JP2616261B2 - インサート成形用端子及びこの端子を用いた樹脂製ケースの成形方法 - Google Patents

インサート成形用端子及びこの端子を用いた樹脂製ケースの成形方法

Info

Publication number
JP2616261B2
JP2616261B2 JP3031090A JP3109091A JP2616261B2 JP 2616261 B2 JP2616261 B2 JP 2616261B2 JP 3031090 A JP3031090 A JP 3031090A JP 3109091 A JP3109091 A JP 3109091A JP 2616261 B2 JP2616261 B2 JP 2616261B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
case
wall
molding
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3031090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04272671A (ja
Inventor
英雄 村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3031090A priority Critical patent/JP2616261B2/ja
Publication of JPH04272671A publication Critical patent/JPH04272671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2616261B2 publication Critical patent/JP2616261B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Details Of Resistors (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インサート成形用端
子、例えば電子部品において素子を保持し外部との電気
的な接続を図るために樹脂製ケースにインサート成形に
て固定される端子、及びこの端子を用いた樹脂製ケース
の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、ラダーフィルタ、容量内蔵
型発振子等の電子部品において、素子を保持し外部との
電気的な接続を図る端子は、樹脂製ケースに挿入固定さ
れるか、金型にインサートされた状態でケースの成形と
同時にケースに固定されていた。後者のインサート成形
にあっては、この種の端子には通常素子が接触ないしは
半田付けされる突起が形成されており、該突起の突出方
向と直交する方向に移動可能なように金型を分割するこ
とは困難であった。即ち、端子を被覆する金型に突起の
逃げ(空洞部)を設けると、成形時にこの空洞部へ溶融
した樹脂が流入し、他方、金型に流入阻止部を設ける
と、この流入阻止部が突起に引っ掛って型開きが不能と
なる。
【0003】一方、近年では電子部品の小型化の要求が
強く、ケースの壁部も薄くなり、ケースの壁部とそこに
インサートされた端子との密着性が低下し、耐湿性が問
題となっている。例えば、電子部品を半田付け後に洗浄
すると、端子と壁部の隙間からケースの内部に洗浄液が
流入する問題点を生じていた。本発明は、以上の問題点
に鑑みてなされたもので、その課題は、突起を有してい
てもケースにインサート成形が可能で、かつ、ケースの
壁部との密着性が良好なインサート成形用端子を提供す
ると共に、このような端子を用いた樹脂製ケースの成形
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係るインサート成形用端子は、樹脂
製ケースの壁部に埋め込まれる端子片の中間部分が、端
子片に形成された突起の突出方向に折り曲げられ、か
つ、前記ケースの壁部とほぼ平行に延在し、ケースの壁
部に埋め込まれる部分と、ケースの内壁部に突起側に露
出する部分とで構成されていることを特徴とする。
【0005】以上の構成からなる端子を用いて樹脂製ケ
ースを成形するに際しては、前記端子の突起形成部を被
覆する空洞部を有する金型の端部を前記中間部分に当接
させる。この当接によって金型の端部開口部分が端子の
中間部分によって塞がれ、成形時における溶融樹脂の流
入が阻止される。また、端子の中間部分はケースの壁部
とほぼ平行に延在しているため、中間部分と壁部とが広
い面積で接触し、密着性が良好である。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るインサート成形用端子及
びこの端子を用いた樹脂製ケースの成形方法の実施例を
添付図面に従って説明する。図1、図2に示すように、
インサート成形用端子1は突起形成部2と突起3,3と
中間折曲げ部4と外部接続部5と端部折曲げ部6とで構
成されている。この端子1は平面状に展開した状態で母
材から打ち抜かれ、同時に突起3,3も円形に形成され
