JP2606981B2 - 三次元実装プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

三次元実装プリント配線板及びその製造方法

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JP2606981B2 JP3118277A JP11827791A JP2606981B2 JP 2606981 B2 JP2606981 B2 JP 2606981B2 JP 3118277 A JP3118277 A JP 3118277A JP 11827791 A JP11827791 A JP 11827791A JP 2606981 B2 JP2606981 B2 JP 2606981B2
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
    • H05K1/145Arrangements wherein electric components are disposed between and simultaneously connected to two planar printed circuit boards, e.g. Cordwood modules

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  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板への部
品実装技術に関し、特に、プリント配線板に三次元的に
実装される三次元実装プリント配線板とその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電子機器を小型化、軽量化、高速
化することが強く求められており、このため、多量の電
子部品をコンパクトにプリント配線板に実装する技術を
開発することが要請されている。このような要請に答え
る技術として、例えば図14に示すように、電子部品1
01を実装した複数のプリント配線板102を互いに板
厚方向に所定の間隔を置いて並べ、各プリント配線板1
02をマザーボード103と呼ばれる別のプリント配線
板に支持させてプリント配線板を構成する技術が提案さ
れ、実用化されている。
【0003】また、プリント配線板に部品を実装する技
術としては、図15に示すように、プリント配線板20
2に電子部品201のリード201bに対応するスルー
ホール204を形成し、そのスルーホール204に電子
部品201のリード201bを挿通してはんだ付けする
部品挿入タイプの実装技術と、図16に示すように、プ
リント配線板302の表面にパッド(あるいはランド)
305を形成し、プリント配線板302の表面に載置し
た電子部品301の端子あるいはリード301bをパッ
ド(あるいはランド)305にはんだ付けする表面実装
技術(SMT=Surface Mount Technology) とが実施さ
れている。
【0004】部品挿入タイプの実装技術では、プリント
配線板202にあけるスルーホール204の間隔を強度
的に必要とされる一定値以上に大きくする必要があり、
電子部品201の寸法及び電子部品201の間隔が大き
くなり、部品実装密度を高める上で不利になる。これに
対してSMTは、リード301bの間隔を小さくできる
ので、電子部品301の小型化を図れるとともに、部品
実装密度や回路密度を高めることができる。
【0005】しかしながら、これらの部品実装技術にお
いては、プリント配線板202あるいは302の表面に
電子部品201あるいは301が二次元的に所定の間隔
を置いて配置されるので、各プリント配線板202ある
いは302の表面に搭載できる部品数に大きな制限があ
り、多量の電子部品201あるいは301を搭載するた
めにはプリント配線板202あるいは302の面積を大
きくする必要があり、プリント配線板の小型化を図る上
で大きな不満が残される。そこで、例えば図1に示すよ
うに、リード1bが同じ方向を向くように縦方向に複数
配列された複数の電子部品1の両側にプリント配線板2
a,2bを配置し、上記リード1bとプリント配線板2
a,2bの所定位置とを対応させて接続して、各電子部
品1をプリント配線板に支持させるとともに、両プリン
ト配線板2a,2bをマザーボード3に支持させるよう
にした、いわゆる、三次元実装プリント配線板が提案さ
れている〔実願昭56−47429号(実開昭57−1
61272号)のマイクロフィルム、特開昭63−80
591号公報、特開平4−299595号公報参照)。
ここで、上記プリント配線板2a,2bの所定位置とは
後述するようにスルーホール実装の場合には、プリント
配線板2a,2bに形成されたスルーホール4であり、
表面実装の場合には、該プリント配線板2a,2bに形
成されたパッド6である。一般に、このパッド6は図4
に示すように、プリント配線板2a,2bと面一に形成
されている。 この三次元実装プリント配線板の製造方法
としては、一方のプリント配線板の上に電子部品を1つ
ずつ搭載し、はんだ付けした後、反転させて他方のプリ
ント配線板に搭載してはんだ付けするという方法が一般
的に採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 このため、表面実装部
品を用いる従来の三次元実装プリント配線板において
は、はんだ付けに際しての位置保持が困難であり、ま
た、はんだ付けの際にこの方向への電子部品1の位置ず
れが起こり易いという問題がある。 また、従来の三次元
実装プリント配線板の製造方法によれば、部品搭載時に
部品が傾くことがあり、一方のプリント配線板にはんだ
付けされた多数の電子部品を他方のプリント配線板に搭
載する前に、各電子部品のリードの位置が他方のプリン
ト配線板の所定の位置に対応しているか否かを検査し、
位置がずれている場合にはそれを修正することが必要で
あり、このため、多大の時間と熟練とが必要になるとい
う問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の事情に鑑みて提案
れたものであって、電子部品の位置保持が容易であると
ともに、はんだ付けによる表面実装部品の位置ずれが生
じ難くなるようにした三次元実装プリント配線を提供す
るものであり、また、三次元プリント配線板を正確にか
つ効率よく製造できる方法を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る三次元実装プリント配線板は以下の手
段を採用している。すなわち、リード1bが同じ方向に
向くように縦方向に複数配列された電子部品1の両側に
プリント配線板2a,2bを有し、上記リード1bとプ
リント配線板2a,2bの表面に形成された溝5の下側
面に形成されたパッド6とを接続して、各電子部品1を
プリント配線板2a,2bに支持させるとともに、両プ
リント配線板2a,2bをマザーボード3に支持させる
ようにしたものである。
【0009】上記のような構成の三次元実装プリント配
線板の製造方法は種々考えられるが、上記複数の電子部
品の位置決めをするために位置決め治具50を用いる方
法が簡単である。例えば図2乃至図3に示すように、複
数の電子部品1を位置決め治具50を用いて、リード1
bが同じ方向に向くように縦方向に複数配列しておき、
該複数の電子部品1の両側から、プリント配線板2a,
2bを、上記リード1bとプリント配線板2a,2bの
所定位置とを対応させて接した状態ではんだ付けをし
て、各電子部品1をプリント配線板2a,2bに支持さ
せるとともに、両プリント配線板2a,2bをマザーボ
ード3に支持させるようにするものである。
【0010】上記位置決め治具50としては、例えば図
2に示すように、電子部品1を所定の間隔をおいて該電
子部品1の端部あるいはその端部から突出させたリード
フレーム1d(図12、図13参照)が嵌合される複数
の位置決め溝9を備えた構成のもの、更には、図3に示
すように、所定の間隔を置いて平行に配置された複数の
棚板11と、該各棚板11の上面にその棚板11に載置
された電子部品1のリード1bを位置決めするリード位
置決め溝13を備えた構成のものが考えられる。
【0011】三次元プリント配線板を製造する他の方法
として、図9(a)に示すように、複数の電子部品1
を、該複数の電子部品1が縦に配列される状態で各電子
部品1の一側のリード1bを該プリント配線板2aのス
ルーホール4に挿通し、図9(b)に示すように該プリ
ント配線板2aの裏面に突出したリード1bの先端部を
折り曲げた後、該プリント配線板2aを横に寝かせて該
プリント配線板2aに電子部品1を懸垂支持し、上記一
側のリード1bを該プリント配線板2aにはんだ付け
し、この後、図9(c)に示すように各電子部品1の他
側に別のプリント配線板2bを配置し、このプリント配
線板2bに形成したスルーホール4に各電子部品1の他
側のリード1bを挿通してはんだ付けし、更にこの後、
両プリント配線板2a,2bをマザーボード3に支持さ
せる方法がある。
【0012】また、図10に示すように、2枚1対のプ
リント配線板2a,2bの一方の外側面に支持テープ1
0を貼着し、複数の電子部品1の一側のリード1bを該
プリント配線板2aのスルーホール4に挿通するととも
に支持テープ10に貫通させることによって、上記一方
のプリント配線板2aの縦に複数の電子部品1を支持さ
せた後、該プリント配線板2aを横に寝かせて該プリン
ト配線板2aに電子部品1を懸垂支持し、上記一側のリ
ード1bと各電子部品1の他側リード1bを別のプリン
ト配線板2bのスルーホール4に挿通し、この後支持テ
ープ10を剥離して、両プリント配線板2a,2bに各
電子部品1を支持させた状態で各電子部品1のリード1
bを両プリント配線板2a,2bのスルーホール4には
んだ付けし、各電子部品1がはんだ付けされた両プリン
ト配線板2a,2bをマザーボード3に支持させる方法
もある。
【0013】
【作 用】本発明の三次元実装プリント配線板によれ
ば、電子部品1のリード1bがプリント配線板2a,2
bの各溝5の下側の溝側面に受け止められるので、はん
だ付けの際に電子部品の位置を保持し易く、又、はんだ
付けの方式としてリフローはんだ付け(ソルダリング)
方式を採用することによりはんだ付けの際に電子部品1
の位置ずれ、ショート、未着などの不良が発生し難くな
るとともに、はんだ付けの作業性を高めることかでき
る。また、パッド6をプリント配線板2a,2bの表面
に面一状に形成する場合に比べると、両側のプリント配
線板2a,2bが厳密に平行に配置されていなかった
り、電子部品1に寸法誤差があったりしても、リード1
bをコイル状に形成することなく、リード1bの先端部
が溝5の下側面の上に乗っているかぎり電子部品1のリ
ード1bをバッド6の上に位置させることができる。
【0014】更に、本発明の位置決め治具50を用いた
三次元実装プリント配線板の実装方法によると、プリン
ト配線板2a,2bのリード1bとプリント配線板2
a,2bのスルーホール4との位置関係(あるいはリー
ド1bとパッド6との位置関係)が一元的に決定し、リ
ード1bをスルーホール4に挿入する(あるいはリード
1bをパッド6に当接する)作業が極めて容易になる。
特に、図3に示すように位置決め治具50の各棚板11
の上面にその棚板11に載置された電子部品1のリード
1bを位置決めするリード位置決め溝13を設けた場合
には、リード1bの曲がり等も矯正できるのでより正確
で迅速な作業ができる。
【0015】また、図に示す本発明の電子部品の三次
元実装方法においては、各電子部品1の一側のリード1
bを一側のプリント配線板2aのスルーホール4に挿通
し、該プリント配線板2aからパッケージ本体1aと反
対側に突出する上記一側のリード1bの先端部を折り曲
げた後、該プリント配線板2aを横に寝かせて該プリン
ト配線板2aに電子部品1を懸垂支持することにより、
各電子部品1が自重で平行に垂れ下がる。この状態で上
記一側のリード1bを該プリント配線板2aにはんだ付
けするので、各電子部品1の他側のリード1bが平行に
揃えられた状態に該プリント配線板2aに固定される。
従って、この後、電子部品1の他側のリード1bの先端
を他のプリント配線板2bのスルーホール4に一斉に位
置合わせして挿入することかでき、作業性を高めること
かできる。
【0016】また、図10に示す本発明の他の電子部品
の三次元実装方法においては、各電子部品1の一側のリ
ード1bを該プリント配線板2aのスルーホール4に挿
通するとともに支持テープ10に貫通させることによっ
て、電子部品1を保持することができ、従って、電子部
品1の他側のリード1bの先端を他のプリント配線板2
bのスルーホール4に一斉に位置合わせして挿入するこ
とができ、作業性を高めることができる。また、この
後、各電子部品1の各リード1bを両プリント配線板2
a,2bに例えばリフローボンディング法によって一斉
にはんだ付けするので、一層作業性が高められる。
【0017】
【実施例】図1(a)は一般的なスルーホール実装型の
三次元実装プリント配線板の分解斜視図、図1(b)は
その外観斜視図、図1(c)はその三次元実装プリント
配線板をマザーボードに取り付けた状態の側面図であ
る。リード1bが同じ方向に向くように縦方向に複数配
列された複数の電子部品1の両側にプリント配線板2
a,2bを有し、上記リード1bとプリント配線板2
a,2bの所定位置とを対応させて接続して各電子部品
