JP2614889B2 - バインダー繊維用組成物 - Google Patents

バインダー繊維用組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はバイダー繊維用組成物に関するものであり、
更に詳しくは、ポリエチレンテレフタレート(以下、PE
Tと称することがある)をはじめとする芳香族ポリエス
テル繊維と天然セルロース繊維(以下、天然パルプと称
することがある)とを混抄した場合に強度の大きい湿式
不織布を得られるバインダー繊維用組成物に関する。
(従来技術) 従来から、湿式不織布を構成する主繊維成分として、
天然パルプから成る不織布に補強材として合成繊維、例
えばポリエステル,ポリアミド,ポリスチレン等の合成
短繊維を混入する試みがなされている。これらの合成繊
維は、繊維としての物理特性が天然パルプに比べて優れ
ているので、得られる紙は優れた機能を発揮することが
できる。特に、PETをはじめとする芳香族ポリエステル
繊維はその優れた性質のために、上記の目的に好適であ
る。
この様な天然パルプ混抄湿式不織布の製造法として
は、天然パルプ,合成短繊維,及びバインダー繊維を水
中に適当な割合で分散させ、抄紙した後に湿潤状態で11
0℃前後の熱ロールに通して繊維同志を相互に接着させ
つつ加熱乾燥させるというプロセスが一般に採用されて
いる。
しかしながら、上記の合成繊維、特にPETをはじめと
する芳香族ポリエステル繊維は疎水性であるため、通常
バインダー繊維として用いられるポリビニルアルコール
繊維等との親和性が低く、接着力が小さいので不織布と
なした場合の強力が十分に発揮されない。
この点を改良すべく、本発明者等は、先に、特願昭62
−55250号明細書において、酸成分の20〜10モル%が金
属スルホネート基を有する化合物(以下、CD化合物と称
することがある)で構成されている共重合ポリエステル
から成るバインダー繊維を提案した。
確かに、かかるバインダー繊維は、ポリビニルアルコ
ール(PVA)から成るバインダー繊維と同様水溶性であ
り、しかもPET繊維等の合成繊維に対してPVA繊維よりも
親和性が向上するため、得られる紙の強度を向上するこ
とができる。
唯、前記水溶性ポリエステルから成るバインダー繊維
を用いて得られる紙の強度も充分に満足し得る水準に達
していないことが判明した。
(発明の目的) 本発明の目的は、PETをはじめとする芳香族ポリエス
テル繊維と天然パルプとを混抄した場合に充分に強度の
大きな湿式不織布が得られるバインダー繊維用組成物を
提供することにある。
(構成) 本発明者等は、先に提案したバインダー繊維の欠点は
繊維を形成するCD化合物が共重合されている水溶性ポリ
エステルの溶融粘度が極めて高く流動性が乏しいことに
あると考えた。
つまり、一般的に、CD化合物が共重合されているポリ
エステルの溶融粘度は同一の固有粘度[η]のPETの比
較して高くなり、特にポリエステルが水溶性を呈するほ
どにCD化合物を大量に共重合せしめて得られる共重合ポ
リエステルの溶融粘度は極めて高いものになる。このた
め、かかる水溶性ポリエステルから成るバインダー繊維
を用いて湿式不織布を製造する際に、その抄紙後の熱処
理工程、特に乾燥状態での熱処理時に溶融ポリマーの流
動性が極めて劣る結果、得られる不織布における主繊維
同志の接着が点接着になっているために強度が向上しな
いものと推定した。
本発明者等は、かかる推定に基き種々検討した結果、
前記のCD化合物を共重合せしめた水溶性ポリエステルに
低融点のポリオレフィンを配合することによって溶融粘
度が低下し、高強度の湿式不織布が得られることを見い
出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、酸成分の10〜20モル%が金属スルホ
ネート基を有する化合物で構成される共重合ポリエステ
ル(A)と融点110℃以下のポリオレフィン(B)とが3
0:70〜70:30の比率で配合されていることを特徴とする
バインダー繊維用組成物である。
本発明の組成物は、CD化合物が共重合され水溶性であ
る共重合ポリエステル(A)と低融点ポリオレフィン
(B)とが配合されているものである。
このような本発明の組成物は、CD化合物が大量に共重
合されている共重合ポリエステル(A)が配合されてい
るにもかかわらず、その溶融粘度が低下し流動性が向上
するため、溶融紡糸時の紡糸性の向上は勿論のこと、得
られる不織布の強度も向上できる。
かかる共重合ポリエステル(A)は、主たる酸成分が
テレフタル酸成分である共重合ポリエステルを対象とす
るが、その際酸成分の10〜20モル%がCD化合物で構成さ
れていることが大切である。
ここで、CD化合物の共重合量が酸成分に対して10モル
%未満である場合には、共重合ポリエステル(A)の親
水性が不充分となり、共重合量が20モル%を越える場合
には、溶融防止等の際に熱分解等を起し易くなる。
共重合ポリエステル(A)を構成するCD化合物として
は、下記一般式で表わされる5−スルホイソフタル酸の
金属塩が好ましい。
上記一般式で表わされる化合物としては、5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸,5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸ジメチル,ビス(2−ヒドロキシエチル)5−ナト
リウムスルホイソフタレート,ビス(4−ヒドロキシブ
チル)5−ナトリウムスルホイソフタレート等を挙げる
ことができる。
また、共重合ポリエステル(A)を構成するジオール
成分は、ジオール成分の80〜90モル%がエチレングリコ
ール,20〜10モル%がジエチレングリコール(DEG)であ
ることが好ましい。
ここで、DEGの共重合量が10モル%未満の場合には、
共重合ポリエステル(A)の融点低下が少ないため、湿
式不織布製造時に一般に採用される熱処理温度では、得
られる不織布強度の向上が少なくなる傾向がある。他
方、DEGの共重合量が20モル%を越える場合には、共重
合ポリエステル(A)の非晶化が進み過ぎて極めて低い
温度から軟化するため、製糸段階及び不織布製造段階に
おける取り扱い性が低下する傾向がある。
更に、共重合ポリエステル(A)には、分子量600〜3
000のポリアルキレングリコールが全ジオール成分に対
して5モル%以下共重合されていることが、共重合ポリ
エステル(A)の流動性を向上するうえで好ましい。か
かるポリアルキレングリコールの分子量が600未満であ
れば、共重合ポリエステル(A)の流動性向上の効果が
少くなる傾向があり、分子量が3000を越えると共重合さ
れ難くなる傾向がある。
この様な共重合ポリエステル(A)と併用する低融点
ポリオレフィン(B)としては、融点が110℃以下のポ
リオレフィンであることが大切である。
ここで、融点が110℃を越えるポリオレフィンでは、
湿式不織布製造時に一般的に採用されている温度で充分
に溶融せず、得られる不織布の強度を向上することがで
きない。
かかるポリオレフィン(B)としては、ポリエチレ
ン,ポリプロピレン等を使用でき、特に高圧法ポリエチ
レンが好ましく、酢酸ビニル,アクリル酸等のモノマー
が少量共重合されていてもよい。
本発明においては、前述した共重合ポリエステル
(A)とポリオレフィン(B)との配合比率が30:70〜7
0:30であることが大切である。
配合比率が前記範囲を外れる場合は、いずれも高強度
の湿式不織布を得ることができない。
以上、述べてきた本発明のバインダー繊維用組成物を
得るためには、共重合ポリエステル(A)とポリオレフ
ィン(B)とを溶融紡糸時に配合してもよいが、共重合
ポリエステル(A)の重縮合反応を、所定量の低融点ポ
リオレフィン(B)の存在下で行なうことが好ましい。
特に、後者の製造法によれば、共重合ポリエステル
(A)を単独で重縮合反応せしめた場合には得ることが
できない固有粘度[η]0.6〜0.7のものを得ることがで
きる。
この様な高[η]の共重合ポリエステル(A)は、従
来、溶融粘度が極めて高く通常の方法では溶融紡糸でき
ないが、本発明の組成物ではポリオレフィン(B)の存
在によって溶融粘度が低下するため、通常採用されてい
る溶融紡糸法によって紡糸できる。
勿論、通常の溶融紡糸ができる[η]が0.4程度の共
重合ポリエステル(A)においても、ポリオレフィン
(B)を溶融紡糸時に配合することによって溶融粘度を
大巾に低下することができ、それだけ溶融紡糸性を向上
することができる。
この様にして得られる組成物がらバインダー繊維を得
るには、通常のバインダー繊維の製糸において採用され
ている条件を採用できる。
尚、本発明の組成物中には、重合触媒,艶消剤,制電
剤,導電剤,染料,顔料等が含まれていてもよい。
(作用) 本発明の組成物によれば、溶融粘度の高いCD化合物が
大量に共重合されている共重合ポリエステル(A)をポ
リオレフィン(B)の存在によって溶融粘度を低下させ
ることができ、それだけ溶融紡糸性を向上させることが
できる。
特に、ポリオレフィン(B)の存在下で重縮合反応せ
しめて得られる共重合ポリエステル(A)は、従来、単
独では工業的に達成することができない高[η]とする
ことができ、かかる高[η]の共重合ポリエステル
(A)であっても、通常の溶融紡糸法で紡糸してバイン
ダー繊維とすることができる。
そして、このバインダー繊維には、高[η]の共重合
ポリエステルが配合されているため、高強度の不織布を
得ることができる。
また、本発明の組成物を用いて得られるバインダー繊
維によれば、天然パルプ,PET短繊維等と共に水中に分散
させ抄紙した後、得られる不織布を湿潤状態で熱ロール
に通すと、先ず共重合ポリエステル(A)が水に溶解さ
れて天然パルプ等の構成繊維と接着し、引続き不織布が
熱ロール通過中にその含有水分が蒸発して乾燥状態にな
ると、共重合ポリエステル(A)及びポリオレフィン
(B)が溶融して構成繊維と線状又は面状に接着するこ
とができる。
しかも、天然パルプ等の親水性繊維との接着力は共重
合ポリエステル(A)>ポリオレフィン(B)であり、
PET繊維等の疎水性繊維との接着力は共重合ポリエステ
ル(A)<ポリオレフィン(B)であるため、得られる
不織布の強度を一層向上することができる。
(発明の効果) 本発明のバインダー繊維用組成物によれば、高強度の
紙を得ることができ、その工業的意義は大きい。
(実施例) 実施例を挙げて本発明を更に詳述する。
実施例中の部はすべて重量部であり、使用する略号は
下記のものである。
DMT:テレフタル酸ジメチル CD:5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル EG:エチレングリコール DEG:ジエチレングリコール 実施例1 (1)バインダーポリマーの製造 DMT 873部,CD 148部,EG 558部,DEG 106部,及びエス
テル交換触媒として酢酸マンガン0.25部を撹拌機,精留
塔及びメタノール留出コンデンサーを設けた反応器に仕
込み、140℃から230℃に加熱しつつ生成するメタノール
を系外に留出せしめながらエステル交換反応せしめた。
反応開始後3時間で内温は230℃に達し、320部のメタノ
ールが留出した。ここで安定剤としてトリメチルホスフ
ェート0.21部を加え、更に重縮合触媒として三酸化アン
チモン0.44部を添加した。次いで、撹拌機及びグリコー
ル留出コンデンサーを設けた反応器に、高圧法ポリエチ
レン(融点109℃)400部を投入し230℃に加熱して完全
に溶融せしめた後、前記のエステル交換反応生成物を移
し230℃から285℃に徐々に昇温すると共に常圧から1mmH
gの高真空に圧力を下げなから重縮合反応せしめ、得ら
れたポリマーをペレット化した。全重縮合反応時間は3
時間30分であった。ペレットの一部をキシレンと加熱す
ることによってポリエチレンを除去し、共重合ポリエス
テルの固有粘度[η]をオルソクロルフェノール溶媒中
30℃で測定したところ、0.650であった。
(2)不織布の製造 上記(1)で得られたポリマーを単糸繊度5デニー
ル,繊維長5mmの短繊維(バインダー繊維)となした。
別に[η]0.640のポリエチレンテレフタレートを単糸
繊度0.6デニール,繊維長5mmの短繊維となし、前記バイ
ンダー繊維10部,PET短繊維30部,天然パルプ60部の割合
で混ぜ、繊維濃度が0.03重量%となるように水中に分散
させ熊谷理機工業(株)製角型シートマシンで50g/m2
ハンド抄紙した。次いで、この不織布を120℃にコント
ロールされた乾燥機(熊谷理機工業(株)製,K.R.K.型
回転乾燥機)へ湿潤状態で供給し、乾燥及び熱処理を同
時に行ないJIS P−8113に従って引張強力,引張伸度及
び裂断長を測定した。結果を第1表に示す。
実施例2 (1)バインダーポリマーの製造 DMT 776部,CD 296部,EG 558部,DEG 106部,及びエス
テル交換触媒として酢酸マンガン0.25部を撹拌機,精留
塔及びメタノール留出コンデンサーを設けた反応機に仕
込み、140℃から230℃に加熱しつつ生成するメタノール
を系外に留出せしめながらエステル交換反応せしめた。
反応開始後3時間で内温は230℃に達し、320部のメタノ
ールが留出した。ここで安定剤としてトリメチルホスフ
ェート0.21部を加え、更に重縮合触媒として三酸化アン
チモン0.44部を添加した。次いで、撹拌機及びグリコー
ル留出コンデンサーを設けた反応器に、酢酸ビニル共重
合ポリエチレン(融点103℃)500部を投入し230℃に加
熱して完全に溶融せしめた後、前記のエステル交換反応
生成物を加え、230℃から285℃に徐々に昇温すると共に
常圧から1mmHgの高真空に圧力を下げながら重縮合反応
せしめ、得られたポリマーをペレット化した。重縮合反
応時間は3時間30分であった。
実施例1と同様にして測定した共重合ポリエステルの
[η]は0.643であった。
(2)不織布の製造 上記(1)で得られたポリマーを用いて実施例1と同
様に行なった。結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1において、ポリエチレンを存在させること無
く重縮合反応せしめた他は、実施例1と同様に行なっ
た。
重縮合反応開始から3時間を越えると急激に撹拌機の
動力が上昇してきたため、全縮合反応時間3時間10分で
重縮合反応を打ち切った。得られたポリマーと[η]は
0.411であった。
(2)不織布の製造 上記(1)で得られたポリマーを用いて実施例1と同
様に行なった。結果を第1表に示す。
比較例2 (1)バインダーポリマーの製造 実施例1と同様にして得られたペレットから、キシレ
ン抽出によってポリエチレンを除去し、洗浄・乾燥を行
なった。
(2)不織布の製造 上記(1)で得られたポリマーを用いて実施例1と同
様に行なった。結果を第1表に示す。
比較例3 (1)バインダーポリマーの製造 実施例1において、DMTを892.4部,CDを118.4部とする
ほかは実施例1と同様に行なった。ポリエチレンを除去
した後のポリエステルの[η]は0.662であった。
(2)不織布の製造 上記(1)で得られたポリマーを用いて実施例1と同
様に行なった。結果を第1表に示す。
比較例4 (1)バインダーポリマーの製造 ポリエチレンとエステル交換反応生成物との配合割合
を200部対800部とする以外は実施例1と同様に行なっ
た。ポリエチレンを除去した後のポリエステルの[η]
は0.464であった。
(2)不織布の製造 上記(1)で得られたポリマーを用いて実施例1と同
様に行なった。結果を第1表に示す。
比較例5 (1)バインダーポリマーの製造 ポリエチレンとエステル交換反応生成物との割合を、
800部対200部とする以外は実施例1と同様に行なった。
ポリエチレンを除去した後のポリエステルの[η]は0.
692であった。
(2)不織布の製造 上記(1)で得られたポリマーを用いて実施例1と同
様に行なった。結果を第1表に示す。
比較例6 バインダー繊維としてポリビニルアルコール繊維「ク
ラレビニロン VPB101」(単糸繊度1.3デニール,繊維
長4mm)10部を使用する以外は実施例1の(2)項と同
様に行なった。結果を第1表に示す。
比較例7 ポリオレフィンとして、融点135℃のポリエチレン400
部を使用する以外は実施例1と同様に行なった。結果を
第1表に示す。
第1表から明らかな様に、本発明の範囲にある実施例
1〜2の組成物によれば、高強度の不織布を得ることが
できる。
しかも、得られた不織布を顕微鏡観察したところ、構
成繊維同志は線状又は面状に接着していた。
他方、比較例1〜2の組成物は、ポリオレフィンが配
合されていないため、溶融粘度が高く流動性が乏しいも
のである。このため、得られる不織布の顕微鏡観察によ
れば、構成繊維は点接着状態にあるものが多く、低強度
のものであった。
また、CD成分の共重合比率が10モル%未満(比較例
3),ポリオレフィン(B)の配合比率が少量過ぎる場
合(比較例4)又は多過ぎる場合(比較例5),或いは
ポリオレフィン(B)の融点が110℃を越える場合(比
較例6)は、いずれも高強度の不織布を得ることができ
ない。
尚、比較例6は、従来汎用されてきたポリビニルアル
コール繊維をバインダー繊維に用いた例であり、本発明
の組成物から成るバインダー繊維を用いて得られる不織
布よりも低強度のものである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸成分の10〜20モル%が金属スルホネート
    基を有する化合物で構成される共重合ポリエステル
    (A)と融点110℃以下のポリオレフィン(B)とが30:
    70〜70:30の比率で配合されていることを特徴とするバ
    インダー繊維用組成物。
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