JP2616859B2 - 取付穴付ユニットケーブルの製造方法及びその装置 - Google Patents

取付穴付ユニットケーブルの製造方法及びその装置

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JP2616859B2
JP2616859B2 JP4055731A JP5573192A JP2616859B2 JP 2616859 B2 JP2616859 B2 JP 2616859B2 JP 4055731 A JP4055731 A JP 4055731A JP 5573192 A JP5573192 A JP 5573192A JP 2616859 B2 JP2616859 B2 JP 2616859B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取付穴付ユニットケー
ブルに係わり、特に、ユニットケーブルを天井、壁等に
ネジ、ビス等で取り付けた際にネジ、ビス等の頭が取付
部材から外部に突出しないよう段差の着いた取付穴を設
けることのできる取付穴付ユニットケーブルの製造方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の住宅のユニット化に伴い、建設資
材をユニット化し、建設資材ユニットを住宅供給メーカ
ーの工場で大半を製造し、現場において各ユニットのブ
ロックを組み立てて建設するようになっている。このよ
うなユニット住宅方式における屋内配線も電気工事人が
天井裏等の現場において、接続する複数本の各ケーブル
を切断して端末の被覆材を剥離し、圧着コネクタを用い
て各端末を接続した後、絶縁処理を施して行っている。
ところが、天井裏等の現場空間は、狭く、このような狭
い場所でケーブルの接続処理等の配線施工をするには、
時間が必要以上に掛かり、ケーブルの完全な接続、接続
部の絶縁性などの点で、品質の安全性を欠く原因となっ
ていた。また、ケーブル接続部の処理に樹脂モールドを
施す場合、現場に加硫金型等を持っていってケーブル接
続部の取付加工時にモールド作業を行うため作業に長時
間を要し、実用性に欠けるという問題があった。
【0003】そこで、近年、作業性を高めるため、ケー
ブルの分岐接続処理を予めプレーアッセンブリー化して
形成した住宅ハーネス(ユニットケーブル)が開発され
ている。このようにユニットケーブルは、1本の幹線か
ら複数の電線に分岐して配線できるように予め分岐接続
部において幹線と複数の電線を分岐接続して配線して製
造されているケーブルである。
【0004】このユニットケーブルの分岐接続部には、
種々の形状をしたものがある。従来の分岐接続処理を行
ったユニットケーブルには、例えば、実公昭53−52
057号に示す如く、接続すべき複数本の電線を保持具
により挟持して固定し、該電線の露出導体を接続し、該
保持具から電線の接続導体にかけて全体を合成樹脂材に
よりモールド被覆して構成するものがある。すなわち、
ユニットケーブルの分岐部100は、図9に示す如く、
容器110内で、幹線となる電線・ケーブル200に複
数の分岐電線210を接続して複数の分岐電線210を
外部に引き出してセットした後、蓋120をして、容器
110の内部に樹脂130を封入して樹脂モールドして
構成されている。この容器110の中央には、上方向に
突出する筒体140が容器110の床面と一体に形成さ
れており、ユニットケーブルの分岐部100を天井、壁
等に取り付ける際の取付穴を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなユニットケ
ーブルの分岐部100の筒体140によって形成される
取付穴は通し穴が通例であり、図10に示す如く、予め
用意した埋込ボルト300に通してナット350で壁4
00等に固定している。この場合、埋込ボルト等予め特
別な部品を確保しなければならず、分岐部100の取付
工事に必要以上の工数及び材料を要し不経済であった。
また、埋込ボルト300を通す筒体140は、通し穴で
あるため、ユニットケーブルの分岐部100を壁400
等に取り付けたときに埋込ボルト300の頭が分岐部1
00より突出して外部から目立ち、外観上見栄えが良く
ないという問題点を有している。
【0006】この埋込ボルト300の頭が分岐部100
より突出しないようにするためにはユニットケーブルの
分岐部100を天井、壁等に取り付ける際の取付穴に段
差を設けることによって解消できる。しかしながら、従
