JP2614286B2 - ブッシング - Google Patents

ブッシング

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JP2614286B2
JP2614286B2 JP63255212A JP25521288A JP2614286B2 JP 2614286 B2 JP2614286 B2 JP 2614286B2 JP 63255212 A JP63255212 A JP 63255212A JP 25521288 A JP25521288 A JP 25521288A JP 2614286 B2 JP2614286 B2 JP 2614286B2
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JP
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flange
insulator
groove
bushing
gas
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康夫 真島
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、SF6ガス等の絶縁性ガスを充填したガス絶
縁開閉装置と屋外の主回路とを接続する際に用いるブッ
シングに関するものである。
(従来の技術) 近年、大都市やその周辺の変電所や開閉所では、遮断
器、変圧器、変流器、断路器等の電気機器を絶縁ガスを
封入しタンク内に収納し、各機器を立体配置し、敷地面
積の大幅な縮小化と信頼性の向上を計ったガス絶縁開閉
装置が広く使用されている。
この様なガス絶縁開閉装置においては、架空線との接
続にブッシングが用いられる。第7図は一般的なガス遮
断器に接続されたブッシングの配置構成を示す正面図で
ある。
即ち、ブッシング本体1の下部には下部シールド2が
配置され、その下部に碍管取付フランジであるスペース
フランジ3が設けられている。
一方、ブッシング本体1の下方には、ガス遮断器4が
横設され、その上部に形成された口出し部4a,4bに設け
られたフランジ部5と前記スペースフランジ3とがボル
ト等によって固定されている。前記下部シールド2はシ
ールド支え6により前記ブッシング本体1に取付けられ
ている。
ところで、従来ブッシング本体1とガス遮断器4の接
合部の構成は、第8図の断面図に示すように構成されて
いる。即ち、ブッシング本体1、その内部に導体7が配
設され、碍子8の下端部を碍管フランジ9内に挿入し、
この両者間に生ずる隙間にセメント10を充填して碍子8
の下端部が碍管フランジ9に強固に固定されている。さ
らに、碍管フランジ9の下面側にはブッシング本体1を
ガス遮断器4に接続するためのスペースフランジ3がこ
れに形成されているオーリング溝3aに収納されたオーリ
ング11を介して配設されている。そして、スペースフラ
ンジ3の周縁部には複数個のメネジ部12が等間隔に形成
され、一方、碍管フランジ9には、メネジ部12に対応す
る位置にボルト孔13が形成されており、両フランジ3,9
はボルト14によって締付け固定され、またこのボルト14
の締付け固定部のうち4ケ所に前記下部シールド2を支
えるシールド支え6が両フランジ3,9とともに締付け固
定されている。さらに、ガス遮断器4の口出し部4aに形
成されたフランジ5と前記スペースフランジ3とがオー
リング15を介してボルト16により締付固定されている。
また第9図(第8図のIX−IX線に沿って切断し矢印方
向に見た断面図)に示す様に碍管フランジ9の下端面に
は前記シールド支え6が配設されている4カ所の位置に
一致させて溝17がそれぞれ形成されている。
この溝17は、碍子8を碍管フランジ9に固定するため
に充填されるセメント10の周囲により侵入する雨水等を
スペースフランジ3のメネジ部12へ導きメネジ部12の隙
間から外部へ排出するために設けられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら以上述べた従来のブッシングには、次の
様な問題点があった。即ち、シールド支え6を碍管フラ
ンジ9の上に配置し、ボルト14に碍管フランジ9、スペ
ースフランジ3に締付固定しているので、ボルト14とシ
ールド支え6との隙間だけでなく、シールド支え6と碍
管フランジ9との隙間から雨水などが侵入する。このた
め、多量の雨水等がボルト穴13を通して下方に形成され
ている溝17内に侵入することがあった。そしてこの溝17
