JPH0639121U - 除湿器 - Google Patents
除湿器Info
- Publication number
- JPH0639121U JPH0639121U JP8106892U JP8106892U JPH0639121U JP H0639121 U JPH0639121 U JP H0639121U JP 8106892 U JP8106892 U JP 8106892U JP 8106892 U JP8106892 U JP 8106892U JP H0639121 U JPH0639121 U JP H0639121U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container body
- dehumidifier
- mouth
- container
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部からの接触に対して倒れにくく、しか
も、蓋体の開閉が容易にでき、かつ確実にできるように
する。 【構成】 容器本体2は、除湿剤の潮解により発生した
水を収容する胴部5と、胴部5の上端にあって雄ネジ7
を備える口部6とより構成される。容器本体2の口部6
にバスケット部20を支持する。バスケット部20の上
端を微多孔膜22で密封する。蓋体3は雌ネジ17を備
え、上部に窓部13を有する。蓋体3の内部には、除湿
剤21を収納する支持体4を有する。容器本体2と蓋体
3の両側面に支持突部11,16を形成する。
も、蓋体の開閉が容易にでき、かつ確実にできるように
する。 【構成】 容器本体2は、除湿剤の潮解により発生した
水を収容する胴部5と、胴部5の上端にあって雄ネジ7
を備える口部6とより構成される。容器本体2の口部6
にバスケット部20を支持する。バスケット部20の上
端を微多孔膜22で密封する。蓋体3は雌ネジ17を備
え、上部に窓部13を有する。蓋体3の内部には、除湿
剤21を収納する支持体4を有する。容器本体2と蓋体
3の両側面に支持突部11,16を形成する。
Description
【0001】
本考案は、空気中の水蒸気を潮解性の物質にて捕捉して湿気を除去する除湿器 に関するもので、さらに詳しくは、外部からの接触に対して倒れにくくしかも蓋 体の開閉作業が容易でかつ確実に行うことのできる形状を備える除湿器に関する ものである。
【0002】
タンス、ロッカー、押入れ、食器棚、下駄箱、流しなどには、その庫内の湿気 を除湿する除湿器が多用されている。これは、塩化カルシウムのような潮解性物 質により、空気中の水蒸気を潮解液として、空気から分離して、空気を乾燥させ るものであり、湿度の高い我国にあっては、特に多用される傾向にある。
【0003】 この種の除湿器としては、実開昭58−186834号公報に示されているも のがある。これは、円筒状の螺条付き容器本体に窓付きの蓋体が螺着され、その 内部にはバスケット状の収納部材に潮解性物質が収納されているものである。バ スケット状の収納部材の上面は、水のような液体は不透過でしかも空気や水蒸気 のような気体は透過する微多孔膜にて密封されているので、この部分から湿気は 内部に侵入するが、潮解により発生した水は通過することはない。円筒状の螺条 付き容器本体は円筒状であるので、螺条を付すことが可能で、口部面積が容器本 体の横断面の断面積に近づけることができ、除湿能力を極力大きくすることたで きるので有用であり、この種の除湿器の形状として多用されている。
【0004】
しかし、この種の容器は上記するように容器本体が円筒状であるので、上記し たタンス、ロッカー、押入れ、食器棚、下駄箱、流しなどの庫内にあって、静置 されたときに、外部の力、例えば洋服や食器などの収納物の移動による接触によ り転倒しやすいという欠点を有している。 もっとも、容器本体は、蓋体と螺着密封されており、しかも上記するように微 多孔膜にて容器本体内部と外部は隔絶されているので、容器が転倒しても、内部 の潮解により発生した水がすぐに外部に漏れることはない。しかし、容器本体が 転倒すると、潮解により発生した水によって容器口部が閉塞されるので、空気中 の水蒸気を取り込む面積が小さくなり、その結果、除湿能力が極端に低下するば かりでなく、蓋体を螺着により密閉されていても、長期間に転倒状したまま放置 すると、螺着部分より徐々に内部の水が染み出してきて漏れ出し、上記した庫内 を濡らすこととなる。 また、このような除湿器は、蓋体を開封して内部の潮解により発生した水を排 出したり、除湿剤の交換を行ったりするのが常であるが、蓋体の開封時に、大き な開きトルクが必要となり、上記するように容器本体や蓋体の形状が円筒状では 、容器を保持する手が滑って、開封作業が難しい。 さらに、円形の蓋体では蓋体を締付ける際に、どの位置まで締付ければ締めト ルクが充分で、完全なシール強度が得れるのか不明で、ともすれば締付け力が不 十分だったり、あるいは締めすぎてネジを破壊したり、除湿剤の交換時に蓋体が 開かなくなったりすることがある。
【0005】 本考案は、以上の点に鑑み創案されたもので、その目的とするのは、 外部からの力により簡単に転倒することがないこと 蓋体の開封作業が容易におこなうことができること 潮解により発生した水が外部に漏れないこと。 蓋体が完全に締められたことを、蓋体の位置にて目視で正確に確認できる こと。 蓋体の締めトルクを大きくすることができ、蓋体のシール性が良好である こと を備える除湿器を提供することを目的とするものである。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案は以下のように構成した。それは、 除湿剤の潮解により発生した水を収容する胴部とこの胴部の上端にあって螺条 を備える口部とより構成される容器本体と、上記容器本体の口部に支持されるバ スケット部とこのバスケット部の上端を微多孔膜にて密封し内部に除湿剤を収納 する支持体と、螺条を内部に有し上部に窓部を備える蓋体とより構成される除湿 器において、上記容器本体と蓋体の横断面の端面形状を全体に円形となしこの円 形の相対する両側面位置を上記円形と連続する外方へ突出する突形状とすること により容器本体と蓋体の両側面に支持突部を形成した除湿器。 としたものである。
【0007】
本考案は、以上のように容器本体と蓋体の横断面の端面形状を全体に円形とな し、この円形の相対する両側面位置を上記円形と連続する外方へ突出する突形状 とすることにより、容器本体と蓋体の両側面に支持突部を形成したので、除湿器 が置かれるタンス、ロッカー、押入れ、食器棚、下駄箱、流しなど各庫内におい て、庫内壁面に除湿器を静置すると、外部からの力により転倒する方向である側 面方向に上記した支持突部により外部からの力により簡単に転倒することがない 。また、両側面に支持突部を形成したので、容器本体の内容積が増え、潮解によ り発生した水を多く蓄積できて、除湿能力が向上する。 一方、蓋体の開閉作業時にあっては、この容器本体と蓋体の両側面に形成した 支持突部を手で把持して行うので、除湿器を保持する手が滑ることがなく手で大 きな開閉トルクを加えるができ、支持突部を起点にして開閉作業が容にできる。 また、容器本体と蓋体の横断面の端面形状が基本的に円形であり、この形状に て口部を形成するので、容器口部の面積を最大限大きくとることができるととも に、螺着をより大きな強度で行うことができ、上記大きな手による開閉トルクが 可能となるので、手による開封のための開きトルクを小さくしなければならない ということも必要なく、したがって機械による締付強度も大きくとることが可能 でより完全な密封強度が得られ、さらに蓋体の形状と容器本体の形状とが揃う位 置まで締付けることにより、締付け終了の位置が目視により完全に確認できる。
【0008】
本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1において、1は本考案の実施例である除湿器である。除湿器1は、容器本 体2、蓋体3および支持体4より構成される。容器本体2は、ポリエチレンやポ リプロピレンなどのプラスチックをブロー成形にて形成されたボトルであり、胴 部5とその上端の口部6とこの口部6と胴部5の間に位置する平坦面より構成さ れる肩部8より形成され、口部6には蓋体3の螺条に対応した雄型の螺条7が形 成されている。肩部8は口部6の外周に形成された外縁部分8aと両側面に形成 した突出平坦部8bよりなる。胴部5は円形部分10を有し、円形の相対する両 側面位置をこの円形部分10と連続する外方へ突出する突形状とすることにより 、容器本体2の両側面には、支持突部11が形成されている。突出平坦部8bに は、蓋体3の位置を規制するための係止突起9,9が互いに対向する位置に形成 されている。蓋体3は天壁3aと側壁3bより構成され、天壁3aの端面形状は 胴部の横断面の端面形状と略同一であり、側壁3bは胴部5と同じ曲面より構成 されている。天壁3aの中心には、比較的大きな円形の窓部13が穿設され、天 壁3aが開口しており、天壁3aの両側面には円形と連続する突形状の突出平坦 部14を有する。側壁3bは、横断面の形状が円形部分15と上記突出平坦部1 4に対応する位置に形成された支持突部16より構成される。蓋体3の内部には 、容器本体2の雄型の螺条7に対応する雌型の螺条17が形成されている。
【0009】 図2に示すように、この雌型の螺条17は、側壁3bの円形部分15では、そ の内面に形成されている。また、側壁3bの支持突部16の内側で雌型の螺条1 7の外側には、中心に向かう幅pの梁を、容器本体の係止突起11に対応する蓋 体の係止部18として形成するとともに、側壁3bの蓋体3の締める方向内側に は、容器本体の係止突起11が通過するための凹部19を形成している。容器本 体2と蓋体3との位置規制を伴う固着は、上記のように容器本体2の係止突起9 と蓋体3の係止部18にて行うものである。
【0010】 ここで、係止突起9は、図3に示すように高さの高い第1突起9aと高さの低 い第2突起9bより構成されている。第2突起9bは、第1突起9aの蓋体3の 締める方向内側、つまり図3では紙面右方向に距離tの溝9cを介して形成され ている。第1突起9aの高さはhは、締付け完了時に蓋体3の係止部18が当接 して蓋体3の回転を阻止するものであり、第2突起9bの高さh´は締付け完了 時に蓋体3の係止部18が突起を乗越えて溝9cで停止し、蓋体3の位置を規制 するものである。蓋体3の係止部18が、第2突起9bを乗越えて、第1突起9 aに当接する際に、蓋体3の係止部18が第1突起9aに衝突して音を発するの で、クリック感が得られるものであり、締付け終了の位置が音でもわかり、完全 に締付けたことが判別でき、安心して使用できるとともに、係止部18を乗越え て溝9cに保持されているので、この第2突起9bは開き防止の作用をし、容易 にかつ完全に蓋体を固着できるのである。
【0011】 図2に示す実施例では、係止部18は対向する位置にそれぞれ形成したが、ど ちらかの突出平坦部8bに形成するだけでもよい。支持体4は、細かな網目が形 成されたバスケット部20とその内部に収納された除湿剤21およびバスケット 部20の上面の開口を密封する微多孔膜22より構成される。微多孔膜22は、 その孔径が0.1〜10μmであるので、水蒸気(粒径は約0.02μm)は通 過させることはできるが、水滴(粒径100μm)は通過するることはできない 。一般にこの種の微多孔膜は、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのプラスチッ クを物理的、化学的に処理して、微多孔膜としたものである。このように、微多 孔膜22は、プラスチックより構成されるので同じくプラスチックより構成され るバスケット部20のフランジ部20aと溶着することができる。なお、バスケ ット部20の細かな網目の径は、バスケット部20内に収納される除湿剤21の 粒径により決定されるものであるが、除湿剤21は、細かな粒もあるので、1m m近辺のものを使用することが好ましい。特に、除湿剤21の粒径が小さい場合 は、このバスケット部20を、ポリエチレン、ポリプロピレンあるいはナイロン などのプラスチックの単繊維あるいは長繊維を部分的に溶着した不織布で構成す るのが好ましい。除湿剤21として使用できるものとしては、塩化カルシウム、 塩化マグネシウム、塩化リチウムなどの公知の潮解性物質が利用できる。 なお、容器本体2と支持体4との間にゴム質の環状体よりなるパッキンを介在 させることにより、容器本体2に収容された潮解により発生した水の漏れを防止 するために効果的であるが、図1では省略した。
【0012】 上記除湿器1の使用に際しては、容器本体2の口部6に支持体4を懸架して蓋 体3を螺着することにより、固着密封する。螺着の際には、容器本体2と蓋体3 の手で掴む位置は、それぞれ支持突部を把持して効率よく締付けることができる 。このときに、容器本体の係止突起11と蓋体の係止部17とが係止することに より、蓋体の容器本体に対する最終位置が位置規制できるのである。 この除湿器1を洋服タンスの側壁に当接するように配置して放置すると、微多 孔膜22を通過した湿気つまり気体である水蒸気を含んだ空気が、除湿剤21に て潮解により発生した水と空気とに分離されて、容器本体2の胴部5内に水とし て貯蔵される。このときに、洋服の移動を行って洋服を除湿器に接触させても、 除湿器が転倒することがなかった。 潮解により発生した水が容器本体2内に溜り、満量となった場合は、容器本体 2の支持突部12と蓋体の支持突部16とを把持して、蓋体3を開いて、内部の 水を排出し、また場合によっては支持体4を交換することにより、さらに除湿器 1を使用することができるので、容器の再利用と廃棄物の減量化が図れるもので ある。このとき、蓋体3の開封は、上記両支持突部12、16により容易に行う ことができるものである。
【0013】
本考案は、以上のように構成したので、外部からの力により簡単に転倒するこ とがなく、蓋体の開封作業が完全にかつ容易に行うことができる。また容器口部 の面積を最大限大きくとることができるとともに、螺着をより大きな強度で行う ことができるので、締付強度を大きくとれ、より完全な締付力が得られる。さら に蓋体の形状と容器本体の形状とを揃える位置まで締付けることにより、締付け 終了の位置が目視により完全に確認できる。
【図1】本考案の実施例である除湿器の各部材の関係を
示す斜視図である、
示す斜視図である、
【図2】蓋体の底面図である。
【図3】係止突起を説明する図である。
【符号の説明】 1 除湿器 2 容器本体 3 蓋体 4 支持体 5 胴部 6 口部 7 螺条 8 肩部 9 係止突起 10 円形部分 11 支持突部 13 窓部 14 突出平坦部 15 円形部分 16 支持突部 17 螺条 18 係止部 19 凹部 20 バスケット部 21 除湿剤 22 微多孔膜
Claims (1)
- 【請求項1】 除湿剤(21)の潮解により発生した水
を収容する胴部(5)とこの胴部(5)の上端にあって
螺条(7)を備える口部(6)とより構成される容器本
体(2)と、上記容器本体(2)の口部(6)に支持さ
れるバスケット部(20)とこのバスケット部(20)
の上端を微多孔膜(22)にて密封し内部に除湿剤(2
1)を収納する支持体(4)と、螺条(17)を内部に
有し上部に窓部(13)を備える蓋体(3)とより構成
される除湿器(1)において、上記容器本体(2)と蓋
体(3)の横断面の端面形状を全体に円形となしこの円
形の相対する両側面位置を上記円形と連続する外方へ突
出する突形状とすることにより容器本体(2)と蓋体
(3)の両側面に支持突部(11,16)を形成したこ
とを特徴とする除湿器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8106892U JPH0639121U (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 除湿器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8106892U JPH0639121U (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 除湿器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639121U true JPH0639121U (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=13736080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8106892U Pending JPH0639121U (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 除湿器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639121U (ja) |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP8106892U patent/JPH0639121U/ja active Pending
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