JP2610317B2 - イメージスキャナ装置 - Google Patents

イメージスキャナ装置

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JP2610317B2 JP63240709A JP24070988A JP2610317B2 JP 2610317 B2 JP2610317 B2 JP 2610317B2 JP 63240709 A JP63240709 A JP 63240709A JP 24070988 A JP24070988 A JP 24070988A JP 2610317 B2 JP2610317 B2 JP 2610317B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、イメージデータを読取って処理するイメ
ージスキャナ装置に関し、読取ったイメージデータの圧
縮及びバーコード認識を行なうイメージスキャナ装置に
関する。
(従来の技術) ワークステーション等において、手書きドキュメント
や文献などのイメージデータを読取って保存するような
場合には、入力装置としてイメージスキャナ装置が用い
られることが多い。
このようなイメージスキャナ装置は、例えば第2図に
示すように構成されている。第2図において、イメージ
スキャナ装置は、イメージデータが光学部11によって光
学的に読取られ、読取られたイメージデータは制御部3
で画像処理される。制御部3の処理機能としては、スキ
ャナ装置が本来備えているしきい値補正、平滑化、フィ
ルタリング、孤立点除去等の2値化処理に加えて、抜取
機能、白黒反転、鏡映変換、縮小拡大、階調処理機能
(ディザ法)等がある。また、制御部3は、原稿あるい
は光学部1を移動するための駆動回路を備えた機構部5
を制御する。
読取られたイメージデータは、制御部3によって上述
したような画像処理が施されて、2値化データあるいは
多値データとして、上位装置となる例えばコンピュータ
に与えられ、さらに画像処理がなされる。また、バーコ
ードデータの場合であっても、読取られたバーコードデ
ータは、2値化されて上位装置に与えられる。
(発明が解決しようとする課題) このように、イメージスキャナ装置によって読取られ
るイメージデータは、その情報量がコード情報に比べて
飛躍的に多い。このため、データ転送を含めた処理時間
が長くなりがちとなる。そこで、読取られたイメージデ
ータを処理するにあたって、ファクシミリ等で一般的に
行なわれているイメージデータの圧縮処理がなされるこ
とがある。
この圧縮処理は、スキャナ装置で読取られたイメージ
データを画像処理する上位装置側で行なわれていた。ス
キャナ装置で読取られたイメージデータをバーコードデ
ータといて認識する処理にあっても、上位装置側で行な
われていた。
このため、上位装置の負担が大きくなるとともに、上
位装置における画像処理に時間がかかるという不具合が
生じていた。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、読取ったイメージデータ
の圧縮及びバーコード認識を可能にして、上位装置にお
ける処理の負担を軽減するとともに処理速度の向上を図
ったイメージスキャナ装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、バーコードデータが混在
するイメージデータを読取って処理するイメージスキャ
ナ装置において、読取られたバーコードデータが混在す
るイメージデータを格納保持するバッファメモリと、前
記バッファメモリに格納されたバーコードデータが混在
するイメージデータのうちイメージデータを圧縮する領
域及びその圧縮する圧縮方式を指令する第1の指令手段
と、前記バッファメモリに格納されたバーコードデータ
が混在するイメージデータのうちバーコードとして認識
する領域及びそのバーコード認識を指令する第2の指令
手段と、前記バッファメモリに格納されたイメージデー
タのうち前記第1の指令手段によって指令される領域の
イメージデータを前記第1の指令手段によって指令され
る圧縮方式にしたがって圧縮する圧縮手段と、前記バッ
ファメモリに格納されたイメージデータのうち前記第2
の指令手段により指令される領域のイメージデータを前
記第2の指令手段の指令にしたがってバーコード認識す
る認識手段とから構成される。
(作用) 上記構成において、この発明は、読取られたイメージ
データにバーコードデータが混在する場合でも、指令さ
れる領域のイメージデータを指令される圧縮方式にした
がって圧縮し、指令される領域のイメージデータをバー
コード認識するようにしている。
(実施例) 以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係るイメージスキャナ
装置の構成を示すブロック図である。同図に示す装置
は、第2図に示した構成に加えて、処理部11を付加し
て、イメージデータの圧縮及びバーコードデータの認識
を行なうようにしたものである。
第1図において、処理部11は、バッファメモリ13、圧
縮部15、圧縮制御部17、認識部19、認識制御部21、入力
部23を備えている。
バッファメモリ13は、光学部1によって読取られて、
制御部3で2値化あるいは多値化されたイメージデータ
及びバーコードデータを、一時的に格納保持するもので
ある。バッファメモリ13に格納されたデータのうち、イ
メージデータは圧縮部15に与えられ、バーコードデータ
は認識部19に与えられる。
圧縮部15は、バッファメモリ13から与えられるイメー
ジデータを受けて、このイメージデータを圧縮するもの
である。圧縮部15は、指定された圧縮形式にしたがっ
て、例えば国際電信電話諮問委員会(CCITT)勧告で基
準化されているMH符号方式、MR符号方式、MMR符号方式
等の冗長度抑圧符号化方式により圧縮処理を行なう。ま
た、圧縮部15は、領域指定がなされた場合は、読取られ
たイメージデータのうち指定された領域のイメージデー
タのみを選択して圧縮処理を行なう。圧縮された圧縮デ
ータは、この圧縮データを画像処理する例えばコンピュ
ータ等の上位装置(図示せず)に与えられる。
圧縮制御部17は、圧縮部15が指定された圧縮方式でイ
メージデータを圧縮するように、入力部23から与えられ
る信号にしたがって、圧縮部15を制御するものである。
認識部19は、バッファメモリ13から与えられる2値化
されたイメージデータを受けて、バーコード指定がなさ
れると、バッファメモリ13から与えられるイメージデー
タをバーコードとして認識するものである。認識される
イメージデータの領域は、通常バーコードの認識が行な
われる際に指定される。認識されたイメージデータは、
コードデータとして上位装置に与えられる。
認識制御部21は、認識部19が指定された領域のイメー
ジデータをバーコードとして認識するように、入力部23
から与えられる信号にしたがって、認識部19を制御する
ものである。
入力部23は、上位装置あるいはイメージスキャナ装置
に設けられたスイッチ(図示せず)から与えられる指令
信号を受けるものである。入力部23に与えられる指令信
号は、読取られたイメージデータの圧縮形式、圧縮領域
を指定する信号であるとともに、読取ったイメージデー
タをバーコードとして認識するバーコード指定を示す信
号である。入力部23は、上述した指令信号のうち、イメ
ージデータの圧縮形式及び圧縮領域を指定する信号を圧
縮制御部17に与え、バーコード指定を示す信号を認識制
御部21に与えるものである。
以上説明したように、この発明の実施例は構成されて
おり、次に、この実施例の作用を説明する。
イメージデータが光学部1によって読取られると、読
取られたイメージデータは、制御部3で例えば2値化さ
れて、処理部11のバッファメモリ13に与えられて格納さ
れる。
そして、読取ったイメージデータの圧縮形式及び領域
指定を示す指令信号が入力部23に与えられると、この指
令信号は入力部23を介して圧縮制御部17に与えられる。
圧縮制御部17は、この指令信号を受けて、圧縮部15がこ
の指令信号で示される処理を行なう旨の制御信号を圧縮
部15に与える。
これにより、バッファメモリ13に格納されたイメージ
データは、圧縮部15によって指令信号で指示された領域
のデータが指示された圧縮形式で圧縮される。圧縮され
たイメージデータは、圧縮データとして上位装置に与え
られて、所定の画像処理がなされる。
一方、読取ったイメージデータがバーコードデータで
あり、バーコード指定を示す指令信号が入力部23に与え
られると、この指令信号は入力部を介して認識制御部21
に与えられる。認識制御部21はこの指令信号を受けて、
認識部19がこの指令信号で示される処理を行なう旨の制
御信号を認識部15に与える。
これにより、バッファメモリ13に格納されたイメージ
データは、認識部19によってバーコードデータとして認
識される。認識されたイメージデータは、コードデータ
として上位装置に与えられて、所定の処理がなされる。
一方、読取られたイメージデータが、圧縮しようとす
るイメージデータとバーコードデータが混在している場
合には、圧縮形式と圧縮しようするデータの領域指定及
びバーコード指定を示す指令信号が入力部23に与えられ
る。これらの指令信号のうち、圧縮形式と領域指定の指
令信号は、入力部23を介して圧縮制御部17に与えられ、
バーコード指定の指令信号は認識制御部21に与えられ
る。
これにより、バッファメモリ13に格納されたイメージ
データのうち領域指定されたイメージデータは圧縮部15
によって圧縮される。また、バーコード指定により指定
された領域のイメージデータは、認識部19によってバー
コードとして認識される。
このように、イメージデータの圧縮及びバーコード認
識を、外部から与えられる指令信号にしたがって行なう
ようにしているので、読取ったイメージデータを処理す
る上位装置は、圧縮処理や認識作業を行なわないで済む
ことになる。これにより、上位装置側における処理時間
を短縮することが可能となる。さらに、圧縮処理や認識
作業を行なう構成が不要となり、上位装置の小型化を図
ることができるようになる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、イメージス
キャナ装置で読取られたイメージデータをスキャナ装置
内において圧縮及びバーコード認識を行なうようにした
ので、スキャナ装置に接続されてスキャナ装置から与え
られるイメージデータを処理する上位装置の負担を軽減
することが可能となり、処理速度を向上させることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るイメージスキャナ装
置の構成を示すブロック図、第2図は従来のイメージス
キャナ装置の一構成を示すブロック図である。 11……処理部 13……バッファメモリ 15……圧縮部 17……圧縮制御部 19……認識部 21……認識制御部 23……入力部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーコードデータが混在するイメージデー
    タを読取って処理するイメージスキャナ装置において、 読取られたバーコードデータが混在するイメージデータ
    を格納保持するバッファメモリと、 前記バッファメモリに格納されたバーコードデータが混
    在するイメージデータのうちイメージデータを圧縮する
    領域及びその圧縮する圧縮方式を指令する第1の指令手
    段と、 前記バッファメモリに格納されたバーコードデータが混
    在するイメージデータのうちバーコードとして認識する
    領域及びそのバーコード認識を指令する第2の指令手段
    と、 前記バッファメモリに格納されたイメージデータのうち
    前記第1の指令手段によって指令される領域のイメージ
    データを前記第1の指令手段によって指令される圧縮方
    式にしたがって圧縮する圧縮手段と、 前記バッファメモリに格納されたイメージデータのうち
    前記第2の指令手段により指令される領域のイメージデ
    ータを前記第2の指令手段の指令にしたがってバーコー
    ド認識する認識手段と、 を有することを特徴とするイメージスキャナ装置。
JP63240709A 1988-09-28 1988-09-28 イメージスキャナ装置 Expired - Lifetime JP2610317B2 (ja)

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