JP2609775B2 - 歯質用接着剤 - Google Patents

歯質用接着剤

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JP2609775B2
JP2609775B2 JP3134096A JP13409691A JP2609775B2 JP 2609775 B2 JP2609775 B2 JP 2609775B2 JP 3134096 A JP3134096 A JP 3134096A JP 13409691 A JP13409691 A JP 13409691A JP 2609775 B2 JP2609775 B2 JP 2609775B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯質用接着剤に関す
る。詳しく述べると、金属塩を添加することを特徴とす
るプライマーを利用し、特に歯の象牙質に対し有効な歯
質用接着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯科治療の分野では、特に象牙質と他の
材料、例えば高分子、金属、陶材等とを強く接着する必
要があり、そのための接着剤がすでに種々提案されてい
る。
【0003】この様な歯科用接着剤としては、(1)ラ
ジカル重合性のメタクリレート系モノマーと、(2)重
合触媒としての過酸化ベンゾイルと芳香族第3級アミン
系との混合系、あるいはこの混合系にスルフィン酸塩を
添加した系と、(3)充填剤とからなる接着剤組成物。
また、(1)ラジカル重合性のメタクリレート系モノマ
ーと、(2)光増感剤としてのカンファーキノンと、還
元剤としてのN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート等のアミンとからなる光重合開始剤と、(3)充填
剤とからなる接着剤組成物。さらに、(1)ラジカル重
合性のメタクリレート系モノマーと、(2)接着促進モ
ノマーとしての4−メタクリロイルオキシエトキシカル
ボニルフタル酸無水物(4−META)と、(3)重合
触媒としてのトリブチルボラン部分酸化物(TBBO)
と、充填剤としてのポリメチルメタクリレートとからな
る接着剤組成物等が提案されている。
【0004】この様に従来知られている接着剤組成物で
は、ラジカル重合性モノマーの重合開始剤として種々の
化合物が用いらているが、TBBOを用いる場合を除き
十分な接着力は得られていない。また、接着性改善のた
め、接着促進モノマーあるいは歯質との親和性を有する
モノマー、例えば、カルボキシル基を有する4−メタク
リロイルオキシエトキシカルボニルフタル酸(4−ME
T)あるいはその無水物(4−META)、10−メタ
クリロイルオキシデシルマロン酸(10−MAC)、リ
ン酸基を有するものとして10−メタクリロイルオキシ
デシルジハイドロジェンホスフェート等の利用も提案さ
れているが、象牙質に対しては十分な効果をあげていな
い。
【0005】TBBOを用いる接着剤は優れたものでは
あるが、TBBOをモノマーの10%ないしはそれ以上
の多量を使用しなければならず、また硬化も遅く、しか
も重合性モノマーとしてはほとんどメチルメタクリレー
トに限定され、ジメタクリレート類を利用できない等の
欠点がある。さらに歯質の前処理の面でも、基本的には
エナメル質はリン酸、象牙質は塩化第二鉄を含むクエン
酸溶液で別々に処理するという繁雑さの問題等を抱えて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、エナメル質、象牙質を同時に処理することがで
き、十分な接着力が得られるような歯質用接着剤を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記諸目的は、一般式
(1)
【0008】
【化4】
【0009】(ただし、式中、Rは水素原子またはメ
チル基、Rは炭素数1〜6の直鎖または置換アルキレ
ン基またはアルキレンエーテル基、Rは炭素数3〜5
の直鎖または置換アルキレン基を示す。)で表わされる
水混和性モノマー、一般式(2)
【0010】
【化5】
【0011】(ただし、式中、Rは水素原子またはメ
チル基、Rは炭素数1〜15の直鎖または置換アルキ
レン基、Rは炭素数1〜12の直鎖または置換アルキ
ル基を示す。)で表わされる水混和性モノマーおよび一
般式(3)
【0012】
【化6】
【0013】(ただし、式中、R、Rは水素原子ま
たはメチル基、Xは炭素数1〜6の直鎖または置換アル
キレン基、Yは炭素数1〜6の直鎖または置換アルキル
基を示す。)で表わされる水混和性モノマーよりなる群
から選ばれた少なくとも1種の水混和性モノマーおよび
銅塩、鉄塩もしくはコバルト塩を含有することを特徴と
する溶液からなるプライマー、上記金属塩と酸化−還元
系を形成することが可能な重合開始剤と(メタ)アクリ
レート系モノマーを含む硬化性組成物を組み合わせてな
る歯質用接着剤により達成される。
【0014】
【作用】本発明は、酸処理した象牙質に、銅塩、鉄塩あ
るいはコバルト塩と、一般式(1)、一般式(2)およ
び一般式(3)よりなる群から選ばれた少なくとも1種
の水混和性モノマーからなるプライマーを塗布し、その
上に上記金属塩と酸化−還元系を形成することが可能な
重合開始剤および(メタ)アクリレート系モノマーを含
む硬化性組成物を適用して硬化させることによりなる歯
質用接着剤である。
【0015】本発明に用いられる水混和性モノマーは、
一般式(1)で表されれるものは、式中、Rは水素原
子またはメチル基、Rは炭素数1〜6、好ましくは2
〜4の直鎖または置換アルキレン基またはアルキレンエ
ーテル基、Rは炭素数3〜5、好ましくは3の直鎖ま
たは置換アルキレン基である。この一般式(1)の化合
物としては、例えばN−(メタ)アクリロイルオキシメ
チル−2−ピロリドン、N−(2−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチル)−2−ピロリドン、N−(3−(メ
タ)アクリロイルオキシプロピル)−2−ピロリドン、
N−(2−(メタ)アクリロイルオキシプロピル)−2
−ピロリドン、N−(2−(メタ)アクリロイルオキシ
ブチル)−2−ピロリドン、N−(3−(メタ)アクリ
ロイルオキシブチル)−2−ピロリドン、N−(4−
(メタ)アクリロイルオキシブチル)−2−ピロリド
ン、N−2−(2−メチル−1−(メタ)アクリロイル
オキシプロピル)−2−ピロリドン、N−2−(2−メ
チル−1−(メタ)アクリロイルオキシブチル)−2−
ピロリドン、N−2−(2−メチル−1−(メタ)アク
リロイルオキシペンチル)−2−ピロリドン、N−2−
(1−メチル−1−(メタ)アクリロイルオキシブチ
ル)−2−ピロリドン、N−2−(2−エチル−1−
(メタ)アクリロイルオキシブチル)−2−ピロリド
ン、N−3−(2−メチル−1−(メタ)アクリロイル
オキシブチル)−2−ピロリドン、N−3−(2−エチ
ル−1−(メタ)アクリロイルオキシブチル)−2−ピ
ロリドン、N−3−(3−メチル−1−(メタ)アクリ
ロイルオキシブチル)−2−ピロリドン、N−3−(3
−メチル−1−(メタ)アクリロイルオキシペンチル)
−2−ピロリドン、N−(2−メチル−4−(メタ)ア
クリロイルオキシブチル)−2−ピロリドン、N−(3
−メチル−4−(メタ)アクリロイルオキシブチル)−
2−ピロリドン、N−((メタ)アクリロイルオキシメ
トキシメチル)−2−ピロリドン、N−((メタ)アク
リロイルオキシメトキシエチル)−2−ピロリドン、N
−((メタ)アクリロイルオキシメトキシプロピル)−
2−ピロリドン、N−((メタ)アクリロイルオキシメ
トキシブチル)−2−ピロリドン、N−((メタ)アク
リロイルオキシメトキシペンチル)−2−ピロリドン、
N−((メタ)アクリロイルオキシエトキシメチル)−
2−ピロリドン、N−((メタ)アクリロイルオキシエ
トキシエチル)−2−ピロリドン、N−((メタ)アク
リロイルオキシエトキシプロピル)−2−ピロリドン、
N−((メタ)アクリロイルオキシエトキシブチル)−
2−ピロリドン、N−((メタ)アクリロイルオキシプ
ロポキシメチル)−2−ピロリドン、N−((メタ)ア
クリロイルオキシプロポキシエチル)−2−ピロリド
ン、N−((メタ)アクリロイルオキシプロポキシプロ
ピル)−2−ピロリドン、N−((メタ)アクリロイル
オキシブトキシメチル)−2−ピロリドン、N−((メ
タ)アクリロイルオキシブトキシエチル)−2−ピロリ
ドン、N−((メタ)アクリロイルオキシペントキシメ
チル)−2−ピロリドン、N−((メタ)アクリロイル
オキシメトキシメトキシメチル)−2−ピロリドン、N
−((メタ)アクリロイルオキシメトキシメトキシエチ
ル)−2−ピロリドン、N−((メタ)アクリロイルオ
キシエトキシエトキシエチル)−2−ピロリドン等があ
げられ、またこれらの−2−ピロリドンに対応する部分
が−5−メチル−2−ピロリドン、−5−エチル−2−
ピロリドン、−4,5−ジメチル−2−ピロリドン等の
置換ピロリドン、−2−ピペリドン、−6−メチル−2
−ピペリドン、−5−メチル−2−ピペリドン等のピペ
リドン、−ε−カプロラクタム等になった化合物があげ
られる。殊にN−(2−(メタ)アクリロイルオキシエ
チル)−2−ピロリドン、N−(3−(メタ)アクリロ
イルオキシプロピル)−2−ピロリドン等が好ましい。
【0016】一般式(2)で表されるものは、式中、R
は水素原子またはメチル基、Rは炭素数1〜15、
好ましくは1〜6の直鎖または置換アルキレン基、R
は炭素数1〜12、好ましくは1〜6の直鎖または置換
アルキル基である。この一般式(2)の化合物として
は、例えば(メチルスルフィニル)メチル(メタ)アク
リレート、2−(メチルスルフィニル)エチル(メタ)
アクリレート、2−(メチルスルフィニル)プロピル
(メタ)アクリレート、3−(メチルスルフィニル)プ
ロピル(メタ)アクリレート、2−(メチルスルフィニ
ル)ブチル(メタ)アクリレート、3−(メチルスルフ
ィニル)ブチル(メタ)アクリレート、4−(メチルス
ルフィニル)ブチル(メタ)アクリレート、2−(メチ
ルスルフィニル)ペンチル(メタ)アクリレート、3−
(メチルスルフィニル)ペンチル(メタ)アクリレー
ト、4−(メチルスルフィニル)ペンチル(メタ)アク
リレート、5−(メチルスルフィニル)ペンチル(メ
タ)アクリレート、2−(メチルスルフィニル)ヘキシ
ル(メタ)アクリレート、3−(メチルスルフィニル)
ヘキシル(メタ)アクリレート、4−(メチルスルフィ
ニル)ヘキシル(メタ)アクリレート、5−(メチルス
ルフィニル)ヘキシル(メタ)アクリレート、6−(メ
チルスルフィニル)ヘキシル(メタ)アクリレート等
で、これらのメチルスルフィニルに対応する部分がエチ
ルスルフィニル、プロピルスルフィニル、ブチルスルフ
ィニル、ペンチルスルフィニル、ヘキシルスルフィニル
等になったものがあげられる。殊に2−(メチルスルフ
ィニル)エチル(メタ)アクリレート、3−(メチルス
ルフィニル)プロピル(メタ)アクリレート等が好まし
い。
【0017】一般式(3)で表されるものは、式中、R
およびRは水素原子またはメチル基、Xは炭素数1
〜6、好ましくは1〜3の直鎖または置換アルキレン
基、Yは炭素数1〜6、好ましくは1〜3の直鎖または
置換アルキル基である。この一般式(3)の化合物とし
ては、例えばN−(メタ)アクリロイルオキシメチルア
セトアミド、N−(メタ)アクリロイルオキシエチルア
セトアミド、N−(メタ)アクリロイルオキシプロピル
アセトアミド、N−2−((メタ)アクリロイルオキシ
プロピル)アセトアミド、N−2−((メタ)アクリロ
イルオキシブチル)アセトアミド、N−3−((メタ)
アクリロイルオキシブチル)アセトアミド、N−2−
(2−メチル−1−(メタ)アクリロイルオキシブチ
ル)アセトアミド、N−2−(2−エチル−1−(メ
タ)アクリロイルオキシブチル)アセトアミド、N−3
−(2−メチル−1−(メタ)アクリロイルオキシブチ
ル)アセトアミド、N−3−(2−エチル−1−(メ
タ)アクリロイルオキシブチル)アセトアミド、N−3
−(3−メチル−1−(メタ)アクリロイルオキシブチ
ル)アセトアミド、N−3−(3−メチル−1−(メ
タ)アクリロイルオキシペンチル)アセトアミド等があ
げられ、またこれらのアセトアミドに対応する部分がプ
ロピオンアミド、ブチラミド、ペンチンアミド、ヘキサ
ンアミド等になった化合物があげられ、さらにこれらの
窒素位置の水素原子がメチル基に置換したものがあげら
れる。殊にN−(メタ)アクリロイルオキシエチルアセ
トアミド、N−メチル−N−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルアセトアミド等が好ましい。
【0018】プライマー中の一般式(1)、一般式
(2)および一般式(3)で表される水混和性モノマー
よりなる群から選ばれた少なくとも1種の水混和性モノ
マーの濃度は、1〜50重量%、好ましくは5〜40重
量%であり、水またはメタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、ブタノール、アセトン、メチルエチルケト
ン、テトラヒドロフラン等の水混和性有機溶媒の溶液と
して使用される。
【0019】また、水混和性モノマーとしては、一般式
(1)、一般式(2)および一般式(3)以外に、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、2,3−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン等を挙げ
