JP2619258B2 - 流体かまぼこ - Google Patents
流体かまぼこInfo
- Publication number
- JP2619258B2 JP2619258B2 JP63052184A JP5218488A JP2619258B2 JP 2619258 B2 JP2619258 B2 JP 2619258B2 JP 63052184 A JP63052184 A JP 63052184A JP 5218488 A JP5218488 A JP 5218488A JP 2619258 B2 JP2619258 B2 JP 2619258B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kamaboko
- fluid
- container
- product
- fish meat
- Prior art date
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- Fish Paste Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、流体状のかまぼこに関する。
従来かまぼこは、魚肉を50%〜60%重量と水とデンプ
ンとその他の調味材料を撹拌して成型し、蒸し上げて作
成される。
ンとその他の調味材料を撹拌して成型し、蒸し上げて作
成される。
蒸し上げた後のかまぼこは、弾性があり、シコシコし
た歯ざわりであり、成型されたままの自己保型性があ
る。
た歯ざわりであり、成型されたままの自己保型性があ
る。
従来、公知のように、かまぼこは魚肉すりみを加熱し
凝固させるものであり、自己保型性の弾性があることが
製品的特徴となっていた。
凝固させるものであり、自己保型性の弾性があることが
製品的特徴となっていた。
つまり、一定の形を保つものであり、容器を不要とす
る反面、任意形状の容器に充填するようなことはできな
かった。
る反面、任意形状の容器に充填するようなことはできな
かった。
そこで、本発明は、例えばチューブ容器から絞り出し
て食べることのできる流体状でかたちのないかまぼこを
提供することを目的とする。
て食べることのできる流体状でかたちのないかまぼこを
提供することを目的とする。
流体状とは、略マヨネーズ風の軟性のものからコロイ
ド溶液状までを含む意味である。
ド溶液状までを含む意味である。
本発明は、魚肉を比較的低含有割合で混合したかまぼ
この生材料を蒸し上げてかまぼこを作成したのち、その
かまぼこをライカイ機にかけて粉砕し、撹拌し、流体化
したかまぼこを提案するものであり、保型性のないある
いは低いかまぼこを提供するものである。
この生材料を蒸し上げてかまぼこを作成したのち、その
かまぼこをライカイ機にかけて粉砕し、撹拌し、流体化
したかまぼこを提案するものであり、保型性のないある
いは低いかまぼこを提供するものである。
一担かまぼことして完成した品物をあえて再びライカ
イ機で粉砕撹拌を行なうことにより、凝固したかまぼこ
は再びマヨネーズ風のやわやかい流体状になり、かまぼ
こ成分そのままに流体化する。
イ機で粉砕撹拌を行なうことにより、凝固したかまぼこ
は再びマヨネーズ風のやわやかい流体状になり、かまぼ
こ成分そのままに流体化する。
この流体かまぼこは、缶詰やチューブ容器に充填し、
密封して80℃〜90℃で加熱殺菌して製品化される。
密封して80℃〜90℃で加熱殺菌して製品化される。
流体かまぼこは、種々の形状の容器に充填することが
できるし、蒸し上げ加熱後に再び加熱殺菌しているので
日持ちのよいのもができる。
できるし、蒸し上げ加熱後に再び加熱殺菌しているので
日持ちのよいのもができる。
本発明に係る流体かまぼこの一実施例を図面の工程図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
◇製品例A◇ まず魚肉すり身の荒ずり工程1として生材料を撹拌し
てすりみを作る。
てすりみを作る。
すりみは、重量比で魚肉43%、水38,5%、でんぷん9
%、で荒ずりし、次いでこれに0,5%位の塩、ヨークラ
ン10%を加えて塩ずりをして作成する ここまでの材料の種類は、いわゆる通常のかまぼこの
材料のほぼ同じである。
%、で荒ずりし、次いでこれに0,5%位の塩、ヨークラ
ン10%を加えて塩ずりをして作成する ここまでの材料の種類は、いわゆる通常のかまぼこの
材料のほぼ同じである。
このすりみを76%と、生クリーム、卵白を24%の割合
で撹拌し原材料を作成する。
で撹拌し原材料を作成する。
この原材料を蒸し上げ加工2する。
蒸し上げ加工2は、通常のかまぼこ製造工程と全く同
じであり、加工時間と温度の設定は魚肉種類や質で決定
される。
じであり、加工時間と温度の設定は魚肉種類や質で決定
される。
蒸し上げることにより、原材料は加熱温度で凝固し、
かまぼことして完成し所定の形を有することになる。
かまぼことして完成し所定の形を有することになる。
そして、このかまぼこをライカイ機にかけて粉砕し撹
拌する流体化工程3を行う。
拌する流体化工程3を行う。
この工程3で、もとの原材料のような流状状に戻る。
流体化工程3のライカイは、低速数分、高速数分と行
なえばたちまち流状化する。
なえばたちまち流状化する。
流状化の程度は、すりみのなかの水分に影響される
が、マヨネーズ風の軟度が好ましい。
が、マヨネーズ風の軟度が好ましい。
この流体かまぼこは、基本的にはかまぼこでありなが
ら、なお形のない流体状であることが大きな特徴であ
る。
ら、なお形のない流体状であることが大きな特徴であ
る。
流体状かまぼこは、任意の容器に封入し、80℃〜90℃
で加温(湯せんなどの加温方法)し、殺菌する。
で加温(湯せんなどの加温方法)し、殺菌する。
尚、この加温で凝固することはないので、容器封入後
に殺菌加温しても、容器に封入する前に殺菌加温しても
よい。
に殺菌加温しても、容器に封入する前に殺菌加温しても
よい。
流体かまぼこを容器に充填すれば、固形のものと全く
同じかまぼこが流体のものとして提供できる。
同じかまぼこが流体のものとして提供できる。
◇製品例2◇ ライカイ機にかけて流体状にしたかまぼこへ、さらに
水とドライミックスを良く混合したものを少しづつ投入
して撹拌する。
水とドライミックスを良く混合したものを少しづつ投入
して撹拌する。
これを殺菌のため80℃になるまで加温し、溶解する。
少し水分の多い流体状のかまぼこは、冷凍庫で5℃位
まで冷すと、バニラアイス風のやわらかさとなる。
まで冷すと、バニラアイス風のやわらかさとなる。
ソフトフリーザーでやわらかく凍らせることもでき
る。
る。
本発明に係る流体かまぼこは、自己保型性がないかあ
るいはきわめて低いかまぼこであり、まずきわめて新規
な製品を提供する画期的なものである。
るいはきわめて低いかまぼこであり、まずきわめて新規
な製品を提供する画期的なものである。
かまぼこが流体であるということは、その包装形態を
変革するものであり、ポリ袋や飲料容器にも充填して製
品化できるし、風味は通常のかまぼこに比べ歯ざわり感
が相違するだけであとは同じであるので、料理上も種々
の応用が期待できる。
変革するものであり、ポリ袋や飲料容器にも充填して製
品化できるし、風味は通常のかまぼこに比べ歯ざわり感
が相違するだけであとは同じであるので、料理上も種々
の応用が期待できる。
このように本発明の流体かまぼこは、魚肉練り製品の
中で特異な商品価値のあるすぐれたものというべきであ
る。
中で特異な商品価値のあるすぐれたものというべきであ
る。
第1図は、本発明に係る流体かまぼこの二種の実施製品
例に至る加工工程を示す工程図である。
例に至る加工工程を示す工程図である。
Claims (1)
- 【請求項1】蒸しあげたかまぼこを粉砕して撹拌し、流
体化したことを特徴とする流体かまぼこ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63052184A JP2619258B2 (ja) | 1988-03-05 | 1988-03-05 | 流体かまぼこ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63052184A JP2619258B2 (ja) | 1988-03-05 | 1988-03-05 | 流体かまぼこ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01225464A JPH01225464A (ja) | 1989-09-08 |
JP2619258B2 true JP2619258B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=12907717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63052184A Expired - Fee Related JP2619258B2 (ja) | 1988-03-05 | 1988-03-05 | 流体かまぼこ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2619258B2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-05 JP JP63052184A patent/JP2619258B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01225464A (ja) | 1989-09-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |