JP2614234B2 - 農産加工品の製造方法 - Google Patents
農産加工品の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は食品に係るものであって農産加工品の塩辛
味を減少させることなく、ナトリウムイオンの摂取を抑
えることができ、味を変えない農産加工品の製造方法に
関するものである。
味を減少させることなく、ナトリウムイオンの摂取を抑
えることができ、味を変えない農産加工品の製造方法に
関するものである。
この発明において農産加工品とは生麺、茹麺、半生
麺、手延そうめん、手延ひやむぎ、乾麺、即席うどん、
その他のうどん類、生中華麺、蒸中華麺、乾中華麺、即
席中華麺、油揚麺、沖縄麺、その他の中華麺類。生そ
ば、茹そば、その他のそば類。マカロニ、スパゲッテ
ィ、その他のマカロニ類。コッペパン、乾パン、フラン
スパン、ライ麦パン、ぶどうパン、ロールパン、クロワ
ッサン、その他のパン類、板フ、車フ、その他のフ類。
あられ、揚げせんべい、甘辛せんべい、塩せんべい、か
わら焼せんべい、巻きせんべい、いそべ焼、その他のせ
んべい、米菓類。ポテトチップス、その他のスナック菓
子類。トマトジュース、トマトピュレー、その他のトマ
ト加工品。納豆。しょうゆ漬、みそ漬、粕漬、酢漬、こ
うじ漬、辛子漬、塩漬、ピックルス、朝鮮漬、その他の
漬物をいう。
麺、手延そうめん、手延ひやむぎ、乾麺、即席うどん、
その他のうどん類、生中華麺、蒸中華麺、乾中華麺、即
席中華麺、油揚麺、沖縄麺、その他の中華麺類。生そ
ば、茹そば、その他のそば類。マカロニ、スパゲッテ
ィ、その他のマカロニ類。コッペパン、乾パン、フラン
スパン、ライ麦パン、ぶどうパン、ロールパン、クロワ
ッサン、その他のパン類、板フ、車フ、その他のフ類。
あられ、揚げせんべい、甘辛せんべい、塩せんべい、か
わら焼せんべい、巻きせんべい、いそべ焼、その他のせ
んべい、米菓類。ポテトチップス、その他のスナック菓
子類。トマトジュース、トマトピュレー、その他のトマ
ト加工品。納豆。しょうゆ漬、みそ漬、粕漬、酢漬、こ
うじ漬、辛子漬、塩漬、ピックルス、朝鮮漬、その他の
漬物をいう。
近年ナトリウムイオンの過剰摂取が本態性高血圧症を
発生させたり、胃ガン発生のプロモーターとなるという
ことが知られるようになり一般消費者が過剰摂取を避け
るようになった。そこで塩辛味成分としてカリウムイオ
ン特に塩化カリウムを主体とした農産加工品が多くみら
れるようになった。しかし、この場合塩化カリウムに起
因する刺激味、不快味が強く、味は著しく劣るものとな
る。
発生させたり、胃ガン発生のプロモーターとなるという
ことが知られるようになり一般消費者が過剰摂取を避け
るようになった。そこで塩辛味成分としてカリウムイオ
ン特に塩化カリウムを主体とした農産加工品が多くみら
れるようになった。しかし、この場合塩化カリウムに起
因する刺激味、不快味が強く、味は著しく劣るものとな
る。
従って、塩辛味は減少せずに、ナトリウムイオンの摂
取が抑えられ、味が変わらない農産加工品の開発が強く
望まれている。
取が抑えられ、味が変わらない農産加工品の開発が強く
望まれている。
この発明は、この要望に応えるものであって以下にそ
の詳細を説明する。
の詳細を説明する。
この発明は、塩化カリウム、苦汁、その他のアルカリ
金属塩類、又はアルカリ金属塩類と塩化マグネシウム、
などの併用物に乳清ミネラルを併用すると塩辛味を増強
し、又は苦味、渋味、不快味をマスキングする傾向があ
ること。さらにこれに甘味蛋白質、蛋白質分解物、アミ
ノ酸、核酸の関連物質の1種以上を併用することによ
り、不快味、苦味、渋味がほとんどなくなり塩辛味もさ
らに増強されることを見い出し、これを塩辛味成分とし
て使用した農産加工品の製造方法に関するものである。
金属塩類、又はアルカリ金属塩類と塩化マグネシウム、
などの併用物に乳清ミネラルを併用すると塩辛味を増強
し、又は苦味、渋味、不快味をマスキングする傾向があ
ること。さらにこれに甘味蛋白質、蛋白質分解物、アミ
ノ酸、核酸の関連物質の1種以上を併用することによ
り、不快味、苦味、渋味がほとんどなくなり塩辛味もさ
らに増強されることを見い出し、これを塩辛味成分とし
て使用した農産加工品の製造方法に関するものである。
この発明の乳清ミネラルとは牛乳を初めとする哺乳動
物の乳から得られる乳清を濃縮し、乳清蛋白質及び乳糖
を可及的に除いた濃縮物又はこれらの乾燥固形物をい
う。その成分の一例をあげれば全固形分96〜98%、乳糖
35〜85%、非蛋白態窒素1〜5%、灰分10〜60%、灰分
の内カチオンは、カリウム2〜10%、カルシウム1〜5
%、ナトリウム1〜10%、マグネシウム0.1〜0.5%から
成るものである。アルカリ金属塩とはナトリウム塩類、
カリウム塩類をいう。例えば、塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸水素カリウム、硫酸ナトリウム、リン酸ナ
トリウム、リン酸カリウム、リンゴ酸ナトリウム、リン
ゴ酸カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウ
ム、酢酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウ
ム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、アジピン酸ナトリ
ウム、アジピン酸カリウム、海水から得られる苦汁、そ
の他。またアルカリ土類金属塩類とは、カルシウム塩、
マグネシウム塩である。例えば、塩化カルシウム、塩化
マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫
酸カルシウム、硫酸マグネシウム、リン酸カルシウム、
リン酸マグネシウム、クエン酸カルシウム、クエン酸マ
グネシウム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム、リン
ゴ酸カルシウム、リンゴ酸マグネシウム、酒石酸カルシ
ウム、酒石酸マグネシウム、乳酸カルシウム、乳酸マグ
ネシウム、アジピン酸カルシウム、アジピン酸マグネシ
ウム、海水から得られる苦汁、獣骨、その他。また甘味
蛋白質とは、例えば、植物の果実から得られるソーマチ
ン、モネリン、ミラクリンなどの蛋白質甘味料、その他
である。蛋白質分解物とは動物、例えば牛、馬、豚、
魚、鳥及び植物、例えば、大豆、小麦、ナッツ類、綿
実、その他から得られる蛋白質を化学的もしくは、微生
物的、処理により得られるペプタイド物質をいう。アミ
ノ酸とはペプタイド物質をさらに分解し、又は化学合成
反応により得られるもので、例えばグルタミン酸、アス
パラギン酸、シスチン、フェニルアラニン、スレオニ
ン、チロシン、グリシン、アラニン、その他である。核
酸関連物質とはグアニール酸、イノシン酸、ウリジル
酸、その他である。
物の乳から得られる乳清を濃縮し、乳清蛋白質及び乳糖
を可及的に除いた濃縮物又はこれらの乾燥固形物をい
う。その成分の一例をあげれば全固形分96〜98%、乳糖
35〜85%、非蛋白態窒素1〜5%、灰分10〜60%、灰分
の内カチオンは、カリウム2〜10%、カルシウム1〜5
%、ナトリウム1〜10%、マグネシウム0.1〜0.5%から
成るものである。アルカリ金属塩とはナトリウム塩類、
カリウム塩類をいう。例えば、塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸水素カリウム、硫酸ナトリウム、リン酸ナ
トリウム、リン酸カリウム、リンゴ酸ナトリウム、リン
ゴ酸カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウ
ム、酢酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウ
ム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、アジピン酸ナトリ
