JP2612798B2 - 屋根構造 - Google Patents

屋根構造

Info

Publication number
JP2612798B2
JP2612798B2 JP4356245A JP35624592A JP2612798B2 JP 2612798 B2 JP2612798 B2 JP 2612798B2 JP 4356245 A JP4356245 A JP 4356245A JP 35624592 A JP35624592 A JP 35624592A JP 2612798 B2 JP2612798 B2 JP 2612798B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
panel
roof structure
ridge
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4356245A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06229052A (ja
Inventor
俊之 川添
将利 垣永
Original Assignee
株式会社巴コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社巴コーポレーション filed Critical 株式会社巴コーポレーション
Priority to JP4356245A priority Critical patent/JP2612798B2/ja
Publication of JPH06229052A publication Critical patent/JPH06229052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2612798B2 publication Critical patent/JP2612798B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、体育館やイベント会
場等とする長径間構造物を形成する屋根構造に関する。
【0002】
【従来技術】近年、大都市ばかりでなく都市から離れた
地方においても、独特な個性を持った建物が建設される
ようになってきている。その一つの現れは、従来のもの
とは違う屋根形状として寄棟や四面折版を採用した建物
の建設である。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上記寄
棟や四面折版は、複数の屋根パネルの隣接部どうしを互
いに直接連結して寄棟状に設けたものであるが、屋根パ
ネルに平面パネルを使用しており、曲面パネルを使用し
ていなかった。この発明は、曲面パネルを使用した屋根
パネルの設計・製作を容易かつ迅速に行え、かつ施工性
が良く、屋根面の数が異なる屋根形状を得ることも容易
である屋根構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、上下弦材を腹材で連結させたトラス枠
材を複数組み合わせて形成した屋根パネルを複数個用
い、該屋根パネルの隣接部どうしを互いに連結して寄棟
状に設けた屋根構造であり、少くとも前記屋根パネル
が、円筒形屋根を平面に見て、棟心と直角な線に対して
左右対称に幅が漸次変化して軒部が広く、反対側が狭く
なったほぼ截頭三角形の曲面パネルで構成されたもので
ある。
【0005】
【作用】上記構成によれば、屋根パネルの設計及び製作
は、円筒形屋根を作る従来の方法で行われる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0007】図1(1)は屋根構造を示す平面図、
(2)は(1)に示す屋根構造に使用した屋根パネルの
平面図、(3)は(2)の側面図、図2は図1(1)に
示す屋根構造の斜視図、図3は同屋根構造を構成する立
体トラスの各トラス枠材の骨組状態を示す斜視図であ
る。
【0008】屋根1は、図1(1)及び図2に示すよう
に、複数の屋根パネル2を寄棟状に設けた六角形状のも
ので、屋根パネル2と稜線部屋根3とで構成されてい
る。
【0009】前記屋根パネル2は、図1(2)、(3)
に示すように、半径Rの円筒形屋根4を平面に見て、棟
心Cと直角な線Sに対して左右対称に幅が漸次変化して
軒部2aが広く、反対側が狭くなった頂角がθであるほ
ぼ截頭三角形の曲面パネルで構成されている。前記頂角
θは前記屋根1を形成できるよう設定されている。
【0010】このような屋根パネル2の隣接部2bどう
しは互いに前記稜線部屋根3を介して間接的に連結され
ている。
【0011】前記屋根パネル2は上・下弦材を腹材で連
結してなるトラス枠材5から構成されており、図3に示
すように、屋根面に菱形が形成されるように複数のトラ
ス枠材5を交差させて組むと共に、前記屋根面の軒部2
a側及び反対側に三角形が形成されるように軒部2a側
に延在した前記トラス枠材5の端部を、軒部2aを構成
する端部トラス枠材6により、反対側に延在した前記ト
ラス枠材5の端部をコンプレッションリング7により各
々互いに連結している。
【0012】また、前記稜線部屋根3は、隣合う屋根パ
ネル2の隣接部2bを構成するトラス枠材5の左右対応
した接続部をトラス枠材8により互いに連結している。
【0013】以上の構成において、屋根パネル2は、円
筒形屋根4を平面に見て、棟心Cを境とする2つの部分
4a、4bのうちの一方の部分4aから棟心Cと直角な
線Sに対して左右対称に切り取られた構成であることか
ら、その設計及び製作は前記円筒形屋根4を作る従来の
方法と同様に行われる。そして、屋根パネル2が一旦設
計された後は、同一設計図面により屋根パネル2が必要
な数だけ製作される。
【0014】屋根1は、前記屋根パネル2の隣接部2b
どうしを互いに稜線部屋根3を介して間接的に連結する
ことで構築される。その大きさは主に円筒形屋根4の半
径Rを調整し、必要に応じて屋根パネル2の頂角θをも
調整することで行う。
【0015】尚、この実施例では六角形状の屋根1につ
いて説明したが、屋根パネル2の頂角θを変更すること
で、図1(1)、(2)、(3)と各々対応する図4
(1)、(2)、(3)に示すように例えば三角形状の
屋根1Aを屋根パネル2Aで構築することも可能であ
る。
【0016】また、上記実施例では屋根パネル2、2A
の凸面を表面側にしたが、図6(1)、(2)に示すよ
うに屋根パネル2Bの凹面を表面側にして屋根1Bを構
築しても良いことは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上の通りこの発明は、上下弦材を腹材
