JPH049699Y2 - - Google Patents

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JPH049699Y2
JPH049699Y2 JP1987000687U JP68787U JPH049699Y2 JP H049699 Y2 JPH049699 Y2 JP H049699Y2 JP 1987000687 U JP1987000687 U JP 1987000687U JP 68787 U JP68787 U JP 68787U JP H049699 Y2 JPH049699 Y2 JP H049699Y2
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【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は線路の開閉を行うために接地され、か
つ、雷サージに対する保護手段を備えた線路開閉
用碍子装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、無停電工法によつて線路工事を行うに
は、例えば、第9図に示すように高圧線路の工事
区間Wの両側に位置する縁廻し装柱個所A,Bに
おいて、工事区間W外の電線61a,61bにバ
イパス開閉器62,63をそれぞれ接続するとと
もに、両バイパス開閉器62,63間にバイパス
線64及び低圧需要家のための工事用変圧器66
等を接続してバイパス線路65を構成し、工事区
間W内において本線の電線61cに接続されてい
た負荷群67にバイパス線路65を接続する。
そして、両バイパス開閉器62,63を閉路し
てバイパス線路65へ通電した後、工事区間Wの
両側で線路の縁廻し線68を切断して本線を停電
させ、接地線を接続することにより工事区間Wの
電線61cを接地する。この状態でバイパス線路
65を介して負荷群67に給電しながら工事区間
W内の作業を実施する。
また、工事終了後には、前記接地線の取外し、
先に切離した電線61cの接続通電、両バイパス
開閉器62,63の開路によるバイパス線路65
の停電を順次行うようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前述した従来の工法ではバイパス開
閉器62,63を電線61a,61bに接続する
ための電線61a,61bの絶縁被覆の剥ぎ取り
や、縁廻し線68の切断、再接続、さらには被覆
剥ぎ取り個所及び再接続個所の絶縁処理等、各種
の作業を行う必要があり、かつ、作業者が活線部
に触れる機会が多く、従つて、安全性確保のため
の準備作業にも非常に手間がかかるばかりでな
く、本線の電線61a,61b,61cが傷んだ
り、電線寿命が短くなるという問題があつた。
さらに、前記本線の電線61a,61b,61
cに雷サージが侵入して縁廻し装柱個所A,Bで
閃絡した場合、電線、電線把持具、引留具、支持
碍子、耐張碍子等が雷サージの閃絡に伴う続流ア
ーク放電によつて溶損したり断線したりするとい
う問題があつた。
特に、電線の引留部での閃絡事故においては耐
張碍子が溶損しやすいため、同耐張碍子の離断に
よる電線落下のおそれもあつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案は前記の問題点を解決するため、接地金
物に支持された碍子本体に一対の固定電極とその
間を開閉可能な可動電極とを備えた線路開閉部を
設け、該線路開閉部と前記接地金物との間に前記
碍子本体を囲み、かつ、前記両固定電極に対して
共通の放電ギヤツプをもつてアークホーンを配
し、該アークホーンを限流ユニツトを介して前記
接地金物に接続固定するという手段を採用してい
る。
(作用) 前記手段を採用したことによつて、以下の作用
をする。
この考案の線路開閉用碍子装置は閉路状態で電
線路に設置することにより、電線支持碍子として
使用することができる。そして、無停電工事の際
には、線路開閉部の一方の固定電極にバイパス線
路を接続し、他方の固定電極に接地線を接続すれ
ば電線の絶縁被覆を剥ぎ取ることなく、簡単にバ
イパス線路を敷設することができる。この状態で
バイパス開閉器によりバイパス線路を閉路すれ
ば、工事区間外の線路からバイパス線路に給電さ
れ、さらに可動電極により固定電極間を開路すれ
ば工事区間内の本線への給電が停止される。
また、工事終了後に前記接地線を取外し可動電
極により固定電極間を閉路すれば、工事区間の本
線に給電することができ、バイパス開閉器により
バイパス線路を開路してバイパス線路への給電を
停止して線路開閉用碍子装置からバイパス線路を
取外せば、線路全体が復旧する。
線路開閉部と接地金物との間にはアークホーン
が碍子本体を囲み、かつ、線路開閉部の両固定電
極に対して共通の放電ギヤツプを設けて配設され
ているので、雷サージによる過電圧が発生して
も、同アークホーンと線路開閉部との間の放電間
隙で閃絡してそのアークホーンに閃絡が確実に捕
捉される。さらに、前記アークホーンと接地金物
との間には限流ユニツトが接続固定されているの
で、雷サージの高電圧によつて限流ユニツトの抵
抗値が瞬時に低下して、接地金物を介して大地へ
流れて雷サージが消滅し、それにともなう続流ア
ーク放電が抑制遮断される。このため、続流アー
ク放電による損傷がなくなる。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を第1〜
8図に基づいて詳細に説明する。
第7図に示すように、配電線路において所定区
間隔てた2基の電柱P1,P2上部にはそれぞれ
腕金1が固定され、各腕金1には引留具2、耐張
碍子3、電線把持具4を介して電線としての本線
5がそれぞれ引留められるとともに、第1図に示
す接地金物としてのベース金具7を介して本考案
の線路開閉用碍子装置(以下、碍子装置という)
6がそれぞれ立設固定されている。
第1図に示すように、前記碍子装置6は、前記
ベース金具7を介して腕金1上に固定され、かつ
軸線に沿つて延びる貫通腔8aを有する磁器製の
碍子本体8と、その碍子本体8上部に支持されて
ジヤンパー線9A,9Bに接続された線路開閉部
10と、同線路開閉部10とベース金具7との間
において碍子本体8を囲み、かつ、前記線路開閉
部10における後述する一対の固定電極18A,
18Bに対して、共通の放電ギヤツプGをもつて
配設されたアークホーン52と、一方がベース金
具7に接続固定され、かつ他方が同アークホーン
52に接続される限流ユニツト42とから構成さ
れている。
まず、線路開閉部10の支持構成について説明
すると、前記碍子本体8の上端部外周にはフラン
ジ部材11がセメント12により固着されてお
り、そのフランジ部材11の上側には強化プラス
チツクよりなる円環状の絶縁板13が配設されて
いる。
第3,4図に示すように、前記絶縁板13の上
側には金属よりなる一対の取付板14A,14B
が配設されており、両取付板14A,14Bには
碍子本体8の貫通腔8aに位置する箇所に該貫通
腔8a内へ突出する接続端14aがそれぞれ設け
られている。そして、一方の取付板14Aは一対
のねじ15により絶縁板13に締付け固定されて
いる。また、その取付板14Aが固定された絶縁
板13には一対の雌ねじ片16が埋設固定されて
おり、その雌ねじ片16とボルト17の螺合に基
づき絶縁板13がフランジ部材11に固定されて
いる。従つて、取付板14Aは前記ねじ15、絶
縁板13、ボルト17を介してフランジ部材11
に固定されている。同様にして、取付板14Bも
雌ねじ片16にフランジ部材11、絶縁板13等
を貫通したボルト17が螺合されてフランジ部材
11に固定されている。従つて、両取付板14
A,14B間は電気的に絶縁されている。
前記両取付板14A,14Bの一側には上方へ
起立する支持部分14bが一体形成されており、
その外側端部には第2図に示すようにジヤンパー
線9Aを接続した電源側の固定電極18Aとジヤ
ンパー線9Bを接続した負荷側の固定電極18B
とがねじ19によりそれぞれ締付け固定されてい
る。
第1図及び第2図に示すように、前記線路開閉
部10のほぼ中央部には絶縁筒23が配設され、
その両側開口部は両固定電極18A,18Bにそ
れぞれ嵌着されている。前記絶縁筒23の内側に
おいて、両固定電極18A,18Bの端部には複
数個の接触片24aにより筒状に形成された電極
端子24A,24Bが取着されている。すなわ
ち、前記両電極端子24A,24Bは所定の絶縁
距離をもつて対向配置されるとともに、その基端
及び先端の外周に嵌着されたばね材25により拡
径可能に締付け固定されている。
さらに、絶縁筒23内側において、前記両電極
端子24A,24B間にはメラミン樹脂等の消弧
性材料よりなる消弧筒体26が配設されており、
その消弧筒体26及び前記両電極端子24A,2
4Bの内腔が一水平軸線上で連通する通路28を
構成している。
そして、前記両取付板14A,14B、両固定
電極18A,18B、絶縁筒23、ジヤンパー線
9A,9Bの一部等がEPゴム(エチレンプロピ
レンゴム)などの絶縁外套体27によつて包蔵さ
れている。
また、線路開閉部10の一側、ジヤンパー線9
B側の絶縁外套体27外側壁には前記通路28に
連通する案内溝27aが形成されており、その案
内溝27aの両側端には係止溝27b,27cが
形成されている。
前記通路28内には、一端に消弧性材料よりな
る消弧棒29bを固着した可動電極29が往復移
動可能に配設されている。同可動電極29の他端
は一方の固定電極18Bを貫通して絶縁外套体2
7の案内溝27aに導出され、その端部には屈折
形成された操作用の絶縁桿29aが設けられてい
る。そして、前記可動電極29の絶縁桿29aが
第1図に実線で示すように一方の係止溝27bに
係合した状態では、前記可動電極29が両固定電
極18A,18Bの電極端子24A,24Bを貫
通して両者18A,18B間を閉路する閉路位置
に配置され、本線5が閉路される。
また、前記閉路位置にある可動電極29の絶縁
桿29aを第2図に鎖線で示す位置まで約90度回
動して水平状態にさせた後、案内溝27aに沿つ
て右方へ移動させ、さらに、その可動電極29を
復帰回動させるコ字状運動によつて、第1図に2
点鎖線で示すように他方の係止溝27cに絶縁桿
29aが係合した状態では、可動電極29が一方
の電極端子24B及び固定電極18Bのみを貫通
する開路位置に配置され、本線5が開路される。
次に、碍子本体8の内部構成について説明する
と、前記取付板14A,14Bの接続端14aに
は分岐導体30A,30Bがその上端にてそれぞ
れ嵌入接続されており、その分岐導体30A,3
0Bの下端は貫通腔8aを通つてその下側開口端
から碍子本体8の下方へ導出されている。前記両
分岐導体30A,30Bの下端には第7図及び8
図に示すバイパス線路40のリード線36a,3
7a及び接地線36b,37bを嵌入接続可能な
筒状の分岐電極31A,31Bが取付けられてい
る。また、前記分岐導体30A,30B及び分岐
電極31A,31Bの外周にはEPゴムよりなる
絶縁層32が設けられ、その上端部は貫通腔8a
内側上部において二股状に分岐形成されるととも
に、下端部は碍子本体8の下方において同様に二
股状に分岐形成されている。
さらに、前記絶縁層32の下部外周には電界緩
和用のストレスコーン33が半導電性ゴム等で形
成されて配設され、そのストレスコーン33と碍
子本体8下端部との接合部分が前記ベース金具7
の下側に取着された金属蓋体34によりベース金
具7に圧接して保持されている。さらに、前記絶
縁層32の下端部には分岐電極31A,31Bの
開口端部を保護するための合成ゴムからなるキヤ
ツプ35が着脱可能に嵌着されている。このキヤ
ツプ35は絶縁層35aと半導電層35bとから
構成され、その装着状態において前記ストレスコ
ーン33を介して接地されている。
次いで、限流ユニツト42及びアークホーン5
2の構成について説明すると、前述したベース金
具7にはバンド金具41が締付け固定されてお
り、このバンド金具41に限流ユニツト42がそ
の下端部において取付けられている。第6図に示
すように、この限流ユニツト42の内部には繊維
強化プラスチツク(FRP)等からなる絶縁棒4
6が配設されており、その中央部にはZnO(酸化
亜鉛)を主体とした非直線抵抗素子43が遊嵌さ
れている。さらに同非直線抵抗素子43の上下両
端面には集電板47あるいは皿ばね48等の導電
体が接合されている。
前記非直線抵抗素子43の上端部には課電側電
極45が、又下端部には接地側電極44がそれぞ
れ前記導電体との間に通路W1を形成するように
螺合されている。前記した両電極44,45、非
直線抵抗素子43及び導電体はEPゴム等の弾力
性に富む絶縁材料をモールド成形してなる絶縁外
套50により包蔵されている。この絶縁外套50
には複数個のひだ部分50aが一体形成されてお
り、表面漏れ距離が大きくなつている。
なお、両電極44,45と導電体との間の通路
W1により、前記絶縁外套50のモールド成形時
に絶縁材料がその通路W1を通つて内部へ充填さ
れ、非直線抵抗素子43と絶縁棒46との間に絶
縁層を形成して内部絶縁を強化している。
このように構成された限流ユニツト42は、そ
の下端の接地側電極44がナツト51により締付
けられることによつて前記バンド金具41に対し
て強固に固定されている。
さらに、同限流ユニツト42の上端の課電側電
極45には前記碍子本体8を囲み、しかも線路開
閉部10の両固定電極18A,18Bとの間に共
通して所定の放電ギヤツプGを設けて配置された
アークホーン52が取着されている。このアーク
ホーン52は金属線からなるもので、第5図に示
すようにU字状の取付け部52aとその両端に突
出形成された一対の弧状部52b,52cとから
構成され、同弧状部52b,52cの先端部が止
め輪53によつて繋止されることによつて、碍子
本体8との間に所定の間隙W2をおいて環状に形
成されている。ここで、前記間隙W2は、雷サー
ジ電圧の閃絡をアークホーン52で確実に捕捉で
きるように座標設定されている。
次に、前記のように構成された碍子装置6の作
用及び効果について説明する。
この碍子装置6は配電線路の所定区間毎に予め
電線支持碍子として装柱されており、常には可動
電極29が第1図に実線で示す閉路位置に保持さ
れて本線5が閉路されている。
そして、電柱P1,P2間等の任意の区間にお
ける無停電の線路工事は次の手順で行われる。
まず、工事区間両側に装柱された一対の碍子装
置6のキヤツプ35をそれぞれ取外し、第7図及
び第8図において左側に示す碍子装置6の分岐電
極31Aと、右側に示す碍子装置6の分岐電極3
1Bにバイパス開閉器36,37のリード線36
a,37aの接続端子をそれぞれ嵌入接続すると
ともに、前記各分岐電極31A,31Bと並列配
置した分岐電極31A,31Bに接地線36b,
37bの接続端子をそれぞれ嵌入接続する。次
に、バイパス開閉器36,37間にバイパス線3
8を接続して前記リード線36a,37aとバイ
パス開閉器36,37とによりバイパス線38を
介して低圧線のための工事用変圧器39を接続す
る。次いで、前記工事区間においてカツトアウト
等の保護ヒユーズ5a、変圧器5b及び低圧線R
を介して予め本線5に接続された負荷群(図示
略)を低圧線Rを介してバイパス線路40に接続
する。
そして、両バイパス開閉器36,37によりバ
イパス線路40を閉路して工事区間内外における
無停電状態を確保した後、工事区間両側の各碍子
装置6において絶縁桿29aの操作に基づき可動
電極29をそれぞれ開路位置に切換え配置する。
この状態では、工事区間の本線5への給電が停止
されるとともに、工事区間外の本線5からバイパ
ス線路40への給電が行われ、バイパス線路40
を介して高圧あるいは低圧の負荷群に給電しなが
ら工事区間において負荷増設等の各種工事を無停
電状態で実施することができる。
線路工事が終了したときには、工事区間両側の
碍子装置6において分岐電極31A,31Bから
接地線36b,37bをそれぞれ取外し、絶縁桿
29aの操作に基づき可動電極29を閉路位置に
復帰配置して本線5を閉路すると、工事区間の本
線5への給電が再開される。また、両バイパス開
閉器36,37によるバイパス線路40の開路及
びリード線36a,37aの取外し等を順次行え
ば本線5が完全に復旧する。
上記のように、この線路用碍子装置6を使用し
て線路の無停電工事を行えば、本線5の絶縁被覆
を剥ぎ取ることなく簡単かつ速やかにバイパス線
路40を敷設できるとともに、可動電極29の操
作に基づきジヤンパー線9A,9Bを切断するこ
となく工事区間の本線5を確実に開閉することが
できる。さらには、工事終了後において前記本線
5の絶縁被覆剥ぎ取り箇所及びジヤンパー線9
A,9Bの切断箇所の絶縁処理や再接続処理等を
行うなうことなく、簡単かつ速やかに本線5全体
を復旧させることができる。
また、本考案では線路開閉部10との間に放電
ギヤツプGを設けて配置されているため、線路に
所定レベルを越えた雷サージが侵入するとアーク
ホーン52の放電ギヤツプGで雷サージが閃絡
し、この閃絡は同アークホーン52で確実に捕捉
される。
前記雷サージは限流ユニツト42へと流れる
が、非直線抵抗素子43の抵抗値が同雷サージの
高電圧によつて直ちに減少するので接地されたベ
ース金具7を介して大地へ放出される。そして、
雷サージの消滅とともに前記非直線抵抗素子43
の抵抗値は瞬時に復元され、線路電圧に対する絶
縁を回復するので、続流が抑制、遮断されて続流
アーク放電による障害が発生しない。
このように、本線や引留部への雷サージの閃絡
がアークホーン52を介して限流ユニツト42に
捕捉され、それにともなう続流アーク放電が抑
制、遮断されるので同部分が続流アーク放電によ
る溶損や断線から保護される。従つて、耐張碍子
3の離断や電線落下などのおそれがない。
また、本考案では前記アークホーン52が線路
開閉部10における両固定電極18A,18Bに
対して共通の放電ギヤツプGを設けているので線
路の開路あるいは閉路のいずれの場合においても
雷サージに対する装柱箇所を保護できる。
なお、本実施例では、本考案の碍子装置につい
て、バイパス線路への切換え接続の用途のみを述
べたが、その他の用途として、変圧器への引下げ
線の接続、近傍線路への連絡線の接続及び地下ケ
ーブルへの接続等、常時あるいは臨時の分岐線へ
も随時に接続でき、線路設備として多様に活用す
ることができる。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば、常に
は電線支持碍子として使用でき、線路の開閉及び
バイパス線路への切換え接続を確実に行うことが
でき、工事を簡便かつ安全に行うことができるば
かりでなく、雷サージの閃絡に伴う続流アーク放
電を阻止して電線の引留部が保護され、断線によ
る電線落下のおそれがないという優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図はこの考案を具体化した一実施例を
示す図面であつて、第1図は碍子装置の部分破断
正面図、第2図は線路開閉部の部分破断平面図、
第3図は取付板の取付状態を示す平面図、第4図
は第3図のY−Y線断面図、第5図は第1図のX
−X線断面図、第6図は限流ユニツトの部分縦断
面図、第7図は碍子装置の装柱状態を示す正面
図、第8図は無停電工事における線路の無停電工
事の回路図である。第9図は従来の無停電工事の
略体回路図である。 7……接地金物、8……碍子本体、10……線
路開閉部、18A,18B……固定電極、29…
…可動電極、42……限流ユニツト、52……ア
ークホーン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 接地金物7に支持された碍子本体8に一対の
    固定電極18A,18Bとその間を開閉可能な
    可動電極29とを備えた線路開閉部10を設
    け、該線路開閉部10と前記接地金物7との間
    に前記碍子本体8を囲み、かつ、前記両固定電
    極18A,18Bに対して共通の放電ギヤツプ
    Gをもつてアークホーン52を配し、該アーク
    ホーン52を限流ユニツト42を介して前記接
    地金物7に接続固定したことを特徴とする線路
    開閉用碍子装置。 2 前記両固定電極18A,18Bはそれぞれ碍
    子本体8を貫通させて該碍子本体8の他方端に
    分岐して導出したものである実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の線路開閉用碍子装置。
JP1987000687U 1987-01-07 1987-01-07 Expired JPH049699Y2 (ja)

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