JP2611553B2 - 燃料噴射装置の異常診断装置 - Google Patents

燃料噴射装置の異常診断装置

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JP2611553B2
JP2611553B2 JP3030607A JP3060791A JP2611553B2 JP 2611553 B2 JP2611553 B2 JP 2611553B2 JP 3030607 A JP3030607 A JP 3030607A JP 3060791 A JP3060791 A JP 3060791A JP 2611553 B2 JP2611553 B2 JP 2611553B2
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fuel
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
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    • F02D41/1495Detection of abnormalities in the air/fuel ratio feedback system

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の燃料噴射
装置の異常診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の燃料噴射装置の異常判
定は、たとえば基本噴射量を空燃比F/B(フィード/
バック)補正係数と学習補正係数とから演算した空燃比
補正値で補正して、燃料制御する場合に、空燃比補正値
が所定値以上となったときに、異常と判定する方法が、
たとえば特開昭62−219848号公報に開示されて
いる。また、別の燃料噴射装置の異常判定として、たと
えば空燃比センサの出力の反転周波数あるいは周期を所
定値と比較する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の空
燃比補正値を用いる燃料噴射装置の異常判定方法では、
空燃比補正値と所定値の比較によってのみ、故障を判定
しているため、燃料系の状態に応じて適切な異常判定を
行うことがむずかしいという課題があった。また、同様
に空燃比センサの出力を用いる異常判定方法において
も、燃料系の状態に応じて適切な異常判定を行うことは
むずかしかった。
【0004】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、燃料系の状態に応じて適切な異常
判定と、空燃比フィードバック制御を行うことができる
燃料噴射装置の異常診断装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る燃料噴射
装置の異常診断装置は、空燃比センサの出力により空燃
比補正値を演算して第1の設定値と比較することにより
第1の比較結果を取り出すとともに、空燃比センサの出
力の周波数に関連する値第2の設定値と比較して第2
の比較結果を取り出し、第1と第2の比較結果に基づい
て燃料系の異常を診断すると共に、第1と第2の比較結
果を組み合わせることによって、燃料系の状態を把握す
るものである。
【0006】
【作用】この発明における診断手段は、空燃比センサの
出力に基づいて演算された空燃比補正値と第1の設定値
を比較した第1の比較結果と、空燃比センサの出力の周
波数に関連する値と第2の設定値とを比較した第2の比
較結果とに基づいて燃料系の異常を診断すると共に、空
燃比補正値と空燃比センサの出力の周波数に関連する値
とを組み合わせて燃料系の状態を把握する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の燃料噴射装置の実施例につ
いて図面に基づき説明する。図1はその一実施例の構成
を示すブロック図である。この図1において、10はエ
アフローセンサ(以下、AFSと略する)13の上流側
に配設されたエアクリーナである。
【0008】このAFS13はエンジン1に吸入される
空気量に応じてパルスを出力し、また、クランク角セン
サ17はエンジン1の回転数に応じてパルスを出力す
る。このAFS13の出力とクランク角センサ17から
出力されるパルスはAN検出手段20に入力されるよう
になっている。AN検出手段20はAFS13の出力と
クランク角センサ17の出力とからエンジン1の所定ク
ランク角度間に入るAFS13の出力パルスを計数す
る。
【0009】このAN検出手段20の出力はAN演算手
段21に出力されるようになっている。AN演算手段2
1はAN検出手段20の出力から真の吸気量を算出し
て、その算出結果を制御手段22に出力するようになっ
ている。
【0010】一方、11はサージタンク、12はスロッ
トルバルブ、14はインジェクタ、15は吸気管、16
は排気管、18は水温センサ、19は吸気管16に取り
付けた空燃比センサとしての排気ガスセンサ(O2セン
サ)であり、この排気ガスセンサ19は排気中の酸素濃
度から空燃比を検出するものであり、この排気ガスセン
サ19の出力、水温センサ18の出力も上記制御手段2
2に出力するようになっている。
【0011】上記制御手段22はAN演算手段21の出
力、水温センサ18の出力、排気ガスセンサ19の出力
を受けて、インジェクタ14の駆動時間を制御し、燃料
供給量を制御するようになっている。
【0012】図2はこの実施例の構成をより具体的に示
したブロック図であり、この図2において、図1と同一
部分には同一符号を付して、その重複説明を避ける。こ
の図2は図1におけるAN検出手段20〜制御手段22
の内部構成を具体的ブロック図として示しており、図1
の制御手段22を図2では、制御装置30として示して
おり、一点鎖線で包囲されている。
【0013】この制御装置30はAFS13、水温セン
サ18、排気ガスセンサ19およびクランク角センサ1
7の出力信号を入力とし、内燃機関、すなわち、エンジ
ン1の各気筒ごとに設けられた4つのインジェクタ(4
気筒の場合を例示している)14を制御するものであ
る。この制御装置30は、上述のように、AN検出手段
20〜制御手段22に相当し、ROM41,RAM42
を有するマイクロコンピュータ(以下、CPUという)
40などにより実現される。
【0014】また、31はAFS13の出力に接続され
た2分周器、32はこの2分周器31の出力を一方の入
力とし、他方の入力端子をCPU40の出力端P1に接
続した排他的論理和ゲートであり、この排他的論理和ゲ
ート32の出力端子はカウンタ33およびCPU40の
入力端に接続されている。
【0015】また、34は水温センサ18とA/Dコン
バータ35との間に接続されたインタフェースであり、
36は波形整形回路である。この波形整形回路36に
は、クランク角センサ17の出力が入力され、波形整形
回路36の出力はCPU40の割込み入力端P4および
カウンタ37に入力されるようになっている。
【0016】また、タイマ38はCPU40の割込み入
力端P5に接続されており、A/D変換器39は図示し
ないバッテリの電圧VBをA/D変換し、CPU40に
出力するようになっている。
【0017】さらに、タイマ43はCPU40の出力端
P2とドライバ44の入力端との間に設けられており、
このドライバ44の出力は各インジェクタ14に出力さ
れるようになっている。
【0018】一方、上記排気ガスセンサ19の出力はA
/Dコンバータ28に入力され、そこでA/D変換され
て、CPU40に入力されるようになっている。このA
/Dコンバータ28と排気ガスセンサ19との間は、抵
抗27を介してアースされている。この抵抗27はエン
ジン1の低温時に、排気ガスセンサ19の出力が高圧と
なるために、その電圧を低下させるために設けられたも
のである。
【0019】次に、上記構成の動作について説明する。
AFS13の出力は2分周器31により分周され、CP
U40により制御される排他的論理和ゲート32を介し
て、カウンタ33に入力される。カウンタ33は排他的
論理和ゲート32の出力の立ち上がりエッジ間の周期を
測定する。
【0020】CPU40は排他的論理和ゲート32の立
ち下がりエッジを割込み入力端P3に入力され、AFS
13の出力パルス周期またはこれを2分周したごとに、
割込み処理を行い、カウンタ33の周期を測定する。
【0021】また、水温センサ18の出力はインタフェ
ース34により電圧に変換され、A/Dコンバータ35
により所定時間ごとにディジタル値に変換されてCPU
40に取り込まれる。
【0022】クランク角センサ17の出力は波形整形回
路36を介してCPU40の割込み入力端P4およびカ
ウンタ37に入力される。CPU40はこのクランク角
センサ17の出力の立ち上がりごとに割込み処理を行
い、クランク角センサ17の立ち上がり間の周期をカウ
ンタ37の出力から検出する。
【0023】タイマ38は所定時間ごとにCPU40の
割込み入力端P5へ割込み信号を発生し、また、A/D
コンバータ39はバッテリ電圧VBをA/D変換すると
ともに、A/Dコンバータ28は排気ガスセンサ19の
出力をA/D変換して、それぞれCPU40に出力す
る。このCPU40は所定時間ごとに、バッテリ電圧V
BのA/D変換値および排気ガスセンサ19の出力のA
/D変換値を取り込む。
【0024】また、タイマ43はCPU40によりプリ
セットされ、CPU40の出力ポートP2よりトリガさ
れて、所定のパルス幅の出力をドライバ44に出力し、
このドライバ44によりインジェクタ14を駆動する。
【0025】次に、CPU40の動作説明の前に、空燃
比フィードバック補正値CFBと空燃比センサ出力周波
数fの組合せによって、燃料噴射装置の異常を検出する
ことができる原理について、空燃比フィードバック補正
値のみから異常検出する際の不具合と、周波数のみから
異常検出を行う際の不具合、および噴射燃料量のバラツ
キに対する空燃比フィードバック補正値と周波数特性と
いう観点から説明する。
【0026】図8は、1、3、4、2の気筒順序で燃料
噴射を行う4気筒エンジンに異常が生じた場合を示すも
のであって、 ケース1:第1気筒のみの噴射燃料量がCFB=COを
中心に−30%〜+30%変化したとき(即ち、気筒順
序で言えば4気筒に1回の割合で燃料噴射の異常な気筒
が訪れる場合)、 ケース2:第1気筒と第2気筒の二つの燃料噴射量がC
FB=COを中心に−30%〜+30%まで変化したと
(即ち、気筒順序で言えば、連続する2気筒毎に、燃
料噴射の正常な気筒と燃料噴射の異常な気筒とが2気筒
ずつ交互に訪れる場合)、 ケース3:第2気筒と第3気筒の二つの燃料噴射量がC
FB=COを中心に−30%〜+30%まで変化したと
(即ち、気筒順序で言えば、1気筒毎に、燃料噴射の
正常な気筒と燃料噴射の異常な気筒とが交互に訪れる場
合)、以上の三つのケースについて、噴射燃料量のバラ
ツキに対する空燃比フィードバック補正値CFBと周波
数fの特性を示したものである。
【0027】この図8に示すように、ケース1(1つの
気筒が異常である場合)とケース2(2つの気筒が異常
である場合)の空燃比フィードバック補正値CFBが同
一(たとえば、CFB=CA)となった場合を考える。
ケース2では、2つの気筒に異常が生じているため空燃
比フィードバック補正値の変動量が大きく、速やかにC
Aに達する。このため、排気ガスが悪化する前(ポイン
トfA2)、即ち、空燃比センサ出力周波数が増大する
前に燃料系の異常を検出することができる。しかしなが
ら、ケース1の場合は1つの気筒にのみ異常が生じてい
るので空燃比フィードバック補正値の変動量が小さい。
このため、ケース1において空燃比フィードバック補正
値がCAに達した場合(ポイントfA1)では空燃比セ
ンサ出力周波数が既に増大しており、排気ガスが悪化し
ている。したがって、ケース1とケース2の空燃比フィ
ードバック補正値CFBを同一所定値と比較することに
よってのみ、異常判定を行う場合、異常検知が遅れる
か、または正常な空燃比フィードバックを行うことがで
きない可能性があった。
【0028】次に、ケース2(連続する2気筒毎に、燃
料噴射の正常な気筒と燃料噴射の異常な気筒とが2気筒
ずつ交互に訪れる場合)とケース3(1気筒毎に、燃料
噴射の正常な気筒と燃料噴射の異常な気筒とが交互に訪
れる場合)を比較すると、空燃比フィードバック補正値
CFBは同じだが、燃料量が正常空燃比フィードバック
時の中心値から一定割合以上ずれたときの周波数(fす
なわち、排気ガスへの影響)が異なることがわかる。
ち、ケース3では燃料噴射の正常な気筒と異常な気筒と
が1気筒毎に交互に訪れるため周波数の増大が図示の如
く顕著なものとなる。しかしながら、ケース2の場合で
はケース3ほど空燃比センサ出力周波数の変動が顕著で
はないため、異常検知が遅れる可能性がある。
【0029】また、通常の空燃比フィードバック時に
は、CO=1.0であるが、たとえば、燃圧レギュレー
タの故障などによる燃圧低下時には、CO自体にずれを
生じるが、排気ガスへの影響は少ないため、周波数fの
みから異常検出を行うことは不可能である。即ち、燃圧
が低下した場合には、全ての気筒において燃料量が不足
する。この燃料量の不足は空燃比フィードバック補正値
CFBが変化することにより賄われる。この場合、空燃
比フィードバック補正値CFBが大きく変化しているも
のの空燃比フィードバック制御自体は正常に行われてい
るので、空燃比センサ出力周波数にはほとんど変化がな
い。 従って、このような燃料系の異常を空燃比センサ出
力周波数に基づいて検知することはできない。 そこでこ
の実施例では両異常検知方法を組み合わせてお互いの欠
点を補完するようにしている。
【0030】次に、CPU40の動作についてフローチ
ャートに沿って説明する。図3はCPU40のメインプ
ログラムを示し、CPU40にリセット信号が入力され
ると、ステップS100でRAM42、入出力ポートな
どをイニシャライズし、ステップS101に進む。この
ステップS101では、排気ガスセンサ19の出力をA
/Dコンバータ28でA/D変換し、RAM42にVO
2として記憶する。
【0031】次のステップS102では、クランク角セ
ンサ17の周期TRより30/TRの計算を行い、回転
数Ne を算出する。次いで、ステップS103に処理が
移り、このステップS103でAFS13の出力などか
らインジェクタ14の基本駆動時間を演算する。
【0032】次いで、ステップS104で空燃比フィー
ドバック条件が成立しているか否かを判定し、この判定
の結果空燃比フィードバック条件が不成立時には、この
フィードバック制御を行わずに、ステップS101から
ステップS104の処理を繰り返す。また、ステップS
104における判定の結果、空燃比フィードバック条件
が成立していれば、次のステップS105で空燃比フィ
ードバック補正値(以下、CFBという)の演算を行
う。すなわち、図4に示すステップS200でVO2を
基準値VTと比較する。
【0033】排気ガスセンサ19の出力特性は図9に示
すように、VO2は理論空燃比14.7で基準値VTと交
わる。このステップS200において、比較の結果、V
O2>VTの場合には、ステップS201でP=−Gと
し、また、逆にステップS200における比較の結果が
VO2<VTの場合には、ステップS200からステッ
プS202でP=Gと設定する。
【0034】次のステップS203では、空燃比フィー
ドバック補正値CFB=1.0+P+Iを計算する。ここ
での積分値Iは図5のフローチャートより求める。この
図5のステップS300でVO2>VTであれば、ステ
ップS300からステップS301に進み、このステッ
プS301で前回の値からGIを減算し、VO2<VT
であれば、ステップS300からステップS302に進
み、このステップS302で前回の値にGIを加算す
る。
【0035】次に、図3のフローチャートのステップS
106で排気ガスセンサ19の出力の周波数(以下fと
いう)を、この排気ガスセンサ19の出力の反転周期を
計測するなどして、演算する。
【0036】次のステップS107は第2の比較手段で
あってこのステップでは、ステップS106で演算した
fを図6のフローチャートのステップS400で第2の
設定値としての所定値fa{たとえば(Ne/30)×
1/4}と比較し、fが十分小さい値であれば、排気ガ
スへの影響がないと考えて、ステップS401で周波数
比較用フラグfflog=0を設定する。また、ステップS
400において、fが所定値fa以上であると、ステッ
プS400からステップS402に進み、このステップ
S402で排気ガスが悪化していると考えられるので、
ステップS402でfflog=1と設定する。なお、ステ
ップS106で演算したfは、空燃比センサの出力の周
波数に関連する値であって、ここで空燃比センサの出力
の周波数に関連する値とは例えば空燃比センサの出力の
反転周波数あるいは反転周期などを意味するものであ
る。
【0037】次に、図3の第1の比較手段としてのステ
ップS108の説明を図7のフローチャートに沿って説
明する。この図7のフローチャートにおいて、ステップ
S500でCFBを基準値CO(たとえば、1.0)と
比較し、その差が第1の設定値としての設定値K以下で
あるときは、通常の空燃比フィードバック状態であると
考えて、ステップS500からステップS501に進
み、このステップS501で補正定数比較用フラグcflo
g=を設定する。また、ステップS500で上記比較
による差が設定値K以上であるときには、ステップS5
02に進み、このステップS502でcflog=1を設定
する。
【0038】さらに、図3のフローチャートにおけるス
テップS109,ステップS110で燃料系の正常,異
常の判定を行う。すなわち、ステップS107で fflog
=0(排気ガスへの影響なし)で、かつステップS11
0でcflog=0(正常な空燃比フィードバック状態)で
