JP5398949B2 - キー入力練習装置及びキー入力練習用コンピュータプログラム - Google Patents

キー入力練習装置及びキー入力練習用コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、文字入力用キーボードなどのキー操作技能を向上させるためのキー入力練習装置及びキー入力練習用コンピュータプログラムに関する。
キーボードを操作する手元を見ることなく、入力する文字が表示される画面を注視しながらキーをタイプする、所謂タッチタイピングと呼ばれている技能を習得するための方法として、例えば後述する特許文献1に記載される構成がある。
この構成は、キーボードを模した画像上に指画像を重ねて表示し、ホームポジションの位置から次に練習する文字キーの方向へ指が動くように見せるために、タイプする指の画像だけを連続的に切り替える動画で表示するようにしている。また、練習者が正しいキーを入力した後で、今度は動画を逆再生するようにして練習者に動かした指をホームポジションへ戻すよう促すようにしている。
上記特許文献1では、一本の指のみが打つべき文字キーに向かって伸縮するだけであり、たとえそれによって操作すべき指や打つキーの場所は分かるにせよ、操作しない指や手全体の位置がホームポジションに固定されたままとなっており、大きな変化として指を動かす方向や距離感が掴みにくいという問題がある。
タッチタイピングにおいて、タイプした後に指を即座にホームポジションに戻すことが重要である。この時、打つキーの位置や打つ指によって、ホームポジションから動かしても良い指と動かさない方が良い指がある。例えば、小指でかなり離れた位置にある目的のキーを打つ場合に、打った後すぐにホームポジションに戻るために、人差し指だけはホームポジションに置いたままにしておき、残りの指は小指がキーを打ちやすい位置に動かしてやる方が、無理なく素早く打てる。
しかしながら、上記特許文献1では、打つ指以外の指は全てホームポジションに置いたままにしているので、実際には有り得ない不自然な指の形や動かし方になってしまっている。従って、直感的にそれを見ただけで真似して素早く打てないことは言うまでもなく、かえって練習者が混乱するだけである。さらには無理な指の動かし方を強いられることによって、指がつったり腱鞘炎になったりするという可能性も無視できない。
これに対し、後述する特許文献2には、仮想キーボード上での手指の実写画像がディスプレイに表示され、キー入力練習中の運指状態が分かる構成が示されている。
特許第2618011号 特開2004−341388
しかし、上記特許文献2の構成でも、指移動の表示速度が一定のため、練習者が全くの初心者の場合には、指の動画表示がかなり速く感じられ、練習者の練習意欲のモチベーションを下げかねない。また、少し慣れてきた練習者の場合でも、一定の速度で運指状態が表示されてしまえば、今度は、指の動画表示がかなり遅く感じられ、同じく練習者の練習意欲のモチベーションを下げかねない。
また、何れの構成でも、指の動かし方は最初に一度表示するだけで、以後間違ったキーを打たない限り指の動かし方を再表示してくれなくなるので、最初にそれを見逃してしまうとホームポジションからの動きがわからなくなるという問題がある。
そして、両構成とも、正しいキーを入力した後にだけホームポジションへ戻す指の動画を表示しているので、「打ったら即戻る」という一連の動作として意識付けることが弱くなり、どうしてもワンテンポ動作が遅れ気味になってキー入力速度向上を阻害するという問題がある。
さらに、特許文献1の構成では、キーボード画像や指画像がほぼ真上から見た平面的なものであるため、手の下に隠れてしまうキーが多く、練習対象のキーとなるまではそれらのキーの所在がわからないという問題がある。
本発明は、以上のような問題に鑑み創案されたもので、以上のような問題を解決して、キー入力装置のキー操作技能を向上させることができるキー入力練習装置を提供せんとするものである。
併せてそのような装置がコンピュータで実現できるコンピュータプログラムについても提案する。
そのため本発明に係るキー入力練習装置は、
キー入力用の入力手段と、
打鍵すべき1つのキーに相当するキー記号又は打鍵すべき一連のキーに相当する文字列を表示すると共に、運指画像を表示する表示手段と、
時間を測定するタイマと、
打鍵すべき1つのキーの入力までにかかった計測時間を蓄積すると共に、その時間に対応する各運指画像表示速度のデータを格納しておく第1の格納手段と、
ホームポジションから任意のキーの入力位置までの往復の運指画像データを記憶しておく第2の格納手段と、
打鍵すべき1つのキーを決定し、それに対応するキー記号を上記表示手段に表示すると共に、タイマによる上記表示時からの経過時間を計測しながら、打鍵すべき1つのキーの入力時までにかかった計測時間を基に、第1の格納手段を参照して、該計測時間に対応する各運指画像表示速度のデータを読み出し、さらに第2の格納手段から、打鍵すべき1つのキーの運指画像データを読み出して、上記運指画像表示速度データに従った往復運指画像表示を上記表示手段にせしめる制御手段と
を有することを基本的特徴としている。
上記構成によれば、上記表示手段にキー記号が表示され、タイマによって上記表示時から計測された打鍵すべき1つのキーの入力時の計測時間を基に、上記制御手段により、第1の格納手段が参照されて、該計測時間に対応する各運指画像表示速度のデータが読み出され、さらに第2の格納手段から、打鍵すべき1つのキーの運指画像データが読み出されて、ホームポジションから任意のキーの入力位置までの往復運指画像表示が、上記運指画像表示速度に従って、上記表示手段に表示されることになる。
従って、正しいキー位置までの往復の運指画像が、練習者のキー入力スピードに合わせて表示されるようになるため、各レベルの練習者に対して、キー入力練習の意欲が湧き、キー入力練習のモチベーションを維持できるようになる。
また、キー入力の正否に拘わらず、ホームポジションへ戻す指の動きも必ず表示されるので、「打ったら即戻る」という一連の動作として意識付けることができ、練習者にとっても運指がスムーズにできるようになり、キー入力速度が向上できるようになる。
上記運指画像表示速度は、該計測時間が蓄積されていない時は前記時間によらないデフォルト値の速度であり該計測時間が蓄積されて以降は、上記計測時間が短いほどその時間に対応し大きな値速度であるようにすると良い(請求項2)。前記計測時間が蓄積されていない時にデフォルト値が用いられるのは、練習者がキー入力をする前から正しい運指画像を表示できるようにするためである。すなわち、上記構成では、練習者が本装置により初めて練習する際にも、キー入力する前に、正しい運指画像を表示してやることで、練習者のキー入力をスムーズにしかも誤り無くできるように、運指画像により、練習者のキー入力を指導してあげるものである。さらに、練習者のキー入力が複数回行われれば、そのキー入力(タイピング)レベルが、キー記号の表示時からキーの入力までにかかった時間を基に推定できるので、該時間が短いほど、その時間に対応して大きな値になる運指画像表示速度が、上記第1の格納手段から選択されるようにする。
請求項3に係るキー入力練習装置の構成は、
キー入力用の入力手段と、
打鍵すべき1つのキーに相当するキー記号又は打鍵すべき一連のキーに相当する文字列を表示すると共に、運指画像を表示する表示手段と、
時間を測定するタイマと、
打鍵すべき1つのキーの入力までにかかった計測時間を蓄積すると共に、その時間に対応する各運指画像表示速度のデータを格納しておく第1の格納手段と、
ホームポジションから任意のキーの入力位置までの往復の運指画像データを記憶しておく第2の格納手段と、
打鍵すべき1つのキーを決定し、それに対応するキー記号を上記表示手段に表示すると共に、入力手段により検出された打鍵キーと決定された打鍵すべき1つのキーとを比較して、両キーの正否を判定し、タイマによる上記表示時からの経過時間を計測しながら、打鍵すべき1つのキーの入力時までにかかった計測時間を基に、第1の格納手段を参照して、該計測時間に対応する各運指画像表示速度のデータを読み出し、さらに第2の格納手段から、打鍵すべき1つのキーの運指画像データを読み出して、上記運指画像表示速度データに従った往復運指画像表示を上記表示手段にせしめる制御手段と
を有することを特徴としている。
上記構成では、上記請求項1の構成との違いは、制御手段により、入力手段により検出された打鍵キーと決定された打鍵すべき1つのキーとを比較して、両キーの正否を判定することがなされることである。この正否は単に表示手段に表示されたり(請求項5では、両キーの正否判定で、少なくともキー入力が誤っている場合に間違い表示を表示させている)、何らかの特典を与えたり(入力までの制限時間を設けておいて、あっている場合はその制限時間を次回から延長してやったり、或いは正解の時に練習者が喜ぶようなある種のイベントを出力したりするなど)することも可能である。
それ以外にも、請求項4に示すように、上記運指画像表示速度は、該計測時間が蓄積されていない時は前記時間によらないデフォルト値の速度であり該計測時間が蓄積されて以降は、上記計測時間のデータの蓄積から求められる最速又は平均時間が短いほどその時間に対応し大きな値速度であるようにしても良い。正しいキー入力があった際の表示からキー入力までに掛かった時間のデータを蓄積し、それらの蓄積されたデータから求められる最速又は平均時間が短いほどその時間を基に、運指画像の表示速度を決定できるようにするためである。
上述のように、請求項5の構成では、上記制御手段による両キーの正否判定において、少なくともキー入力が誤っている場合は間違い表示を、上記表示手段にせしめることを特徴としている。
さらに、請求項6の構成では、上記第1の格納手段からデータが読み出され、制御手段により表示手段で表示される運指画像は、3次元座標系に位置するポリゴンデータを基に、ジオメトリ処理によってポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換し、レンダリング処理によってポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けて生成される画像であることを提案している。
上記のような構成とすることにより、リアルな画像で正しい運指状態を表示でき、自然なタイピング動作を練習者に指示できるようになる。すなわち、入力手段であるキーボード等や右手/左手の仮想的な表示は、上述のように、3次元座標系に位置するポリゴンデータを基に、ジオメトリ処理によってポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換し、レンダリング処理によってポリゴンの各平面を明暗をつけた単色で単純化して表示することにより、3次元立体モデルとして表示されるため、キーボードや運指の様子がリアルになり、練習者により分かり易く伝えることができることだけでなく、練習者が見易い角度や大きさに自由に表示を切り替えることが簡単にできるという利点がある。
請求項7の構成では、画像生成手段をさらに備え、上記制御手段からの指示に従って、該画像生成手段により、上記第1の格納手段からデータが読み出され、表示手段で表示される運指画像が、3次元座標系に位置するポリゴンデータを基に、ジオメトリ処理によってポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換し、レンダリング処理によってポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けて生成される画像であることを提案している。
ここでの画像生成手段は、上記制御手段に画像生成の負荷をかけないように、画像生成専用の所謂GPU(Graphic Proccesing Unite)を用いて運指画像を表示させようとしている。
請求項8の構成では、上記制御手段により、表示手段を介して表示される往復運指画像表示は、所定時間、その表示がリピートされることを提案している。
指の動かし方を何度もリピートして表示することで、ホームポジションからの動きがわからなくなるということがなくなり、練習者は楽に練習することが可能となる。また、リピート表示によって、正しいキーを入力した後にだけホームポジションへ戻す指の動画を予め表示しているので、「打ったら即戻る」という一連の動作として意識付けることができ、キー入力速度を向上させることが期待できるようになる。
請求項9乃至請求項16の構成は、コンピュータに読み出されて実行されることで、上記請求項1乃至請求項8のキー入力練習装置となるコンピュータプログラムに関する提案を行うものである。
すなわち、上述した課題を解決するための構成として、上記請求項1乃至請求項8に規定したキー入力練習装置の各構成における処理手段を、コンピュータの構成を利用して実行する、該コンピュータで読み込まれて実行可能なコンピュータプログラムにつき開示する。もちろんこれらの構成は、コンピュータプログラムとしてだけではなく、後述するように、同様な機能を有するプログラムを格納した記録媒体の構成として提供されても良いことは言うまでもない。この場合、コンピュータとは中央演算処理装置の構成を含んだ汎用的なコンピュータの構成の他、特定の処理に向けられた専用機などを含むものであっても良く、中央演算処理装置の構成を伴うものであれば特に限定はない。
コンピュータに上記各処理を実行させるためのこのようなプログラムが、コンピュータに読み出されると、請求項1乃至請求項8に規定された装置構成におけるいずれかの手段で達成されると同様な処理が実行されることになる。
また既存のハードウェア資源を用いてこのコンピュータプログラムを実行することにより、既存のハードウェアで新たなアプリケーションとしての請求項1乃至請求項8に規定したキー入力練習装置の構成が容易に実行できるようになる。さらにこのようなコンピュータプログラムが前述の記録媒体に記録されることにより、これをソフトウェア商品として容易に配付、販売することができるようになる。加えて記録媒体の構成としては、上述した形式の場合の他、RAMやROMなどの内部記憶装置の構成やハードディスクなどの外部記憶装置の構成であっても良く、そのようなプログラムがそこに記録されれば、本発明に規定された記録媒体に含まれることは言うまでもない。
尚、後述する請求項9乃至請求項16に記載された各手段のうち一部の処理を実行する機能は、コンピュータに組み込まれた機能(コンピュータにハードウェア的に組み込まれている機能でも良く、該コンピュータに組み込まれているオペレーティングシステムや他のアプリケーションプログラムなどによって実現される機能でも良い)によって実現され、前記プログラムには、該コンピュータによって達成される機能を呼び出すあるいはリンクさせる命令が含まれていても良い。
これは、請求項9乃至請求項16に規定された各手段の一部が、例えばオペレーティングシステムなどによって達成される機能の一部で代行され、その機能を実現するためのプログラム乃至モジュールなどは直接記録されているわけではないが、それらの機能を達成するオペレーティングシステムの機能の一部を、呼び出したりリンクさせるようにしてあれば、実質的に同じ構成となるからである。
上記プログラムは、それ自身使用の対象となる他、後述のように記録媒体に記録されて配付乃至販売され、また通信などにより送信されて、譲渡の対象とすることもできるようになる。
そのうち請求項9の構成は、上記請求項1の構成に対応するものであって、具体的な構成としては、
コンピュータに読み出されて実行されることで、該コンピュータ
キー入力用の入力手段と、
打鍵すべき1つのキーに相当するキー記号又は打鍵すべき一連のキーに相当する文字列を表示すると共に、運指画像を表示する表示手段と、
時間を測定するタイマと、
打鍵すべき1つのキーの入力までにかかった計測時間を蓄積すると共に、その時間に対応する各運指画像表示速度のデータを格納しておく第1の格納手段と、
ホームポジションから任意のキーの入力位置までの往復の運指画像データを記憶しておく第2の格納手段と、
打鍵すべき1つのキーを決定し、それに対応するキー記号を上記表示手段に表示すると共に、タイマによる上記表示時からの経過時間を計測しながら、打鍵すべき1つのキーの入力時までにかかった計測時間を基に、第1の格納手段を参照して、該計測時間に対応する各運指画像表示速度のデータを読み出し、さらに第2の格納手段から、打鍵すべき1つのキーの運指画像データを読み出して、上記運指画像表示速度データに従った往復運指画像表示を上記表示手段にせしめる制御手段として機能させるためのキー入力練習用コンピュータプログラムである。
請求項10の構成は、上記請求項2の構成に対応するキー入力練習用コンピュータプログラムであって、具体的な構成としては、上記運指画像表示速度は、該計測時間が蓄積されていない時は前記時間によらないデフォルト値の速度であり該計測時間が蓄積されて以降は、上記計測時間が短いほどその時間に対応し大きな値速度であることを特徴としている。
請求項11の構成は、上記請求項3の構成に対応するキー入力練習用コンピュータプログラムであって、具体的な構成としては、
コンピュータに読み出されて実行されることで、該コンピュータ
キー入力用の入力手段と、
打鍵すべき1つのキーに相当するキー記号又は打鍵すべき一連のキーに相当する文字列を表示すると共に、運指画像を表示する表示手段と、
時間を測定するタイマと、
打鍵すべき1つのキーの入力までにかかった計測時間を蓄積すると共に、その時間に対応する各運指画像表示速度のデータを格納しておく第1の格納手段と、
ホームポジションから任意のキーの入力位置までの往復の運指画像データを記憶しておく第2の格納手段と、
打鍵すべき1つのキーを決定し、それに対応するキー記号を上記表示手段に表示すると共に、入力手段により検出された打鍵キーと決定された打鍵すべき1つのキーとを比較して、両キーの正否を判定し、タイマによる上記表示時からの経過時間を計測しながら、打鍵すべき1つのキーの入力時までにかかった計測時間を基に、第1の格納手段を参照して、該計測時間に対応する各運指画像表示速度のデータを読み出し、さらに第2の格納手段から、打鍵すべき1つのキーの運指画像データを読み出して、上記運指画像表示速度データに従った往復運指画像表示を上記表示手段にせしめる制御手段として機能させるためのキー入力練習用コンピュータプログラムである。
請求項12の構成は、上記請求項4の構成に対応するキー入力練習用コンピュータプログラムであって、具体的な構成としては、上記運指画像表示速度は、該計測時間が蓄積されていない時は前記時間によらないデフォルト値の速度であり該計測時間が蓄積されて以降は、上記計測時間のデータの蓄積から求められる最速又は平均時間が短いほどその時間に対応し大きな値速度であることを特徴としている。
請求項13の構成は、上記請求項5の構成に対応するキー入力練習用コンピュータプログラムであって、具体的な構成としては、上記制御手段による両キーの正否判定において、少なくともキー入力が誤っている場合は間違い表示を、上記表示手段にせしめることを特徴としている。
請求項14の構成は、上記請求項6の構成に対応するキー入力練習用コンピュータプログラムであって、具体的な構成としては、上記第1の格納手段からデータが読み出され、制御手段により表示手段で表示される運指画像は、3次元座標系に位置するポリゴンデータを基に、ジオメトリ処理によってポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換し、レンダリング処理によってポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けて生成される画像であることを特徴としている。
請求項15の構成は、上記請求項7の構成に対応するキー入力練習用コンピュータプログラムであって、具体的な構成としては、上記制御手段からの指示に従って、上記第1の格納手段からデータを読み出し、表示手段で表示される運指画像、3次元座標系に位置するポリゴンデータを基に、ジオメトリ処理によってポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換し、レンダリング処理によってポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けて生成する画像生成手段としてコンピュータを機能させることを特徴としている。
請求項16の構成は、上記請求項8の構成に対応するキー入力練習用コンピュータプログラムであって、具体的な構成としては、上記制御手段により、表示手段を介して表示される往復運指画像表示は、所定時間、その表示がリピートされることを特徴としている。
本発明の請求項1〜請求項16記載のキー入力練習装置乃至キー入力練習用コンピュータプログラムによれば、正しいキー位置までの往復の運指画像が、練習者のキー入力スピードに合わせて表示されるようになるため、見てすぐに運指の仕方が各練習者のレベルに合わせてこれらの練習者に分かり、夫々のレベルの練習者に対して、キー入力練習の意欲が湧いてモチベーションを維持できるようになると共に、キー入力の適否に拘わらず、ホームポジションへ戻す指の動きも必ず表示されるので、「打ったら即戻る」という一連の動作として意識付けることができ、練習者にとっても運指がスムーズにできるようになり、キー入力速度が向上できるようになるという優れた効果を奏し得る。
また、キー入力する前に正しい運指画像を表示してやることで、練習者のキー入力をスムーズにしかも誤り無くできるように、運指画像により、練習者のキー入力を指導してあげることができるようになる。
さらに、請求項8乃至16の構成のように、指の動かし方が何度もリピートして表示されることで、ホームポジションからの動きがわからなくなるということがなくなり、練習者は楽に練習することが可能となる。加えて、リピート表示によって、正しいキーを入力した後にだけホームポジションへ戻す指の動画を予め表示しているので、「打ったら即戻る」という一連の動作として意識付けることができ、キー入力速度を向上させることが期待できるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1〜図16は、本発明の望ましい実施形態構成を示している。そのうち、図1は、本発明に係るキー入力練習装置の構成が実現されるパソコン100の斜視図である。該パソコン100は、通常の構成からなり、ここでは、後述する入力部1となるキーボードと、同じく後述する表示部2となるディスプレイが示されている。
本構成では、パソコン100の後述するCD−ROMドライブ114に、CD−ROM120を入れて、それに読み込ませ、実行された場合に、該パソコン100が、本発明のキー入力練習装置として利用可能なプログラムが、該CD−ROM120に格納されている。従って、このCD−ROM120を上記CD−ROMドライブ114に読み込ませて実行させ、パソコン100上に、本発明のキー入力練習装置が実現されることになる。
図2は、上記パソコン100の回路概要図である。同図に示すように、本パソコン100は、システムバス102を介して、CPU104、ROM106、RAM108、画像コントロール部110、I/Oインターフェース112、タイマ3及び後述する第1及び第1の格納部4を構成するハードディスクドライブがつながっており、該システムバス102を介して、夫々のデバイスに制御信号、データの入出力がなされることになる。
CPU104は、CD−ROMドライブ114により上記CD−ROM120から読み込まれ、ハードディスクドライブ(格納部4)乃至RAM108に格納される上記プログラムに基づき、キー入力練習装置全体の制御を行う中央演算処理装置である。また後述する制御部5は、上記プログラムが稼働した該CPU104によって構成されることになる。
ROM106は、本パソコン100のBIOSなどが記憶されている格納領域である。
RAM108は、本プログラムの格納エリアの他、ワークエリア、種々の係数、パラメータ等の、一時的な記憶領域(例えば後述するように計測時間などを一時的に記憶しておく)等として使用される。
画像コントロール部110は、画像データバッファを有しており(上記RAM108上に設けても良い)、CPU104の指令により、後述する必要な画像処理を行って、その結果をディスプレイたる表示部2に出力する画像生成専用のGPUである。該表示部2は、CPU104の指令に基づき、該画像コントロール部110で処理された運指動画の3D映像情報を、後述する図7〜図16に示すように表示する。
I/Oインターフェース112は、これを介してシステムバス102につながるキーボードたる後述する入力部1、マウス116及びCD−ROMドライブ114に接続されており、これらのデバイスとシステムバス102上につながった上記デバイスとの間で、制御信号やデータの入出力がなされることになる。
上記デバイスのうちCD−ROMドライブ114は、キー入力練習用のプログラムが格納されたCD−ROM120から、該プログラムやデータなどを読み出す。そのプログラムやデータ(楽音再生データを含む)などは、ハードディスクドライブ(格納部4)に格納され、またメインとなるプログラムは上記RAM108上に格納され、CPU104により実行される。
上記タイマ3は、水晶発振子などが備えられていて、そこから必要なクロックが発生せしめられ、必要な時間を刻む構成である。
上述のように、ハードディスクドライブ(格納部4)は、上記キー入力練習用プログラムの読み込み及びその実行によって、該プログラム自身と必要なデータ等を格納する。該ハードディスクドライブに格納される必要なデータは、他に、上記プログラムと共にCD−ROM120から読み出される表示部2の画面表示データ、すなわちポリゴンデータ、ポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換するジオメトリ処理用データ、ポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けるために使用されるレンダリング処理用データなどがある。
本実施形態に係るキー入力練習用プログラムを、パソコン100(RAM108及びハードディスクドライブ)に読み込ませて、(CPU104に)実行させることで、図3に示すように、入力部1と、表示部2と、タイマ3と、格納部4と、制御部5とを備えた構成となる。
上記入力部1は、本構成がパソコン100のキー入力練習用の構成であるため、上述のように、パソコン100のキーボードからなる。練習者は、後述する表示部2に表示された打鍵すべきキーに相当するキー記号に応じて、該キーボードから、所望のキーを打鍵することになる。
上記表示部2は、本パソコン100のディスプレイで構成されており、後述する制御部5で決定された打鍵すべきキーに相当するキー記号(基本的には文字情報)を表示する機能を有している。この実施例構成では、後述するように、表示部2上に仮想のキーボード画像と仮想の練習者の両手指が表示されるようになっており、上記キー記号の表示は、キーの色を変えたり点滅させるなど、キーボード上のキーに変化をつけることで行う。
また、上述のように、決定された打鍵すべきキーに関係のある一定の文字列を上記表示部2にキー記号として表示しても良い。そして該表示部2には、仮想のキーボードとそこに運指状態を表示するために最初に必要なホームポジションの練習者の仮想的な指が表示される。さらに該表示部2には、各指のホームポジションから打鍵すべきキーの位置まで、該当する指が移動し、それにつられて他の指がどのように一緒に動くのかまでの3Dの運指表示が行われ、またその後各指が元のホームポジションに戻るまでの動画の運指画像等が表示されるようになっている。その他、後述する制御部5による、検出された打鍵キーと決定された打鍵すべきキーとの比較結果(一致又は間違い)などを表示するようにしても良い。
上記タイマ3は、上述のように、水晶発振子などによりそこから必要なクロックが発生せしめられ、必要な時間を刻む構成であり、後述する制御部5により、経過時間(問題キーが表示されてから正解の入力キーがあるまでに係った計測時間)やその他の時間測定の際に参照されることになる。
上記格納部4は、キーの入力までにかかった時間(上記経過時間に対応;しかし、ここのデータはキー入力が正解か否かといった要素は含まれていない)とその時間に対応する各運指画像表示速度のデータを格納しておく(テーブル状に記憶しておいても良い)と共に、ホームポジションから任意のキーの入力位置までの往復の運指画像データを記憶しておく構成であり、上記のように、ハードディスクドライブで構成されている。
そのうち上記経過時間と運指画像表示速度との関係は、初回は時間によらずにデフォルト値の速度が、それ以降は、上記表示時からキー入力がなされるまでにかかった時間に後述する処理により計算される時間が短いほど、その時間に対応して大きな値になる運指画像表示速度が、その時間に対応する速度として読み出される仕様となっている。
また運指画像データには、所謂3D系の動画画像の元となる、ポリゴンの3次元座標系の位置データと、ポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換するジオメトリ処理用係数データと、ポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けるレンダリング処理用係数データとが含まれている。
上記制御部5は、上記キー入力練習用プログラムとそれを読み込んで実行するCPU104とで構成されており、打鍵すべきキーを決定する機能(図3に示す入力キー決定部50)と、それ乃至それと関係のある一定の文字列(後述するように、「red」が打鍵すべき一連のキーとして決定されるなら、「赤い」という文字列が表示部2に表示される文字列となる)を上記表示部2にキー記号として表示させる機能(図3の入力キー決定部50で兼ねる)と、タイマ3による上記表示時からの経過時間を計測する機能(図3に示す時間計測部52)と、入力部1により検出された打鍵キーと決定された打鍵すべき1つのキーとを比較し、両キーの正否を判定する機能(図3に示すキー判定部51)と、判定が正である場合のキー入力時の計測経過時間を基に、格納部4を参照して、該測定時間に対応する各運指画像表示速度のデータを読み出す機能(図3に示す速度決定部54)と、さらに同格納部4から、打鍵すべき1つのキーの3D系の上記動画の運指画像データを読み出して、上記運指画像表示速度データに従って往復運指画像表示を上記表示部2にせしめる機能(図3に示す画像生成制御部55)とを備えている。
