JP2607647Y2 - 除湿剤容器 - Google Patents
除湿剤容器Info
- Publication number
- JP2607647Y2 JP2607647Y2 JP1993072788U JP7278893U JP2607647Y2 JP 2607647 Y2 JP2607647 Y2 JP 2607647Y2 JP 1993072788 U JP1993072788 U JP 1993072788U JP 7278893 U JP7278893 U JP 7278893U JP 2607647 Y2 JP2607647 Y2 JP 2607647Y2
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- JP
- Japan
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- container
- container body
- dehumidifier
- lid
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は押し入れや下駄箱あるい
は台所下の収納室等に設置して使用するタイプの除湿剤
容器に関し、特に被収納物と収納室の内壁面との間に生
じる僅かな隙間にも設置して使用することができる除湿
剤容器に関する。
は台所下の収納室等に設置して使用するタイプの除湿剤
容器に関し、特に被収納物と収納室の内壁面との間に生
じる僅かな隙間にも設置して使用することができる除湿
剤容器に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】近年、押し入れや下駄箱
等の収納室内の湿気を除去するために、塩化カルシウム
等の潮解性塩類を使用して吸湿させるという簡易タイプ
の除湿剤が市販されている。 これらの除湿剤は、当初
は、上方に開口部を有する筒状の容器本体に前記潮解性
塩類が収容されていて、前記開口部に、空気の流通孔を
有する蓋体が取り付けられているという構造をしてい
た。しかし、それらにあっては容器が径の太い筒状であ
ったために押し入れや下駄箱等に設置したばあいには場
所をとってしまい収納スペースが無駄になってしまうと
いう問題点があった。
等の収納室内の湿気を除去するために、塩化カルシウム
等の潮解性塩類を使用して吸湿させるという簡易タイプ
の除湿剤が市販されている。 これらの除湿剤は、当初
は、上方に開口部を有する筒状の容器本体に前記潮解性
塩類が収容されていて、前記開口部に、空気の流通孔を
有する蓋体が取り付けられているという構造をしてい
た。しかし、それらにあっては容器が径の太い筒状であ
ったために押し入れや下駄箱等に設置したばあいには場
所をとってしまい収納スペースが無駄になってしまうと
いう問題点があった。
【0003】そこでこの問題点を解消するために偏平状
の容器からなる除湿剤が市販されるようになり、被収納
物と収納室の内側壁面との間に生じる僅かな隙間に設置
して使用するようになっている。しかし、偏平状の容器
からなる除湿剤は容器の側面に流通孔が穿設されている
ので、該側面のうち一方が収納室の内側壁面に当接され
流通孔を塞いでしまう恐れがあった。そのため、容器を
内側壁面から離して設置しなければならず、結局収納ス
ペースが無駄になってしまうという問題点が依然として
残っていた。
の容器からなる除湿剤が市販されるようになり、被収納
物と収納室の内側壁面との間に生じる僅かな隙間に設置
して使用するようになっている。しかし、偏平状の容器
からなる除湿剤は容器の側面に流通孔が穿設されている
ので、該側面のうち一方が収納室の内側壁面に当接され
流通孔を塞いでしまう恐れがあった。そのため、容器を
内側壁面から離して設置しなければならず、結局収納ス
ペースが無駄になってしまうという問題点が依然として
残っていた。
【0004】本考案はこれらの問題点を解消するもので
あって、収納室の内側壁面に当設するように設置しても
流通孔が閉塞されない除湿剤容器を提供することを目的
とするものである。
あって、収納室の内側壁面に当設するように設置しても
流通孔が閉塞されない除湿剤容器を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに本考案にあっては,天面部に空気の流通孔が穿設さ
れている蓋体と,底面部に空気の流通孔が穿設されてい
る底浅の容器本体と該容器本体内部に収納されるととも
に,片面が透明フィルム,他面が湿気は通すが水分は通
さない微多孔性シートにより構成されている袋内に潮解
性塩類及び増粘剤を封入した薬剤袋とからなる除湿剤容
器において,前記蓋体の前記天面部が外方に向かって膨
出する膨出部を備えており,前記容器本体の底面には除
湿剤容器を前記膨出部が収納室の側壁面に当接するよう
に垂直に載置するための脚部が形成されており,前記薬
剤袋を該薬剤袋の前記微多孔シート面を前記容器本体の
