JP2606767B2 - 炎感知装置 - Google Patents

炎感知装置

Info

Publication number
JP2606767B2
JP2606767B2 JP3254657A JP25465791A JP2606767B2 JP 2606767 B2 JP2606767 B2 JP 2606767B2 JP 3254657 A JP3254657 A JP 3254657A JP 25465791 A JP25465791 A JP 25465791A JP 2606767 B2 JP2606767 B2 JP 2606767B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
flame
time
count value
sections
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3254657A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0567280A (ja
Inventor
愼太郎 野村
克裕 秋元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittan Co Ltd filed Critical Nittan Co Ltd
Priority to JP3254657A priority Critical patent/JP2606767B2/ja
Priority to US07/897,364 priority patent/US5227640A/en
Priority to GB9212580A priority patent/GB2256922B/en
Publication of JPH0567280A publication Critical patent/JPH0567280A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606767B2 publication Critical patent/JP2606767B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災時等に発生する炎
をセンサにより感知し検出する炎感知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火災時等に発生する炎の紫外線
(波長180〜260nm)を紫外線センサを用いて感
知する炎感知装置が知られており、この種の炎感知装置
では、紫外線センサが紫外線照射量に比例して放電を繰
り返すことを利用して炎を感知するようになっていた。
具体的には、紫外線センサからの放電パルス数を計数す
るのに一定の計数時間を設け、この計数時間当りの放電
パルス数が所定レベルを超えたことを検出することによ
って炎を感知するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、火災時等に
発生する炎の状態は、燃焼状態や環境の影響等により変
化する。例えば、強い炎が短期間発生する場合や、これ
とは反対に弱い炎の量が長期間にわたって発生する場合
等がある。
【0004】上述した従来の炎感知装置において、計数
時間は、任意所望の値に設定されるが、これを短かく設
定したときには、強い炎が発生する状態を検出すること
はできるものの、弱い炎が長期間にわたって発生する状
態については、これを検出することができない。
【0005】これに対し、上記計数時間を長く設定した
ときには、弱い炎が長期間にわたって発生する状態を検
出することができるものの、強い炎が発生したときにこ
れを早期に検出することができず、また、ノイズ等の影
響を受け易く、炎の誤検出の頻度が高くなるなどの欠点
があった。
【0006】本発明は、火災時等に発生する炎の状態が
燃焼条件や環境の影響等によって変わる場合にも、これ
を確実にかつ早期に検出することの可能な炎感知装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1,2記載の発明は、時間軸を所定の時間間
隔で区間に分割し、センサから出力される信号を区間ご
とに積算する積算手段と、積算手段により最新の区間で
積算値が求められたときに、最新の区間での積算値とと
もに、過去の区間での積算値をも考慮して炎の発生判断
を行なう演算手段とを備えており、前記演算手段は、最
新の区間のみを区間数が“1”、最新の区間から数えて
過去のm番目の区間までを区間数が“m”というよう
に、区間数を規定し、区間数ごとに積算値を求め、該積
算値に基づき、区間数ごとに炎の発生判断を行なうよう
になっており、この際、区間数ごとに求められた積算値
はその区間数に応じて重み付けがなされるようになって
いることを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、さらに、過
去の区間での積算値を保持する保持手段が設けられてお
り、過去の区間での積算値は、保持手段に、新しい区間
のものから順に保持され、前記演算手段によって読出さ
れるようになっていることを特徴としている。
【0009】
【0010】また、請求項記載の発明は、前記重み付
けが積算値に対して閾値レベルを設けることによってな
され、該閾値レベルは、区間数が少ない程、高く設定さ
れるようになっていることを特徴としている。
【0011】また、請求項5,6記載の発明は、センサ
から出力される信号を積算する積算手段と、前記積算手
段が積算を開始した時点から時間を計数する時間計数手
段と、積算値の複数の閾値レベルの各々に対応させて所
定の時間区間が設定されている時間区間設定手段と、積
算値がある閾値レベルに達したときに前記時間計数手段
により計数された時間と該閾値レベルに対応して設定さ
れている時間区間とを比較し、該比較結果に基づいて炎
の発生判断を行なう演算手段とを備えていることを特徴
としている。
【0012】また、請求項記載の発明では、前記演算
手段は、積算値がある閾値レベルに達したときに前記時
間計数手段により計数された時間が該閾値レベルに対応
して設定されている時間区間よりも短かいときに炎の発
生として判断するようになっていることを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】請求項1,2記載の炎感知装置では、時間軸を
所定の時間間隔で区間に分割して、センサから出力され
る信号(例えばパルスの個数)を区間ごとに積算値(例
えばカウント値)として計数し、演算手段においては、
最新の区間でカウント値が計数されたときに、最新の区
間で計数されたカウント値とともに、過去の区間で計数
されたカウント値をも考慮して炎の発生判断を行なう。
すなわち、最新の区間のみを区間数が“1”、最新の区
間から数えて過去のm番目の区間までを区間数が“m”
というように、区間数を規定し、区間数ごとにカウント
値を求め、該カウント値に基づき、区間数ごとに炎の発
生判断を行なう。この場合に、区間数ごとに求められた
カウント値はその区間数に応じて重み付けがなされる。
【0014】この際、請求項3記載のように、過去の区
間で計数されたカウント値を保持する保持手段が設けら
れているときには、過去の区間で計数されたカウント値
は、保持手段に新しい区間のものから順に保持され、上
記演算手段によって読出される。
【0015】
【0016】また、請求項記載のように、上記重み付
けは、カウント値に対して閾値レベルを設けることによ
ってなされ、該閾値レベルは、区間数が少ない程、高く
設定される。
【0017】また、請求項5,6記載の炎感知装置で
は、積算値(例えばカウント値)の複数の閾値レベルの
各々に対応させて所定の時間区間を設定しておき、カウ
ント値がある閾値レベルに達したときにそのときまでの
時間とこの閾値レベルに対応して設定されている時間区
間とを比較して、炎の発生判断を行なう。
【0018】このとき、請求項記載のように、演算手
段は、カウンタ値がある閾値レベルに達したときに前記
時間計数手段により計数された時間が該閾値レベルに対
応して設定されている時間区間よりも短かいときに炎の
発生として判断する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る炎感知装置の一実施例のブ
ロック図である。図1を参照すると、本実施例の炎感知
装置は、紫外線センサ1と、紫外線センサ1の感度を調
整する感度調整部2と、紫外線が入射することによって
紫外線から出力される放電パルスに基づいて信号処理を
行ない、炎が発生したか否かを検出する信号処理部3
と、炎の発生が検出されたときに火災などの警報や表示
等の出力を行なう出力部4とを備えている。
【0020】図2は信号処理部3の構成例を示す図であ
り、この信号処理部3は、時間軸を所定の時間間隔で区
間に分割し、紫外線センサ1から出力される放電パルス
の個数を上記分割された区間ごとにカウント値として計
数する区間計数部5と、区間計数部5において計数のな
された各区間ごとのカウント値が保持されるカウント値
保持部6と、区間計数部5において最新の区間でカウン
ト値が計数されたときに、最新の区間で計数されたカウ
ント値とともにカウント値保持部6に保持されている過
去の区間で計数されたカウント値をも考慮して炎の発生
判断を行なう演算部7とを有している。
【0021】図3(a)乃至(d)は信号処理部3の処
理概要を示す図である。信号処理部3の区間計数部5
は、図3(a)に示すように、例えば、紫外線センサ1
からの放電パルスの個数が所定レベルに達した時点ta
で区間の分割処理を開始し、図3(b)に示すように、
この時点taから一定の時間間隔ごとに区間をT1
2,…,Tiのように時間軸に沿って分割し、図3
(c)に示すように、各区間T1,T2,…,Tiごとに
カウント値CNT1,CNT2,…,CNTiを計数する
ようになっている。この際に、最新の区間Tiでカウン
ト値CNTiが計数されているときに、カウント値保持
部6には、それ以前に計数された各区間T1,T2,…,
i-1でのカウント値CNT1,CNT2,…,CNTi-1
が例えば図4に示すように、最新の区間Tiから遡った
順に,すなわちCNTi-1,CNTi-2,…の順に保持さ
れている。
【0022】また、演算部7は、図3(d)に示すよう
に、最新の区間Tiから数えて過去のm番目の区間まで
を区間数が“m”というように区間数を規定し、例え
ば、区間数mを“1”,“2”,…,“M”と変化させ
て各区間数ごとに炎の発生判断を行なうようになってい
る。すなわち、最新の1区間Ti(m=1)のカウント
値CNTiだけに基づき炎の発生を判断し、またこれと
は別に、最新の区間Tiとその1つ前の区間Ti-1との2
つの区間(m=2)におけるカウント値CNTi,CN
i-1に基づき炎の発生を判断するというように、最大
の区間数Mまで区間数mを変化させ、各区間数m(m=
1,2,…,M)ごとに炎の発生を判断するようになっ
ている。なお、最大の区間数をMとする場合、カウント
値保持部6には、最新の区間Tiから(M−1)区間遡
った区間Ti-M+1までのカウント値が保持されていれば
良く、従って、カウント値保持部6に保持されているカ
ウント値を旧い順に消去しても良い。
【0023】また、演算部7は、区間数ごとに炎の発生
を判断する際、区間数に応じてカウント値の重み付けを
するようになっている。区間数に応じたカウント値の重
み付けをするため、信号処理部3にはさらに重み設定部
8が設けられている。
【0024】この重み付けは、例えば、区間数mに応じ
てその平均カウント値に対する炎発生判断用の閾値レベ
ルを変えることによってなされる。例えば、区間数mが
“1”のときには(すなわち1区間Tiだけの判断時に
は)、閾値レベルを大きく設定し、区間数mが“1”よ
りも大きくなるにつれて、閾値レベルを徐々に下げる。
なお、この例のように重み付けとして閾値レベルを区間
数mに応じ可変に設定した場合、強い炎が発生するとき
のように、1つの区間におけるカウント値が非常に大き
くなり、大きく設定された閾値レベルを超えるときに
は、演算部7は、区間数mが“1”における判断により
炎の発生を早期に検知できるようになっている。またこ
れとは反対に、弱い炎が長期間発生するときのように、
平均カウント値は差程大きくはないが、複数の区間にわ
たりこれが継続するときにも、演算部7は、区間数mが
“1”以上における判断により、炎の発生を検知できる
ようになっている。
【0025】ところで、本願の発明者は、上記のような
構成の炎感知装置を案出するに当り、以下の実験を試み
た。すなわち、火皿で液体燃料(例えばノルマルヘプタ
ン)を燃焼させた場合,および実際の炎に比べて安定し
て紫外線を放射すると考えられる低圧水銀ランプを点灯
した場合の各々について、紫外線センサからの放電パル
スを一定時間サンプリングし、表1,表2に示す実験結
果を得た。表1は火皿で液体燃料(ノルマルヘプタン)
を燃焼させてその炎を紫外線センサに入射させたときに
紫外線センサから出力される経過時間当りの放電パルス
の個数のカウント値を示しており、表2は低圧水銀ラン
プを点灯してその光を紫外線センサに入射させたときに
紫外線センサから出力される経過時間当りの放電パルス
の個数のカウント値を示している。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】表1からわかるように、火皿で液体燃料
(ノルマルヘプタン)を燃焼させるときには、着火後1
分(60秒)程度経過すると、放電パルス数のカウント
値の時間平均は、ほぼ一定のものに安定する。但し、カ
ウント値はその時間平均の周りにかなりのばらつきをも
っている。着火後1分(60秒)から2分(120秒)
間のカウント値を統計処理すると、4秒間当りの平均カ
ウント値は“22.1”カウント,標準偏差σは“4.
5”カウントとなった。
【0029】また、表2からわかるように、安定した光
を放射すると考えられる低圧水銀ランプにおいても、パ
ルス数のカウント値のばらつきは、火皿で液体燃料を燃
焼させた場合のカウント値のばらつきと変わらない。こ
の結果から、パルス数のカウント値のばらつきは、紫外
線センサ特有の原理的なものであって、現状ではこのよ
うなばらつきを改善することはできないことがわかっ
た。
【0030】ここで、炎感知装置を実際に製品化しよう
とする場合に、満たされなければならない規格の主な項
目としては、決められた火皿で燃焼させたときに、設定
した試験距離で一定時間(例えば15秒)以内に作動
(炎検知)することと、規格(作動距離)の2倍の距離
で作動しないこと(すなわち、30秒以上作動(炎検
知)しないこと)との2つ項目が挙げられる。
【0031】そこで、本願の発明者は、以下に示すよう
な炎の検出判断プロトコルを案出した。すなわち、炎の
検出判断プロトコルとして、1)カウント値があるレベ
ルに達した時点に開始する炎判定モードを設けること、
2)炎判定モードの開始より一定時間毎に判定区間を設
けること、3)炎判定モードは15秒よりも短かい時間
をもって1つの区間とし、カウント値が所定の閾値レベ
ル以上であるとき炎判定モードを継続させること、を案
出した。
【0032】具体的には、1つの区間を約秒程度と
し、3つの区間で炎判定モードを構成し、炎の検知判断
を行なうカウント値を各区間数ごとに重み付けする。
【0033】例えば、火皿で液体燃料を燃焼させた場合
の表1に示した実験結果に基づいて、重み付けをする場
合、第1の炎判断は、閾値レベルMAX1を{平均カウ
ント値(22.1)+3×σ(3×4.5)}≒36カ
ウントに設定し、最新の1区間において積算されたカウ
ント値がこの閾値レベルMAX1以上になったか否かに
よって行なう。
【0034】また、第2の炎判断は、閾値レベルMAX
を{〔平均カウント値(22.1)+σ(4.5)〕
×2}≒54カウントに設定し、最新の1区間と前回の
区間で積算されたカウント値が閾値レベルMAX以上
となったか否かによって行なう。すなわち、1区間当り
に換算すると、1区間当りのカウント値がMAX /2
(≒27カウント)以上となったか否かによって行な
う。
【0035】また、第3の炎判断は、閾値レベルMAX
を{平均カウント値(22.1)×3}≒66カウン
トに設定し、最新の1区間と前2回の区間で積算された
カウント値が閾値レベルMAX以上となったか否かに
よって行なう。すなわち、1区間当りに換算すると、1
区間当りのカウント値がMAX /3(≒22カウン
ト)以上となったか否かによって行なう。
【0036】そして、最新の区間におけるカウント値
が、閾値レベルMIN{例えば平均カウント値−2×
σ}以下になったときに、カウンタをクリアし、炎判定
モードを終了する。
【0037】このような炎判定モードは、図1に示した
構成の炎感知装置によって実現され、この場合、信号処
理部3の重み設定部8には、MAX1,MAX2,MAX
3,MINを重みとして、予め設定しておき、最大の区
間数Mを“3”にして演算部7で演算処理を行なわせる
ようにすれば良い。
【0038】次に図1に示した構成の炎感知装置の動作
を図5,図6のフローチャートを用いて説明する。な
お、以下では、上述したような炎判定モードが実現され
るように信号処理部3が構成されているとし、重み設定
部8には、重みとしてMAX1,MAX2,MAX3,M
INが予め設定され、演算部7では、最大の区間数Mを
“3”として演算処理がなされるものとする。また、信
号処理部3には、動作モードとして、上記炎判定モード
の他にも、装置の故障の確認を行なう確認モードが付加
されているとする。
【0039】実際の動作を行なわせるに先立って、オペ
レータは、紫外線センサ1の感度を調整して、紫外線セ
ンサ1に一定の光量の紫外線が入射するときに、紫外線
センサ1から一定個数の放電パルスが出力されるように
設定する。具体的には、この調整は、紫外線センサ1へ
の印加電圧を調節することによってなされる。このよう
な調整を終了後、ステップS1では、実際の炎感知動作
を開始するため、信号処理部3を初期化する。例えば所
定のカウンタ,カウント値保持部6をクリアし、また区
間番号iを“1”に初期設定する。
【0040】しかる後、ステップS2では、動作モード
が確認モードか否かを判断する。確認モードであるとき
には、ステップS3,S4において、紫外線センサ1か
らの放電パルスの個数を所定期間カウントし、ステップ
S5で、そのカウント値に対するランクを出力する。な
お、上記期間としては、炎判定モード時に使用される区
間の長さを用いることができる。
【0041】次いで、ステップS6では、上記ランクが
適正であるか否かを判断し、適正であるときには、ステ
ップS7において出力部4にその旨を通知し、例えばL
EDを点灯させて再びステップS3に戻る。これに対
し、ステップS6でランクが適正なものではないと判断
され、カウント値が例えば“0”の状態にあるときに
は、ステップS8において故障カウンタを“1”だけ歩
進させ、ステップS9において、故障カウンタのカウン
ト値が所定のレベル(故障レベル)に達したか否かを判
断する。この結果、故障カウンタのカウント値が故障レ
ベルに達したときには、ステップS10において故障で
ある旨を出力部4に通知する。これにより出力部4では
故障用のLEDを点灯させ、また故障出力を行なう。
【0042】一方、ステップS2において、動作モード
が確認モードではなく、炎判定モードであると判断され
たときには、ステップS11において、紫外線センサ1
からの放電パルスの個数を所定期間,すなわち1つの区
間Ti内でカウントし、図6に示す炎判断処理を行な
う。
【0043】すなわち、現在、1つの区間Tiでカウン
トされた放電パルスの個数がカウント値CNTiとして
得られた場合、ステップS12では、今回の1区間Ti
におけるカウント値CNTiが閾値レベルMAX1よりも
大きいか否かを判断し、MAX1よりも大きいときに
は、ステップS20で、炎を検知した旨を出力する。
【0044】これに対し、ステップS12において、今
回の区間Tiにおけるカウント値CNTiが閾値レベルM
AX1よりも小さいときには、ステップS13に進み、
今回の1区間Tiだけでなく、前回の区間Ti-1において
すでにカウントされカウント値保持部6に保持されてい
るカウント値CNTi-1をも考慮して判断をする。すな
わち、ステップS13では、今回の区間Tiと前回の区
間Ti-1との合計カウント値(CNTi+CNTi-1)が
閾値レベルMAX2よりも大きいか否かを判断し、閾値
レベルMAX2よりも大きいときには、ステップS20
で、炎を検知した旨を出力する。
【0045】これに対し、ステップS13において、合
計カウント値(CNTi+CNTi-1)が閾値レベルMA
2よりも小さいときには、さらにステップS14に進
み、今回の1区間Tiと前回の区間Ti-1のみならず、前
々回の区間Ti-2においてすでにカウントされカウント
値保持部6に保持されているカウント値CNTi-2をも
考慮して判断をする。すなわち、ステップS14では、
今回の区間Tiと前回の区間Ti-1と前々回の区間Ti-2
との合計カウント値(CNTi+CNTi-1+CN
i-2)が閾値レベルMAX3よりも大きいか否かを判断
し、閾値レベルMAX3よりも大きいときには、ステッ
プS20で、炎を検知した旨を出力する。
【0046】これに対し、ステップS12,S13,S
14のいずれにおいても、カウント値CNTi,(CN
i+CNTi-1),(CNTi+CNTi-1+CN
i-2)がそれぞれ閾値レベルMAX1,MAX2,MA
3よりも小さいときには、炎であるとの検知はなされ
ず、ステップS15に進む。ステップS15では、今回
の区間Tiにおけるカウント値CNTiが閾値レベルMI
Nよりも小さいか否かを判断し、カウント値CNTi
閾値レベルMINよりも小さくないときには、ステップ
S16において、今回のカウント値CNTiをカウント
値保持部6にセーブし、炎判定モードを継続するため、
区間番号iを“1”歩進させて再びステップS11に戻
る。これにより、次回の区間Ti+1についても同様の処
理がなされる。
【0047】これに対し、ステップS15において、今
回の区間Tiにおけるカウント値CNTiが閾値レベルM
INよりも小さいときには、炎の発生ではないと判断
し、ステップS17においてカウンタ並びにカウント値
保持部6をクリアし、通常モードに復帰する。
【0048】図7(a)乃至(d),図8(a)乃至
(d)は上記処理の具体例を示す図である。
【0049】図7(a)乃至(d)は強い炎が短時間発
生した場合の処理例を示す図であり、紫外線センサ1か
ら放電パルスが図7(a)のように出力されると、図7
(b)に示すように、炎判定モードが開始し、炎判定モ
ードの開始時から秒毎の間隔で図7(c)に示すよう
に、区間T,T,Tが設定される。この場合に、
紫外線センサ1からの放電パルスは主に最新の区間T
において検出され、この際に、放電パルスは所定時間当
りの個数が多く、この区間Tにおけるカウント値CN
は閾値レベルMAXを超えるので、図7(d)に
示すように、炎として検出され、その旨の出力がなされ
る。
【0050】また、図8(a)乃至(d)は弱い炎が長
時間発生した場合の処理例を示す図である。この場合に
は、図8(a)乃至(c)からわかるように、紫外線セ
ンサ1からの放電パルスは所定時間当りの個数は少ない
ものの、最新の区間T3,その1つ前の区間T2,前々回
の区間T1にわたって継続して検出され、合計カウント
値(CNT3+CNT2+CNT1)が閾値レベルMAX3
を超えるので、図8(d)に示すように、炎として検出
され、その旨の出力がなされる。
【0051】このように上述の例においては、最新の区
間T3におけるカウント値CNT3が閾値レベルMAX1
を超えたとき、または1つ前の区間T2をも含めたカウ
ント値(CNT3+CNT2)が閾値レベルMAX2を超
えたとき、または前々回の区間T1をも含めたカウント
値(CNT3+CNT2+CNT1)が閾値レベルMAX3
を超えたときのいずれの場合にも炎を検出するようにな
っている。これによって、強い炎が短時間発生するとき
にも、図7(d)に示したように、これを早期に検出で
きる。また、所定時間当りのカウント値が炎とみなせる
か否か不明である場合にも、過去の区間におけるカウン
ト値をも考慮し炎判断時間を長くとることによって、こ
れが炎であるか否かを信頼性良く確実に判断することが
できる。従って、弱い炎が長時間発生する場合にも、図
8(d)に示したようにこれを炎として確実に検出でき
る。このように、火災時等に発生する炎の状態が燃焼条
件や環境の影響等によって変わる場合にも、これを確実
にかつ早期に検出できる。
【0052】この際に、過去の区間T2,T1におけるカ
ウント値CNT2,CNT1は、カウント値保持部6に保
持されており、上述の例では、これらと現在の区間T3
におけるカウント値CNT3との単純な和をとることに
よって過去の区間T2,T1のカウント値CNT2,CN
1を考慮した判断がなされているが、単純な和に限ら
ず、現在の区間T3におけるカウント値CNT3と過去の
区間T2,T1のカウント値CNT2,CNT1との傾向を
調べて炎の判断を行なうことも可能である。
【0053】また、上述の例では、1区間T3だけで判
断するときの閾値レベルMAX3,2つの区間T3,T2
で判断するときの閾値レベルMAX2,3つの区間T3
2,T1で閾値レベルMAX3をそれぞれ可変とし、判
断する区間数でカウント値の重み付けをすることによっ
て(具体的には、区間数が少ないほど閾値レベルを高く
することによって)放電パルスにばらつきが多い場合に
も、確率的に確実な炎判断を行なうことができる。
【0054】なお、上述の例では、カウント値があるレ
ベルに達したときに炎判定モードを開始させるようにし
ているが、放電パルスが1個発生したときに炎判定モー
ドを開始させるようにしても良い。
【0055】また、閾値レベルMAX3,MAX2,MA
1の値については、これを表1に示す実験結果に基づ
き、その平均カウント値と標準偏差σとにより所定の値
に設定したが、これに限らず、これらを任意所望の値に
設定することが可能である。また、上述した第2の炎判
断では、2つの区間で積算した結果のカウント値がMA
2以上となったか否かにより判断を行なっているが、
これのかわりに、2つの連続した各区間でのカウント値
がいずれもMAX2/2以上であるか否かにより判断を
行なっても良い。同様に第3の炎判断においても、3つ
の連続した各区間でのカウント値がいずれもMAX3
3以上であるか否かにより判断を行なっても良い。
【0056】さらに、上述の例では、最大の区間数Mを
“3”とし、3つの区間を用いて判断を行なっている
が、最大の区間数Mを“2”としても良いし、あるいは
“3”以上にしても良い。また、上述の例では、各区間
を同じ時間間隔で分割したが、各区間を異なった時間間
隔で分割するようにしても良い。例えば、交互に異なる
時間間隔で分割しても良い。
【0057】また、信号処理部3を図2のかわりに、図
9のように構成することもできる。図9に示す信号処理
部3は、紫外線センサ1から出力される放電パルスの個
数をカウント値として計数するカウント値計数部15
と、カウント値に対して複数の所定の閾値レベルが設定
されている閾値レベル部16と、カウント値計数部15
がカウント値の計数を開始した時点から時間を計数する
時間計数部19と、上記複数の閾値レベルの各々に対応
させて所定の時間区間が設定されている時間区間設定部
20と、カウント値がある閾値レベルに達したときに時
間計数部19により計数された時間とこの閾値レベルに
対応して設定されている時間区間とを比較し、この比較
結果に基づいて炎の発生判断を行なう演算部17とを有
している。
【0058】信号処理部3がこのような構成になってい
る場合の動作について説明する。いま、図10に示すよ
うに、複数の所定の閾値レベルとして、例えば前述した
ような3つの閾値レベルMAX(カウント値“3
2”),MAX(カウント値“54”),MAX
(カウント値“66”)が閾値レベル部16に予め設
定され、また、各閾値レベルMAX,MAX,MA
に対応させて例えば時間区間T秒),T
秒),T12秒)が時間区間設定部20に予
め設定されているとする。
【0059】カウント値計数部15は、例えば、紫外線
センサ1から出力される放電パルスの個数が単位当り所
定値以上となったときに、カウント値CNTの計数を開
始する。カウント値の計数が開始すると、これと同時
に、時間計数部19による時間tの計数が開始する。
【0060】カウント値CNTの計数において、カウン
ト値CNTが閾値レベルMAX(“32”)に達した
ときには、第1の段階として、演算部17は、これまで
に要した時間tを時間計数部19から得て、この時間t
が閾値レベルMAX(“32”)に対応して設定され
ている時間区間T秒)よりも短かいか否かを比較
する。この結果、時間区間T秒)よりも短かいと
きには、短時間のうちに(この例では秒以内のうち
に)紫外線センサ1から所定個数のパルスが出力された
ので、炎の発生を判断し、警報等を出力して処理を終了
する。
【0061】これに対し、時間tが時間区間T
秒)よりも短かくないときには、この段階では、炎の発
生との判断はなされず、引き続き、カウント値CNTの
計数と時間tとの計数を続行させる。これにより、カウ
ント値CNTが次の閾値レベルMAX(“54”)に
達したときには、第2の段階として、演算部17は、同
様にして、これまでに要した時間tが閾値レベルMAX
(“54”)に対応して設定されている時間区間T
秒)よりも短かいか否かを比較する。この結果、時
間区間T秒)よりも短かいときには、炎の発生を
判断し、警報等を出力して処理を終了する。
【0062】これに対し、時間tが時間区間T
秒)よりも短かくないときには、この段階では、炎の発
生との判断はなされず、さらに引き続き、カウント値C
NTの計数と時間tとの計数を続行させる。これによ
り、カウント値CNTが次の閾値レベルMAX(“6
6”)に達したときには、第3の段階として、演算部1
7は、同様にして、これまでに要した時間tが閾値レベ
ルMAX(“66”)に対応して設定されている時間
区間T12秒)よりも短かいか否かを比較する。こ
の結果、時間区間T12秒)よりも短いときには、
ある一定時間継続して紫外線センサ1から所定個数のパ
ルスが出力されたと判断し、炎の発生を判断し、警報等
を出力して処理を終了する。
【0063】これに対し、時間tが時間区間T12
秒)よりも短かくないときには、最終的に炎の発生と判
断せず、従って警報等を出力せずに全ての処理を終了
し、初期状態に戻る。
【0064】このように、図9の信号処理部によって
も、図2の信号処理部と同様に、火災時等に発生する炎
の状態が燃焼条件や環境の影響等によって変わる場合に
も、これを確実にかつ早期に検出できる。具体的には、
強い炎が短時間発生するときには、上記第1の段階にお
いてこれを確実にかつ早期に検出することができ、ま
た、弱い炎が長時間発生する場合にも、第2,第3の段
階において、これを確実に検出することができる。
【0065】ところで、以上の説明からもわかるよう
に、図9の信号処理部は図2の信号処理部3に対し、2
つのパラメータ,すなわちカウント値CNTと時間tと
の機能が逆になっている。すなわち、図2の信号処理部
では、時間軸を区間に分割し、区間内のカウント値が所
定の閾値レベルに達したか否かにより判断を行なってい
るのに対し、図9の信号処理部では、カウント値を閾値
レベルに分割し、カウント値が閾値レベルとなったとき
の時間が時間区間よりも短かいか否かにより判断を行な
っている。
【0066】このように、カウント値CNTと時間tと
の機能を逆にすることにより、図9の信号処理部では、
さらに、図2の信号処理部に比べて、より早期に炎の発
生を検出することが可能となる。すなわち、図2の信号
処理部では、例えば強い炎が短時間に発生する場合にも
一定の時間区間(秒間)を待った後でなければ、炎の
発生が検出されないが、図9の信号処理部では、上記の
ような場合、一定の時間区間(秒間)の経過を待たず
に、この時間区間内において、カウント値が所定の閾値
レベルに達した時点で炎の発生を検出することができ
る。
【0067】なお、上述の実施例では、炎感知用のセン
サとして紫外線センサを用いたが、紫外線センサ以外の
センサが用いられる場合であっても本発明を適用するこ
とができる。また、センサから出力される信号がパルス
以外のものであっても適用することができ、この場合に
は、上述したようなカウンタ値の計数は、より広義に、
信号を積算するものとして捉えることができる。
【0068】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1,2,4
記載の炎感知装置によれば、時間軸を所定の時間間隔で
区間に分割して、センサから出力される信号を区間ごと
に積算し、最新の区間で積算がなされたときに、演算手
段では、最新の区間での積算値とともに、過去の区間で
の積算値をも考慮して炎の発生判断を行なうようになっ
ているので、火災時等に発生する状態が燃焼条件や環境
の影響等によって変わる場合にも、これを確実に検出す
ることができる。すなわち、最新の区間のみを区間数が
“1”、最新の区間から数えて過去のm番目の区間まで
を区間数が“m”というように、区間数を規定し、区間
