JP2579163Y2 - 光学系の反射ミラー角度調整構造 - Google Patents
光学系の反射ミラー角度調整構造Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばレーザー走査装
置等の光学系において、光を対象物側に導くために設け
られる反射ミラーの角度調整構造に関するものである。
置等の光学系において、光を対象物側に導くために設け
られる反射ミラーの角度調整構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、レーザー走査装置等の光学系に
おいては、ポリゴンミラーにて反射されたレーザー光等
の光の光軸を折曲させて感光体ドラム等の対象物の面上
に照射させるために反射ミラーが設けられている場合が
ある。この反射ミラーは光学系のハウジングに所定の角
度傾斜させた状態で配設されており、一般に前記ハウジ
ング内には、前記反射ミラーによる光の反射方向を微調
整するための、反射ミラーの傾斜角を調整する構成が設
けられている。ここで、従来における前記反射ミラーの
傾斜角を調整するための構成について図３及び図４を参
照して説明する。
おいては、ポリゴンミラーにて反射されたレーザー光等
の光の光軸を折曲させて感光体ドラム等の対象物の面上
に照射させるために反射ミラーが設けられている場合が
ある。この反射ミラーは光学系のハウジングに所定の角
度傾斜させた状態で配設されており、一般に前記ハウジ
ング内には、前記反射ミラーによる光の反射方向を微調
整するための、反射ミラーの傾斜角を調整する構成が設
けられている。ここで、従来における前記反射ミラーの
傾斜角を調整するための構成について図３及び図４を参
照して説明する。
【０００３】図３は従来における反射ミラーの角度調整
構造を採用したレーザー走査装置の要部断面図であり、
図３において１０はレーザー走査装置（図示せず）のハ
ウジングである。このハウジング１０の上部は開口され
ており、前記レーザー走査装置の組み立て終了後におい
て前記ハウジング１０の上部にはカバー２０が覆設され
るようになっている。
構造を採用したレーザー走査装置の要部断面図であり、
図３において１０はレーザー走査装置（図示せず）のハ
ウジングである。このハウジング１０の上部は開口され
ており、前記レーザー走査装置の組み立て終了後におい
て前記ハウジング１０の上部にはカバー２０が覆設され
るようになっている。
【０００４】ところで前記ハウジング１０の上面１１に
は、図示しないレーザー光発光装置から出力されたレー
ザー光Ａを走査方向に反射させるポリゴンミラー（図示
せず）、該レーザー光Ａを集束させるためのｆθレンズ
２１、及び該レーザー光Ａを導くための種々の光学部品
（図示せず）等が取り付けてある一方、図４に示す前記
上面１１の両側部には（図４には一方の側部のみを示し
てある）、図３に示すような断面略山型の傾斜面１２，
１３が各々形成してある。
は、図示しないレーザー光発光装置から出力されたレー
ザー光Ａを走査方向に反射させるポリゴンミラー（図示
せず）、該レーザー光Ａを集束させるためのｆθレンズ
２１、及び該レーザー光Ａを導くための種々の光学部品
（図示せず）等が取り付けてある一方、図４に示す前記
上面１１の両側部には（図４には一方の側部のみを示し
てある）、図３に示すような断面略山型の傾斜面１２，
１３が各々形成してある。
【０００５】前記上面１１の両側部に形成された前記傾
斜面１３には図３に示すように各々凸部１４が形成して
あり、また少なくとも一方の前記傾斜面１３には、ハウ
ジング１０の下面１５側から螺入させた調整ねじ２２の
先端を露出させてある。該調整ねじ２２の先端と前記凸
部１４とは、前記レーザー光Ａを感光体ドラム３０側に
導く反射ミラー２３の反射面２４に当接させてあり、一
方、該反射ミラー２３の反射面２４とは反対側の面２５
は、図３及び図４に示すように、前記ハウジング１０の
上面１１に固定ねじ２７にて取り付けられた板ばね２６
により押圧されている。そして、前記反射ミラー２３の
反射面２４が臨む箇所における前記ハウジング１０の上
面１１には、図３に示すようにハウジング１０の下面１
５に連通するレーザー光透過スリッ卜１６が形成してあ
り、前記反射ミラー２３の反射面２４にて反射されたレ
ーザー光Ａは前記レーザー光透過スリッ卜１６を通して
前記感光体ドラム３０の面上に照射されるようになって
いる。