上記打鍵すべきキーの決定に当たっては、入力キー決定部50において、例えば、乱数を発生させて一のキーのみを決定しても良いし、それだけではなく、単文を含む一連の文字列であることも含まれる。またキー記号として表示部2に表示される一定の文字列と、決定された打鍵すべきキーとが一致しない場合もあることに気を付けなければならない。後述するように、決定される打鍵すべき個々のキーと表示部2に表示されるキー記号は、通常は同じものである。その際打鍵すべきキーのシーケンス(例えば一連の文字列)が予めCD−ROMのライブラリーなどから読み出されて打鍵すべき一連のキーとして決定されるケースも考えられる。しかしそれだけに拘わらず、同様に一連の文字列(文書を含む)がCD−ROMのライブラリーなどから読み出されて、それに対応する訳語のキー順が打鍵すべき訳語のキー順として同様にCD−ROMのライブラリーなどから同時に読み出されて決定され(例えば「赤い」が一連の問題文文字列なら「red」が打鍵すべき訳語のキー順として一緒にライブラリーなどに記憶されていて、この「赤い」という文字列が表示部2に表示される文字列なら、「red」が打鍵すべき一連のキーとして決定されることになる。その場合表示部2の問題文の画面には「赤い」が表示され、また検出された打鍵キーと決定された打鍵すべきキーとの本制御部5による比較処理において、「red」が打鍵すべきキーとして決定されることになる。従って上記表示部2にキー記号として表示させる際に、ライブラリーに記憶された「赤い」に文字列と「red」の訳語のキー順の組の例なら、問題文文字列「赤い」が表示されるように、表示部2に向けて指示を出力する。
また、図3に示す上記制御部5中には、さらに時間平均値計算部53を備えている。これは、上述したように、入力キー決定部50において打鍵すべきキーが決定されて表示部2に表示されてから、入力キーが入力されるまでの時間を、時間計測部52において計測しているが、その計測時間のうち、入力キーと該打鍵すべき1つのキーとが一致するとキー判定部51により判定されるまでに掛かった時間については、RAM108上に蓄積される。そして、それまで蓄積された直近数回の計測時間の移動平均値を、該時間平均値計算部53により求め、判定が正である場合のキー入力時の計測経過時間のこの移動平均値を基に、格納部4を参照して、該測定時間に対応する各運指画像表示速度のデータを、速度決定部54により読み出すようにしているからである。このような直近数回の移動平均値をとって画像生成スピードを決定しているので、表示される往復運指画像が突然速くなったり遅くなったりするような不安定な状態になるのを防止することができるようになる。但し、このような計測経過時間の蓄積がない(移動平均値がとれない)、最初の状態では、予めプログラム上で設定されているデフォルト値が該計測経過時間として使用され、運指画像表示速度のデータが、速度決定部54により決定されることになる。
上記制御部5においてなされる、キー入力の正否の判定、及びキー入力検出時の経過時間の計測、さらには画像表示速度の決定は、以下のように処理される。
まず、入力キー決定部50における上述した作動により、表示部2において、決定された打鍵すべき1つのキー、或いは打鍵すべき一連のキーに相当する文字列が表示され、キー入力指示が開始された時を基準点として、タイマ3を参照し、該入力指示開始点から経過時間計測が開始される。そして入力部1からキー入力が検出されると、その入力キーは、キー判定部51において、上記打鍵すべき1つのキーとの正否が判定される。この判定において両キーが一致すると判定された時に、前記タイマ3が参照され、上記経過時間計測が終了する。この計測経過時間が測定される度にRAM108上に記憶される。上記時間平均値計算部53では、そのうち直近数回の移動平均値を計算し、それを計測経過時間として速度決定部54に出力する。
もちろん初めて練習者が本装置を使用してキー練習を始める、初回の時は、そのような時間はRAM108上に蓄積されていないので、予めプログラム上用意されているデフォルトの時間が、計測経過時間として速度決定部54に出力される。
以上のようにして経過時間が速度設定部54に入力されると、該速度設定部54により、上記格納部4が参照されて、該経過時間に対応する各運指画像表示速度のデータが読み出される。この値は、上述のように初回はデフォルトの時間が入力されるため、速度は一定の速度(デフォルト値の速度)が読み出され出力されることになる。またそれ以降は、上記表示時から正しいと判定されたキーの入力がなされるまでにかかった経過時間データのRAM108上への蓄積から、移動平均によって求められる上記経過時間が短いほど、その時間に対応して、運指画像表示速度が大きな値になるように、上記速度設定部54にテーブル状に値が設定され、その時間に対応する速度が出力されることになる。
一方上記キー判定部51の両キーの正否の判定結果と入力部1で検出された入力キーの検出結果が、該キー判定部51より画像生成制御部55に送られると、該画像生成制御部55は、上記格納部4より、ホームポジションから打鍵すべき1つのキーへの運指動画画像データと、仮に入力キーが間違えている場合にそのことを示す「×」の画像、及び正解キーやミス入力キーの色の反転画像などを生成し、特に運指動画画像データについては、上記速度決定部54から送られてくる運指画像表示速度に応じた速度でデータ処理がなされて、画像生成が行われる。その生成結果は、表示部2に出力されて、後述する図7〜図16に示すような運指状態がリアルタイムで表示されることになる。しかもキー入力正否の判定に拘わらず、一定の時間、運指動画画像はリピートして表示されることになる。
そのような運指画像は、上記格納部4から読み出されるポリゴンの3次元座標系の位置データ、ジオメトリ処理用係数データ及びレンダリング処理用係数データなどに基づいて、3次元座標系に位置するポリゴンデータを基に、ジオメトリ処理によってポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換し、レンダリング処理によってポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けて生成される画像である。
このとき、必ず、打鍵すべき1つのキーへ運指表示がなされた後、そのキーへ移動した指及びその指と共に多少動いた指の画像は、元のホームポジション位置に戻り、所定時間内、その往復が繰り返される。
図4〜図6は、本実施例構成における処理フローを示している。
そのうち、図4は、パソコン100上で上記キー入力練習用プログラムが実行された場合の、該プログラム処理のメインフローを示すフローチャートである。
まず、メインフローがスタートすると、初期化処理がなされる(ステップS100)。この状態では、練習フラグはOFFにされている。
その後、練習者により練習内容の設定が行われる(ステップS102)。これは例えば、「英数モード」「ひらがなモード」「テンキーモード」などのモードを選択したり、「ひらがなモード」の場合の「ローマ字入力」「かな入力」などの入力方法を選択したり、「ローマ字入力」の場合の「日本式」「ヘボン式」「自己流」などのタイプ方式を選択したりするものである。
練習者により「練習開始」が実行される(ステップS104)と、練習フラグがONにセットされているか否かがチェックされる(ステップS106)。練習フラグがONにセットされていれば(ステップS106;Y)、後述するステップS112に移行する。反対に練習フラグがONにセットされていなければ(ステップS106;N)、練習フラグがONにセットされる(ステップS108)。そして上記入力キー決定部50により、練習問題が作成される(ステップS110)。
練習問題とは、本実施例では、練習者に練習させる文字キーや、文字、単語などであるが、長文などの配列であっても良い。勿論、練習問題は予めすべての問題を作成しておいても良いし、規定の条件を満たす(例えば、正しくタイプした回数が規定回数に達する)までは、割り込み処理の中でその都度問題を作成するようにしても良い。また、ライブラリーとして一連の文字列(文書を含む)とそれに対応する訳語のキー順とが1つの組として一緒に記憶されており、CD−ROM120などからRAM108を介してこれらのデータの組が読み出されて、この訳語のキー順が、打鍵すべき訳語のキー順として、また上記一連の文字列が表示部2に表示されるものとして、これらを練習問題として作成されるものとしても良い。
次に、ステップS106の練習フラグがONになっている場合(ステップS106;Y)、或いは練習問題の作成がなされた後、割り込み処理により、画像等表示及びキー入力監視がなされる(ステップS112)。
最後に、練習フラグがONで練習問題終了条件が満たされているか否かがチェックされる(ステップS114)。練習フラグがONで練習問題終了条件が満たされている(ステップS114;Y)と、練習フラグがOFFにセットされ(ステップS116)、練習結果の分析処理がなされる(ステップS118)。その結果は、割り込み処理により。表示部2を介した表示によって、練習者に知らされる。
処理が終了したか否かがチェックされる(ステップS120)。処理が終了しなかった場合(ステップS120;N)、上記ステップS104に戻って、以上の処理を繰り返す。反対に処理が終了した場合(ステップS120;Y)は、メインフローの処理がエンドとなりプログラムが終了する。
図5は、図4のステップS112におけるキー入力監視割り込み処理の処理フローを示すフローチャートである。
まず、入力部1からのキーオン入力があるか否かがチェックされる(ステップS200)。ここでキーオン入力がなければ(ステップS200;N)、処理は終了してメインフローに復帰する。
反対にキーオン入力があれば(ステップS200;Y)、練習フラグがONになっているか否かがチェックされる(ステップS202)。ここで練習フラグがONになっていなければ(ステップS202;N)、処理は終了し、メインフローに戻る。
反対に練習フラグがONになっていれば(ステップS202;Y)、入力キーと打鍵すべき1つのキーが一致しているか否かがチェックされる(ステップS204)。ここで、両キーが一致していなければ(ステップS204;N)、処理は終了し、メインフローに戻る。
反対に両キーが一致していれば(ステップS204;Y)、時間計測部52において計測されている、入力キー決定部50において打鍵すべき1つのキーが決定され、それに対応する文字が表示部2に表示されてから、入力キーが入力されるまでの計測時間のうち、入力キーと該打鍵すべき1つのキーとが一致するとキー判定部51により判定されるまでに掛かった時間を、計測時間とし、該計測時間は、RAM108上にデータとして蓄積される(ステップS206)。その後、処理は終了し、メインフローに戻る。
図6は、図4のステップS112における画像等表示割り込み処理の処理フローを示すフローチャートである。
ここではまず、表示部2に、仮想のキーボードとそのキーボード上にホームポジション位置に置かれた練習者用の仮想の指が表示される(ステップS300)。
入力キー決定部50による問題の作成時に打鍵すべきキーが判定される(ステップS302)。これは、上述したように、作成された問題と、打鍵すべきキーが必ずしも一致していないからである。すなわち、作成された問題は、例えば「赤い」という文字列であり、表示部2にそのような文字列が表示されるのに対し、打鍵すべき一連のキーとしては、「red」が決定されるような場合があるからである。
そして上記問題が表示部2に表示される(ステップS304)。
表示されてから次のステップS306に至る間に、上記キー入力監視割り込み処理が行われ、問題(打鍵すべき1つのキー)と入力キーが一致しているか否かのチェック処理及び一致している場合の計測時間データの蓄積処理がなされる。従って、次のステップS306では、RAM108上に計測時間データが蓄積されているか否かがチェックされる(ステップS306)。
計測時間データが蓄積されていなければ(ステップS306;N)、即ち初回は、プログラム上デフォルトで用意された時間が、速度決定部54に入力されて、上記格納部4からその時間に対応する画像表示速度がデフォルトの値として読み出され、画像生成制御部55に出力される(ステップS310)。
また計測時間データが蓄積されていれば(ステップS306;Y)、それらのデータは、上記時間平均値計算部53により移動平均が求められ、その計測時間の移動平均値が速度決定部54に入力されて、上記格納部4からその測定時間の移動平均値に対応する画像表示速度が読み出され、画像生成制御部55に出力される(ステップS308)。
そして上記画像生成制御部55により、打鍵すべき1つのキーに対応する運指画像データが、上記格納部4から読み込まれる(ステップS312)。すなわち、入力キーがキー判定部51により打鍵すべき1つのキーと一致していると判定されると、該キー判定部51を介して、入力キーのデータが画像生成制御部55に入力されてくるので、該データを元に、上記格納部4から、該当する運指画像用のポリゴンデータ、ポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換するジオメトリ処理用データ、ポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けるために使用されるレンダリング処理用データなどが読み出される(ステップS312)。これらのデータは、各指や手の甲のホームポジション位置から、打鍵すべき1つのキーへ対応する指が移動するまでのその指と周囲の指及び手の甲全体の動き、そしてそこから元のホームポジションに戻るまでのその指と周囲の指及び手の甲全体の動きが、打鍵すべき1つのキーの運指状態を表示する画像データとして読み出されることになる。
その後画像生成制御部55により、運指画像データが、上記速度決定部54から入力された運指画像表示速度に従って、3Dの動画の運指画像データが作成され、表示部2に出力されて該表示部2に運指表示される(ステップS316)。ただし、その間に所定時間が経過したか否かがチェックされ(ステップS314)、その時間が経過しないうちは(ステップS314;N)、上記運指画像の表示がリピートされる。
最後に所定時間が経過した場合(ステップS314;Y)、処理は終了し、メインフローに戻る。
以下、図7〜図16を使用して、本装置の表示部2に表示される運指画像状態につき説明する。
練習フラグがOFFの時は、キー入力のない状態では、図7に示すように、両手の指がホームポジションに位置している。同図から明らかなように、表示キー入力を行っていないホームポジションに各指が位置する場合、左右手の甲及び各指と入力部1であるキーボードが示された状態において、キーボードの一部が手で隠された時でも、全てのキーの所在がわかるように、キートップの文字は手よりも前面に表示される。
入力されたキーがある時は、図8に示すように、そのキーの押された様子が、表示される。キー入力ONのキーの色を変化させ、指で押し込まれた画像にするのが望ましい。
練習フラグがONの時は、図9に示すホームポジションの画像表示から、図10に示す問題キーを打つ指の移動後の画像表示までの間の運指アニメーションが連続的に表示される。この際、問題キーの色を変化させ、図10に示す画像表示の時に、指で押し込まれた画像にするのが望ましい。
練習者がキーを打つ平均時間をTとした時に、図9の画像表示から図10の画像表示までのアニメーション時間を、Tよりも短い時間(例えばT×0.9)とすることにより、練習者がそれを見た時に、自分の平均時間よりも速く打つことが期待できる。従ってそれに合わせて、上記画像表示速度が決定されることになる。
また、連続して打つキー毎(e→n、t→rなど)の平均時間に対応させても良い。こうすることで、より練習者の実力に合わせた運指表示にすることができるようになる。
図10に示す状態の停止時間は、時間Tに応じて適宜決めるのが良い。逆に図10から図9までの戻りのアニメーション時間は、打った後にできるだけ速くホームポジションへ戻ることを意識させる意味で、限りなくゼロに近くするのが良い。
ホームポジションに残すべき指に対応したホームポジションキー、あるいは残すべき指全体または一部分は、色やマークなどで判別できるようにすることで、練習者が無理な体勢で指を動かさなくてもよい、自然な運指を習得させることができる。
図10に示す例では、「n」キーを打つときに右手小指のみをホームポジションに残したままにして、他の指は自然な体勢でキーが打てるようにホームポジションを少し離れた方が良い。
また、指の動きに応じて手全体を打つキーの方向にその移動距離に応じた距離(例えば2割程度)を移動させることで、練習者が打鍵すべき一つのキー(問題キー)に視点を置いたままでも、大きな変化として運指を捉えることができる。さらに、手全体が移動することで、手の下に隠れていたキーも見やすくなる。
打鍵すべき1つのキーと入力キーが一致しない不正解の場合は、図11に示すような不正解表示が、また打鍵すべき1つのキーと入力キーが一致した正解の場合は、図12に示すような正解表示が、一定時間内だけ練習者に示される。
さらに、「l」(エル)を打つべきときに何度も「k」を打って不正解になるなど、明らかにホームポジションに戻っていないと判断された時は、即座に練習者に「右手がキー1個分左にずれています。」等のメッセージ表示、或いは図13に示すように運指画像上の矢印アイコン等で報知する。
加えて、打鍵すべき1つのキーや入力キーの文字は、画面上の分かり易い位置に、大きく表示するようにすると良い。また練習後に、正解率やタイプミス率などを、練習分析結果として表示すると良い。
また、シフトキーを使う打鍵すべき1つのキーでは、シフトキーを打つタイミングを少し早めにすることを示すために、移動後を示す図14と図15のように、手に番号を付けて、タイミングの順番を分かり易くすると良い。勿論、ホームポジションから図14に示す状態になるまでの時間は、図15のようになるまで時間よりも短くしておくことで、確実にシフトキーを先に打つことを練習者に指示できるため、タイプミスも防止できる。
本実施例構成では、上述のように、表示に、ポリゴン立体モデルが使用されているので、練習者が見やすい角度に設定して練習できる。図16に示すように、練習に使用するキー配列やキー範囲に応じて、角度を自動で切り替えて表示させるようにしても良い。
以上詳述した本実施例構成によれば、3次元的にリアルに運指アニメーションで指示するようにしたことにより、指や手全体を動かす距離や方向感覚が直感的に把握でき、単にそれを真似するだけでキーを速く正確に打てるようになる。
ホームポジションからの運指アニメーションを繰り返しリピート表示するようにしたことで、ホームポジションを基点とした一連の運指動作が脳裏に繰り返し焼き付けられ、自然とホームポジションへもどる癖付けにもなる。また、ホームポジションに残すべき指とそうでない指とを容易に判別できるようにしたので、より自然な体勢でキーを打つことができる。
繰り返しリピートアニメーションのスピードを、練習者のスキルに合わせて決定するようにしたことで、タイピングのスキルが上がるにつれて益々速くタイプする意識付けになるという効果が期待できる。
練習者が入力したキーと打鍵すべき1つのキーとを別々の態様で表示するようにしたことで、正解した時と不正解の時とが視覚的に一目瞭然となる。また、明らかにホームポジションに戻っていないと推測される時には、視覚的にずれを表示するようにしたことで、できるだけ早くタイプミスを防止できるという効果がある。
3次元立体画像にしたことで、打つキーがよく見える角度に設定して練習できるようになり、練習者により分かり易くなるという効果がある。
さらに指や手を動かすタイミングを番号で指示するようにしたことで、シフトキーを使う時のタイプミスを防止したり、ホームポジションからの動作の手順を把握し易くしたりできる。
加えて練習していない時でも、キーを入力することで運指を確認できるため、運指の勉強になる。
尚、本発明のキー入力練習装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、練習中でない時でも、キー入力に連動してそのキーを打つ往復運指画像を表示できる構成とし、それによって、間違った指でキー入力した時に、正しい運指を確認できるようにすることもできる。
本発明のキー入力練習装置は、単にパソコンのキー入力練習用だけではなく、その他の入力手段を備える、例えば電子楽器などにも利用可能である。
本発明に係るキー入力練習装置の構成が実現されるパソコン100の斜視図である。 パソコン100の回路概要図である。 プログラムの実行により構成された本実施形態に係るキー入力練習用装置の機能ブロック図である。 パソコン100上で上記キー入力練習用プログラムが実行された場合の、該プログラム処理のメインフローを示すフローチャートである。 図4のステップS112におけるキー入力監視割り込み処理の処理フローを示すフローチャートである。 図4のステップS112における画像等表示割り込み処理の処理フローを示すフローチャートである。 表示部2に仮想キーボード及び指が表示された状態でキー入力のない状態を示す画面説明図である。 表示部2に仮想キーボード及び指が表示された状態でキー入力があった場合の状態を示す画面説明図である。 表示部2に表示された仮想キーボード上で指がホームポジションにある時の状態を示す画面説明図である。 表示部2に表示された仮想キーボード上で指が移動した後の状態を示す画面説明図である。 打鍵すべき1つのキーと入力キーが一致しない時の不正解表示の状態を示す画面説明図である。 打鍵すべき1つのキーと入力キーが一致した際の正解表示の状態を示す画面説明図である。 明らかにホームポジションに戻っていないと判断された時に運指画像上の矢印アイコン等で報知する様子を示す説明図である。 打鍵すべき1つのキーがシフトキーを打つ場合に、タイミングを少し早めにすることを示すために、手に番号を付けて、タイミングの順番を示す移動後の1つ目の画像の説明図である。 同じく手に番号を付けて、タイミングの順番を示す移動後の2つ目の画像の説明図である。 練習に使用するキー配列やキー範囲に応じて、角度を自動で切り替えている状態を示す説明図である。
符号の説明
1 入力部
2 表示部
3 タイマ
4 格納部
5 制御部
50 入力キー決定部
51 キー判定部
52 時間計測部
53 時間平均値計算部
54 速度決定部
55 画像生成制御部
100 パソコン
102 システムバス
104 CPU
106 ROM
108 RAM
110 画像コントロール部
112 I/Oインターフェース
114 CD−ROMドライブ
116 マウス
120 CD−ROM

Claims (16)

  1. キー入力用の入力手段と、
    打鍵すべき1つのキーに相当するキー記号又は打鍵すべき一連のキーに相当する文字列を表示すると共に、運指画像を表示する表示手段と、
    時間を測定するタイマと、
    打鍵すべき1つのキーの入力までにかかった計測時間を蓄積すると共に、その時間に対応する各運指画像表示速度のデータを格納しておく第1の格納手段と、
    ホームポジションから任意のキーの入力位置までの往復の運指画像データを記憶しておく第2の格納手段と、
    打鍵すべき1つのキーを決定し、それに対応するキー記号を上記表示手段に表示すると共に、タイマによる上記表示時からの経過時間を計測しながら、打鍵すべき1つのキーの入力時までにかかった計測時間を基に、第1の格納手段を参照して、該計測時間に対応する各運指画像表示速度のデータを読み出し、さらに第2の格納手段から、打鍵すべき1つのキーの運指画像データを読み出して、上記運指画像表示速度データに従った往復運指画像表示を上記表示手段にせしめる制御手段と
    を有することを特徴とするキー入力練習装置。
  2. 上記運指画像表示速度は、該計測時間が蓄積されていない時は前記時間によらないデフォルト値の速度であり、該計測時間が蓄積されて以降は、上記計測時間が短いほどその時間に対応した大きな値の速度であることを特徴とする請求項1記載のキー入力練習装置。
  3. キー入力用の入力手段と、
    打鍵すべき1つのキーに相当するキー記号又は打鍵すべき一連のキーに相当する文字列を表示すると共に、運指画像を表示する表示手段と、
    時間を測定するタイマと、
