JP2606803Y2 - Am/fm受信装置 - Google Patents

Am/fm受信装置

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JP2606803Y2
JP2606803Y2 JP1993072216U JP7221693U JP2606803Y2 JP 2606803 Y2 JP2606803 Y2 JP 2606803Y2 JP 1993072216 U JP1993072216 U JP 1993072216U JP 7221693 U JP7221693 U JP 7221693U JP 2606803 Y2 JP2606803 Y2 JP 2606803Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特にAM受信時におけ
る混変調を防止するようにしたAM/FM受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】AM/FM受信装置の一例として、従
来、走行中の安定受信を可能にするために1系統ダイバ
ー受信方式が採用されたものが知られている。図2はこ
のような1系統ダイバー受信方式のAM/FM受信装置
の構成を示すブロック図で、11はメインアンテナ11
A及びサブアンテナ11Bからなるアンテナ、12はメ
インアンテナ11Aに接続されたAMチューナー、14
はダイバー切替器13を介してメインアンテナ11A及
びサブアンテナ11Bに接続されたFMチューナー、1
5はAMチューナー12及びFMチューナー14に共通
に接続されたミキサーアンプ、16はミキサーアンプ1
5に接続されたAFアンプ、17はAFアンプ16に接
続されたスピーカである。
【0003】図3は図2の主要部を示すもので、ダイバ
ー切替器13にはダイバーIC13Aが用いられてい
る。メインアンテナ11Aに接続されているAMチュー
ナー12の入力側とFMチューナー13の入力側間に
は、コンデンサC12とダイオードD12とが直列に接
続されており、またサブアンテナ11BとFMチューナ
ー14の入力側間にはコンデンサC11とダイオードD
11とが直列に接続されている。さらに、FMチューナ
ー14の入力側とアース間にはインピーダンス素子とし
てコイルL11が接続されている。このコイルL11
は、特にFM受信時に高いインピーダンス値を維持する
ことにより受信信号のロス(減衰)をなくして受信感度
を向上するために用いられている。また、ダイバーIC
13Aの出力端子1とダイオードD11のアノード間に
は抵抗R11が接続されると共に、その出力端子2とダ
イオードD12のアノード間には抵抗R12が接続され
ている。
【0004】このような構成において、AM受信時は、
メインアンテナ11Aで受信されたAM信号はAMチュ
ーナー12に入力され、ここで希望信号が選局された
後、ミキサーアンプ15及びAFアンプ16で増幅され
て、スピーカ17から出力される。尚、コイルL11は
AMANT入力信号の負荷とならぬ様ダイバーIC13
AのOUT1、OUT2の出力電流を0とし、ダイオー
ドD12をカットオフ状態としている。
【0005】一方、FM受信時は、メインアンテナ11
Aで受信されたFM信号はダイバー切替器13のコンデ
ンサC12及びダイオードD12を介してFMチューナ
ー14に入力され、ここで希望信号が選局された後、ミ
キサーアンプ15及びAFアンプ16で増幅されて、ス
ピーカ17から出力される。このようなメインアンテナ
11AによるFM受信時、FM信号の受信状態が、弱電
界、マルチパス等の影響で良好でないときは、FMチュ
ーナー14はこの状態を検出して制御信号Sをダイバー
切替器13に出力するので、ダイバー切替器13は受信
系統をサブアンテナ11B側に切り替える。これによ
り、サブアンテナ11Bで受信されたFM信号はダイバ
ー切替器13のコンデンサC11及びダイオードD11
を介してFMチューナー14に入力され、ここで希望信
号が選局された後、ミキサーアンプ15及びAFアンプ
16で増幅されて、スピーカ17から出力される。逆
に、このようなサブアンテナ11BによるFM受信時、
FM信号の受信状態が良好でないときは、FMチューナ
ー14から再び制御信号Sが出力されることにより、ダ
イバー切替器13は受信系統をメインアンテナ11A側
に切り替える。このようにしてFM受信時は受信系統は
自動的に受信状態が良好なアンテナが選択されるように
なっている。
【0006】メインアンテナ11AによるFM受信時
は、ダイバー切替器13の出力端子2から抵抗R12を
介してダイオードD12にDC電圧が供給されることに
より、このダイオードD12がオンするので、メインア
ンテナ11Aで受信されたFM信号はコンデンサC12
及びダイオードD12を通過してFMチューナー14に
入力される。一方、サブアンテナ11BによるFM受信
時は、ダイバー切替器13の出力端子1から抵抗R11
を介してダイオードD11にDC電圧が供給されること
により、このダイオードD11がオンするので、サブア
ンテナ11Bで受信されたFM信号はコンデンサC11