1をプリント配線板2a,2bに支持させるとともに、
両プリント配線板2a,2bをマザーボード3に支持さ
せるようにしたものである。
【0018】上記所定位置とはスルーホール実装の場合
には、プリント配線板2a、2bに形成されたスルーホ
ール4であり、表面実装の場合には、該プリント配線板
2a,2bに形成されたパッド6である。図2はこの三
次元実装プリント配線板の製造工程を示す一例である。
まず、ここでは電子部品の位置決めをするために位置決
め治具50が使用される。この位置決め治具50には所
定の間隔をおいて複数の位置決め溝9が設けられ、複数
のT−SOP(Thin-Small Outline Package)からなる電
子部品1のパッケージ本体1aの端部(あるいはその端
部から突出させた後述するリードフレーム1c)が位置
決め溝9に嵌合される。これにより、各電子部品1が所
定のピッチで位置決めされて多数配列されることにな
る。
【0019】尚、この段階では最終的な縦方向が横方向
になっている。このように、各電子部品1を配列した状
態で両側から1対のプリント配線板2a,2bのスルー
ホール4に各電子部品1のリード1bを一斉に位置合わ
せして、該1対のプリント配線板2a,2bを挿入させ
ることができ、作業性を高めることができる。なお、こ
の位置決め治具50は各電子部品1のリード1bを上記
1対のプリント配線板2a,2bに支持させた後であれ
ば取り除くことが可能である。
【0020】また、各電子部品1のリード1bを上記1
対のプリント配線板2a,2bに支持させた後、前例と
同様に、各リード1bを一斉に対応するスルーホール4
にはんだ付けをしてから両プリント配線板2a,2bを
マザーボード3に支持させればよい。次に、図3(a)
に示す位置決め治具50は、所定の上下間隔を置いて平
行に配置された複数の棚板11を連結部12で支持する
構成となっており、上記棚板11には更に、その棚板1
1に載置された電子部品1のリード1bを位置決めする
リード位置決め溝13が形成されている。
【0021】リード位置決め溝13の平面形状は、この
実施例では、各電子部品1のリード1bをクランク状に
屈曲させてあるので、リード1bの平面投影と同形状に
形成してある。また、リード位置決め溝13の深さは特
に限定されないが、そこに嵌め込んだリード1bの水平
方向への移動を防止するに足る深さを必要とする。この
ように構成した位置決め治具50に対して、各棚板11
上に各電子部品1を載せて、各電子部品1のリード1b
をリード位置決め溝13に嵌め込むことにより各電子部
品1が位置決め治具50に位置決めして支持される。そ
して、図3(b)に示すように、両側から順次にまたは
同時にプリント配線板2a,2bを寄せて各電子部品1
のリード1bを各プリント配線板2a,2bのスルーホ
ール4に一斉に位置合わせして挿入することができ、作
業性を高めることができる。
【0022】この位置決め治具50も、前例と同様に、
各電子部品1のリード1bを上記1対のプリント配線板
2a,2bに支持させた後であれば取り除くことが可能
である。また、各電子部品1のリード1bを上記1対の
プリント配線板2a,2bに支持させた後、図2に示す
前例と同様に、各リード1bを一斉に対応するスルーホ
ール4にはんだ付けをしてから両プリント配線板2b,
2bをマザーボード3に支持させればよい。
【0023】ところで、従来の二次元部品実装では実装
密度を上げる目的で、部品を小型化するとともに、スル
ーホールを利用しない表面実装技術が広く利用されてい
る。上記の目的及び技術はこの三次元実装にも当然利用
されるべきである。三次元部品実装に表面実装技術を適
用する場合、まず、図4(b)に示すように、各プリン
ト配線板2a,2bの互いに対向する面に各電子部品1
の各リード1b(又は端子)に対応するパッド6が形成
される。各電子部品1は上記図2、図3に示したような
位置決め治具50(特に図3に示すようなリード位置決
め溝13を備えた位置決め治具50を用いる場合には位
置決め溝9は不要)の各位置決め溝9あるいは棚板11
に配置されてで位置決めされる。この状態で、各リード
1bの先端は対応するパッド6に当接させて、図4
(a)に示すようにリフローボンディング方式によりは
んだ付けされる。ここで、各電子部品1の各リード1b
の形状は、特に限定されないが、パッド6への接触効率
を高めるため、例えば図5に示すように、先端にパッド
6に対向し、一定以上の面積を有する平面1cを有する
T字形に形成したり、例えば図6に示すように、コイル
