JP2618011B2 - キーボード操作練習装置 - Google Patents

キーボード操作練習装置

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JP2618011B2
JP2618011B2 JP19361288A JP19361288A JP2618011B2 JP 2618011 B2 JP2618011 B2 JP 2618011B2 JP 19361288 A JP19361288 A JP 19361288A JP 19361288 A JP19361288 A JP 19361288A JP 2618011 B2 JP2618011 B2 JP 2618011B2
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正明 加藤
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、タイプライター、ワードプロセッサー及
びパーソナルコンピュータ等のキーボードの操作技術と
して知られているタッチ打法を能率良く習得することが
できるキーボード操作練習装置に関するものである。
「従来の技術」 一般に、タイピストやコンピュータのオペレータなど
のように、職業としてキーボードを専門的に扱う者は、
タッチ打法と呼ばれる操作技術を習得している。このタ
ッチ打法を習得するためには、従来、教科書に記載され
ている一連の文字列を繰り返し練習する方法が一般的に
行なわれていた。この場合、まず、両手の各指をキーボ
ードの基準位置、いわゆるホームポジション上に常に位
置させておき、この状態で、教科書に記載されている練
習文字列に各々対応する各文字キーに至るまで、各指を
規定された運びに基づいて順次動かし、各文字キーまで
の各指の移動方向と距離感覚を体で覚え込み、各指が反
射的に動くようになるまで、この練習を繰り返す。この
ようにして、各文字キーまでの指の運びを体得すること
により、後は、キーボードを全く見なくても、両手の指
を全て使用して所望とする文字情報を極めて能率的に次
々と入力することが可能となる。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した従来の教科書に記載された練習文
字列を繰り返し打鍵する練習方法においては、打鍵すべ
き文字キーの位置と、この文字キーまでの指の運びを短
期間で覚え込むことは困難であり、この結果、タッチ打
法を容易に習得することができないという問題があっ
た。すなわち、タッチ打法を習得しようとする場合、最
初から自分の手元のキーボードを全く見ないで練習を始
めることが基本となるが、初期の段階においては、キー
ボード上の各文字キーの位置関係や打鍵すべき指を正確
に把握しておらず、この結果、教科書に記載された練習
文字列を入力しようとしても、無意識の内にキーボード
に目を向けて文字キーの位置を見てしまう場合が多く、
これによりタッチ打法の上達が阻害されてしまう。
また、上述した教科書を用いた練習方法においては、
頭の中で次に操作すべき文字キーの位置や指の運びを考
るといったような複雑な思考過程を経て指を動かさなけ
ればならず、多大の労力を必要とし、また、間違えて他
の文字キーを打鍵した場合に、即座にこの誤りを認知す
ることができず、これらもタッチ打法の上達を阻害する
一要因となっていた。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、次
に入力すべき練習文字と、この練習文字に対応した文字
キーまでの指の運びを一目瞭然と理解し得るように見易
く表示することにより、キーボードの操作に不可欠なタ
ッチ打法を極めて能率的に、かつ容易に習得することが
できるキーボード操作練習装置を提供することを目的と
している。
「課題を解決するための手段」 この発明は、第1図に示すように、複数の文字キーが
所定の配列で設けられたキーボードAと、画像を表示す
る表示手段Bと、表示手段Bによって、キーボードAを
模したキーボード画像を表示させると共に、該キーボー
ド画像の基準位置上に操作者の手を模した手画像を重ね
合わせて表示させる初期画設定手段Cと、次に入力すべ
き練習文字を決定し、該練習文字を、表示手段Bによっ
て表示されているキーボード画像の対応する文字キー上
に表示させる練習文字設定手段Dと、キーボードA上の
