JP2606878B2 - 分割軸受の分割方法 - Google Patents

分割軸受の分割方法

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/58Raceways; Race rings
    • F16C33/60Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、軸受輪を機械的に分割して使用するいわ
ゆる分割軸受の分割方法に関する。
〔従来の技術〕
分割型軸受は、例えば一体形のクランクシャフトとコ
ンロッド大径側との嵌合で使用されるが、分割した軸受
をハウジングに組み込む時分割面が完全に一致せず、軸
方向に少しずれるという原因で種々のトラブルが発生す
る傾向にあった。その対策として従来かや分割軸受の製
作方法については種々の提案がなされている。例えば、
特開昭55−44169号で開示さているように、分割面に
「くの字」形にうまく分割出来るよう、軸受軌道輪の外
径を押さえ且つ同時に分割面に設けた穴に特殊ピンを内
径或いは外径側より打ち込んで、穴の一端に応力を集中
させ、分割荷重を軽く押さえることにより「くの字」分
割を行えるようにする方法、或いは特開昭55−63009号
で開示されているように、軌道輪の軌道面に軸方向にV
字状溝を形成し、この軌道輪に荷重を加えてV字状溝に
沿って軌道輪を分割する方法が提案されている。
或いは、特公昭58−3771号(特開昭54−163247号)で
開示されているように、軸受輪の外周面に、連続したま
たは不連続な凹所を軸方向にかつ非直線的に形成し、前
記軸受輪を該軸受輪の内径より小さい外径を有するマン
ドレルに装架して該マンドレルの支店上に前記凹所を形
成した部分がおかれるように配置すると共に、断面V字
形または略V字形の加圧面を先端に有する加圧治具を該
加圧面が前記凹所を円周方向に跨ぐように配置し、該加
圧治具で前記軸受輪を加圧するすることにより、該軸受
輪を前記凹所に沿って二つに分割することを特徴とする
軸受輪の分割方法等がある。更に、この具体的実施例と
して、「軸方向の凹所が一方側の外周端縁から他方の外
周端縁にいたる円弧状の細溝からなるもの」や「軸方向
の凹所が、軸受輪の外周面上の軸方向中央部に蛇行して
不連続に形成された円弧状の細溝と該細溝との近傍で且
つ外周面の両側端縁に形成されたノッチとよりなるも
の」或いは「凹所がノッチのみでジグザグ状に形成した
もの」等が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記するような分割方法によって製作された軸受輪
は、ハウジングの組み込み時各分割輪の不規則な分割破
断面の凹凸を合致させることによって軸方向のずれを有
効に防止出来るが、分割時なかなか意図するように分割
破断することは出来ず、予め刻設しておいた外周面上の
ノッチや溝より多少分割形状が意図した形状よりずれた
り、場合によっては不良品も発生するという問題があっ
た。
この発明はかかる問題点を鑑みてなされたものであ
り、意図した通りの正確な分割破断形状を辿らせること
の出来る軸受輪の分割方法を実現し且つ軸受輪組み込み
時のずれを防止することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、この発明は上記する課題を解決するたに、分割
軸受の分割方法が、軸受輪の一方端にノッチを形成する
工程と、軸受輪外周面に、前記ノッチの軸方向延長線上
でかつ該ノッチと所定距離だけ離間した位置を始点とし
て軸受輪の他方端まで連続した略サイン曲線状の凹溝の
割り部であって、該略サイン曲線の頂部近傍を深く直線
部近傍を浅く刻設した割り部を軸方向に形成する工程
と、前記軸受輪の割り部に打撃を与えることにより該軸
受輪を前記略サイン曲線状の割り部に沿って二つの分割
片に分割する工程と、を有することを特徴とする。
〔作 用〕
分割軸受の分割方法を上記手段とすれば、軸受輪の割
り部は上方より打撃用治具で打撃することにより容易に
予め形成したサイン曲線状に分割することが出来る。こ
の場合、サイン曲線の頂部近傍の割り部の深さは深く、
直線部近傍は浅く刻設してあるので意図した曲線形状ど
おりに分割出来、分割曲線がずれることは殆どない。
〔実地例〕
以下、この発明の具体的実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図(1)はこの発明の分割する前の軸受輪1の正
面図、(2)は右側面図、第2図は第1図(1)のA−
O−A矢視断面図である。この軸右輪1の外周面1aには
サイン曲線状の凹溝とした割り部2が周方向ほぼ180度
対称位置の二箇所に予め加工形成され、一方の外周端縁
1bにはノッチ3が刻設され、前記サイン曲線状の割り部
2は該ノッチ3の延長線より外周縁1cに至るように刻設
される。これらのサイン曲線状の割り部2及びノッチ3
等は、軸受輪1の製造工程における熱処理前の加工によ
り形成される。そして該軸受輪1は熱処理後研磨加工さ
れる。前記割り部2の一方の端部とノッチ3の間に設け
