JP2619910B2 - 複合材料およびその製造方法 - Google Patents

複合材料およびその製造方法

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JP2619910B2 JP63081971A JP8197188A JP2619910B2 JP 2619910 B2 JP2619910 B2 JP 2619910B2 JP 63081971 A JP63081971 A JP 63081971A JP 8197188 A JP8197188 A JP 8197188A JP 2619910 B2 JP2619910 B2 JP 2619910B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,複合材料およびその製造方法,特に,金属
アルコキシド,有機モノマーおよびシランカップリング
剤から生成する複合高分子化合物でなり,機械的強度が
高く,熱安定性および耐薬品性に優れ,かつ加工性にも
優れた複合材料およびその製造方法に関する。
(従来の技術) 無機化合物(無機高分子化合物を含む)は,熱安定
性,機械的強度,耐化学薬品性に優れている。他方,有
機高分子化合物は,弾性率が高く,加工性が良好であ
り,かつ有機溶剤にも可溶である。アラミド繊維のよう
な,引っ張り強度および弾性率が高く,耐熱性に優れた
有機高分子も開発されている。
このような無機化合物または無機高分子化合物と有機
高分子化合物との特性をあわせもつ複合材料の調製が試
みられている。このような複合材料は,例えば,次の方
法によって調製される:(1)有機高分子に無機質粉末
(例えば金属粉末)を含有させる方法,(2)有機高分
子に無機繊維を含有させる方法,および(3)有機高分
子にガラスミクロバルーンを含有させる方法。しかし,
これらの方法により得られた複合材料は,いずれも,有
機高分子に無機物質が単に物理的に混和されたにすぎ
ず,その熱安定性や機械的強度は充分ではない。しか
も,無機物質と有機高分子とを均一に混和することは困
難であり,均一な混和を達成するためには,複雑な製造
工程が必要となる。その結果,得られた複合材料は高価
となる。
上記欠点を解決するために,無機物質に特定の原子を
化学的に結合させる方法(例えば,炭素材料に窒素を導
入して窒化炭素とし,該炭素材料の性質を改変させる方
法);および無機物質を構成する分子間の結合状態もし
くは配列状態を変化させる方法などにより無機物質に有
機物質が有するような物性を付与することが提案されて
いる。さらに,有機高分子化合物に金属化合物を反応さ
せたり,無機高分子化合物の骨格に有機官能基を導入す
る方法もある。そのような方法により得られる化合物と
しては,ホウ素含有シリカ高分子化合物や窒素含有無機
高分子化合物が挙げられる。しかし,これらの複合材料
は,無機質分子と有機質分子とが分子スケールで結合し
たものではない。無機高分子または有機高分子のいずれ
か一方を主体とし,これに官能基を導入し,あるいはそ
の一部を編成しているにすぎない。それゆえ,得られた
複合材料の物性は,主体とした高分子の物性(すなわ
ち,無機高分子としての物性かそれとも有機高分子とし
ての物性)とほとんと変わらない。しかも,無機高分子
へ有機官能基を導入する場合には,希少かつ高価な試薬
を用い,しかも激しい化学反応が起こる。そのため,こ
のような方法は実用には不向きである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり,そ
の目的とするところは,無機物質,特に無機高分子化合
物(共有結合の繰り返し単位を有する無機物質)と,有
機高分子化合物との特徴をあわせもつ複合材料,つま
り,熱安定性,機械的強度,耐化学薬品性,弾性率およ
び加工性(熱可塑性,溶剤に対する溶解性,機械加工
性)に優れた複合材料;およびその製造方法を提供する
ことにある。本発明の他の目的は,上記優れた性質を有
する複合材料を簡単な工程により,製造する方法を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は,金属アルコキシドのような無機質モノマー
と,シランカップリング剤とを加水分解し,重縮合させ