内に侵入した雨水等はスペースフランジ3に形成されて
いるオーリング溝3a内まで侵入する。
この理由は碍管フランジ9の下面の溝17に侵入した雨
水等を外部に積極的に排出する手段がなく、メネジ部12
とボルト14の隙間を通して自然に排出されるのを待つだ
けの構成であり、特にメネジ部12とボルト14の隙間が非
常に小さい場合には、水抜き効果をほとんど期待するこ
とはできないからである。
このように碍管フランジ9の下面の溝17に貯った雨水
等がオーリング溝3aまで侵入すると、オーリング11が当
接するシール面が腐蝕され、碍子とスペースフランジ3
との接合部の気密性が低下するので、ガス遮断器4の容
器内部に充填された絶縁ガスが外部に漏洩することがあ
り、絶縁性能が著しく低下し、ガス絶縁開閉装置の運転
に支障をきたすおそれがあった。
本発明は以上の欠点を除去するために提案されたもの
で、その目的は、ブッシング本体とガス絶縁開閉装置の
接合部における排水性を向上し、接合部の気密性を保持
して、優れた絶縁性能を長期間維持することのできる、
信頼性の高いブッシングを提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、碍子と碍管フラン
ジを固着したブッシング碍管と、SF6ガス等の絶縁ガス
を封入したガス絶縁開閉装置の容器に形成された碍管取
付フランジとを接合すると共に、この碍管取付フランジ
と前記碍子との接合面にオーリングを設け、前記碍管フ
ランジと前記碍管取付フランジに形成した貫通穴に、締
結部材を挿通し、この締結部材によって前記碍管フラン
ジと前記碍管取付フランジを連結し、前記碍管フランジ
の上面側にシールドを支えるためのシールド支えを前記
締結部材によって固定し、前記碍管フランジと前記碍管
取付フランジとの接合部に、前記碍子と前記碍管フラン
ジの固着部から侵入する雨水等を貯める溝を形成したも
のにおいて、 前記溝位置とシールド支えを固定する位置を一致させ
ず、かつ、前記溝と外部空間とを連通する連通路を形成
したことを特徴とするブッシングである。
(作用) 本発明は、碍管フランジの下端面に形成されている溝
位置とシールド支えを固定する位置を一致させず、か
つ、溝と外部空間を連通する連通路を形成したので、ブ
ッシング本体とガス絶縁開閉装置の接合部の溝に雨水等
が侵入することは少なく、また溝に雨水等が侵入した場
合でも連通路を介して外部空間に排出されることから、
オーリングが当接するシール面が腐蝕されず、従って碍
子とスペースフランジの接合部の気密性保持ができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
るが、ここでは第7図乃至第9図に示した従来例と同一
部分には同一符号を付し説明は省略し、従来例と異る部
分について説明する。
第1図および第2図は本発明によるブッシングの第1
の実施例の左側のみを示す半断面図であり、シールド支
え6のボルト14が貫通されている上面および下面に、ガ
スケット18、ボルト14とシールド支え6の隙間ならびに
ボルト14とスペースフランジ3の隙間を塞ぐのに十分な
大きさおよび材質のガスケット18,19がそれぞれ設けら
れている。そして、ガスケット18,19の外周部には金属
等でできているカバー20,21が設けられている。また、
第3図に示すようにシールド支え6の取付位置は、碍管
フランジ9の溝17をさけた位置に配設されている。さら
に、碍管フランジ9およびシールド支え6にはそれぞれ
締付部挿入穴例えばボルト挿入穴13が複数個等間隔に形
成され、スペースフランジ3にはメネジ部12が穿設され
ており、これらにはボルト14が挿入固定され、これによ
りシールド支え6と碍管フランジ9とスペースフランジ
3が一体に連結されている。また第2図および第4図に
示すごとく、スペースフランジ3には、碍管フランジ9
の下面に形成された溝17に対応する位置に外部空間と連
通する連通路例えば穴22が設けられている。
なお、この穴22はスペースフランジ3とガス遮断器4
のフランジ5とを接続して固定した後においても外部と
連通する位置に形成されている。
この様に構成された本発明の第1の実施例のブッシン
グでは碍管フランジ9のボルト挿入穴13とボルト14およ
びシールド支え6のボルト挿入穴13とボルト14との間の
隙間には、それぞれガスケット18,19が設けられている
のでシールド支え6の上面および碍管フランジ9の上面
側からの雨水等の侵入防止ができる。またシールド支え
6の取付位置は、碍管フランジ9下面に形成された溝17
に一致していないため、シールド支え6のボル挿入穴13
からの多量の雨水等が侵入したとしても、この雨水等が
溝17に直接流入しないため溝17に貯まる雨水等を穴22か
ら効率よく外部空間へ放出することができ、例え碍子8
と碍管フランジ9とを接合しているセメント10の周囲か
ら水が侵入したとしても碍管8と接合されるスペースフ
ランジ3の上面に形成されているオーリング溝3aまで侵
入することはほとんどない。
従って、碍子8とスペースフランジ3との間に設けら
れているオーリング11のシール面が腐蝕して、ガス絶縁
機器の内部に充填された前絶縁ガスが外部に漏洩するこ
とを防止でき、優れた絶縁性能を長期間にわたって維持
することができる。
第5図は本発明の第2の実施例の左側のみを示す断面
図であり、第1図においてはスペースフランジ3にメネ
ジ部12を設けてボルト14にて碍管フランジ9を締付固定
としたのである。ところが、第5図はスペースフランジ
22にボルト14が遊挿できるようにボルト挿入孔23を設
け、ボルト14の頭部側にカバー18付のガスケット18をは
めるとともに、ボルト14を碍管フランジ9のボルト挿入
穴13およびスペースフランジ3のボルト挿入穴23を挿通
してボルト14のスペースフランジ3より外部に突出する
先端部に、第6図のような溝24の付いた座金25を通して
ナット26で固定したものである。
このように構成したことにより、前述の第1の実施例
(第1図〜第4図)の穴22と同様に、ボルト挿入穴23と
座金25の溝24により溝17に侵入してくる雨水等の排出路
となる。従って、前述の実施例と同様な効果が得られ
る。
[発明の効果] 本発明によれば、ブッシング本体とガス絶縁開閉装置
の接合部における気密性と排水性を高めることができ、
これにより優れた絶縁性能を長期間維持することのでき
る信頼性の高いブッシングを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明のブッシングの第1の実施
例のガス遮断器の接合部のシールド支え部の構成を説明
するための半断面図、第3図および第4図はそれぞれ第
1図のIII−III線および第2図のIV−IV線に沿って切断
し矢印方向に見た断面図、第5図は本発明のブッシング
の第2の実施例の半断面図、第6図は第5図の座金の鳥
観図、第7図は一般的なガス遮断器とブッシングの配置
構成を示す正面図、第8図は従来のガス遮断器とブッシ
ングの接合部の構成を示す断面図、第9図は第8図のIX
−IX線に沿って切断し矢印方向に見た断面図である。 1……ブッシング本体、2……下部シールド、3……ス
ペースフランジ、3a……オーリング溝、4……ガス遮断
器、4a,4b……口出し部、5……フランジ部、6……シ
ールド支え、7……導体、8……碍子、9……碍管フラ
ンジ、10……セメント、11……オーリング、12……メネ
ジ部、13……ボルト挿入孔、14……ボルト、15……オー
リング、16……ボルト、17……溝、18……ガスケット、
19……ガスケット、20,21……カバー、22……穴、23…
…ボルト挿入穴、24……溝、25……座金、26……ナッ
ト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】碍子と碍管フランジを固着したブッシング
    碍管と、SF6ガス等の絶縁ガスを封入したガス絶縁開閉
    装置の容器に形成された碍管取付フランジとを接合する
    と共に、この碍管取付フランジと前記碍子との接合面に
    オーリングを設け、前記碍管フランジと前記碍管取付フ
    ランジに形成した貫通穴に、締結部材を挿通し、この締
    結部材によって前記碍管フランジと前記碍管取付フラン
    ジを連結し、前記碍管フランジの上面側にシールドを支
    えるためのシールド支えを前記締結部材によって固定
    し、前記碍管フランジと前記碍管取付フランジとの接合
    部に、前記碍子と前記碍管フランジの固着部から侵入す
    る雨水等を貯める溝を形成したものにおいて、 前記溝位置とシールド支えを固定する位置を一致させ
    ず、かつ、前記溝と外部空間とを連通する連通路を形成
    したことを特徴とするブッシング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5853315U (ja) * 1981-09-30 1983-04-11 株式会社日立製作所 雨水侵入防止構造

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