JP2609012B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP2609012B2
JP2609012B2 JP12974191A JP12974191A JP2609012B2 JP 2609012 B2 JP2609012 B2 JP 2609012B2 JP 12974191 A JP12974191 A JP 12974191A JP 12974191 A JP12974191 A JP 12974191A JP 2609012 B2 JP2609012 B2 JP 2609012B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転するディスク上に
近接して浮上状態で保持される浮上型ヘッドを備える情
報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報の記録再生消去可能な光メモ
リー素子の開発が進められている。特に、光磁気ディス
クは、その大容量・高記録密度に注目されて、開発が最
も盛んであり、現在、その開発の重点は、記録・消去を
同時に行うオーバーライト技術に移ってきている。その
有力な技術の一つが、磁気ヘッドを用い、磁界のスイッ
チングによって記録・消去を行う磁界変調記録である。
【0003】ところで、記録媒体としての光磁気ディス
クへの高密度・高転送レートの記録を実現するために
は、磁気ヘッドによる磁界を高速で反転させること、す
なわち、高周波記録を可能とする必要があり、このた
め、ハードディスクで用いられている浮上型のスライダ
ーヘッドを利用し、磁気ヘッドを光磁気ディスク表面に
微小な間隙をおいて浮上状態で保持させる構成とするこ
とが検討されている。
【0004】このような情報記録再生装置の構成の一例
について、図16を参照して説明すると、スピンドルモ
ーター31により回転駆動される光磁気ディスク(以
下、ディスクと略記する)30を上下に挟んで下側に、
記録再生時に対物レンズ32を介してレーザー光を照射
し、かつ、再生時には情報の検出等を行う光ヘッド33
が配設される一方、上側に、記録時に磁界を印加する浮
上型磁気ヘッド34が配設されている。上記浮上型磁気
ヘッド34は、固定部38に一端が取付けられた板ばね
からなるサスペンション37の先端側に取付けられてい
る。また、この浮上型磁気ヘッド34は、スライダ35
と、このスライダ35に取り付けられた磁気ヘッド本体
36とからなり、上記サスペンション37によってディ
スク30側に付勢されている。
【0005】ディスク30が高速で回転すると、浮上型
磁気ヘッド34とディスク30表面との間に流入して流
れる空気の動圧圧力がサスペンション37の付勢力と釣
合う位置に浮上型磁気ヘッド34が浮上し、この磁気ヘ
ッド34はディスク30と微小な一定のギャップを保っ
て保持される。この状態で、光ヘッド33側のレーザー
光の照射に同調させて、磁気ヘッド本体36へ通電する
ことで、磁界変調による情報の消去と共に新たな情報の
記録が行われる。
【0006】しかしながら、上記のように浮上型磁気ヘ
ッド34への通電を行う動作モードの開始前や終了後、
すなわち、ディスク30の回転の開始時および終了時に
は、ディスク30の回転に伴う空気の動圧圧力が発生し
ておらず、この間、従来は、サスペンション37のばね
力によって浮上型磁気ヘッド34がディスク30の表面
に接触した状態のままとするCSS方式(Contact Star
t and Stop) が採用されているため、ディスク30の表
面に浮上型磁気ヘッド34の下面との摩擦による摩耗や
損傷が生じ、ディスク30の寿命が短くなる等の問題を
生じている。
【0007】そこで、非動作モード時においては、サス
ペンション37のばね力に抗して浮上型磁気ヘッド34
をディスク30の表面から離れた上方の待機位置に保持
しておき、動作モードの開始時に、すでに回転している
ディスク30の表面に上記待機位置から浮上型磁気ヘッ
ド34を下降させる一方、動作モードの終了時には、デ
ィスク30表面に近接して保持される浮上位置から待機
位置へと浮上型磁気ヘッド34を上昇させ、その後に、
ディスク30の回転を停止するという方法が提案されて
いる。
【0008】このように浮上型磁気ヘッド34の昇降を
行なわせるためには、例えば図17に示すように、一対
の当接部材41・41を設ける構成が考えられる。この
場合、当接部材41・41はサスペンション37及び固
定部38の双方に下側から当接するように設けられ、こ
れら当接部材41・41を同時に下降させることで、浮
上型磁気ヘッド34・サスペンション37・固定部38
は、初期組立状態での姿勢を保ったまま、ディスク30
に向かって下降する。その途中で、固定部38は所定の
高さ位置に達した時に停止される一方、当接部材41・
41はさらに下方に移動される。これにより、浮上型磁
気ヘッド34はディスク30に近接した前記浮上位置に
達した時にその位置で保持される。なお、浮上型磁気ヘ
ッド34の上昇時には、上記と逆の操作が行われる。
【0009】しかしながら、上記のような構造とした場
合には、固定部38が上下動を行うために、固定部38
に対して光ヘッド33側とは別個に、ディスク30の半
径方向への駆動手段を設ける構成とするか、または、上
下方向に伸縮自在な連結手段を介して固定部38を光ヘ
ッド32に連結する構成とすることが必要となる。
【0010】半径方向への駆動手段を別に設ける場合、
光ヘッド33と浮上型磁気ヘッド34との位置のずれを
検出して補正する手段がさらに必要となり、また、上記
の連結手段を介して固定部38を光ヘッド33に連結す
る構成とする場合には、光ヘッド33を含む半径方向へ
の可動体の重量の増加や剛性の低下によって性能が低下
するという問題を新たに生じるものとなる。
【0011】そこで、上記のような問題を生じることな
く、浮上型磁気ヘッド34の昇降移動を可能とするため
に、図18に示しているように、サスペンション37の
弾性変形を利用した方式が提案されている。
【0012】この場合、固定部38は、ディスク30の
半径方向にのみ移動できるように構成されると共に、サ
スペンション37にのみ下側から当接する当接部材42
が設けられる。ディスク30の回転中に、当接部材42
が上昇することにより、サスペンション37が上方に弾
性変形して、その先端に設けられている浮上型磁気ヘッ
ド34はディスク30から引き離されて上昇する。一
方、上記当接部材42が下降すると、サスペンション3
7は、弾性力によって上記の変形状態から復帰し、これ
によって、浮上型磁気ヘッド34は下降してディスク3
0に接近する。そして、さらに当接部材42が下方に移
動する途中で、サスペンション37は当接部材42から
離れ、浮上型磁気ヘッド34がディスク30上の浮上位
置に保持されることとなる。
【0013】上記においては、浮上型磁気ヘッド34の
昇降動作時において固定部38には上下方向の移動動作
が生じないことから、この固定部38を光ヘッド33側
と一体化した構成とすることが可能となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、浮上型磁気ヘッド34を昇降させてディスク30に
接触させないように構成する場合、より精密な調整が組
立時に必要となって、組立作業性が低下するという問題
を新たに生じる。つまり、ディスク30上に近接して安
定した浮上状態が得られるようにするためには、例えば
ディスク30の表面と浮上型磁気ヘッド35の平行度等
を所定の許容範囲内とする精密な組立調整が必要であ
る。そして上記においては、浮上状態において浮上型磁
気ヘッド34が所定の姿勢となるように組立てられてい
ても、さらに、昇降移動をさせる際には、浮上型磁気ヘ
ッド34に固定部38への取付位置を中心とする回動軌
跡に沿う移動動作が生じるようになっているために、こ
の移動動作に伴って、ディスク30に対する傾き等の姿
勢の変化を生じる。この結果、ディスク30上の安定し
た浮上位置からわずかに外れた点へと移動した段階で不
安定状態に変化し、このときに、かえってディスク30
に接触し易いものとなるのである。したがって、浮上型
磁気ヘッド34の昇降移動時においても非接触状態が維
持されるようにするために、より精密な組立が必要とな
り、この結果、組立精度の許容幅をより小さく設定する
ことが必要となっている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願発明者等は、回転す
るディスクに浮上型磁気ヘッドを昇降させる構成におて
種々の検討を行い、その結果、浮上型磁気ヘッドの昇降
速度とディスクへの接触頻度との関係について新たな知
見が得られたことによって、本願発明をなすに至った。
【0016】すなわち、本発明の情報記録再生装置は、
動作モード時に回転するディスクに近接する位置で浮上
状態で保持される浮上型ヘッドと、動作モード開始時に
浮上型ヘッドを回転するディスクに接近させて上記近接
位置に位置させる一方、動作モード完了時に上記近接位
置よりもディスクから離れた待機位置へと浮上型ヘッド
を引き離すヘッド移動制御手段とを備える情報記録再生
装置において、上記ヘッド移動制御手段が、上記近接位
置へと接近させる時の速度に比べて、待機位置へと引き
離す時の速度を速めて上記浮上型ヘッドの移動を行うこ
とを特徴としている。
【0017】
【作用】上記においては、浮上型ヘッドをディスクに接
近させる時の速度に比べて、ディスクから引き離す時の
速度を速める制御が行われる。つまり、動作モード開始
時には浮上型ヘッドを回転するディスク上により低速で
静かに接近させることによって、このときに生じるディ
スクとの接触頻度を低く抑えることが可能である。一
方、動作モード完了時には、浮上型ヘッドを回転するデ
ィスク上からより速やかに引き離してしまうことによっ
て、浮上型ヘッドがディスク上で安定浮上している状態
から外れて揺動しても、ディスクと接触する頻度が低く
抑えられる。
【0018】この結果、例えば接近時の速度と引き離す
時の速度とを同一にすることを前提として組立精度の許
容幅が設定されている場合に、その上下限近傍での組立
状態においても、上記のように接近時の速度と引き離す
時の速度とを異ならせることで、ディスクとの接触を生
じさせずに浮上型ヘッドを移動させることが可能であ
り、このため、組立精度の許容幅をより広く設定するこ
とができる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図15
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0020】本実施例の情報記録再生装置は、図1に示
されているように、光磁気ディスク1を回転駆動するス
ピンドルモーター2と、光磁気ディスク1の一方の表面
(図の下面)に対向させて配置され、記録または再生時
に対物レンズ3を介して光磁気ディスク1にレーザー光
を照射し、かつ、再生時には光磁気ディスク1からの反
射光に基づいて情報の検出等を行うと共に、リニアモー
ター等の移動手段により光磁気ディスク1の半径方向に
移動するようにされた光ヘッド4と、光磁気ディスク1
の他方の表面(図の上面)側における上記対物レンズ3
に対応する位置に配置され、記録時に光磁気ディスク1
に磁界を印加する浮上型磁気ヘッド(浮上型ヘッド)5
とを備えている。
【0021】上記浮上型磁気ヘッド5は、スライダ6
と、このスライダ6に取り付けられた磁気ヘッド本体7
とからなり、板ばねからなるサスペンション8の一端部
に支持されている。このサスペンション8の他端部は、
光ヘッド4に連結された固定部9の上側水平部に固定さ
れており、このサスペンション8のばね力が、その先端
の浮上型磁気ヘッド5を光磁気ディスク1の表面に向か
って下方に押し付ける方向の付勢力として作用するよう
になっている。
【0022】上記固定部9には、さらに昇降レバー10
が回動自在に軸着されている。この昇降レバー10の一
端側は、上記サスペンション8に下側から当接するよう
に設けられ、そして、他端側が、ヘッド移動制御手段と
しての駆動装置11により上下に駆動されるようになっ
ている。これにより、軸着点回りに上記回動レバー10
が回動し、この結果、サスペンション8が回動レバー1
0の上記一端側の当接部(以下、レバー当接部という)
で上下に押動されて、サスペンション8の先端に支持さ
れている浮上型磁気ヘッド5に昇降動作が生じるように
なっている。
【0023】次に、図2を参照して、具体的な寸法を例
示しつつ上記浮上型磁気ヘッド5及びサスペンション8
の形状を説明する。
【0024】浮上型磁気ヘッド5はほぼ直方体形状に作
製されており、その外形寸法を例示すれば、図2(a)
に示すように、光磁気ディスク1の半径方向に沿う長さ
1 =5mm、円周方向に沿う長さW2 =7mm、ま
た、図2(b)に示すように、全体の厚さT1 =2m
m、光磁気ディスク1と対面する下面からサスペンショ
ン8と接着される面までの厚さT2 =0.82mmであ
る。この浮上型磁気ヘッド5における下面には、後述す
るように、空気の流れ込む側の端部箇所に約0.5度の角
度で、かつ、周方向に沿って幅1mmの範囲で傾斜部が
設けられている。
【0025】一方、サスペンション8は、厚さ70μm
程度のステンレス綱からなり、図2(a)に示されてい
るように、浮上型磁気ヘッド側ほど次第に幅を狭くした
形状となっている。固定部9への連結部となる上記サス
ペンション8の一端部には、金属板12(光磁気ディス
ク1の半径方向に沿う長さが6mm、円周方向に沿う幅
が10.2mm、厚さが0.5 mm程度)が溶着されてい
る。また、スライダ6及び金属板12の各中心間のサス
ペンション8の長さL1 は26.41mmである。
【0026】このサスペンション8には、図2(b)に