及びダイオードD11を通過してFMチューナー14に
入力される。このようなFM受信時は、コイルL11は
高いインピーダンス値を維持しているので、FM信号は
このコイルL11は流れないため減衰しない。従って、
FM受信時の受信感度が向上する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のAM
/FM受信装置では、FM受信時に受信感度を向上する
ためにFMチューナーの入力側とアース間に接続されて
いるコイルが、AM受信時にはインピーダンス値が低く
なってしまうので、AM信号のレベルが大きくなるとカ
ットオフ状態のダイオードD12が入力信号によって導
通し、AM信号が歪んで混変調が生じるという問題があ
る。
【0008】すなわち、FMチューナー14の入力側と
アース間に接続されているコイルL11のインピーダン
スZ(=ωL=2πfL)は、FM信号のように高い周
波数においては高くなるが、AM信号のように低い周波
数においては低くなる。このため、AM受信時、ダイオ
ードD12はカットオフ状態となっているため受信され
たAM信号のレベルが図4(A)に示すように、弱電界
によって受信系統のダイオードD12のスレシュホール
ド値Vh(約0.6V)よりも小さい場合は問題ない
が、図4(B)に示すように、強電界によって0.6V
よりも大きい場合は、ダイオードD12がオンしてしま
うので、AM信号がコイルL11に流れ込むようにな
る。このため、AM信号の0.6Vを越えた+側の領域
はカットされてしまうので歪むようになる。
【0009】このような現象は、図5(A)に示すよう
に受信されたAM信号の周波数に関係なく生ずる。ここ
で、受信されたAM信号に、図5(B)に示すように、
0.6V以下の周波数f2のAM信号(希望信号)だけ
でなく、図5(A)のように0.6V以上の周波数f1
のAM信号(妨害信号)が含まれている場合には、妨害
信号によってダイオードD12がオンしてしまうので、
この妨害信号と共に希望信号もコイルL11に流れ込む
ようになる。この結果、AMチューナー12に入力され
るAM信号は減衰してしまい、さらに、図5(C)のよ
うに周波数f1によって希望信号周波数成分f2が歪
み、いわゆるAM混変調が生ずる。このように混変調が
生ずると混信の原因となる。
【0010】このような混変調を防止するために、従来
において次のような改善策が考えられているが、各々問
題が存在しているので実用的でない。 ダイオードD
12に直列接続されるコンデンサC12の容量を小さく
する。(問題点:Z=1/ωC=1/2πfCが大きな
値となるので、FM信号の減衰を大きくしてしまう)。
コイルL11の値を大きくする(問題点:コスト、
スペースが増大するだけでなく、アンテナ容量等と不要
な共振を起こし易い)。 コイルL11に代えて値の
大きな抵抗を用いる(問題点:ダイオードD12に流れ
る電流に制約が生じる)。
【0011】本考案は以上のような問題に対処してなさ
けたもので、AM受信時におけるAM信号の混変調を防
止するようにしたAM/FM受信装置を提供することを
目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の本考案は、アンテナと、このアンテナ
に接続されたAM受信回路及びFM受信回路と、前記A
M受信回路及びFM受信回路の各入力側間に接続された
ダイオードと、前記ダイオードの出力側とアース間に接
続されたインピーダンス回路とを備えたAM/FM受信
装置において、AM受信時に前記インピーダンス素子を
開放させ、かつFM受信時に前記インピーダンス素子を
動作させるように切り替える制御手段を備えたことを特
徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の本考案の構成によれば、制御手
段は、AM受信時にインピーダンス素子を開放させ、か
つFM受信時にはインピーダンス素子を動作させるよう
に切り替える。これにより、AM受信時は、インピーダ
ンス素子は動作しないので、AM信号はインピーダンス
素子を流れないため歪むことはなく、混変調が防止され
る。FM受信時はインピーダンス素子は動作するので、
本来の高いインピーダンス値を維持させることができ
る。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。図1は本考案のAM/FM受信装置の実施例を示す
ブロック図で、1はメインアンテナ1A及びサブアンテ
ナ1Bからなるアンテナ、2はメインアンテナ1Aに接
続されたAMチューナー、4はダイバー切替器3を介し
てメインアンテナ1A及びサブアンテナ1Bに接続され
たFMチューナーである。
【0015】ダイバー切替器3にはダイバーIC3Aが
用いられている。メインアンテナ1Aに接続されている
AMチューナー2の入力側とFMチューナー4の入力側
間には、コンデンサC2とダイオードD2とが直列に接
続されており、またサブアンテナ1BとFMチューナー
4の入力側間にはコンデンサC1とダイオードD1とが
直列に接続されている。さらに、FMチューナー4の入
力側とアース間にはインピーダンス素子としてコイルL
1が接続されている。このコイルL1は、特にFM受信
時に高いインピーダンス値を維持することにより受信信
号のロス(減衰)をなくして受信感度を向上するために
用いられている。また、ダイバーIC3Aの出力端子1
とダイオードD1のアノード間には抵抗R1が接続され
ると共に、その出力端子2とダイオードD2のアノード
間には抵抗R2が接続されている。
【0016】コイルL1とアース間にはトランジスタT
r1が接続されている。すなわち、トランジスタTr1
のコレクタCにはコイルL1のアース側端が接続され、
そのエミッタEはアースに接続されている。また、その
ベースBには抵抗R4が接続されていると共に、ベース
BとエミッタE間は抵抗R3を介して短絡されている。
これにより、トランジスタTr1は等価的に図6に示さ
れた、コレクタCとベースBを各端子とし、ベースをア
ノード、コレクターをカソードとするダイオードD
構成している。また、ベースBには端子TBからFM電
源が接続されている。
【0017】次に、本実施例の動作を説明する。AM受
信時は、トランジスタTr1のベースBには電源が供給
されないので、等価的なダイオードDはオフ状態とな
る。この時ダイオードD2とダイオードD0は互いに逆
向きのためANT1Aの入力が大きくなっても導通する
ことはない。この結果、コイルL1は解放状態に保たれ
るので、高いインピーダンス値を維持する。よって、受
信されたAM信号のレベルに関係なく、AM信号はコイ
ルL1に流れ込むことはない。従って、従来のように、
コイルL1にAM信号が流れ込むことに基づいて生じた
AM信号の減衰はなく、AM信号の混変調は防止され
る。
【0018】一方、FM受信時は、自動的にトランジス
タTr1のベースBにFM電源が供給されるので、等価
的なダイオードD0はオン状態となる。この結果、コイ
ルL1はオンしているダイオードD0を介してアースに
接続されるため、本来の高いインピーダンス値に維持さ
れる。よって、従来と同様にFM信号はこのコイルL1
に流れないため減衰せず、受信感度が向上するという効
果がそのまま得られる。
【0019】このように本実施例によれば、FM受信時
に受信感度を向上するためにFMチューナー4の入力側
とアース間に接続されているコイルL1に対して、AM
受信時にこのコイルL1を解放させ、かつFM受信時に
そのコイルL1を動作させるように切り替えるトランジ
スタTr1をアースとの間に接続するように構成したの
で、AM受信時は、コイルL1は動作しないので、AM
信号はコイルL1を流れないため歪むことはなく、混変
調が防止される。また、本実施例によればトランジスタ
を1石用いるだけで高価な部品は不要なので、安価に目
的を達成することができる。なお、本文実施例ではコイ
ルをインピーダンス素子として用いた例で説明したが、
何らコイル以外の素子をインピーダンス素子として用い
た場合でも同様に適用することができる。
【0020】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、AM
受信時にダイオードの出力側とアース間に接続されたイ
ンピーダンス素子を開放させ、かつFM受信時にインピ
ーダンス素子を動作させるように切り替える制御手段を
備えたので、AM信号がインピーダンス素子に流れ込む
ことにより発生するAM信号の混変調を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のAM/FM受信装置の実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】AM/FM受信装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図2の主要部を示すブロック図である。
【図4】従来の問題を説明するための信号波形図であ
る。
【図5】従来の問題を説明するための他の信号波形図で
ある。
【図6】 図1のTr1等価回路図である。
【符号の説明】
1A メインアンテナ 1B サブアンテナ 2 AMチューナー 3 ダイバー切替器 4 FMチューナー C1,C2 コンデンサ D1,D2 ダイオード L1 コイル Tr1 トランジスタ D トランジスタの等価的なダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/10 H04B 1/26 H04B 7/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナと、このアンテナに接続されたA
    M受信回路及びFM受信回路と、前記AM受信回路及び
    FM受信回路の各入力側間に接続されたダイオードと、
    前記ダイオードの出力側とアース間に接続されたインピ
    ーダンス回路とを備えたAM/FM受信装置において、
    AM受信時に前記インピーダンス素子を開放させ、かつ
    FM受信時に前記インピーダンス素子を動作させるよう
    に切り替える制御手段を備えたことを特徴とするAM/
    FM受信装置。
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