基準位置から前記練習文字に相当する文字キーに至るま
での実際の指の運びに対応して、表示手段Bに表示され
ている指画像の部分形状を前記練習文字が表示されてい
る方向へ段階的に伸縮もしくは変化させる動画処理手段
Eと、キーボードAの各文字キーの内、前記練習文字に
対応した文字キーが操作されたか否かを判定する判定手
段Fと、この判定手段Fの判定結果を操作者に対して視
覚的もしくは聴覚的に報知する報知手段Gとを具備する
ことを特徴としている。
「作用」 上記構成によれば、次に入力すべき練習文字が、表示
手段Bによって表示されているキーボード画像の対応す
る文字キー上に表示されるので、従来のように練習文字
を読み取るために視点を一々教科書に移す必要がなくな
り、視点をキーボード画像に集中させたまま練習を進め
ることができる。また、キーボードAの基準位置である
ホームポジションから練習文字に対応する文字キーに至
るまでの指の運びが、指画像の部分形状を練習文字の方
向へ段階的に伸縮もしくは変化させることによって表示
手段B上に見易く表示されるので、目的の文字キーに対
する各指の移動方向と距離感覚を直感的に理解すること
ができ、キーボードAの操作に不可欠なタッチ打法を極
めて能率的かつ容易に習得することができる。また、判
定手段FによってキーボードAの各文字キーの内、練習
文字に対応した文字キーが操作されたか否かが判定さ
れ、この判定結果が報知手段Gによって操作者に対して
視覚的もしくは聴覚的に報知されるので、間違えて他の
文字キーを打鍵した場合においても、即座にこの誤りを
認知することができる。
「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明
する。
第2図はこの発明の一実施例の構成を示す図である。
この図において、1はカラー画像を表示するCRT(陰
極線管)ディスプレイ装置、2はカナ文字等の各種文字
キーがJIS規格に基づいて配列されたキーボードであ
り、これらは本体装置3に接続されている。
本体装置3において、4はCPU(中央処理装置)、5
はCPU4において用いられるプログラムと後述するCRTコ
ントローラ8がスプライト面を用いて動画を表示する際
に必要となる各種データが予め記憶されたROM(リード
オンリメモリ)、6はワークエリアとして用いられるRA
M(ランダムアクセスメモリ)、7はCRTディスプレイ装
置1によって表示される表示画像に関する画像データを
記憶するVRAM(ビデオRAM)、8は後述するスプライト
面を用いた動画表示機能(以下、スプライト機能と呼
ぶ)を有し、CPU4からの表示指令に基づきVRAM7に対し
て順次読み出しアドレスを供給し、CRTディスプレイ装
置1の表示を制御するCRTコントローラ、9はVRAM7から
バイト単位で読み出された画像データをシリアルの映像
信号に変換してCRTディスプレイ装置1へ供給するP/S
(パラレル/シリアル)変換回路、10はキーボード2に
よって入力された各種文字データさ操作情報をCPU4の要
求に応じて出力するキーボードインターフェイスであ
る。また、11はCPU4の発音指令に基づいて各種オーディ
オ信号を発生するサウンドジェネレータ、12はサウンド
ジェネレート11から出力されたオーディオ信号を増幅す
るオーディオアンプ、13はオーディオアンプ12の出力に
よって駆動されるスピーカである。
ここで、例えば、文字キーを打鍵する様子を、CRTデ
ィスプレイ装置1の表示画面上に動画として表現するた
めには、以下のようにして行う。まず、キーボードのホ
ームポジション上に位置する各指を目的とする文字キー
まで移動させる過程を表現するためには、予め背景とな
るキーボードの画像(以下、キーボード画像と呼ぶ)を
表示すると共に、このキーボード画像のホームポジショ
ン上に、手指の画像(以下、指画像と呼ぶ)を重ねて表
示しておき、この状態から、背景のキーボード画像の一
部分を、目的とする文字キーの方向へ段階的に伸縮する
指画像に順次置換していけばよい。また、目的の文字キ
ーまで伸びている指をホームポジションに戻す過程を表
現するためには、指画像の伸びている指の部分を、順次
背景のキーボード画像に置換していけばよい。
このように動画を表現するために、本実施例において
は、スプライト機能を有するCRTコントローラ8を用い
ている。このスプライト機能は、予め定義された複数種
