JP2616777B2 - 自動二輪車の振動減衰装置 - Google Patents

自動二輪車の振動減衰装置

Info

Publication number
JP2616777B2
JP2616777B2 JP62154904A JP15490487A JP2616777B2 JP 2616777 B2 JP2616777 B2 JP 2616777B2 JP 62154904 A JP62154904 A JP 62154904A JP 15490487 A JP15490487 A JP 15490487A JP 2616777 B2 JP2616777 B2 JP 2616777B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
gear
way clutch
crankcase
torsion damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62154904A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH011685A (ja
JPS641685A (en
Inventor
健 伊藤
秀年 影山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP62154904A priority Critical patent/JP2616777B2/ja
Publication of JPH011685A publication Critical patent/JPH011685A/ja
Publication of JPS641685A publication Critical patent/JPS641685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2616777B2 publication Critical patent/JP2616777B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、クランクシャフトにねじり振動の生じる
ことを防止するようにした自動二輪車の振動減衰装置に
関する。
(従来の技術) 自動二輪車では、周知のようにエンジンからトランス
ミッションを介し後輪に動力を伝達して車両を走行させ
るようにしている。
この場合、例えば、特開昭54−107016号公報で示すよ
うに、クランクシャフトが各コンロッドから入力する入
力部の位置と、同上クランクシャフトが他機であるトラ
ンスミッションに向って動力を出力する出力部の位置と
は、このクランクシャフトの軸方向でずれている。この
ため、上記エンジンが後輪に動力を伝達するときに、エ
ンジンの駆動に伴い上記入力部から上記クランクシャフ
トにねじり力が繰り返し与えられると、上記出力部を基
準として、上記クランクシャフトの入力部側には繰り返
し弾性的なねじり変形が生じることとなる。
そして、上記のようにクランクシャフトがねじり変形
を生じると、これに伴いこのクランクシャフトに軸心回
りの振動が生じることがあり、このような振動はクラン
クシャフトの寿命低下となる等好ましくない。
そこで、上記クランクシャフトと同軸上にトーショナ
ルダンパを設けて、このトーショナルダンパを上記クラ
ンクシャフトの軸方向のいずれかに取り付け、このクラ
ンクシャフトに振動の生じることを上記トーショナルダ
ンパにより抑制させるようにすることが考えられる。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記トーショナルダンパを単に設けただけで
は、上記クランクシャフトに生じようとする振動を効果
的には抑制できないおそれがあり、また、トーショナル
ダンパは通常、錘を有して重いものであるため、上記ク
ランクシャフトの軸方向で駆動装置の重量に偏りが生じ
て、車両の重量バランスが低下するおそれもある。
また、上記クランクシャフトにトーショナルダンパを
取り付けようとすると、その取り付け分だけ、クランク
シャフトが長くなって、駆動装置が大形になるという問
題もあり、また、上記クランクシャフトにトーショナル
ダンパを固着させるための固着具が必要になる分、上記
駆動装置の部品点数が増えてその構成が複雑になるとい
う問題もある。
更に、上記問題を解消する場合に、強度上の問題が新
たに生じないようにすることが求められる。
〔発明の目的〕
この発明は、上記のような事情に注目してなされたも
ので、エンジンの出力時に、クランクシャフトのねじり
変形に基づき生じようとする振動をトーショナルダンパ
を設けることによってより効果的に抑制させるようにす
ると共に、このようにトーショナルダンパを設けた場合
でも、クランクシャフトの軸方向で駆動装置の重量に偏
りが生じないようにして、車両の重量バランスが低下し
ないようにすることを目的とする。
また、上記クランクシャフトにトーショナルダンパを
固着させたことによって上記駆動装置が大形になる、と
いうことを防止すると共に、この駆動装置の構成が複雑
にならないようにすることを目的とする。
更に、上記諸目的が、強度上の支障を生じることな
く、達成されるようにすることを目的とする。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするとこ
ろは、クランクケースにクランクシャフトをその軸心回
りに回転自在となるよう支承させ、このクランクシャフ
トの一端部側に、このクランクシャフトから他機に向っ
て動力を出力する出力部を設け、上記クランクシャフト
の他端部を上記クランクケースの外方に突出させると共
に、上記クランクシャフトの他端部を覆うサイドカバー
を上記クランクケースに取り付け、上記クランクシャフ
トの他端部に外嵌されると共に同上クランクシャフトの
他端部に締結具により固着されるワンウェイクラッチを
設け、このワンウェイクラッチを介してスタータモータ
からの動力を上記クランクシャフトの他端部に伝達する
ようにし、同上クランクシャフトの一端部にこのクラン
クシャフトの回転で発電をする発電機を取り付けた自動
二輪車の駆動装置において、 上記サイドカバー内でクランクシャフトと同軸上にト
ーショナルダンパを設け、このトーショナルダンパを上
記ワンウェイクラッチに外嵌させ、この状態で、同上ト
ーショナルダンパを上記締結具により、上記クランクシ
ャフトに固着させ、 上記ワンウェイクラッチに並設されて上記クランクシ
ャフトに遊転自在に支承される歯車を設け、上記スター
タモータからの動力を上記歯車に伝達する中間歯車を上
記クランクケースとサイドカバーとに架設された支軸に
支承させ、上記ワンウェイクラッチが上記スタータモー
タからの動力を上記中間歯車と歯車とを介し上記クラン
クシャフトに伝達するようにし、上記トーショナルダン
パの外径寸法を上記歯車の外径寸法にほぼ等しくし、上
記サイドカバーの内面に突起を一体成形した点にある。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
(第1実施例) 第1図と第2図は第1実施例を示している。
なお、下記する左右とは、第1図に向って紙面に沿っ
た方向をいうものとする。
第2図において、符号1は自動二輪車で、その車体フ
レーム2の前端はフロントフォーク3により前輪4を支
承し、一方、上記車体フレーム2の後端はリヤアーム6
により後輪7を支承している。
上記車体フレーム2はエンジン8を支持しており、こ
のエンジン8から動力を与えられるトランスミッション
9が設けられ、このトランスミッション9の出力軸10に
は駆動鎖車11が取り付けられている。また、上記後輪7
には従動鎖車12が取り付けられており、これら駆動鎖車
11と従動鎖車12に伝動チェーン13が巻き掛けられてい
る。
従って、エンジン8の動力が出力軸10に伝達される
と、駆動鎖車11→伝動チェーン13→従動鎖車12と順次動
力が伝達されて車両が走行することとなる。
その他、15は燃料タンク、16はシートである。
第1図において、エンジン8は4つのシリンダ18を車
幅方向に並べた多気筒エンジンである。上記シリンダ18
の下部にはクランクケース19が連設され、このクランク
ケース19はその内部にクランク室20を有している。上記
クランクケース19の左右各側部にはそれぞれサイドカバ
ー24,25が取り付けられ、これら左右サイドカバー24,25
の内部が左、右室21,22となっている。これら左室21と
右室22はそれぞれ上記サイドカバー24,25の取り外しで
車外に開放される。
上記クランクケース19には、車幅方向に延びるクラン
クシャフト26がその軸心回りに回転自在に支承されてい
る。このクランクシャフト26はその長手方向の中途部が
上記クランク室20に内有され、上記クランクシャフト26
の一端部である右端部は上記クランクケース19の右端部
から外方に突出して、上記右室22内に収容され、つま
り、右側のサイドカバー25で覆われている。また、同上
クランクシャフト26の他端部である左端部は上記クラン
クケース19の左側部から外方に突出して、上記左室21内
に収容され、つまり、左側のサイドカバー24で覆われて
いる。
上記クランクシャフト26から他機である上記トランス
ミッション9に動力を出力する出力部である駆動歯車27
が設けられ、この駆動歯車27は、上記クランク室20内
で、上記クランクシャフト26の一端部側である右端部側
に取り付けられている。
上記トランスミッション9は変速歯車手段29と、この
変速歯車手段29と上記駆動歯車27との間に介在するクラ
ッチ30を有し、このクラッチ30の駆動側に設けた従動歯
車31と上記駆動歯車27とが噛み合っている。
従って、エンジン8を駆動させ、クラッチ30を接続動
作させた場合には、クランクシャフト26→駆動歯車27→
従動歯車31→クラッチ30→変速歯車手段29→駆動鎖車11
と、順次、動力が伝達される。
また、上記エンジン8に対し、始動装置が設けられて
いる。これについて説明すると、上記クランクシャフト
26の他端部である左端部に歯車32が遊転するように支承
されている。また、上記クランクシャフト26の左端部と
上記歯車32との間にはワンウェイクラッチ33が介在して
おり、このワンウェイクラッチ33はクランクシャフト26
の左端部に外嵌されると共に、この左端部に締結具であ
るボルト34により固着されている。上記歯車32は上記ワ
ンウェイクラッチ33に並設されている。
一方、36はスタータモータで、このスタータモータ36
は中間歯車37、上記歯車32および上記ワンウェイクラッ
チ33を介してクランクシャフト26に連結されている。上
記中間歯車37は、上記クランクケース19とサイドカバー
24とに架設された支軸35に支承されている。
そして、上記スタータモータ36を駆動させれば、この
スタータモータ36の動力が上記中間歯車37を介して歯車
32を回転させ、この歯車32の動力が、この際この歯車32
と接続するよう動作する上記ワンウェイクラッチ33を介
して上記クランクシャフト26に伝達され、もって、クラ
ンキングが行われる。
上記の場合、ワンウェイクラッチ33は、クランクシャ
フト26から上記歯車32へ向う動力伝達は切断するように
なっており、このため、上記クランキングによりエンジ
ン8の駆動が開始された後には、クランクシャフト26が
上記ワンウェイクラッチ33、歯車32、および中間歯車37
を介しスタータモータ36を駆動させる、ということは防
止される。
上記クランクシャフト26の一端部である右端部に発電
機38が取り付けられ、この発電機38は上記右室22内に収
容されている。この発電機38はエンジン8の点火用や、
バッテリへの充電等に用いられる。この発電機38は椀状
のロータ39を有し、このロータ39はクランクシャフト26
の突出端にボルト40によりねじ止めされ、このロータ39
の内周面には永久磁石42が設けられている。同上発電機
38は上記ロータ39に対応するステータ43を有し、このス
テータ43はサイドカバー25に一体成形されている。そし
て、このステータ43が発電コイル44を支持している。
従って、クランクシャフト26が回転すれば、これに伴
ってロータ39と永久磁石42とが回転し、上記発電コイル
44に誘起電圧が生じて発電が行われる。
上記構成において、クランクシャフト26と同軸上でこ
のクランクシャフト26の左端部にトーショナルダンパ46
が支持され、このトーショナルダンパ46は上記歯車32と
共にサイドカバー24で覆われている。このトーショナル
ダンパ46はその内周部側を構成する椀状のブラケット47
と、このブラケット47に外嵌されてトーショナルダンパ
46の外周部側を構成する筒状の錘48と、これらブラケッ
ト47と錘48との間に介在してこれら両者を接着するゴム
等の筒状弾性体49とで構成されている。
上記トーショナルダンパ46は上記ワンウェイクラッチ
33に外嵌させられており、この状態で、これらワンウェ
イクラッチ33とトーショナルダンパ46は、前記ボルト34
により上記クランクシャフト26に共締め固着されてい
る。これにより、上記ワンウェイクラッチ33とトーショ
ナルダンパ46は、上記クランクシャフト26と共に回転す
る。
上記トーショナルダンパ46はクランクシャフト26とは
固有振動数の異なるものである。従って、エンジン8の
駆動によりクランクシャフト26が回転してこのクランク
シャフト26にねじり変形が生じ、これに伴い、このクラ
ンクシャフト26に軸心回りの振動が生じようとするとき
には、このクランクシャフト26の振動は上記トーショナ
ルダンパ46により減衰させられる。
上記の場合、トーショナルダンパ46の外径寸法は、上
記歯車32の外径寸法にほぼ等しくされており、また、こ
れら歯車32とトーショナルダンパ46とを覆うサイドカバ
ー24の内面には突起50が一体成形されている。
(第2実施例) 第3図は第2実施例を示している。この第2実施例
は、上記第1実施例の構成とほぼ同じであるため、異な
る構成についてのみ説明する。
この実施例では、トーショナルダンパ46はワンウェイ
クラッチ33に外嵌されて支持されている。即ち、ワンウ
ェイクラッチ33の外周面に錘48が外嵌されており、この
錘48は弾性体49によりワンウェイクラッチ33の外周面に
接着されている。これにより、上記トーショナルダンパ
46は、上記クランクシャフト26にワンウェイクラッチ33
を固着させる前記ボルト34により、上記クランクシャフ
ト26に固着されている。
一方、上記右室22にはピックアップコイル51が設けら
れており、クランクシャフト26の回転に伴うロータ39の
回転で、このロータ39の外周面に形成した突起52がピッ
クアップコイル51に対応したときにはピックアップコイ
ル51が信号用電圧を発生し、これにより、エンジン8の
点火時期が定められるようになっている。
この実施例によれば、第1実施例で示したブラケット
47がワンウェイクラッチ33により構成されているため、
その分トーショナルダンパ46の構成が簡単となる。
(発明の効果) この発明によれば、クランクケースにクランクシャフ
トをその軸心回りに回転自在となるよう支承させ、この
クランクシャフトの一端部側に、このクランクシャフト
から他機に向って動力を出力する出力部を設け、上記ク
ランクシャフトの他端部を上記クランクケースの外方に
突出させると共に、上記クランクシャフトの他端部を覆
うサイドカバーを上記クランクケースに取り付け、上記
クランクシャフトの他端部に外嵌されると共に同上クラ
ンクシャフトの他端部に締結具により固着されるワンウ
ェイクラッチを設け、このワンウェイクラッチを介して
スタータモータからの動力を上記クランクシャフトの他
端部に伝達するようにし、同上クランクシャフトの一端
部にこのクランクシャフトの回転で発電をする発電機を
取り付けた自動二輪車の駆動装置において、 上記サイドカバー内でクランクシャフトと同軸上にト
ーショナルダンパを設け、このトーショナルダンパを上
記ワンウェイクラッチに外嵌させ、この状態で、同上ト
ーショナルダンパを上記締結具により、上記クランクシ
ャフトに固着させてある。
このため、エンジンの出力時に、クランクシャフトの
ねじり変形でこのクランクシャフトに振動が生じようと
することは、上記クランクシャフトに固着されてこのク
ランクシャフトと共に回転するトーショナルダンパによ
り抑制される。
ところで、前記したように、クランクシャフトから他
機に向って動力を出力する出力部は、上記クランクシャ
フトの一端部側に設けられているため、上記出力部を基
準として、上記クランクシャフトの他端部側には、エン
ジンの出力に伴いより大きいねじり変形が生じることと
なる。
そこで、前記したように、トーショナルダンパを、上
記したようにねじり変形の大きい側のクランクシャフト
の他端部に固着させている。
このため、上記ねじり変形で、クランクシャフトに振
動が生じようとすることは、上記トーショナルダンパに
よって、効果的に抑制される。
また、通常、発電機はワンウェイクラッチに比較して
重量が重いものである。そこで、前記したように、クラ
ンクシャフトの一端部に上記発電機を取り付ける一方、
他端部に上記ワンウェイクラッチを取り付けた場合に、
トーショナルダンパを上記クランクシャフトの他端部に
固着させてある。
このため、上記クランクシャフトの軸方向で駆動装置
の重量に偏りの生じることが抑制されて、車両の重量バ
ランスの低下が防止される。
また、前記したように、トーショナルダンパは、クラ
ンクシャフトの他端部に固着されたワンウェイクラッチ
に外嵌されて同上クランクシャフトに固着されている。
このため、上記クランクシャフトにトーショナルダンパ
を固着させる場合に、この固着のためにクランクシャフ
トを長くするという必要はない。
よって、クランクシャフトにトーショナルダンパを固
着させた場合でも、上記クランクシャフトが長くなるこ
とは防止されて、駆動装置が大形になることは防止され
る。
しかも、前記したように、クランクシャフトにワンウ
ェイクラッチを固着させる締結具により、上記トーショ
ナルダンパを同上クランクシャフトに固着させ、つま
り、上記トーショナルダンパの固着に、上記締結具が利
用されたのであり、その分、駆動装置の部品点数の増え
ることが防止されて、その構成が複雑になることが防止
される。
更に、上記ワンウェイクラッチに並設されて上記クラ
ンクシャフトに遊転自在に支承される歯車を設け、上記
スタータモータからの動力を上記歯車に伝達する中間歯
車を上記クランクケースとサイドカバーとに架設された
支軸に支承させ、上記ワンウェイクラッチが上記スター
タモータからの動力を上記中間歯車と歯車とを介し上記
クランクシャフトに伝達するようにし、上記サイドカバ
ー内に収容された、上記トーショナルダンパの外径寸法
を上記歯車の外径寸法にほぼ等しくしてあり、このた
め、次の効果がある。
即ち、上記歯車は、クランキング時にスタータモータ
の動力を十分に減速してクランクシャフトに伝達させる
上で、通常、外径寸法が大きいものである。このため、
上記したように、トーショナルダンパの外径寸法を上記
歯車の外径寸法にほぼ等しくすると、上記トーショナル
ダンパの外周部側を構成する錘の外径寸法が十分大きく
なり、つまり、この錘はその慣性力が十分大きくなっ
て、上記クランクシャフトに振動が生じようとすること
を、より効果的に抑制する。
また、上記したように歯車と、トーショナルダンパと
は外径寸法がほぼ等しいため、これら歯車とトーショナ
ルダンパとを覆う上記サイドカバーの形状はほぼ円筒状
にできるなど、このサイドカバーの形状を、段差のない
より単純なものにできる。
ところで、上記サイドカバーは、前記のように支軸を
介して中間歯車を支承するものであり、また、上記した
ように外径寸法の大きいトーショナルダンパを覆うもの
であって、形状が大きくなりがちであり、このため、そ
の各部の強度が低下しがちである。
そこで、本発明では、上記サイドカバーの内面に突起
を一体成形することにより、上記サイドカバーの強度低
下を補填している。つまり、上記した中間歯車の支承
や、クランクシャフトの振動の抑制が、強度上支承なく
達成される。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図〜第3図は第1実
施例で、第1図は第2図のI−I線矢視断面図、第2図
は自動二輪車の全体側面図、第3図は第1図の部分拡大
図、第4図は第2実施例で第1図に相当する図の部分図
である。 1……自動二輪車、8……エンジン、19……クランクケ
ース、24……サイドカバー、26……クランクシャフト、
27……駆動歯車(出力部)、32……歯車、33……ワンウ
ェイクラッチ、34……ボルト(締結具)、35……支軸、
36……スタータモータ、37……中間歯車、38……発電
機、46……トーショナルダンパ、48……錘、50……突
起。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクケースにクランクシャフトをその
    軸心回りに回転自在となるよう支承させ、このクランク
    シャフトの一端部側に、このクランクシャフトから他機
    に向って動力を出力する出力部を設け、上記クランクシ
    ャフトの他端部を上記クランクケースの外方に突出させ
    ると共に、上記クランクシャフトの他端部を覆うサイド
    カバーを上記クランクケースに取り付け、上記クランク
    シャフトの他端部に外嵌されると共に同上クランクシャ
    フトの他端部に締結具により固着されるワンウェイクラ
    ッチを設け、このワンウェイクラッチを介してスタータ
    モータからの動力を上記クランクシャフトの他端部に伝
    達するようにし、同上クランクシャフトの一端部にこの
    クランクシャフトの回転で発電をする発電機を取り付け
    た自動二輪車の駆動装置において、 上記サイドカバー内でクランクシャフトと同軸上にトー
    ショナルダンパを設け、このトーショナルダンパを上記
    ワンウェイクラッチに外嵌させ、この状態で、同上トー
    ショナルダンパを上記締結具により、上記クランクシャ
    フトに固着させ、 上記ワンウェイクラッチに並設されて上記クランクシャ
    フトに遊転自在に支承される歯車を設け、上記スタータ
    モータからの動力を上記歯車に伝達する中間歯車を上記
    クランクケースとサイドカバーとに架設された支軸に支
    承させ、上記ワンウェイクラッチが上記スタータモータ
    からの動力を上記中間歯車と歯車とを介し上記クランク
    シャフトに伝達するようにし、上記トーショナルダンパ
    の外径寸法を上記歯車の外径寸法にほぼ等しくし、上記
    サイドカバーの内面に突起を一体成形したことを特徴と
    する自動二輪車の振動減衰装置。
JP62154904A 1987-06-22 1987-06-22 自動二輪車の振動減衰装置 Expired - Fee Related JP2616777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62154904A JP2616777B2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 自動二輪車の振動減衰装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62154904A JP2616777B2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 自動二輪車の振動減衰装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPH011685A JPH011685A (ja) 1989-01-06