蓋体側にして容器本体内に載置する事を特徴とする除湿
剤容器を提供するものである。
めに本考案にあっては,天面部に空気の流通孔が穿設さ
れている蓋体と,底面部に空気の流通孔が穿設されてい
る底浅の容器本体と該容器本体内部に収納されるととも
に,片面が透明フィルム,他面が湿気は通すが水分は通
さない微多孔性シートにより構成されている袋内に潮解
性塩類及び増粘剤を封入した薬剤袋とからなる除湿剤容
器において,前記蓋体の前記天面部が外方に向かって膨
出する膨出部を備えており,前記容器本体の底面には除
湿剤容器を前記膨出部が収納室の側壁面に当接するよう
に垂直に載置するための脚部が形成されており,前記薬
剤袋を該薬剤袋の前記微多孔シート面を前記容器本体の
蓋体側にして容器本体内に載置する事を特徴とする除湿
剤容器を提供するものである。
【0006】
【作用】前記構成における除湿剤容器を使用する場合に
は、塩化カルシウム等の潮解性塩類が封入されて口部が
密封されている薬剤袋を底浅の容器本体に載置してから
蓋体を容器本体に嵌合する。組み立てられた除湿剤を蓋
体の天面部あるいは容器本体の底面部に設けた膨出部が
収納室の内側壁面に当接するように前記隙間に設置す
る。
は、塩化カルシウム等の潮解性塩類が封入されて口部が
密封されている薬剤袋を底浅の容器本体に載置してから
蓋体を容器本体に嵌合する。組み立てられた除湿剤を蓋
体の天面部あるいは容器本体の底面部に設けた膨出部が
収納室の内側壁面に当接するように前記隙間に設置す
る。
【0007】この時容器の周辺を対流している湿気は容
器の流通孔から容器内に侵入して薬剤袋を介して潮解性
塩類に接触することになる。そして膨出部が収納室の内
側壁面に当接しているので当接部周辺の流通孔は内側壁
面から離間することになるので湿気の流通が阻害される
ことがない。従って、吸湿効果が低下することがない。
器の流通孔から容器内に侵入して薬剤袋を介して潮解性
塩類に接触することになる。そして膨出部が収納室の内
側壁面に当接しているので当接部周辺の流通孔は内側壁
面から離間することになるので湿気の流通が阻害される
ことがない。従って、吸湿効果が低下することがない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図に従って
説明する。すなわち、図1は本考案の一実施例を示す分
解斜視図であり、図2は組立全体斜視図、図3は断面図
であり、図4は本考案の使用状態図である。容器(1)
は容器本体(2)と蓋体(3)とが薄肉のヒンジ部
(4)を介して連結されており、蓋体(3)の天面部
(5)および容器本体(2)の底部(6)には湿気が流
通する流通孔(7)が穿接されている。また、前記底部
(6)には潮解性薬剤の吸湿状況を目視できる監視窓
(8)が形成されている。蓋体(3)の天面部(5)は
その周辺部を基端として中央に向かって膨出している膨
出部(9)が形成されている。更に容器本体(2)の底
部(6)には容器(1)を垂直に立てるための脚部(1
0)が設けられている。
説明する。すなわち、図1は本考案の一実施例を示す分
解斜視図であり、図2は組立全体斜視図、図3は断面図
であり、図4は本考案の使用状態図である。容器(1)
は容器本体(2)と蓋体(3)とが薄肉のヒンジ部
(4)を介して連結されており、蓋体(3)の天面部
(5)および容器本体(2)の底部(6)には湿気が流
通する流通孔(7)が穿接されている。また、前記底部
(6)には潮解性薬剤の吸湿状況を目視できる監視窓
(8)が形成されている。蓋体(3)の天面部(5)は
その周辺部を基端として中央に向かって膨出している膨
出部(9)が形成されている。更に容器本体(2)の底
部(6)には容器(1)を垂直に立てるための脚部(1
0)が設けられている。
【0009】薬剤(11)が封入されている薬剤袋(1
2)は片面が塩化ビニリデンとポリエチレンとをラミネ
ートした透明フィルム(13)と、他面が湿気は通すが
水分は通さない微多孔性シート(14)をヒートシール
して作られている。
2)は片面が塩化ビニリデンとポリエチレンとをラミネ
ートした透明フィルム(13)と、他面が湿気は通すが
水分は通さない微多孔性シート(14)をヒートシール
して作られている。
【0010】薬剤(11)は塩化カルシウム等の潮解性
塩類(11a)と潮解液を吸収して増粘する増粘剤(1
1b)を機械的に混合したものである。
塩類(11a)と潮解液を吸収して増粘する増粘剤(1
1b)を機械的に混合したものである。
【0011】以上の構成に係る本実施例において、この
除湿剤を使用するに際しては、まず薬剤(11)が封入
されている薬剤袋(12)を容器本体(2)内に載置
し、蓋体(3)を容器本体(2)に対して嵌合する。こ
うして組み立てられた除湿剤容器(1)を押し入れや下
駄箱等の収納室内の被収納物と側壁面との隙間に容器
(1)が垂直に立つ姿勢で設置する。この際容器(1)
の膨出部(9)が前記側壁面に当接している。
除湿剤を使用するに際しては、まず薬剤(11)が封入