ることができ、水混和性モノマーの一部あるいは大部分
を置き換えることができ、好ましくは一般式(1)、一
般式(2)および一般式(3)の水混和性モノマーの割
合が1〜50重量%、より好ましくは5〜40重量%で
ある。
【0020】本発明で用いられる金属塩は、銅、鉄およ
びコバルトの塩化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、アクリ
ル酸塩、メタクリル酸塩、その他の有機酸の塩、アセチ
ルアセトン等の有機錯体が挙げられる。これらの多価の
金属化合物はいずれの価数のものでもよい。金属化合物
のプライマーへの添加量は0.0005〜0.5重量
%、好ましくは0.0005〜0.01重量%で、銅塩
の場合は0.0005〜0.05重量%と極少量でよ
い。
【0021】本発明の歯質用接着剤は、上記の水親和性
モノマーと金属塩とからなるプライマーを歯面に塗布、
乾燥した後、(1)重合開始剤としてのトリアルキルホ
ウ素(TBB等)あるいはその部分酸化物(TBBO
等)およびメタクリレート系モノマーからなる硬化性組
成物、(2)重合開始剤としてベンゼンスルフィン酸ナ
トリウム、トルエンスルフィン酸ナトリウム等のスルフ
ィン酸塩を一成分として含む硬化性組成物、(3)重合
開始剤として5−アルキル(チオ)バルビツール酸が悠
揚であり、特に5−プロピル−1−メチル(チオ)バル
ビツール酸、トリメチル(チオ)バルビツール酸、5−
ブチル−1−メチル(チオ)バルビツール酸、5−ブチ
ル(チオ)バルビツール酸等の(チオ)バルビツール酸
を一成分として含む硬化性組成物、のいずれかを適用し
て接着する。
【0022】重合開始剤としてのトリアルキルホウ素
(TBB等)あるいはその部分酸化物(TBBO等)と
しては、例えばトリ−n−ブチルホウ素およびその酸化
物等があげられ、メタクリレート系モノマーからなる硬
化性組成物としては、例えばメチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート等のア
ルキル(メタ)アクリレート類、カルボキシル基やリン
酸基を側鎖に有する(メタ)アクリル酸のエステル類が
あり、硬化性組成物かつ架橋剤となるものには、エチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レート等のジオール類のジアクリル酸またはジメタクリ
ル酸のエステル類、トリメチロールプロパンジ(メタ)
アクリレート、ビスフェノールA−グリシジルメタクリ
レート付加物等がある。
【0023】重合開始剤としては、ベンゾイルパーオキ
サイド−ジメチルアニリンあるいはジメチル−p−トル
イジンおよびそれにベンゼンスルフィン酸あるいはトル
エンスルフィン酸の塩を組み合わせたもの、カンファー
キノンおよび1,3,5−トリアルキル(チオ)バルビ
ツル酸、1,5−ジアルキル(チオ)バルビツル酸、5
−アルキル(チオ)バルビツル酸、ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート、ジメチルアミノ安息香酸エチルの組
合せ、(a)塩化第二銅または(b)塩素イオン形成化
合物および第二銅イオン形成化合物と、1,3,5−ト
リアルキル(チオ)バルビツル酸、1,5−ジアルキル
(チオ)バルビツル酸、5−アルキル(チオ)バルビツ
ル酸の組合せ等が挙げられる。
【0024】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。
【0025】接着力の評価方法 (1)牛前歯の唇面側を切削して象牙質面を出し、60
0番のエメリー紙で仕上げて接着面とした。リン酸、ク
エン酸またはエチレンジアミン四酢酸(EDTA)の水
溶液で前処理し、水洗、乾燥の後、直径5mmの穴の開
いたプラスチック製粘着テープを張り付け被着面積を規
定した。本発明のプライマーを塗布して乾燥し、5重量
%の4−メタクリロイルオキシエトキシカルボフタル酸
無水物(4−META)を含むメチルメタクリレートに
10%のトリブチルホウ素部分酸化物(TBBO:サン
メディカル社製)を重合開始剤として混合した液および
ポリメチルメタクリレート系粉末を用いて、筆積み法に
よりアクリル棒を接着した。室温で30分放置後、さら
に37℃の蒸留水中に24時間浸漬した後、室温で引張
り試験を行った。結果は5個の試験片についての平均値
で表した。
【0026】(2)プライマーを塗布して乾燥するとこ
ろまでは(1)と同様に処理した。その後、芳香族スル
フィン酸塩を含むクラレ株式会社製ボンディング剤「ク
リアフィルフォトボンド」を塗布し、弱圧のエアーで蒸
散させたあと、光照射器トランスルックス(クルツァー
社製)で30秒間照射を行った。厚さ1mm、直径6m
mの穴のあいたシリコーンゴムのスペーサーをのせ、ク
ラレ株式会社製コンポジットレジン「フォトクリアフィ
ル」を充填し、60秒間光照射を行い硬化させた。スペ
ーサーを外し、即時重合レジンによりアクリル棒を接着
し、後は(1)と同条件で引張り試験を行った。
【0027】(3)クリアフィルフォトボンドの代り
に、芳香族スルフィン酸塩を含むクラレ株式会社製ボン
ディング剤「クリアフィルニューボンド」を塗布し、弱
圧のエアーで蒸散させたあと、厚さ1mm、直径6mm
の穴のあいたシリコーンゴムのスペーサーをのせ、クラ
レ株式会社製コンポジットレジン「クリアフィルF」を
充填し、硬化させた。これ以外は(2)と同条件で引張
り試験を行った。
【0028】(4)プライマーを塗布して乾燥するとこ
ろまでは(1)と同様に処理した。その後、2重量%の
2−ヒドロキシエチルメタクリレートを含むメチルメタ
クリレートに0.0005重量%の銅アセチルアセトネ
ートと0.04重量%ビニルベンジルテトラデシルジメ
チルアンモニウムクロライドを加えた液成分と、ポリメ
チルメタクリレート系粉末に2重量%の5−ブチル−1
−メチルバルビツル酸を加えたものを粉成分として用い
た以外は(1)と同条件で引張り試験を行った。
【0029】実施例1〜12 象牙質を表1に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表1
に示した金属塩、35gのN−(2−メタクリロイルオ
キシエチル)−2−ピロリドンおよび65gの水からな
るプライマーを塗布して(1)の方法により引張り試験
を行った。結果を表1に示す。
【0030】比較例1〜3 プライマーを用いずに実施例1〜12と同様の評価を行
った。結果を表1に示す。
【0031】比較例4 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例1〜12と同
様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0032】実施例13 象牙質の代わりにエナメル質を用いて実施例1〜12と
同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0033】比較例5 プライマーを用いずに実施例13と同様の評価を行っ
た。結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】実施例14 象牙質を10%リン酸水溶液で30秒処理し、0.00
3gの塩化第2銅、35gのN−(3−メタクリロイル
オキシプロピル)−2−ピロリドン、30gのエタノー
ルおよび35gの水からなるプライマーを塗布して
(1)の方法により引張り試験を行った結果、13.5
MPaの接着強度が得られた。
【0036】実施例15 象牙質を10%リン酸水溶液で30秒処理し、0.00
3gの塩化第2銅、1gの4−メタクリロイルオキシエ
トキシカルボニルフタル酸(4−MET)、34gのN
−(2−メタクリロイルオキシエチル)−2−ピロリド
ン、30gのエタノールおよび35gの水からなるプラ
イマーを塗布して(1)の方法により引張り試験を行っ
た結果、12.9MPaの接着強度が得られた。
【0037】実施例16 象牙質を10%リン酸水溶液で30秒処理し、0.00
3gの塩化第2銅、10gのN−(3−メタクリロイル
オキシプロピル)−2−ピロリドン、25gの2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、および65gの水からな
るプライマーを塗布して(1)の方法により引張り試験
を行った結果、11.6MPaの接着強度が得られた。
【0038】実施例17〜20 象牙質を表2に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表2
に示した金属塩、35gのN−(2−メタクリロイルオ
キシエチル)−2−ピロリドンおよび65gの水からな
るプライマーを塗布して(2)の方法により引張り試験
を行った。結果を表2に示す。
【0039】比較例6〜7 プライマーを用いずに実施例17〜20と同様の評価を
行った。結果を表2に示す。
【0040】比較例8 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例17〜20と
同様の評価を行った。結果を表2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】実施例21〜23 象牙質を表3に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表3
に示した金属塩、35gのN−(2−メタクリロイルオ
キシエチル)−2−ピロリドンおよび65gの水からな
るプライマーを塗布して(3)の方法により引張り試験
を行った。結果を表3に示す。
【0043】比較例9 プライマーを用いずに実施例21〜23と同様の評価を
行った。結果を表3に示す。
【0044】比較例10 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例21〜23と
同様の評価を行った。結果を表3に示す。
【0045】
【表3】
【0046】実施例24〜30 象牙質を表4に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表4
に示した金属塩、35gのN−(2−メタクリロイルオ
キシエチル)−2−ピロリドンおよび65gの水からな
るプライマーを塗布して(4)の方法により引張り試験
を行った。結果を表4に示す。
【0047】比較例11〜12 プライマーを用いずに実施例24〜30と同様の評価を
行った。結果を表4に示す。
【0048】比較例13 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例24〜30と
同様の評価を行った。結果を表4に示す。
【0049】
【表4】
【0050】実施例31〜42 象牙質を表5に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表5
に示した金属塩、35gの2−(メチルスルフィニル)
エチルメタクリレートおよび65gの水からなるプライ
マーを塗布して(1)の方法により引張り試験を行っ
た。結果を表5に示す。
【0051】比較例14 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例31〜42と
同様の評価を行った。結果を表5に示す。
【0052】実施例43 象牙質の代わりにエナメル質を用いて実施例31〜42
と同様の評価を行った。結果を表5に示す。
【0053】
【表5】
【0054】実施例44 象牙質を10%リン酸水溶液で30秒処理し、0.00
3gの塩化第2銅、35gの3−(メチルスルフィニ
ル)プロピルメタクリレート、30gのエタノールおよ
び35gの水からなるプライマーを塗布して(1)の方
法により引張り試験を行った結果、13.3MPaの接
着強度が得られた。
【0055】実施例45 象牙質を10%リン酸水溶液で30秒処理し、0.00
3gの塩化第2銅、1gの4−メタクリロイルオキシエ
トキシカルボニルフタル酸(4−MET)、34gの2
−(メチルスルフィニル)エチルメタクリレート、30
gのエタノールおよび35gの水からなるプライマーを
塗布して(1)の方法により引張り試験を行った結果、
12.7MPaの接着強度が得られた。
【0056】実施例46 象牙質を10%リン酸水溶液で30秒処理し、0.00
3gの塩化第2銅、10gの3−(メチルスルフィニ
ル)プロピルメタクリレート、25gの2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、および65gの水からなるプラ
イマーを塗布して(1)の方法により引張り試験を行っ
た結果、11.3MPaの接着強度が得られた。
【0057】実施例47〜50 象牙質を表6に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表6
に示した金属塩、35gの2−(メチルスルフィニル)
エチルメタクリレートおよび65gの水からなるプライ
マーを塗布して(2)の方法により引張り試験を行っ
た。結果を表6に示す。
【0058】比較例15 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例47〜50と
同様の評価を行った。結果を表6に示す。
【0059】
【表6】
【0060】実施例51〜53 象牙質を表7に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表7
に示した金属塩、35gの2−(メチルスルフィニル)
エチルメタクリレートおよび65gの水からなるプライ
