JP2620670B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2620670B2
JP2620670B2 JP573292A JP573292A JP2620670B2 JP 2620670 B2 JP2620670 B2 JP 2620670B2 JP 573292 A JP573292 A JP 573292A JP 573292 A JP573292 A JP 573292A JP 2620670 B2 JP2620670 B2 JP 2620670B2
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rib
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hole
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寿博 前原
雅和 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、タイムスイッチやコック
などを操作する操作箱において、操作面である樹脂製化
粧板の裏側に取付板を取り付けて、そこにタイムスイッ
チ等の電装部品を備え付けるようにした洗濯機が実公昭
47−27888号公報(H05K)に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】樹脂製化粧板は、成形
機によって成形製造される。
【0004】器型の樹脂成形品は、通常図4に示すよう
に、凹面形状である固定側の金型(以下キャビ側)10
1に凸形状の金型(以下コア側)102をかぶせ、キャ
ビ側101に設けられたゲート103から溶融状態の樹
脂を注入して冷却した後、コア側102を離し、コア側
に付着してきたところを取り外される。また、このコア
側102をキャビ側101から切り離したときに、ゲー
ト102の中で固まっていた樹脂の一部がリブとなって
成形品に付着し、このリブは、成形後取り除かれる。
【0005】斯かる方式で化粧板を成形した場合、キャ
ビ側の凹面部が化粧板の表面となり、前記リブを取り除
いた跡が表面に残るため外観を損ねてしまう。そこで、
化粧板を成形する場合は、図5に示すように、タイムス
イッチの軸部等を通すために設けられた孔にゲート10
4を通してコア側105より樹脂を注入するトンネルゲ
ート方式が採用されている。
【0006】この方式においては、ゲート104から型
の中への樹脂の流れを良くしたり、成形後、出来上がっ
た化粧板をコア側105から切り離しやすくするため、
型への注入点とゲート104の間にゲート104より径
の大きい注入路106が設けられる。そして、成形後、
この注入路106内の樹脂が固まってリブ107が形成
される。このリブ107は、成形後には不要なリブ、即
ち捨てリブである。
【0007】従来例にあっては、捨てリブ107は化粧
板の裏側に形成されていて外観を損なうことはないが、
化粧板に取付板を取り付ける際、この捨てリブ107が
邪魔になるため、やはりこれを取り除く手間が必要であ
った。
【0008】本発明は、洗濯機の改良に関し、斯かる問
題点を解消するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂成形され
た化粧板の裏側に取り付けられた取付板に、タイムスイ
ッチ等の電装部品を取り付けた洗濯機において、前記取
付板に、前記化粧板の成形時に形成される捨てリブが挿
入される孔や凹み等のリブ収容部を設けたことを特徴と
する。
【0010】
【作用】即ち、取付板を化粧板に取り付ける際、化粧板
より突出している捨てリブは取付板に設けられたリブ収
容部に挿入される。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を各図面に基づいて説明す
る。
【0012】図3において、1は機枠で、この機枠1内
には、図示されていないがそれぞれ洗濯槽及び脱水槽が
配設されており、洗濯槽内で回転翼が正逆回転すること
によって洗い及びすすぎが行われ、また脱水槽内で脱水
かごが高速回転することによって脱水が行われる。
【0013】2及び3はそれぞれ前記機枠1の上面部に
設けられた洗濯側上蓋及び脱水側上蓋である。
【0014】4は前記機枠1の上面後部に設けられた操
作箱で、前面にはタイムスイッチ、排水弁切換スイッチ
等の操作スイッチ5、給水ホースが接続される給水口部
6、この給水口部6から流入した水を洗濯槽に導くか脱
水槽へ導くかを切り換えるスライドレバー7等が設けら
れている。
【0015】ここで、前記操作箱4について図1及び図
2に基づいて詳細を説明する。
【0016】図2において、8は操作箱4の前面を構成
する樹脂製の化粧板で、この化粧板8の裏側に同じく樹
脂製の電装部品取付板9が取り付けられている。この電
装部品取付板9において、10は前記操作スイッチ5の
スイッチ本体の取付孔で、各スイッチ本体が裏側から取
り付けられる。11は前記スライドレバー7の取付位置
で、スライドレバー7が表側に取り付けられる。また、
12は円形の凹部で、その底面中央部より前記給水口部
6が形成されている。
【0017】次に、化粧板8において、13はスイッチ
貫通孔で、前述したスイッチ本体が搭載された電装部品
取付板9が化粧板8に取り付けられる際、スイッチ本体
から突出する軸部が貫通する。14は同じく給水口部貫
通孔、15はスライドレバー貫通孔である。また、16
は、先の図5に示したトンネルゲート方式を採用し、前
記給水口部貫通孔14を利用してゲートを通したため、
この貫通孔14近傍の裏面側に形成された捨てリブであ
る。
【0018】電装部品取付板9は化粧板8の裏面から突
出するボス17にネジ18で係止され、この時、スイッ
チ貫通孔13からは前記軸部が、給水口部貫通孔14か
らは給水口部6が、スライドレバー貫通孔15からはス
ライドレバー7がそれぞれ突出する。そして、その後軸
部には操作ツマミが取り付けられる。
【0019】なお、電装部品取付板9における前記各取
付孔10の周囲には溝部19が設けられており、前記ス
イッチ貫通孔13と操作ツマミとの間から水が流入して
も、その水をこの溝部19を通して洗濯槽側に逃がすこ
とによってスイッチ本体等の電装部品が濡れないように
配慮されている。また同様に、給水口部6の周囲には環
状の仕切りリブ20が設けられており、給水口部6と給
水ホースとの接続部から漏れた水の流出を防止するよう
に配慮されている。
【0020】さて今、図1に示されているように、電装
部品取付板9が化粧板8に取り付けられる際、化粧板8
の給水口部貫通孔14近傍に形成された前記捨てリブ1
6は電装部品取付板9に設けられた前記凹部12に収容
される。
【0021】以上、本発明実施例の洗濯機においては、
電装部品取付板を化粧板に取り付ける際、捨てリブが邪
魔にならないので、成形後これを取り除く必要がなくな
る。
【0022】
【発明の効果】本発明の洗濯機の構成によれば、取付板
を化粧板に取り付ける際、化粧板より突出している捨て
リブは取付板に設けられたリブ収容部に挿入されるた
め、邪魔にならない。したがって、成形後に捨てリブを
取り除く工程を設ける必要がなくなり、作業工程の削減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】化粧板に発生した捨てリブの電装部品取付板に
設けられた凹部への収容状態を示す操作箱の側面断面図
である。
【図2】操作箱を構成する化粧板及び電装部品取付板の
詳細を示す平面図である。
【図3】本発明の洗濯機の外観を示す斜視図である。
【図4】器型の成形品の一般的な成形方法を示す金型の
断面図である。
【図5】化粧板の成形に用いられるトンネルゲート方式
の成形方法を示す金型の断面図である。
【符号の説明】
8 化粧板 9 電装部品取付板(取付板) 16 捨てリブ 20 凹部(リブ収容部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形された化粧板の裏側に取り付け
    られた取付板に、タイムスイッチ等の電装部品を取り付
    けたものにおいて、前記取付板に、前記化粧板の成形時
    に形成される捨てリブが挿入される孔や凹み等のリブ収
    容部を設けたことを特徴とする洗濯機。
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