ウム、アジピン酸カリウム、海水から得られる苦汁、そ
の他。またアルカリ土類金属塩類とは、カルシウム塩、
マグネシウム塩である。例えば、塩化カルシウム、塩化
マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫
酸カルシウム、硫酸マグネシウム、リン酸カルシウム、
リン酸マグネシウム、クエン酸カルシウム、クエン酸マ
グネシウム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム、リン
ゴ酸カルシウム、リンゴ酸マグネシウム、酒石酸カルシ
ウム、酒石酸マグネシウム、乳酸カルシウム、乳酸マグ
ネシウム、アジピン酸カルシウム、アジピン酸マグネシ
ウム、海水から得られる苦汁、獣骨、その他。また甘味
蛋白質とは、例えば、植物の果実から得られるソーマチ
ン、モネリン、ミラクリンなどの蛋白質甘味料、その他
である。蛋白質分解物とは動物、例えば牛、馬、豚、
魚、鳥及び植物、例えば、大豆、小麦、ナッツ類、綿
実、その他から得られる蛋白質を化学的もしくは、微生
物的、処理により得られるペプタイド物質をいう。アミ
ノ酸とはペプタイド物質をさらに分解し、又は化学合成
反応により得られるもので、例えばグルタミン酸、アス
パラギン酸、シスチン、フェニルアラニン、スレオニ
ン、チロシン、グリシン、アラニン、その他である。核
酸関連物質とはグアニール酸、イノシン酸、ウリジル
酸、その他である。
次にこの発明に使用する塩辛味成分の組成は乳清ミ
ネラル10〜80部にアルカリ金属塩類20〜90部、又は塩化
カリウムを主成分にした苦汁を20〜90部又は、乳清ミ
ネラル10〜45部、アルカリ金属塩25〜85部にアルカリ土
類金属塩5〜30部、又は塩化マグネシウムを主成分にし
た苦汁5〜30部、又は前記の混合物100部に甘味蛋
白質0.001〜5部、蛋白質分解物0.1〜10部、アミノ酸1
〜10部、核酸0.01〜1部を1種以上混合したものであ
る。なお、この組成比は、この発明の範囲を規制するも
のではない。この組成で得られたものを農産加工品の塩
辛味成分として用いると塩辛味成分として食塩を用いた
農産加工品と比べ、ナトリウム含量が低く食塩の有する
かど(刺激的な辛味及び金属味)が緩和され、うま味が
増し、おいしい農産加工品となる。ここにこの発明の目
的は達し了える。
ネラル10〜80部にアルカリ金属塩類20〜90部、又は塩化
カリウムを主成分にした苦汁を20〜90部又は、乳清ミ
ネラル10〜45部、アルカリ金属塩25〜85部にアルカリ土
類金属塩5〜30部、又は塩化マグネシウムを主成分にし
た苦汁5〜30部、又は前記の混合物100部に甘味蛋
白質0.001〜5部、蛋白質分解物0.1〜10部、アミノ酸1
〜10部、核酸0.01〜1部を1種以上混合したものであ
る。なお、この組成比は、この発明の範囲を規制するも
のではない。この組成で得られたものを農産加工品の塩
辛味成分として用いると塩辛味成分として食塩を用いた
農産加工品と比べ、ナトリウム含量が低く食塩の有する
かど(刺激的な辛味及び金属味)が緩和され、うま味が
増し、おいしい農産加工品となる。ここにこの発明の目
的は達し了える。
次に実施例をもって詳しく説明する。
実施例1 年令19〜25才のパネラー30名に対し盲検試験で食塩5
部と乳清ミネラル1部から成る組成物を2%(重量%、
以下同じ)含む常法によって作った生麺と食塩1.4〜2.8
%を含む生麺と同じ塩辛味を呈する食塩含有の生麺を選
ばせた。その結果を表−1に示す。また上記と同一ボラ
ンティアーに同様に苦汁(塩化カリウム90%、塩化ナト
リウム5%、硫酸マグネシウム5%)5部と乳清ミネラ
ル1部からなる組成物を2%含む生麺を作成し、これと
同等の塩味度となる生麺を食塩含量の異なる生麺から選
択させた。又同時に苦汁のみ2%含む生麺とも比較し苦
汁味のマスキング効果を見た。その結果を表−2に示
す。
部と乳清ミネラル1部から成る組成物を2%(重量%、
以下同じ)含む常法によって作った生麺と食塩1.4〜2.8
%を含む生麺と同じ塩辛味を呈する食塩含有の生麺を選
ばせた。その結果を表−1に示す。また上記と同一ボラ
ンティアーに同様に苦汁(塩化カリウム90%、塩化ナト
リウム5%、硫酸マグネシウム5%)5部と乳清ミネラ
ル1部からなる組成物を2%含む生麺を作成し、これと
同等の塩味度となる生麺を食塩含量の異なる生麺から選
択させた。又同時に苦汁のみ2%含む生麺とも比較し苦
汁味のマスキング効果を見た。その結果を表−2に示
す。
表−1、表−2から明らかなように乳清ミネラルにア
ルカリ金属塩又は苦汁を併用するとその塩味度は増加
し、苦汁味(塩化カリウム等の不快味、渋味、刺激味)
がマスキングされていることがわかる。
ルカリ金属塩又は苦汁を併用するとその塩味度は増加
し、苦汁味(塩化カリウム等の不快味、渋味、刺激味)
がマスキングされていることがわかる。
実施例2 実施例1と同じパネラーに対し、本発明品である後記
(1)〜(4)の組成物を食塩の代わりに1.4%含有す
るように常法により作った即席中華麺とコントロールと
して食塩1.4%を含む即席中華麺及び塩化カリウム1.4%
を含む即席中華麺とを作成し味覚テストを行った。その
結果を表−3に示す。
(1)〜(4)の組成物を食塩の代わりに1.4%含有す
るように常法により作った即席中華麺とコントロールと
して食塩1.4%を含む即席中華麺及び塩化カリウム1.4%
を含む即席中華麺とを作成し味覚テストを行った。その
結果を表−3に示す。
組成物 (1)乳清ミネラル30部、塩化カリウム50部、塩化ナト
リウム20部 (2)乳清ミネラル30部、塩化カリウム50部、塩化ナト
リウム10部、塩化マグネシウム10部 (3)(1)にソーマチン(蛋白質甘味料)0.01部併
用。
リウム20部 (2)乳清ミネラル30部、塩化カリウム50部、塩化ナト
リウム10部、塩化マグネシウム10部 (3)(1)にソーマチン(蛋白質甘味料)0.01部併
用。
(4)(2)にL−グルタミン酸ナトリウム1部、蛋白
質分解物3部を併用。
質分解物3部を併用。
いずれもコントロールよりも塩味度が強くマイルドで
おいしいものであった。
おいしいものであった。
実施例3 乳清ミネラル25部、塩化ナトリウム40部、塩化カリウ
ム30部、乳酸カルシウム5部に5′−グアニル酸ナトリ
ウム0.05部の混合物を0.5%含有するように常法により
マカロニを作り、これと食塩0.5%を含有するように同
様に作ったマカロニとを比較したところ食塩を用いたも
のに比べ塩味度が強く、マイルドでおいしいマカロニで
あった。
ム30部、乳酸カルシウム5部に5′−グアニル酸ナトリ
ウム0.05部の混合物を0.5%含有するように常法により
マカロニを作り、これと食塩0.5%を含有するように同
様に作ったマカロニとを比較したところ食塩を用いたも
のに比べ塩味度が強く、マイルドでおいしいマカロニで
あった。
実施例4 乳清ミネラル20部、塩化ナトリウム50部、クエン酸ナ
トリウム5部、L−酒石酸水素カリウム5部、塩化カル
シウム5部、塩化マグネシウム15部に蛋白質分解物0.5
部の混合物を1.6%含有するように常法によりフランス
パンを作り、これと食塩1.6%を含有するように同様に
作ったフランスパンを比較したところ食塩を用いたもの
に比べ塩味度が強く、マイルドでおいしいフランスパン
であった。
トリウム5部、L−酒石酸水素カリウム5部、塩化カル
シウム5部、塩化マグネシウム15部に蛋白質分解物0.5
部の混合物を1.6%含有するように常法によりフランス
パンを作り、これと食塩1.6%を含有するように同様に
作ったフランスパンを比較したところ食塩を用いたもの
に比べ塩味度が強く、マイルドでおいしいフランスパン
であった。
実施例5 乳清ミネラル15部、塩化ナトリウム40部、炭酸水素ナ
トリウム5部、リン酸二水素カリウム10部、苦汁25部、
炭酸マグネシウム5部にソーマチン(蛋白質甘味料)0.