マーを塗布して(3)の方法により引張り試験を行っ
た。結果を表7に示す。
【0061】比較例16 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例51〜53と
同様の評価を行った。結果を表7に示す。
【0062】
【表7】
【0063】実施例54〜60 象牙質を表8に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表8
に示した金属塩、35gの2−(メチルスルフィニル)
エチルメタクリレートおよび65gの水からなるプライ
マーを塗布して(4)の方法により引張り試験を行っ
た。結果を表8に示す。
【0064】比較例17 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例54〜60と
同様の評価を行った。結果を表8に示す。
【0065】
【表8】
【0066】実施例61〜72 象牙質を表9に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表9
に示した金属塩、35gのN−メタクリロイルオキシエ
チルアセトアミドおよび65gの水からなるプライマー
を塗布して(1)の方法により引張り試験を行った。結
果を表9に示す。
【0067】比較例18 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例61〜72と
同様の評価を行った。結果を表9に示す。
【0068】実施例73 象牙質の代わりにエナメル質を用いて実施例61〜72
と同様の評価を行った。結果を表9に示す。
【0069】
【表9】
【0070】実施例74 象牙質を10%リン酸水溶液で30秒処理し、0.00
3gの塩化第2銅、35gのN−メチル−N−メタクリ
ロイルオキシエチルアセトアミド、30gのエタノール
および35gの水からなるプライマーを塗布して(1)
の方法により引張り試験を行った結果、13.6MPa
の接着強度が得られた。
【0071】実施例75 象牙質を10%リン酸水溶液で30秒処理し、0.00
3gの塩化第2銅、1gの4−メタクリロイルオキシエ
トキシカルボニルフタル酸(4−MET)、34gのN
−メタクリロイルオキシエチルアセトアミド、30gの
エタノールおよび35gの水からなるプライマーを塗布
して(1)の方法により引張り試験を行った結果、1
2.4MPaの接着強度が得られた。
【0072】実施例76 象牙質を10%リン酸水溶液で30秒処理し、0.00
3gの塩化第2銅、10gのN−メチル−N−メタクリ
ロイルオキシエチルアセトアミド、25gの2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート、および65gの水からなる
プライマーを塗布して(1)の方法により引張り試験を
行った結果、11.0MPaの接着強度が得られた。
【0073】実施例77〜80 象牙質を表10に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表
10に示した金属塩、35gのN−メタクリロイルオキ
シエチルアセトアミドおよび65gの水からなるプライ
マーを塗布して(2)の方法により引張り試験を行っ
た。結果を表10に示す。
【0074】比較例19 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例77〜80と
同様の評価を行った。結果を表10に示す。
【0075】
【表10】
【0076】実施例81〜83 象牙質を表11に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表
11に示した金属塩、35gのN−メタクリロイルオキ
シエチルアセトアミドおよび65gの水からなるプライ
マーを塗布して(3)の方法により引張り試験を行っ
た。結果を表11に示す。
【0077】比較例20 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例81〜83と
同様の評価を行った。結果を表11に示す。
【0078】
【表11】
【0079】実施例84〜90 象牙質を表12に示した濃度の酸水溶液で前処理し、表
12に示した金属塩、35gのN−メタクリロイルオキ
シエチルアセトアミドおよび65gの水からなるプライ
マーを塗布して(4)の方法により引張り試験を行っ
た。結果を表12に示す。
【0080】比較例14 金属塩を除いたプライマーを用いて実施例84〜90と
同様の評価を行った。結果を表12に示す。
【0081】
【表12】
【0082】
【発明の効果】本発明は、一般式(1)、一般式(2)
および一般式(3)で表わされる水混和性モノマーより
なる群から選ばれた少なくとも1種の水混和性モノマー
および銅塩、鉄塩もしくはコバルト塩を含有することを
特徴とする溶液からなるプライマー、上記金属塩と酸化
−還元系を形成することが可能な重合開始剤と(メタ)
アクリレート系モノマーを含む硬化性組成物を組み合わ
せてなる歯質用接着剤であるから、プライマー中に含ま
れる金属塩が酸処理された歯質中に取り込まれると共
に、重合開始剤中の成分と酸化−還元系を形成してラジ
カルを発生し、水混和性モノマーおよび硬化性組成物中
のモノマーの重合を急速に開始、進行させる。そのた
め、歯質の界面から重合、硬化が進行して強い接着が得
られる。したがって、本発明の接着剤を適用することに
より、エナメル質、象牙質の両者を同じ酸処理剤で同時
に処理することも可能となる。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、R
    は炭素数1〜6の直鎖または置換アルキレン基またはア
    ルキレンエーテル基、Rは炭素数3〜5の直鎖または
    置換アルキレン基を示す。)で表わされる水混和性モノ
    マー、一般式(2) 【化2】 (ただし、式中、Rは水素原子またはメチル基、R
    は炭素数1〜15の直鎖または置換アルキレン基、R
    は炭素数1〜12の直鎖または置換アルキル基を示
    す。)で表わされる水混和性モノマーおよび一般式
    (3) 【化3】 (ただし、式中、R、Rは水素原子またはメチル
    基、Xは炭素数1〜6の直鎖または置換アルキレン基、
    Yは炭素数1〜6の直鎖または置換アルキル基を示
    す。)で表わされる水混和性モノマーよりなる群から選
    ばれた少なくとも1種の水混和性モノマーおよび銅塩、
    鉄塩もしくはコバルト塩を含有することを特徴とする溶
    液からなるプライマー、上記金属塩と酸化−還元系を形
    成することが可能な重合開始剤と(メタ)アクリレート
    系モノマーを含む硬化性組成物を組み合わせてなる歯質
    用接着剤。
  2. 【請求項2】 銅塩の濃度が0.0005〜0.05重
    量%であるプライマーを用いる請求項1に記載の歯質用
    接着剤。
  3. 【請求項3】 鉄塩、コバルト塩の濃度が0.0005
    〜0.5重量%であるプライマーを用いる請求項1に記
    載の歯質用接着剤。
  4. 【請求項4】 水または水と水混和性有機溶剤の混合液
    を溶媒とするプライマーを用いる請求項1に記載の歯質
    用接着剤。
  5. 【請求項5】 水混和性モノマーがN−(2−メタクリ
    ロイルオキシエチル)−2−ピロリドン、N−(3−メ
    タクリロイルオキシプロピル)−2−ピロリドン、2−
    (メチルスルフィニル)エチルメタクリレート、3−
    (メチルスルフィニル)プロピルメタアクリレート、N
    −メタクリロイルオキシエチルアセトアミドおよびN−
    メチル−N−メタクリロイルオキシエチルアセトアミド
    よりなる群から選ばれた少なくとも1種の水混和性モノ
    マーであり、その濃度が1〜50重量%であるプライマ
    ーを用いる請求項1に記載の歯質用接着剤。
  6. 【請求項6】 重合開始剤がトリアルキルホウ素あるい
    はその部分酸化物である請求項1に記載の歯質用接着
    剤。
  7. 【請求項7】 トリアルキルホウ素がトリブチルホウ素
    である請求項6に記載の歯質用接着剤。
  8. 【請求項8】 重合開始剤がベンゼンスルフィン酸ナト
    リウムおよびトルエンスルフィン酸ナトリウムよりなる
    群から選ばれた少なくとも1種のスルフィン酸塩を一成
    分として含むものである請求項1に記載の歯質用接着
    剤。
  9. 【請求項9】 重合開始剤がトリメチル(チオ)バルビ
    ツール酸、5−プロピル−1−メチル(チオ)バルビツ
    ール酸、5−ブチル−1−メチル(チオ)バルビツール
    酸および5−ブチル(チオ)バルビツール酸よりなる群
    から選ばれた少なくとも1種の(チオ)バルビツール酸
    を一成分として含むものである請求項1に記載の歯質用
    接着剤。
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