JP2611962B2 - 床仕上材 - Google Patents
床仕上材Info
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- JP2611962B2 JP2611962B2 JP7109027A JP10902795A JP2611962B2 JP 2611962 B2 JP2611962 B2 JP 2611962B2 JP 7109027 A JP7109027 A JP 7109027A JP 10902795 A JP10902795 A JP 10902795A JP 2611962 B2 JP2611962 B2 JP 2611962B2
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- Japan
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- finishing material
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築内装材料として
の床仕上材に関する。
の床仕上材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の集合住宅の床仕上材は、カーペッ
トが主流であった。しかし、最近カーペットにはダニが
発生する、埃がでやすいといった衛生面のクレームの発
生、自然感がないといった嗜好的な側面から木質系の床
仕上材が見直され始めている。しかし、この木質系の仕
上材をマンションの床仕上材として用いると、床衝撃音
遮断性に劣るという大きな欠点があった。即ち、上階の
足音や、物を落とす音等の床衝撃音(軽量床衝撃音)が
階下に伝達し、騒音クレームが発生していた。そこで、
9〜12mmの厚さを有する木質の表面仕上材の裏面に発
泡プラスチック(厚さ2mmの低発泡ポリエチレンフォー
ム)を貼って軽量床衝撃音に対処しようとするものが開
発された。この発泡プラスチックを下層に設けた床仕上
材では、緩衝層の厚みを4mmに形成しても100cm2 の
局部荷重に対する静的バネ定数は25kg/cm・cm2 超で
あったため、その遮音性能は要求水準(軽量衝撃源に対
しL−55)を満足できないものであった。この要求水
準を満足しようとすると、表面仕上材の裏面に貼る発泡
プラスチックの層を15mm程度まで厚くすることによっ
て、100cm2 の局部荷重に対する発泡プラスチックの
層の静的バネ定数を25kg/cm・cm2 以下にする必要が
あった。
トが主流であった。しかし、最近カーペットにはダニが
発生する、埃がでやすいといった衛生面のクレームの発
生、自然感がないといった嗜好的な側面から木質系の床
仕上材が見直され始めている。しかし、この木質系の仕
上材をマンションの床仕上材として用いると、床衝撃音
遮断性に劣るという大きな欠点があった。即ち、上階の
足音や、物を落とす音等の床衝撃音(軽量床衝撃音)が
階下に伝達し、騒音クレームが発生していた。そこで、
9〜12mmの厚さを有する木質の表面仕上材の裏面に発
泡プラスチック(厚さ2mmの低発泡ポリエチレンフォー
ム)を貼って軽量床衝撃音に対処しようとするものが開
発された。この発泡プラスチックを下層に設けた床仕上
材では、緩衝層の厚みを4mmに形成しても100cm2 の
局部荷重に対する静的バネ定数は25kg/cm・cm2 超で
あったため、その遮音性能は要求水準(軽量衝撃源に対
しL−55)を満足できないものであった。この要求水
準を満足しようとすると、表面仕上材の裏面に貼る発泡
プラスチックの層を15mm程度まで厚くすることによっ
て、100cm2 の局部荷重に対する発泡プラスチックの
層の静的バネ定数を25kg/cm・cm2 以下にする必要が
あった。
【0003】また、木質系の表面仕上材の表面には塗料