されている薬剤袋(12)を容器本体(2)内に載置
し、蓋体(3)を容器本体(2)に対して嵌合する。こ
うして組み立てられた除湿剤容器(1)を押し入れや下
駄箱等の収納室内の被収納物と側壁面との隙間に容器
(1)が垂直に立つ姿勢で設置する。この際容器(1)
の膨出部(9)が前記側壁面に当接している。
【0012】
【効果】以上説明したように本考案は、天面部に空気の
流通孔が穿設されている蓋体と、底面部に空気の流通孔
が穿設されている底浅の容器本体とからなり、該天面部
あるいは底面部の一方が外方にむかって膨出する膨出部
を備えているから、収納室内の隙間に設置しても膨出部
が収納室内の側壁面に当接しているので当接部周辺の流
通孔が閉塞されることがない。従って、吸湿効果が低下
するということがないという効果が得られる。
流通孔が穿設されている蓋体と、底面部に空気の流通孔
が穿設されている底浅の容器本体とからなり、該天面部
あるいは底面部の一方が外方にむかって膨出する膨出部
を備えているから、収納室内の隙間に設置しても膨出部
が収納室内の側壁面に当接しているので当接部周辺の流
通孔が閉塞されることがない。従って、吸湿効果が低下
するということがないという効果が得られる。
【図1】本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の実施例を示す全体斜視図である。
【図3】本考案の実施例を示す断面図である。
【図4】本考案の実施例の使用状態図である。
1 容器 2 容器本体 3 蓋体 4 ヒンジ部 5 天面部 6 底部 7 流通口 8 監視窓 9 膨出部 10 脚部 11 薬剤 11a 潮解性塩類 11b 増粘剤 12 薬剤袋 13 透明フィルム 14 微多孔性シート
Claims (1)
- 【請求項1】天面部に空気の流通孔が穿設されている蓋
体と,底面部に空気の流通孔が穿設されている底浅の容
器本体と,該容器本体内部に収納されるとともに,片面
が透明フィルム,他面が湿気は通すが水分は通さない微
多孔性シートにより構成されている袋内に潮解性塩類及
び増粘剤を封入した薬剤袋とからなる除湿剤容器におい
て,前記蓋体の前記天面部が外方に向かって膨出する膨
出部を備えており,前記容器本体の底面には,除湿剤容
器を前記膨出部が収納室の側壁面に当接するように垂直
に載置するための脚部が形成されており,前記薬剤袋を
該薬剤袋の前記微多孔シート面を前記容器本体の蓋体側
にして容器本体内に載置する事を特徴とする除湿剤容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993072788U JP2607647Y2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 除湿剤容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993072788U JP2607647Y2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 除湿剤容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737316U JPH0737316U (ja) | 1995-07-11 |
JP2607647Y2 true JP2607647Y2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=13499485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993072788U Expired - Fee Related JP2607647Y2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 除湿剤容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607647Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2319867T3 (es) * | 2001-09-11 | 2009-05-14 | S.T. Corporation | Dispositivo deshumidificador de tipo deslaminante de pelicula de revestimiento. |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP1993072788U patent/JP2607647Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0737316U (ja) | 1995-07-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |