JP2613786B2 - ステッピングモータの鉄心製造方法と装置 - Google Patents

ステッピングモータの鉄心製造方法と装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一台の順送り金型装置を用いて帯状電気鋼
板からステッピングモータの回転子鉄心と固定子鉄心と
を打抜き製造する方法と装置に関するものである。
(従来の技術) 汎用の誘導電動機等のように、回転子(ロータ)の鉄
心外径と固定子(ステータ)の鉄心内径との隙間(エア
ギャップ)が、例えば0.3mm程度で比較的に大きい場合
には、前工程で回転子の外径抜きをすると共に、後工程
でその外周を同心状に固定子の内径抜きを行ってエアギ
ャップ相当分の環状スクラップを下型ダイ内に抜き落す
ようにし、一台の順送り金型装置で回転子と固定子の各
鉄心を製造することができる。しかしながら、ステッピ
ングモータのように、前記エアギャップが例えば0.05mm
以下で極めて小さい場合には、固定子の内径打抜きの際
に打ち抜かれた細巾で環状のスクラップが変形して下型
ダイ内へ完全に落下せず、下型ダイ内に詰まったりパン
チに付着して浮き上りを生じ、このために二度抜きした
りパンチやダイを損傷させる恐れがあった。そこで、こ
れらの問題を回避するためにステッピングモータの回転
子鉄心と固定子鉄心は別々に順送り金型装置によって製
造されていた。
(発明が解決しようとする課題) 前記のように、回転子と固定子の各鉄心打抜きを別々
の順送り金型装置によって製造すると、高価な装置が二
台必要で不経済となり作業能率も低下すると共に、活用
されずにスクラップとなる量が多くなって歩留まりが悪
くなる欠点があった。
そこで本発明では、前記課題を解決し、エアギャップ
の小さい精密なステッピングモータでも一台の順送り金
型装置を用いて回転子鉄心と固定子鉄心を製造できるよ
うにした鉄心製造方法と装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の第1の要旨は、回転子のステッピング歯部に
沿って回転子の外径抜きを行った後に、固定子のステッ
ピング歯部とエアギャップ部とを同時に抜き落とすよう
にして固定子の内径抜きを行うステッピングモータの鉄
心製造方法である。
本発明の第2の要旨は、前記固定子の内径抜きを行う
下型ダイ内に、次第に拡径される僅かなテーパ面にした
第1のテーパ孔部と、該第1のテーパ孔部に連続して形
成され少くとも下端側が固定子のステッピング歯部より
大径となるように次第に拡径されるテーパ面にした第2
テーパ孔部を形成せしめたステッピングモータの鉄心製
造装置である。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。第
3図は打抜き状態を示す工程図、第4図は順送り金型装
置の縦断面図である。まず第1工程(I)では、上型1
と下型2の間を矢視方向へ間欠的に順送りされる帯状電
気鋼板3に対してパイロット孔4が打抜かれる。次いで
第2工程(II)では、回転子の軸孔5が打抜かれ、第3
工程(III)では、軸孔5の外周に回転子用のかしめ突
起6が形成され、第4工程(IV)では外周に回転子歯部
が形成された回転子外径7が打抜かれると共に、打抜か
れた回転子鉄心Rは下型ダイ8内へ順次積層され、前記
かしめ突起6によって相互に連結させて一体化する。次
に第5工程(V)では、前記打抜かれた回転子外径7の
外周囲に固定子用のスロット孔9が打抜かれ、次の第6
工程(VI)では固定子用のかしめ突起10が形成される。
次に第7工程(VII)では、前記スロット孔9の内端部9
aを開口させ且つ、内周に歯形を形成すると共に、前記
回転子外径7との間にギャップG部分を形成すべく固定
子内径11が打抜かれ、この打抜かれた環状のスクラップ
(抜きカス)12は下型ダイ内に形成された排出孔13を介
して抜き落される。次の第8工程(VIII)では、固定子
外径14が打抜かれると共に、打抜かれた固定子鉄心Sは
下型ダイ15内へ順次積層され、前記かしめ突起10によっ
て相互に連結されて一体化する。
尚、打抜かれた回転子鉄心R又は固定子鉄心Sは、前
記のとおりかしめ突起によって所定枚数が積層状態で一
体化された製品となるが、この所定枚数となったところ
で分離させるために、例えば前記第3工程(III)の前
後いずれかに回転子用かしめ突起6の打抜き工程を設け
たり、前記第6工程(IV)の前後いずれかに固定子用か
しめ突起10の打抜き工程が設けられる。
上記の打抜き作業において、本願では特に第7工程
(VII)の打抜き方法と装置に特徴を有するものであ
り、この点に関し第1図および第2図で更に詳しく説明
する。
前記第4工程(IV)で回転子鉄心Rが抜き落され、回
転子外径7に相当する歯形16aと当該歯形間に形成され
た歯溝16bとからなる歯部を有する空洞部16の外周に対
し、第7工程(VII)では回転子外径7よりエアギャッ
プG部分だけ大径で固定子内径11に相当する固定子側の
歯形17aと当該歯形間に形成される歯溝17bからなる固定
子歯部を同時に打抜くと共に、前記第5工程(V)で打
抜かれた固定子用スロット9の内端部9aを空洞部16側へ
開口させるための開口溝18も同時に打抜かれる。
このように、エアギャップG部分と同時に固定子歯部
を打抜くことによって、抜き落されるスクラップ12の巾
が実質的に広くなって変形や偏りが少なくなり、当該ス
クラップの抜き落しが容易となる。
また、前記固定子内径11の打抜きは、外周に前記固定
子歯部に対応する歯部が形成された上型パンチPと、同
じく内周に前記固定子歯部に対応する歯部が形成された
下型ダイDによって行なわれる。この下型ダイD内に
は、ダイの上面から所定深さD1まで僅かなテーパ角度β
例えば片側1゜以下(1/200mm)で次第に拡径する第1
テーパ孔部19と、該第1テーパ孔部19の下端側に連続し
て所定深さD2まで比較的大きなテーパ角度α例えば片側
15゜(1/4mm)で次第に拡径する第2テーパ孔部20が設
けられている。
前記第2テーパ孔部20の下端側は、少くとも前記固定
子歯部の歯溝17bより大径であると共に、前記排出孔13
に連続するように形成されている。
上記の上型パンチPと下型ダイDによって固定子内径
11の打抜きが行なわれ、スクラップ12として下型ダイD
内に抜き込まれた固定子の歯溝17bを含むエアギャップ
Gは、第1テーパ孔部19に形成された僅かなテーパによ
って、下型ダイDの内壁面へ強く食い付きすぎるために
発生する詰まりや食い付き不良による上型パンチPへ付
着しての浮き上りが防止され、第1テーパ孔部19に沿っ
て第2テーパ孔部20側へ下降される。
また、順次下降されたスクラップ12は第2テーパ孔部
20の比較的大きなテーパによって、当該スクラップが下
型ダイDの内壁面から受ける抵抗力を次第に減じながら
排出孔13側にスムーズに移行されて排出される。
(発明の効果) 前記した実施例でも明らかなとおり、本発明の方法と
装置では次のような効果を奏する。まず、固定子の内径
打抜きに際してエアギャップ部と同時にステッピング用
の歯溝を打抜くようにしたことにより、スクラップの巾
が実質的に大きくさせて変形や偏りを無くし、エアギャ
ップの小さい精密ステッピングモータでも抜き落し処理
が容易である。
また、固定子の内径打抜きを行う下型ダイ内に、僅か
なテーパ面を有する第1テーパ孔部と、これに連続する
比較的大きなテーパ面を有する第2テーパ孔部とを介し
て排出孔に連通させたことにより、抜き落されたスクラ
ップが下型ダイ内で詰まりを生じたり上型パンチに付着
して浮き上りを生ずることが無く、これらに起因する2
度抜きやパンチおよびダイの損傷を防止すると共に、金
型寿命も向上することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明によるステッピングモータの鉄心
製造方法と装置の実施例を示し、第1図は固定子の内径
抜き状態を示す要部拡大平面図、第2図は固定子の内径
抜きを行う上型パンチと下型ダイの要部縦断面図、第3
図は打抜き状態の工程図、第4図は順送り金型装置の全
体縦断面図である。 〔符号の説明〕 1……上型、2……下型 3……帯状電気鋼板、4……パイロット孔 5……軸孔 6……かしめ突起(回転子用) 7……回転子外径、8,15……下型ダイ 9……スロツト孔 10……かしめ突起(固定子用) 11……固定子内径、12……スクラップ 13……排出孔、14……固定子外径 16a……歯形(回転子用) 16b……歯溝(回転子用) 17a……歯形(固定子用) 17b……歯溝(固定子用) 18……開口溝、19……第1テーパ孔部 20……第2テーパ孔部、D……下型ダイ G……エアギャップ、P……上型パンチ R……回転子鉄心、S……固定子鉄心

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子のステッピング歯部に沿って回転子
    の外径抜きを行った後に、固定子のステッピング歯部と
    エアギャップ部とを同時に抜き落とすようにして固定子
    の内径抜きを行うステッピングモータの鉄心製造方法。
  2. 【請求項2】固定子の内径抜きを行う下型ダイ内に、次
    第に拡径される僅かなテーパ面にした第1テーパ孔部
    と、該第1テーパ孔部に連続して形成され少くとも下端
    側が固定子のステッピング歯部より大径となるように次
    第に拡径されるテーパ面にした第2テーパ孔部を形成せ
    しめたステッピングモータの鉄心製造装置。
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