を塗布するのが一般的であり、この塗料層が防湿層とな
っていたが、仕上材の下面には通常は塗料を塗布してい
なかった。
を塗布するのが一般的であり、この塗料層が防湿層とな
っていたが、仕上材の下面には通常は塗料を塗布してい
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の6〜15mm程度
の発泡緩衝層を備えた床仕上材では床面が柔らかとなっ
て凹みやすくなるという欠点があった。従来の代表的な
木質系床仕上材として、木質層の厚みを7mm、緩衝層
(低発泡ポリエチレンフォーム)の厚みを8mmとして全
体の厚みを15mmに形成したもの(静的バネ定数は70
kg/cm・cm2 であった)では、コンクリートスラブに直
貼りし、その軽量床衝撃音遮断性能を測定した結果、図
4に示すグラフ100の如く、遮音等級L−65となっ
た。
の発泡緩衝層を備えた床仕上材では床面が柔らかとなっ
て凹みやすくなるという欠点があった。従来の代表的な
木質系床仕上材として、木質層の厚みを7mm、緩衝層
(低発泡ポリエチレンフォーム)の厚みを8mmとして全
体の厚みを15mmに形成したもの(静的バネ定数は70
kg/cm・cm2 であった)では、コンクリートスラブに直
貼りし、その軽量床衝撃音遮断性能を測定した結果、図
4に示すグラフ100の如く、遮音等級L−65となっ
た。
【0005】また、木質系の表面仕上材の裏面に防湿層
がないため、裏面側が吸湿し仕上材を反らせる原因とも
なっていた。
がないため、裏面側が吸湿し仕上材を反らせる原因とも
なっていた。
【0006】そこで、この発明は、床衝撃音遮断性を向
上させるとともに床面が柔らかとなって凹みやすくなる
のを防止し、全体の厚みを極力押さえ、表面仕上材の吸
湿による反りを防止した床仕上材を提供することを目的
とする。
上させるとともに床面が柔らかとなって凹みやすくなる
のを防止し、全体の厚みを極力押さえ、表面仕上材の吸
湿による反りを防止した床仕上材を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、床下地上に敷き詰める床仕上材であっ
て、木質系、合成樹脂系等の比較的硬質な材料から成る
表面仕上材と床下地に接触する緩衝層とを備え、表面仕
上材と緩衝層との間に制振層を設け、表面仕上材の厚み
を6mm以下に形成し、緩衝層の厚みを1〜4mmに形成す
るとともに100cm2 の局部荷重に対し、25kg/cm・
cm2 以下の静的バネ定数を持つように形成したものであ
り、また、表面仕上材の上下面に防湿層を形成したもの
である。
め、この発明は、床下地上に敷き詰める床仕上材であっ
て、木質系、合成樹脂系等の比較的硬質な材料から成る
表面仕上材と床下地に接触する緩衝層とを備え、表面仕
上材と緩衝層との間に制振層を設け、表面仕上材の厚み
を6mm以下に形成し、緩衝層の厚みを1〜4mmに形成す
るとともに100cm2 の局部荷重に対し、25kg/cm・
cm2 以下の静的バネ定数を持つように形成したものであ
り、また、表面仕上材の上下面に防湿層を形成したもの
である。
【0008】
【作用】この発明の床仕上材を緩衝層が床下地上に接触
するように敷き詰め、表面仕上材に床衝撃音が加えられ
たとき、歩行感を損なうことなく充分な遮断性能を発揮
した。また、この床仕上材では、全体の厚みを10mm以
下にすることが可能なため、すでにカーペット等で仕上
げのしてある床の貼り直しが出来る。また、表面仕上材
の上下面に防湿層を形成することにより、表面仕上材の
反りを防止する。
するように敷き詰め、表面仕上材に床衝撃音が加えられ
たとき、歩行感を損なうことなく充分な遮断性能を発揮
した。また、この床仕上材では、全体の厚みを10mm以
下にすることが可能なため、すでにカーペット等で仕上
げのしてある床の貼り直しが出来る。また、表面仕上材
の上下面に防湿層を形成することにより、表面仕上材の
反りを防止する。
【0009】
【実施例】以下にこの発明の好適な実施例を図面を参照
にして説明する。
にして説明する。
【0010】図1および図2はこの発明の実施例を示
し、合板等の木質系の表面仕上材1に制振層3を介して
床下地10(コンクリートスラブ)と接触する緩衝層2
を貼りつけてある。緩衝層2としては、ゴムスポンジ、
多孔質無機繊維、低発泡・低ロスポリエチレンフォー
ム、ポリウレタンフォーム等が使用される。そして、こ
の緩衝層2は、厚さ1〜4mmにおいて100cm2 の局部
荷重に対し25kg/cm・cm2 以下の静的バネ定数を持っ
ている。この実施例における表面仕上材1は、木質仕上
単板の裏面に台板合板を張り付けて構成してある。制振
層3は、柔軟性に富んだ厚さ1〜3mm程度のもので、塩
化ビニール、ゴム、アスファルト系のものが使用され
る。床下地10としては、コンクリートスラブの他に在
来の木造大引根太式ものや、その他種々の床下地構造体
に対してこの発明の床仕上材を敷きつめることは可能で
ある。
し、合板等の木質系の表面仕上材1に制振層3を介して
床下地10(コンクリートスラブ)と接触する緩衝層2
を貼りつけてある。緩衝層2としては、ゴムスポンジ、
多孔質無機繊維、低発泡・低ロスポリエチレンフォー
ム、ポリウレタンフォーム等が使用される。そして、こ
の緩衝層2は、厚さ1〜4mmにおいて100cm2 の局部
荷重に対し25kg/cm・cm2 以下の静的バネ定数を持っ
ている。この実施例における表面仕上材1は、木質仕上
単板の裏面に台板合板を張り付けて構成してある。制振
層3は、柔軟性に富んだ厚さ1〜3mm程度のもので、塩
化ビニール、ゴム、アスファルト系のものが使用され
る。床下地10としては、コンクリートスラブの他に在
来の木造大引根太式ものや、その他種々の床下地構造体
に対してこの発明の床仕上材を敷きつめることは可能で
ある。
【0011】緩衝層2上に制振層3を貼り付け、制振層
3上に表面仕上材1を貼り付けた床仕上材において、1
00cm2 の局部荷重に対し、厚さ4mmの緩衝層2が8
0kg/cm・cm2 50kg/cm・cm2 30kg/cm・cm2
20kg/cm・cm2 の各静的バネ定数を有する4種類の
ものを使用した結果、の緩衝層2を有する床では、遮
音性能がL−70を超え、床の沈み量は0.5mm、で
はL−60を超え、1.3mm、ではL−57、2.2
mm、ではL−55未満、2.9mmであった。緩衝層2
の厚みを1〜4mmに形成し、100cm2 の局部荷重に対
し25kg/cm・cm2 以下の静的バネ定数にすることは遮
音性能の向上を図ることに有効である。
3上に表面仕上材1を貼り付けた床仕上材において、1
00cm2 の局部荷重に対し、厚さ4mmの緩衝層2が8
0kg/cm・cm2 50kg/cm・cm2 30kg/cm・cm2
20kg/cm・cm2 の各静的バネ定数を有する4種類の
ものを使用した結果、の緩衝層2を有する床では、遮
音性能がL−70を超え、床の沈み量は0.5mm、で
はL−60を超え、1.3mm、ではL−57、2.2
mm、ではL−55未満、2.9mmであった。緩衝層2
の厚みを1〜4mmに形成し、100cm2 の局部荷重に対
し25kg/cm・cm2 以下の静的バネ定数にすることは遮
音性能の向上を図ることに有効である。
【0012】表面仕上材1(木質仕上単板1Aと台板合
板1B)の厚みは、6mm以下に形成し、好ましくは2.
5〜4.5mmに形成し、緩衝層2の厚みは1〜4mmに形
成してある。緩衝層2の厚みを1〜4mmとすることは、
上述の静的バネ定数を小さくすればするほど遮音性能が
向上するが、それに伴い床の沈み量も増大するので、緩
衝層2の厚みを1〜4mmにしてこの厚み以上は沈み込ま
ないようにするためである。
板1B)の厚みは、6mm以下に形成し、好ましくは2.
5〜4.5mmに形成し、緩衝層2の厚みは1〜4mmに形
成してある。緩衝層2の厚みを1〜4mmとすることは、
上述の静的バネ定数を小さくすればするほど遮音性能が
向上するが、それに伴い床の沈み量も増大するので、緩
衝層2の厚みを1〜4mmにしてこの厚み以上は沈み込ま
ないようにするためである。
【0013】なおまた、上述の静的バネ定数は、材質に
よって一定とは限らず、使用する材質の硬度、発泡倍
率、密度等により異なるとともに、厚さや形状等によっ
ても異なるものである。したがって、本発明では、緩衝
層2に使用する材質の種類等によって厚さ1〜4mmの範
囲内において、「100cm2 の局部荷重に対する静的バ
ネ定数を25kg/cm・cm2 以下」となるようにしたもの
である。例えば、或る材質のものでは厚さ2mmで上記静
的バネ定数が得られるが、他の材質のものでは厚さ3mm
で得られる場合がある。
よって一定とは限らず、使用する材質の硬度、発泡倍
率、密度等により異なるとともに、厚さや形状等によっ
ても異なるものである。したがって、本発明では、緩衝
層2に使用する材質の種類等によって厚さ1〜4mmの範
囲内において、「100cm2 の局部荷重に対する静的バ
ネ定数を25kg/cm・cm2 以下」となるようにしたもの
である。例えば、或る材質のものでは厚さ2mmで上記静
的バネ定数が得られるが、他の材質のものでは厚さ3mm
で得られる場合がある。
【0014】なお、表面仕上材1としては、木質材料の
他に合成樹脂系材料などの比較的硬い材料を選択しても
よい。表面仕上材1として木質系材料を使う利点は、熱
伝導率が低く保温性が良い、比較的表面の硬度が高く静
荷重に対して強い、貼り上げ後の弾性が適度にある、と
いう特性を有し、自然の感触と家ダニの温床にならず掃
除が簡単となることである。
他に合成樹脂系材料などの比較的硬い材料を選択しても
よい。表面仕上材1として木質系材料を使う利点は、熱
伝導率が低く保温性が良い、比較的表面の硬度が高く静
荷重に対して強い、貼り上げ後の弾性が適度にある、と
いう特性を有し、自然の感触と家ダニの温床にならず掃
除が簡単となることである。
【0015】図2に示すこの発明の別の実施例は、表面
仕上材1を木質仕上単板1Aのみとし、これらを制振層
3の上面に直接貼付したものである。これにより床面上
に加わった衝撃は木質仕上単板1Aの1つ1つに分散す
るため遮音効果が向上するものである。
仕上材1を木質仕上単板1Aのみとし、これらを制振層
3の上面に直接貼付したものである。これにより床面上
に加わった衝撃は木質仕上単板1Aの1つ1つに分散す
るため遮音効果が向上するものである。
【0016】図3に示すもう1つの発明の実施例は、表
面仕上材1の上下面に塗膜または、フィルムよりなる防
湿層4を形成したものである。通常、表面仕上材の上面
2はウレタンまたは、アミノアルキド樹脂塗料等を塗布
するのでその塗料層が防湿層となっているが、下面側は
それがないために木質系の表面仕上材1では下面側が吸
湿し表面仕上材1を反らせる原因となる。木質系の表面
仕上材1の上下面に防湿層4を形成すれば、表面仕上材
1の平面性が安定すると共に、床仕上材全体の床下地1
0への貼付施工も容易となる。
面仕上材1の上下面に塗膜または、フィルムよりなる防
湿層4を形成したものである。通常、表面仕上材の上面
2はウレタンまたは、アミノアルキド樹脂塗料等を塗布
するのでその塗料層が防湿層となっているが、下面側は
それがないために木質系の表面仕上材1では下面側が吸
湿し表面仕上材1を反らせる原因となる。木質系の表面
仕上材1の上下面に防湿層4を形成すれば、表面仕上材
1の平面性が安定すると共に、床仕上材全体の床下地1
0への貼付施工も容易となる。
【0017】図4に示すグラフは、先にも説明したよう
に従来品の軽量床衝撃音遮断性能を測定した結果を符号
100で示すと共に、この発明の図1に示す実施品の遮
断性能の測定結果を符号20で示したものである。符号
20で示すこの発明の実施品は、木質系の表面仕上材1
の厚みを2.8mmとし、制振層3の厚みを1mmとし、緩
衝層の厚みを2mmとし、全体の厚みを5.8mmとしたも
のであり、コンクリートスラブに直貼りした。
に従来品の軽量床衝撃音遮断性能を測定した結果を符号
100で示すと共に、この発明の図1に示す実施品の遮
断性能の測定結果を符号20で示したものである。符号
20で示すこの発明の実施品は、木質系の表面仕上材1
の厚みを2.8mmとし、制振層3の厚みを1mmとし、緩
衝層の厚みを2mmとし、全体の厚みを5.8mmとしたも
のであり、コンクリートスラブに直貼りした。
【0018】軽量床衝撃音遮断性能の測定は、JIS
A 1419に基づき、緩衝源として500gスティー