で連結させたトラス枠材を複数組み合わせて形成した屋
根パネルを複数個用い、該屋根パネルの隣接部どうしを
互いに連結して寄棟状に設けた屋根構造であり、少くと
も前記屋根パネルが、円筒形屋根を平面に見て、棟心と
直角な線に対して左右対称に幅が漸次変化して軒部が広
く、反対側が狭くなったほぼ截頭三角形の曲面パネルで
構成されたため、円筒形屋根を作る従来の方法で屋根パ
ネルの設計及び製作を簡単に行うことができる。また、
設計後は同一設計図面を使用して屋根パネルを必要な数
だけ製作でき、その形状寸法の均一化が図れる。更に、
前記屋根パネルの隣接部どうしを互いに連結することで
屋根を簡単に構築できる。
【0018】また、円筒形屋根に描く屋根パネルの頂角
の調整で屋根面の数を変えることができることから、寄
棟の屋根構造でありながら意匠的外観が異なる多様な屋
根形状が簡単に得られる。
【0019】更に、主に円筒形屋根の半径を調整し、必
要に応じて屋根パネルの頂角をも調整することで屋根の
大きさを簡単に変えることができる。
【0020】従って、曲面パネルを使用した屋根構造の
設計・製作が容易かつ迅速に容易に行え、かつ施工性が
良く、しかも建築コストも安くて済むと共に、意匠性に
対しても十分な配慮ができる屋根構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1) この発明の一実施例である屋根構造を
示す平面図である。 (2) (1)に示す屋根構造に使用した屋根パネルの
平面図である。 (3) (2)の側面図である。
【図2】図1(1)に示す屋根構造の斜視図である。
【図3】同屋根構造を構成する立体トラスの各トラス枠
材の骨組状態を示す斜視図である。
【図4】(1) この発明の他の実施例である屋根構造
を示す平面図である。 (2) (1)に示す屋根構造に使用した屋根パネルの
平面図である。 (3) (2)の側面図である。
【図5】図4(1)に示す屋根構造の斜視図である。
【図6】(1) この発明の更に他の実施例である屋根
構造を示す平面図である。 (2) (1)に示す屋根構造の斜視図である。
【符号の説明】
1、1A、1B 屋根 2、2A、2B 屋根パネル 2a 軒部 2b 隣接部 3 稜線部屋根 4 円筒形屋根5 トラス枠材 C 棟心 S 線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下弦材を腹材で連結させたトラス枠材
    を複数組み合わせて形成した屋根パネルを複数個用い、
    屋根パネルの隣接部どうしを互いに連結して寄棟状に
    設けた屋根構造であり、少くとも前記屋根パネルが、円
    筒形屋根を平面に見て、棟心と直角な線に対して左右対
    称に幅が漸次変化して軒部が広く、反対側が狭くなった
    ほぼ截頭三角形の曲面パネルで構成されたことを特徴と
    する屋根構造。
JP4356245A 1992-12-21 1992-12-21 屋根構造 Expired - Lifetime JP2612798B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4356245A JP2612798B2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 屋根構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4356245A JP2612798B2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 屋根構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06229052A JPH06229052A (ja) 1994-08-16
JP2612798B2 true JP2612798B2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=18448078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4356245A Expired - Lifetime JP2612798B2 (ja) 1992-12-21 1992-12-21 屋根構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2612798B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013102A (ja) * 1983-07-01 1985-01-23 住友電気工業株式会社 架設ケ−ブルの樹脂外装方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06229052A (ja) 1994-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3857150A (en) Method of assembling a framework
US3893277A (en) Building panels
JP2612798B2 (ja) 屋根構造
JP2548064B2 (ja) 屋根構造
JPH0421022B2 (ja)
JP2501348B2 (ja) 屋根下地構造
JP2878643B2 (ja) 球面網目骨格構造
JPS604341B2 (ja) ユニツト式建物における寄棟式屋根
JP3739152B2 (ja) 屋根パネル及び屋根構造
JPH02171450A (ja) 建物の屋根
JPS63210326A (ja) 勾配屋根を有するユニツト建物
JPH01146036A (ja) ユニット建物
JPH03187451A (ja) 屋根ユニット
JP2535661B2 (ja) 屋根ユニットの形成方法
CA1172823A (en) Space frames
JPH0421023B2 (ja)
JP2523927Y2 (ja) 立体トラスの網目構造
JPH0630966Y2 (ja) 立体トラス
JPH11172852A (ja) 瓦部材及び屋根葺きを行うシステム
JPH082262Y2 (ja) 寄せ棟屋根と半切妻屋根の小屋組
JP2546676B2 (ja) 正多角形平面の尖頭構築物
JPH04143343A (ja) 建物のサブユニット
JPH06117063A (ja) 屋根構造
JPH11217873A (ja) ユニット建物
JPH0639824B2 (ja) 屋根架構