類のスプライトパターンを、表示画面の奥行き方向へ重
ねるように設定された各スプライト面#0,#1,…の任意
の座標上に各々表示できる機能であり、この場合、スプ
ライトパターンとしては、16×16画素の任意の図形パタ
ーンを複数種類定義することができ、また、各スプライ
ト面#0,#1,…には、優先順位があり、スプライト面は
#0の優先度が最も高く、#1,#2…となる程低くな
る。そして、2種類以上のスプライトパターンが同じ座
標上に重なっている場合、優先順位の低いスプライト面
に表示されているスプライトパターンが、優先順位の高
いスプライト面に表示されているスプライトパターンに
よって自動的に消去され、これにより、背景画の前に、
何枚もの切り絵が重ねて置かれたかのように表示され、
3次元的な表示がなされる。
ここで、本実施例においては、指先で目的とする文字
キーを打鍵する際の各指の伸縮動作を表現するために、
予め種々の指先形状(第6図参照)をスプライトパター
ンとして定義しておき、これらの中から必要とするスプ
ライトパターンをスプライト番号で順次指定し、もしく
は同一のスプライトパターンの表示座標を順次変更する
ようにした。これにより、表示画面上に表示されている
指画像の指先部分が、あたかも目的とする文字キーの方
向へ移動するかのように表示される。また、一回の打鍵
動作に伴う指の動きを表現するために、スプライトパタ
ーンを3段階に変化させるようにしたが、3段階では実
際の指の動きに対応した表現ができない場合において
は、第1段階の表示の際に、指画像の整形を行う2種類
の処理、もしくは0番目のスプライトパターンを追加す
る処理(これらをまとめて整形処理と呼ぶ)を実行する
ようした。
ここで、キーボード2の各文字キーを、上記整形処理
のタイプ0〜3に応じて、グループ分けすれば次の通り
である。
整形のタイプ0;何も整形を行わないグループで、ホー
ムポジションの段に位置する「チ,ト,シ,ハ,キ,
ク,ケ,マ,ノ,リ,レ,ケ,ム」と、「エ,カ,
ホ,″,゜」の各文字キー。
整形のタイプ1;指先の右側部の整形を行うグループ
で、アッパーキー(最上段)に位置する「ヌ,フ,ア,
ウ,ヤ,ユ,ヨ,ワ」とミドルキーに位置する「タ,
テ,イ,ス,ナ,ニ,ラ,セ」の各文字キー。
整形のタイプ2;指先の先端部を除去する整形を行うグ
ループで、ロアーキー(最下段)に位置する「ツ,サ,
ソ,ヒ,コ,ミ,モ,ネ,ル,メ,ロ」の各文字キー。
整形のタイプ3;3個のスプライトパターンでは距離的
に遠すぎて表示し切れないため、0番目のスプライトパ
ターンを追加するグループで、「オ,ン,ヘ,ー」の各
文字キー。
また、上述したスプライト面を用いて動画を表示する
際に必要となる各種データは、ROM5内に、第5図に示す
スプライトデータテーブル(以下、単にテーブルと呼
ぶ)Tとして格納されており、このテーブルTを参照す
ることにより、各文字コード毎に、その整形のタイプ
と、表示すべきスプライトパターンに割り当てられたス
プライト番号と、スプライトパターンの表示色と、その
表示位置のX座標と、Y座標とが得られる。このテーブ
ルTにおいて、0番目のスプライトは、整形のタイプ=
3の場合にのみ表示され、1番目のスプライトは、指の
動きを表示する最初の段階で表示され、以下、2番目の
スプライト、3番目のスプライトが表示される。また、
表示色=1は黒、10は肌色を模した濃い黄色、14はキー
ボード2を示す灰色、11は淡い黄色である。さらに、表
示X座標と、表示Y座標は、CRTディスプレイ装置1の
表示画面上の左上隅を(0,0)とし、右下隅を(255,19
1)とした場合の座標値である。この場合、図に−で示
す部分には、X座標=255よりも大きなダミーの数値、
もしくは表示Y座標=191よりも大きなダミーの数値が
収められ、これらダミーの数値の場合は、表示画面の外
にスプライトパターンが表示されることになるので、実
際の表示画面上に、そのスプライトパターンが表示され
ることはない。また、文字キー位置とは、画面に表示さ
れるキーボード画像の各文字キーのキートップの表示位
置を示すデータであり、これらはキートップに表示され
る練習文字の表示位置を示すデータとしても用いられ
る。
次に、上述した一実施例の動作について、第3図およ
び第4図に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、装置本体3の図示せぬ電源スイッチがオンとさ