05部の混合物を1.7%含有するように常法によりあられ
を作り、これと食塩1.7%含有するように同様に作った
あられとを比較したところ食塩を用いたものに比べ塩味
度が強く、おいしいあられであった。
トリウム5部、リン酸二水素カリウム10部、苦汁25部、
炭酸マグネシウム5部にソーマチン(蛋白質甘味料)0.
05部の混合物を1.7%含有するように常法によりあられ
を作り、これと食塩1.7%含有するように同様に作った
あられとを比較したところ食塩を用いたものに比べ塩味
度が強く、おいしいあられであった。
実施例6 乳清ミネラル50部、L−酒石酸ナトリウム10部、塩化
カリウム30部、硫酸マグネシウム10部にグリシン10部の
混合物を1.8%含有するように常法によりポテトチップ
スを作り、これと食塩1.8%含有するように同様に作っ
たポテトチップスとを比較したところ食塩を用いたもの
に比べ塩味度が強く、マイルドでおいしいポテトチップ
スであった。
カリウム30部、硫酸マグネシウム10部にグリシン10部の
混合物を1.8%含有するように常法によりポテトチップ
スを作り、これと食塩1.8%含有するように同様に作っ
たポテトチップスとを比較したところ食塩を用いたもの
に比べ塩味度が強く、マイルドでおいしいポテトチップ
スであった。
実施例7 乳清ミネラル20部、塩化ナトリウム50部、塩化カリウ
ム20部、塩化マグネシウム5部、乳酸カルシウム5部に
5′−イノシン酸ナトリウム0.05部の混合物を0.8%含
有するように常法によりトマトジュースを作り、これを
食塩0.8%含有するように同様に作ったトマトジュース
を比較したところ食塩を用いたものに比べ塩味度が強
く、食塩のかどがないマイルドでおいしいトマトジュー
スであった。
ム20部、塩化マグネシウム5部、乳酸カルシウム5部に
5′−イノシン酸ナトリウム0.05部の混合物を0.8%含
有するように常法によりトマトジュースを作り、これを
食塩0.8%含有するように同様に作ったトマトジュース
を比較したところ食塩を用いたものに比べ塩味度が強
く、食塩のかどがないマイルドでおいしいトマトジュー
スであった。
実施例8 乳清ミネラル25部、塩化ナトリウム40部、塩化カリウ
ム20部、硫酸マグネシウム5部、L−酒石酸水素カリウ
ム10部の混合物を14.2%含有するように常法により寺納
豆を作り、これと食塩14.2%含有するように同様に作っ
た寺納豆を比較したところ食塩を用いたものに比べ塩味
度が強く、食塩のかどがないマイルドでおいしい寺納豆
であった。
ム20部、硫酸マグネシウム5部、L−酒石酸水素カリウ
ム10部の混合物を14.2%含有するように常法により寺納
豆を作り、これと食塩14.2%含有するように同様に作っ
た寺納豆を比較したところ食塩を用いたものに比べ塩味
度が強く、食塩のかどがないマイルドでおいしい寺納豆
であった。
実施例9 乳清ミネラル10部、塩化ナトリウム60部、塩化カリウ
ム25部、塩化マグネシウム5部を7.1%含有するように
常法によりたくあん漬けを作り、これと食塩7.1%含有
するように同様に作ったたくあん漬けを比較したところ
食塩を用いたものに比べ塩味度が強く、食塩のかどがな
いマイルドでおいしいたくあん漬けであった。
ム25部、塩化マグネシウム5部を7.1%含有するように
常法によりたくあん漬けを作り、これと食塩7.1%含有
するように同様に作ったたくあん漬けを比較したところ
食塩を用いたものに比べ塩味度が強く、食塩のかどがな
いマイルドでおいしいたくあん漬けであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 1/16 A23L 1/16 E C 1/162 1/162 1/20 109 1/20 109Z 1/217 1/217 2/02 2/02 F
Claims (1)
- 【請求項1】乳清ミネラルにアルカリ金属塩類又は、こ
の併用物にアルカリ土類金属塩類を併用したものを用い
ることを特徴とする農産加工品の製造方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18420187A JP2614234B2 (ja) | 1987-07-22 | 1987-07-22 | 農産加工品の製造方法 |
CA000567225A CA1314433C (en) | 1987-05-20 | 1988-05-19 | Salt substitute and foodstuffs containing same |
DK273888A DK273888A (da) | 1987-05-20 | 1988-05-19 | Salterstatning og krydderier med et indhold deraf |
DE8888108046T DE3867308D1 (de) | 1987-05-20 | 1988-05-19 | Salzersatz und dieses enthaltende nahrungsmittel. |
ES198888108046T ES2028940T3 (es) | 1987-05-20 | 1988-05-19 | Un substituto de la sal. |
US07/195,982 US4963387A (en) | 1987-05-20 | 1988-05-19 | Salt substitute and foodstuffs containing same |