示すように、金属板12側の基端部分を除く領域におけ
る幅方向両端に上向きに折れ曲がるフランジ13が設け
られ、このフランジ13を有する部位は非たわみ領域1
4とされる一方、フランジ13が設けられない基端部側
のみが弾性変形可能なたわみ領域15とされ、その長さ
は3〜5mm程度に形成されている。
【0027】浮上型磁気ヘッド5は、上記たわみ領域1
5でのばね力によって、光磁気ディスク1側に付勢さ
れ、光磁気ディスク1が非回転状態で光磁気ディスク1
表面に接触した状態において、押圧荷重が1〜10gf
程度となるように、上記ばね力の設定が行われている。
一方、浮上型磁気ヘッド5が光磁気ディスク1の表面に
当接した状態でのサスペンション8の傾斜角度θ4 は典
型的に2.2度の値が取られ、また、この状態において、
光磁気ディスク1の表面から金属板12の上面との間の
距離d1 は2.54mmとされている。
【0028】上記構成の情報記録再生装置において、例
えば情報の記録を行う場合、初期状態では、図1に示す
ように、サスペンション8が昇降レバー10における前
記レバー当接部により押上げられて、浮上型磁気ヘッド
5は光磁気ディスク1の表面から上方に離れた待機位置
で保持されている。そして、光磁気ディスク1が回転し
ている状態で、上記レバー当接部が下降するように、昇
降レバー10が駆動装置11によって駆動され、これに
伴って、浮上型磁気ヘッド5は光磁気ディスク1の表面
に向かって下降する。この下降動作の途中で、浮上型磁
気ヘッド5が光磁気ディスク1の表面に近接し、浮上型
磁気ヘッド5と光磁気ディスク1との間を流れる空気の
動圧圧力が前記サスペンション8の付勢力と釣合う位置
に達すると、昇降レバー10のレバー当接部からサスペ
ンション8が離れ、浮上型磁気ヘッド5は、上記釣合い
位置、すなわち、光磁気ディスク1の表面と微小な隙間
を保って浮上した浮上位置(近接位置)にて保持される
ようになる。
【0029】このように浮上型磁気ヘッド5が上記浮上
位置に位置した状態で、前記光ヘッド4側のレーザー光
の照射に同期させて、磁気ヘッド本体7への通電が行わ
れ、磁界変調による情報の消去と共に新たな情報の記録
が行われる。
【0030】記録動作が終了すると、昇降レバー10が
駆動装置11によって上記とは逆方向に駆動され、これ
により、レバー当接部がサスペンション8に下側から当
接してさらに上昇することによって、浮上型磁気ヘッド
5は上記の近接位置から前記待機位置へと上昇されて光
磁気ディスク1の表面から引き離され、その後、光磁気
ディスク1の回転が停止される。
【0031】このように、浮上型磁気ヘッド5は、動作
モード時に、光磁気ディスク1表面にサスペンション8
の付勢力と、空気の流れで生じる動圧とのバランスによ
って、光磁気ディスク1の表面に近接して浮上状態で保
持される。この浮上状態の安定化を図り、かつ、浮上型
磁気ヘッド5の昇降動作時においても、光磁気ディスク
1との接触を生じないようにするためには、前述のよう
に、従来は、組立精度の許容幅が狭く、精密な組立調整
を必要とすることとなって、作業性が低下するという問
題を生じていた。
【0032】しかしながら、浮上型磁気ヘッド5の光磁
気ディスク1への接触の頻度は、下降速度と上昇速度と
に大きく依存することが後述するテストの結果、明らか
となった。そこで、上記実施例においては、前記駆動装
置11が、浮上型磁気ヘッド5を下降させるときの速度
を例えば10mm/sec以下、上昇させるときの速度
を例えば15mm/sec以上とするように、下降時よ
りも上昇時の方をより速くして浮上型磁気ヘッド5の移
動を行うように制御する。これにより、組立精度の許容
幅を従来よりも広くすることが可能となり、この結果、
組立を容易に行えるものとなっている。
【0033】次に、上記した浮上型磁気ヘッド5の昇降
速度が光磁気ディスク1への接触頻度に及ぼす影響を調
べたテストの条件と、その結果について説明する。
【0034】テスト装置は、前記図1を参照して説明し
た本実施例装置とほぼ同様の構成をなしており、サスペ
ンション8として、非回転状態での光磁気ディスク1の
上面に浮上型磁気ヘッド5を当接させた状態で、図2
(b)におけるd1 が2.54mmのときに、浮上型磁気
ヘッド5を下方に押圧する荷重がほぼ9gfとなる仕様
のものを用いた。また、光磁気ディスク1として、直径
86mmの光磁気ディスク用ガラス基板で、グルーブ加
工、コーティング等を一切行っていないものを使用し
た。
【0035】初めに、以下の初期調整を行った。すなわ
ち、浮上型磁気ヘッド5を回転する光磁気ディスク1に
近接させた浮上状態において、図3(a)に示している
ように、光磁気ディスク1の半径方向に沿う方向で、光
磁気ディスク1と浮上型磁気ヘッド5とがなす角を
θ1 、また、図3(b)に示しているように、光磁気デ
ィスク1の円周方向に沿う方向で、光磁気ディスク1と
浮上型磁気ヘッド5とがなす角をθ2 とすると、これら
θ1 ・θ2 がそれぞれ0度、すなわち、完全に平行な状
態となるように組立てられているとき、最も安定した浮
上状態が得られることから、角度θ2 がほぼ0度となる
ように、初期調整を行った。
【0036】そして、半径方向の傾きθ1 を変化させ、
これにより、浮上型磁気ヘッド5の姿勢の変化が光磁気
ディスク1への接触頻度に及ぼす影響を調べるために、
図4に示すように、固定部9の傾斜角θ3 を変化させ
る。このとき、浮上型磁気ヘッド5の下面を光磁気ディ
スク1の表面に当接させた状態でのサスペンション8の
傾斜角度θ4 と、固定部9の上面までの光磁気ディスク
1表面からの高さ寸法d1 と、浮上型磁気ヘッド5に対
する押圧荷重fとをパラメータとして測定する。
【0037】θ4 の測定は、同図に示すように、サスペ
ンション8の非たわみ領域14に反射テープを貼って反
射部16とし、光磁気ディスク1に向けてほぼ垂直にレ
ーザー光をレーザー光源17より入射させる構成で行っ
た。レーザー光は光源17の前に置かれたスクリーン1
8に設けられた小さな穴から出射して、反射部16で反
射され、再びスクリーン18に反射光が戻ってきて光の
スポットを作る。このとき、レーザー光の出射する穴と
反射光のスポットまでのずれ量をΔx、スクリーン19
より反射部16までの距離をLとすると次式が成立す
る。
【0038】Δx=L・tan(2θ4 ) したがって、 θ4 =(1/2)・tan -1(Δx/L) の式にて算出することができる。
【0039】上記装置において、光磁気ディスク1を3
000rpmで回転させ、浮上型磁気ヘッド5をその中
心が光磁気ディスク1上の半径33mmの位置に位置す
るように設定し、浮上型磁気ヘッド5を2秒周期で1セ
ットとする上昇・下降操作を繰返す操作を行った。そし
て、この間の浮上型磁気ヘッド5と光磁気ディスク1と
の接触の有無を浮上型磁気ヘッド5上に接着した図示さ
れていない富士電機社製のAE(Acoustic Emission)セ
ンサを用いて検出し、光磁気ディスク1との接触の有無
と浮上型磁気ヘッド5の姿勢との関係を調べた。但し、
以下の各テストは浮上型磁気ヘッド5に昇降動作をさせ
ないときには、回転しているディスク上で安定した浮上
状態となる条件の中で行っているため、AEセンサより
検出される接触信号は、浮上型磁気ヘッド5の昇降時に
出たものであるといえる。
【0040】図5には、浮上型磁気ヘッド5を上昇時、
下降時共に11.5mm/secの昇降速度で操作したと
きの結果を示している。同図は、縦軸にθ4 、横軸に押
圧荷重fをとって示したもので、図中、浮上型磁気ヘッ
ド5と光磁気ディスクの接触状態を4種類に分類して表
示した。つまり、○はAE信号が出ない全く非接触の状
態を示し、△は数回の浮上型磁気ヘッド5の昇降の繰り
返し中に時々AE信号が発生する状態、すなわち、時々
接触が起こっている状態を示し、□は浮上型磁気ヘッド
5の上昇動作または下降動作毎に必ずAE信号が発生す
るが、その信号レベルは次の●の場合よりも小さい状
態、つまり毎回軽く接触している状態を示す。●は浮上
型磁気ヘッド5の昇動作、降動作毎の両方で毎回AE信
号が発生する状態を示す。
【0041】図に示した押圧荷重の範囲で、θ4 が0度
15分〜2度50分の範囲であれば、浮上型磁気ヘッド
5が光磁気ディスク1に対して非接触で維持される。こ
のテスト結果からは、浮上型磁気ヘッド5の姿勢調整の
際にθ4 が1度35分〜1度40分を最適値として設定
することにより、調整の許容幅を±1度10分程度とし
得ることが確認できる。
【0042】なお、浮上型磁気ヘッド5が光磁気ディス
ク1から離れた状態での浮上型磁気ヘッド5の下面とサ
スペンション8の非たわみ領域14とのなす角は1度4
0分であった。これより縦軸のθ4 をθ1 (図3(a)
参照)に変換すると図5において右側の縦軸となり、θ
1 としては−0度05分〜0度を中心として−1度25
分〜1度20分の範囲を組立の許容範囲として設定でき
ることとなる。
【0043】一方、実際の組立では、図4のθ3 ・d1
の目標値を設定して調整を行うことが多い。そこで、図
5の結果をd1 とθ3 の関係に変換して、図6に、縦軸
1 、横軸θ3 として示している。図より、非接触領域
は、d1 の幅約1mmで右下がりに平行な領域となって
いる。
【0044】次に、図6において、接触領域と非接触領
域との境界付近に位置している組立状態に対して、昇降
速度を変化させるテストを行った。
【0045】つまり、図6に示されている上記境界付近
に位置する測定結果が□の点P1 〜P3 について、ま
た、上記非接触領域内ではあるが、測定結果が△の点P
4 について、昇降速度を変化させてAEセンサを使って
接触の有無を調べた。
【0046】上記テスト結果を図7〜図14に示してい
る。各図中、AはAE信号、Bはタイミング信号で、横
軸は時間である。なお、タイミング信号は浮上型磁気ヘ
ッド5が待機位置へ移動してリフトアップされた時(上
昇時)にパルス信号として発生されるもので、パルスの
前に出たAE信号は浮上型磁気ヘッド5を引き上げる時
に出たもの、後に出た信号は、浮上型磁気ヘッド5のラ
ンディング時(下降時)に出たものである。
【0047】図7は、図6の点P1 と同一の組立状態
で、浮上型磁気ヘッド5の昇降速度を11.5mm/se
cに設定した場合の測定結果である。図よりAE信号は
タイミング信号のパルスの後に見られ、浮上型磁気ヘッ
ド5のランディング時に接触を生じている。また、微小
ではあるが、リフトアップ時にも時々接触している。
【0048】図8は、点P1 と同一の組立状態で、浮上
型磁気ヘッド5の昇降速度を38mm/secに加速し
た場合の測定結果である。浮上型磁気ヘッド5の上昇時
のAE信号は少しレベルが大きくなり、下降時の信号レ
ベルは大幅に上がって、接触時の衝撃がかなり大きくな
っていることがわかる。このとき、図4に示すセッティ
ングでレーザー光をスライダ8に当ててスライダ8の昇
降時の挙動を見たところ、下降時及び上昇時にスライダ
8が激しく揺動しているのがスクリーン18上の反射光
のスポットの動きから確認された。
【0049】また、浮上型磁気ヘッド5の昇降速度を4.
8mm/secに減速したところ、浮上型磁気ヘッド5
の下降時の信号レベルは小さくなった。
【0050】図9及び図10は、図6の点P2 に示され
る浮上型磁気ヘッド5の姿勢(d1 =2.75mm、θ3
=1.75度)において、浮上型磁気ヘッド5を昇降させ
る速度を変化させたときのAEセンサのデータを示す。
【0051】図9は、浮上型磁気ヘッド5の昇降速度を
11.5mm/secに設定した場合の測定結果である。
浮上型磁気ヘッド5の下降時にのみレベルの低いAE信
号が発生している。
【0052】図10は、浮上型磁気ヘッド5の昇降速度
を4.8mm/secに減速した場合の測定結果である。
浮上型磁気ヘッド5の上昇時にレベルの高いAE信号が
毎回発生した。上昇時、スライダが激しく揺動し、この
揺動が下降時にも残ったために、下降時のAE信号も大
きくなった。一方、リフトアップ状態から単発的に浮上
型磁気ヘッド5を下降させた場合においては、AE信号
は発生しないか、発生した場合においてもレベルの低い
ものであった。
【0053】図11ないし図13には、図6の点P3
示される浮上型磁気ヘッド5の姿勢において、浮上型磁
気ヘッド5を昇降させる速度を変化させたときのAEセ
ンサのデータを示す。
【0054】図11は、浮上型磁気ヘッド5の昇降速度
を11.5mm/secに設定した場合の測定結果であ
る。タイミング信号の記録もれのため、パルスの位置を
図中×印で示した。浮上型磁気ヘッド5の下降時には毎
回AE信号が発生した。しかし上昇時には時々発生する
が、その他は発生しなかった。
【0055】図12は、浮上型磁気ヘッド5の昇降速度
を4.8mm/secに減速した場合の測定結果である。
浮上型磁気ヘッド5の下降時のAE信号は消えて、上昇
時のAE信号は低いレベルのものが毎回発生するように
なった。
【0056】図13は、浮上型磁気ヘッド5の昇降速度
を9.2mm/secに設定した場合の測定結果である。
浮上型磁気ヘッド5の下降時にAE信号が発生し始め
た。
【0057】図14は、図6のP4 点に示される浮上型
磁気ヘッド5の姿勢において、浮上型磁気ヘッド5の昇
降速度を11.5mm/secに設定した場合の測定結果
を示している。浮上型磁気ヘッド5の下降時に時々、低
レベルのAE信号が発生している。このとき、昇降速度
を9mm/sec以下に減速するとAE信号が消えるこ
とがわかった。
【0058】以下同様に、□または△の各点で、浮上型
磁気ヘッド5の昇降速度を変化させたところ、上記と同
様の傾向がみられた。つまり、浮上型磁気ヘッド5の下
降時に発生するAE信号は、浮上型磁気ヘッド5の昇降
速度の減速によりレベルが低くなるか、もしくは消える
ことから、接触しなくなるか、接触した場合においても
衝撃が小さくなる傾向が生じることが明らかとなった。
したがって、浮上型磁気ヘッド5の下降速度は上記テス
ト結果及びディスクカートリッジのローディングに要す
る実際の時間を考慮して、15〜5mm/sec程度が
好ましい。
【0059】一方、浮上型磁気ヘッド5の上昇時に発生
するAE信号は、浮上型磁気ヘッド5の昇降速度が低す
ぎると発生し易くなり、AE信号のレベルも大きくなる
ことから、ディスクとの接触が起こり易く、衝撃も大き
くなる傾向を示すことが明らかとなった。したがって、
浮上型磁気ヘッド5の上昇速度は、12mm/sec以
上に設定しておくことが好ましい。
【0060】加えて、図9及び図10から、上昇時に発
生した浮上型磁気ヘッド5の揺動は上昇後直ちに下降さ
せた場合に下降時にまで残るものとなっているので、浮
上型磁気ヘッド5を速やかに引き上げた後に、浮上型磁
気ヘッド5の揺動が修まるまでの間は、再度浮上型磁気
ヘッド5を下降させることを禁止することも効果的であ
ることがわかった。
【0061】以上の結果から、本実施例の情報記録再生
装置においては、動作モード開始時に浮上型磁気ヘッド
5を光磁気ディスク1に近接する浮上位置へ接近させる
下降時には、10mm/sec以下、また、浮上型磁気
ヘッド5を上昇させて光磁気ディスク1から引き離す時
には、15mm/sec以上の速度で浮上型磁気ヘッド
5の移動動作が生じるように、前記駆動装置11によっ
て、昇降レバー10を駆動するように構成されている。
【0062】この結果、上記θ3 とd1 の取れる値の範
囲が広がり、光磁気ディスク1と浮上型磁気ヘッド5が
接触しない許容幅を広くとることができ、組立時の姿勢
調整を行い易くなっている。
【0063】なお、上記実施例では、駆動装置11自体
が、上記のように、浮上型磁気ヘッド5の昇降速度を互
いに異ならせて制御する機能を有するように構成されて
いるが、例えば図15に示すように、昇降速度を異なら
せるためのスプリング19を駆動装置11とは別に設け
る構成とすることもできる。この場合、駆動装置11自
体は、浮上型磁気ヘッド5に同一の昇降速度を与えるよ
うに駆動力を昇降レバー10に作用させるものとして構
成されている。そして、この駆動装置11からの駆動力
によって、浮上型磁気ヘッド5が下降するときには、そ
の途中で昇降レバー10がスプリング19に当接し、そ
の後は、スプリング19のばね力を上記駆動装置11の
駆動力から減じた力が昇降レバー10に作用することと
なって、浮上型磁気ヘッド5の下降速度は遅くなる。ま
た、浮上型磁気ヘッド5の上昇時には、スプリング19
のばね力が加わって上昇速度は速くなる。また、上記の
ような速度制御を、カムを用いて行うように構成するこ
とも可能である。
【0064】また、上記各実施例中においては、磁気ヘ
ッド5を浮上型ヘッドとした例を挙げて説明したが、近
年は、光ヘッドの小型化、軽量化、集積化を図るため、
この光ヘッド側を浮上型ヘッドとして構成することも試
みられており、このような浮上型光ヘッドにおいても、
本発明を適用することが可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明の情報記録再生装置は、以上のよ
うに、動作モード時に回転するディスクに近接する位置
へと浮上型ヘッドを接近させる時の速度に比べて、上記
近接位置よりもディスクから離れた待機位置へと浮上型
ヘッドを引き離す時の速度を速めて浮上型ヘッドの移動
を行うヘッド移動制御手段を備える構成である。
【0066】これにより、例えば接近時の速度と引き離
す時の速度とを同一にすることを前提として組立精度の
許容幅が設定されている場合に、その上下限近傍での組
立状態においても、上記のように接近時の速度と引き離
す時の速度とを異ならせることで、ディスクとの接触を
生じさせずに浮上型ヘッドを移動させることが可能とな
る。このため、組立精度の許容幅をより広く設定するこ
とができる結果、組立作業性を向上し得るという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における情報記録再生装置の
構成を示す概略図である。
【図2】上記装置における浮上型磁気ヘッドとサスペン
ションとの形状を示すものであって、同図(a)は平面
図、同図(b)は正面図である。
【図3】上記浮上型磁気ヘッドと光磁気ディスクとの相
対位置関係を示すものであって、同図(a)は光磁気デ
ィスクの半径方向に直交する方向から見た正面図、同図
(b)は光磁気ディスクの円周方向に直交する方向から
見た側面図である。
【図4】上記装置における浮上型磁気ヘッドの光磁気デ
ィスクへの接触に関するテストを行う際のパラメータを
説明するための概略図である。
【図5】上記テスト結果の一例を示すグラフである。
【図6】図5の結果をパラメータを替えて示したグラフ
である。
【図7】図6中の点P1 での組立状態で、浮上型磁気ヘ
ッドの昇降速度を11.5mm/secとしたときのテス
ト結果を示すグラフである。
【図8】図6中の点P1 での組立状態で、浮上型磁気ヘ
ッドの昇降速度を38mm/secとしたときのテスト
結果を示すグラフである。
【図9】図6中の点P2 での組立状態で、浮上型磁気ヘ
ッドの昇降速度を11.5mm/secとしたときのテス
ト結果を示すグラフである。
【図10】図6中の点P2 での組立状態で、浮上型磁気
ヘッドの昇降速度を4.8mm/secとしたときのテス
ト結果を示すグラフである。
【図11】図6中の点P3 での組立状態で、浮上型磁気
ヘッドの昇降速度を11.5mm/secとしたときのテ
スト結果を示すグラフである。
【図12】図6中の点P3 での組立状態で、浮上型磁気
ヘッドの昇降速度を4.8mm/secとしたときのテス
ト結果を示すグラフである。
【図13】図6中の点P3 での組立状態で、浮上型磁気
ヘッドの昇降速度を9.2mm/secとしたときのテス
ト結果を示すグラフである。
【図14】図6中の点P4 での組立状態で、浮上型磁気
ヘッドの昇降速度を11.5mm/secとしたときのテ
スト結果を示すグラフである。
【図15】本発明の他の実施例における情報記録再生装
置の構成を示す概略図である。
【図16】従来の情報記録再生装置の構成を示す概略図
である。
【図17】浮上型磁気ヘッドを昇降させる一方式での構
成を示す概略図である。
【図18】浮上型磁気ヘッドを昇降させる他の方式での
構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク(ディスク) 5 浮上型磁気ヘッド(浮上型ヘッド) 11 駆動装置(ヘッド移動制御手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動作モード時に回転するディスクに近接す
    る位置で浮上状態で保持される浮上型ヘッドと、動作モ
    ード開始時に浮上型ヘッドを回転するディスクに接近さ
    せて上記近接位置に位置させる一方、動作モード完了時
    に上記近接位置よりもディスクから離れた待機位置へと
    浮上型ヘッドを引き離すヘッド移動制御手段とを備える
    情報記録再生装置において、上記ヘッド移動制御手段
    が、上記近接位置へと接近させる時の速度に比べて、待
    機位置へと引き離す時の速度を速めて上記浮上型ヘッド
    の移動を行うことを特徴とする情報記録再生装置。
JP12974191A 1991-03-01 1991-05-31 情報記録再生装置 Expired - Fee Related JP2609012B2 (ja)

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US07/840,905 US5313445A (en) 1991-03-01 1992-02-25 Reproducing apparatus with suspension supporting a floating-type head with a bevelled slider
DE69214177T DE69214177T2 (de) 1991-03-01 1992-02-27 Informationsverarbeitungsgerät
EP92103367A EP0501477B1 (en) 1991-03-01 1992-02-27 Information processing apparatus
CA002062041A CA2062041C (en) 1991-03-01 1992-02-28 Information processing apparatus having a floating-type head with a bevelled slider
KR1019920003357A KR0162665B1 (ko) 1991-03-01 1992-02-29 정보 재생 장치
US08/202,411 US5828512A (en) 1991-03-01 1994-02-24 Information processing apparatus having a floating-type head

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