ばね状に形成したり、例えば図7に示すように、パッケ
ージ本体1aの側面に薄膜状に形成したりすることが有
利である。この実施例では、上記の一実施例と同様に、
部品実装密度を飛躍的に高められる上、はんだ付けの方
式としてリフローボンディング方式を採用することによ
りはんだ付けの作業性を高めることができる。
【0024】図8(a)及び図8(b)は表面実装技術
を適用した場合のこの発明の他の実施例を示すものであ
る。各プリント配線板2a,2bの互いに対向する面
(図8(b)に示すように)にそれぞれ複数の溝5が縦
方向に並べて形成され、各溝5の下側の溝側面に各電子
部品1のリード1bに対応するパッド6が形成される。
各電子部品1のリード1bは必要に応じてクランク状に
屈曲させることも可能であり、対応するパッド6に載置
して、例えばリフローボンディング方式によりはんだ付
けされる。
【0025】この実施例でも電子部品1は最初上記図
2,図3に示すような位置決め治具50を用いて配列さ
れるが、この実施例では、電子部品1のリード1bは、
プリント配線板2a,2bの上記各溝5の下側の溝側面
に受け止められるので、はんだ付けの際に電子部品1の
位置を保持し易く、また、はんだ付けの方式としてリフ
ローはんだ付け(ソルダリング)方式を採用することに
より、はんだ付けの際に電子部品1の位置ずれ、ショー
ト、未着等の不良が発生し難くなるとともに、はんだ付
けの作業性を高めることができる。
【0026】図9は本発明の別の実施例を示す工程図で
ある。各プリント配線板2a,2bには各リード1bに
対応させて設けたスルーホール4が形成され、一方各電
子部品1の各リード1bが対応するスルーホール4に差
し込まれる。この後、図9(a)に示すように、プリン
ト配線板2aの外側、すなわち、パッケージ本体1aと
反対側に突出した一側の各リード1bの先端部をL字形
に折り曲げ、図9(b)に示すように、プリント配線板
2aを横に寝かしてプリント配線板2aに各電子部品1
を懸垂支持させた状態で例えばリフローはんだ付け(ソ
ルダリング)法によって一側の各リード1bをスルーホ
ール4にはんだ付けする。
【0027】これにより、各電子部品1が平行にならん
だ状態で一方のプリント配線板2aに固定されることに
なり、図9(c)に示すように、その下方に横に寝かし
た他方のプリント配線板2bのスルーホール4に各電子
部品1の他側のリード1bの先端が一斉に位置合わせさ
れて挿入される。更にこの後、各電子部品1の他側のリ
ード1bを下方のプリント配線板2bの各スルーホール
4に例えばリフローボンディング法によりはんだ付けさ
れる。これによると、位置決め治具50を用いることな
く位置決めすることができる利点がある。
【0028】この実施例においては、一方のプリント配
線板2aのスルーホール4に挿通してリード1bの先端
部を折り曲げて各電子部品1をプリント配線板2aに懸
垂支持するように構成しているが、例えば図10(a)
に示すように、一方のプリント配線板2aの外側に支持
テープ10を貼着し、この支持テープ10にリード1b
の先端部を突き刺し、図10(b)に示すように、支持
テープ10とリード1bとの間に作用する摩擦力で各電
子部品1を一方のプリント配線板2aに懸垂支持させる
ように構成することも可能である。この場合、一方のプ
リント配線板2aに懸垂支持した各電子部品1の他側の
各リード1bを他のプリント基板2bのスルーホール4
に挿通した後、例えばリフローボンディグ法によって各
リード1bを同時に両プリント配線板2a,2bのスル
ーホール4にはんだ付けすることができるので、はんだ
付け作業を簡単にすることができる。なお、支持テープ
10は両プリント配線板2a,2bに対して各電子部品
1が位置ずれするおそれが無くなり次第除去すればよ
い。例えば両方のプリント配線板2a,2bのスルーホ
ール4に各電子部品1のリード1bを挿通した後であれ
ばよい。
【0029】以上のようにして形成された三次元実装プ
リント配線板は、図1(b)に示すように、各プリント
配線板2a,2bの一端部にはそれぞれ多数のスタッド
ピン14が植設され、図1(c)に示すように、これら
のスタッドピン14をマザーボード3と呼ばれるまた別
のプリント配線板のスタッドホール15に差し込むこと
により、両プリント配線板2a,2bがマザーボード3
に支持されるとともに、各電子部品1の内部回路が両プ
リント配線板2a,2bの内部回路、スタッドピン14
及びスタッドホール15を介してマザーボード3の回路
に電気的に接続される。尚、両プリント配線板2a,2
bをマザーボード3に表面実装することもできる。この
時は図11に示すように各プリン配線板2a,2bの下
側端部に設けた端子14とマザーボード3に設けたパッ
ド15をはんだ付けすればよい。このようにするとマザ
ーボードの両面に三次元実装が可能となり、より高密度
に実装できる。
【0030】尚、上記図2に示した実施例では、電子部
品1のパッケージ1aを位置決め治具50に支持させる
ようにしているが、例えば、図12に示すように、この
電子部品1をパッケージ本体1aの前後両端からリード
フレーム1dをT字状に突出させた構造にし、該リード
フレーム1dを、上記位置決め溝9に挿入するようにし
てもよい。このT字状のリードフレーム1dは図13に
示すように、最初はリード1bと一体に形成され、電子
素子1fの端子をボンディングワイヤ1gで対応するリ
ード1bに接続し、保護用の樹脂中にモールドした後、
図12中の2点鎖線で示す範囲から外側の不要部を切り
落としたものである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる三次
元実装プリント配線板によると、両側の溝の下側の溝側
面で電子部品のリードを受け止めるので、はんだ付けに
際して電子部品の位置を保持し易く、又、はんだ付けの
方式としてリフローはんだ付け(ソルダリング)方式を
採用することにより、はんだ付けの際に電子部品の位置
ずれ、ショート、未着などの不良が発生し難くなるとと
もに、はんだ付けの作業性を高めることができる効果が
ある。本発明にかかる三次元実装プリント配線板の製造
方法によると、プリント配線板の組付けに際して位置決
め治具を用いて電子部品をリードが同じ方向に向くよう
に縦方向に複数配列しておくので、各電子部品を各プリ
ント配線板に対して一挙に位置決めすることができ、ま
た、電子部品の両側から1対のプリント配線板を位置決
めできるので、位置決め時間が短縮され、実装作業の効
率化を図ることができる。更に、電子部品を配置する棚
板上にリード位置決め溝を備えた位置決め治具を用いる
と、リード位置も正確になるので、正確で迅速な部品の
位置決めができる効果がある。
【0032】この発明に表面実装技術を適用すると、プ
リント配線板全体を小型化することができる効果があ
る。特に、プリント配線板に形成した溝の下面にパッド
を形成しておくと、製造工程で部品の保持が簡単になる
効果がある。更に、本発明に係る電子部品の三次元実装
方法は、各電子部品の一側のリードを折り曲げて一方の
プリント配線板に電子部品を懸垂支持してはんだ付けす
ることにより、電子部品を平行に位置させて一方のプリ
ント配線板に固定するので、他方のプリント配線板のス
ルーホールに電子部品の他側のリードを一斉に位置合わ
せして挿入することができ、特別な位置決め治具を用い
ることなく、各電子部品のプリント配線板への組み込み
作業の作業性を高めることができる。また、この後、各
電子部品の両側のリードを両プリント配線板のスルーホ
ールに例えばリフローはんだ付け(ソルダリング)法等
により一斉にはんだ付けすることにより、はんだ付け時
の各電子部品の位置ずれを防止することができるととも
に、はんだ付け作業が簡単になり、しかも、その作業性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】次元実装プリント配線板概念図である。
【図2】挿入実装を適用した本発明の一実施例に係る三
次元実装プリント配線板の製造工程を示す概念図であ
る。
【図3】挿入実装を適用した本発明の一実施例に係る三
次元実装プリント配線板の製造工程を示す概念図であ
る。
【図4】表面実装を適用した本発明の他の実施例の部分
詳細図である。
【図5】表面実装を適用した本発明の電極構造詳細図で
ある。
【図6】表面実装を適用した本発明の電極構造詳細図で
ある。
【図7】表面実装を適用した本発明の電極構造詳細図で
ある。
【図8】表面実装を適用した本発明の他の一実施例の部
分詳細図である。
【図9】挿入実装を適用した本発明の他の実施例フロー
図である。
【図10】挿入実装を適用した本発明の他の実施例フロ
ー図である。
【図11】本発明の他の実施例の概念図である。
【図12】本発明に使用する電子部品の概念図である。
【図13】図11の電子部品の製造方法概念図である。
【図14】従来の表面実装技術の説明図である。
【図15】従来の表面実装技術の説明図である。
【図16】従来の表面実装技術の説明図である。
【符号の説明】
1 電子部品 1a パッケージ本体 1b リード 1d リードフレーム 2a プリント配線板 2b1 プリント配線板 3 マザーボード 4 スルーホール 5 溝 6 パッド 9 位置決め溝 10 支持テープ 11 棚板 13 リード位置決め溝 50 位置決め治具
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−80591(JP,A) 特開 平4−299595(JP,A) 実開 昭57−161272(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードが同じ方向に向くように縦方向に
    複数配列された電子部品の両側にプリント配線板を有
    し、上記リードとプリント配線板の表面に形成された溝
    の下側面に形成されたパッドとを接続して、各電子部
    プリント配線板に支持させるとともに、両プリント配
    板をマザーボードに支持させることを特徴とする三次
    元実装プリント配線板。
  2. 【請求項2】 複数の電子部品を位置決め治具を用いて
    リードが同じ方向に向くように縦方向に複数配列してお
    き、該複数の電子部品の両側から、プリント配線板を、
    上記リードとプリント配線板の所定位置とを対応させて
    接した状態ではんだ付けをして、各電子部品のプリント
    配線板に支持させた後、両プリント配線板をマザーボー
    トに支持させることを特徴とする三次元実装プリント配
    線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記位置決め治具が、電子部品を所定の
    間隔をおいて該電子部品の端部あるいはその端部から突
    出させたリードフレームが嵌挿される複数の位置決め溝
    を備えた請求項に記載の三次元実装プリント配線板
    製造方法。
  4. 【請求項4】 上記位置決め治具が、所定の間隔を置い
    て平行に配置された複数の棚板と、各棚板の上面にその
    棚板の載置された電子部品のリードを位置決めするリー
    ド位置決め溝を備えた請求項に記載の三次元実装プリ
    ント配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記位置決め治具の位置決め溝に嵌挿さ
    れるT字状のリードフレームが、電子部品のパッケージ
    本体のリードが突出した側面側と直角の側面に形成され
    た請求項3に記載の三次元実装プリント配線板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 複数の電子部品を、該複数の電子部品が
    縦に配列される状態で各電子部品の一側のリードを該プ
    リント配線のスルーホールに挿通し、該プリント配線板
    の裏面に突出したリードの先端部を折り曲げた後、該プ
    リント配線板を横に寝かせて該プリント配線板に電子部
    品を懸垂支持し、上記一側のリードを該プリント配線板
    にはんだ付けし、この後、各電子部品の他側に別のプリ
    ント配線板を配置し、このプリント配線板に形成したス
    ルーホールに各電子部品の他側のリードを挿通してはん
    だ付けし、更にこの後、両プリント配線板をマザーボー
    ドに支持させることを特徴とする三次元実装プリント配
    線板の製造方法。
  7. 【請求項7】 2枚1対のプリント配線板の一方の外側
    面に支持テープを貼着し、複数の電子部品を、該複数の
    電子部品が縦に配列される状態で一側のリードを該プリ
    ント配線板のスルーホールに挿通するとともに、支持テ
    ープに貫通させることによって上記一方のプリント配線
    板に支持させた後、該プリント配線板を横に寝かせて該
    プリント配線板に電子部品を懸垂支持し、各電子部品の
    他側のリードを別のプリント配線板のスルーホールに挿
    通し、この後支持テープを剥離して、両プリント配線板
    に各電子部品を支持させた状態で各電子部品のリードを
    両プリント配線板のスルーホールにはんだ付けし、各電
    子部品がはんだ付けされた両プリント配線板をマザーボ
    ードに支持させることを特徴とする三次元実装プリント
    配線板の製造方法。
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