EP88108046A EP0291980B1 (en) | 1987-05-20 | 1988-05-19 | Salt substitute and foodstuffs containing same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18420187A JP2614234B2 (ja) | 1987-07-22 | 1987-07-22 | 農産加工品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6427447A JPS6427447A (en) | 1989-01-30 |
JP2614234B2 true JP2614234B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=16149124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18420187A Expired - Fee Related JP2614234B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-07-22 | 農産加工品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050064084A1 (en) * | 2002-09-19 | 2005-03-24 | Elder Vincent Allen | Method for reducing acrylamide formation in thermally processed foods |
JP4761534B2 (ja) * | 2004-02-12 | 2011-08-31 | 有限会社秀光 | 麺の製造方法並びに食材の製造方法 |
JP4965331B2 (ja) * | 2007-05-14 | 2012-07-04 | 株式会社Adeka | クッキー、クッキーの製造方法、及びクッキーの塩味消失防止方法 |
JP5265483B2 (ja) * | 2009-08-11 | 2013-08-14 | 株式会社Adeka | シュー皮用改良剤組成物 |
JP2012244941A (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-13 | Sanei Gen Ffi Inc | パスタの風味改善方法 |
JP6666782B2 (ja) * | 2016-04-12 | 2020-03-18 | 株式会社Adeka | 可塑性油中水型乳化油脂組成物 |
JP6353499B2 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-07-04 | 日清食品ホールディングス株式会社 | フライ麺の製造方法 |
JP6334623B2 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-05-30 | 日清食品ホールディングス株式会社 | ノンフライ麺の製造方法 |
JP7055013B2 (ja) * | 2017-12-25 | 2022-04-15 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 塩化マグネシウム及び乳酸カリウムを含有する即席麺 |
JP7111462B2 (ja) * | 2017-12-13 | 2022-08-02 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 即席麺製造用の麺線及び即席麺の製造方法 |
US20200178579A1 (en) | 2017-12-13 | 2020-06-11 | Nissin Foods Holdings Co., Ltd. | Method for producing instant noodles |
JP7055033B2 (ja) * | 2018-02-20 | 2022-04-15 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 即席麺の製造方法 |
JP2022120721A (ja) * | 2021-02-05 | 2022-08-18 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 即席麺の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61239833A (ja) * | 1985-04-12 | 1986-10-25 | 敷島製パン株式会社 | パン菓子類用の風味改良剤とその製法 |
-
1987
- 1987-07-22 JP JP18420187A patent/JP2614234B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6427447A (en) | 1989-01-30 |
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