来の射出成形による型抜きによったのでは、段差を設け
た取付穴に成形するには、かなりのテーパーを持たせな
いと射出した後、金型から取り出すことができない。こ
のため、従来の金型によったのでは、段差を設けた取付
穴を容易に成形することができないという問題点を有し
ている。
【0007】本発明は、ユニットケーブルの分岐接続部
に形成される取付穴に段差部を簡単にしかも確実に形成
することのできる取付穴付ユニットケーブルの製造方法
及びその装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の取付穴付ユニットケーブルの製造方法にお
いては、複数の分岐線を載置するモールド用底板の両側
端部に所定高さを有し通し穴の穿設されたフランジ部を
前記複数の分岐線をモールドする収納部を備えた下金型
の収納部の側端近傍に立設するにピンに嵌合し、モール
ド用底板のフランジ部の上方の位置に形成される位置決
突起をフランジ部の通し穴に嵌合し、フランジ部の通し
穴より大径の段差部形成突起をフランジ部の通し穴の突
端に当接するように上金型を前記下金型に合わせ、前記
上金型と前記下金型とによって形成される複数の分岐線
の収納部に樹脂を封入するようにしたものである。
【0009】上記目的を達成するために、本発明の取付
穴付ユニットケーブルの製造装置においては、複数の分
岐線を載置する板部に通し穴が穿設され所定高さを有す
るフランジ部をその両側端部に設けてなるモールド用底
板と,箱型の本体に前記複数の分岐線を収納する下型収
納部を備え、該下型収納部の両側端部に穿設されたフラ
ンジ部の通し穴に嵌合するピンを立設してなる下金型
と,箱型の本体に前記複数の分岐線を覆って収納する上
型収納部を備え、該上型収納部の両側端部に穿設された
フランジ部の通し穴に当接する該フランジ部の通し穴よ
り大径の段差部形成突起部を立設し、該段差部形成突起
部の突端に前記フランジ部の通し穴に嵌合する位置決突
起部を立設してなる上金型と,前記上下金型の両端に当
接し前記複数の分岐線を押さえるケーブル押えと,によ
って構成したものである。
【0010】
【作用】モールド用底板に複数の分岐線を載置し、モー
ルド用底板の両側端部に設けられたフランジ部の通し穴
に下金型に立設するピンに嵌合してモールド用底板を下
金型の収納部の収納する。しかる後、上金型の位置決突
起を下金型のフランジ部の通し穴に嵌合させて上金型を
下金型に重ね、上金型の段差部形成突起を下金型のフラ
ンジ部の通し穴の突端に当接させる。そして、複数の分
岐線を押さえるケーブル押えを上下金型の両端に当接す
る。その後、この上金型と下金型の間に樹脂を射出封入
して樹脂モールドする。樹脂を射出封入した後、上金型
と下金型を外し、樹脂モールドした分岐線を取り出す。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1〜図4には、本発明に係る取付穴付ユニットケーブル
の製造方法及びその装置の一実施例が示されている。
【0012】図において、1は下金型で、取付穴付ユニ
ットケーブルの分岐部の下側の金型を構成している。1
1は下型収納部で、幹線となる電線・ケーブル200と
複数の分岐電線210の分岐接続部を収納するところで
ある。12は凹部で、U字状に形成され、下型収納部1
1の一端部略中央に設けられている。13は凹部で、凹
部12同様U字状に形成され、下型収納部11の他端部
略中央に設けられている。14はピンで、凹部12に立
設されている。15はピンで、凹部13に立設されてい
る。このピン14、15の高さL1 は、収納部11の深
さL2 よりも低く、すなわち、下金型1の上端面より下
に位置している。16は収納部11内に樹脂を封入する
穴である。
【0013】2はモールド用底板で、幹線となる電線・
ケーブル200と複数の分岐電線210の分岐接続部を
載置するものである。21は板部で、分岐接続部を載置
するものである。また、22はフランジ部で、板部21
の一端に設けられており、凹部12内に収納され、凹部
12よりも小さい径に形成されている。このフランジ部
22の高さL3 は、図3に示す如く、板部21の厚さL
4 より高く構成されている。23はフランジ部22に穿
設された通し穴である。24はフランジ部で、板部21
の他端に設けられており、凹部13内に収納され、凹部
13よりも小さい径に形成されている。このフランジ部
24の高さは、図3に示す如く、フランジ部22の高さ
3 と同一で、板部21の厚さL4 より高く構成されて