数ごとに積算値が求め、該積算値に基づき区間数ごとに
炎の発生判断を行ない、この際、区間数ごとに求められ
た積算値は、その区間数に応じて重み付けされるように
なっているので、所定時間当りの積算値が異常に大きい
ときには、区間数が“1”での判断で強い炎が発生した
ことを早期に検出することができ、また、所定時間当り
の積算値が差程大きくはなく、炎の発生か否かを判断し
にくいときにも、区間数が“1”以上の長時間にわたる
判断で、これが炎の発生であるか否かを確実に検出する
ことができる。このように、区間数ごとに求められた積
算値は、その区間数に応じて重み付けがなされているの
で、積算値にばらつきが多い場合でも、確率的に確実な
判断を行なうことができる。
【0069】また、請求項3記載の炎感知装置によれ
ば、さらに、過去の区間での積算値を保持する保持手段
が設けられており、過去の区間での積算値が、保持手段
に新しい区間のものから順に保持され、演算手段によっ
て読出されるようになっている場合には、過去の区間で
の積算値に対する処理を任意所望の仕方で容易に行なう
ことができ、現在の区間における積算値との和や傾向を
みて、正確な炎の発生判断を行なうことができる。
【0070】
【0071】
【0072】また、請求項5,6,7記載の炎感知装置
によれば、積算値の複数の閾値レベルの各々に対応させ
て所定の時間区間を設定しておき、積算値がある閾値レ
ベルに達したときにそのときまでの時間とこの閾値レベ
ルに対応して設定されている時間区間とを比較して、炎
の発生判断を行なうようになっているので、炎の発生を
確実にかつ一層早期に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る炎感知装置の一実施例のブロック
図である。
【図2】信号処理部の構成例を示す図である。
【図3】(a)乃至(d)は信号処理部の処理概要を示
す図である。
【図4】カウント値保持部の構成例を示す図である。
【図5】図1に示す炎感知装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【図6】図1に示す炎感知装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【図7】(a)乃至(d)は強い炎が短時間発生した場
合の処理例を示す図である。
【図8】(a)乃至(d)は弱い炎が長時間発生した場
合の処理例を示す図である。
【図9】信号処理部の他の構成例を示す図である。
【図10】閾値レベル部および時間区間設定部の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 紫外線センサ 2 感度調整部 3 信号処理部 4 出力部 5 区間計数部 6 カウント値保持部 7 演算部 8 重み設定部 15 カウント値計数部 16 閾値レベル部 17 演算部 19 時間計数部 20 時間区間設定部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間軸を所定の時間間隔で区間に分割
    し、センサから出力される信号を区間ごとに積算する積
    算手段と、積算手段により最新の区間で積算値が求めら
    れたときに、最新の区間での積算値とともに、過去の区
    間での積算値をも考慮して炎の発生判断を行なう演算手
    段とを備えており、前記演算手段は、最新の区間のみを
    区間数が“1”、最新の区間から数えて過去のm番目の
    区間までを区間数が“m”というように、区間数を規定
    し、区間数ごとに積算値を求め、該積算値に基づき、区
    間数ごとに炎の発生判断を行なうようになっており、こ
    の際、区間数ごとに求められた積算値はその区間数に応
    じて重み付けがなされるようになっていることを特徴と
    する炎感知装置。
  2. 【請求項2】 前記積算手段は、センサから出力される
    信号がパルスである場合に、該パルスの個数の区間ごと
    のカウント値を積算値として計数するようになっている
    ことを特徴とする請求項1記載の炎感知装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の炎感知装置において、さ
    らに、過去の区間での積算値を保持する保持手段が設け
    られており、過去の区間での積算値は、保持手段に新し
    い区間のものから順に保持され、前記演算手段によって
    読出されるようになっていることを特徴とする炎感知装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項記載の炎感知装置において、前
    記重み付けは、積算値に対して閾値レベルを設けること
    によってなされ、該閾値レベルは、区間数が少ない程、
    高く設定されるようになっていることを特徴とする炎感
    知装置。
  5. 【請求項5】 センサから出力される信号を積算する積
    算手段と、前記積算手段が積算を開始した時点から時間
    を計数する時間計数手段と、積算値の複数の閾値レベル
    の各々に対応させて所定の時間区間が設定されている時
    間区間設定手段と、積算値がある閾値レベルに達したと
    きに前記時間計数手段により計数された時間と該閾値レ
    ベルに対応して設定されている時間区間とを比較し、該
    比較結果に基づいて炎の発生判断を行なう演算手段とを
    備えていることを特徴とする炎感知装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の炎感知装置において、
    記積算手段は、センサから出力される信号がパルスであ
    る場合に、該パルスの個数の区間ごとのカウント値を積
    算値として計数するようになっていることを特徴とす
    感知装置。
  7. 【請求項7】 請求項記載の炎感知装置において、前
    記演算手段は、積算値がある閾値レベルに達したときに
    前記時間計数手段により計数された時間が該閾値レベル
    に対応して設定されている時間区間よりも短かいときに
    炎の発生として判断するようになっていることを特徴と
    する炎感知装置。
JP3254657A 1991-06-15 1991-09-05 炎感知装置 Expired - Fee Related JP2606767B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3254657A JP2606767B2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 炎感知装置
US07/897,364 US5227640A (en) 1991-06-15 1992-06-11 Apparatus for detecting a flame using weighted time intervals
GB9212580A GB2256922B (en) 1991-06-15 1992-06-12 Flame detecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3254657A JP2606767B2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 炎感知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0567280A JPH0567280A (ja) 1993-03-19
JP2606767B2 true JP2606767B2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=17268056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3254657A Expired - Fee Related JP2606767B2 (ja) 1991-06-15 1991-09-05 炎感知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2606767B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT392465B (de) * 1989-05-31 1991-04-10 Steirische Magnesit Ind Ag Verfahren zum herstellen von klinkern

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62100620A (ja) * 1985-10-28 1987-05-11 Nittan Co Ltd 感知装置
JP2565910B2 (ja) * 1987-07-16 1996-12-18 能美防災株式会社 火災警報装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0567280A (ja) 1993-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7551096B2 (en) Multi-sensor device and methods for fire detection
JP3860635B2 (ja) 煙粒子識別機能付き火災報知システム
US20140145851A1 (en) Apparatus and method for detecting fires
JPH06295394A (ja) 状態感知装置
JPH0438302B2 (ja)
JP2606767B2 (ja) 炎感知装置
JP3684573B2 (ja) 光電センサ
JP2839407B2 (ja) 炭酸ガス濃度検知装置
JP2004117250A (ja) 物体検出方法および物体検出装置
JP4527326B2 (ja) 炎検出装置
JP2021131249A (ja) 光検出システムおよび放電確率算出方法
JP2008298653A (ja) 光電センサ
JP3835219B2 (ja) 距離測定装置
JPS6292097A (ja) 煙検出装置
JPH0896967A (ja) 赤外線式人体検知装置
JPH0964713A (ja) タッチキー
JP2878548B2 (ja) 煙感知器回路
JPH09284116A (ja) 検出スイッチ
JP3015906B2 (ja) 防犯システム
JP2021131250A (ja) 光検出システムおよび放電確率算出方法
JP3401816B2 (ja) 光電スイッチ
JPH04148495A (ja) 火災警報装置
JP3447861B2 (ja) 光電スイッチ
JP2023131233A (ja) 火災感知器
JP2018165953A (ja) 火災警報器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110213

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees