JPH011685A - 自動二輪車の振動減衰装置 - Google Patents

自動二輪車の振動減衰装置

Info

Publication number
JPH011685A
JPH011685A JP62-154904A JP15490487A JPH011685A JP H011685 A JPH011685 A JP H011685A JP 15490487 A JP15490487 A JP 15490487A JP H011685 A JPH011685 A JP H011685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
way clutch
torsional damper
torsional
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62-154904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2616777B2 (ja
JPS641685A (en
Inventor
健 伊藤
秀年 影山
Original Assignee
ヤマハ発動機株式会社
Filing date
Publication date
Application filed by ヤマハ発動機株式会社 filed Critical ヤマハ発動機株式会社
Priority to JP62154904A priority Critical patent/JP2616777B2/ja
Priority claimed from JP62154904A external-priority patent/JP2616777B2/ja
Publication of JPH011685A publication Critical patent/JPH011685A/ja
Publication of JPS641685A publication Critical patent/JPS641685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2616777B2 publication Critical patent/JP2616777B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、クランクシャフトにねじり振動の生じるこ
とを防止するようにした自動二輪車の振動減衰装置に関
する。
(従来の技術) 自動二輪車では、周知のようにエンジンからトランスミ
ッションを介し後輪に動力を伝達して車両を走行させる
ようにしている。この場合1例えば、実公昭56−32
62号公報で示すように。
クランクシャフトが各コンロッドから入力する位置と、
同上クランクシャフトがトランスミッションに向って動
力を出力する位置とはこのクランクシャフトの軸方向で
ずれているため、エンジンが後輪に動力を伝達するとき
には、クランクシャフトにはねじり力が繰り返し作用し
て、ねじり変形が生じることとなる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記のようにクランクシャフトがねじり変形
を生じると、これに伴いこのクランクシャフトに軸心回
りの振動が生じることがあり、このような振動はクラン
クシャフトの寿命低下となる等好ましくない。
そこで、従来では、上記のようなねじり変形の生じるこ
とを抑制するため、クランクシャフトの直径寸法を大き
くして上記クランクシャフトのねじり剛性を十分なもの
としているが、このようにすると、クランクシャフトが
大きくなってエンジンの出力が低下する等の不都合があ
る。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、クランクシャフトの直径をある程度小さくしても、
このクランクシャフトに振動が生じないようにし1かつ
、この振動の防止が簡単な構成でできるようにすること
を目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、クランクシャフトと同軸上にトーショナルダンパを
設け、クランクシャフトに取り付けであるワンウェイク
ラッチと発電機のいずれかに上記トーショナルダンパを
支持させた点にある。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
(第1実施例) 第1図と第2図は第1実施例を示している。
第2図において、1は自動二輪車で、その車体フレーム
2の前端はフロントフォーク3により前輪4を支承し、
一方、上記車体フレーム2の後端はリヤアーム6により
後輪7を支承している。
また、上記車体フレーム2はエンジン8を支持しており
、このエンジン8から動力を与えられるトランスミッシ
ョン9が設けられ、このトランスミッション9の出力軸
10には駆動鎖車11が取り付けられている。また、上
記後輪7には従動鎖車12が取り付けられており、これ
ら駆動鎖車11と従動鎖車12に伝動チェーン13が巻
き掛けられている。
従って、エンジン8の動力が出力軸10に伝達されると
、駆動鎖車ll→伝動チェーン13→従動鎖車12と順
次動力が伝達されて車両が走行することとなる。
その他、15は燃料タンク、16はシートである。
第1図において、エンジン8は4つのシリンダ18を車
幅方向に並べた多気筒エンジンであり、上記シリンダ1
8の下部にはクランクケース19が連設されている。こ
のクランクケース19はクランク室20と、このクラン
ク室20を左右から挟むように位置する左室21と右室
22とを有し、これら左室21と右室22とはそれぞれ
サイド力八−24,25の取り外しで車外に開放される
ようになっている。
上記クランク室20はクランクシャフト26を支承して
おり、このクランクシャフト26は車幅方向に延び、こ
のクランクシャフト26の右側部には駆動歯車27が取
り付けられている。一方、前記トランスミッション9は
変速歯車手段29と、この変速歯車手段29と上記駆動
歯車27との間に介在するクラッチ30を有し、このク
ラッチ30の駆動側に設けた従動歯車31と上記駆動歯
車27とが噛み合っている。
従って、エンジン8を駆動させ、クラッチ30を接続動
作させた場合には、クランクシャフト26→駆動歯車2
7→従動歯車31→クラッチ30→変速歯車手段29→
駆動鎖車11と、順次、動力が伝達される。
また、上記エンジン8に対し、始動装置が設けられてい
る。これについて説明すると、上記クランクシャフト2
6の左端は左室21内に突出しており、この突出端に歯
車32が遊転するように取り付けられている。また、上
記クランクシャフト26の突出端と上記歯車32との間
にはワンウェイクラッチ33が介在しており、このワン
ウェイクラッチ33はクランクシャフト26の突出端に
ポルト34によりねじ止めされている。
一方、36はスタータモータで、このスタータモータ3
6は歯車手段37、上記歯車32およびワンウェイクラ
ッチ33を介してクランクシャフト26に連結されてい
る。従って、スタータモータ36を駆動させれば、この
スタータモータ36の動力はクランクシャフト26に伝
達され、即ち、クランキングが行われる。上記の場合、
ワンウェイクラッチ33はクランクシャフト26からス
タータモータ36へ向う動力伝達を切断するようになっ
ており、このため、上記クランキングによりエンジン8
の駆動が開始された後には、クランクシャフト26がス
タータモータ36を駆動させることはない。
上記クランクシャフト26の右端は右室22内に突出し
ており、ここに発電機38が取り付けられている。この
発電y138はエンジン8の点火用や、八ツテリへの充
電等に用いられる。この発電機38は椀状のロータ39
を有し、このロータ39はクランクシャフト26の突出
端にポルト40によりねじ11二めされ、このロータ3
9の内周面には永久磁石42が設けられている。同上発
電機38は上記ロータ39に対応するステータ43を有
し、このステータ43はサイドカバー25に一体成形さ
れている。そして、このステータ43が発電コイル44
を支持している。従って、クランクシャフト26と共に
ロータ39が回転し、これに伴って永久磁石42が回転
すれば、上記発電コイル44に誘起電圧が生じて発電が
行われる。
上記構成において、クランクシャフト26と同軸上でこ
のクランクシャフト26の左端にトーショナルダンパ4
6が設けられる。このトーク」ナルダンパ46は椀状を
したブラケット47と、このブラケット47に外嵌され
る筒状の錘48と、これらブラケット47の外周面とi
!48との間に介在してこれら両者を接着するゴム等の
筒状弾性体49とで構成されている。そして、上記ブラ
ケット47は前記したポルト34によりワンウェイクラ
ッチ33にねじ止めされている。即ち、トーショナルダ
ンパ46はワンウェイクラッチ33を挟んでクランクシ
ャフト26にねじ止めされ、よって、このクランクシャ
フト26と共に回転する。
上記トーショナルダンパ46はクランクシャフト26と
は固有振動数の異なるものである。従って、エンジン8
の駆動によりクランクシャフト26が回転してこのクラ
ンクシャフト26にねじり変形が生じ、これに伴い、こ
のクランクシャフト26に軸心回りの振動が生じようと
するときには、このクランクシャフト26の振動はトー
ショナルダンパ46により減衰させられる。
この実施例によれば、クランクシャフト26にワンウェ
イクラッチ33をねじ止めするためのポルト34を利用
してトーショナルダンパ46をクランクシャフト26に
ねじ止めしているため、トーショナルダンパ46の支持
は簡単な構成でなされる。また、通常、クランクシャフ
ト26の左端に設けたワンウェイクラッチ33に比較し
て、クランクシャフト26の右端に設けた発電機38は
重いものである。この点に着目して、この実施例ではワ
ンウェイクラッチ33側にトーショナルダンパ46を設
けたため、左右の重量バランスが良好になるという利点
がある。
第3図から第5図はこの発明の第2実施例から第4実施
例を示している。これらはいずれも上記第1実施例の構
成とほぼ同じであるため、異なる構成についてのみ説明
する。
(第2実施例) 第3図は第2実施例を示している。
この実施例では、トーショナルダンパ46はワンウェイ
クラッチ33の外周面に支持されている。即ち、ワンウ
ェイクラッチ33の外周面に錘48が外嵌されており、
この錘48は弾性体49によりワンウェイクラッチ33
の外周面に接着されている。
一方、上記右室22にはピックアップコイル51が設け
られており、クランクシャフト26の回転に伴うロータ
39の回転で、このロータ39の外周面に形成した突起
52がピックアップコイル51に対応したときにはピッ
クアップコイル51が信号用電圧を発生し、これにより
、エンジン8の点火時期が定められるようになっている
この実施例によれば、第1実施例で示したブラケット4
7がワンウェイクラッチ33により構成されているため
、その分トーショナルダンパ46の構成が簡単となる。
また、トーショナルダンパ46はワンウェイクラッチ3
3の外周面側に設けたため、トーショナルダンパ46を
設けたために車幅寸法が大きくなるという弊害の生じる
ことば防止される。
(第3実施例) 第4図は第3実施例を示している。
この実施例では、トーショナルダンパ46は発電機38
に形成されている。即ち、ロータ39の内周面と永久磁
石42との間に弾性体49が介在しており、つまり、第
1実施例で示したブラケット47はロータ39により構
成され、かつ、同上第1実施例で示した錘48は永久磁
石42により構成されている。従って、トーショナルダ
ンパ46の構成は更に簡単となる。また、発電機38内
には潤滑油が存在しないため、このような潤滑油による
弾性体49の劣化は確実に抑制される。
(第4実施例) 第5図は第4実施例を示している。
この実施例では、ロータ39の外周面に錘48が外嵌さ
れており、これらロータ39と錘48との間に弾性体4
9が介在している。また、51はピックアップコイルで
、これに対応して錘48の外周面に突起52が形成され
ている。従って、第1実施例で示したブラケット47は
ロータ39により構成されることとなり、よって、その
分トーショナルダンパ46の構成は簡単となる。また、
上記第3実施例と同様に弾性体49の劣化も抑制される
(発明の効果) この発明によれば、クランクシャフトと同軸上にトーシ
ョナルダンパを設けたため、クランクシャフトが回転し
てこのクランクシャフトにねじり変形が生じ、これに伴
い、このクランクシャフトに軸心回りの振動が生じよう
とするときには、このクランクシャフトの振動はトーシ
ョナルダンパにより直ちに減衰させられる。よって、ク
ランクシャフトの直径をある程度小さくシ、このため、
ねじり変形が生じる場合でも、このクランクシャフトに
振動の生じることは防出される。
また、この発明では、クランクシャフトに取り付けであ
るワンウェイクラッチと発電機のいずれかに上記トーシ
ョナルダンパを支持させるようにしたため、トーショナ
ルダンパの支持がワンウェイクラッチや発電機を構成し
ている部品を適宜利用してなされることから、上記振動
の防止が簡単な構成でできることとなる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図と第2図は第1実
施例で、第1図は第2図のI−I線矢視断面図、第2図
は自動二輪車の全体側面図、第3図は第2実施例、第4
図は第3実施例、第5図は第4実施例でそれぞれ第1図
に相当する図の部分図である。 III・自動二輪車、26・Φクランクシャフト、33
・・ワンウェイクラッチ、36・・スタータモータ、3
8拳・発電機、46φ・トーショナルダンパ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、クランクシャフトの一端にワンウェイクラッチを設
    け、このワンウェイクラッチを通してスタータモータか
    ら上記クランクシャフトへのみ動力を伝達するようにし
    、同上クランクシャフトの他端にこのクランクシャフト
    の回転で発電をする発電機を設けた自動二輪車の駆動装
    置において、上記クランクシャフトと同軸上にトーショ
    ナルダンパを設け、このトーショナルダンパを上記ワン
    ウェイクラッチと発電機のいずれかに支持させたことを
    特徴とする自動二輪車の振動減衰装置。
JP62154904A 1987-06-22 1987-06-22 自動二輪車の振動減衰装置 Expired - Fee Related JP2616777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62154904A JP2616777B2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 自動二輪車の振動減衰装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62154904A JP2616777B2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 自動二輪車の振動減衰装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPH011685A true JPH011685A (ja) 1989-01-06
JPS641685A JPS641685A (en) 1989-01-06
JP2616777B2 JP2616777B2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=15594501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62154904A Expired - Fee Related JP2616777B2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 自動二輪車の振動減衰装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2616777B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11326668B1 (en) * 2020-10-19 2022-05-10 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Dual clutch transmission-equipped power unit

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131420A (ja) * 1974-09-10 1976-03-17 Honda Motor Co Ltd Enjinniokerukuratsuchi oyobi hatsudenkinokudosochi
JPS6050604B2 (ja) * 1978-02-07 1985-11-09 スズキ株式会社 遠心クラツチ付きオ−トバイの安全装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6158543A (en) Motorcycle with hybrid drive system
JP2000516326A (ja) 自動車等のパワートレインにおける電気機械及びその運転方法
JP6870545B2 (ja) ハイブリッド車両
JPH0747984B2 (ja) 動力伝達装置のカバー構造
EP1012032A1 (en) Power unit arrangement structure for motorcycle
ES2168872A1 (es) Dispositivo amortiguador de oscilaciones de torsion para la amortiguacion de las oscilaciones de torsion en un sistema de transmision.
JP2000310134A (ja) 車両用始動兼発電装置
JPH011685A (ja) 自動二輪車の振動減衰装置
JP6658013B2 (ja) 回転変動低減装置
JP2013091422A (ja) 船舶用推進装置
JP2616777B2 (ja) 自動二輪車の振動減衰装置
JPH11113220A (ja) 内燃機関のトルク変動制御装置
JP3565312B2 (ja) 内燃機関の振動低減装置
JPH11311297A (ja) 内燃機関の振動低減装置
JPH059556Y2 (ja)
JPS62255534A (ja) 内燃機関のトルク変動抑制装置
JPH11303938A (ja) 内燃機関の振動低減装置
JPH0444915Y2 (ja)
JPH0348435Y2 (ja)
FR2877057A1 (fr) Moteur thermique a machine electrique integree au vilebrequin.
JP2526664B2 (ja) 自動車の動力伝達装置
JPS60236887A (ja) 自動二輪車の防音装置
JPH11190397A (ja) エンジンのロール振動低減装置
CN117044085A (zh) 发电电动机和包括该发电电动机的发电装置、移动体
JPS6047127B2 (ja) 内燃機関本体の支持構造