ルハンマーを5cmの高さから表面仕上材1上へ自由落下
させて測定した。軽量床衝撃音の遮断は、衝撃力が小さ
いので、緩衝層2の厚さは1〜4mmでかつ静的バネ定数
が25kg/cm・cm2 以下で十分である。表面仕上材1が
6mmを超えて厚くなるほど曲げ剛性(曲げヤング率)が
大きくなり、床に加えられた衝撃による表面仕上材1の
たわみが小さく、かつ反発性が高くなるので、床衝撃に
対して下層の緩衝層2による緩衝性や衝撃吸収性が悪く
なり、遮音性能が低下する。したがって、表面仕上材1
の厚さを6mm以下とすることにより、床に衝撃が加わっ
たときに表面仕上材1が適度に変形(たわみ)すること
により、下層の緩衝層2の効果が十分に発揮されること
となる。
A 1419に基づき、緩衝源として500gスティー
ルハンマーを5cmの高さから表面仕上材1上へ自由落下
させて測定した。軽量床衝撃音の遮断は、衝撃力が小さ
いので、緩衝層2の厚さは1〜4mmでかつ静的バネ定数
が25kg/cm・cm2 以下で十分である。表面仕上材1が
6mmを超えて厚くなるほど曲げ剛性(曲げヤング率)が
大きくなり、床に加えられた衝撃による表面仕上材1の
たわみが小さく、かつ反発性が高くなるので、床衝撃に
対して下層の緩衝層2による緩衝性や衝撃吸収性が悪く
なり、遮音性能が低下する。したがって、表面仕上材1
の厚さを6mm以下とすることにより、床に衝撃が加わっ
たときに表面仕上材1が適度に変形(たわみ)すること
により、下層の緩衝層2の効果が十分に発揮されること
となる。
【0019】図4に示す測定結果において、従来品がL
−65、本発明実施品がL−55となり、遮音等級で2
ランク、聴感上は約半分の騒音になった。
−65、本発明実施品がL−55となり、遮音等級で2
ランク、聴感上は約半分の騒音になった。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、表面仕上材と床下地に接触する緩衝層とを備え、表
面仕上材と緩衝層との間に制振層を設け、表面仕上材の
厚みを2〜6mmに形成し、緩衝層の厚みを1〜4mmに形
成するとともに100cm2 の局部荷重に対し25kg/cm
・cm2 以下の静的バネ定数をもつように形成したので、
床仕上材全体の厚みを10mm以下で製品化可能なため既
にカーペット等で仕上げのしてある床の貼り直し(改
修)が可能となる。また、歩行感を損なうことなく、軽
量床衝撃音遮断性能にも優れたものとなった。この発明
では、表面仕上材と緩衝層との夫々の厚みを最適なもの
とし、緩衝層の静的バネ定数を上述の値にすることで、
遮音性能の向上を図り、沈み込みを防止したものであ
る。また、制振層が間に存在することにより制振性能も
発揮する。
ば、表面仕上材と床下地に接触する緩衝層とを備え、表
面仕上材と緩衝層との間に制振層を設け、表面仕上材の
厚みを2〜6mmに形成し、緩衝層の厚みを1〜4mmに形
成するとともに100cm2 の局部荷重に対し25kg/cm
・cm2 以下の静的バネ定数をもつように形成したので、
床仕上材全体の厚みを10mm以下で製品化可能なため既
にカーペット等で仕上げのしてある床の貼り直し(改
修)が可能となる。また、歩行感を損なうことなく、軽
量床衝撃音遮断性能にも優れたものとなった。この発明
では、表面仕上材と緩衝層との夫々の厚みを最適なもの
とし、緩衝層の静的バネ定数を上述の値にすることで、
遮音性能の向上を図り、沈み込みを防止したものであ
る。また、制振層が間に存在することにより制振性能も
発揮する。
【0021】また、表面仕上材の上下面に防湿層を形成
したものでは、表面仕上材の反りが防止でき、平面性を
安定させる。
したものでは、表面仕上材の反りが防止でき、平面性を
安定させる。
【図1】この発明の好適な実施例施例を示す断面図。
【図2】表面仕上材を変えた実施例の斜視図。
【図3】表面仕上材の上下面に防振層を形成した断面
図。
図。
【図4】従来品とこの発明の実施品との軽量床衝撃音遮
断性能を測定した結果を示すグラフ。
断性能を測定した結果を示すグラフ。
1 表面仕上材 2 緩衝層 3 制振層 4 防湿層 10 床下地
Claims (2)
- 【請求項1】 床下地上に敷き詰める床仕上材であっ
て、 木質系、合成樹脂系等の比較的硬質な材料から成る表面
仕上材と床下地に接触する緩衝層とを備え、 表面仕上材と緩衝層との間に制振層を設け、 表面仕上材の厚みを6mm以下に形成し、 緩衝層の厚みを1〜4mmに形成するとともに100cm2
の局部荷重に対し、25kg/cm・cm2 以下の静的バネ定
数を持つように形成したことを特徴とする床仕上材。 - 【請求項2】 床下地上に敷き詰める床仕上材であっ
て、 木質系、合成樹脂系等の比較的硬質な材料から成る表面
