JPH0737316U - 除湿剤容器 - Google Patents

除湿剤容器

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JPH0737316U
JPH0737316U JP7278893U JP7278893U JPH0737316U JP H0737316 U JPH0737316 U JP H0737316U JP 7278893 U JP7278893 U JP 7278893U JP 7278893 U JP7278893 U JP 7278893U JP H0737316 U JPH0737316 U JP H0737316U
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JP7278893U
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典之 冨山
明彦 戸川
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エステー化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、収納室の内側壁面に当設するよう
に設置しても流通孔が閉塞されない除湿剤容器を提供す
ることを目的とするものである。 【構成】 本考案にあっては、天面部に空気の流通孔が
穿設されている蓋体と、底面部に空気の流通孔が穿設さ
れている底浅の容器本体とからなり、該天面部あるいは
底面部の一方が外方にむかって膨出する膨出部を備えて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は押し入れや下駄箱あるいは台所下の収納室等に設置して使用するタイ プの除湿剤容器に関し、特に被収納物と収納室の内壁面との間に生じる僅かな隙 間にも設置して使用することができる除湿剤容器に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
近年、押し入れや下駄箱等の収納室内の湿気を除去するために、塩化カルシウ ム等の潮解性塩類を使用して吸湿させるという簡易タイプの除湿剤が市販されて いる。 これらの除湿剤は、当初は、上方に開口部を有する筒状の容器本体に前 記潮解性塩類が収容されていて、前記開口部に、空気の流通孔を有する蓋体が取 り付けられているという構造をしていた。しかし、それらにあっては容器が径の 太い筒状であったために押し入れや下駄箱等に設置したばあいには場所をとって しまい収納スペースが無駄になってしまうという問題点があった。
【0003】 そこでこの問題点を解消するために偏平状の容器からなる除湿剤が市販される ようになり、被収納物と収納室の内側壁面との間に生じる僅かな隙間に設置して 使用するようになっている。しかし、偏平状の容器からなる除湿剤は容器の側面 に流通孔が穿設されているので、該側面のうち一方が収納室の内側壁面に当接さ れ流通孔を塞いでしまう恐れがあった。そのため、容器を内側壁面から離して設 置しなければならず、結局収納スペースが無駄になってしまうという問題点が依 然として残っていた。
【0004】 本考案はこれらの問題点を解消するものであって、収納室の内側壁面に当設す るように設置しても流通孔が閉塞されない除湿剤容器を提供することを目的とす るものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】 前記の問題点を解決するために本考案にあっては、天面部に空気の流通孔が穿 設されている蓋体と、底面部に空気の流通孔が穿設されている底浅の容器本体と からなり、該天面部あるいは底面部の一方が外方にむかって膨出する膨出部を備 えている。
【0006】
【作用】
前記構成における除湿剤容器を使用する場合には、塩化カルシウム等の潮解性 塩類が封入されて口部が密封されている薬剤袋を底浅の容器本体に載置してから 蓋体を容器本体に嵌合する。組み立てられた除湿剤を蓋体の天面部あるいは容器 本体の底面部に設けた膨出部が収納室の内側壁面に当接するように前記隙間に設 置する。
【0007】 この時容器の周辺を対流している湿気は容器の流通孔から容器内に侵入して薬 剤袋を介して潮解性塩類に接触することになる。そして膨出部が収納室の内側壁 面に当接しているので当接部周辺の流通孔は内側壁面から離間することになるの で湿気の流通が阻害されることがない。従って、吸湿効果が低下することがない 。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図に従って説明する。すなわち、図1は本考 案の一実施例を示す分解斜視図であり、図2は組立全体斜視図、図3は断面図で あり、図4は本考案の使用状態図である。 容器(1)は容器本体(2)と蓋体(3)とが薄肉のヒンジ部(4)を介して 連結されており、蓋体(3)の天面部(5)および容器本体(2)の底部(6) には湿気が流通する流通孔(7)が穿接されている。また、前記底部(6)には 潮解性薬剤の吸湿状況を目視できる監視窓(8)が形成されている。 蓋体(3)の天面部(5)はその周辺部を基端として中央に向かって膨出して いる膨出部(9)が形成されている。更に容器本体(2)の底部(6)には容器 (1)を垂直に立てるための脚部(10)が設けられている。
【0009】 薬剤(11)が封入されている薬剤袋(12)は片面が塩化ビニリデンとポリ エチレンとをラミネートした透明フィルム(13)と、他面が湿気は通すが水分 は通さない微多孔性シート(14)をヒートシールして作られている。
【0010】 薬剤(11)は塩化カルシウム等の潮解性塩類(11a)と潮解液を吸収して 増粘する増粘剤(11b)を機械的に混合したものである。
【0011】 以上の構成に係る本実施例において、この除湿剤を使用するに際しては、まず 薬剤(11)が封入されている薬剤袋(12)を容器本体(2)内に載置し、蓋 体(3)を容器本体(2)に対して嵌合する。こうして組み立てられた除湿剤容 器(1)を押し入れや下駄箱等の収納室内の被収納物と側壁面との隙間に容器( 1)が垂直に立つ姿勢で設置する。この際容器(1)の膨出部(9)が前記側壁 面に当接している。
【0012】
【効果】
以上説明したように本考案は、天面部に空気の流通孔が穿設されている蓋体と 、底面部に空気の流通孔が穿設されている底浅の容器本体とからなり、該天面部 あるいは底面部の一方が外方にむかって膨出する膨出部を備えているから、収納 室内の隙間に設置しても膨出部が収納室内の側壁面に当接しているので当接部周 辺の流通孔が閉塞されることがない。従って、吸湿効果が低下するということが ないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の実施例を示す全体斜視図である。
【図3】本考案の実施例を示す断面図である。
【図4】本考案の実施例の使用状態図である。
【符号の説明】
1 容器 2 容器本体 3 蓋体 4 ヒンジ部 5 天面部 6 底部 7 流通口 8 監視窓 9 膨出部 10 脚部 11 薬剤 11a 潮解性塩類 11b 増粘剤 12 薬剤袋 13 透明フィルム 14 微多孔性シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天面部に空気の流通孔が穿設されている蓋
    体と、底面部に空気の流通孔が穿設されている底浅の容
    器本体とからなり、該天面部あるいは底面部の一方が外
    方にむかって膨出する膨出部を備えていることを特徴と
    する除湿剤容器。
JP1993072788U 1993-12-17 1993-12-17 除湿剤容器 Expired - Fee Related JP2607647Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003024570A1 (fr) * 2001-09-11 2003-03-27 S. T. Chemical Co., Ltd. Agent deshumidifiant de type a decollement de pellicule de revetement

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WO2003024570A1 (fr) * 2001-09-11 2003-03-27 S. T. Chemical Co., Ltd. Agent deshumidifiant de type a decollement de pellicule de revetement

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