    打鍵すべき1つのキーの入力までにかかった計測時間を蓄積すると共に、その時間に対応する各運指画像表示速度のデータを格納しておく第1の格納手段と、
    ホームポジションから任意のキーの入力位置までの往復の運指画像データを記憶しておく第2の格納手段と、
    打鍵すべき1つのキーを決定し、それに対応するキー記号を上記表示手段に表示すると共に、入力手段により検出された打鍵キーと決定された打鍵すべき1つのキーとを比較して、両キーの正否を判定し、タイマによる上記表示時からの経過時間を計測しながら、打鍵すべき1つのキーの入力時までにかかった計測時間を基に、第1の格納手段を参照して、該計測時間に対応する各運指画像表示速度のデータを読み出し、さらに第2の格納手段から、打鍵すべき1つのキーの運指画像データを読み出して、上記運指画像表示速度データに従った往復運指画像表示を上記表示手段にせしめる制御手段と
    を有することを特徴とするキー入力練習装置。
  4. 上記運指画像表示速度は、該計測時間が蓄積されていない時は前記時間によらないデフォルト値の速度であり、該計測時間が蓄積されて以降は、上記計測時間のデータの蓄積から求められる最速又は平均時間が短いほどその時間に対応した大きな値の速度であることを特徴とする請求項3記載のキー入力練習装置。
  5. 上記制御手段による両キーの正否判定において、少なくともキー入力が誤っている場合は間違い表示を、上記表示手段にせしめることを特徴とする請求項3又は4記載のキー入力練習装置。
  6. 上記第1の格納手段からデータが読み出され、制御手段により表示手段で表示される運指画像は、3次元座標系に位置するポリゴンデータを基に、ジオメトリ処理によってポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換し、レンダリング処理によってポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けて生成される画像であることを特徴とする請求項1〜5いずれか1つに記載のキー入力練習装置。
  7. 画像生成手段をさらに備え、上記制御手段からの指示に従って、該画像生成手段により、上記第1の格納手段からデータが読み出され、表示手段で表示される運指画像が、3次元座標系に位置するポリゴンデータを基に、ジオメトリ処理によってポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換し、レンダリング処理によってポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けて生成される画像であることを特徴とする請求項6記載のキー入力練習装置。
  8. 上記制御手段により、表示手段を介して表示される往復運指画像表示は、所定時間、その表示がリピートされることを特徴とする請求項1〜7いずれか1つに記載のキー入力練習装置。
  9. コンピュータに読み出されて実行されることで、該コンピュータを、
    キー入力用の入力手段と、
    打鍵すべき1つのキーに相当するキー記号又は打鍵すべき一連のキーに相当する文字列を表示すると共に、運指画像を表示する表示手段と、
    時間を測定するタイマと、
    打鍵すべき1つのキーの入力までにかかった計測時間を蓄積すると共に、その時間に対応する各運指画像表示速度のデータを格納しておく第1の格納手段と、
    ホームポジションから任意のキーの入力位置までの往復の運指画像データを記憶しておく第2の格納手段と、
    打鍵すべき1つのキーを決定し、それに対応するキー記号を上記表示手段に表示すると共に、タイマによる上記表示時からの経過時間を計測しながら、打鍵すべき1つのキーの入力時までにかかった計測時間を基に、第1の格納手段を参照して、該計測時間に対応する各運指画像表示速度のデータを読み出し、さらに第2の格納手段から、打鍵すべき1つのキーの運指画像データを読み出して、上記運指画像表示速度データに従った往復運指画像表示を上記表示手段にせしめる制御手段として機能させるためのキー入力練習用コンピュータプログラム。
  10. 上記運指画像表示速度は、該計測時間が蓄積されていない時は前記時間によらないデフォルト値の速度であり、該計測時間が蓄積されて以降は、上記計測時間が短いほどその時間に対応した大きな値の速度であることを特徴とする請求項9記載のキー入力練習用コンピュータプログラム。
  11. コンピュータに読み出されて実行されることで、該コンピュータを、
    キー入力用の入力手段と、
    打鍵すべき1つのキーに相当するキー記号又は打鍵すべき一連のキーに相当する文字列を表示すると共に、運指画像を表示する表示手段と、
    時間を測定するタイマと、
    打鍵すべき1つのキーの入力までにかかった計測時間を蓄積すると共に、その時間に対応する各運指画像表示速度のデータを格納しておく第1の格納手段と、
    ホームポジションから任意のキーの入力位置までの往復の運指画像データを記憶しておく第2の格納手段と、
    打鍵すべき1つのキーを決定し、それに対応するキー記号を上記表示手段に表示すると共に、入力手段により検出された打鍵キーと決定された打鍵すべき1つのキーとを比較して、両キーの正否を判定し、タイマによる上記表示時からの経過時間を計測しながら、打鍵すべき1つのキーの入力時までにかかった計測時間を基に、第1の格納手段を参照して、該計測時間に対応する各運指画像表示速度のデータを読み出し、さらに第2の格納手段から、打鍵すべき1つのキーの運指画像データを読み出して、上記運指画像表示速度データに従った往復運指画像表示を上記表示手段にせしめる制御手段として機能させるためのキー入力練習用コンピュータプログラム。
  12. 上記運指画像表示速度は、該計測時間が蓄積されていない時は前記時間によらないデフォルト値の速度であり、該計測時間が蓄積されて以降は、上記計測時間のデータの蓄積から求められる最速又は平均時間が短いほどその時間に対応した大きな値の速度であることを特徴とする請求項11記載のキー入力練習用コンピュータプログラム。
  13. 上記制御手段による両キーの正否判定において、少なくともキー入力が誤っている場合は間違い表示を、上記表示手段にせしめることを特徴とする請求項11又は12記載のキー入力練習用コンピュータプログラム。
  14. 上記第1の格納手段からデータが読み出され、制御手段により表示手段で表示される運指画像は、3次元座標系に位置するポリゴンデータを基に、ジオメトリ処理によってポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換し、レンダリング処理によってポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けて生成される画像であることを特徴とする請求項9〜13いずれか1つに記載のキー入力練習用コンピュータプログラム。
  15. 上記制御手段からの指示に従って、上記第1の格納手段からデータを読み出し、表示手段で表示される運指画像を、3次元座標系に位置するポリゴンデータを基に、ジオメトリ処理によってポリゴン立体モデル座標をスクリーン座標に変換し、レンダリング処理によってポリゴンにテクスチャ画像を貼り付けて生成する画像生成手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする請求項14記載のキー入力練習用コンピュータプログラム。
  16. 上記制御手段により、表示手段を介して表示される往復運指画像表示は、所定時間、その表示がリピートされることを特徴とする請求項9〜15いずれか1つに記載のキー入力練習用コンピュータプログラム。
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