仕上材と床下地に接触する緩衝層とを備え、 表面仕上材の上下面に防湿層を形成し、 表面仕上材の厚みを6mm以下に形成し、 緩衝層の厚みを1〜4mmに形成するとともに100cm2
の局部荷重に対し、25kg/cm・cm2 以下の静的バネ定
数を持つように形成したことを特徴とする床仕上材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7109027A JP2611962B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 床仕上材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7109027A JP2611962B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 床仕上材 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11414986A Division JPH0799045B2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 | 床仕上材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0882080A JPH0882080A (ja) | 1996-03-26 |
JP2611962B2 true JP2611962B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=14499754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7109027A Expired - Fee Related JP2611962B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 床仕上材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2611962B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6064768B2 (ja) * | 2013-04-22 | 2017-01-25 | 凸版印刷株式会社 | リフォーム用床材 |
JP6608626B2 (ja) * | 2015-06-12 | 2019-11-20 | 静岡瀝青工業株式会社 | 根太、床構造 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5322448U (ja) * | 1976-08-04 | 1978-02-24 | ||
JPS62273360A (ja) * | 1986-05-19 | 1987-11-27 | 株式会社ブリヂストン | 床仕上材 |
JPH0799045A (ja) * | 1993-09-29 | 1995-04-11 | Hitachi Maxell Ltd | 角形密閉式蓄電池 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5153627Y2 (ja) * | 1971-09-06 | 1976-12-22 | ||
JPS5978436U (ja) * | 1982-11-18 | 1984-05-28 | 朝日ウッドテック株式会社 | じか張り用床材 |
JPS5987935U (ja) * | 1982-12-06 | 1984-06-14 | 井上エムテ−ピ−株式会社 | 遮音材 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP7109027A patent/JP2611962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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JPH0799045A (ja) * | 1993-09-29 | 1995-04-11 | Hitachi Maxell Ltd | 角形密閉式蓄電池 |
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Publication number | Publication date |
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JPH0882080A (ja) | 1996-03-26 |
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