ること;およびこの反応系に重合性の有機モノマーを加
えておき,該有機モノマーとシランカップリング剤とを
重合させること;を同時に行うことができれば,これら
3者が分子スケールで結合し,無機質部分と有機質部分
とを有する複合高分子化合物が得られうる,との発明者
の知見にもとづいて完成された。
本発明の複合材料は,金属アルコキシド,有機モノマ
ーおよびシランカップリング剤から生成し,分子内に無
機部分と有機部分とを含む複合高分子化合物でなり,そ
のことにより上記目的が達成される。
本発明の複合材料は,さらに上記複合高分子化合物を
焼成して得られた焼成複合高分子化合物でなり,そのこ
とにより上記目的が達成される。
本発明の複合材料の製造方法は,金属アルコキシド,
シランカップリング剤および水を含む溶液または分散液
に,ゾル−ゲル法酸触媒を加え,該金属アルコキシドお
よび該シランカップリング剤を加水分解させる工程;得
られた反応混合物に有機モノマーを加える工程;および
該有機モノマーを含む反応混合物にゾル−ゲル法塩基触
媒を加え,かつ紫外線および電子線の少なくとも一方を
照射して,該加水分解の重縮合,およびシランカップリ
ング剤加水分解および該有機モノマーの重合により複合
高分子化合物を形成する工程;を包含し,そのことによ
り上記目的が達成される。
本発明の複合材料の製造方法は,上記方法で得られる
複合高分子化合物を焼成する工程をさらに包含し,その
ことにより上記目的が達成される。
本発明の複合材料に用いられる金属アルコキシドは,
アルミナ,シリカ,酸化チタン(IV),酸化ジルコニウ
ム(IV)のような金属酸化物に,メタノール,エタノー
ル,イソプロパノールのような既知のアルコールを加え
て得られる。このような金属アルコキシドとしては,例
えば,Si(OC2H54,Al(O−iso−C3H73,Ti(O−iso
−C3H74,Zr(O−t−C4H94,Zr(O−n−C4H94,
Ca(OC2H52,Fe(OC2H53,V(O−iso−C3H74,Sn
(O−t−C4H94,Li(OC2H5),Be(OC2H53,B(OC2H
53,P(OC2H53,P(OCH3などがある。
有機モノマーには,例えば,アクリル酸,メタクリル
酸,ジメチルホルムアミド,アクリロニトリル,スチレ
ン,アクリル酸メチル,アクリル酸エチル,メタクリル
酸メチル,メタクリル酸エチルがある。しかし,これに
限定されず,他のビニル系モノマーも使用可能である。
このような有機モノマーは,前記金属アルコキシド100
重量部に対し3〜300重量部,好ましくは10〜100重量部
の範囲で使用される。3重量部を下まると,得られた複
合材料の有機質物性が低下する。300重量部を上まわる
と,得られた複合材料の無機質物性が低下する。
本発明の複合材料に用いられるシランカップリング剤
としては,既知のシランカップリング剤がいずれも用い
られ得る。それには,例えば,γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン,γ−グリシドキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン,β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシラン,ビニルトリメトキシ
シラン,ビニルトリクロルシラン,ビニルトリス(β−
メトキシエトキシ)シラン,ビニルトリアセトキシシラ
ン,γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン,N
−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン・塩酸塩,γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン,N−フェニル−γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン,γ−(2−アミノエチル)
アミノプロピルトリメトキシシラン,γ−(2−アミノ
エチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン,γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン,γ−メルカプ
