JPH06203673A - ブッシング - Google Patents

ブッシング

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Publication number
JPH06203673A
JPH06203673A JP41093A JP41093A JPH06203673A JP H06203673 A JPH06203673 A JP H06203673A JP 41093 A JP41093 A JP 41093A JP 41093 A JP41093 A JP 41093A JP H06203673 A JPH06203673 A JP H06203673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
bushing
water
space
cement
Prior art date
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Pending
Application number
JP41093A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaya Mineyama
貴也 三根山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP41093A priority Critical patent/JPH06203673A/ja
Publication of JPH06203673A publication Critical patent/JPH06203673A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブッシングとガス絶縁装置の接合部における
排水性を高めることができるため、接合部に溜った水が
冬期に凍結してブッシングが破損するという重大事故を
防止した、信頼性の高いブッシングを提供する。 【構成】 ブッシングセメント14に入ってきた水が、
スペースフランジ16に設けられた排水溝20,21を
通じてスペースフランジ16の排水孔22に流れ込み、
さらにスペースフランジ16下面の排水溝23を通って
取付孔24に流れ込む。取付孔24の下部に達した水
は、ガス容器17のフランジ下面と座金27との間の溝
28を通って外部に排出される。その結果、たとえセメ
ント部に水が浸入してもそこに溜まることがなく、凍結
などによるセメントの破損が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SF6 ガスなどの絶縁
ガスを充填したガス絶縁開閉装置と屋外の主回路とを接
続する際に用いるブッシングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大都市やその周辺の変電所や開閉
所では、遮断器、変圧器、変流器、断路器などの電気機
器を絶縁ガスを封入したタンク内に収納し、各機器を立
体配置し、敷地面積の大幅な縮小化と信頼性の向上を計
ったガス絶縁開閉装置が広く使用されている。
【0003】このような、ガス絶縁開閉装置において
は、架空線との接続にブッシングが用いられる。図4
は、一般的なガス遮断器に接続されたブッシングの配置
構成を示す正面図である。このようなブッシングにおい
ては、架台5上に遮断部を収納したガス容器3と操作箱
4が配置され、前記ガス容器3の2つの口出し部にはス
ペースフランジ2を介してブッシング本体1が設置され
る。この場合、前記スペースフランジ2は、ガス容器3
とブッシング本体1に対して各々ボルトなどによって固
定されている。
【0004】ところで、前記のような従来のブッシング
において、ブッシング本体1とガス容器3との接合部
は、図5の断面図に示すように構成されている。即ち、
ブッシング本体1の内部に導体11が設置され、一方、
ブッシング本体1の外周を構成する碍子12の下端部は
碍管フランジ13内に挿入され、この両者間に生ずる隙
間にセメント14が充填されることにより、碍子12の
下端部は碍管フランジ13へ強固に固定されている。さ
らに、碍管フランジ13の下面側には、碍子12をガス
容器17へ接続するためのスペースフランジ16がオー
リング15を介して配置されている。さらに、スペース
フランジ16の下面には、オーリング15を介してガス
容器17のフランジが配置されている。
【0005】このスペースフランジ16の周縁部には、
スペースフランジ16を貫通する雌ねじ部が複数個等間
隔に形成され、一方、碍管フランジ13及びガス容器1
7のフランジには、前記雌ねじ部に対応する位置に合わ
せて複数個の取付孔が形成されており、スペースフラン
ジ16と碍管フランジ13及びガス容器17のフランジ
は、これらの取付孔を貫通するボルト18,19の先端
を前記雌ねじ部にねじ込むことにより締付固定されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べたような従来のブッシングの構造であると、碍子12
と碍管フランジ13を強固に固着しているセメント14
に万が一水が侵入した場合、碍管フランジ13とスペー
スフランジ16の接合面が密着しているため、水がセメ
ント14表面やセメント14の下部に溜る現象が生じ
る。そして、冬期などになるとこの溜まった水が凍結
し、セメント14が破損し、ひいてはこのセメント14
により強固に固着されている碍子12が破損するという
重大事故に発展する可能性がある。
【0007】本発明は、上記のような重大事故を防ぐた
めに提案されたもので、その目的は、ブッシング本体と
ガス絶縁開閉装置の接合部における排水性を向上し、性
能を長期間維持することのできる、信頼性の高いブッシ
ングを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のブッシングは、
上記の目的を達成するため、碍子と碍管フランジをセメ
ント部により固定したブッシング碍管と、SF6 ガスな
どの絶縁ガスを封入したガス絶縁開閉装置の容器とを、
碍管フランジと容器フランジとの間に配設したスペース
フランジを介して接合したブッシングにおいて、スペー
スフランジに前記ブッシング碍管のセメント部下部に対
向して設けられた排水溝と、この排水溝に接続されスペ
ースフランジ及び容器フランジを貫通する排水孔を備え
たことを特徴とする。
【0009】
【作用】このような構成を有する本発明のブッシングに
おいては、セメント部より水が入った場合、その下方に
設けられた排水溝及びスペースフランジ及び容器フラン
ジを貫通する排水孔を通して、水を抜くことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に従
って具体的に説明する。本実施例は、容器フランジに設
ける排水孔をスペースフランジとガス容器のフランジと
の取付孔で兼用したものである。なお、本実施例におい
て、前記図4の従来技術と同一の部分に付いては、同一
の符号を付し説明は省略する。
【0011】本実施例において、スペースフランジ16
の表面に、ブッシングセメント14下部に対向してブッ
シングセンターを中心とした円周状の排水溝20が設け
られている。この排水溝20からは、一例として図2に
示すように4方向に放射状に伸びる第2の排水溝21
が、排水溝20よりも深く形成されている。この第2の
排水溝21の先端部分には、スペースフランジ16を貫
通する排水孔22が設けられている。一方、スペースフ
ランジ16のガス容器17側の表面(下面)には、リン
グ状に排水溝23が形成されている。この排水溝23
は、ガス容器17のフランジに設けられたスペースフラ
ンジ16とガス容器17との取付孔24の位置に合わせ
て設けられ、排水溝23と取付孔24とが連通してい
る。
【0012】スペースフランジ16の上面側には、碍子
フランジ13側から挿入した碍子固定用のボルト18の
先端をねじ込む雌ねじ部25が、下面側にはガス容器1
7のフランジに設けた取付孔24から挿入したボルト1
9の先端をねじ込む雌ねじ部26が設けられている。さ
らに、ガス容器17側のボルト19の頭部とガス容器1
7のフランジ表面との間には、図3に示すような座金2
7が挿入されている。この座金27のガス容器フランジ
との接触面には溝28が形成され、この溝28が前記取
付孔24と連通すると共に、ブッシング外部に開口して
いる。
【0013】このような構成を有する本実施例において
は、ブッシングセメント14に入ってきた水が、スペー
スフランジ16に設けられた排水溝20,21を通じて
スペースフランジ16の排水孔22に流れ込み、さらに
スペースフランジ16下面の排水溝23を通って取付孔
24に流れ込む。取付孔24の下部に達した水は、ガス
容器17のフランジ下面と座金27との間の溝28を通
って外部に排出される。その結果、たとえセメント部に
水が浸入してもそこに溜まることがなく、凍結などによ
るセメントの破損が防止される。特に、本発明は、ガス
容器のフランジに設ける排水孔を取付孔で兼用している
ので、溝突きの座金を使用するだけで済み、ガス容器に
特別な加工を施す必要もない利点がある。
【0014】なお、本発明は前記の実施例に限定される
ものではなく、ガス容器のフランジに専用の排水孔を設
けても良い。その場合には、排水孔の下端をそのまま外
部に開口させることができるので、溝付きの座金は不要
である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ブッシングとガス絶縁
装置の接合部における排水性を高めることができるた
め、接合部に溜った水が冬期に凍結し、ブッシングが破
損するという重大事故を防止した、信頼性の高いブッシ
ングを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブッシングの一実施例を示す部分断面
図。
【図2】図1の実施例におけるスペースフランジの平面
図。
【図3】図1の実施例における座金の斜視図。
【図4】一般的なガス遮断器の外形を示す側面図。
【図5】従来のブッシングの一例を示す部分断面図。
【符号の説明】
11…導体 12…碍子 13…碍管フランジ 14…セメント 15…オーリング 16…スペースフランジ 17…ガス容器 20,21,23…排水溝 22…排水孔 24…取付孔 25,26…雌ねじ部 27…座金 28…溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】碍子と碍管フランジをセメント部により固
    定したブッシング碍管と、SF6 ガスなどの絶縁ガスを
    封入したガス絶縁開閉装置の容器とを、碍管フランジと
    容器フランジとの間に配設したスペースフランジを介し
    て接合したブッシングにおいて、スペースフランジに前
    記ブッシング碍管のセメント部下部に対向して設けられ
    た排水溝と、この排水溝に接続されスペースフランジ及
    び容器フランジを貫通する排水孔を備えたことを特徴と
    するブッシング。
JP41093A 1993-01-06 1993-01-06 ブッシング Pending JPH06203673A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111696735A (zh) * 2020-04-30 2020-09-22 国家电网有限公司 一种支撑绝缘子组件及支撑绝缘子安装结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111696735A (zh) * 2020-04-30 2020-09-22 国家电网有限公司 一种支撑绝缘子组件及支撑绝缘子安装结构
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