いる。25はフランジ部23に穿設された通し穴であ
る。3は上金型で、取付穴付ユニットケーブルの分岐部
の上側の金型を構成し、この上金型3と下金型1とによ
って取付穴付ユニットケーブルの分岐接続部の樹脂モー
ルド金型を構成している。この上金型3は、図2に示す
如き構成を有している。すなわち、31は上型収納部
で、幹線となる電線・ケーブル200と複数の分岐電線
210の分岐接続部を下金型1と合わせて収納するとこ
ろである。32は凹部で、U字状に形成され、上型収納
部31の一端部略中央に設けられている。この凹部32
は、下金型1の凹部12と同一の形状を有している。ま
た、この凹部32の深さL5 は、図3に示す如く、上型
収納部31の深さL6 よりも浅く形成されている。これ
は、凹部32によって形成されるユニットケーブルの分
岐接続部の取付部の厚さを所定の厚さにするためのもの
である。
【0014】33は段差部形成突起部で、円柱状に形成
されており、モールド用底板2のフランジ部22に穿設
された通し穴23よりも大きい径に形成されている。こ
の段差部形成突起部33は、上金型3を下金型1に重ね
合わせた際に、モールド用底板2のフランジ部22の上
端部に当接し、段差部を形成するためのものである。3
4は位置決突起部で、ピン状に形成され先端が球状形成
されている。この位置決突起部34は、モールド用底板
2のフランジ部22に穿設された通し穴23に嵌合でき
る大きさの径に形成されており、上金型3を下金型1に
重ね合わせた際に、図4に示す如く、位置決突起部34
がモールド用底板2のフランジ部22の通し穴23に嵌
合し、上金型3と段差部形成突起部33の位置決めを行
っている。
【0015】35は凹部で、U字状に形成され、上型収
納部31の他端部略中央に設けられている。この凹部3
5は、下金型1の凹部13と同一の形状を有している。
また、この凹部35の深さは凹部32の深さL5 と同一
で、図3に示す如く、上型収納部31の深さL6 よりも
浅く形成されている。これは、凹部35によって形成さ
れるユニットケーブルの分岐接続部の取付部の厚さを所
定の厚さにするためのものである。
【0016】36は段差部形成突起部で、段差部形成突
起部33と同様円柱状に形成されており、モールド用底
板2のフランジ部24に穿設された通し穴25よりも大
きい径に形成されている。この段差部形成突起部36
は、上金型3を下金型1に重ね合わせた際に、モールド
用底板2のフランジ部24の上端部に当接し、段差部を
形成するためのものである。37は位置決突起部で、ピ
ン状に形成され先端が球状形成されている。この位置決
突起部37は、モールド用底板2のフランジ部24に穿
設された通し穴25に嵌合できる大きさの径に形成され
ており、上金型3を下金型1に重ね合わせた際に、図4
に示す如く、位置決突起部37がモールド用底板2のフ
ランジ部24の通し穴25に嵌合し、上金型3と段差部
形成突起部36の位置決めを行っている。
【0017】4はケーブル押えで、上金型3と下金型1
の端部に当接し上型収納部31と下型収納部11から突
出する幹線となる電線・ケーブル200と複数の分岐電
線210の分岐接続部を押さえると共に上下金型内に樹
脂を射出した際に、樹脂が飛び出ないように押さえるも
のである。このケーブル押え4は、押え板41と押え板
42の2つの押え板によって構成されている。43、4
4は電線・ケーブル200と複数の分岐電線210を嵌
挿する溝である。
【0018】次に、図5を用いて本実施例に係る取付穴
付ユニットケーブルの製造方法及びその装置の動作につ
いて説明する。
【0019】まず、図5に示す如く、モールド用底板2
の板部21の上に幹線となる電線・ケーブル200と複
数の分岐電線210とを接続した分岐接続部を載置す
る。この電線・ケーブル200と分岐電線210の分岐
接続部を載置したモールド用底板2を下金型1のピン1
4、15にフランジ部22の通し穴23とフランジ部2
4の通し穴25を嵌合させて下金型1の下型収納部11
に収納する。あるいは、モールド用底板2のフランジ部
22の通し穴23とフランジ部24の通し穴25に下金
型1のピン14、15を嵌合させてモールド用底板2を
下金型1の下型収納部11の上に収納する。そして、モ
ールド用底板2の板部21の上に幹線となる電線・ケー
ブル200と複数の分岐電線210とを接続した分岐接
続部を載置する。
【0020】しかる後、下金型1に図5に示す如く、上
金型3を重ね合わせる。この上金型3を重ね合わせる際
に、上金型3の位置決突起部34をモールド用底板2の
フランジ部22の通し穴23に嵌合し、上金型3の位置
決突起部37をモールド用底板2のフランジ部24の通
し穴25に嵌合させる。このように位置決突起部34、
37をモールド用底板2のフランジ部22、24の通し
穴23、25に嵌合することによって、下金型1と上金
型3との位置決めが行われる。上金型3を下金型1の上
に被せる際に、位置決突起部34、37が見えなくても
位置決突起部34、37の先端が球状になっているた
め、位置決突起部34、37の通し穴23、25への嵌
合を容易に行うことができる。
【0021】下金型1に上金型3を重ね合わせると、上
金型3の段差部形成突起部33、36は、モールド用底
板2のフランジ部22、24の上端部に当接する。この
とき段差部形成突起部33、36の部分が、フランジ部
22、24の上端部に若干の圧力が掛かるようにのフラ
ンジ部22、24長さを調整(約0.1mm位プラスと
する)しておく。この段差部形成突起部33、36がモ
ールド用底板2のフランジ部22、24に穿設された通
し穴23、25の径より大径にできているいるため、段
差部形成突起部33、36によって、通し穴23、25
から大径に連通する段差が形成される。
【0022】そして、幹線となる電線・ケーブル200
と複数の分岐電線210とを左右に分け、押え板41の
溝43と押え板42の溝44に嵌着する。この電線・ケ
ーブル200、分岐電線210を嵌着した押え板41、
42を下金型1に上金型3を重ね合わせて形成した金型
に押さえ付ける。しかる後、下金型1の穴16から収納
部11、31内に樹脂を射出封入する。樹脂を収納部1
1、31内に射出封入した際、段差部形成突起部33、
36の部分が、フランジ部22、24の上端部に若干の
圧力が掛かるように当接しているので、樹脂モールドす
るときに掛かる射出圧力によっても下金型1と上金型3
とが動いてずれるようなことはない。
【0023】樹脂を収納部11、31内に射出封入し終
わると、上金型3を下金型1から離し、樹脂モールドし
たユニットケーブルの分岐接続部を取り出す。このとき
上金型3の段差部形成突起部33、36の部分を抜け
ば、段差付取付穴が形成される。
【0024】このようにして形成されたユニットケーブ
ルの分岐接続部が図6〜図8に示されている。ユニット
ケーブルの分岐接続部50は、両側端にユニットケーブ
ル取付部51、52を有している。このユニットケーブ
ル取付部51、52には、図7に示す如く、モールド用
底板2のフランジ部22、24に形成される通し穴2
3、25と、この通し穴23、25の上に通し穴23、
25に連通して形成される通し穴23、25より大径の
段差部53、54が形成されている。この段差部53、
54には、図8に示す如く、ビス60を通し穴23、2
5に嵌合したときに、ビス60の頭部61がユニットケ
ーブル取付部51、52の上面から突出しないように収
納することができる。ビス60は、穴付きボルトでも、
アンカーボルト(天井、壁、床等がコンクリートの場
合)でもよい。
【0025】したがって、本実施例によれば、ワンタッ
チ式に分岐部に段差の着いた取付穴を設けることのでき
る。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】複数の分岐線を載置するモールド用底板の
両側端部に所定高さを有し通し穴の穿設されたフランジ
部を前記複数の分岐線をモールドする収納部を備えた下
金型の収納部の側端近傍に立設するにピンに嵌合し、モ
ールド用底板のフランジ部の上方の位置に形成される位
置決突起をフランジ部の通し穴に嵌合し、フランジ部の
通し穴より大径の段差部形成突起をフランジ部の通し穴
の突端に当接するように上金型を前記下金型に合わせ、
前記上金型と前記下金型とによって形成される複数の分
岐線の収納部に樹脂を封入して製造するため、ユニット
ケーブル取付部に段差部を設けることができ、ビス等で
簡単に床または天井に取り付けた際に、この段差部にビ
スの頭部を埋め込むことができ、外観上見栄えを良くす
ることができる。
【0028】また、複数の分岐線を載置する板部に通し
穴が穿設され所定高さを有するフランジ部をその両側端
部に設けてなるモールド用底板と、箱型の本体に前記複
数の分岐線を収納する下型収納部を備え、該下型収納部
の両側端部に穿設されたフランジ部の通し穴に嵌合する
ピンを立設してなる下金型と、箱型の本体に前記複数の
分岐線を覆って収納する上型収納部を備え、該上型収納
部の両側端部に穿設されたフランジ部の通し穴に当接す
る該フランジ部の通し穴より大径の段差部形成突起部を
立設し、該段差部形成突起部の突端に前記フランジ部の
通し穴に嵌合する位置決突起部を立設してなる上金型
と、前記上下金型の両端に当接し前記複数の分岐線を押
さえるケーブル押えとによって構成してあるため、ユニ
ットケーブルの分岐接続部に形成される取付穴に段差部
を簡単にしかも確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る取付穴付ユニットケーブルの製造
方法及びその装置の実施例を示す組み立て構成斜視図で
ある。
【図2】図1に図示の上金型の全体斜視図である。
【図3】図1に図示の取付穴付ユニットケーブルの製造
装置の組み立て断面側面図である。
【図4】図4に図示の取付穴付ユニットケーブルの製造
装置の断面側面図である。
【図5】図1に図示の取付穴付ユニットケーブルの製造
装置の動作を説明するための組み立て構成図である。
【図6】図1に図示の取付穴付ユニットケーブルの製造
装置によって製造されたユニットケーブルの分岐接続部
の全体斜視図である。
【図7】図6に図示のユニットケーブルの分岐接続部の
平面図である。
【図8】図7に図示のA−A断面図である。
【図9】従来のユニットケーブルの分岐接続部の一部を
断面した全体斜視図である。
【図10】図9に図示のユニットケーブルの分岐接続部
の天井取り付け状態を示す図である。
【符号の説明】
1……………………………………………………下金型 2……………………………………………………モールド
用底板 3……………………………………………………上金型 4……………………………………………………ケーブル
押え 11…………………………………………………下型収納
部 12,13,32,35…………………………凹部 14,15…………………………………………ピン 22,24…………………………………………フランジ
部 23,25…………………………………………通し穴 31…………………………………………………上型収納
部 33,36…………………………………………段差部形
成突起部 34,37…………………………………………位置決突
起部 41,42…………………………………………押え板 50…………………………………………………分岐接続
部 51,52…………………………………………ユニット
ケーブル取付部 53,54…………………………………………段差部 60…………………………………………………ビス 200………………………………………………電線・ケ
ーブル 210………………………………………………分岐電線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分岐線を載置するモールド用底板
    の両側端部に所定高さを有し通し穴の穿設されたフラン
    ジ部を前記複数の分岐線をモールドする収納部を備えた
    下金型の収納部の側端近傍に立設するにピンに嵌合し、
    モールド用底板のフランジ部の上方の位置に形成される
    位置決突起をフランジ部の通し穴に嵌合し、フランジ部
    の通し穴より大径の段差部形成突起をフランジ部の通し
    穴の突端に当接するように上金型を前記下金型に合わ
    せ、前記上金型と前記下金型とによって形成される複数
    の分岐線の収納部に樹脂を封入することを特徴とする取
    付穴付ユニットケーブルの製造方法。
  2. 【請求項2】 複数の分岐線を載置する板部に通し穴が
    穿設され所定高さを有するフランジ部をその両側端部に
    設けてなるモールド用底板と, 箱型の本体に前記複数の分岐線を収納する下型収納部を
    備え、該下型収納部の両側端部に穿設されたフランジ部
    の通し穴に嵌合するピンを立設してなる下金型と, 箱型の本体に前記複数の分岐線を覆って収納する上型収
    納部を備え、該上型収納部の両側端部に穿設されたフラ
    ンジ部の通し穴に当接する該フランジ部の通し穴より大
    径の段差部形成突起部を立設し、該段差部形成突起部の
    突端に前記フランジ部の通し穴に嵌合する位置決突起部
    を立設してなる上金型と, 前記上下金型の両端に当接し前記複数の分岐線を押さえ
    るケーブル押えと, によって構成したことを特徴とする取付穴付ユニットケ
    ーブルの製造装置。
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