トプロピルメチルジメトキシシラン,メチルトリメトキ
シシラン,メチルトリエトキシシラン,ヘキサメチルジ
シラザン,γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン,
γ−クロロプロピルトリメトキシシラン,γ−クロロプ
ロピルメチルジメトキシシラン,メチルトリクロロシラ
ン,ジメチルジクロロシラン,トリメチルクロロシラ
ン,オクタデシルジメチル〔3−(トリメトキシシリ
ル)プロピル〕アンモニウムクロライド,アミノシラン
配合物がある。シランカップリング剤は,上記金属アル
コキシド100重量部に対し1〜300重量部,好ましくは10
〜40重量部の範囲で使用される。1重量部を下まわる
と,得られた複合材料の架橋部分が少なくなり,機械的
強度や耐熱性などの物性が低下する。逆に,300重量部を
上まわる量のシランカップリング剤を加えても物性はほ
とんど改善されないうえに,高価となる。
ゾル−ゲル法触媒(上記金属アルコキシドおよびシラ
ンカップリング剤を加水分解・重縮合させるために用い
られる)は,酸またはその無水物と有機塩基とを含む。
この有機塩基は,水に実質的に不溶でありかつ有機溶媒
に可溶な第三アミンである。
触媒に用いられる酸としては通常,塩酸,硫酸,硝酸
などの鉱酸が用いられる。鉱酸の無水物,例えば塩化水
素ガスも同様の効果が得られる。この他に有機酸やその
無水物も利用され得る。それには,例えば,酒石酸,フ
タル酸,マレイン酸,ドデシルコハク酸,ヘキサヒドロ
フタル酸,メチルナジック酸,ピロメリット酸,ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸,ジクロルコハク酸,クロレ
ンディック酸,無水フタル酸,無水マレイン酸,無水ド
デシルコハク酸,無水ヘキサヒドロフタル酸,無水メチ
ルナジック酸,無水ピロメリット酸,無水ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸,無水ジクロルコハク酸,無水クロ
レンディック酸がある。これらの酸は金属アルコキシド
1モルに対し0.01モル以上,好ましくは0.01〜0.5モル
の範囲で用いられる。過少であると加水分解がほとんど
進行しない。
触媒として用いられる第三アミンとしては,N,N−ジメ
チルベンジルアミン,トリブチルアミン,トリ−n−プ
ロピルアミン,トリペンチルアミン,トリプロパルギル
アミン,N,N,N−トリメチルエチレンジアミン,トリ−n
−ヘキシルアミンなどが挙げられる。第三アミンは,上
記酸と等モル量もしくはそれを越える量,好ましくは金
属アルコキシド1モルに対し0.01〜0.06モルの割合で用
いられる。第三アミンの使用量はその解離度に応じて上
記範囲内で適宜決められる。第三アミンの量が過少であ
ると金属アルコキシドおよびシランカップリング剤の加
水分解後の重縮合反応が極めて遅くなる。
本発明に用いられる溶媒としては,加水分解に用いら
れる水の他,有機溶媒が挙げられる。有機溶媒として
は,水と混合しうる溶媒,もしくは水に一部溶解しうる
溶媒が用いられる。それには例えば,メタノール,エタ
ノール,ブタノール,n−プロパノール,イソプロパノー
ル,ペンタノール,ヘキサノール,アセトン,メチルエ
チルケトン,ホルムアミドがある。
本発明方法により複合材料を調製するには,例えばま
ず,上記金属アルコキシドおよびシランカップリング剤
を上記有機溶媒,例えばアルコールに溶解させる。金属
アルコキシドの濃度は特に限定されないが,通常,500〜
600g/である。次いで水が添加される。水の量は金属
アルコキシド1モルに対して1〜30モルの割合である。
水は,あらかじめ,例えば,上記アルコールに混合され
ていてもよい。これに,上記ゾル−ゲル法触媒のうち酸
(もしくはその無水物)を加え,常温で攪拌が行なわれ
る。これにより金属アルコキシドおよびシランカップリ
ング剤の加水分解が実質的に完了する。次に,有機モノ
マー,および必要に応じて光増感剤が加えられる。光増
感剤にはジアセチルなどが用いられ,これは紫外線照射
による光重合反応を促進させる。さらに必要に応じて他
のモノマーおよびポリマーが添加されていてもよい。こ
のようなモノマーとしては,ビニル系モノマーが挙げら
れ,ポリマーとしては,塩化ビニル,酢酸ビニル,ブタ
ジエンなどが重合した重合体または共重合体が挙げられ
る。これらのモノマーやポリマーは,後述の重合反応お
よび共重合反応を促進し,かつ均質で強化されたポリマ
ーを形成する目的で,添加される,光増感剤,上記他の
モノマーおよびポリマーは,上記反応の当初から反応系
に加えられていてもよい。さらにこの反応液にゾル−ゲ
ル法触媒のうちの第三アミンが加えられ,紫外線および
/または電子線が照射される。紫外線の波長は250nm以
下とされる。250nmを上まわると,後述のラジカル重
合,架橋反応,および重縮合反応が充分に進行しない。
電子線の照射量は,0.1〜50メガラドの範囲とされる。エ
ネルギー量は150〜200KVが好ましい。0.1メガラドを下
まわると,後述のラジカル重合,架橋反応および重合縮
合反応が充分に進行しない。50メガラドを上まわる量の
電子線は必要としない。電子線照射装置としては,例え
ば,エリアビーム形電子線照射装置(キュアトロン,日
新電機社製)が用いられる。
上記第三アミンの添加により,上記加水分解された金
属アルコキシドおよびシランカップリング剤の重縮合反
応が急速に進行し,ゲル化が起こる。さらに,シランカ
ップリング剤に,例えば,エポキシ部分があれば,上記
触媒により,エポキシ環の酸開裂反応や塩基開裂反応
(開環反応)が生じる。紫外線および/または電子線の
照射により,例えば,有機モノマーまたはシランカップ
リング剤のビニル基からラジカルが発生し,このラジカ
ルが,有機モノマーのラジカル重合およびシランカップ
リング剤の有機質部分のラジカル重合(光重合または電
子線重合)を開始させる。この重合反応は,有機モノマ
ー分子同士の間で起こり,そして,シランカップリング
剤の有機部分(エポキシ基,ビニル基など)と該有機モ
ノマー分子との間で起こる。さらに,シランカップリン
グ剤の有機部分同士の間でも起こり得る。上記ラジカル
は,紫外線照射の場合には,光増感剤から発生する。電
子線や紫外線以外に,放射線を利用する方法も採用され
得る。さらに,重合開始剤を使用し,加熱により重合を
行う通常の方法も利用され得る。
このようにして,金属アルコキシドおよびシランカッ
プリング剤(無機質部分)の加水分解反応および重縮合
反応,さらに上記ラジカル重合(架橋反応をも包含す
る)が同時に進行する。上記反応は,同種分子間および
異種分子間の両方において起こる。シランカップリング
剤の無機質部分(シリカ部分)は,無機高分子の骨格に
組み込まれるか,単独で重合して無機高分子を形成す
る。有機質部分は,ケイ素原子に結合したまま他のシラ
ンカップリング剤の有機部分または有機モノマーと結合
し,架橋部分を形成し得る。
このようにして形成される高分子化合物は,上記反応
により形成される直線状高分子,さらに架橋反応が起こ
って形成される粒子状の三次元構造物,および/または
この粒子が複数個集まり,さらに重縮合・架橋して形成
される連続した三次元マトリックスでなる。そしてこれ
らの高分子化合物は,金属アルコキシドおよびシランカ
ップリング剤の加水分解・重縮合によって形成される無
機質ポリマー部分と,シランカップリング剤および有機
モノマーに由来する有機基でなる有機質部分とを有す
る。この有機質部分は重合により形成される有機質ポリ
マーである。言いかえれば,得られる高分子化合物は,
金属アルコキシドもしくはそのポリマーと,有機モノマ
ーもしくはそのポリマーと,がシランカップリング剤を
介して分子レベルで結合した高分子化合物であるといえ
る。
このような高分子化合物を形成するためには,ゾル−
ゲル法触媒が重要な役割を果たす。ゾル−ゲル法触媒と
しては,一般に鉱酸が知られており,これを用いて金属
アルコキシドを加水分解・重縮合させてガラスを製造す
ることが知られている。しかし,この触媒を採用する
と,上記方法においては,有機モノマーの重合反応に比
べ,金属アルコキシドやシランカップリング剤の加水分
解・重縮合反応が極めて遅い。その結果,均質な複合高
分子化合物が形成されない。これに対して,本発明方法
においては,発明者が開発した上記ゾル−ゲル法触媒
(酸および第三アミン)が使用されるため,上記金属ア
ルコキシドおよびシランカップリング剤の重縮合反応が
極めて速やかに進行し,均質な複合高分子化合物が形成
される。上記反応は,第三アミンにより促進されると考
えられる。使用される第三アミンは実質的に水に不溶で
あり,有機溶媒には可溶である。第三アミンの添加前に
おいては,反応液は,水と有機溶媒と混合液のなかに金
属アルコキシド,シランカップリング剤および/または
それらの加水分解物を含む均一な溶液である。ここに第
三アミンが加えられると,該第三アミンは反応液中に均
一に分散し,有機溶媒と混合して有機相を形成する。そ
して,有機相と水相との間で界面が形成され,この界面
において,第三アミンは界面重縮合反応を促進する触媒
として作用する。従って,重縮合反応が反応液全体にわ
たり均一にかつ速やかに進行し,その結果,均一なポリ
マーが得られる。
上記高分子化合物の形成により反応系はゲル化する。
ゲル化時間は,使用する水の量およびゾル−ゲル法触媒
の量に依存する。通常,第三アミンの添加により鉱酸が
中和されpH7に達した時点から2秒〜数十分の範囲でゲ
ル化時間およびゲル化の程度を調整することが可能であ
る。
本発明方法においては,上記ゾル−ゲル法触媒による
重縮合反応(架橋反応を含む)および紫外線や電子線に
よるラジカル重合反応が20〜30℃という低温で進行し,
容易に複合高分子化合物が得られる。得られた複合高分
子化合物は,上記のように分子内に無機部分と有機部分
とを含み,さらに,通常,架橋構造を有する高分子化合
物である。そのため,高強度で,耐熱性に優れ,高弾性
率を有し,加工性に優れる。つまり,無機高分子化合物
と有機高分子化合物の利点をあわせもつ。
上記反応にて生成したゲルまたは触媒などの条件を変
えてゾルもしくは粘性を有する溶液とすることにより,
例えば,耐熱性の塗料として利用することができる。こ
のような塗料は,塗布すべき基材との密着性にも極めて
優れる。反応系から溶媒を除去し,ポリマーを得,ウイ
スカーを調製することも可能である。
このように得られた複合材料は,さらに焼成すると,
シランカップリング材の有機質部分の一部が分解して変
性し,無機質物性の高い複合材料が得られる。焼成温度
は300〜1300℃の範囲が好ましい。焼成して得られる複
合高分子化合物は焼成前に比べ,強度,硬度および耐薬
品性が極めて高くなる。さらに,例えば,塗料として使
用したときに基材に対する密着性は,焼成前とほとんど
変わらない。焼成複合高分子化合物は,金属アルコキシ
ドのみから生成する無機性の高分子化合物とは異なり,
有機質に由来する成分が残留していると考えられる。
このような,未焼成または焼成複合高分子化合物でな
る本発明の複合材料は,無機質物性および有機質物性を
備えた性質を有している。この複合材料の用途として
は,耐熱性や耐化学薬品性を有する特殊塗料,繊維強化
金属複合材料や繊維強化セラミック複合材料の分散材,
ウイスカー材料,アラミド繊維に匹敵する引っ張り強度
と弾性率とを有する繊維素材,各種ポリマーの耐熱改質
材料,各種接着剤(ポリイミド接着剤,エポキシ接着剤
など)の耐熱改質材料などがある。このような複合材料
の耐熱温度は350℃以上,引っ張り強度は100kg/mm2
上,そして伸度は4.0以上である。これを焼成して得ら
れた複合材料の耐熱温度は約1350℃,弾性率は1.2ton/m
m2,そして引っ張り強度は約200kg/mm2である。本発明に
おける複合高分子化合物の製造において,上記金属アル
コキシドを含む溶液にカルコゲン元素や窒素などを添加
することにより,得られた複合材料に電気伝導性や光導
電性を付与することも可能である。
(実施例) 以下に本発明を実施例につき説明する。
実施例1 エチルシリケート,チタンイソプロポキシド,アルミ
ニウムイソプロポキシド(以上,金属アルコキシド);
エタノール;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ランおよび水を混合し,これに塩酸を加えて混合した
後,アクリロニトリル,N,N−ジメチルベンジルアミンを
加え,エリアビーム型電子線照射装置(キュアトロン,
日新電機社製)を用いて30メガラドの電子線を0.4秒間
照射した。得られたゾルを各種基材表面に乾燥後の厚み
が20μmとなるように塗布した。基材としては,ステン
レス鋼板(SAS 304およびSAS 430),軟鋼板およびプラ
スチック(ポリメチルメタクリレート(PMMA))板を用
いた。プラスチック基材については,これを常温で乾燥
した。他の基材については150℃にて15分間恒温槽内で
乾燥し,さらに300℃にて3分間加熱処理した。得られ
た表面被覆基材について下記の項目につき,JIS K 5400
(塗料一般試験方法)に準じて下表の各項目につき試験
を行った。その結果を下表に示す。
実施例2 水の量を対金属アルコキシド比で10モルとしたこと以
外は実施例1と同様である。実施例1とほぼ同様の結果
が得られた。
実施例3 水の量を対金属アルコキシド比で8モルとしたこと以
外は実施例1と同様である。実施例1とほぼ同様の結果
が得られた。
実施例4 上記成分を用い,実施例1に準じて反応を行った。得
られたゾルを電気銅(銅製電線;直径2mm)表面に,乾
燥後の厚みが20μmとなるように塗布し,加熱・乾燥し
た。電気銅は熱膨張計数が非常に大きいが,上記塗装基
材を300〜400℃に加熱しても,塗布層と基材との密着製
は良好であり,クラックなどを生じることがなかった。
実施例5 エタノール,エチルシリケート,水およびγ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン(シランカップリン
グ剤)の混合物に塩酸を加えて混合した。この混合物に
アクリル酸を加えて混合した後,N,N−ジメチルベンジル
アミンを添加しつつエリアビーム形電子線照射装置(キ
ュアトロン,日新電機社製)を用いて,40メガラドの電
子線を0.9秒間照射した。照射時の温度は25℃であっ
た。得られた粘性のある液体を紡糸し,糸とした。この
糸の引っ張り強度は100kg/mm2以上,伸度は4.0以上,そ
して耐熱温度は500℃以上であった。
実施例6 実施例5により得られた繊維状の複合材料を,1000℃
にて1時間焼成した。焼成後の糸の引っ張り強度は200k
g/mm2,弾性率は1.2ton/mm2,そして耐熱温度は1350℃で
あった。
(発明の効果) 本発明によれば,このように,金属アルコキシド,有
機モノマーおよびシランカップリング剤から生成する複
合高分子化合物でなり,無機的な性質と有機的な性質と
をあわせもつ複合材料が簡単な工程で得られる。この複
合材料は,熱安定性,機械的強度および耐化学薬品性に
優れ,高い弾性率を有する。熱可塑性,溶剤への溶解
性,機械加工性などの加工性にも優れる。この複合材料
は,特殊塗料(耐熱性塗料,絶縁塗料など),繊維強化
金属複合材料や繊維強化セラミック複合材料の分散材,
ウイスカー材料,繊維素材,各種ポリマーや各種接着剤
の耐熱改質材料などに有効に利用されうる。この繊維素
材を焼成すれば,さらに,無機成分の含有量の高い複合
材料が得られる。この複合材料は,さらに機械的強度お
よび硬度が高く,耐熱性および耐薬品性に優れる。しか
も,完全な無機高分子化合物とは異なり,例えば,各種
基材に対する密着性は,上記未焼成の複合材料と同程度
に優れる。この焼成複合材料は,上記用途に加えて,さ
らに高強度,耐熱性などが必要とされる用途に好適に用
いられる。

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属アルコキシド,ビニル系有機モノマー
    およびシランカップリング剤から生成し,分子内に無機
    部分と有機部分とを含む複合高分子化合物でなる複合材
    料であって, 該複合高分子化合物が,金属アルコキシド,シランカッ
    プリング剤および水を含む溶液または分散液に,ゾル−
    ゲル法酸触媒を加え,該金属アルコキシドおよび該シラ
    ンカップリング剤を加水分解させること;得られた反応
    混合物にビニル系有機モノマーを加えること;そして該
    有機モノマーを含む反応混合物にゾル−ゲル法塩基触媒
    を加え,かつ紫外線および電子線の少なくとも一方を照
    射して,該加水分解の重縮合,およびシランカップリン
    グ剤加水分解および該有機モノマーの重合を行うことに
    より得られる, 複合材料。
  2. 【請求項2】前記金属アルコキシドが,Si(OC2H54,Al
    (O−iso−C3H73,Ti(O−iso−C3H74,Zr(O−t
    −C4H94,Zr(O−n−C4H94,Ca(OC2H52,Fe(OC2
    H53,V(O−iso−C3H74,Sn(O−t−C4H94,Li
    (OC2H5),Be(OC2H52,B(OC2H53,P(OC2H5
    よびP(OCH3でなる群から選択される少なくとも一
    種である特許請求の範囲第1項に記載の複合材料。
  3. 【請求項3】前記有機モノマーが,アクリル酸,メタク
    リル酸,アクリロニトリル,スチレン,アクリル酸メチ
    ル,アクリル酸エチル,メタクリル酸メチルおよびメタ
    クリル酸エチルでなる群から選択される少なくとも一種
    である特許請求の範囲第1項に記載の複合材料。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項に記載の複合高分子
    化合物を焼成して得られる複合材料。
  5. 【請求項5】前記金属アルコキシドが,Si(OC2H54,Al
    (O−iso−C3H73,Ti(O−iso−C3H74,Zr(O−t
    −C4H94,Zr(O−n−C4H94,Ca(OC2H52,Fe(OC2
    H53,V(O−iso−C3H74,Sn(O−t−C4H94,Li
    (OC2H5),Be(OC2H52,B(OC2H53,P(OC2H5
    よびP(OCH3でなる群から選択される少なくとも一
    種である特許請求の範囲第4項に記載の複合材料。
  6. 【請求項6】前記有機モノマーが,アクリル酸,メタク
    リル酸,アクリロニトリル,スチレン,アクリル酸メチ
    ル,アクリル酸エチル,メタクリル酸メチルおよびメタ
    クリル酸エチルでなる群から選択される少なくとも一種
    である特許請求の範囲第4項に記載の複合材料。
  7. 【請求項7】分子内に無機部分と有機部分とを含む複合
    高分子化合物でなる複合材料の製造方法であって, 金属アルコキシド,シランカップリング剤および水を含
    む溶液または分散液に,ゾル−ゲル法酸触媒を加え,該
    金属アルコキシドおよび該シランカップリング剤を加水
    分解させる工程, 得られた反応混合物にビニル系有機モノマーを加える工
    程,および 該有機モノマーを含む反応混合物にゾル−ゲル法塩基触
    媒を加え,かつ紫外線および電子線の少なくとも一方を
    照射して,該加水分解の重縮合,およびシランカップリ
    ング剤加水分解および該有機モノマーの重合により複合
    高分子化合物を形成する工程, を包含する,複合材料の製造方法。
  8. 【請求項8】前記金属アルコキシドが,Si(OC2H54,Al
    (O−iso−C3H73,Ti(O−iso−C3H74,Zr(O−t
    −C4H94,Zr(O−n−C4H94,Ca(OC2H52,Fe(OC2
    H53,V(O−iso−C3H74,Sn(O−t−C4H94,Li
    (OC2H5),Be(OC2H52,B(OC2,H53,P(OC2H5
    よびP(OCH3でなる群から選択される少なくとも一
    種である特許請求の範囲第7項に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記有機モノマーが,アクリル酸,メタク
    リル酸,アクリロニトリル,スチレン,アクリル酸メチ
    ル,アクリル酸エチル,メタクリル酸メチルおよびメタ
    クリル酸エチルでなる群から選択される少なくとも一種
    である特許請求の範囲第7項に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記ゾル−ゲル法塩基触媒が水に実質的
    に不溶でありかつ有機溶媒に可溶な第三アミンである,
    特許請求の範囲第7項に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記第三アミンが,N,N−ジメチルベンジ
    ルアミン,トリブチルアミン,トリ−n−プロピルアミ
    ン,トリペンチルアミン,トリプロパルギルアミン,N,
    N,N−トリメチルエチレンジアミンおよび−n−ヘキシ
    ルアミンでなる群から選択される少なくとも一種である
    特許請求の範囲第10項に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記有機モノマーが,前記金属アルコキ
    シド100重量部に対し3〜300重量部の割合で加えられ
    る,特許請求の範囲第7項に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記シランカップリング剤が,前記金属
    アルコキシド100重量部に対し1〜300重量部の割合で加
    えられる,特許請求の範囲第7項に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記金属アルコキシド1モルに対し,前
    記ゾル−ゲル法酸触媒および塩基触媒が,それぞれ0.01
    モル以上の割合で加えられる,特許請求の範囲第7項に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】前記金属アルコキシド1モルに対し,加
    水分解用の水が1〜30モルの割合で加えられる,特許請
    求の範囲第7項に記載の方法。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第7項で得られる複合高
    分子化合物を焼成する工程をさらに包含する,複合材料
    の製造方法。
  17. 【請求項17】前記金属アルコキシドが,Si(OC2H54,
    Al(O−iso−C3H73,Ti(O−iso−C3H74,Zr(O−
    t−C4H94,Zr(O−n−C4H94,Ca(OC2H52,Fe(O
    C2H53,V(O−iso−C3H74,Sn(O−t−C4H94,Li
    (OC2H5),Be(OC2H52,B(OC2,H53,P(OC2H5
    よびP(OCH3でなる群から選択される少なくとも一
    種である特許請求の範囲第16項に記載の方法。
  18. 【請求項18】前記有機モノマーが,アクリル酸,メタ
    クリル酸,アクリロニトリル,スチレン,アクリル酸メ
    チル,アクリル酸エチル,メタクリル酸メチルおよびメ
    タクリル酸エチルでなる群から選択される少なくとも一
    種である特許請求の範囲第16項に記載の方法。
  19. 【請求項19】前記ゾル−ゲル法塩基触媒が水に実質的
    に不溶でありかつ有機溶媒に可溶な第三アミンである,
    特許請求の範囲第16項に記載の方法。
  20. 【請求項20】前記第三アミンが,N,N−ジメチルベンジ
    ルアミン,トリブチルアミン,トリ−n−プロピルアミ
    ン,トリペンチルアミン,トリプロパルギルアミン,N,
    N,N−トリメチルエチレンジアミンおよびトリ−n−ヘ
    キシルアミンでなる群から選択される少なくとも一種で
    ある特許請求の範囲第19項に記載の方法。
  21. 【請求項21】前記有機モノマーが,前記金属アルコキ
    シド100重量部に対し3〜300重量部の割合で加えられ
    る,特許請求の範囲第16項に記載の方法。
  22. 【請求項22】前記シランカップリング剤が,前記金属
    アルコキシド100重量部に対し1〜300重量部の割合で加
    えられる,特許請求の範囲第16項に記載の方法。
  23. 【請求項23】前記金属アルコキシド1モルに対し,前
    記ゾル−ゲル法酸触媒および塩基触媒が,それぞれ0.01
    モル以上の割合で加えられる,特許請求の範囲第16項に
    記載の方法。
  24. 【請求項24】前記金属アルコキシド1モルに対し,加
    水分解用の水が1〜30モルの割合で加えられる特許請求
    の範囲第16項に記載の方法。
  25. 【請求項25】前記焼成温度が300〜1300℃である特許
    請求の範囲第16項に記載の方法。
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