る。その後、突起3,3が表裏面に突出するように突起
形成部2を折り返して互いに密着させ、中間折曲げ部4
と端部折曲げ部6とを90゜折り曲げる。突起形成部2
に対して、中間折曲げ部4と端部折曲げ部6は90゜の
角度を有し、外部接続部5は平行とされている。また、
中間折曲げ部4と端部折曲げ部6の高さは突起3,3の
高さT1よりは大きく、その幅は直径T2よりも大き
い。
【0007】以上の構成からなる端子1は、図2に示す
如く、一方に開口部15を有する樹脂製ケース10の壁
部12にインサート成形により折曲げ部4,6が埋め込
まれた状態で固定される。このとき、折曲げ部4,6は
一部分4a,6aがケース10の壁部12に埋め込ま
れ、一部分4b,6bがケース10の内壁部に突起3,
3側に露出することになる。ケース10内には図示しな
い圧電素子や他の端子が開口部15から挿入され、開口
部15をエポキシ等の樹脂で封止することにより、ラダ
ーフィルタ、容量内蔵型発振子等の電子部品が得られ
る。
【0008】ところで、ケース10の成形は図3に示す
金型21,22,23を使用して以下の方法で行なわれ
る。金型21,22,23はそれぞれ矢印A,B,C方
向に型開きするように3分割されている。なお、実際上
は金型21,22のいずれか一方は樹脂射出用のゲート
が形成され、固定型とされている。金型23のコア部2
4には突起形成部2を被覆する空洞部25が形成されて
いる。この空洞部25は突起3,3に引っ掛からない断
面形状を有し、幅方向には折曲げ部4,6よりも小さい
寸法とされている。型閉めによってコア部24の端部が
折曲げ部4,6に当接し、この状態で溶融樹脂が図示し
ないゲートからキャビティに充填される。コア部24の
端部が折曲げ部4,6に当接していることにより、溶融
樹脂が空洞部25へ流入することが阻止され、折曲げ部
4,6が壁部12に埋め込まれた端子1を備えたケース
10が得られる。
【0009】以上の実施例においては、端子1に突起
3,3が形成されていても金型23の移動が可能であ
る。さらには、コア部24の端部が端子1の折曲げ部
4,6に当接することにより溶融樹脂が空洞部25へ流
入することが阻止される。また、折曲げ部4,6はケー
ス10の壁部12と平行に位置し、壁部12との接触面
積が広く、密着性が良好となる。壁部12は電子部品の
小型化の要求のために薄くなる傾向にあるが、薄くても
端子1との密着性が良好となるため、耐湿性が向上し、
半田洗浄液等がケース10内へ侵入することを確実に防
止できる。
【0010】ところで、コア部24の端部と折曲げ部
4,6との当接面積は樹脂の流入を阻止できる必要最小
限であればよい。むしろ、当接面積を少なくして折曲げ
部4,6を覆う樹脂層12a,12b(図3参照)を広
く設定することが好ましい。この樹脂層12a,12b
はケース10に収容される図示しない他の部品が折曲げ
部4,6に接触することを防止する絶縁膜として機能す
る。
【0011】図4は他の実施例を示し、下側の突起3、
端部折曲げ部6を省略し、突起3を上側にのみ形成した
端子1を用いたものである。樹脂製ケース10の成形方
法は図3を参照して説明した方法と同様である。但し、
金型23のコア部24の端部及び空洞部25の形状は、
この端子1に合わせて変更されている。なお、本発明に
係る端子及び成形方法は前記実施例に限定するものでは
なく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
【0012】例えば、突起3や外部接続部5の位置、形
状は任意であり、また、金型の分割形式に関しては、前
記3分割形式に限定されるものでないことは勿論であ
る。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、樹脂製ケースの壁部に埋め込まれる端子片の中
間部分が端子片に形成された突起の突出方向に折り曲げ
られているため、端子の突起形成部を被覆する金型の端
部を前記中間部分に当接させることにより、この金型に
突起に引っ掛からない空洞部を形成して金型の型開きを
可能とすることができると共に、空洞部の樹脂の流入を
確実に阻止できる。また、端子の前記中間部分はケース
の壁部とほぼ平行に延在しているため、中間部分と壁部
との接触面積が広くなり、両者の密着性が向上し、耐湿
性に優れた電子部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインサート成形用端子の一実施例
を示す斜視図。
【図2】図1に示したインサート成形用端子を固定した
ケースの断面図。
【図3】ケースの成形方法の一実施例を示す断面図。
【図4】端子の他の例とその端子を用いたケースの成形
方法の変形例を示す断面図。
【符号の説明】
1…インサート成形用端子 2…突起形成部 3…突起 4…中間折曲げ部 5…外部接続部 6…端折曲げ部 10…ケース 12…壁部 21,22,23…金型 24…コア部 25…空洞部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03H 9/58 7301−4E H05K 5/06 E H05K 5/06 H01G 1/14 H

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子片の少なくとも片面に素子を保持す
    るための突起を形成し、端子片のほぼ中間部分が樹脂製
    ケースの壁部に埋め込まれるインサート成形用端子にお
    いて、 端子片の前記中間部分が、前記突起の突出方向に折り曲
    げられ、かつ、前記ケースの壁部とほぼ平行に延在し
    ケースの壁部に埋め込まれる部分と、ケースの内壁部に
    突起側に露出する部分とで構成されていること、 を特徴とするインサート成形用端子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインサート成形用端子の
    中間部分を樹脂製ケースの壁部にインサート成形にて固
    定する方法であって、 前記端子の突起形成部を被覆する空洞部を有する金型の
    端部を、前記中間部分に当接させること、 を特徴とする樹脂製ケースの成形方法。
JP3031090A 1991-02-26 1991-02-26 インサート成形用端子及びこの端子を用いた樹脂製ケースの成形方法 Expired - Fee Related JP2616261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3031090A JP2616261B2 (ja) 1991-02-26 1991-02-26 インサート成形用端子及びこの端子を用いた樹脂製ケースの成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3031090A JP2616261B2 (ja) 1991-02-26 1991-02-26 インサート成形用端子及びこの端子を用いた樹脂製ケースの成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04272671A JPH04272671A (ja) 1992-09-29
JP2616261B2 true JP2616261B2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=12321711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3031090A Expired - Fee Related JP2616261B2 (ja) 1991-02-26 1991-02-26 インサート成形用端子及びこの端子を用いた樹脂製ケースの成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2616261B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06310201A (ja) * 1993-04-20 1994-11-04 Yazaki Corp コネクタ用ハウジング及びその製造方法
JP2000138101A (ja) * 1998-10-29 2000-05-16 Murata Mfg Co Ltd 電子部品
EP1653772B1 (en) * 2003-08-06 2012-04-18 Murata Manufacturing Co., Ltd. Case with insert terminal and piezoelectric electroacoustic transducer using this case, process for manufacturing case with insert terminal
JP2016119274A (ja) * 2014-12-24 2016-06-30 矢崎総業株式会社 コネクタ製造方法及びコネクタ
WO2018159230A1 (ja) 2017-02-28 2018-09-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサの製造方法
DE102019126232A1 (de) * 2019-09-30 2021-04-01 Lisa Dräxlmaier GmbH Herstellen eines stromführenden fahrzeugbauteils
CN216741871U (zh) * 2021-12-09 2022-06-14 盾安汽车热管理科技有限公司 电子水泵及其热管理系统

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59136173U (ja) * 1983-03-02 1984-09-11 株式会社小糸製作所 コ−ドレス防水ソケツト
JPS60198076A (ja) * 1984-03-21 1985-10-07 松下電器産業株式会社 インサ−ト成形金型
JPS6293879A (ja) * 1985-10-19 1987-04-30 オムロン株式会社 電気機器の自立端子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04272671A (ja) 1992-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2616261B2 (ja) インサート成形用端子及びこの端子を用いた樹脂製ケースの成形方法
US4772761A (en) Sealed electrical components and method of making same
US5274529A (en) Electronic device with molded case
US5272595A (en) Terminal structure for an electronic device
US4949221A (en) Encased electronic component
JPH03254917A (ja) インサート成形方法及びインサート成形用端子
JPH06125236A (ja) Lcフィルタ
JP4218912B2 (ja) 電子部品
EP0446489B1 (en) Electronic device and terminal to be provided therefor
JP4213820B2 (ja) 電子部品
JP4213819B2 (ja) 電子部品
JP3688635B2 (ja) 基板内蔵の電子部品用ケース
US5821672A (en) Surface mounting type electronic device
JP2574605Y2 (ja) 複合半導体装置
JPH03254084A (ja) インサート成形用端子及び該端子を用いた樹脂製ケースの成形方法
JPH069476Y2 (ja) チップ状電子部品
JPH0735342Y2 (ja) プリント基板用ソケット
JP2636679B2 (ja) 面実装部品
JP3485785B2 (ja) チップ形タンタル固体電解コンデンサ
JPS6021550A (ja) チツプ部品
JPH0128602Y2 (ja)
JP4213818B2 (ja) 電子部品
JP3660151B2 (ja) スライド型可変抵抗器の取付構造
JPS62272516A (ja) ヒユ−ズ付きチツプ型固体電解コンデンサ
JP2000200712A (ja) 電子部品及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees