JPH0353523Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は送電線引込鉄塔、複合開閉機器及び
電気機器等で構成された受変電装置の改良に関す
るものである。

従来の受変電装置の一例を第１図に示す。第１
図ａは平面図、第１図ｂは側面図である。図にお
いて、１は電気機器としての変圧器本体、２はこ
の変圧器１に付属するブツシング、３は送電線、
４は鉄塔、５はしや断器、６は断路器、７は避雷
器である。

上記のような従来の受変電装置においては、広
大なる据付面積を必要とするばかりか、鉄塔４の
本数も各機器１，５，６，７の構成、配置に応じ
て、多数必要となつてくる。

また、各機器が分離独立し鉄塔本数も多いため
に、基礎工事が複雑になるなどの欠点がある。

この考案は、上記のような従来装置の欠点を解
消するためになされたもので、ガス絶縁された断
路器及びしや断器を含む複合開閉機器及び変圧器
などの電気機器を鉄塔と隣接して配置することに
より、据付面積の縮少化を図るとともに鉄塔本数
の削減、基礎工事の容易化を可能ならしめるもの
である。

以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。

第２図ａ，ｂは、ガス絶縁された断路器及びし
や断器を含む複合開閉機器を変圧器に接続し、一
対の鉄塔を変圧器に隣接して変圧器と複合開閉機
器の間に配置した例を示し、第２図ａはその平面
図、第２図ｂは側面図をそれぞれ示している。

図において、５ａはタンク内に収納されたガス
絶縁しや断器、６ａは他のタンク内に収納された
ガス絶縁断路器、９は連結部で、上記ガス絶縁し
や断器５ａ及びガス絶縁断路器６ａ間に配置され
全体として複合開閉機器を構成している。複合開
閉機器の一端は接続部２ａを介して変圧器本体１
と接続されており、他端は引込みブツシング８に
接続されている。また、複合開閉機器５ａ，６
ａ，９部と変圧器本体１の間に一対の鉄塔４を変
圧器に隣接して配置し、碍子１０を介して送電線
３を引き込んでいる。そして、この引き込まれた
送電線３は接続線１１によつて、複合開閉機器に
引込みブツシング８を介して接続されている。ま
た、避雷器７はブツシングポケツト１２に接続さ
れたサポート上に配置されている。

以上にように、この考案によれば、変圧器に複
合開閉機器を接続し、また、送電線引込鉄塔を電
気機器と複合開閉機器との間に隣接して配置する
ことにより、全体として据付面積の縮少化を図る
と共に鉄塔本数の削減ができ、また電気機器の基
礎と送電線引込鉄塔の基礎を一体化できる等基礎
工事の容易化が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の受変電装置の構成をそれぞれ示
すもので、ａは平面図、ｂは側面図、第２図はこ
の考案の一実施例における受変電装置の構成をそ
れぞれ示すもので、ａは平面図、ｂは側面図であ
る。 図中、１は電気機器としての変圧器、４は鉄
塔、５ａ，６ａ，９は複合開閉機器を構成するガ
ス絶縁しや断器、ガス絶縁断路器および連結部で
ある。なお、各図中、同一符号は同一または相当
部を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 送電線、タンク内に収容され、ガス絶縁された
   断路器及びしや断器を含む複合開閉機器、変圧
   器、及び上記複合開閉機器と変圧器とを接続する
   接続部で構成され、上記変圧器と複合開閉機器と
   の間の接続部の部分に、上記変圧器と複合開閉機
   器に隣接させて配置した送電線引込鉄塔を備え、
   上記送電線、複合開閉機器、及び変圧器を電気的
   に接続したことを特徴とする受変電装置。