JP2618067B2 - エレベータかご点検装置 - Google Patents

エレベータかご点検装置

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JP2618067B2
JP2618067B2 JP5601790A JP5601790A JP2618067B2 JP 2618067 B2 JP2618067 B2 JP 2618067B2 JP 5601790 A JP5601790 A JP 5601790A JP 5601790 A JP5601790 A JP 5601790A JP 2618067 B2 JP2618067 B2 JP 2618067B2
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晃 飛田
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三菱電機ビルテクノサービス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,停電灯を有するエレベータかごの点検装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図は,例えば実開昭60−157762号公報に示された
停電灯の点検装置の電気回路図であり,図中,(1)は
点検用の押ボタン,(2)は点検リレーで,(2a)は点
検リレー(2)の常開接点,(3)は常時付勢されて停
電によつて消勢される停電リレーで,(3a)はこれの常
閉接点,(4)はかご(図示しない)内に設けられた停
電灯,(5)は電池,(+)(−)は電源である。
従来のエレベータかご点検装置は上記のように構成さ
れ,通常時は停電リレー(3)が付勢され接点(3a)は
開放し,停電灯(4)は消灯されている。そして停電に
よつて停電リレー(3)が消勢すると接点(3a)が閉成
し(5)−(3a)−(4)−(5)の回路によつて,停
電灯(4)が点灯する。このような停電灯(4)の点検
は次のように行なわれる。すなわち,保守員によつて定
期に,例えば毎月1回,押ボタン(1)が押圧される。
これにより(+)−(1)−(2)−(−)の回路によ
つて点検リレー(2)が付勢されて接点(2a)が閉成す
る。したがつて(5)−(2a)−(4)−(5)の回路
によつて停電灯(4)が点灯して停電灯(4)廻りが正
常であることが点検される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような従来のエレベータかご点検装置では人為
操作を要するため,点検周囲を短かくするに従つて煩雑
になり,保守管理が不十分となる問題点があつた。ま
た,保守作業によつて,エレベータの利用中断頻度が増
したり,保守作業が乗客の目障りになり易くなつたりす
るという問題点があつた。
この発明は,かかる問題点を解決するためになされた
ものであり,かごの停電灯を自動的に点検するエレベー
タかご点検装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかわるエレベータかご点検装置において
は,定期に動作する点検指令手段と,かご内の無人検出
器と,停電灯に通電して異常があるとき動作する異常報
知手段が設けられる。
〔作用〕
上記のように構成されたエレベータかご点検装置は,
かご内が無人であるとき点検指令手段によつて停電灯が
無停電電源に接続され,異常があるとき自動的に報知さ
れる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示す図で図中,第1図
と同符合は相当部分を示し,(2)は点検リレーからな
る点検手段,(2b)は点検手段(2)の常開接点,
(6)はかごに設けられた秤装置からなりかご内が無人
のとき動作する検出装置で第2図では常開接点で示す。
(7)は定期,例えば1日1回,深夜3時頃2分間動作
する時計装置からなる点検指令手段で,第2図では常開
接点で示す。(8)は導通リレーで,(8a)は導通リレ
ー(8)の常閉接点,(9)は異常報知手段で,エレベ
ータが設けられた建物の管理室,多数のエレベータを集
中的に監視する情報センター等に設けられる。
上記のように構成されたエレベータかご点検装置にお
いては,点検指令手段(7)が動作すると接点(7)が
閉成し,また検出装置(6)が動作すると接点(6)が
閉成して,(+)−(6)−(7)−(2)−(−)の
回路によつて点検手段(2)が付勢され,接点(2a),
接点(2b)はそれぞれ閉成される。そして,接点(2a)
の閉成によつて(5)−(2a)−(4)−(8)−
(5)の回路によつて停電灯(4),導通リレー(8)
が付勢される。この場合に異常がなければ,すなわち停
電灯(4)が点灯すれば導通リレー(8)が付勢されて
接点(8a)が開放されるので,接点(2b)が閉成しても
異常報知手段(9)が付勢されることはない。しかし,
接点(2a)が閉成しても,停電灯(4)が点灯しないと
きは,導通リレー(8)が消勢されたままとなり,接点
(8a)が閉成したままとなる。したがつて,(−)−
(2b)−(8a)−(9)−(−)の回路に異常報知手段
(9)が付勢されて,停電灯(4)の電球切れ,電池
(5)の消耗等の異常が報知される。
このようにして,点検指令手段(7)の動作頻度を適
宜に設定することにより,煩雑な手数を要することなく
自動で,またエレベータの利用を妨げることなく良好に
保守管理ができるエレベータかご点検装置を得ることが
できる。
なお,第1図の実施例の導通リレー(8)の代りに,
停電灯(4)の導通時の光の有無を検出するようにする
ことは容易であり,このような装置によつても第1図の
実施例と同様な作用が得られることは明白である。
〔発明の効果〕
この発明は,以上説明したように定期点検指令装置に
よりかご内が無人であるときにかごの停電灯に通電し,
停電灯に異常があるときに自動報知するようにしたもの
である。
これによつて,煩雑な手数を要せず,またエレベータ
の利用を妨げることなく良好な保守管理を可能とする効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるエレベータかご点検装置の一実
施例を示す要部電気回路図,第2図は従来のエレベータ
かご点検装置を示す第1図相当図である。 (2)……点検手段,(4)……停電灯,(5)……電
流,(6)……検出装置,(7)……点検指令装置,
(9)……異常報知手段。 なお,図中同一部分または相当部分は同一符号により示
す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】かご内に設けられた停電灯と,上記かご内
    が無人であるときに動作する検出装置と,定期に動作す
    る点検指令手段と,上記検出装置及び点検指令手段の動
    作により上記停電灯を電源に接続する点検手段と,この
    点検手段による上記停電灯接続時に上記停電灯に異常が
    あるときに付勢される異常報知手段とを備えたエレベー
    タかご点検装置。
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