斜面１３には図３に示すように各々凸部１４が形成して
あり、また少なくとも一方の前記傾斜面１３には、ハウ
ジング１０の下面１５側から螺入させた調整ねじ２２の
先端を露出させてある。該調整ねじ２２の先端と前記凸
部１４とは、前記レーザー光Ａを感光体ドラム３０側に
導く反射ミラー２３の反射面２４に当接させてあり、一
方、該反射ミラー２３の反射面２４とは反対側の面２５
は、図３及び図４に示すように、前記ハウジング１０の
上面１１に固定ねじ２７にて取り付けられた板ばね２６
により押圧されている。そして、前記反射ミラー２３の
反射面２４が臨む箇所における前記ハウジング１０の上
面１１には、図３に示すようにハウジング１０の下面１
５に連通するレーザー光透過スリッ卜１６が形成してあ
り、前記反射ミラー２３の反射面２４にて反射されたレ
ーザー光Ａは前記レーザー光透過スリッ卜１６を通して
前記感光体ドラム３０の面上に照射されるようになって
いる。
【０００６】上記構成において前記反射ミラー２３は図
３に示すように、その反射面２４が前記調整ねじ２２の
先端と前記凸部１４とに当接して、前記ハウジング１０
の内部で傾斜した状態となっている。そして、前記反射
ミラー２３によるレーザー光Ａの反射方向を微調整する
ために該反射ミラー２３の傾斜角度を調整する場合に
は、前記ハウジング１０の下面１５側からドライバ等を
用いて前記調整ねじ２２を回転させ、前記ハウジング１
０の傾斜面１３から露出する調整ねじ２２の先端の突出
量を調整する。これにより、前記板ばね２６によって前
記反射面２４とは反対側の面２５を押圧されている反射
ミラー２３が前記凸部１４を中心として回転してその向
きが変わり、これに伴って該反射ミラー２３により反射
されるレーザー光Ａの反射方向が微調整される。
３に示すように、その反射面２４が前記調整ねじ２２の
先端と前記凸部１４とに当接して、前記ハウジング１０
の内部で傾斜した状態となっている。そして、前記反射
ミラー２３によるレーザー光Ａの反射方向を微調整する
ために該反射ミラー２３の傾斜角度を調整する場合に
は、前記ハウジング１０の下面１５側からドライバ等を
用いて前記調整ねじ２２を回転させ、前記ハウジング１
０の傾斜面１３から露出する調整ねじ２２の先端の突出
量を調整する。これにより、前記板ばね２６によって前
記反射面２４とは反対側の面２５を押圧されている反射
ミラー２３が前記凸部１４を中心として回転してその向
きが変わり、これに伴って該反射ミラー２３により反射
されるレーザー光Ａの反射方向が微調整される。
【０００７】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の反射ミラーの角度調整構造では、反射ミラー２３
の傾斜角を調整する際に、該反射ミラー２３が設けられ
た側の面とは反対の、ハウジング１０の下面１５側から
調整ねじ２２を回転させなければならず、反射ミラーの
角度調整作業が面倒であるという問題があった。このた
め、反射ミラーが設けられた側の前記ハウジングの面か
ら該反射ミラーの傾斜角度の微調整作業を行うことがで
きるようにすることが望まれていた。
従来の反射ミラーの角度調整構造では、反射ミラー２３
の傾斜角を調整する際に、該反射ミラー２３が設けられ
た側の面とは反対の、ハウジング１０の下面１５側から
調整ねじ２２を回転させなければならず、反射ミラーの
角度調整作業が面倒であるという問題があった。このた
め、反射ミラーが設けられた側の前記ハウジングの面か
ら該反射ミラーの傾斜角度の微調整作業を行うことがで
きるようにすることが望まれていた。
【０００８】本考案は前記事情に鑑みてなされたもの
で、反射ミラーの傾斜角の微調整作業をハウジングの前
記反射ミラーが設けられた面側から行えるようにし、角
度調整作業の簡略化を図ることができる光学系の反射ミ
ラー角度調整構造を提供することを目的とする。
で、反射ミラーの傾斜角の微調整作業をハウジングの前
記反射ミラーが設けられた面側から行えるようにし、角
度調整作業の簡略化を図ることができる光学系の反射ミ
ラー角度調整構造を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、光学部品が取り付けられるハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられ、光を反射面で反射して
対象物側に導く反射ミラーとを備えた光学系において、
前記ハウジング上に、前記反射ミラーの反射面に当接す
る凸部を設け、前記ハウジングの前記反射ミラーが取り
付けられている面側に調整ねじを螺着し、前記調整ねじ
を回動させる際にドライバ等を係合させる部分である該
調整ねじの回動用係合部が形成された頭部を、前記ハウ
ジングの前記反射ミラーが取り付けられている面側に露
出させ、該調整ねじの回動用係合部の外側の頭部部分に
前記反射ミラーとの当接面を形成し、前記調整ねじの回
動用係合部を反射ミラーの外側に露出させた状態で前記
当接面を前記反射ミラーの反射面に当接させ、前記ハウ
ジングに、前記反射ミラーの裏面に当接して該反射ミラ
ーを前記凸部と前記調整ねじの当接面とへ押圧するよう
に付勢するばね部材を取り付け、前記調整ねじを回動さ
せることで、前記反射ミラーの傾斜角度を調整するよう
にしたことを特徴とする。
に本考案は、光学部品が取り付けられるハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられ、光を反射面で反射して
対象物側に導く反射ミラーとを備えた光学系において、
前記ハウジング上に、前記反射ミラーの反射面に当接す
る凸部を設け、前記ハウジングの前記反射ミラーが取り
付けられている面側に調整ねじを螺着し、前記調整ねじ
を回動させる際にドライバ等を係合させる部分である該
調整ねじの回動用係合部が形成された頭部を、前記ハウ
ジングの前記反射ミラーが取り付けられている面側に露
出させ、該調整ねじの回動用係合部の外側の頭部部分に
前記反射ミラーとの当接面を形成し、前記調整ねじの回
動用係合部を反射ミラーの外側に露出させた状態で前記
当接面を前記反射ミラーの反射面に当接させ、前記ハウ
ジングに、前記反射ミラーの裏面に当接して該反射ミラ
ーを前記凸部と前記調整ねじの当接面とへ押圧するよう
に付勢するばね部材を取り付け、前記調整ねじを回動さ
せることで、前記反射ミラーの傾斜角度を調整するよう
にしたことを特徴とする。
【００１０】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面に基づい
て説明する。図１は本考案の一実施例による反射ミラー
の角度調整構造を採用したレーザー走査装置の要部断面
図であり、図１において４０はレーザー走査装置（図示
せず）のハウジングである。このハウジング４０の上部
は開口されており、前記レーザー走査装置の組み立て終
了後において前記ハウジング４０の上部にはカバー５０
が覆設されるようになっている。
て説明する。図１は本考案の一実施例による反射ミラー
の角度調整構造を採用したレーザー走査装置の要部断面
図であり、図１において４０はレーザー走査装置（図示
せず）のハウジングである。このハウジング４０の上部
は開口されており、前記レーザー走査装置の組み立て終
了後において前記ハウジング４０の上部にはカバー５０
が覆設されるようになっている。
【００１１】ところで前記ハウジング４０の上面４１に
は、図示しないレーザー光発光装置から出力されたレー
ザー光Ｃを走査方向に反射させるポリゴンミラー（図示
せず）、該レーザー光Ｃを集束させるためのｆθレンズ
５１、及び該レーザー光Ｃを導くための種々の光学部品
（図示せず）等が取り付けてある一方、図２に示す前記
上面４１の両側部には（図２には一方の側部のみを示し
てある）、図１に示すような傾斜面４２が各々形成して
ある。
は、図示しないレーザー光発光装置から出力されたレー
ザー光Ｃを走査方向に反射させるポリゴンミラー（図示
せず）、該レーザー光Ｃを集束させるためのｆθレンズ
５１、及び該レーザー光Ｃを導くための種々の光学部品
（図示せず）等が取り付けてある一方、図２に示す前記
上面４１の両側部には（図２には一方の側部のみを示し
てある）、図１に示すような傾斜面４２が各々形成して
ある。
【００１２】前記上面４１の両側部に形成された前記傾
斜面４２には図１に示すように各々凸部４３が形成して
あると共に、前記上面４１の少なくとも一方の側部には
突起４４が形成してあり、該突起４４の頂部にはハウジ
ング４０の上方から調整ねじとしての丸小ねじ５２を螺
着させてその頭部５３を前記ハウジング４０の上面４１
側（即ち、後述する反射ミラー５４が取り付けられてい
る面側）に露出させてある。該丸小ねじ５２の頭部５３
には図２に示すように、丸小ねじ５２を回動させる際に
使用される例えばドライバ（図示せず）の先端が係合さ
れる係合部５３ａが形成されており、該係合部５３ａの
外側、即ち前記頭部５３の周縁５３ｂと前記凸部４３と
は、レーザー光Ｃを対象物としての感光体ドラム６０側
に導く反射ミラー５４の反射面５５に当接させてある。
尚、この場合、前記丸小ねじ５２に形成されている係合
部５３ａは、図２に示すようにまる丸小ねじ５２の頭部
５３が当接する前記反射ミラー５４の反射面５５によっ
て隠蔽されないようになっており、前記丸小ねじ５２の
頭部５３の周縁５３ｂは、前記反射ミラー５４の反射面
５５に対する当接面となっている。
斜面４２には図１に示すように各々凸部４３が形成して
あると共に、前記上面４１の少なくとも一方の側部には
突起４４が形成してあり、該突起４４の頂部にはハウジ
ング４０の上方から調整ねじとしての丸小ねじ５２を螺
着させてその頭部５３を前記ハウジング４０の上面４１
側（即ち、後述する反射ミラー５４が取り付けられてい
る面側）に露出させてある。該丸小ねじ５２の頭部５３
には図２に示すように、丸小ねじ５２を回動させる際に
使用される例えばドライバ（図示せず）の先端が係合さ
れる係合部５３ａが形成されており、該係合部５３ａの
外側、即ち前記頭部５３の周縁５３ｂと前記凸部４３と
は、レーザー光Ｃを対象物としての感光体ドラム６０側
に導く反射ミラー５４の反射面５５に当接させてある。
尚、この場合、前記丸小ねじ５２に形成されている係合
部５３ａは、図２に示すようにまる丸小ねじ５２の頭部
５３が当接する前記反射ミラー５４の反射面５５によっ
て隠蔽されないようになっており、前記丸小ねじ５２の
頭部５３の周縁５３ｂは、前記反射ミラー５４の反射面
５５に対する当接面となっている。
【００１３】一方、前記反射ミラー５４の反射面５５と
は反対側の面、即ち裏面５６は、図１及び図２に示すよ
うに、前記ハウジング４０の上面４１に固定ねじ５８に
て取り付けられたばね部材としての板ばね５７により押
圧されている。そして、前記反射ミラー５４の反射面５
５が臨む箇所における前記ハウジング４０の上面４１に
は、図１に示すようにハウジング４０の下面４５に連通
するレーザー光透過スリット４６が形成してあり、前記
反射ミラー５４の反射面５５にて反射されたレーザー光
Ｃは前記レーザー光透過スリット４６を通して前記感光
体ドラム６０の面上に照射されるようになっている。
は反対側の面、即ち裏面５６は、図１及び図２に示すよ
うに、前記ハウジング４０の上面４１に固定ねじ５８に
て取り付けられたばね部材としての板ばね５７により押
圧されている。そして、前記反射ミラー５４の反射面５
５が臨む箇所における前記ハウジング４０の上面４１に
は、図１に示すようにハウジング４０の下面４５に連通
するレーザー光透過スリット４６が形成してあり、前記
反射ミラー５４の反射面５５にて反射されたレーザー光
Ｃは前記レーザー光透過スリット４６を通して前記感光
体ドラム６０の面上に照射されるようになっている。
【００１４】上記構成による本実施例の反射ミラーの角
度調整構造において、前記反射ミラー５４は図１に示す
ように、その反射面５５が前記丸小ねじ５２の頭部５３
の周縁５３ｂと前記凸部４３とに当接して、前記ハウジ
ング４０の内部で傾斜した状態となっている。そして、
前記反射ミラー５４によるレーザー光Ｃの反射方向を微
調整するために該反射ミラー５４の傾斜角度を調整する
場合には、前記ハウジング４０の上面４１側からドライ
バ等をハウジング４０内に差し入れ、該ドライバ等の先
端を前記丸小ねじ５２の頭部５３に形成された係合部５
３ａに係合させてドライバ等を回転させて丸小ねじ５２
を回動させ、前記ハウジング４０の突起４４から露出す
る丸小ねじ５２の頭部５３の突出量を調整する。これに
より、前記板ばね５７によって前記裏面５６を押圧され
ている反射ミラー５４が、前記凸部４３を中心として回
転してその向きが変わり、これに伴って該反射ミラー５
４により反射されるレーザー光Ｃの反射方向が微調整さ
れる。
度調整構造において、前記反射ミラー５４は図１に示す
ように、その反射面５５が前記丸小ねじ５２の頭部５３
の周縁５３ｂと前記凸部４３とに当接して、前記ハウジ
ング４０の内部で傾斜した状態となっている。そして、
前記反射ミラー５４によるレーザー光Ｃの反射方向を微
調整するために該反射ミラー５４の傾斜角度を調整する
場合には、前記ハウジング４０の上面４１側からドライ
バ等をハウジング４０内に差し入れ、該ドライバ等の先
端を前記丸小ねじ５２の頭部５３に形成された係合部５
３ａに係合させてドライバ等を回転させて丸小ねじ５２
を回動させ、前記ハウジング４０の突起４４から露出す
る丸小ねじ５２の頭部５３の突出量を調整する。これに
より、前記板ばね５７によって前記裏面５６を押圧され
ている反射ミラー５４が、前記凸部４３を中心として回
転してその向きが変わり、これに伴って該反射ミラー５
４により反射されるレーザー光Ｃの反射方向が微調整さ
れる。
【００１５】以上のように本実施例の反射ミラーの角度
調整構造によれば、ハウジング４０の上面４１の両側部
に形成された前記傾斜面４２に各々凸部４３を形成し、
前記上面４１の少なくとも一方の側部に突起４４を形成
すると共に、該突起４４の頂部にハウジング４０の上方
から丸小ねじ５２を螺着させてその頭部５３を前記ハウ
ジング４０の上面４１側に露出させ、該頭部５３の周縁
５３ｂと前記凸部４３とを反射ミラー５４の反射面５５
に当接させるようにしたので、反射ミラー５４の傾斜角
を調整する際にハウジング４０の上面４１側から丸小ね
じ５２を回転させることができ、よって、前記レーザー
光Ｃを反射する反射ミラー５４の取付面と同一の面側か
らレーザー光Ｃの反射方向の微調整作業を行うことがで
きる。
調整構造によれば、ハウジング４０の上面４１の両側部
に形成された前記傾斜面４２に各々凸部４３を形成し、
前記上面４１の少なくとも一方の側部に突起４４を形成
すると共に、該突起４４の頂部にハウジング４０の上方
から丸小ねじ５２を螺着させてその頭部５３を前記ハウ
ジング４０の上面４１側に露出させ、該頭部５３の周縁
５３ｂと前記凸部４３とを反射ミラー５４の反射面５５
に当接させるようにしたので、反射ミラー５４の傾斜角
を調整する際にハウジング４０の上面４１側から丸小ね
じ５２を回転させることができ、よって、前記レーザー
光Ｃを反射する反射ミラー５４の取付面と同一の面側か
らレーザー光Ｃの反射方向の微調整作業を行うことがで
きる。
【００１６】尚、本実施例では前記丸小ねじ５２の頭部
５３の周縁５３ｂを当接面とした場合について説明した
が、例えば止ねじの上部にフランジを形成し、このフラ
ンジを当接面として利用する等任意である。
５３の周縁５３ｂを当接面とした場合について説明した
が、例えば止ねじの上部にフランジを形成し、このフラ
ンジを当接面として利用する等任意である。
【００１７】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、光
学部品が取り付けられるハウジングと、前記ハウジング
に取り付けられ、光を反射面で反射して対象物側に導く
反射ミラーとを備えた光学系において、前記ハウジング
上に、前記反射ミラーの反射面に当接する凸部を設け、
前記ハウジングの前記反射ミラーが取り付けられている
面側に調整ねじを螺着し、前記調整ねじを回動させる際
にドライバ等を係合させる部分である該調整ねじの回動
用係合部が形成された頭部を、前記ハウジングの前記反
射ミラーが取り付けられている面側に露出させ、該調整
ねじの回動用係合部の外側の頭部部分に前記反射ミラー
との当接面を形成し、前記調整ねじの回動用係合部を反
射ミラーの外側に露出させた状態で前記当接面を前記反
射ミラーの反射面に当接させ、前記ハウジングに、前記
反射ミラーの裏面に当接して該反射ミラーを前記凸部と
前記調整ねじの当接面とへ押圧するように付勢するばね
部材を取り付け、前記調整ねじを回動させることで、前
記反射ミラーの傾斜角度を調整する構成にしたので、反
射ミラーの傾斜角度の微調整作業をハウジングの前記反
射ミラーが取り付けられた面側から行なうことができ、
よって、反射ミラーの角度調整作業を簡略化することが
できる。
学部品が取り付けられるハウジングと、前記ハウジング
に取り付けられ、光を反射面で反射して対象物側に導く
反射ミラーとを備えた光学系において、前記ハウジング
上に、前記反射ミラーの反射面に当接する凸部を設け、
前記ハウジングの前記反射ミラーが取り付けられている
面側に調整ねじを螺着し、前記調整ねじを回動させる際
にドライバ等を係合させる部分である該調整ねじの回動
用係合部が形成された頭部を、前記ハウジングの前記反
射ミラーが取り付けられている面側に露出させ、該調整
ねじの回動用係合部の外側の頭部部分に前記反射ミラー
との当接面を形成し、前記調整ねじの回動用係合部を反
射ミラーの外側に露出させた状態で前記当接面を前記反
射ミラーの反射面に当接させ、前記ハウジングに、前記
反射ミラーの裏面に当接して該反射ミラーを前記凸部と
前記調整ねじの当接面とへ押圧するように付勢するばね
部材を取り付け、前記調整ねじを回動させることで、前
記反射ミラーの傾斜角度を調整する構成にしたので、反
射ミラーの傾斜角度の微調整作業をハウジングの前記反
射ミラーが取り付けられた面側から行なうことができ、
よって、反射ミラーの角度調整作業を簡略化することが
できる。
【図１】本考案の一実施例による反射ミラーの角度調整
構造を採用したレーザー走査装置の要部断面図である。
構造を採用したレーザー走査装置の要部断面図である。
【図２】図１の要部を示す平面図である。
【図３】従来における反射ミラーの角度調整構造を採用
したレーザー走査装置の要部断面図である。
したレーザー走査装置の要部断面図である。
【図４】図３の要部を示す平面図である。
４０ ハウジング ４１ ハウジング上面 ５１ ｆθレンズ（光学部品） ５２ 丸小ねじ（調整ねじ） ５３ 丸小ねじの上部 ５３ａ 丸小ねじのドライバ係合部 ５３ｂ 丸小ねじの上部周縁（当接面） ５４ 反射ミラー ５５ 反射ミラーの反射面 ５６ 反射ミラーの裏面 ５７ 板ばね（ばね部材） Ｃ レーザー光
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−143916（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−197176（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01S 3/101 G02B 7/198 G02B 26/10
Claims (1)
- 【請求項１】 光学部品が取り付けられるハウジング
と、 前記ハウジングに取り付けられ、光を反射面で反射して
対象物側に導く反射ミラーとを備えた光学系において、 前記ハウジング上に、前記反射ミラーの反射面に当接す
る凸部を設け、 前記ハウジングの前記反射ミラーが取り付けられている
面側に調整ねじを螺着し、 前記調整ねじを回動させる際にドライバ等を係合させる
部分である該調整ねじの回動用係合部が形成された頭部
を、前記ハウジングの前記反射ミラーが取り付けられて
いる面側に露出させ、該調整ねじの回動用係合部の外側
の頭部部分に前記反射ミラーとの当接面を形成し、前記調整ねじの回動用係合部を反射ミラーの外側に露出
させた状態で 前記当接面を前記反射ミラーの反射面に当
接させ、 前記ハウジングに、前記反射ミラーの裏面に当接して該
反射ミラーを前記凸部と前記調整ねじの当接面とへ押圧
するように付勢するばね部材を取り付け、 前記調整ねじを回動させることで、前記反射ミラーの傾
斜角度を調整するようにした、 ことを特徴とする光学系の反射ミラー角度調整構造。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP1991059325U JP2579163Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 光学系の反射ミラー角度調整構造 |
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP1991059325U JP2579163Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 光学系の反射ミラー角度調整構造 |
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| JPH04123560U JPH04123560U (ja) | 1992-11-09 |
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Family Applications (1)
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| JP1991059325U Expired - Fee Related JP2579163Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 光学系の反射ミラー角度調整構造 |
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