あるときには、正常判定を行い、ステップS105で演
算されたCFBを用いて、空燃比フィードバック制御を
行う。
【0039】また、ステップS109において、fflog
=1またはステップS110において、cflog=1のと
きには、燃料系に異常があると判定して、空燃比フィー
ドバック制御を中止するとともに、異常と判定されたと
きには、fやCFBの情報を調べることにより、より詳
細な燃料系の状態を把握することが可能である。例え
ば、CFB及びfの変動が共に小さい場合はケース1、
CFBの変動が大きいもののfの変動が小さい場合はケ
ース2、CFB及びfの変動が共に大きい場合はケース
3、CFBが大きく異なると共にfの変化がほとんどな
い場合は全気筒の異常あるいは燃圧などの異常であると
見ることができる。 なお、ステップS109、ステップ
S110及びその後の異常判定のステップは、診断手段
を構成している。
【0040】なお、上記実施例では、CFBが大きい
か、fが大きいかで異常判定したが、fの値に応じて、
CFBの判定値を変えても、同様の効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、空燃
比補正値と空燃比センサの出力の周波数に関連する値
の組み合わせによって異常判定を行うように構成したの
で、燃料系の状態に応じて適切な異常判定を行うことが
可能となり、さらに適切な空燃比フィードバック制御が
可能となるとともに、異常時には、空燃比補正値と空燃
比センサの出力の周波数に関連する値の情報によってよ
り詳細な燃料系の状態を把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による燃料噴射装置の異常
診断装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の燃料噴射装置の異常診断装置の具体的な
実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の燃料噴射装置の異常診断装置におけるC
PUのメインプログラムの実行フローチャートである。
【図4】図3のフローチャートのステップS105のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートのステップS203のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図3のフローチャートのステップS107のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】図3のフローチャートのステップS108のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図2の燃料噴射装置の異常診断装置の噴射燃料
量のバラツキに対する空燃比補正値と排気ガスセンサの
出力周波数の関係を示す特性図である。
【図9】図2の燃料噴射装置の異常診断装置における排
気ガスセンサの出力特性図である。
【符号の説明】
1 エンジン 10 エアクリーナ 11 サージタンク 12 スロットルバルブ 13 エアフローセンサ 14 インジェクタ 15 吸気管 16 排気管 17 クランク角センサ 18 水温センサ 19 排気ガスセンサ 20 AN検出手段 21 AN演算手段 22 制御手段 30 制御装置 40 CPU 41 ROM 42 RAM

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各気筒ごとに燃料噴射弁を備えた内燃機
    関の排気通路に設けられた空燃比センサと、この空燃比
    センサの出力に基づいて演算された空燃比補正値と第1
    の設定値とを比較する第1の比較手段と、上記空燃比セ
    ンサの出力の周波数に関連する値と第2の設定値とを比
    較する第2の比較手段と、上記第1の比較手段及び上記
    第2の比較手段の比較結果に基づいて燃料系の異常を診
    断すると共に、上記空燃比補正値と上記周波数に関連す
    る値とに基づいて燃料系の状態を把握する診断手段とを
    備えた燃料噴射装置の異常診断装置。
JP3030607A 1991-02-26 1991-02-26 燃料噴射装置の異常診断装置 Expired - Lifetime JP2611553B2 (ja)

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