れると、CPU4はROM5内に格納されている第3図に示すメ
インプログラムの各処理を次々と実行する。
まず、ステップSP1において、初期設定を行った後、
ステップSP2において、第5図に示すテーブルTを参照
し、アイウエオ順に、各文字キーの表示位置を示すX座
標とY座標を求め、これらの座標に基づいて、各文字キ
ーのキートップの画像をカナ文字と共に、順次CRTディ
スプレイ1上に表示する。そして、キーボード全体の画
像を描き終えた後、ステップSP2へ進み、第7図に示す
ように、左手を模した指画像Lと右手を模した指画像R
を、キーボード画像Kのホームポジション上に表示す
る。この場合、左手の指画像Lの各指先を文字キーの
「チ,ト,シ,ハ」の上に重ねて表示し、右手の指画像
Rの各指先を文字キーの「マ,ノ,リ,レ」の上に重ね
て表示する。そして、練習開始時の注意事項等のコメン
トを表示した後、キーボード画像Kの各キートップ上に
表示されているカナ文字を全て消去する(ステップSP
4)。
その後、予め設定されている練習文字列(例えば、
イ,ロ,ハ,…の順の文字列)の先頭から順に、練習文
字を一文字分選択し(ステップSP5)、この選択された
練習文字の文字コードに基づいて、第5図に示すテーブ
ルTから、文字キー位置の座標を求め、その練習文字
を、キーボード画像Kの対応するキートップ上に表示す
る(ステップSP6)。
ここで、例えば、練習文字として、「ウ」が選択され
た場合、テーブルTから、文字キー位置の座標(X,Y)
=(60,90)が得られ、これらの座標データに基づい
て、第8図(a)に示すように、該当するキートップ上
に練習文字「ウ」が表示される。この場合、キーボード
画像Kの該当するキートップの位置には、別に定義して
おいたキートップ型のスプライトパターンが重ねて表示
され、このキートップ型のスプライトパターンは、キー
ボード画像を構成するキートップの画像とは、互いに各
ドットが重ならないように定義されており、これによ
り、互いに他のドット間を埋め合わすように表示され、
練習文字「ウ」と共にキートップが強調されて練習者に
示される。このように、CRTディスプレイ1に表示され
ているキーボード画像Kの対応するキートップの位置に
練習文字を表示することによって、練習者は、表示され
ているキーボード画像Kの内、特に強調されて表示され
ているキートップの画像に視点を合わせるだけで、打鍵
すべき練習文字と、その練習文字に対応した文字キーの
位置を視覚により、直感的に認識することができる。
次に、ステップSP7へ進み、キーボードインターフェ
イス10を介してキーボード2のキー入力を監視しつつ、
指の運びを表示するサブルーチンを実行する。このサブ
ルーチンにおける各処理の詳細について第4図を参照し
て説明する。
このサブルーチンにおけるステップSP102からステッ
プS114までのループを3回繰り返すことによって、指画
像LとRの特定の部分形状が練習文字の方向へ3段階に
変化して指の運びが表示される。
まず、ステップSP101において、ループの処理回数I
が初期化され、次のステップSP102においてキー入力が
あったか否かが判別され、キー入力があった場合は、当
該サブルーチンから元のメインプログラムへ戻り、キー
入力がなかった場合は、ステップSP103によって練習リ
ズムを調整するための所定時間(例えば、0.4秒)が経
過したか否かが判別され、経過していないと判別された
場合は、再度ステップSP102へ戻り、これにより、キー
入力を監視しながら練習リズムの調整のための時間が確
保されるようになっている。
そして、練習リズムの調整のための時間が経過した時
点において、次のステップSP104へ進み、処理回数Iに
応じて、次に進むべきステップが判断される。すなわ
ち、1回目のループで処理回数I=1の場合はステップ
SP105へ進み、2回目のループで処理回数I=2の場合
はステップSP110へ進み、3回目のループで処理回数I
=3の場合はステップSP111へ進む。
ステップSP105においては、前述したステップSP5で選
択された練習文字に対して予め決められている整形のタ
イプ0〜3に応じて、次に進むステップが判断される。
そして、整形のタイプが0の場合においては、そのま
まステップSP109へ進み、テーブルTを参照して、練習
文字の文字コードに対応した1番目のスプライトパター
ンのスプライン番号と、表示色と、表示X座標と、表示
Y座標を求め、これらのデータに基づいて1番目のスプ
ライトパターンを表示する。
また、整形のタイプが1の場合においては、ステップ
SP106へ進み、前述した整形のタイプ1の整形処理を行
い、整形のタイプが2の場合においては、ステップSP10
7へ進み、前述した整形のタイプ2の整形処理を行い、
整形のタイプが3の場合においては、ステップSP108へ
進み、0番目のスプライトパターンを追加して表示する
という整形処理を行う。
このように、整形のタイプが1〜3の場合は、各種整
形処理を行った後、ステップS109へ進み、テーブルTを
参照して、1番目のスプライトパターンに関する各デー
タを求め、これらのデータに基づいて1番目のスプライ
トパターンを表示する。
その後、ステップSP112において、練習者に対して練
習リズムを知らせるために、サウンドジェネレータ11お
よびオーディオアンプ12を介してスピーカ13を駆動し、
所定のリズム音を発生させ、次いで、ステップSP113に
おいて処理回数Iに1を加算した後、ステップSP114に
おいて処理回数I=4となったか否かを判別する。そし
て、1〜3回目のループを行うまでは、ステップSP114
からステップSP102へ戻り、3回目のループを行った後
はステップSP114から、次のステップSP115へ進む。この
場合、2回目および3回目のループにおいても、1回目
のループと同様に、ステップSP102と103でキー入力を監
視しつつ練習リズムの調整のための時間を確保し、キー
入力があった場合は、2番目および3番目のスプライト
パターンが表示される以前でも、当該サブルーチンから
元のメインプログラムへ戻るようになっている。
ここで、例えば、練習文字として、アッパーキーに位
置する「ウ」が選択された場合、その文字コードに基づ
いて、第5図に示すテーブルTから、 整形のタイプ=1 1番目のスプライトパターン のスプライト番号=0 〃 の表示色=10 〃 の表示X座標=70 〃 の表示Y座標=117 2番目のスプライトパターン 〃 のスプライト番号=16 〃 の表示色=10 〃 の表示X座標=67 〃 の表示Y座標=103 3番目のスプライトパターン のスプライト番号=14 〃 の表示色=10 〃 の表示X座標=62 〃 の表示Y座標=90 文字キー位置の表示X座標=60 〃 の表示Y座標=90 の各データが得られる。
また、練習文字「ウ」に関するスプライト番号0,16,1
4の各々に対応して、第6図に示す各スプライトパター
ンS0,S16,S14が予め定義されている。
そして、まず、処理回数I=1で1回目のループの場
合においては、第4図のステップSP105からステップSP1
06へ進み、タイプ1の整形処理を行い、第8図(a)に
示す左手の指画像Lの人差し指の右側部Laを、背景のキ
ーボード画像Kの色である灰色で塗りつぶして除去し、
これにより第8図(b)に示すように人差し指の右側面
を平坦な形状に整形し、以降の動画処理に備える。
次いで、ステップSP109に進み、スプライト番号0で
指定される1番目のスプライトパターンS0を第8図
(c)に示すように元の指画像Lの人差し指の先に付け
足して表示し、ステップSP112において、練習リズムを
知らせる所定のリズム音を発した後、再びステップSP10
2へ戻って、2回目のループに進む。この2回目のルー
プでは、ステップSP102と103でキー入力を監視しつつ練
習リズムの調整のための時間を確保した後、ステップSP
110へ進み、スプライト番号16で指定される2番目のス
プライトパターンS16を第8図(d)に示すようにスプ
ライトパターンS0の先に付け足して表示する。次に同様
にして、3回目のループに進み、ステップSP111におい
て、スプライト番号14で指定される3番目のスプライト
パターンS14を第8図(e)に示すようにスプライトパ
ターンS16の先に付け足して表示する。
以上により、キーボード画像Kのホームポジション上
に重ねて表示されている指画像Lの人差し指の部分が、
キーボード画像Kの練習文字「ウ」が表示されている方
向へ3段階で順次伸びて行くように表示され、これによ
り、実際に文字キーを打鍵する際の指の運びに対応した
画像が、CRTディスプレイ1上に見易く表示される。こ
の結果、練習者は、CRTディスプレイ1上に表示されて
いる指画像LもしくはRに視点を集中させ、その指画像
LもしくはRの指先部分が練習文字の方向へ段階的に伸
びるのに追従させて自らの指を動かすことにより打鍵練
習を極めて能率的に進めることができる。また、この指
画像LもしくはRの指先部分が段階的に伸びるのに応じ
て、練習リズムを知らせる所定のリズム音がスピーカ13
から発せられるので、練習者は打鍵するタイミングやリ
ズムを聴覚によって的確に知ることができる。この場
合、練習者は、出題された練習文字を声で読み上げつつ
打鍵練習を行なえば、より一層高い学習効果が得られ
る。
次に、練習文字としてホームポジションの段に位置す
る「リ」、ロアーキーの段に位置する「ソ」、およびア
ッパーキーの段に位置する「ヘ」が選択された場合は、
以下のように表示される。
練習文字として「リ」が選択された場合;その文字コ
ードに基づいて、第5図に示すテーブルTから整形のタ
イプ0が得られ、これにより第4図のステップSP105か
ら整形処理を行わずに、直接ステップSP109に進み、第
6図に示すスプライト番号12で指定される1番目のスプ
ライトパターンS12を、表示色=14で指定されるキーボ
ード画像Kと同じ灰色で表示し、これにより、第9図
(a)から第9図(b)に示すように右手の指画像Rの
薬指の輪郭が変化する。次いで2回目のループで、ステ
ップSP110へ進み、第6図に示すスプライト番号12で指
定される2番目のスプライトパターンS12を、表示色=1
1で指定される淡い黄色で表示することにより、第9図
(b)に示す指画像Rの薬指の輪郭の色が変化する。さ
らに、3回目のループで、ステップSP111へ進み、第6
図に示すスプライト番号18で指定される3番目のスプラ
イトパターンS18を、表示色=1で指定される黒色で表
示することにより、第9図(c)に示すように、指画像
Rの薬指の輪郭が強調される。
練習文字として「ソ」が選択された場合;その文字コ
ードに基づいて、第5図に示すテーブルTから整形のタ
イプ2が得られ、これにより第4図のステップSP105か
らステップSP107に進み、タイプ2の整形処理を行い、
第10図(a)に示す左手の指画像Lの中指の先端部Lb
を、背景のキーボード画像Kの色である灰色で塗りつぶ
して除去し、これにより第10図(b)に示すように中指
を折り曲げたような形状に整形した後、ステップSP109
に進む。この場合、第5図に示すテーブルTの、練習文
字「ソ」の第1番目のスプライトに関するデータとして
はダミーのデータが格納されているので、ステップSP10
9においては、表示は変化しない。
練習文字として「ヘ」が選択された場合;その文字コ
ードに基づいて、第5図に示すテーブルTから整形のタ
イプ3が得られ、これにより第4図のステップSP105か
らステップSP108に進み、0番目のスプライトパターン
を追加する処理を行った直後、ステップSP109に進む。
これにより、第6図に示すスプライト番号13で指定され
る0番目のスプライトパターンS13を元の指画像Rの小
指に先に付け足して表示した直後、1番目のスプライト
パターンS13を付け足して表示し、次に、2回目のルー
プのステップSP110において、第6図に示すスプライト
番号13で指定される2番目のスプライトパターンS13
1番目のスプライトパターンS13の先に付け足して表示
し、さらに、3回目のループのステップSP111におい
て、スプライト番号17で指定される3番目のスプライト
パターンS17を2番目のスプライトパターンS13の先に付
け足して表示する。
そして、以上の3回のループの処理を終え、練習文字
までの指の運びが表示されると、処理回数=4となるた
め、ステップSP115へ進む。このステップSP115において
は、練習文字が表示されているキートップ内を肌色を模
した濃い黄色で塗りつぶした後、練習文字を再表示す
る。例えば、練習文字が「ウ」の場合、最後に表示され
る3番目のスプライトパターンS14は、キートップに表
示されている文字「ウ」と重ならないように、空白部分
Wを設定しておき、この空白部分Wをスプライトパター
ンS14と同色で塗りつぶし、直ちに練習文字「ウ」を表
示することにより、練習文字「ウ」が常に練習者に表示
されるようにする。
その後、ステップSP116において、キー入力を促すた
めに、サウンドジェネレータ11およびオーディオアンプ
12を介してスピーカ13から入力タイミングリズム音を発
生させる。この入力タイミングリズム音は、前述したス
テップSP112で発生させるリズム音とは音程を変えてお
き、これにより、練習者は基準となる入力タイミングを
聴覚により知ることができる。次いで、ステップSP117
において、キーボードインターフェイス10を介してキー
ボード2のいづれかのキーが押されたか否かを監視し、
キー入力があった場合は、以上のサブルーチンを終え、
第3図に示す元のメインプログラムに戻り、次のステッ
プSP8へ進む。
このステップSP8においては、前述したステップSP10
9,110,111および108で表示されているスプライトパター
ンを全て消し、さらに前述したステップSP106,107にお
いて整形処理のために何等かの塗りつぶしが行なわれて
いる場合は、指先形状を元の形に戻すために塗りつぶし
を行い、これにより、指を戻す動きを表現するようし
た。この場合、時間を掛けて、段階的に指を戻すことは
しなかったが、このようにしても不自然な表示とはなら
ず、練習者に違和感を与えることはない。次いで、ステ
ップSP9において、キーボード画像Kの練習文字が表示
されているキートップ内を、キーボード画像と同色で塗
りつぶし、このキートップ上に表示されている練習文字
を消去する。
次に、ステップSP10において、キーボード2を介して
入力された入力文字コードと練習文字コードとを比較
し、正しい文字キーが打鍵されたか否かを判断する。こ
のステップSP10において、練習者の入力が誤りであると
判断された場合は、ステップSP13へ進み、このステップ
SP13においてスピーカ13から誤り音を発生させ、次いで
ステップSP14へおいて誤って入力された文字コードから
テーブルTを参照し、その文字キーの表示位置を求め、
そのキートップ上に予めスプライトパターンによって定
義しておいた誤りマーク(例えば、×印)を表示する。
その後、ステップSP15において、誤マークを一定時間
(例えば、0.3秒)表示するために時間待ち処理を行
い、ステップSP16で誤りマークを消去した後、ステップ
SP6へ戻り、再度、同じ練習文字によって、ステップSP6
以降の処理を繰り返す。これにより、練習者は指示され
た練習文字を正しく入力するまで、同じ練習文字に対す
る打鍵練習を繰り返すことになる。
一方、ステップSP10において、練習者の入力が正しい
と判断された場合は、ステップSP11へ進み、スピーカ13
から正解音を発生させ、練習者に正解であることを聴覚
によって知らせ、次いでステップSP12において、練習文
字列の最後の文字(例えば、イ,ロ,ハ,…の順であっ
た場合はン)までの一連の処理が完了したか否かを判断
し、完了していないと判断した場合においては、ステッ
プSP17へ進み、練習者が指をホームポジションまで戻
し、次の練習に取り掛かるまでの時間(例えば、0.5
秒)経過するまで、時間待ち処理を行った後、ステップ
SP5へ戻る。また、完了したと判断した場合は、プログ
ラムの処理を全て終える。
なお、上述した実施例においては、正解もしくは誤り
の判定結果を操作者に対して視覚的もしくは聴覚的に報
知する報知手段G(第1図参照)を、CRTディスプレイ
装置1によって誤りマークを表示する機能と、スピーカ
13によって正解音もしくは誤り音を発生する機能とによ
って実現したが、これに限らず、例えば、CRTディスプ
レイ装置1によって正解と誤りを示すマーク等をそのキ
ーボード画像K上に表示する機能のみによって実現して
も良く、この場合、第1図に示す表示手段Bと報知手段
Gは、CRTディスプレイ装置1と、この装置1に付随す
るCRTコントローラ8等によって構成されることにな
る。また、JIS規格に基づいて配列されたキーボード2
を例に説明したが、ROM5内のプログラムを適宜変更する
ことにより、他の規格に基づくキー配列のキーボード
や、英語およびフランス語等の外国語の各文字を配列し
たキーボードにも勿論適用することができ、またスプラ
イト機能によって動画を表示する場合を例に説明した
が、表示画面の一部を順次塗りつぶすことによって動画
を表示するようにしてもよく、また、スプライトパター
ンのドット数や、指の動きを何段階で表示させるか、も
しくは表示色を何色にするのか等は、CRTコントローラ
8の表示コントロール機能に応じて適宜変更しても勿論
構わない。さらに、上述した一実施例において、ROM5内
に格納されているプログラムや画像データを、磁気ディ
