JP2607604Y2 - 光学機器用光源装置 - Google Patents

光学機器用光源装置

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JP2607604Y2
JP2607604Y2 JP1993064629U JP6462993U JP2607604Y2 JP 2607604 Y2 JP2607604 Y2 JP 2607604Y2 JP 1993064629 U JP1993064629 U JP 1993064629U JP 6462993 U JP6462993 U JP 6462993U JP 2607604 Y2 JP2607604 Y2 JP 2607604Y2
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裕幸 土金
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株式会社ソキア
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、各種の光学機器に用
いられる光源装置に関し、特に、光源とコリメーション
レンズとの間の間隔を調整する機構を備えた光学機器用
光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の光学機器では、例えば、平行光線
や所定の点に集光する集光光線を必要とする場合があ
り、このような光線を得るためには、光源とその前方の
光軸上に配置されるコリメーションレンズとの間の間隔
を調整する必要がある。図5は、光源とコリメーション
レンズとの間の間隔を調整するための機構を有する光学
機器用光源装置の一例を示している。
【0003】同図に示す光源装置は、コリメーションレ
ンズ1を先端側に保持した中空円筒状の内筒2と、この
内筒2が軸方向に沿って摺動自在に挿入される中空円筒
状の外筒3とを備え、外筒3の後端側の中心軸上に光源
4が配置されている。内筒2の外周面には、その径方向
を指向してネジ5が螺着されている。また、外筒3に
は、軸方向に沿って長孔6が貫通形成されている。
【0004】この長孔6には、ネジ5が挿通されてい
て、ネジ5の上端側は、外筒3の外方に露出している。
光源4とコリメーションレンズ1との間の間隔を調整す
る際には、ネジ5を緩めて、内筒2と外筒3との間の固
定状態を解除し、ネジ5を長孔6に沿って移動させ、外
筒3を軸方向に移動させることで、内筒2を前後に移動
させ、光源4とコリメーションレンズ1との間の間隔を
変化させる。
【0005】しかしながら、このような構造の光学機器
用光源装置には、以下に説明する技術的課題が指摘され
ていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】すなわち、近時の光学
機器では、機器の小型化のために光源装置も小型化が要
請され、このような要請に応えるために、コリメーショ
ンレンズ1には、焦点距離の短いものが比較的多く用い
られており、このような焦点距離の短いコリメーション
レンズ1を用いると、焦点深度が浅いため、内筒2の極
僅かな移動に対しても、出射される光の集光点が大きく
変化したり、或いは、平行度が大きく変化し、内筒2の
移動には、数ミクロン単位の調整が必要になる。
【0007】ところが、図5に示した光学機器用光源装
置では、内筒2の移動調整をネジ5で直接行っていたの
で、微妙な移動をさせるために熟練を必要とし、しか
も、調整に時間がかかるという問題があった。本考案
は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、その目的とするところは、光源とレンズとの間の
間隔を簡単かつ迅速に調整することができる光学機器用
光源装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、光源またはコリメーションレンズのいず
れか一方を保持する内筒と、この内筒が軸方向に沿って
摺動自在に挿入され、前記光源またはコリメーションレ
ンズのいずれか他方が設置される外筒と、前記内筒の外
周面に突設されたピンと、前記外筒の軸方向に沿って貫
通形成され、前記ピンが挿通される第1長孔とを備え、
前記第1長孔から前記外筒の外方に一部が露出した前記
ピンを前記外筒の軸方向に移動することにより、前記光
源とコリメーションレンズとの間の間隔を調整する間隔
調整部を有する光学機器用光源装置において、前記間隔
調整部は、前記外筒が装着される孔部を有する枠体と、
前記孔部に装着された前記外筒を挟んで、その横断面方
向に支点と操作端とが位置し、前記枠体に揺動自在に支
持された操作レバーと、この操作レバーの前記支点と操
作端との間に貫通形成され、前記ピンの上端側が挿通さ
れ、前記第1長孔と直交する第2長孔とを有し、前記支
点と前記操作端との間の長さを、前記支点と前記ピンと
の間の長さよりも大きくしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成の光学機器用光源装置によれば、間隔
調整部の操作レバーの操作端を外筒の軸方向に揺動させ
ると、操作レバーは、枠体の孔部に装着された外筒を挟
んで、その横断面方向に支点と操作端とが位置し、支点
と操作端との間に貫通形成された第2長孔に、内筒の外
周面に突設されたピンの上端側が挿通されているので、
外筒に摺動自在に挿入された内筒は、外筒の軸方向に沿
って移動する。
【0010】このとき、光源またはコリメーションレン
ズのいずれか一方が内筒に保持され、いずれか他方が外
筒に設置されているので、内筒が移動すると、光源とコ
リメーションレンズとの間の間隔が変化する。この場合
の間隔の変化量は、操作レバーの支点と操作端との間に
ピンが位置しているので、支点とピンおよび支点と操作
端との長さの比に対応したものとなり、支点とピンとの
間の長さよりも、支点と操作端との間の長さが大きくな
っているので、操作端側を大きく揺動させても光源とコ
リメーションレンズとの間の間隔の変化量は少なくな
り、微妙な調整が簡単にできる。
【0011】
【実施例】以下本考案の好適な実施例について添附図面
を参照して詳細に説明する。図1および図2は、本考案
にかかる光学機器用光源装置一実施例を示している。同
図に示す光学機器用光源装置は、一方の開口端縁側にコ
リメーションレンズ10を保持した両端が開口した中空
円筒状の内筒12と、この内筒12が軸方向に沿って摺
動自在に挿入される両端が開口した中空円筒状の外筒1
4とを有している。
【0012】外筒14の一方の開口端側には、光源16
がコリメーションレンズ10と同じ光軸上に設置されて
いる。この光源16は、例えば、レーザダイオードや発
光ダイオードなどが用いられる。内筒12の外周面に
は、ピン18が径方向を指向して突設されている。外筒
14の壁面には、軸方向に沿って延びる第1長孔20が
貫通形成されている。
【0013】この第1長孔20には、ピン1が挿通さ
れる。このように構成された内,外筒12,14などを
有する光学機器用光源装置は、従来のこの種の装置とほ
ぼ同じ構成であるが、本実施例の装置では、特に、光源
16とコリメーションレンズ10との間の間隔を調整す
る間隔調整部22に以下に説明する特徴点がある。すな
わち、本実施例の間隔調整部22は、枠体24および操
作レバー26とを備えている。枠体24は、長方体状の
基部24aと、この基部24aの一側面がわの両端に対
向形成された一対の突片24bとを有していて、基部2
4aの長手軸方向の中心に外筒14が装着される孔部2
4cが貫通形成されている。操作レバー26は、全体が
略L字形に形成されたものであって、平板状の基端部2
6aと、この基端部26aの一端側に面が直交するよう
に操作端26bが一体に形成されている。
【0014】操作レバー26は、基端部26aの端部側
が支点ピン28により枠体24の基部24aに枢着さ
れ、枠体24に対して軸方向に沿って揺動自在に取り付
けられるものであって、取付状態において、枠体24の
一対の突片24b間に操作端26bが対向するように位
置し、支点ピン28と操作端26bとの間に位置するよ
うにして、基端部26aの長手方向に沿って第2長孔2
6cが貫通形成されている。
【0015】そして、操作レバー26の操作端26b
と、枠体24の一方の突片24bとの間には、操作端2
6bを常時他方の突片24b側に付勢するコイルバネ3
0が介装されている。また、枠体24の他方の突片24
bには、これを貫通するようにして調整つまみ32が螺
着され、この調整つまみ32の先端は、操作端26bの
一方の面に当接している。
【0016】このように構成された間隔調整部22で
は、コリメーションレンズ10を保持した内筒12を外
筒14に挿入し、この状態で外筒14を枠体24の孔部
24cに挿入し、ピン18の端部を第2長孔26cに挿
通させると、外筒14の横断面方向において、この外筒
14を挟んでピン支点28と操作レバー26の操作端2
6bとが位置することになり、第2長孔26cは、第1
長孔20と直交する方向にその長手方向が位置する。
【0017】なお、図1において符号34で示した部材
は、光源16が内面側の中心に固設され、孔部24cの
一端を閉塞する蓋体である。さて、以上のように構成さ
れた光学機器用光源装置では、光源16とコリメーショ
ンレンズ10との間の間隔を調整する際には、調整つま
み32を廻すことにより、操作レバー26の操作端26
bをコイルバネ30の付勢力に抗して揺動させることに
より行われる。
【0018】操作端26bを外筒14の軸方向に揺動さ
せると、操作レバー26は、枠体24の孔部24cに装
着された外筒14を挟んで、その横断面方向に支点ピン
28と操作端とが位置し、支点ピン28と操作端26
との間に貫通形成された第2長孔26cに、内筒12の
外周面に突設されたピン18の上端側が挿通されている
ので、外筒14に摺動自在に挿入された内筒12は、外
筒14の軸方向に沿って移動する。
【0019】このとき、コリメーションレンズ10が内
筒12に保持され、光源16が外筒14に設置されてい
るので、内筒12が移動すると、光源16とコリメーシ
ョンレンズ10との間の間隔が変化する。この場合の間
隔の変化量は、操作レバー26の支点ピン28と操作端
26との間にピン18が位置しているので、支点ピン
28とピン18および支点ピン28と操作端26との
長さの比に対応したものとなり、支点ピン28とピン1
8との間の長さよりも、支点ピン28と操作端26
の間の長さが大きくなっているので、操作端26側を
大きく揺動させても光源16とコリメーションレンズ1
0との間の間隔の変化量は少なくなり、微妙な調整が熟
練を要することなく簡単にできる。
【0020】図3および図4は、本考案にかかる光学機
器用光源装置の他の実施例を示しており、上記実施例と
同一若しくは相当する部分に同一符号を付し、詳細な説
明を省略し、以下にその特徴点についてのみ説明する。
同図に示す実施例では、コリメーションレンズ10を外
筒14の一方の開口端に装着し、内筒12の後端側開口
端縁に光源16を配置し、上記実施例の光源16とコリ
メーションレンズ10との相対的な位置関係を逆にした
場合である。
【0021】このような構成した実施例にいても上記実
施例と同等の作用効果が得られる。
【0022】
【考案の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本考案にかかる光学機器用光源装置によれば、光源とレ
ンズとの間隔調整が熟練を要さず簡単かつ迅速に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる光学機器用光源装置の一実施例
を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本考案にかかる光学機器用光源装置の他の実施
例を示す斜視図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】従来の光学機器用光源装置の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 コリメーションレンズ 12 内筒 14 外筒 16 光源 18 ピン 20 第1長孔 22 間隔調整部 24 枠体 24c 孔部 26 操作レバー 26b 操作端 28 支点ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源またはコリメーションレンズのいず
    れか一方を保持する内筒と、この内筒が軸方向に沿って
    摺動自在に挿入され、前記光源またはコリメーションレ
    ンズのいずれか他方が設置される外筒と、前記内筒の外
    周面に突設されたピンと、前記外筒の軸方向に沿って貫
    通形成され、前記ピンが挿通される第1長孔とを備え、
    前記第1長孔から前記外筒の外方に一部が露出した前記
    ピンを前記外筒の軸方向に移動することにより、前記光
    源とコリメーションレンズとの間の間隔を調整する間隔
    調整部を有する光学機器用光源装置において、 前記間隔調整部は、前記外筒が装着される孔部を有する
    枠体と、前記孔部に装着された前記外筒を挟んで、その
    横断面方向に支点と操作端とが位置し、前記枠体に揺動
    自在に支持された操作レバーと、この操作レバーの前記
    支点と操作端との間に貫通形成され、前記ピンの上端側
    が挿通され、前記第1長孔と直交する第2長孔とを有
    し、 前記支点と前記操作端との間の長さを、前記支点と前記
    ピンとの間の長さよりも大きくした ことを特徴とする光
    学機器用光源装置。
JP1993064629U 1993-12-02 1993-12-02 光学機器用光源装置 Expired - Lifetime JP2607604Y2 (ja)

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JPH0734420U JPH0734420U (ja) 1995-06-23
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