第1図(d)参照]。
フォトリソグラフィによってパターンニングされたフ
ォトレジスト4をエッチングマスクとして、波長248nm
のKrFエキシマレーザ5をスキャンさせながら基板の全
表面上に照射する[第1図(e)参照]。
このとき、エネルギ密度が0.8J/cm2で、1パルス当り
のレートが0.2ミクロンのKrFエキシマレーザ5を50パル
ス照射することにより、パターンニングされてフォトレ
ジスト4が抜けている部分のポリイミド、つまり露出し
ているポリイミドがエッチングされ、ヴィアホール6用
の貫通穴が形成される。
ここで、露出しているポリイミドのエッチングを行う
場合、ポリイミドの種類に応じて波長190〜310nmのレー
ザのうち最適なものを使用すればよい。
この後に、ポリイミド樹脂絶縁層3上に残っているフ
ォトレジスト4を、レジストのリムーバでエッチングす
るか、あるいはO2プラズマによるアッシングなどでエッ
チングして剥離する[第1図(f)参照]。
さらに、ポリイミド樹脂絶縁層3上に導体配線層7を
形成するとともに、ヴィアホール6を形成し[第1図
(g)参照]、上記の工程を繰返し行うことにより多層
配線基板を得る。
第2図は本発明の他の実施例によるポリイミド多層配
線基板の製造工程を示す図である。この図を用いて本発
明の他の実施例によるポリイミド多層配線基板の製造方
法について以下説明する。
まず、セラミック(またはガラスセラミック)多層配
線基板11に厚さ10ミクロンで、線幅15ミクロンの銅また
は金などの導体配線層12をメッキ法などで形成する[第
2図(a)参照]。
次に、導体配線層12上に厚さ10ミクロンのポリイミド
樹脂絶縁層13をキュアして形成する[第2図(b)参
照]。
そのポリイミド樹脂絶縁層13の上に厚さ10ミクロン、
つまりポリイミド樹脂絶縁層13と同じ厚さのフォトレジ
スト14を形成してから[第2図(c)参照]、フォトリ
ソグラフィによりフォトレジスト14のパターンニングを
行う[第2図(d)参照]。
フォトリソグラフィによってパターンニングされたフ
ォトレジスト14をエッチングマスクとして、波長248nm
のKrFエキシマレーザ15をスキャンさせながら基板の全
表面上に照射する[第2図(e)参照]。
このとき、ポリイミド樹脂絶縁層13とフォトレジスト
14とが同じエッチングレートなのを利用して、エネルギ
密度が0.8J/cm2で、1パルス当りのレートが0.2ミクロ
ンのKrFエキシマレーザ15を50パルス照射することによ
り、エッチングマスクとして形成したフォトレジスト1
4、つまり露出しているフォトレジスト14のエッチング
と、パターンニングされてフォトレジスト14が抜けてい
る部分のポリイミド樹脂絶縁層13、つまり露出している
ポリイミド樹脂絶縁層13のエッチングとが同時に行わ
れ、ヴィアホール16用の貫通穴が形成される[第2図
(f)参照]。
ここで、露出しているポリイミドおよびフォトレジス
トのエッチングを行う場合、ポリイミドおよびフォトレ
ジストの種類に応じて波長190〜310nmのレーザのうち最
適なものを使用すればよい。
この後に、ポリイミド樹脂絶縁層13上に導体配線層17
を形成するとともに、ヴィアホール16を形成し[第2図
(g)参照]、上記の工程を繰返し行うことにより多層
配線基板を得る。
このように、キュアされたポリイミド樹脂絶縁層3を
セラミック基板1上の導体配線層2の上に積層し、その
ポリイミド樹脂絶縁層3の上にフォトレジスト4を形成
してパターンニングし、その上から基板の全表面をKrF
エキシマレーザ5でスキャンして露出したポリイミド樹
脂絶縁層3を除去してヴィアホール6用の貫通穴を形成
してから残ったフォトレジスト4を除去するようにする
ことによって、非感光性ポリイミドの場合、ポリイミド
をエッチングするときにプリベーク膜にダメージを与え
易いとともに、アルカリエッチャントによるウェットエ
ッチングのために等方性エッチングとなり、ヴィアホー
ルが逆テーパになってしまうという従来の問題を解決
し、ダメージを受けず、ヴィアホールが逆テーパとなる
ことなく、ポリイミド樹脂絶縁層3を形成することがで
きる。
また、感光性ポリイミドの場合にも、プリベーク条件
の違いによる露光感度の変動や露光条件、およびプリベ
ーク条件や現像液温の違いによる現像時間のコントロー
ルなどが難しいという問題や、低熱膨脹タイプのポリイ
ミドの熱膨張係数が感光性タイプにすることによって落
ちてしまい、低熱膨脹の特性が失われてしまうという従
来の問題を解決し、ポリイミドの形成条件を容易にコン
トロールすることができ、低熱膨脹タイプのポリイミド
でも低熱膨脹の特性が失われずにポリイミド樹脂絶縁層
3を形成することができる。
さらに、フォトレジスト14をポリイミド樹脂絶縁層13
の膜厚と同じ膜厚で形成し、ポリイミド樹脂絶縁層13と
フォトレジスト14とが同じエッチングレートなのを利用
して、KrFエキシマレーザ15によりエッチングマスクと
して形成したフォトレジスト14のエッチングと、パター
ンニングされてフォトレジスト14が抜けている部分のポ
リイミド樹脂絶縁層13のエッチングとを同時に行うよう
にすることによって、フォトレジスト14の剥離工程を省
略することができる。
発明の効果 以上説明したように本発明のポリイミド樹脂多層配線
基板の製造方法によれば、キュアされたポリイミド樹脂
絶縁層を基板上の導体配線層の上に積層し、そのポリイ
ミド樹脂絶縁層上にフォトレジスト層を形成してから選
択的に除去し、さらに基板全体にレーザ光を照射して露
出したポリイミド樹脂絶縁層を除去してから残ったフォ
トレジスト層を除去するようにすることによって、ダメ
ージを受けず、ヴィアホールが逆テーパとなることな
く、ポリイミドの形成条件を容易にコントロールするこ
とができ、低熱膨脹タイプのポリイミドでも低熱膨脹の
特性が失われずにポリイミドの絶縁層を形成することが
できるという効果がある。
また、本発明の他のポリイミド樹脂多層配線基板の製
造方法によれば、キュアされたポリイミド樹脂絶縁層を
基板上の導体配線層の上に積層し、そのポリイミド樹脂
絶縁層上にフォトレジスト層を形成してから選択的に除
去し、さらに基板全体にレーザ光を照射して露出したポ
リイミド樹脂絶縁層およびフォトレジスト層を除去する
ようにすることによって、ダメージを受けず、ヴィアホ
ールが逆テーパとなることなく、ポリイミドの形成条件
を容易にコントロールすることができ、低熱膨脹タイプ
のポリイミドでも低熱膨脹の特性が失われずにポリイミ
ドの絶縁層を形成することができるとともに、フォトレ
ジスト層の剥離工程を省略することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるポリイミド多層配線基
板の製造工程を示す図、第2図は本発明の他の実施例に
よるポリイミド多層配線基板の製造工程を示す図、第3
図および第4図は従来例のポリイミド多層配線基板の製
造工程を示す図である。 主要部分の符号の説明 1,11……セラミック多層配線基板 2,7,12,17……導体配線層 3,13……ポリイミド樹脂絶縁層 4,14……フォトレジスト 5,15……KrFエキシマレーザ 6,16……ヴィアホール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キュアされたポリイミド樹脂絶縁層を基板
    上の導体配線層の上に積層する工程と、該工程により積
    層された前記ポリイミド樹脂絶縁層上にフォトレジスト
    層を形成し、前記フォトレジスト層を選択的に除去する
    工程と、該工程により形成された基板全体にレーザ光を
    照射し、露出した前記ポリイミド樹脂絶縁層を除去する
    工程と、前記ポリイミド樹脂絶縁層上から前記フォトレ
    ジスト層を除去する工程とからなることを特徴とするポ
    リイミド樹脂多層配線基板の製造方法。
  2. 【請求項2】キュアされたポリイミド樹脂絶縁層を基板
    上の導体配線層の上に積層する工程と、該工程により積
    層された前記ポリイミド樹脂絶縁層上にフォトレジスト
    層を形成し、前記フォトレジスト層を選択的に除去する
    工程と、該工程により形成された基板全体にレーザ光を
    照射し、露出した前記ポリイミド樹脂絶縁層および前記
    フォトレジスト層を除去する工程とからなることを特徴
    とするポリイミド樹脂多層配線基板の製造方法。
JP28635290A 1990-10-24 1990-10-24 ポリイミド樹脂多層配線基板の製造方法 Expired - Lifetime JP2621634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28635290A JP2621634B2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 ポリイミド樹脂多層配線基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28635290A JP2621634B2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 ポリイミド樹脂多層配線基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04162494A JPH04162494A (ja) 1992-06-05
JP2621634B2 true JP2621634B2 (ja) 1997-06-18

Family

ID=17703275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28635290A Expired - Lifetime JP2621634B2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 ポリイミド樹脂多層配線基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2621634B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100521882C (zh) * 1997-12-11 2009-07-29 伊比登株式会社 多层印刷电路板的制造方法
WO1999044403A1 (fr) 1998-02-26 1999-09-02 Ibiden Co., Ltd. Carte a circuits imprimes multicouche avec structure de trous d'interconnexion pleins

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04162494A (ja) 1992-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0403851B1 (en) Excimer induced topography of flexible interconnect structures
JP2920854B2 (ja) ビィアホール構造及びその形成方法
KR100642167B1 (ko) 다층 회로의 제조방법
JP2621634B2 (ja) ポリイミド樹脂多層配線基板の製造方法
JPH07212045A (ja) 電子部品及びその製造方法
US20020084244A1 (en) Method of making multilayer substrate
JP2749461B2 (ja) 多層回路基板及びその製造方法
JPH09116255A (ja) 回路パターンの形成方法
JP3140369B2 (ja) 深溝底部における電極パターン形成方法
JP2003273510A (ja) プリント基板の製造方法
JPH10246736A (ja) 検査電極を有する配線回路基板及びその形成方法
JPH09252180A (ja) 回路基板の製造方法
JPH07307550A (ja) 電子部品の製造方法
JP2699682B2 (ja) 多層配線基板の製造方法
JP2685443B2 (ja) プリント回路基板の加工法
JP2894997B2 (ja) 印刷配線板の製造方法
JPH1079561A (ja) 配線基板および配線基板の形成方法
JPH04259285A (ja) 配線基板の製造方法
JP2755019B2 (ja) 多層配線基板の製造方法
TW202408330A (zh) 加成法細線路電路板製造方法
JP2833601B2 (ja) 印刷配線板の製造方法
JP2915529B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06268353A (ja) プリント基板
JP2004031762A (ja) 電子部品の製造方法
JPH06244553A (ja) 薄膜多層配線基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970128