スク、磁気テープ、磁気カード、CD(コンパクトディス
ク)ROM、光ディスク等の各種記憶媒体に格納してお
き、RAM6内に転送するようにしてもよく、CRTディスプ
レイ装置1の代わりに液晶表示装置やプラズマディスプ
レイ等を用いてもよい。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、次に入力す
べき練習文字が、表示手段によって表示されているキー
ボード画像の対応する文字キー上に表示されるようにし
たので、従来のように練習文字を読み取るために視点を
一々教科書等に移す必要がなくなり、視点をキーボード
画像に集中させたまま練習を進めることができ、また、
キーボードの基準位置であるホームポジションから練習
文字に対応する文字キーに至るまでの指の運びが、指画
像の部分形状を練習文字の方向へ段階的に伸縮もしくは
変化させることによって見易く表示されるようにしたの
で、従来の教科書を用いた練習方法のように、頭の中で
次に操作すべき文字キーの位置や指の運びを考るといっ
たような複雑な思考過程が一切不要となり、目的の文字
キーに対する各指の移動方向と距離感覚を一目瞭然と直
感的に理解することができ、キーボードの操作に不可欠
なタッチ打法を極めて能率的かつ容易に習得することが
できるという効果が得られ、また、キーボードの各文字
キーの内、練習文字に対応した文字キーが操作されたか
否かを判定し、この判定結果を操作者に対して視覚的も
しくは聴覚的に報知するようにしたので、間違えて他の
文字キーを打鍵した場合においても、即座にこの誤りを
認知することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の機能的構成を示すブロック図、第2
図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、第3
図および第4図は同実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャート、第5図は同実施例においてスプライトデー
タテーブルに格納されている各種データの一例を示す
図、第6図は同実施例において予め定義されているスプ
ライトパターンの一例を示す図、第7図〜第10図は同実
施例によって表示される画像を示す図である。 1……CRTディスプレイ装置、 2……キーボード、3……装置本体、 T……スプライトデータテーブル、 4……CPU、5……ROM、 6……RAM、7……VRAM、 8……CRTコントローラ、 9……P/S変換回路、 10……キーボードインターフェイス、 11……サウンドジェネレータ、 12……オーディオアンプ、 13……スピーカ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の文字キーが所定の配列で設けられた
    キーボードと、 画像を表示する表示手段と、 前記表示手段によって、前記キーボードを模したキーボ
    ード画像を表示させると共に、該キーボード画像の基準
    位置上に操作者の手を模した指画像を重ね合わせて表示
    させる初期画設定手段と、 次に入力すべき練習文字を決定し、該練習文字を、前記
    表示手段によって表示されているキーボード画像の対応
    する文字キー上に表示させる練習文字設定手段と、 前記キーボード上の基準位置から前記練習文字に相当す
    る文字キーに至るまでの実際の指の運びに対応して、前
    記表示手段に表示されている指画像の部分形状を前記練
    習文字が表示されている方向へ段階的に伸縮もしくは変
    化させる動画処理手段と、 前記キーボードの各文字キーの内、前記練習文字に対応
    した文字キーが操作されたか否かを判定する判定手段
    と、 前記判定手段の判定結果を操作者に対して視覚的もしく
    は聴覚的に報知する報知手段と、 を具備することを特徴とするキーボード操作練習装置。
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JP5398949B2 (ja) * 2006-07-13 2014-01-29 株式会社河合楽器製作所 キー入力練習装置及びキー入力練習用コンピュータプログラム

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