られた溝加工されない所定の間隔1dは研磨加工の際のチ
ャッキングのためのものである。
第3図は第1図(2)のB−B矢視断面図である。こ
の図に示すようにサイン曲線状の割り部2の断面形状の
切削面2aと2bとのなす角度αはほぼ60度程度とする。ま
た、第4図(1)は軸受輪1の割り部2の部分平面図
で、同図(2)は(1)の軸受溝1に刻設したサイン曲
線状の割り部2のCDEFGに沿う断面図であるが、これら
の図に示すように割り部2の溝の深さは一様な深さとす
るのではなく、深溝にする部分2c、2dと浅溝にする部分
2e、2fとが出来るように加工する。即ち、サイン曲線の
うち曲線の頂部近傍は溝を深く、直線部近傍は比較的浅
くなるように切削することによって分割時必ず意図する
分割形状に破断させるものである。
次に、この軸受輪1の分割方法について説明する。第
5図は、軸受輪1のサイン曲線状の割り部2を分割する
場合の実施例であり、第6図は第5図のX−X矢視断面
図である。即ち、軸受輪1の内径側に治具4を嵌挿し該
治具4の軸方向両側より治具5、治具6に当接させる。
そして軸受輪1の外周表面1aに刻設したサイン曲線状の
割り部2を治具4の上、下方向に置く。尚、前記治具4
は凹溝2に位置する上下の面4A及び4Bを平坦に切削し割
り部2に置かれる内径側に空間21、22が出来るようにし
てある。また、治具5及び6は固定台23、24に固定す
る。
而して、上記のようにセットした軸受輪1の割り部2
を情報より打撃用治具7で打撃すれば周方向180度対称
位置に配置された割り部2は容易に意図したサイン曲線
状に分割することが出来る。尚、場合によっては前記打
撃用治具7は周方向180度対称位置に配置した割り部
2、2を同時に打撃して分割するようにしても良い。
第7図は上記する方法によって分割された各分割片1
1、12の斜視図であるが、二つに分割された軸受輪1の
分割片11、12の各端面11a、11b、12a、12bは前記サイン
曲線状の割り部2に沿うように形成される。そして第8
図に示すように各端面11a、11b、12a、12bは破断面が凹
凸状に形成されるので、各分割片11、12を組合せ再び軸
受輪1として形成するとき該分割片が軸方向にずれて組
合わされることは殆どない。
上記実施例においてはサイン曲線状の割り部2は軸方
向に曲線に二つの頂部がある場合について説明したが、
曲線は略サイン曲線状へ良く、また、該曲線の頂部は、
第9図に示すように、更に数を増やしても良い。この場
合、曲線頂部付近が上述の実施例より直線に近似するの
で分割時の破断が正確かつ円滑に行われ易くなる。よっ
て、頂部付近の溝深さを直線部のそれに近づけることが
可能となり溝加工時間の短縮を図ることができる。ま
た、打撃用治具7は、第10図に示すように、先端部7aを
軸受輪1の割り部2のサイン曲線に合うような形状にし
ても良い。
〔発明の効果〕
この発明における分割軸受の分割方法は以上詳述した
ような構成としたので、分割軸受をクランク軸等に組み
込むとき分割片の合せ面が軸方向にずれることは殆どな
い。また、従来は分割軸受輪のずれ防止のためクランク
ケースに軸方向固定装置が必要であったが、これを削減
することが出来エンジン等の組立が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(1)はこの発明の分割軸受の分割方法において
分割する前の軸受輪1の正面図、(2)は右側面図、第
2図は第1図(1)のA−O−A矢視断面図、第3図は
第1図(2)のB−B矢視断面図、第4図(1)は軸受
輪1の割り部の部分平面図で、第4図(2)は同図
(1)の軸受輪1に刻設したサイン曲線状の割り部2の
CDEFに沿う断面図、第5図は軸受輪1のサイン曲線状の
割り部2の部分を分割する場合の実施例図、第6図は第
5図のX−X矢視断面図、第7図は上記する方法によっ
て分割された各分割片の斜視図、第8図は分割された軸
受輪の各分割片を組合せた状態の斜視図、第9図は分割
軸受輪の割り部のサイン曲線の頂部の数を増やした場合
の一部斜視図、第10図はこの発明で使用される打撃用治
具の他の実施例の斜視図である。 1……分割軸受輪 2……割り部 3……ノッチ 4、5、6、7……治具 11、12……分割軸受輪の各分割片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受輪の一方端にノッチを形成する工程
    と、軸受輪外周面に、前記ノッチの軸方向延長線上でか
    つ該ノッチと所定距離だけ離間した位置を始点として軸
    受輪の他方端まで連続した略サイン曲線状の凹溝の割り
    部であって、該略サイン曲線の頂部近傍を深く直線部近
    傍を浅く刻設した割り部を軸方向に形成する工程と、前
    記軸受輪の割り部に打撃を与えることにより該軸受輪を
    前記略サイン曲線状の割り部に沿って二つの分割片に分
    割する工程と、を有することを特徴とする分割軸受の分
    割方法。
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