JPS641685A JPS641685A (en) 1989-01-06
JP2616777B2 true JP2616777B2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=15594501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62154904A Expired - Fee Related JP2616777B2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 自動二輪車の振動減衰装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2616777B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11326668B1 (en) * 2020-10-19 2022-05-10 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Dual clutch transmission-equipped power unit

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131420A (ja) * 1974-09-10 1976-03-17 Honda Motor Co Ltd Enjinniokerukuratsuchi oyobi hatsudenkinokudosochi
JPS6050604B2 (ja) * 1978-02-07 1985-11-09 スズキ株式会社 遠心クラツチ付きオ−トバイの安全装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11326668B1 (en) * 2020-10-19 2022-05-10 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Dual clutch transmission-equipped power unit

Also Published As

Publication number Publication date
JPS641685A (en) 1989-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000516326A (ja) 自動車等のパワートレインにおける電気機械及びその運転方法
JP4667090B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動ユニット、ハイブリッド車両及び二輪車
JPH0747984B2 (ja) 動力伝達装置のカバー構造
US11383592B2 (en) Mounting structure for drive device in series hybrid vehicle
JP2616777B2 (ja) 自動二輪車の振動減衰装置
JP3131161B2 (ja) エンジンに装着された発電機
JP5036330B2 (ja) 鞍乗型車両
JPH011685A (ja) 自動二輪車の振動減衰装置
JPH059556Y2 (ja)
JP2001132725A (ja) プロペラシャフトのダイナミックダンパ構造
JPH11311297A (ja) 内燃機関の振動低減装置
CN117044085A (zh) 发电电动机和包括该发电电动机的发电装置、移动体
JP3002619U (ja) 内燃機関用フライホイール磁石回転子
JP2004316882A (ja) アイソレーション・ダンパプーリ
JP3572449B2 (ja) 内燃機関の振動低減装置
JPH0444915Y2 (ja)
JP7346515B2 (ja) 内燃機関のacgカバー
JPS62233422A (ja) エンジン駆動式発電機
JP2024082473A (ja) ハイブリッド駆動装置の懸架構造
JP3721792B2 (ja) ハイブリッド車両のエンジン補機駆動装置
JPH11325187A (ja) 内燃機関の振動低減装置
JPH0697059B2 (ja) エンジン・トランスミツシヨン系の振動低減装置
JPH11190397A (ja) エンジンのロール振動低減装置
JPS60236887A (ja) 自動二輪車の防音装置
JPH0821487A (ja) ダンパ付きフライホイールマグネット

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees